JP2002350005A - 流体制御弁の駆動装置及び流体制御弁並びに空気調和機 - Google Patents

流体制御弁の駆動装置及び流体制御弁並びに空気調和機

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JP2002350005A
JP2002350005A JP2001160931A JP2001160931A JP2002350005A JP 2002350005 A JP2002350005 A JP 2002350005A JP 2001160931 A JP2001160931 A JP 2001160931A JP 2001160931 A JP2001160931 A JP 2001160931A JP 2002350005 A JP2002350005 A JP 2002350005A
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driving
control valve
fluid control
power
coil
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JP2001160931A
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Nobuyuki Kiuchi
信行 木内
Masahiro Murata
雅弘 村田
Koichi Sato
孝一 佐藤
Shinichi Kitano
信一 北野
Seiichi Nakahara
誠一 中原
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Saginomiya Seisakusho Inc
Original Assignee
Saginomiya Seisakusho Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気調和機の流路切換弁等の流体制御弁を駆
動する駆動装置において、省エネ性、低コストを実現す
る。 【解決手段】 空気調和機の流路切換弁における主弁体
を回動する電磁コイルをバイファイラ巻きの電磁コイル
111,112とする。電磁コイル111,112と供
給電力10の間にスイッチングトランジスタ406a,
406bを設ける。スイッチングトランジスタ406
a,406bは、NチャネルMOS−FETとする。ス
イッチングトランジスタ406a,406bのゲート電
圧を、制御部C1及び信号変換部70で制御する。供給
電力10の負極側ラインBL−と制御部C1の0Vとを
接続して、信号変換部70で電気的絶縁手段が不要とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧縮機、流路切換
弁、室外熱交換器、絞り装置、室内熱交換器等により構
成する空気調和機に用いられ、冷媒の流れ方向を切り換
える流路切換弁や冷媒の流れを制御する流体制御弁等を
駆動する流体制御弁の駆動装置、及び流体制御弁、並び
に流体制御弁の駆動装置を備える空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】(従来技術−1)特開平11−2112
83号公報の空気調和機では、図17に示すように、交
流を整流器33により整流し、コンデンサ35により平
滑して直通電力を生成している。次に、DC/DCコン
バータ85を介して電磁コイル11の駆動に適した電圧
の直流電力を生成するように構成されている。また、図
18に示すように、別の実施例では、上記同様に直流電
力を生成し、DC/DCコンバータを介さずに電磁コイ
ル11をバイポーラ駆動するように構成されている。
【0003】(従来技術−2)特開2001−3723
8号公報のものでは、図19に示すように、バイファイ
ラ巻線の電磁コイル111,112をユニポーラ駆動す
る実施例が示されており、この実施例では、接続切換手
段はスイッチSW1,SW2により構成されている。
【0004】(従来技術−3)空気調和機に利用される
流体制御弁として、例えば、特願2000−27610
9号において本出願人が提案しているロータリ式の四方
弁がある。この四方弁100の電磁コイル101はコイ
ル用リード線を2本備えるユニファイラ巻きにより構成
されている。そして、図20に示すように、交流が供給
されて全波整流を行い未平滑直流電力を生成して、リレ
