JP2006073605A - マイクロレンズの形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来よりも高いエッチングレートにより,より大きいレンズ面積のマイクロレンズを形成することができる。
【解決手段】 基板上に形成されたレンズ材料層130上に所定のレンズ形状を有するマスク層142が形成された被処理体に対してエッチング処理を行う。この場合の処理ガスとしてはフッ素原子を含み炭素原子を含まないガス例えばSFガスと,フッ素原子の数に対する炭素原子の数の比が0.5より大きいフルオロカーボン系ガス例えばCとを含み,酸素ガスを含まない混合ガスを用いる。これにより,レンズ材料層とマスク層とをエッチングして,レンズ材料層にマスク層のレンズ形状を転写してマイクロレンズ132を形成する。
【選択図】 図3

Description

本発明は,固体撮像素子などに用いられるマイクロレンズの形成方法に関する。
マイクロレンズは,例えばCCD(Charge Coupled Device)やCMD(Charge Modulation Device)等を用いた固体撮像素子や液晶表示素子などのオンチップレンズ等として用いられる。このようなマイクロレンズは,一般に次のような方法によって形成される。例えば図13(a)に示すように,レンズの材料例えばi線系の光透過性樹脂からなる有機膜により構成されたレンズ材料層10の上に,所定のレンズ形状に形成されたレジスト膜よりなるマスク層20を形成する。そして,これらマスク層20とレンズ材料層10とを,エッチングすることにより,マスク層20のレンズ形状をレンズ材料層10に転写する。これにより,図13(b)に示すようなマイクロレンズ12が形成される。
このようなマイクロレンズを使用する固体撮像素子などでは,その小型化の要請に伴って各画素の面積も小さいものが要求されるため,各画素への入射光量が減少し,感度が低下する。このため,マイクロレンズのレンズ面積をより大きくして集光点に光をより多く集めることが要請される。それには,各マイクロレンズのレンズ面積ができる限り広くなるようなレンズ形状,例えば各マイクロレンズのレンズ幅がより大きく,隣接するレンズ同士間の距離A(図13(b)参照)がより狭いレンズ形状が要求される。
そこで,従来は例えばCFガスを処理ガスとして用いて,上記マスク層20とレンズ材料層10とをエッチングすることにより,できる限りレンズ間距離Aが狭くなるようなレンズ形状のマイクロレンズを形成していた(例えば特許文献1,2参照)。
特開平10−148704号公報 特開平2002−110952号公報 特開平2000−164837号公報
しかしながら,CFガスを処理ガスとする従来の方法では,エッチングレートが遅いので,エッチング処理に時間がかかるという問題があった。このため,マイクロレンズの生産性を向上させるには限界があった。しかも,マイクロレンズのレンズ面積をより拡大してレンズ間距離Aをより狭くしようとすれば,より多くのエッチング時間がかかるため,従来の方法ではエッチング時間を短くしながら,レンズ面積を拡大することはできなかった。
このような従来の方法であっても,エッチングレートだけに注目すれば,例えばCFガスの流量などエッチング処理時のパラメータを変えることにより,エッチングレートを高くすることは可能である。ところが,エッチングレートが高くなるようにエッチング処理時のパラメータを変えると,結果として得られるマイクロレンズのレンズ面積はかえって小さくなり,レンズ間距離Aも広がってしまうなど,レンズ形状の特性はかえって悪化してしまうという問題があった。
ここで,実際にエッチング処理時のパラメータを変化させて実験を行った結果について図14を参照しながら説明する。図14はエッチング処理時の種々のパラメータを変化させた場合におけるエッチングレートとレンズ間距離の変化の傾向を示したものである。エッチングレートに関係するエッチング処理時のパラメータとしては,例えば処理室内圧力,電極へ印加する高周波電力,載置台の温度,CFガスの流量,CFガスへ添加する他のガス(CHF,COなど)との流量比などが挙げられる。図14において,エッチングレートについては例えば矢印が斜め上方向を向いている場合にエッチングレートが高くなる傾向にあることを示している。またレンズ間距離Aについては例えば矢印が斜め上方向を向いている場合にレンズ幅が小さくなりレンズ間距離Aが広がる傾向にあることを示している。
図14によれば,上記高周波電力を高くした場合と上記CFガスの流量を増加した場合に,エッチングレートが高くなる傾向にあるものの,いずれの場合にも,レンズ間距離Aについてはかえって広がってしまう傾向にあることがわかる。これはCFガスを処理ガスとして用いる場合には,例えば処理ガスの流量や処理室内圧力などのパラメータを変えてエッチング処理を行っても,CFガスがプラズマ化して解離した場合の解離生成物のうち,マスク層20とレンズ材料層10とのエッチング種として作用するFと,堆積種として作用するC等とのバランスを適切に制御することができないことが主な要因の1つと考えられる。
このように,CFガスを処理ガスとする従来の方法では,エッチングレートとレンズ面積とはトレードオフの関係にあるため,エッチングレートをより高くして,さらにレンズ面積についても拡大させることはできない。
