JP2006072803A - 無線センサ送信装置、及び、無線センサ装置 - Google Patents

無線センサ送信装置、及び、無線センサ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】設置環境に制約を受けることない、小型、薄型、且、軽量な無線センサ送信装置を提供する。
【解決手段】回路基板1の一面に、センサ21〜2nと、信号処理部4と、送信回路部5と、アンテナ部6とを有している。アンテナ部6は、第1のアンテナ部601と、第2のアンテナ部602とを含み、回路基板1に組みつけられている。第1のアンテナ部601は、第2のアンテナ部602と送信回路部5との間に電気的に接続され、両者間のインピーダンスを整合させる。第2のアンテナ部602は、電波を放射する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、無線センサ送信装置、及び、無線センサ装置に関する。
従来より、温度や湿度等を計測するセンサと、無線送信部と、第2のアンテナ部とを一体化した無線センサ送信装置が知られている(特許文献1参照)。この種の無線センサ送信装置は、温度、湿度または照度の計測値を利用する機器から、空間的に離間させることができるため、複数の場所にそれぞれ無線センサ送信装置を配置して得られる計測値を集中管理したり、無線センサ送信装置を移動、携帯することができるなど、多様な形態での利用が可能となる。
ところで、無線装置においては、周知のように、無線周波数が下がる程、アンテナの形状が大きくなり、無線センサ装置の小型、薄型化への障害となる。通常、無線送信部からの出力をより損失なく、アンテナへ伝送する為、無線送信部の出力インピーダンスをアンテナ部の入力インピーダンスにあわせる。通常は50Ωであるが、もともと、アンテナは、1KΩ等、非常に高いインピーダンスを持つ。
一方、無線送信部の出力は、トランジスタ等の半導体の出力からとっていることが多く、無線送信部の出カインピーダンスは、50Ω等の低いインピーダンスとならざるをえない。
そこで、アンテナを構成するパターン長を、無線周波数の実効波長λeの1/4又は1/2で構成し、インピーダンスの共振点を無線送信の周波数にあわせる。例えば、無線周波数をfとすると、1/4波長は、無線周波数fが300MHzのときは250mm、1000MHzのときは75mm、2000MHzのときは37.5mmとなるので、この長さに適合するように、アンテナパターン長を定める。
ここで、無線周波数fが下がる程、1/4波長は長くなり、この結果、アンテナ形状も大きくなる。アンテナをヘリカル巻き又はスパイラル巻き等でコイル状に形成し、インピーダンスをあわせる方法もあるが、やはり、無線周波数fが低い程、アンテナパターンの面積は大きくなり、その分、無線センサ装置の形状も、大きくならざるを得ない。
この種の無線センサ装置において、形状的な制約がなければ、アンテナパターン長を1/4波長に合わせ、低損失で、輻射効率のよいアンテナ構造を、容易に実現することができよう。しかし、実際には、この種の無線センサ装置には、形状小型化の強い要請があり、1/4波長の理想的なアンテナ構造を採用し得ない状況にある。
このような状況のもとでは、いかにして、アンテナを低損失化し、電磁界の輻射効率を向上させるかが重大な課題になるところ、このような課題の解決に有効な技術は未だ知られていない。
また、従来の無線センサ送信装置においては、電源を商用電源(AC電源)に求める構成をとることが一般的であったから、電源の確保について設置環境に制約を受けることとなり、電源をとれる範囲の環境でしか設置することができなかった。
電源を電池に求める構成をとれば、上述した設置上の問題は一応解決できるようにも思える。
しかし、無線センサ送信装置を電池駆動とした場合、無線センサ装置自身の形状小型化の要請と、消費電流の低減化の要請とを共に実現することは技術的に困難である。
なぜなら、小型化、薄型化、及び、軽量化の要請からアンテナの形状を小型化した場合、無線センサ送信装置に必要とされる消費電流が増加することとなり、無線センサ送信装置を電池駆動とした場合は、電池寿命が、半年〜1年間という短期間で終了してしまう不都合を生じてしまうからである。
大型の電池を用いた場合は、上述した不都合は解消できようが、小型化、薄型化、及び、軽量化の本来的要請に充分に応えることができなくなる。
特開2002−14072公報
本発明の課題は、小型化を図りながら、第2のアンテナ部の低損失化及び電磁輻射効率向上を図った無線センサ送信装置、及び、無線センサ装置を提供することである。
本発明のもう一つの課題は、電池寿命及び連続動作時間をより長時間に渡って確保することができる無線センサ送信装置、及び、無線センサ装置を提供することである。