ー1、リレー2の2つのリレー接点により電磁コイル1
01をバイポーラ駆動するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図17に示す従来技術
−1の例では、一のコンバータ(整流器)33で直流電
力を生成し、次に2つ目のコンバータ85で電磁コイル
11に分配供給する直流電力を生成している。一般に、
変圧器、DC/DCコンバータ85などの効率は略70
%で、略30%のエネルギーロスがあり、2つ目のコン
バータを備える点、改善の余地を残している。
【0006】図18に示す従来技術−1の例では、図1
7の例に比較して略30%の省エネが達成できる。しか
し、一般的に交流電力がAC100Vの場合は倍電圧整
流、AC200Vの場合は全波整流し、整流器33は略
DC280Vの電圧の直流電力を生成する。そのため、
4つの駆動用トランジスタTR1,TR3,TR5,T
R7の耐電圧はDC400〜600Vの特性が求められ
る。ところが、前記耐電圧の高いトランジスタを4つも
備える分、高価であり、この点で改善の余地を残してい
る。さらに、この図18の例では、正極側電源L+側の
駆動用トランジスタTR1,TR5を制御(オン/オ
フ)するためのバイアス回路/ドライバ回路43が2つ
分よけいに必要であり、この点でも改善の余地を残して
いる。
【0007】図19に示す従来技術−2の例では、スイ
ッチがリレー接点で構成されている場合、例えば、電磁
コイルを5秒間ONした後、次にOFFするなど、接点
の応答時間より長い時間の駆動シーケンスは可能なもの
の、エネルギ効率の改善のために近年多用されている電
圧可変型のインバータ式エアコンでは、コイルの定格電
圧の略2倍の供給電圧が生成される場合もあり、定格電
流に相当する平均の駆動電流をPWM駆動を用いて印加
するのに、リレー接点で駆動することは不可能であり、
この点で、改善の余地を残している。
【0008】従来技術−3は、バイポーラ駆動する例で
あるが、リレー1c接点を2つ必要とする分、高価な構
成となっており、この点で改善の余地を残している。
【0009】本発明は、前記の課題を解決するためにな
されたものであり、空気調和機を運転するに適した直流
電源の供給電圧をバイファイラ巻線で構成される四方弁
の電磁コイルに供給して、接続切換手段の構成を簡単に
し、さらに安価な構成となるように、流路切換弁の駆動
装置を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の流体
制御弁の駆動装置は、空気調和機の流体制御弁の電磁コ
イルを冷房モード用駆動コイルと暖房モード用駆動コイ
ルとを備えるバイファイラ巻きとし、前記2つの駆動コ
イルを駆動する接続切換手段を備え、前記空気調和機の
圧縮機を駆動するインバータに適した直流電力を、交流
電力から一のコンバータの電圧可変信号を制御して生成
し、冷房モード時の駆動電流、あるいは暖房モード時の
駆動電流を、前記コンバータが生成する前記直流電力を
前記接続切換手段に供給して生成する流体制御弁の駆動
装置において、前記直流電力の負極側電源と前記駆動装
置の制御部の電源の負極側とを接続し、前記制御部が前
記駆動コイルを駆動する駆動信号を前記接続切換手段に
送出することを特徴とする。
【0011】本発明の請求項2の流体制御弁の駆動装置
は、空気調和機の流体制御弁の電磁コイルを冷房モード
用駆動コイルと暖房モード用駆動コイルとを備えるバイ
ファイラ巻きとし、前記2つの駆動コイルを駆動する接
続切換手段を備え、前記空気調和機の圧縮機を駆動する
インバータに適した直流電力を、交流電力から一のコン
バータの電圧可変信号を制御して生成し、冷房モード時
の駆動電流、あるいは暖房モード時の駆動電流を、前記
コンバータが生成する前記直流電力を前記接続切換手段
に供給して生成する流体制御弁の駆動装置において、前
記駆動コイルの定格電圧がDC140Vの場合、前記圧
縮機を停止した後、前記一のコンバータがDC140V
の直流電力を生成し、前記駆動コイルに駆動電流を印加
することを特徴とする。
【0012】本発明の請求項3の流体制御弁の駆動装置
は、空気調和機の流体制御弁の電磁コイルを冷房モード
用駆動コイルと暖房モード用駆動コイルとを備えるバイ
ファイラ巻きとし、前記2つの駆動コイルを駆動する接
続切換手段を備え、前記空気調和機の圧縮機を駆動する
インバータに適した直流電力を、交流電力から一のコン
バータの電圧可変信号を制御して生成し、冷房モード時
の駆動電流、あるいは暖房モード時の駆動電流を、前記
