JP2006071178A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【要 約】
【課 題】 冷蔵庫の冷凍サイクルの冷媒圧力が高く、それに対応して、冷媒の流れを切り換える三方切換弁に駆動能力が高いものが採用されても、三方切換弁の駆動モータの消費電力を極力少なくする。
【解決手段】 冷蔵庫(1)は、コンプレッサ(11)からの冷媒が、放熱器(13)を介して三方切換弁(16)に流れ、三方切換弁で、第1の貯蔵室(3a)を冷却する第1蒸発器(6)への第1流路(17)または、第2の貯蔵室(3d)を冷却する第2蒸発器(7)への第2流路(18)に切り換えられて、再びコンプレッサに戻る冷凍サイクルと、三方切換弁を駆動するステッピングモータ(16a)と、ステッピングモータを制御する制御装置(51)とを備え、制御装置が、冷凍サイクルの高圧側の冷媒圧力が低い際にはパルス幅が小さくなるように、ステッピングモータに入力される駆動パルスのパルス幅を制御している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、コンプレッサからの冷媒が、放熱器を介して三方切換弁に流れ、この三方切換弁で、第1の貯蔵室を冷却する第1蒸発器への第1流路または、第2の貯蔵室を冷却する第2蒸発器への第2流路に切り換えられて、再びコンプレッサに戻る冷凍サイクルを備えた冷蔵庫に関する。
従来の冷蔵庫(たとえば、特許文献1など参照)は、図8に図示するような冷凍サイクルを備えている。図8は従来の冷蔵庫の冷凍サイクルの冷媒回路図である。
コンプレッサ01からの冷媒は凝縮器02、三方切換弁03に流れ、この三方切換弁03で、冷媒の流れは冷蔵用蒸発器06側または冷凍用蒸発器07側に切り換えられる。そして、冷蔵用蒸発器06側に流れた冷媒は、冷蔵用キャピラリーチューブ011を介して冷蔵用蒸発器06に流れ、この冷蔵用蒸発器06で冷蔵室などを冷却し、逆止弁012を介してコンプレッサ01に戻っている。また、冷凍用蒸発器07側に流れた冷媒は、冷凍用キャピラリーチューブ016を介して冷凍用蒸発器07に流れ、この冷凍用蒸発器07で冷凍室などを冷却し、逆止弁017を介してコンプレッサ01に戻っている。この様に構成されている従来の冷凍サイクルでは、冷媒としてフロンが用いられている。
ところで、地球温暖化防止のために、温暖化係数(GWP)の高いフロンから、温暖化係数の低い自然冷媒の使用が検討されている。この自然冷媒としては、プロパンやイソブタンなどの炭化水素系(HC系)、アンモニア、二酸化炭素(CO2)などがある。自然冷媒はフロンと特性が当然異なるが、特に、CO2冷媒は、温度約31℃、圧力約7MPaで臨界点に達する。したがって、外気温(この明細書では、「外気温」は、冷蔵庫の外側の空間の温度、すなわち、冷蔵庫の設置されている場所の室温を意味する)が約31℃以上になると、放熱器(従来の凝縮器に相当する)において、ガス状冷媒が、超臨界域で状態変化しながら空冷されることになる。そのため、臨界点の温度の高いフロン系冷媒を使用した場合に比して、CO2冷媒を使用した場合には、冷凍サイクルの高圧側の圧力を高くする必要がある。この様に、冷凍サイクルの高圧側の圧力を高くすると、三方切換弁03に加わる冷媒圧力が高くなる。したがって、三方切換弁03はこの高い冷媒圧力に抗する駆動力(すなわち、回転トルク)が要求されるため、駆動能力の大きなものが採用される。それにともなって、三方切換弁03の消費電力が増大する。
特開2002−286347号公報
解決しようとする問題点は、冷凍サイクルの冷媒圧力が高いと、冷媒の流れを切り換える三方切換弁に駆動能力が高いものが採用され、それにともなって、三方切換弁を駆動するための消費電力が増大する点である。