上述した課題を解決するため、本発明に係る無線センサ送信装置は、回路基板と、センサ部と、信号処理部と、送信回路部と、第1のアンテナ部と、第2のアンテナ部とを含む。前記回路基板は、一面に前記センサ部と、前記信号処理部と、前記送信回路部とを有している。
前記センサ部は、物理量を検出するものであり、前記信号処理部は、前記センサから出力される検出信号を処理する。前記送信回路部は、前記信号処理部から供給される信号を送信する。
前記第1のアンテナ部は、前記第2のアンテナ部と前記送信回路との間に電気的に接続され、両者間のインピーダンスを整合させる。前記第2のアンテナ部は、電波を放射する。
上述したように、本発明に係る無線センサ送信装置は、回路基板と、センサ部と、信号処理部と、送信回路部と、第2のアンテナ部とを含んでおり、センサにより物理量を検出し、センサから出力される検出信号を信号処理部によって処理し、信号処理部から供給される信号を、送信回路部によってアンテナ部に供給し、空中に放射しえるから、センサにより検出された物理量を、受信装置に向けて、無線送信することができる。測定対象となる物理量には、温度、湿度、照度、加速度、衝撃等の諸量が含まれる。
本発明は、特徴的構成要素として、第1のアンテナ部を有しており、前記第1のアンテナ部は、前記第2のアンテナ部と前記送信回路部との間に電気的に接続され、両者間のインピーダンスを整合させる。上記構成によれば、高い入力インピーダンスを持つ第2のアンテナ部の入力と、低出カインピーダンスとなっている無線送信部の出力との間で、第1のアンテナ部によりインピーダンス整合をとり、送信回路部から第2のアンテナ部にデータを効率的に入力し、輻射電界を第2のアンテナ部から効率よく放射できる。
しかも、第2のアンテナ部のパターン長を無線周波数の実効波長の1/4波長に合わせることなく、インピーダンス整合をとることができるので、1/4波長の理想的なアンテナ構造を採用し得ない小型の無線センサ送信装置においても、送信回路部から第2のアンテナ部にデータを効率的に入力し、輻射電界を第2のアンテナ部から効率よく放射できる。
第2のアンテナ部から分離して、第1のアンテナ部を設けたことの更に重要な効果として、第2のアンテナ部の製造バラツキ、及び、温度や湿度の変化に起因するアンテナ効率の変動を抑制できる点を挙げることができる。
即ち、第2のアンテナ部を、送信回路部の出カインピーダンスと整合がとれるように、全てヘリカル巻きパターンで構成した場合、基板厚み、基板上に形成されるアンテナ導体パターンの幅、厚みの製造バラツキや、温度や湿度による基板の誘電率の変化に起因して、送信回路部と第2のアンテナ部との間にインピーダンス不整合が生じやすくなり、アンテナ効率もそれに応じて劣化することになる。
これに対して、第2のアンテナ部から分離して、第1のアンテナ部を設けた場合、第2のアンテナ部を支持する基板の厚み、基板上に形成されるアンテナ導体パターンの幅及び厚みの製造バラツキや、温度や湿度による基板の誘電率の変化を最小限度に抑え、アンテナ効率を維持することができる。
前記第2のアンテナ部は、1つの具体的態様として、支持基板とアンテナ導体とを含む。前記支持基板は、電気絶縁材料でなる。前記アンテナ導体は、ヘリカル状であって、前記支持基板の厚みを開口部の2辺とし、前記支持基板の厚み方向にある面と平行な方向に巻き進む。
アンテナ導体は、ヘリカル巻に構成されているから、その形状効果により、第2のアンテナ部の全長を著しく短縮できる。このため、形状を著しく小型化した無線センサ送信装置を提供することができる。
しかも、アンテナ導体は、支持基板の厚み方向にある面と平行な一方向に巻き進むから、支持基板の面が回路基板の面と平行になるように、第2のアンテナ部を回路基板に組みあわせることにより、第2のアンテナ部に流れる高周波電流磁界のうち、グランド電極を貫通する成分を著しく減少させ、高周波電流磁界による渦電流の発生を抑制することができる。更に、全体を小型化したにもかかわらず、電磁ノイズが第2のアンテナ部に乗るのを回避し得る。
更に、第2のアンテナ部は、ヘリカル状であって、支持基板の厚みを開口部の2辺とするから、開口部の面積をコントロールすることにより、第2のアンテナ部の利得を向上させることができる。
この結果、無線センサ送信装置自身の小型化の要請、及び、消費電流の低減化の要請とを共に実現し、第2のアンテナ部の低損失化、電磁界の輻射効率の向上を達成することができる。即ち、より低い第2のアンテナ部ヘの入力電力で、通信距離を増大させ、反射的に、第2のアンテナ部前段の回路部の消費電力を低減化させ、無線センサ装置全体での消費電流の低減化、ひいては、電池寿命及び連続動作時間の長期化を達成することができる。
1つの態様として、第2のアンテナ部は、複数とし、それぞれを、回路基板の周縁に設けることができる。この構成によれば、送信の指向性を調整することができる。