なお,特許文献3では,処理ガスとしてCFではなくSFを用いてマイクロレンズを形成する方法が記載されている。ところが,特許文献3における処理ガスには,Oガスも含まれているため,結果として得られるレンズはレンズ幅が小さくレンズ面積はかえって小さいものになってしまう。これは例えば上記処理ガスがプラズマ化して解離した場合の解離生成物のうち,酸素Oが有機膜であるレジスト膜のエッチングを促進するので,レジスト膜のレンズ形状自体が小さくなってしまうことから,このレンズ形状からレンズ材料層に転写されるレンズ形状についても小さくなってしまうことが主な要因の1つと考えられる。この点,上記特許文献1,2の処理ガスにも,Oガスが含まれているので,特許文献3の場合と同様に,結果として得られるレンズのレンズ面積はかえって小さくなってしまう問題がある。
そこで,本発明は,このような問題に鑑みてなされたもので,その目的とするところは,従来よりも高いエッチングレートにより,より大きいレンズ面積のマイクロレンズを形成することができるマイクロレンズの形成方法を提供することにある。
上記課題を解決するために,本発明のある観点によれば,基板上に形成されたレンズ材料層上に所定のレンズ形状を有するマスク層が形成された被処理体に対して所定の処理ガスを用いてエッチング処理を行うことにより,前記レンズ材料層と前記マスク層とをエッチングして,前記レンズ材料層に前記マスク層のレンズ形状を転写してレンズを形成するマイクロレンズの形成方法であって,前記処理ガスは,フッ素原子を含み炭素原子を含まないガスと,フッ素原子の数に対する炭素原子の数の比が少なくとも0.5より大きいフルオロカーボン系ガスとを含み,酸素ガスを含まない混合ガスであることを特徴とするマイクロレンズの形成方法が提供される。上記フッ素原子を含み炭素原子を含まないガスは,例えばSFガス,NFガスのいずれかである。上記フルオロカーボン系ガスは,フッ素原子の数に対する炭素原子の数の比が0.7より小さいことが好ましい。この場合,上記フルオロカーボン系ガスは,例えばCガス,Cガス,Cガスの群から選択される少なくとも1種である。また,上記レンズ材料層は例えば光透過性有機膜であり,上記マスク層は例えばレジスト膜である。
このような本発明においては,処理ガスとして,フッ素原子を含み炭素原子を含まないガス例えばSFガスと,フッ素原子の数に対する炭素原子の数の比が0.5より大きいフルオロカーボン系ガス例えばCガスとの混合ガスを用いるため,CFガスを処理ガスとする従来の方法に比してエッチング種として作用するフッ素ラジカルがリッチの雰囲気でエッチング処理が行われるとともに,堆積種として作用するC等はマスク層のレンズ形状の周縁領域に程よく堆積していく。これにより,エッチングレートを従来以上に高くすることができるとともに,エッチングが進行するに連れてレンズ形状はその裾が広がっていき,レンズ面積も大きくすることができる。
このように,本発明の処理ガスを用いれば,そのガス流量や流量比を制御することにより,エッチング種として作用するFと堆積種として作用するC等とのバランス制御を適切に行うことができるため,エッチングレートを従来よりも高くしつつ,結果として得られるマイクロレンズの形状特性についても向上させることができる。
なお,上記処理ガスは,酸素ガスを含まないので,酸素ラジカルによりレジスト膜のレンズ形状自体が小さくなり,レンズ材料層に転写されるレンズ形状も小さくなってしまうという不都合を回避することができる。
また,上記処理ガスは,さらにフルオロカーボン系ガス,ハイドロフルオロカーボン系ガス,Nガス,不活性ガスの群から選択される少なくとも1種を含むようにしてもよい。これらのガスを処理ガスに含めてその流量や流量比を制御することにより,エッチング種と堆積種とのバランス制御をより細かく行うことができる。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,基板上に形成された光透過性有機膜からなるレンズ材料層上に所定のレンズ形状を有するマスク層が形成された被処理体に対して所定の処理ガスを用いてエッチング処理を行うことにより,前記レンズ材料層と前記マスク層とをエッチングして,前記レンズ材料層に前記マスク層のレンズ形状を転写してレンズを形成するマイクロレンズの形成方法であって,前記処理ガスは,SFガスに,Cガス,Cガス,Cガスの群から選択される少なくとも1種を混合したガスであることを特徴とするマイクロレンズの形成方法が提供される。また,上記処理ガスは,酸素ラジカルの作用により,結果としてレンズ形状が小さくなってしまう不都合を回避するために,酸素ガスを含まないことが好ましい。また,上記マスク層は,例えばレジスト膜である。
また,上記処理ガスが前記SFガスと前記Cガスとの混合ガスの場合には,前記SFガスと前記Cガスとの体積混合比(SFガス:Cガス)は1:1〜1:4であることが好ましい。上記処理ガスが前記SFガスと前記Cガスとの混合ガスの場合には,前記SFガスと前記Cガスとの体積混合比(SFガス:Cガス)は1:0.4〜1:0.8であることが好ましい。上記処理ガスが前記SFガスと前記Cガスとの混合ガスの場合には,前記SFガスと前記Cガスとの体積混合比(SFガス:Cガス)は1:0.2〜1:1.1であることが好ましい。
本発明の処理ガスを構成するSFガスとCガス等との体積混合比を上記のような範囲で設定することにより,従来よりも高いエッチングレートで,かつレンズ面積が従来よりも大きなマイクロレンズを形成することができる。
なお,本明細書中1mTorrは(10−3×101325/760)Pa,1sccmは(10−6/60)m/secとする。
本発明にかかるマイクロレンズの形成方法によれば,エッチングレートを従来よりも高くすることができ,しかもレンズ形状の特性についても向上させることができる。これにより,従来よりもマイクロレンズの生産性を向上させることができ,しかもレンズ間距離が極めて小さく,レンズ面積の大きいマイクロレンズを形成することができる。