コンバータが生成する前記直流電力を前記接続切換手段
に供給して生成する流体制御弁の駆動装置において、前
記駆動装置が温度検出手段を備え、前記温度検出手段の
値から低温域、中温域、高温域を判断して、前記駆動電
流を補正演算することを特徴とする。
【0013】本発明の請求項4の流体制御弁は、流体制
御弁の備える主弁体が弁座から離座する導通工程と、前
記主弁体が回転する切換工程と、前記主弁体が前記弁座
に着座して位置保持する保持工程とを実行する流体制御
弁において、前記3つの工程を実行するために電磁コイ
ルがバイファイラ巻きで構成されることを特徴とする。
【0014】本発明の請求項5の空気調和機は、冷房モ
ード用駆動コイルと暖房モード用駆動コイルとを備える
バイファイラ巻きの電磁コイルで構成する流体制御弁
と、駆動装置の制御部が前記2つの駆動コイルを駆動す
る請求項1、請求項2または請求項3記載の流体制御弁
の駆動装置とを備えることを特徴とする。
【0015】請求項1の流体制御弁の駆動装置によれ
ば、前記直流電力の負極側電源と前記駆動装置の制御部
の電源の負極側とが接続しているので、前記接続切換手
段の電気的絶縁手段が不要となり、該接続切換手段の設
計の自由度が増大する。
【0016】請求項2の流体制御弁の駆動装置によれ
ば、例えば、PAMインバータ式のエアコンにおいて、
電磁コイルの定格電圧がDC140Vの場合、圧縮機の
始動時に、エアコンのコンバータがDC140Vの直流
電力を生成すれば、流体制御弁を好適に作動することが
できる。
【0017】請求項3の流体制御弁の駆動装置によれ
ば、駆動コイルの判明しているコイル抵抗が周囲温度に
より変動するので、PWM駆動の通電率を補正するの
で、流体制御弁を好適に作動することができる。
【0018】請求項4の流体制御弁によれば、電磁コイ
ルがバイファイラ巻きであるので請求項1〜3の流体制
御弁の駆動装置で駆動する駆動回路のコストが低減す
る。
【0019】請求項5の空気調和機によれば、バイファ
イラ巻きの電磁コイルと、制御部(駆動装置)の制御工
程(プログラム)とにより、エネルギーロスがなく、コ
ストを低減した空気調和機を提供できる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の流体制御弁の駆動
装置の実施形態を、図面を参照して説明する。図5は実
施形態の流体制御弁の駆動装置を備えた空気調和機の原
理的ブロック図である。冷凍サイクルAにおいて、4は
圧縮機、9Aは室内ユニットに搭載された室内熱交換
器、9Bは室外ユニットに搭載された室外熱交換器、1
0Aは絞り装置、200はアキュムレータ、100は後
述の流路切換弁(四方弁)である。なお、本発明の流体
制御弁の実施形態の一つが流路切換弁(四方弁)である
ことはいうまでもない。
【0021】圧縮機4の吐出口は流路切換弁100に接
続され、圧縮機4の吸入口はアキュムレータ200を介
して流路切換弁100に接続されている。また、流路切
換弁100は熱交換器用導管を介して室内熱交換器9A
と室外熱交換器9Bとに接続され、絞り装置10Aは室
内熱交換器9Aと室外熱交換器9Bとの間に介設されて
いる。これにより、圧縮機4、流路切換弁100、アキ
ュムレータ200、室内熱交換器9A、室外熱交換器9
B、及び、絞り装置10Aは冷凍サイクルAを構成して
いる。
【0022】圧縮機4は冷媒を圧縮し、この圧縮された
冷媒は流路切換弁100に流入されるが、この冷媒の流
路は流路切換弁100により運転モードに応じて切り換
えられる。暖房モードでは、図に実線の矢印で示したよ
うに、圧縮された冷媒は流路切換弁100から室内熱交
換器9Aに流入され、この室内熱交換器9Aは凝縮器と
して機能し、室内熱交換器9Aから流出された冷媒液は
絞り装置10Aを介して室外熱交換器9Bに流入され、
この室外熱交換器9Bは蒸発器として機能する。そし
て、室外熱交換器9Bで蒸発された冷媒は流路切換弁1
00及びアキュムレータ200を介して圧縮機4に流入
される。
【0023】一方、冷房運転モードでは、図に破線の矢
印で示したように、圧縮機4で圧縮された冷媒は流路切
換弁100から室外熱交換器9B、絞り装置10A、室
内熱交換器9A、流路切換弁100、アキュムレータ2
00、そして、圧縮機4の順に循環され、室外熱交換器
9Bが凝縮器として機能し、室内熱交換器9Aが蒸発器
として機能する。
【0024】図5に一点鎖線で示した制御装置Cは、室
内ユニットの室内制御部、室外ユニットの室外制御部及