本発明に係る無線センサ送信装置は、好ましくは、電池を含み、前記電池は、前記センサ部、前記信号処理部及び前記送信回路部に電源を供給する。従って、無線センサ送信装置を新たに設置する場合、及び、設置後に任意の場所に移動する場合には、電源の確保について設置環境に制約を受けることがなくなり、AC電源のない環境に自由に設置して用いることができる。即ち、設置環境に制約を受けることがない。
前記電池は、好ましくは、前記回路基板の他面に組み付けられている。即ち、回路基板の一面側に、前記センサ部、前記信号処理部及び前記送信回路部を配置し、他面に電池を配置する構造である。したがって、小型、薄型、且、軽量の無線センサ送信装置を実現することができる。
前記電池は、好ましくは、外周が円形状であり、前記回路基板の面内にある。このような構成によれば、全体の平面外形寸法を、電池の外径による影響を受けず、専ら、回路基板の平面積によって定まる形状まで小型化できる。
ところで、無線センサ送信装置を電池駆動とした場合、無線センサ送信装置自身の小型化の要請と、消費電流の低減化の要請とを共に満たすことには技術的困難性を伴う。例えば、小型化、薄型化、及び、軽量化の要請から第2のアンテナ部の形状を小型化した場合、無線センサ送信装置に必要とされる消費電流が増加することとなるから、電池寿命が、半年〜1年間という短期間で終了してしまう不都合を生じてしまいかねない。
勿論、単三電池2本を用いて、3.0V電源をつくるなど、電池の大容量化、大型化を図れば、電池寿命を長期間に渡って維持することはできるが、反面、小型化、薄型化、及び、軽量化の要請に充分に応えることができなくなる。
さらに、無線センサ送信装置自身の小型化の要請、及び、消費電流の低減化の要請とを共に実現するためには、より低い第2のアンテナ部ヘの入力電力で、通信距離が増大できなければならない。そのためには、第2のアンテナ部の損失を低下させるとともに、電磁界の輻射効率を上げなければならない。
本発明では、第2のアンテナ部は、ヘリカル状とし、支持基板の厚みを開口部の2辺とし、開口部の面積をコントロールすることにより、第2のアンテナ部利得を向上させることができるようにするとともに、これに、第1のアンテナ部を組み合わせ、アンテナ効率を向上させてある。
この結果、無線センサ送信装置自身の小型化の要請、及び、消費電流の低減化の要請とを共に実現し、第2のアンテナ部の低損失化、電磁界の輻射効率の向上を達成することができる。即ち、より低い第2のアンテナ部ヘの入力電力で、通信距離を増大させ、第2のアンテナ部前段の回路部の消費電力を低減化させ、無線センサ装置全体での消費電流の低減化、延いては、電池寿命及び連続動作時間の長期化を達成することができる。
好ましくは、前記第2のアンテナ部は、前記電池の搭載領域外に備えられる。この構成によれば、電池に、高周波電流磁界による渦電流が発生するのを抑制し、アンテナ効率を向上させることができる。
本発明に係る無線センサ送信装置は、受信装置と組み合わされ、無線センサ装置を構成する。受信装置は、前記第2のアンテナ部を通して、前記無線センサ送信装置から送信された無線信号を受信して処理する。これにより、隔地で測定された物理量を、受信装置で受信し、解読し、表示することができる。
本発明の他の特徴及びそれによる作用効果は、添付図面を参照し、実施例によって更に詳しく説明する。
図1は、本発明に係る無線センサ送信装置の電気回路図である。図を参照すると、本発明に係る無線センサ送信装置は、センサ21〜2nと、センサ回路31〜3nと、信号処理部4と、送信回路部5と、アンテナ部6と、電池91とを含む。
センサ21〜2n(nは個数)は、物理量を検出するものである。測定対象となる物理量には、温度、湿度、照度、加速度、衝撃等の諸量が含まれる。各種のセンサを組み合わせて用いてもよいし、一種のセンサとして構成してもよい。センサ回路31〜3nは、センサ21〜2nによって検出された信号を、後段の信号処理部4に対する伝送及び処理に適した信号に変換し、これを出力する。
信号処理部4は、センサ回路31、32から出力される検出信号を処理する。送信回路部5は、信号処理部4から供給される信号を、アンテナ部6に供給する回路である。
アンテナ部6は、第1のアンテナ部601と、第2のアンテナ部602とを含む。第1のアンテナ部601は、第2のアンテナ部602と送信回路部5との間に電気的に接続され、両者間のインピーダンスを整合させる。第1のアンテナ部601は、この実施例では、キャパシタC11,C12と、インダクタL11とにより構成されたLC回路となっている。但し、第1のアンテナ部601の回路構成は、図示に限らず、インピーダンス整合に適した種々の回路構成をとることができる。最も単純な場合は、図2に示すように、第1のアンテナ部601を、1つのインダクタL12によって構成することができる。第の2のアンテナ部602は、電波を空中に放射する。