以下に添付図面を参照しながら,本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお,本明細書及び図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(固体撮像素子の構成例)
先ず,本発明の実施形態にかかるマイクロレンズの形成方法により形成されるマイクロレンズを備えた固体撮像素子の構成例について図1を参照しながら説明する。固体撮像素子100は,表面部に行列状に並ぶ感光部121を備えた半導体基板102を有する。感光部121に入射した光はフォトダイオードによって光電変換される。
上記半導体基板102の上層側に配設される感光部121以外の領域には,例えばポリシリコンよりなり転送電極を構成する導電膜122が設けられている。この導電膜122の上側の領域には例えばアルミニウムよりなる遮光膜123が形成されている。上記遮光膜123は,感光部121へ光を入射させながら,導電膜122への光の入射を抑えるためのものである。このため,遮光膜123の感光部121に対応する領域には,光を入射させるための開口部が形成されている。このような遮光膜123の上には,例えばポリイミド系やポリスチレン系の樹脂等よりなる平坦化膜124が形成されている。
上記平坦化膜124の上にはカラーフィルタ層125が形成されている。このカラーフィルタ層125の上層であって,それぞれの感光部121と対応する領域には,例えばi線系の光透過性樹脂からなる有機膜で構成されるマイクロレンズ132が形成されている。このマイクロレンズ132は,感光部121へ光を集光させるためのものである。マイクロレンズ132は,より広範囲の光を集めるために,平面的な大きさが感光部121よりも大きくなるように形成されている。このようなマイクロレンズ132は,例えば格子状配列を45度回転させた配列の場合もある。
(マイクロレンズの形成方法)
次に,本発明の実施形態にかかるマイクロレンズの形成方法について図面を参照しながら説明する。図2はマクロレンズを形成するためのエッチング処理を施す膜構造の構成例を示す。図3は上記エッチング処理によりマイクロレンズが形成される過程を示す図である。
図2に示す膜構造は以下のように形成される。先ず,固体撮像素子100の半導体基板102上に感光部121を形成した後,導電膜122と遮光膜123とを形成する。次いで平坦化膜124とカラーフィルタ層125とをこの順序で形成する。そして,カラーフィルタ層125の上層にレンズ材料層130を例えば化学気相成長法(CVD)によって例えば1μmの厚さで形成する。このレンズ材料層130としては,光透過性の有機膜から構成される。具体的には例えばi線系,g線系,アクリル系,COMA系,アクリル系とCOMA系の複合体系,F系などのレジストとして使用される光透過性樹脂からなる有機膜が挙げられる。レンズ材料層130を構成するレンズ材料膜としては上記有機膜には限られず,例えばSi膜などの無機系膜や有機材無機材の複合膜であってもよい。
さらに,レンズ材料層130の上層に例えばkrfレジスト膜やi線レジスト膜よりなるマスク層142を所定のレンズ形状に形成する。マスク層142を所定のレンズ形状に形成する工程としては,具体的には例えばマスク層142を形成した後,フォトリソグラフィ工程などによりパターンニングし,次いで熱処理してレンズ形状に加工する。
こうして形成された図2に示す膜構造に対して本実施形態にかかるエッチング処理を施す。すなわち,マスク層142とレンズ材料層130とを同時にエッチングすることにより,マスク層142のレンズ形状をレンズ材料層130に転写する。これにより,図3に示すような過程を経て,図1に示すような所定形状のマイクロレンズ132が形成される。
本実施形態にかかるエッチング処理では,処理ガス(エッチングガス)として,フッ素原子を含み炭素原子を含まないガスと,フルオロカーボン系ガスとを含む混合ガスを用いる。フッ素原子を含み炭素原子を含まないガスとしては例えばSF,NFが挙げられる。上記フルオロカーボン系ガスは,少なくともフッ素原子の数に対する炭素原子の数の比が少なくとも0.5より大きいことが好ましいが,フッ素原子の数に対する炭素原子の数の比が0.7より小さいことがより好ましい。このようなフルオロカーボン系ガスを処理ガスに混合することにより,後述するようにマスク層142とレンズ材料層130とのエッチング種として作用するFラジカルと,堆積種として作用するC,CFラジカル等とのバランス制御が容易になるからである。この種のフルオロカーボン系ガスとしては,例えばCガス,Cガス,Cガスが挙げられる。これらのフルオロカーボン系ガスは,1種だけ混合してもよく,2種以上を組合せて混合してもよい。
このような処理ガスを用いた本実施形態にかかるエッチング処理では,例えばSFガスとCガスとを混合した処理ガスから解離した解離生成物中のFが,マスク層142とレンズ材料層130とのエッチング種として作用するとともに,C,CF,CF,CFラジカル等が堆積種としてそれぞれ作用する。従って,Fによるエッチングと,C等による堆積とが同時に行われながらエッチングが進行していく。
この場合,処理ガスとしてフッ素原子を含み炭素原子を含まないガスと,フッ素原子の数に対する炭素原子の数の比が0.5より大きいフルオロカーボンガスとを用いることから,CFガスを処理ガスとする従来の方法に比してフッ素ラジカルリッチの雰囲気でエッチング処理が行われる。これにより,エッチングレートを従来以上に高くすることができる。