び(本発明の流体制御弁の)駆動装置に対応しており、
この制御装置Cの処理部C1はマイコンにより構成され
ている。また、入力部C2は室内ユニットのリモコン受
信部やマニュアルスイッチに対応し、検出部C3は、各
種温度センサ(温度検出手段)あるいは圧力検出手段、
流量検出手段、周波数検出手段などに対応している。さ
らに、停電検出部C4は室外制御部の電圧検出器に対応
し、半固定記憶部C5は室内制御部および室外制御部の
EEPROMに対応している。
【0025】絞り装置駆動部C6、室内熱交換器駆動部
C7、室外熱交換器駆動部C8および圧縮機駆動部C9
は、後述する制御プログラムの実行により機能する手段
である。また、流路切換弁駆動部406は流路切換弁1
00の電磁コイルを駆動するドライバに対応している。
【0026】絞り装置駆動部C6は絞り装置駆動源(例
えば、ステッピングモータ)404に制御信号を出力
し、絞り装置駆動源404を介して絞り装置10Aの絞
りの開度を制御する。室内熱交換器駆動部C7は室内熱
交換器駆動源(例えば、ファンモータのドライバ)に制
御信号を出力し、室内熱交換器駆動源301は制御信号
に応じてクロスフローファンを駆動し、運転または停止
するとともに、回転数により室内熱交換器9Aの熱交換
能力を制御する。室外熱交換器駆動部C8は室外熱交換
器駆動源(例えば、ファンモータのドライバ)に制御信
号を出力し、室外熱交換器駆動源401は制御信号に応
じてファンを駆動し、運転または停止するとともに、回
転数により室外熱交換器9Bの熱交換能力を制御する。
【0027】また、処理部C1は流路切換弁駆動部40
6に制御信号を出力し、流路切換弁駆動部406は、制
御信号に応じて、流路切換弁100の流路を切り換える
ための流路切換弁駆動源(後述説明するバイファイラ巻
きの電磁コイル)111,112に電力を供給する。さ
らに、圧縮機駆動部C9は圧縮機動力源(例えば、イン
バータモジュール、及びモータ)450に制御信号を出
力し、圧縮機動力源450は圧縮機4を駆動し、圧縮機
4は正回転、逆回転、始動、停止、能力切換え等が制御
される。
【0028】図6は室内ユニットの室内制御部300と
室外ユニットの室外制御部400の主に電気系統を示す
ブロック図である。室内制御部300は主電源をオン/
オフするパワーリレー310を内蔵しており、このパワ
ーリレー310を介して100V等の単相交流がAC/
DCコンバータ320に供給され、AC/DCコンバー
タ320で各種所定の直流電圧に変換され、マイコン3
30等に供給される。なお、マイコン330にはEEP
ROM340が接続されている。また、パワーリレー3
10を介して供給される100Vの単相交流は電源供給
線220、221を介して室外制御部400にも供給さ
れる。
【0029】室外制御部400では、供給される交流を
ノイズフィルタ410にかけた後、コンバータ420で
整流して平滑コンデンサ430で平滑し、所定の直流電
圧が生成される。前記生成された直流による電流は、シ
ャント抵抗440を介してインバータモジュール450
に供給される。そして、インバータモジュール450に
より三相電力が生成され圧縮機4に供給される。なお、
シャント抵抗440は圧縮機4の負荷電流検出手段であ
る。流体制御弁の駆動電流検出手段は省略するが、同様
の構成で実施できることはいうまでもない。また、コン
バータ420が請求項の「一のコンバータ」の実施例の
一つであることはいうまでもない。なお、請求項の「直
流電力」とは前述の直流電圧、電流のことである。
【0030】一方、平滑コンデンサ430の出力はDC
/DCコンバータ460により、所定の内部直流電圧に
変換され、マイコン470等に供給される。そして、マ
イコン470はインバータモジュール450にドライブ
信号を出力することにより、圧縮機4を運転制御する。
なお、マイコン470にはEEPROM480および電
圧検出器490が接続されており、このEEPROM4
80には、運転モードに応じた流路切換弁100の主弁
体の切換位置の位置データが記憶される。また、マイコ
ン470は通信線210を介して室内制御部300のマ
イコン330とシリアル通信を行ってデータの授受を行
う。
【0031】次に実施形態の流路切換弁100の構成に
ついて説明する。図10は流路切換弁100の断面図、
図11は底面図であり、流路切換弁100は、大別する
と、弁本体2、主弁部VM 、パイロット弁部VP 及び磁
気回路Mによって構成されている。弁本体2は円筒状に