上述したように、本発明に係る無線センサ送信装置は、センサ21〜2nにより物理量を検出し、センサ21〜2nから、センサ回路31〜3nを経由して出力される検出信号を信号処理部4によって処理し、信号処理部4から供給される信号を、送信回路部5によって、アンテナ部6に供給するから、センサ21〜2nにより検出された物理量を、受信装置に向けて、無線送信することができる。
本発明は、特徴的構成要素として、第1のアンテナ部601を有しており、第1のアンテナ部601は、第2のアンテナ部602と送信回路部5との間に電気的に接続され、両者間のインピーダンスを整合させる。
上記構成によれば、高いインピーダンスを持つ第2のアンテナ部602の入力と、低出カインピーダンスとなっている送信回路部5の出力との間で、第1のアンテナ部601によるインピーダンス整合をとり、送信回路部5から第2のアンテナ部602にデータを効率的に入力し、輻射電界を第2のアンテナ部602から効率よく放射できる。
しかも、第2のアンテナ部パターン長を無線周波数の実効波長の1/4波長に合わせることなく、インピーダンス整合をとることができるので、1/4波長の理想的なアンテナ構造を採用し得ない小型の無線センサ送信装置においても、送信回路部5から第2のアンテナ部602にデータを効率的に入力し、輻射電界を第2のアンテナ部602から効率よく放射できる。
図3は図1又は図2に示した無線センサ送信装置の平面図、図4は図3に示した無線センサ送信装置の正面図、図5は図3、図4に示した無線センサ送信装置の部分破断底面図である。図示の無線センサ送信装置は、モジュール化されており、回路基板1と、センサ21〜2nと、センサ回路部31〜3nと、信号処理部4と、送信回路部5と、第2のアンテナ部602と、第1のアンテナ部601と、電池91とを含む。
回路基板1は、絶縁材料で構成されていればよく、有機系絶縁材料、無機系絶縁材料又は複合絶縁材料の何れを用いてもよい。また、全体が誘電体材料で構成されていてもよいし、誘電体材料層と磁性材料層との組み合わせであってもよい。
図示実施例において、センサ21〜2n、センサ回路31、32、信号処理部4及び送信回路部5は、回路基板1の一面に搭載されている。
第1のアンテナ部601は、表面実装タイプの電子部品であり、回路基板1の一面上に組みつけられている。第2のアンテナ部602は、回路基板1に組み付けられている。図示実施例において、第2のアンテナ部602は、回路基板1の一面上において、その周辺部に設けられている。
グランド電極7は、いわゆる「ベタ塗り」であるが、第2のアンテナ部602の位置する部分には形成しない。第2のアンテナ部602に対するグランド電極7の悪影響を回避するためである。
電池91は、センサ21〜2n、信号処理部4及び送信回路部5に電源を供給するものであって、回路基板1の他面、即ち、グランド電極7のある側に組み付けられている。図示の実施例では、電池91は、外周が円形状のいわゆる「コイン型」であり、外周面が回路基板1の他面において、その外部に出ないように、面内に設けられている。より具体的には、絶縁性合成樹脂などで構成されたホルダ92の内部に配置されている。ホルダ92は、一面が、回路基板1の他面に設けられたグランド電極7の面上に接着などの手段によって取り付けられている。ホルダ92の内部には、電池91の陽極、電極に接触する端子93、94が備えられている。
図示実施例の無線センサ送信装置は、電池91を含み、電池91は、センサ21〜2n、信号処理部4及び送信回路部5に電源を供給する。従って、無線センサ送信装置を新たに設置する場合、及び、設置後に任意の場所に移動する場合には、電源の確保について設置環境に制約を受けることがなくなり、AC電源のない環境に自由に設置して用いることができる。即ち、設置環境に制約を受けることがない。
電池91は、回路基板1の他面(グランド電極側)に組み付けられている。即ち、回路基板1の一面側に、センサ21〜2n、信号処理部4及び送信回路部5を配置し、他面に電池91を配置する構造である。したがって、小型、薄型、且、軽量の無線センサ送信装置を実現することができる。
電池91は、好ましくは、外周が円形状であり、回路基板1の面内にある。このような構成によれば、全体の平面外形寸法を、電池91の外径による影響を受けず、専ら、回路基板1の平面積によって定まる形状まで小型化できる。
ところで、無線センサ送信装置を電池駆動とした場合、無線センサ送信装置自身の小型化の要請と、消費電流の低減化の要請とを共に満たすことは技術的困難性を伴う。例えば、小型化、薄型化、及び、軽量化の要請から第2のアンテナ部602の形状を小型化した場合、無線センサ送信装置に必要とされる消費電流が増加することとなるから、電池寿命が、半年〜1年間という短期間で終了してしまいかねない。
勿論、単三電池2本を用いて、3.0V電源をつくるなど、電池の大容量化、大型化を図れば、電池寿命を長期間に渡って維持することはできるが、反面、小型化、薄型化、及び、軽量化の要請に充分に応えることができなくなる。