本発明の冷蔵庫(1)は、コンプレッサ(11)からの冷媒が、放熱器(13)を介して三方切換弁(16)に流れ、この三方切換弁で、第1の貯蔵室(3a)を冷却する第1蒸発器(6)への第1流路(17)または、第2の貯蔵室(3d)を冷却する第2蒸発器(7)への第2流路(18)に切り換えられて、再びコンプレッサに戻る冷凍サイクルと、前記三方切換弁を駆動するステッピングモータ(16a)と、このステッピングモータを制御する制御装置と(51)を備え、この制御装置が、冷凍サイクルの高圧側の冷媒圧力が低い際にはパルス幅が小さくなるように、前記ステッピングモータに入力される駆動パルスのパルス幅を制御している。
また、制御装置が、外気温に基づいて、外気温の低い際にはパルス幅が小さくなるように、前記ステッピングモータに入力される駆動パルスのパルス幅を制御していることがある。
さらに、三方切換弁から第2流路側に流れた冷媒は、第2蒸発器用第1膨張部(31)を介して気液分離器(32)に流入し、この気液分離器で気体状の冷媒と液体状の冷媒とに分けられ、気体状の冷媒はコンプレッサの中間圧部(11c)に戻るとともに、液体状の冷媒は第2蒸発器用第2膨張部(41,42)および前記第2蒸発器を介してコンプレッサの吸込口に戻っていることがある。
本発明によれば、制御装置が、冷凍サイクルの高圧側の冷媒圧力が低い際にはパルス幅が小さくなるように、ステッピングモータに入力される駆動パルスのパルス幅を制御している。したがって、外気温が低く、それにともなって冷媒圧力が低い際には、三方切換弁のステッピングモータの駆動パルスのパルス幅を小さくして、その消費電力を小さくしている。その結果、特に、外気温が高い際に、CO2冷媒などのガス状冷媒が超臨界域で状態変化しながら放熱器で空冷される冷媒圧力の高い冷蔵庫において、この高い冷媒圧力に対応して駆動能力の大きなステッピングモータを採用しても、その消費電力を極力小さくすることができる。また、三方切換弁の駆動モータがステッピングモータであるので、フィードバック制御を行う必要がなくなる。
このように、冷凍サイクルの高圧側の冷媒圧力に応じて、ステッピングモータの駆動パルスのパルス幅を制御しているが、高圧側の冷媒圧力を直接検知することは、コスト面から現実的ではない。そこで、外気温で高圧側の冷媒圧力を類推して、制御装置が、外気温に基づいて、外気温の低い際にはパルス幅が小さくなるように、前記ステッピングモータに入力される駆動パルスのパルス幅を制御していることがある。
さらに、コンプレッサからの冷媒は放熱器、第2蒸発器用第1膨張部を介して気液分離器に流入し、この気液分離器で気体状の冷媒と液体状の冷媒とに分けられ、気体状の冷媒はコンプレッサの中間圧部に戻るとともに、液体状の冷媒は第2蒸発器用第2膨張部および前記第2蒸発器を介してコンプレッサの吸込口に戻しており、この二段膨張で、図2のc−bに示すように、冷却能力を向上させることができる。
冷蔵庫の冷凍サイクルの冷媒圧力が高く、それに対応して、冷媒の流れを切り換える三方切換弁に駆動能力が高いものが採用されても、三方切換弁の駆動モータであるステッピングモータの消費電力を極力少なくするという目的を、制御装置により、冷凍サイクルの高圧側の冷媒圧力が低い際にはパルス幅が小さくなるように、ステッピングモータに入力される駆動パルスのパルス幅を制御することで実現した。
次に、本発明における冷蔵庫の一実施例について、図1ないし図7を用いて説明する。図1は本発明における冷蔵庫の冷凍サイクルの冷媒回路図である。図2は図1の冷凍サイクルの P-h線図である。図3は冷蔵庫の概略の正面図である。図4は制御装置の概略の入出力図である。図5は三方切換弁の駆動パルスを制御するためのフローチャートである。図6は三方切換弁の駆動モータの入力端子に加わる駆動パルスのタイムチャートである。図7は別のパターンの駆動パルスのタイムチャートである。
図3において、家庭用の冷蔵庫1は、その本体である外郭が断熱箱体2で構成されている。この断熱箱体2の内部空間(すなわち庫内)は、設定温度の異なる複数の貯蔵室3(この実施例では5室)に仕切られており、各貯蔵室3は冷蔵室3a、アイス室3b、冷凍や冷蔵を選べるセレクト室3c、冷凍室3dや野菜室3eなどになっている。また、断熱箱体2の前面開口は、断熱扉で開閉可能に閉じられている。そして、冷蔵室3aは冷蔵室用蒸発器である第1蒸発器6で、また、アイス室3b、セレクト室3cおよび冷凍室3dは冷凍室用蒸発器である第2蒸発器7で冷却される。野菜室3eは、冷凍室3dとの間の隔壁などを介して、冷凍室3dの冷気で間接的に冷却される。