しかも,上記C等は堆積種として作用し,マスク層142のレンズ形状の周縁領域に堆積していく。このため,図3(a),(b),(c)とエッチングが進行するに連れて,レンズ形状はその裾が広がっていき,レンズ面積も大きくなっていく。こうして,マスク層142がレンズ材料層130に転写されることによって,図3(d)に示すようにレンズの中央領域の曲率はマスク層142のレンズ形状と同じであって,レンズ面積の大きいマイクロレンズ132を,従来以上に高いエッチングレートにより形成することができる。
また,上記処理ガスには,さらに例えばCF,C,Cなどのフルオロカーボン系ガス,ハイドロフルオロカーボン系ガス,COガス,COガス,Nガス,不活性ガスを添加ガスとして加えてもよい。これらのガスを処理ガスに加えてその流量や流量比を制御することにより,エッチング種と堆積種とのバランス制御をより細かく行うことができる。
なお,本実施形態にかかる処理ガスには,酸素ガス(Oガス)を含まないことが好ましい。これは,処理ガスにOガスが含まれていると,処理ガスがプラズマ化したときに解離生成物として生じる酸素ラジカルOが有機膜であるレジスト膜のエッチングを促進して,レジスト膜のレンズ形状自体が小さくなってしまい,このレンズ形状からレンズ材料層に転写されるレンズ形状についても小さくなってしまうという不都合があるので,これを回避するためである。
(エッチング装置の構成例)
次に,マイクロレンズを形成する上記エッチング処理を行うためのエッチング装置の具体例について図面を参照しながら説明する。本実施形態にかかるエッチング処理は,平行平板型プラズマエッチング装置,ヘリコン波プラズマエッチング装置,誘導結合型プラズマエッチング装置など様々なタイプのエッチング装置で実施可能である。
ここでは,その1例としてマグネトロンRIEプラズマエッチング装置を挙げて説明する。図4は本実施形態にかかるエッチング装置の具体的構成を示す概略断面図であり,図4に示すエッチング装置200は,壁部が例えばアルミニウムにより構成された円筒状の処理チャンバ(処理室)240を備える。処理チャンバ240は気密に構成されており,電気的に接地されている。処理チャンバ240は,上部室240aと,この上部室240aより径が大きい下部室240bとを備える。
処理チャンバ240内には,被処理体例えば半導体ウエハ(以下,単に「ウエハ」ともいう)を略水平に支持するための下部電極を兼用する載置台241を備えている。載置台241は例えばアルミニウムにより構成されている。載置台241の表面には,ウエハWを静電吸着力により吸着保持するための静電チャック242が設けられている。静電チャック242には,電源スイッチ242aを介して電源に接続されている。
載置台241には,静電チャック242上に静電吸着されるウエハWの周囲を囲むようにフォーカスリング243が設けられている。載置台241は絶縁板244を介して導体よりなる支持台245に支持されている。この載置台241は,処理チャンバ240に固定するようにしてもよく,また支持台245を介して昇降自在となるように構成してもよい。例えば支持台245にボールネジ機構246などよりなる昇降機構を取り付け,この昇降機構の動作に応じて,載置台241の表面が下部室240bに位置する載置位置と,図4に示す処理位置との間で昇降自在となるようにしてもよい。
下部室240bと載置台241との間には,例えばステンレス鋼(SUS)により構成されたベローズ247が介在している。支持台245はベローズ247を介して処理チャンバ240と導通している。
載置台241の内部には,冷媒を通流させるための冷媒室248が形成されており,これにより載置台241表面を所定温度例えば40℃〜60℃程度に制御し,この載置台241の温度とプラズマからの入熱によりウエハWが所定温度例えば100℃程度に制御されるようになっている。
載置台241には,静電チャック242とウエハW裏面との間に,バックサイドガスを冷却ガスとして供給するためのガス流路が形成されている。これにより後述のように処理チャンバ240内が真空状態に維持されても,ウエハWが効率よく冷却されるようになっている。
処理チャンバ240の天壁部分において載置台241と対向する領域には,上部電極を兼用するガス供給室250が形成されている。ガス供給室250は電気的に接地されている。ガス供給室250の下面には,多数のガス吐出孔250aが形成されている。ガス供給室250の上面にはガス供給路251を介して処理ガス(エッチングガス)源が接続されている。
上記処理ガス源は,上記エッチング処理で使用する処理ガスの種類によって異なる。例えばSFガスとCガスとの混合ガスを処理ガスとして用いる場合には,図4に示すように,SFガス源212aとCガス源212bがそれぞれバルブ214a,214b及びマスフローコントローラ216a,216bを介してガス供給路251に接続される。このような構成により,処理ガス例えばSFガス及びCガスは,ガス供給室250を介してガス吐出孔250aから載置台241に向けて,載置台241の載置面の面内全体にほぼ均一に供給される。
処理チャンバ240の上部室240aの周囲には,複数の異方性セグメント柱状磁石を備えたダイポールリング磁石261が配置されている。載置台241には,整合器262を介してプラズマ形成用の高周波電源部263が接続されており,この高周波電源部263から所定の周波数,例えば13.56MHzで100W〜2000Wの高周波電力が下部電極である載置台241に供給されるようになっている。こうしてガス供給室250と載置台241とは一対の電極として機能するようになっている。このような処理チャンバ240内は,排気路253を介して真空排気手段254により,所定の真空度まで排気されるようになっている。
なお,処理チャンバ240の側面にはウエハWの搬出入口255が形成されている。搬出入口255にはこの搬出入口255を開閉するためのゲートバルブ256が配設されている。