さらに、無線センサ送信装置自身の小型化の要請、及び、消費電流の低減化の要請とを共に実現するためには、より低い第2のアンテナ部602ヘの入力電力で、通信距離が増大できなければならない。そのためには、第2のアンテナ部602の損失を低下させるとともに、電磁界の輻射効率を上げなければならない。
上述した要望に応えるため、図示の第2のアンテナ部602は、回路基板1で構成された支持基板と、アンテナ導体61〜64とを含む。回路基板1は、電気絶縁材料でなる。アンテナ導体61〜64は、全体として、ヘリカル状であって、回路基板1の厚みを開口部の2辺とし、回路基板1の面と平行な一方向に巻き進む。
より具体的には、図6に示すように、第1の導体片61を、回路基板1の一面に、一方向に所定の間隔で形成するとともに、他面に、第1の導体片61と同一のピッチで、同方向に第2の導体片62を形成する。そして、回路基板1を厚み方向に貫通する第3の導体片63及び第4の導体片64により、ヘリカル接続となるように、第1の導体片61及び第2の導体片62の端部を順次に接続する。これにより、第1の導体片61、第3の導体片63、第2の導体片62及び第4の導体片64によって囲まれた開口部が生じる。この開口部の面積は、ほぼ、第1の導体片61及び第2の導体片62の有効長Xと、第3の導体片63及び第4の導体片64の有効長Yとの積XYによって定まる。
インビーダンスの共振点を、無線送信する周波数にあわせるには、開口面積、巻き数、基板材料の誘電率を調整すればよい。無線送信周波数が下がる程、開ロ面積、巻き数、又は誘電率を上げなければならない。開ロ面積を上げるには、回路基板1の厚み、又は、第2のアンテナ部形成部の面積を大きくすればよいが、第2のアンテナ部形成部の形状も大きくなり、装置形状も大きくなる。
一方、巻き数や基板材料の誘電率を上げれば、装置形状を大きくすることなく、インピーダンスを下げることができる。巻き数を上げるとパターン長が増える為、パターンによる導体損失も増加するが、回路基板1を構成する材料の比誘電率(εr)を上げれば、巻き数を減らすことができる。これにより、パターンによる導体損失を低減でき、第2のアンテナ部602としての損失を増大させることなく、形状を小型化できる。
一例として、基板の比誘電率と、第2のアンテナ部の形状の関係を以下に示す。
比誘電率 構成形状(縦×横×厚み)
εr=4 18×3×2mm
εr=20 9×3×2mm
εr=80 3×3×2mm
上記のように、第2のアンテナ部の形状は、構成される材料の比誘電率により、小型化することが可能となる。
上述したように、第2のアンテナ部602において、アンテナ導体61〜64は、ヘリカル巻に構成されているから、その形状効果により、第2のアンテナ部602の全長を著しく短縮できる。このため、形状を著しく小型化した無線センサ送信装置を提供することができる。
しかも、アンテナ導体61〜64は、回路基板1の面と平行な一方向に巻き進むから、第2のアンテナ部602に流れる高周波電流磁界のうち、グランド電極7を貫通する成分を著しく減少させ、高周波電流磁界による渦電流の発生を抑制することができる。更に、全体を小型化したにもかかわらず、電磁ノイズが第2のアンテナ部602に乗るのを回避し得る。
また、第2のアンテナ部602は、ヘリカル状であって、回路基板1の厚みを開口部の2辺とするから、開口部の面積をコントロールすることにより、第2のアンテナ部利得を向上させることができる。
本発明では、上記利点を有する第2のアンテナ部602に、第1のアンテナ部601を組み合わせてあるので、第2のアンテナ部602と送信回路部5との間のインピーダンス整合をとり、アンテナ効率を一層向上させることができる。
例えば、送信回路部5の出力インピーダンスが50Ωに設定され、第2のアンテナ部602の入力インピーダンスが100Ωとなっている場合、第1のアンテナ部601の入力インピーダンスを50Ωに設定し、出力インピーダンスを100Ωに設定することにより、送信回路部5と第2のアンテナ部602との間において、ほぼ完全なインピーダンス整合をとることができる。
つまり、送信回路部5と、第2のアンテナ部602との間のインピーダンス整合について、両者間に生じるインピーダンス不整合のうちの半分を、第1のアンテナ部601によって補うのである。この為、ヘリカルパターンで構成される第2のアンテナ部602に要する面積が、第1のアンテナ部601を持たない場合の半分で済むこととなる。
この結果、無線センサ送信装置自身の小型化の要請、及び、消費電流の低減化の要請とを共に実現し、第2のアンテナ部602の低損失化、電磁界の輻射効率の向上を達成することができる。即ち、低い第2のアンテナ部602ヘの入力電力で、通信距離を増大させ、反射的に、第2のアンテナ部前段の回路部の消費電力を低減化させ、無線センサ装置全体での消費電流の低減化、ひいては、電池寿命及び連続動作時間の長期化を達成することができる。