そして、蒸発器6,7などは、図1に図示する冷凍サイクルを構成し、この冷凍サイクルは冷媒として自然冷媒であるCO2冷媒を使用している。コンプレッサ11は二段圧縮式で、第1圧縮部11aおよび第2圧縮部11bを具備し、第1圧縮部11aの吐出側は中間圧熱交換器12を介して第2圧縮部11bの吸込側に接続されている。このコンプレッサ11は、第1圧縮部11aの吸込側から吸い込んだ気体状の冷媒を圧縮し、この冷媒を中間圧熱交換器12で空冷し、さらに第2圧縮部11bで圧縮する。そして、この圧縮した冷媒を、第2圧縮部11bの吐出側から放熱器13に吐出する。冷媒は放熱器13で空冷され、デハイドレータ14を介して三方切換弁16に流れる。
この三方切換弁16で、放熱器13からの冷媒は第1蒸発器6への第1流路17または第2蒸発器7への第2流路18に切り換えられて流れる。三方切換弁16は、放熱器13からの流入流路19を第1流路17に接続する第1切換位置、放熱器13からの流入流路19を第2流路18に接続する第2切換位置、および放熱器13からの流入流路19の流れを閉じる遮断位置の3位置をとることができる。
三方切換弁16から第1流路17に流れた冷媒は、第1蒸発器用膨張部である第1キャピラリーチューブ21を流れて膨張して温度が低下し、第1蒸発器6に流入し、この第1蒸発器6で第1蒸発器6の周囲の空気と熱交換して第1の貯蔵室3(特に、冷蔵室3a)を冷却する。そして、第1蒸発器6から出た冷媒は、第1熱交換部22で第1キャピラリーチューブ21を流れる冷媒と熱交換を行い、冷却効率を向上させている。次いで、逆止弁23を介してコンプレッサ11の吸込口(すなわち、第1圧縮部11aの吸込側)に戻っている。
一方、三方切換弁16から第2流路18に流れた冷媒は、第2蒸発器用第1膨張部である第2キャピラリーチューブ31を流れて膨張して温度が低下し、中間圧用気液分離器32に流入する。この気液分離器32で気体状の冷媒と液体状の冷媒とに分けられる。
そして、気液分離器32の気体状の冷媒は、気液分離器32から流れ出て中間圧冷媒流路36を通って、コンプレッサ11の中間圧部11c(すなわち、第2圧縮部11bの吸込側)に流れる。この気液分離器32とコンプレッサ11の中間圧部11cを接続する中間圧冷媒流路36には、逆流を防止する逆止弁38が設けられている。
また、気液分離器32の液体状の冷媒は、気液分離器32から流れ出て第2蒸発器用第2膨張部である第3キャピラリーチューブ41および電動膨張弁42で膨張して温度が低下し、第2蒸発器7に流入する。この第2蒸発器7で、第2蒸発器7の周囲の空気と熱交換して第2の貯蔵室3(特に、アイス室3b、セレクト室3cおよび冷凍室3d)を冷却する。そして、第2蒸発器7から出た冷媒は、逆止弁43を介して、再びコンプレッサ11の吸込口に戻る。また、第2蒸発器7からコンプレッサ11に流れる冷媒は、第2キャピラリーチューブ31を流れる冷媒と第2熱交換部44で熱交換を行い、冷却効率を向上させている。
この様に構成されている冷蔵庫1は、三方切換弁16を切り換えることにより、第1蒸発器6または第2蒸発器7で貯蔵室3を冷却することができる。そして、外気温(冷蔵庫1の設置されている場所の温度)が臨界点(温度約31℃)よりも高く、かつ、三方切換弁16が第2流路18(すなわち、第2蒸発器7)側に切り換わっている場合について、図2の P-h線図に基づいて、説明する。
コンプレッサ11が稼働すると、ガス状の冷媒(CO2)はコンプレッサ11の一段目(すなわち、第1圧縮部11a)で圧縮され、高温・高圧のガス状冷媒となり、中間圧熱交換器12において外気(冷蔵庫の設置されている部屋の空気)で空冷されて温度が低下し、コンプレッサ11の二段目(すなわち、第2圧縮部11b)に戻る。