(エッチング装置の動作)
次に,上述したようなエッチング装置200により上記エッチング処理を行う場合におけるエッチング装置200の動作について説明する。ここでは,例えば図1に示すようなマイクロレンズ132を形成するため,図2に示すような膜構造に本実施形態にかかるエッチング処理を施す場合を例に挙げる。
先ず,図2に示すような膜構造が形成されたウエハW,すなわちレンズ材料層130とマスク層142とを備えた固体撮像素子が表面に形成されたウエハWを,ゲートバルブ256を介して搬出入口255から搬入する。そして,そのウエハWを載置位置にある載置台241上に受け渡す。その後,載置台241を処理位置まで上昇させ,真空排気手段254により処理チャンバ240内を所定の真空度まで排気する。次いでガス供給室250から処理ガス例えばSFガスとCガスとの混合ガスを所定の流量比(体積混合比)で導入する。
一方,載置台241に高周波電源部263から所定の高周波電力を供給する。これにより上部電極であるガス供給室250と下部電極である載置台241との間に高周波電界が形成される。ここで上部室240a内では,ダイポールリング磁石261により水平磁界が形成されているので,ウエハWが存在する処理空間には直交電磁界が形成され,これによって生じた電子のドリフトによりマグネトロン放電が生成される。そしてこのマグネトロン放電により処理ガスがプラズマ化され,このプラズマによりウエハW上のレンズ材料層130とマスク層142とが同時にエッチングされる。
このような本発明の実施形態にかかるエッチング処理によれば,エッチングレートを高くしながら,レンズ面積が従来よりも大きなマイクロレンズを形成することができるなど,レンズ形状の特性をも向上させることができる。以下,具体的な実験結果を挙げて,上記エッチングレートの評価及び上記マイクロレンズのレンズ形状の評価について説明する。
(マイクロレンズのレンズ形状の評価)
先ず,本実施形態にかかるエッチング処理で形成されたマイクロレンズのレンズ形状の評価について,CFを処理ガスとしたエッチング処理により形成されたマイクロレンズのレンズ形状とを比較しながら説明する。本実施形態にかかるエッチング処理を行って形成されたマイクロレンズのレンズ形状の1例を図5に示し,CFを処理ガスとしたエッチング処理によって形成されたマイクロレンズのレンズ形状の1例を図6示す。図5,図6はそれぞれ同等の膜厚をエッチング処理して形成されたマイクロレンズを走査型電子顕微鏡により上方から撮影したものをトレースしたものである。
図5はSFとCの混合ガスを処理ガスとした場合にマイクロレンズのレンズ間距離Aが最も狭くなるようなエッチング条件でエッチング処理を行ったものである。例えばエッチング条件としては,処理ガスの流量比(Cのガス流量/SFのガス流量)を160sccm/60sccmとし,処理室内圧力を40mT,載置台に印加する高周波電力を1000W,載置台温度を0℃,磁場を120Gとしてエッチング処理を行った。この場合のマイクロレンズのレンズ間距離Aは0nmである。これに対して,図6はCFを処理ガスとした場合にマイクロレンズのレンズ間距離Aが最も狭くなるようなエッチング条件でエッチング処理を行ったものである。
図5に示すように,本実施形態にかかるエッチング処理によれば,マイクロレンズのレンズ間距離Aは,図6に示す場合よりも狭くすることができる。さらに,本実施形態にかかるエッチング処理によれば,マイクロレンズのレンズ間距離Aが0nmとなるときには,図5に示すようにマイクロレンズの角部についても裾の広がりが大きくなり,図6に示すレンズ形状よりもレンズ面積が大きくなっていることがわかる。このように,本実施形態にかかるエッチング処理によれば,各マイクロレンズのレンズ間距離Aのみならず,各マイクロレンズの角部の距離Bも狭くすることができるので,レンズ形状の特性を向上させることができ,レンズ面積を従来以上に拡大させることができる。
また,図6に示すレンズ形状を形成する際のエッチングレートは163.4nm/minであったのに対して,図5に示すレンズ形状を形成する際のエッチングレートは262.9nm/minであった。すなわち,本実施形態にかかるエッチング処理によれば,図5に示すようなレンズ形状のマイクロレンズを,図6に示す場合の約1.5倍以上高いエッチングレートで形成することができる。このように,本実施形態にかかるエッチング処理によれば,従来よりも高いエッチングレートで,レンズ面積が従来よりも大きなマイクロレンズを形成することができる。
(エッチングレートの評価)
次に,本実施形態にかかるエッチング処理におけるエッチングレートの評価についての実験結果を図7〜図12を参照しながら説明する。図7〜図9はSFガスにそれぞれCガス,Cガス,Cガスを混合した処理ガスを用いて本実施形態にかかるエッチング処理を行った場合の各ガスの流量比(体積混合比)とエッチングレートとの関係を示す図である。
図7〜図9は縦軸にSFガスの流量をとり,横軸にそれぞれCガス,Cガス,Cガスの流量をとっている。図7〜図9に示す等高線は,縦軸と横軸の各ガスの流量比におけるエッチングレートを示したものである。なお,図8及び図9における横軸は,エッチングレートが高くなる範囲をわかり易く示すため,0〜30sccm,30〜60sccm,60〜120sccmでそれぞれスケールを変えている。
また図7〜図9には主な測定ポイントの流量比とエッチングレートの測定値を矩形枠で囲って示している。例えば図7の実験結果では,SFガスの流量を30sccmに設定した状態で,Cガスの流量を0sccm,30sccm,60sccm,120sccmと変化させた場合,すなわちSFガスとCガスとの流量比(体積混合比SFガス:Cガス)が1:0,1:1,1:2,1:4の場合には,エッチングレートはそれぞれ418.0nm/min,298.1nm/min,210.5nm/min,159.2nm/minであった。