第1のアンテナ部601を、第2のアンテナ部602から分離して設けたことの更に重要な効果として、第2のアンテナ部602の製造バラツキ、及び、温度や湿度の変化に起因するアンテナ効率の変動を抑制できる点を挙げることができる。製造バラツキ、温度や湿度の変化は、送信回路部5と第2のアンテナ部602との間にインピーダンス不整合を生じさせ、送信回路部5の消費電流の増加、電池寿命の劣化をもたらし、無線センサ送信装置としての連続動作時間の減少をもたらす。また、通信距離の劣化をももたらす。
即ち、第2のアンテナ部602を、送信回路部5の出カインピーダンスと整合がとれるように、ヘリカル巻きパターンで、すべて構成した場合、基板厚み、基板上に形成されるアンテナ導体パターンの幅、厚みの製造バラツキや、温度や湿度による基板の誘電率の変化に起因して、送信回路部5と第2のアンテナ部602との間にインピーダンス不整合が生じやすくなり、アンテナ効率もそれに応じて劣化することになる。
これに対して、第2のアンテナ部602から分離して、第1のアンテナ部601を設けた本発明によれば、基板厚み、基板上に形成されるアンテナ導体パターンの幅、厚みの製造バラツキや、温度や湿度による基板の誘電率の変化を最小限度に抑え、アンテナ効率を維持することができる。次にこの点について、具体的に説明する。
回路基板1として、比誘電率εr=4.5のFR-4を用いた場合について、比較例及び実施例における比誘電率の変化率及び無線センサ送信装置の消費電流の一例を以下に示す。
<比較例>
第1のアンテナ部601を持たず、第2のアンテナ部602を、送信回路部5の出カインピーダンスと整合がとれるように、全てヘリカル巻きパターンで構成した。
(1)回路基板1を85℃の雰囲気中に1000時間保持した場合
εrの変化率=−10%程度
初期消費電流=1.1mA
1000時間後の消費電流=1.3mA
(2)回路基板1を85℃、85%RHの雰囲気中に1000時間保持した場合
εrの変化率=+20%程度
初期消費電流=10mA
1000時間後の消費電流=9mA
上記結果から、仮に、第2のアンテナ部602を、送信回路部5の出カインピーダンスと整合がとれるように、ヘリカル巻きパターンで、すべて構成した場合は、温度及び湿度の変化により、無線センサ送信装置のアンテナ効率が大きく変化してしまうことがわかる。
<実施例>
(1)回路基板1を85℃の雰囲気中に1000時間保持した場合
εrの変化率=−10%程度(比較例と同じ)
初期消費電流=1.1mA
1000時間後の消費電流=1.1mA
(2)回路基板1を85℃、85%RHの雰囲気中に1000時間保持した場合
εrの変化率=+20%程度(比較例と同じ)
初期消費電流=1.1mA
1000時間後の消費電流=1.4mA
上記結果から明らかなように、第2のアンテナ部を、第2のアンテナ部16と、第1のアンテナ部601とに分けて構成した場合は、温度及び湿度の変化に対する無線センサ送信装置の消費電流の変化が,比較例と比べて、著しく小さくなる。つまり、温度及び湿度の変化にかかわらず、安定したアンテナ効率を確保し得る。
電池寿命は、消費電流の増加に比例して減少し、その減少率は、高温放置では0%、高温高湿放置では、約30%となる。
図1の実施例では、第2のアンテナ部は、LまたはLC回路から構成される第1のアンテナ部601と、回路基板1にヘリカル巻きパターンで構成した第2のアンテナ部602の2つのブロックから構成される。具体的には、第1のアンテナ部601は、1個のインダクタL11と、2個のキャパシタC11,C12からなる回路で構成される。このようなLC回路部品としては、1005(1mm×0.5mm)又は1608(1.6mm×0.8mm)と表示される表面実装部品を用いることができる。この為、設置環境条件や、基板の製造公差等の影響をほとんど受けない。
図2の場合、第1のアンテナ部601としては、セラミックブロックに、第2のアンテナ部602と同様のヘリカルパターンを形成した表面実装タイプの部品を用いることができる。セラミックブロックの大きさは2mm程度とすることができ、設置環境条件や基板製造公差による影響は、ほとんど受けない。この為、基板上に形成されるパターンの幅、厚み、また、基板の厚みなどが、製造バラツキにより変化し、第2のアンテナ部602の入カインピーダンスが変化した場合でも、第1のアンテナ部601による、第2のアンテナ部602の入力と送信回路部5の出力インピーダンスとの整合状況は、実質的に影響を受けることはなくなる。基板のεrの経時変化による影響も同様である。
第2のアンテナ部602は、電池91の搭載領域外に備えられる。また、第2のアンテナ部602の占有領域内には、第2のアンテナ部602以外の電気的要素、例えば、導体パターン又は他の部品を配置しない構成が好ましい。このような構成によれば、電気信号や、電磁界の第2のアンテナ部602に対する干渉を回避し、ノイズの発生を抑制できる他、渦電流漏れが低減され、第2のアンテナ部利得が向上する。