そして、冷媒はコンプレッサ11の二段目でさらに圧縮され、高温・高圧のガス状冷媒となり、放熱器13において空冷されて、超臨界域で状態変化しながら、冷媒の温度は外気温付近まで低下する。この外気温付近まで低下した冷媒は、第2キャピラリーチューブ31を通って減圧され、温度が低下し、気液が混合した状態となって気液分離器32に流入する。そして、この気液分離器32で気体状の冷媒と液体状の冷媒とに分離され、気体状の冷媒はコンプレッサ11の中間圧部11cに、一方、液体状の冷媒は、第3キャピラリーチューブ41および電動膨張弁42で膨張した後にコンプレッサ11の吸込口(すなわち、第1圧縮部11aの吸込側)に流れる。この様にして、気液分離器32を設けて、気液混合の冷媒を気体状の冷媒と液体状の冷媒とに分離し、液体状の冷媒をさらに膨張させることで、一段膨張の場合の冷却能力(図2のa−b)よりも大きな冷却能力(図2のc−b)を得ることができる。
冷蔵庫はこの様に構成されているので、外気温が高い際には、放熱器13において超臨界域で状態変化しており、コンプレッサ11の吐出圧は約10MPaと高くなっている。
また、この冷蔵庫には、図4に図示する制御装置51が設けられており、この制御装置51はマイコンなどで構成されている。そして、制御装置51には、種々の電気部品が接続されているが、特に三方切換弁16などの制御のための電気部品として、入力側に、外気温センサ52、冷蔵室温度センサ53および冷凍室温度センサ54などが接続され、一方、出力側に、コンプレッサ11、三方切換弁16の駆動モータ16aおよび電動膨張弁42などが接続されている。そして、三方切換弁16の駆動モータ16aはステッピングモータで構成されている。なお、制御装置51の記憶部(ROMやRAMなど)には種々の設定値(たとえば、冷蔵室3aの冷蔵室設定温度や冷凍室3dの冷凍室設定温度など)が記憶されるとともに、図示しないタイマを内蔵している。また、制御装置51は、三方切換弁16の制御以外に種々の制御を行っている。外気温センサ52は、放熱器用送風機56(図1参照)により放熱器13に送風される空気の温度(すなわち、冷蔵庫の設置されている場所の温度)を検出する。そして、冷蔵室温度センサ53は冷蔵室3aの庫内温度を検出し、冷凍室温度センサ54は冷凍室3dの庫内温度を検出する。
そして、冷蔵室温度センサ53の検出した検出値である冷蔵室温度および、冷凍室温度センサ54の検出した検出値である冷凍室温度が制御装置51に入力されると、制御装置51は記憶部に記憶された冷蔵室設定温度および冷凍室設定温度と比較する。制御装置51は、冷蔵室温度センサ53の検出値が冷蔵室設定温度よりも高く、かつ、冷凍室温度センサ54の検出値が冷凍室設定温度よりも高い場合には、コンプレッサ11に稼働信号を出力し、また、電動膨張弁42を外気温センサ52の検出する外気温などに基づいて適度な角度で開けるとともに、三方切換弁16の駆動モータ16aに切換指令を出して三方切換弁16を第1切換位置に切り換え、放熱器13からの冷媒を第1蒸発器6に流し、冷蔵室3aを冷却する。コンプレッサ11の回転数は、制御装置51が、外気温センサ52の検出値などに基づいて決定しており、外気温が高くなると、コンプレッサ11の回転数が高くなるように設定している。この冷却にともなって、冷蔵室3aの温度が漸次低下し、冷蔵室設定温度になる。そして、制御装置51は随時、冷蔵室温度センサ53からの検出値が冷蔵室設定温度になったか否かを判断しており、冷蔵室設定温度になったと判断すると、三方切換弁16の駆動モータ16aに切換指令を出して三方切換弁16を第2切換位置に切り換え、放熱器13からの冷媒を第2蒸発器7に流し、冷凍室3dなどを冷却する。
冷凍室設定温度は冷蔵室設定温度よりも低く設定されている。したがって、冷凍室3dを冷却している際には、冷蔵室3aを冷却している時よりも、冷却能力を増大させるために、制御装置51はコンプレッサ11の回転数が高くなるように制御している。この冷却にともなって、冷凍室3dなどの温度が漸次低下し、冷凍室設定温度になる。そして、制御装置51は随時、冷凍室温度センサ54からの検出値が冷凍室設定温度になったか否かを判断しており、冷凍室設定温度になったと判断すると、コンプレッサ11を停止するとともに、三方切換弁16の駆動モータ16aに切換指令を出して遮断位置に切り換え、放熱器13から第2キャピラリーチューブ31への冷媒の流れを遮断する。また、制御装置51は、コンプレッサ11の停止と略同時に、電動膨張弁42に閉止指令を出力し、電動膨張弁42を閉じる。