また,SFガスの流量を60sccmに設定した状態で,Cガスの流量を0sccm,30sccm,60sccm,120sccmと変化させた場合,すなわちSFガスとCガスとの流量比(体積混合比SFガス:Cガス)が1:0,1:0.5,1:1,1:2の場合には,エッチングレートはそれぞれ620.5nm/min,405.4nm/min,344.8nm/min,262.9nm/minであった。
さらに,SFガスの流量を90sccmに設定した状態で,Cガスの流量を0sccm,30sccm,60sccm,120sccmと変化させた場合,すなわちSFガスとCガスとの流量比(体積混合比SFガス:Cガス)が1:0,1:0.3,1:0.7,1:1.3の場合には,エッチングレートはそれぞれ594.7nm/min,541.3nm/min,483.4nm/min,362.2nm/minであった。
図8の実験結果では,SFガスの流量を30sccmに設定した状態で,Cガスの流量を0sccm,15sccm,30sccmと変化させた場合,すなわちSFガスとCガスとの流量比(体積混合比SFガス:Cガス)が1:0,1:0.5,1:1の場合には,エッチングレートはそれぞれ418.0nm/min,229.8nm/min,95.6nm/minであった。
また,SFガスの流量を60sccmに設定した状態で,Cガスの流量を0sccm,15sccm,30sccm,60sccmと変化させた場合,すなわちSFガスとCガスとの流量比(体積混合比SFガス:Cガス)が1:0,1:0.25,1:0.5,1:1の場合には,エッチングレートはそれぞれ620.5nm/min,417.9nm/min,266.0nm/min,55.8nm/minであった。
さらに,SFガスの流量を90sccmに設定した状態で,Cガスの流量を0sccm,15sccm,30sccm,60sccmと変化させた場合,すなわちSFガスとCガスとの流量比(体積混合比SFガス:Cガス)が1:0,1:0.16,1:0.03,1:0.67の場合には,エッチングレートはそれぞれ594.7nm/min,521.7nm/min,369.0nm/min,147.8nm/minであった。
図9の実験結果では,SFガスの流量を30sccmに設定した状態で,Cガスの流量を0sccm,15sccm,30sccmと変化させた場合,すなわちSFガスとCガスとの流量比(体積混合比SFガス:Cガス)が1:0,1:0.5,1:1の場合には,エッチングレートはそれぞれ418.0nm/min,245.3nm/min,105.3nm/minであった。
また,SFガスの流量を60sccmに設定した状態で,Cガスの流量を0sccm,15sccm,30sccm,60sccmと変化させた場合,すなわちSFガスとCガスとの流量比(体積混合比SFガス:Cガス)が1:0,1:0.25,1:0.5,1:1の場合には,エッチングレートはそれぞれ620.5nm/min,434.9nm/min,270.8nm/min,75.7nm/minであった。
さらに,SFガスの流量を90sccmに設定した状態で,Cガスの流量を0sccm,15sccm,30sccm,60sccmと変化させた場合,すなわちSFガスとCガスとの流量比(体積混合比SFガス:Cガス)が1:0,1:0.16,1:0.03,1:0.67の場合には,エッチングレートはそれぞれ594.7nm/min,542.5nm/min,380.4nm/min,168.0nm/minであった。
なお,図7〜図9の実験結果における処理ガス以外のエッチング条件は,処理室内圧力を40mT,載置台に印加する高周波電力を1000W,載置台温度を0℃,磁場を120Gとした。
図7〜図9に示すように,SFガスにそれぞれCガス,Cガス,Cガスを混合させたガスを処理ガスとした場合には,エッチングレートが従来よりも高くなる領域があることがわかる。具体的には,CFを処理ガスとした場合に,レンズ間距離Aが最も狭くなるようなレンズ形状(例えば図6に示すレンズ形状)のマイクロレンズを形成することができるエッチング処理におけるエッチングレートは163.4nm/minであるから,エッチング種であるSFガスと,堆積種であるCガス等との流量比によっては,上記143.9nm/minよりもエッチングレートが高くなる領域が存在する。しかも,図7〜図9によれば,エッチングレートは,主にエッチング種として作用するSFの流量が多いほど高くなる傾向にあるのに対して,主に堆積種として作用するCガス等の流量が多いほど低くなる傾向にある。
図7〜図9の実験結果によれば,エッチングレートが従来よりも高くなる処理ガスの流量比の実用的範囲は以下の通りである。すなわち,処理ガスがSFガスとCガスとの混合ガスの場合は,図7に示すようにSFガスとCガスとの流量比(体積混合比SFガス:Cガス)がおよそ1:0〜1:4の範囲が実用的範囲である。処理ガスがSFガスとCガスとの混合ガスの場合は,図8に示すようにSFガスとCガスとの流量比(体積混合比SFガス:Cガス)がおよそ1:0〜1:0.8の範囲が実用的範囲である。処理ガスがSFガスとCガスとの混合ガスの場合は,図9に示すようにSFガスとCガスとの流量比(体積混合比SFガス:Cガス)がおよそ1:0〜1:0.8の範囲が実用的範囲である。
このような図7〜図9の実験結果によれば,本発明のエッチング処理において,主にエッチング種として作用するSFと主に堆積種として作用するCガス等との流量比を上記実用的範囲で設定することにより,エッチングレートを従来よりも高くできることを確認することができた。