図7は本発明に係る無線センサ送信装置の別の実施例を示す平面図、図8は図7に示した無線センサ送信装置の部分断面図、図9は図7及び図8に示した無線センサ送信装置の底面部分破断面図である。この実施例の特徴は、アンテナ導体61〜64を支持する支持基板60を、無線センサ送信装置のための回路基板1から独立させた点にある。第2のアンテナ部602は、センサ21〜2n、信号処理部4及び送信回路部5の搭載されている回路基板1の一面に搭載されている。
この実施例によれば、回路基板1が、第2のアンテナ部602の開口面積に影響を与えなくなるため、回路基板1の厚みを薄くし、装置全体の薄型化を達成できる。第2のアンテナ部602の搭載されている回路基板1の一面には、もともと、センサ21〜2n、信号処理部4及び送信回路部5が搭載されているから、第2のアンテナ部602を回路基板1の一面に搭載したとしても、装置全体の厚みが増大することはない。
しかも、アンテナ導体61〜64を支持する支持基板60を、回路基板1から独立させてあるため、支持基板60を、回路基板1を構成する誘電体材料よりも高い比誘電率を有する誘電体材料によって構成し、小型化を図りながら、第2のアンテナ部利得を向上させることができる。第2のアンテナ部利得は、支持基板60を構成する誘電体材料の誘電率を調整することによっても、調整することができる。
図10は本発明に係る無線センサ送信装置の別の実施例を示す平面図、図11は図10に示した無線センサ送信装置の部分断面図である。この実施例では、第2のアンテナ部602を、著しく短くしてある。第2のアンテナ部602は、アンテナ導体61〜64を支持する支持基板60が、無線センサ送信装置のための回路基板1から独立している。
図12は本発明に係る無線センサ送信装置の別の実施例を示す平面図、図13は図12に示した無線センサ送信装置の部分断面図、図14は図12、図13に示した無線センサ送信装置の底面図である。この実施例では、第2のアンテナ部602を、著しく短くして、無線センサ送信装置のための回路基板1に組みつけてある。
図15は本発明に係る無線センサ送信装置の更に別の実施例を示す平面図である。この実施例の特徴は、回路基板1の周縁に複数の第2のアンテナ部602を備えることである。このような配置構成によると、複数の第2のアンテナ部602においてそれぞれのアンテナ導体61〜64の長さを調整し、使用する周波数に対応させることができる。第2のアンテナ部602の数は、4個以下、例えば、相対向する2周縁に設ける構成(合計2個)であってもよいし、回路基板1の平面形状によっては、4個以上設けてもよい。
図16は本発明に係る無線センサ装置の構成を示すブロック図である。図において、先に示した図面に表れた構成部分に相当する部分については、同一の参照符号を付してある。図示するように、本発明に係る無線センサ送信装置101〜10mは、受信装置8と組み合わされ、無線センサ装置を構成する。図示実施例において、m個の無線センサ送信装置101〜10mが備えられている。これらは、互いに異なる位置に配置されているものとする。無線センサ送信装置101〜10mの個数m(m=1、2、3、...)は任意でよい。
受信装置8は、アンテナ81と、受信回路82と、CPU等で構成された信号処理回路83と、ディスプレイなどの表示部84とを備える。そのほか、パソコンとのインターフェースをとるための変換部などを備えていてもよい。受信装置8は、無線センサ送信装置101〜10mから送信された無線信号を、アンテナ81及び受信回路82によって受信し、信号処理装置83で処理する。そして、処理結果を、表示部84に表示する。これにより、隔地で測定された物理量を、受信装置8で受信し、解読し、表示することができる。
図17は本発明に係る無線センサ装置の構成を示すブロック図である。図において、先に示した図面に表れた構成部分に相当する部分については、同一の参照符号を付してある。図示するように、図示実施例において、1個の無線センサ送信装置に対して、m個の受信装置801〜80mが備えられている。これらは、互いに異なる位置に配置されているものとする。受信装置801〜80mの個数m(m=1、2、3、...)は任意でよい。
受信装置801〜80mのそれぞれは、無線センサ送信装置10から送信された無線信号を、アンテナ81及び受信回路82によって受信し、信号処理装置83で処理する。そして、処理結果を、表示部84に表示する。これにより、隔地で測定された物理量を、別々の場所に設置された受信装置801〜80mで個別的に受信し、解読し、表示することができる。
以上、好ましい実施例を参照して本発明の内容を具体的に説明したが、本発明の基本的技術思想及び教示に基づいて、当業者であれば、種々の変形態様を採り得ることは自明である。