前述のように、この冷蔵庫は、CO2冷媒が使用され、外気温が高い際には、放熱器13において超臨界域で状態変化しており、コンプレッサ11の回転数を上げて、その吐出圧を高くしている。この高い圧力に抗して、三方切換弁16を切り換えることができるように、三方切換弁16の駆動モータ16aの駆動能力は、従来のフロンを用いた冷蔵庫よりも、大きなものを採用している。すると、駆動モータ16aを駆動するのに要する消費電力が増大する。
したがって、この実施例では、駆動モータ16aの消費電力を極力少なくするために、外気温センサ52の検出する外気温が低く、それにともなって、コンプレッサ11の回転数が低くなって、コンプレッサ11からの吐出圧が低い際には、三方切換弁16の駆動モータ16aを小さなトルクで回転させて、消費電力を少なくしている。この制御のフローを図5のフローチャートに基づいて説明する。
ステップ1において、冷蔵室温度センサ53の検出値や冷凍室温度センサ54の検出値に基づいて、制御装置51が三方切換弁16の切換信号を生成すると、ステップ2において、制御装置51は、外気温センサ52から検出値である外気温をサンプリングして入手する。そして、ステップ3において、制御装置51は入手した外気温に基づいて、外気温が低くなると駆動パルスのパルス幅が小さくなるように、駆動モータ16aの駆動パルスのパルス幅を決定する。ついで、ステップ4において、制御装置51は決定したパルス幅の駆動パルスを三方切換弁16の駆動モータ16aに出力する。
そして、図6のタイムチャートに示すように、三方切換弁16の駆動モータ16aの各入力端子a〜dに入力される駆動パルスのパルス幅は、外気温が高い際には実線の幅aで示すように大きく、一方、外気温が低い際には破線の幅bで示すように小さくして、駆動モータ16aの消費電力を小さくしている。なお、駆動パルスの周波数および高さ(ピーク電圧)は略一定である。
また、上記図6の駆動パルスのパターンでは、パルス幅が幅bの場合には、入力端子a〜dへの入力は間欠的になるが、図7に示すように、駆動パルスの別のパターンでは、駆動パルスの周波数を高くして、入力端子a〜dへの入力を連続的に行うことも可能である。(すなわち、a端子の入力が終わると、直ぐにb端子への入力が立ち上がり、そして、b端子の入力が終わると、直ぐにc端子への入力が立ち上がる。これを、a端子からd端子まで行い、再び、a端子から順次繰り返す。)
この様にして、冷蔵庫1は、コンプレッサ11、電動膨張弁42および三方切換弁16の駆動モータ16aを制御する制御装置51と、第1の貯蔵室の温度を検出する第1温度検出手段(冷蔵室温度センサ53)と、第2の貯蔵室の温度を検出する第2温度検出手段(冷凍室温度センサ54)と、外気温を検出する外気温検出手段(外気温センサ52)とを備え、制御装置51は、第1温度検出手段、第2温度検出手段および外気温検出手段からのデータを取得する入力手段と、外気温に基づいて、外気温の低い際にはパルス幅が小さくなるように、三方切換弁16の駆動モータ16aの駆動パルスのパルス幅を決定するパルス幅決定手段と、取得したデータに基づいてコンプレッサ11、電動膨張弁42および三方切換弁16の駆動モータ16aを制御する出力手段とを具備している。
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例を下記に例示する。
(1)実施例においては、コンプレッサは二段圧縮であるが、コンプレッサの形式や構造は適宜選択可能である。
(2)冷蔵庫の貯蔵室の形式、個数や配置は適宜変更可能である。たとえば、冷蔵室、冷凍室、氷温室、チルド、製氷室および野菜室などを適宜箇所に、適宜の個数配置することができる。