次に,上述した図7〜図9における実験結果において,マイクロレンズのレンズ間距離Aを最も狭くすることができる処理ガスの流量比の範囲を図10〜図12に示す。図10〜図12の(a)は図7〜図9においてマイクロレンズのレンズ間距離Aが最も狭い0nmとなる領域をハッチングしたものである。図10〜図12の(b)は,図10〜図12の(a)において太枠で囲まれる領域の全部又は一部を拡大した図である。図10〜図12の(b)ではエッチングレートの等高線を省略し,マイクロレンズのレンズ間距離Aを等高線で表示している。また図10〜図12の(b)には主な測定ポイントの流量比とレンズ間距離Aの測定値を矩形枠で囲って示している。
図10〜図12の(b)によれば,SFガスにCガス等をある程度加えた領域で,マイクロレンズのレンズ間距離Aが最も狭い0nmとなる領域(ハッチングした部分)が存在することがわかる。
具体的には,上記レンズ間距離Aが最も狭い0nmとなる処理ガスの流量比の範囲は以下の通りである。すなわち,処理ガスがSFガスとCガスとの混合ガスの場合は,図10(b)に示すようにSFガスとCガスとの流量比(体積混合比SFガス:Cガス)がおよそ1:1よりも,SFガスの流量に対してCガスの流量が多くなる範囲である。
また,処理ガスがSFガスとCガスとの混合ガスの場合は,図11(b)に示すようにSFガスとCガスとの流量比(体積混合比SFガス:Cガス)がおよそ1:0.3よりも,SFガスの流量に対してCガスの流量が多くなる範囲である。
また,処理ガスがSFガスとCガスとの混合ガスの場合は,図12(b)に示すようにSFガスとCガスとの流量比(体積混合比SFガス:Cガス)がおよそ1:0.27よりも,SFガスの流量に対してCガスの流量が多くなる範囲である。
(処理ガスの流量比の実用的範囲)
以上のような図7〜図9によりエッチングレートの観点から考察した処理ガスの流量比の範囲と,図10〜図12によりレンズ形状の観点から考察した処理ガスの流量比の範囲とを併せて考慮すれば,エッチングレートを従来以上に高くでき,しかもレンズ形状の特性も向上させることができる処理ガスの流量比の実用的範囲は以下の通りである。すなわち,処理ガスがSFガスとCガスとの混合ガスの場合は,図7及び図10によればSFガスとCガスとの流量比(体積混合比SFガス:Cガス)がおよそ1:1〜1:4の範囲が実用的範囲である。
また,処理ガスがSFガスとCガスとの混合ガスの場合は,図8及び図11によればSFガスとCガスとの流量比(体積混合比SFガス:Cガス)がおよそ1:0.4〜1:0.8の範囲が実用的範囲である。
また,処理ガスがSFガスとCガスとの混合ガスの場合は,図9及び図12によればSFガスとCガスとの流量比(体積混合比SFガス:Cガス)がおよそ1:0.2〜1:1.1の範囲が実用的範囲である。
このような実用的範囲で処理ガスの流量比を適当に設定すれば,マイクロレンズのレンズ間距離Aだけでなく,レンズ角部の距離Bも狭くすることができ,その分だけレンズ面積を従来よりも拡大させることができる。例えば図10に示す黒丸で示したポイントの処理ガスの流量比によって形成されたマイクロレンズは,上述した図5に示すようなレンズ形状となり,レンズ面積が従来の図6の場合よりも拡大していることがわかる。
このように,本実施形態にかかるエッチング処理においては,SFとCガス等との流量比を上記実用的範囲で設定することにより,従来よりも高いエッチングレートで,かつレンズ間距離Aが最も狭い0nmとなるようなマイクロレンズを形成することができ,しかもレンズ角部の距離Bについても狭くなるようなレンズ形状にすることができるので,レンズ面積を従来よりも大きくできることを確認することができた。
以上詳述したように,本発明の実施形態によれば,フッ素原子を含み炭素原子を含まないガス例えばSFガスと,フッ素原子の数に対する炭素原子の数の比が0.5より大きいフルオロカーボン系ガス例えばCガス等との流量比とガス流量とを調整することにより,エッチングレートを従来よりも高くすることができ,しかもレンズ形状の特性についても向上させることができる。
これにより,従来よりもマイクロレンズの生産性を高めることができ,しかもレンズ間距離Aが0μm程度と極めて小さく,従来よりもレンズ面積が大きいマイクロレンズを形成することができる。このようなマイクロレンズであれば,感光部への集光度がより大きく高い感度を確保することができるため,従来以上に小型化された固体撮像素子等にも適用可能である。
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが,本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された範疇内において,各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は,例えばCCD等の固体撮像素子などに用いられるマイクロレンズの形成方法に適用可能である。