本発明に係る無線センサ送信装置の電気回路図である。 本発明に係る無線センサ送信装置の別の例を示す電気回路図である。 本発明に係る無線センサ送信装置の平面図である。 図3に示した無線センサ送信装置の正面図である。 図3、図4に示した無線センサ送信装置の部分破断底面図である。 第2のアンテナ部の拡大図である。 本発明に係る無線センサ送信装置の別の実施例を示す平面図である。 図7に示した無線センサ送信装置の部分断面図である。 図7、図8に示した無線センサ送信装置の部分破断底面図である。 本発明に係る無線センサ送信装置の更に別の実施例を示す平面図である。 図10に示した無線センサ送信装置の部分断面図である。 本発明に係る無線センサ送信装置の更に別の実施例を示す平面図である。 図12に示した無線センサ送信装置の部分断面図である。 図12、図13に図示した無線センサ送信装置の底面面である。 本発明に係る無線センサ送信装置の別の実施例を示す平面図である。 本発明に係る無線センサ装置の構成を示すブロック図である。 本発明に係る無線センサ装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 回路基板
21〜2n センサ
31〜3n センサ回路
4 信号処理部
5 送信回路部
6 アンテナ部
601 第1のアンテナ部
602 第2のアンテナ部
60 支持基板
61〜64 アンテナ導体
91 電池

Claims (11)

  1. 回路基板と、センサ部と、信号処理部と、送信回路部と、アンテナ部とを含む無線センサ送信装置であって、
    前記回路基板は、一面に前記センサ部と、前記信号処理部と、前記送信回路部とを有しており、
    前記センサ部は、物理量を検出するものであり、
    前記信号処理部は、前記センサから出力される検出信号を処理する回路であり、
    前記送信回路部は、前記信号処理部から供給される信号を送信する回路であり、
    前記アンテナ部は、第1のアンテナ部と、第2のアンテナ部とを含み、前記回路基板に組みつけられており、
    前記第1のアンテナ部は、前記第2のアンテナ部と前記送信回路部との間に電気的に接続され、両者間のインピーダンスを整合させるものであり、
    前記第2のアンテナ部は、電波を放射する
    無線センサ送信装置。
  2. 請求項1に記載された無線センサ送信装置であって、前記第2のアンテナ部は、支持基板とアンテナ導体とを含み、
    前記支持基板は、電気絶縁材料でなり、
    前記アンテナ導体は、ヘリカル状であって、前記支持基板の厚みを開口部の2辺とし、前記支持基板の厚み方向にある面と平行な方向に巻き進む
    無線センサ送信装置。
  3. 請求項1又は2に記載された無線センサ送信装置であって、前記第2のアンテナ部は、アンテナ導体を含み、
    前記アンテナ導体は、ヘリカル状であって、前記回路基板の厚みを開口部の2辺とし、前記回路基板の面と平行な方向に巻き進む
    無線センサ送信装置。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載された無線センサ送信装置であって、前記第2のアンテナ部は、複数であり、前記回路基板の周縁に設けられている無線センサ送信装置。
  5. 請求項1乃至4の何れかに記載された無線センサ送信装置であって、グランド電極を含み、前記グランド電極は、前記回路基板の他面において、前記第2のアンテナ部を除くすべての範囲にベタ状に構成されている無線センサ送信装置。
  6. 請求項1乃至5の何れかに記載された無線センサ送信装置であって、前記第1のアンテナ部は、インダクタを含む電子部品で構成されており、前記回路基板の前記一面上に搭載されている無線センサ送信装置。
  7. 請求項1乃至6の何れかに記載された無線センサ送信装置であって、前記第1のアンテナ部は、インダクタ及びキャパシタを含む電子部品で構成されており、前記回路基板の前記一面上に搭載されている無線センサ送信装置。
  8. 請求項1乃至7の何れかに記載された無線センサ送信装置であって、電池を含み、前記電池は、前記センサ部、前記信号処理部及び前記送信回路部に電源を供給するものであって、前記回路基板の前記他面に組み付けられている無線センサ送信装置。
  9. 請求項8に記載された無線センサ送信装置であって、前記電池は、外周が円形状であり、前記回路基板の面内にある無線センサ送信装置。
  10. 請求項8又は9に記載された無線センサ送信装置であって、前記第2のアンテナ部は、前記電池の搭載領域外に備えられている無線センサ送信装置。
  11. 無線センサ送信装置と、受信装置とを含む無線センサ装置であって、
    前記無線センサ送信装置は、請求項1乃至10の何れかに記載されたものでなり、
    前記受信装置は、第2のアンテナ部、受信回路部、データ変換回路部とを含み、前記第2のアンテナ部を通して、前記無線センサ送信装置から送信された無線信号を受信して処理する
    無線センサ装置。

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