(3)第1蒸発器6側の冷媒回路を、第2蒸発器7側の冷媒回路と同様に、気液分離器32が設けられている構造とすることができる。ただし、気液分離器は蒸発器の上側に配置する必要があり、配置スペースが大きくなるため、冷蔵庫がコンパクトになるように、冷凍側よりも設定温度の高い冷蔵側(すなわち、第1蒸発器6側)の冷媒回路には、気液分離器を設けないことが好ましい。
(4)逆止弁は、冷媒の流れの逆流を防止することができるならば、その形式は適宜選択可能である。
(5)三方切換弁16の駆動モータ16aであるステッピングモータに加える駆動パルスのパターンは、適宜変更可能である。
(6)冷媒は必ずしも、CO2冷媒に限定されるものではなく、他の種類の冷媒を用いることも可能である。
制御装置により、冷凍サイクルの高圧側の冷媒圧力が低い際にはパルス幅が小さくなるように、三方切換弁のステッピングモータに入力される駆動パルスのパルス幅を制御しており、外気温が低く、冷媒圧力の低い場合には、ステッピングモータの消費電力を小さくしている。したがって、CO2冷媒などのガス状冷媒が、外気温の高い際などに、超臨界域で状態変化しながら放熱器で空冷されており、冷凍サイクルの冷媒の圧力が高く、それに対応して、三方切換弁の駆動モータであるステッピングモータが高い駆動能力を要求される冷蔵庫に適用することが最適である。
図1は本発明における冷蔵庫の冷凍サイクルの冷媒回路図である。 図2は図1の冷凍サイクルの P-h線図である。 図3は冷蔵庫の概略の正面図である。 図4は制御装置の概略の入出力図である。 図5は三方切換弁の駆動パルスを制御するためのフローチャートである。 図6は三方切換弁の駆動モータの入力端子に加わる駆動パルスのタイムチャートである。 図7は別のパターンの駆動パルスのタイムチャートである。 図8は従来の冷蔵庫の冷凍サイクルの冷媒回路図である。
符号の説明
1 冷蔵庫
3 貯蔵室
3a 冷蔵室(第1の貯蔵室)
3d 冷凍室(第2の貯蔵室)
6 第1蒸発器
7 第2蒸発器
11 コンプレッサ
11c コンプレッサの中間圧部
13 放熱器
16 三方切換弁
16a 三方切換弁の駆動モータ(ステッピングモータ)
17 第1流路
18 第2流路
21 第1キャピラリーチューブ
31 第2キャピラリーチューブ(第2蒸発器用第1膨張部)
32 気液分離器
41 第3キャピラリーチューブ(第2蒸発器用第2膨張部)
42 膨張弁(第2蒸発器用第2膨張部)
51 制御装置

Claims (3)

  1. コンプレッサからの冷媒が、放熱器を介して三方切換弁に流れ、この三方切換弁で、第1の貯蔵室を冷却する第1蒸発器への第1流路または、第2の貯蔵室を冷却する第2蒸発器への第2流路に切り換えられて、再びコンプレッサに戻る冷凍サイクルと、
    前記三方切換弁を駆動するステッピングモータと、
    このステッピングモータを制御する制御装置とを備え、
    この制御装置が、冷凍サイクルの高圧側の冷媒圧力が低い際にはパルス幅が小さくなるように、前記ステッピングモータに入力される駆動パルスのパルス幅を制御していることを特徴とする冷蔵庫。
  2. コンプレッサからの冷媒が、放熱器を介して三方切換弁に流れ、この三方切換弁で、第1の貯蔵室を冷却する第1蒸発器への第1流路または、第2の貯蔵室を冷却する第2蒸発器への第2流路に切り換えられて、再びコンプレッサに戻る冷凍サイクルと、
    前記三方切換弁を駆動するステッピングモータと、
    このステッピングモータを制御する制御装置とを備え、
    この制御装置が、外気温に基づいて、外気温の低い際にはパルス幅が小さくなるように、前記ステッピングモータに入力される駆動パルスのパルス幅を制御していることを特徴とする冷蔵庫。
  3. 前記三方切換弁から第2流路側に流れた冷媒は、第2蒸発器用第1膨張部を介して気液分離器に流入し、この気液分離器で気体状の冷媒と液体状の冷媒とに分けられ、気体状の冷媒はコンプレッサの中間圧部に戻るとともに、液体状の冷媒は第2蒸発器用第2膨張部および前記第2蒸発器を介してコンプレッサの吸込口に戻っていることを特徴とする請求項1または2記載の冷蔵庫。
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