本発明の実施形態にかかるマイクロレンズの形成方法により形成されるマイクロレンズを備えた固体撮像素子の構成例を示す断面図である。 図1に示すマクロレンズを形成するためのエッチング処理を施す膜構造の構成例を示す図である。 本実施形態にかかるエッチング処理によりマイクロレンズが形成される過程を示す図である。 本実施形態にかかるエッチング処理を行うエッチング装置の構成例を示す概略断面図である。 本実施形態にかかるエッチング処理を行って形成されたマイクロレンズのレンズ形状の1例を示す図である。 CFを処理ガスとしたエッチング処理によって形成されたマイクロレンズのレンズ形状の1例を示す図である。 SFガスにCガスを混合した処理ガスを用いて本実施形態にかかるエッチング処理を行った場合の各ガスの流量比(体積混合比)とエッチングレートとの関係を示す図である。 SFガスにCガスを混合した処理ガスを用いて本実施形態にかかるエッチング処理を行った場合の各ガスの流量比(体積混合比)とエッチングレートとの関係を示す図である。 SFガスにCガスを混合した処理ガスを用いて本実施形態にかかるエッチング処理を行った場合の各ガスの流量比(体積混合比)とエッチングレートとの関係を示す図である。 図7における実験結果において,マイクロレンズのレンズ間距離Aを最も狭くすることができる処理ガスの流量比の範囲を示す図である。 図8における実験結果において,マイクロレンズのレンズ間距離Aを最も狭くすることができる処理ガスの流量比の範囲を示す図である。 図9における実験結果において,マイクロレンズのレンズ間距離Aを最も狭くすることができる処理ガスの流量比の範囲を示す図である。 従来のマイクロレンズ形成方法を説明するための図であって,同図(a)はエッチング処理前の膜構造を示す概略断面図であり,同図(b)はエッチング処理後の膜構造を示す概略断面図である。 CFを処理ガスとしたエッチング処理時の種々のパラメータを変化させた場合におけるエッチングレートとレンズ間距離の変化の傾向を示す図である。
符号の説明
100 固体撮像素子
102 半導体基板
121 感光部
122 導電膜
123 遮光膜
124 平坦化膜
125 カラーフィルタ層
130 レンズ材料層
132 マイクロレンズ
142 マスク層
200 エッチング装置
212a ガス源
212b ガス源
214a バルブ
214b バルブ
240 処理チャンバ
240a 上部室
240b 下部室
241 載置台
242 静電チャック
242a 電源スイッチ
243 フォーカスリング
244 絶縁板
245 支持台
246 ボールネジ機構
247 ベローズ
248 冷媒室
250 ガス供給室
250a ガス吐出孔
251 ガス供給路
253 排気路
254 真空排気手段
255 搬出入口
256 ゲートバルブ
261 ダイポールリング磁石
262 整合器
263 高周波電源部
W ウエハ

Claims (13)

  1. 基板上に形成されたレンズ材料層上に所定のレンズ形状を有するマスク層が形成された被処理体に対して所定の処理ガスを用いてエッチング処理を行うことにより,前記レンズ材料層と前記マスク層とをエッチングして,前記レンズ材料層に前記マスク層のレンズ形状を転写してレンズを形成するマイクロレンズの形成方法であって,
    前記処理ガスは,フッ素原子を含み炭素原子を含まないガスと,フッ素原子の数に対する炭素原子の数の比が少なくとも0.5より大きいフルオロカーボン系ガスとを含み,酸素ガスを含まない混合ガスであることを特徴とするマイクロレンズの形成方法。
  2. 前記フッ素原子を含み炭素原子を含まないガスは,SFガス,NFガスのいずれかであることを特徴とする請求項1に記載のマイクロレンズの形成方法。
  3. 前記フルオロカーボン系ガスは,フッ素原子の数に対する炭素原子の数の比が0.7より小さいことを特徴とする請求項1に記載のマイクロレンズの形成方法。
  4. 前記フルオロカーボン系ガスは,Cガス,Cガス,Cガスの群から選択される少なくとも1種であることを特徴とする請求項3に記載のマイクロレンズの形成方法。
  5. 前記処理ガスは,さらにフルオロカーボン系ガス,ハイドロフルオロカーボン系ガス,Nガス,不活性ガスの群から選択される少なくとも1種を含むことを特徴とする請求項1に記載のマイクロレンズの形成方法。
  6. 前記レンズ材料層は,光透過性有機膜であることを特徴とする請求項1に記載のマイクロレンズの形成方法。
  7. 前記マスク層は,レジスト膜であることを特徴とする請求項1に記載のマイクロレンズの形成方法。
  8. 基板上に形成された光透過性有機膜からなるレンズ材料層上に所定のレンズ形状を有するマスク層が形成された被処理体に対して所定の処理ガスを用いてエッチング処理を行うことにより,前記レンズ材料層と前記マスク層とをエッチングして,前記レンズ材料層に前記マスク層のレンズ形状を転写してレンズを形成するマイクロレンズの形成方法であって,
    前記処理ガスは,SFガスに,Cガス,Cガス,Cガスの群から選択される少なくとも1種を混合したガスであることを特徴とするマイクロレンズの形成方法。
  9. 前記処理ガスは,酸素ガスを含まないことを特徴とする請求項8に記載のマイクロレンズの形成方法。
  10. 前記マスク層は,レジスト膜であることを特徴とする請求項8に記載のマイクロレンズの形成方法。
  11. 前記処理ガスは,前記SFガスと前記Cガスとの混合ガスであり,
    前記SFガスと前記Cガスとの体積混合比(SFガス:Cガス)は,1:1〜1:4であることを特徴とする請求項10に記載のマイクロレンズの形成方法。
  12. 前記処理ガスは,前記SFガスと前記Cガスとの混合ガスであり,
    前記SFガスと前記Cガスとの体積混合比(SFガス:C)は,1:0.4〜1:0.8であることを特徴とする請求項10に記載のマイクロレンズの形成方法。
  13. 前記処理ガスは,前記SFガスと前記Cガスとの混合ガスであり,
    前記SFガスと前記Cガスとの体積混合比(SFガス:Cガス)は,1:0.2〜1:1.1であることを特徴とする請求項10に記載のマイクロレンズの形成方法。
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