形成され、その上端はケーシング3の下方開放端に挿入
された形で固定されている。弁本体2の上端は絞り込ま
れたプランジャチューブ2aとされ、このプランジャチ
ューブ2aはコイル部101の下方に挿入されている。
また、この弁本体2の内側には、主弁体8が回転可能に
設けられ、弁本体2の下端には、主弁座10が固定され
ている。なお、主弁部VM は、主弁体8の下部と、主弁
座10等によって構成される。
【0032】コイル部101はバイファイラ巻き線の電
磁コイル111,112で構成されており、図11に示
すように、電磁コイル111,112に電力を供給する
リード線101−1が3本外部に引き出されている。
【0033】図12は冷房モード時の主弁体8の状態と
冷凍サイクルの要部を示す図、図13は主弁座10の平
面図、図14は図10のI−I線断面図(その1)、図
15は、図10のI−I線断面図(その2)、図16は
暖房モード時の主弁体8の状態と冷凍サイクルの要部を
示す図である。なお、図12と図16は主弁体8を図1
0の下側から見た図として図示してある。次に、図12
〜図16を参照して主体弁8の構成について説明する。
【0034】主弁体8の下面8bには、図12に示すよ
うに、主弁座10に形成され冷房モードでの圧縮機4の
冷媒吸入口に通じる導出口11と、室内熱交換器9Aに
通じる通孔23とを連通させる連絡溝21が形成されて
いる。また、主弁体8の下面8bには、主弁座10に形
成され圧縮機4の冷媒吐出口に通じる導入口12と、室
外熱交換器9Bに通じる通孔24とを連通させるガイド
溝22が形成されている。また、主弁体8の下面8bの
中央には、軸穴8dが穿設され、図10に示すように、
軸13が挿入され、この軸13によって、主弁座10に
対して主弁体8が回動可能に保持される。さらに、主弁
体8の側面凹部8cと弁本体2の内壁には、主弁体8の
上方の空間25と下方の空間26をシールするため、ピ
ストンリング14が装着されている。なお、ピストンリ
ング14と弁本体2との間には僅かに隙間が設けられて
おり、後述のパイロット弁部VP が閉状態のときは、こ
の隙間を介して流入する冷媒により主弁体8の上方の空
間25も高圧となる。
【0035】主弁体8の上部には、図14及び図15に
示すように、プラスチックスマグネットによる多極マグ
ネット33が取り付けられ、電磁コイル111,112
に通電することにより主弁体8を正逆方向に回転させ、
管路11、12、23、24を切り換えることができ
る。
【0036】主弁体8の下方には、下面8bと接離回転
することによって弁の開閉動作を行う円板状の主弁座1
0が位置する。この主弁座10は、弁本体2内の下部に
溶接等によって密閉固定され、図13に示すように、導
出口11及び導入口12が形成されるとともに、二つの
通孔23、24が穿設される。導出口11には冷凍サイ
クルの圧縮機4の冷媒吸入口に通じる低圧側のS継手管
31が取り付けられ、導入口12には、圧縮機4の冷媒
出口に通じる高圧側のD継手管32が取り付けられてい
る。また、通孔23には室内熱交換器9Aに通じるE継
手管51が取り付けられ、通孔24には室外熱交換器9
Bに通じるC継手管52が取り付けられている。そし
て、図10に示すように、導入口12を主弁体8側に貫
通するD継手管32の先端はガイド溝22内に突出し、
回動する主弁体8の回動方向のストッパとして機能す
る。
【0037】このような主弁部VM の構成により、主弁
体8を回動して冷房モードと暖房モードの流路が切り換
えられる。すなわち、冷房モードの場合には、図12に
示すように、導出口11と通孔23が導通すると同時に
導入口12と通孔24が導通する状態となる。また、暖
房モードの場合には、図16に示すように、導出口11
と通孔24が導通し、同時に導入口12と通孔23が導
通する状態となる。
【0038】次に、磁気回路Mおよびパイロット弁部V
P について図10を参照して説明する。磁気回路Mは、
吸引子16、ケーシング3、主弁体8に取り付けられた
多極マグネット33、プランジャ15で構成され、上記
主弁部VM 及びパイロット弁部VP の両方の弁の駆動に
使用される。
【0039】ケーシング3は、下方が開放された円筒状
に形成され、上部中央部にボルト孔3aが穿設され、こ
のボルト孔3aを貫通する取付ボルト17によってケー
シング3の上部内側に吸引子16が固定されている。ま
た、吸引子16の下端には弁本体2の上端のプランジャ
チューブ2aが挿入されるとともに、このプランジャチ
ューブ2aと吸引子16の回りにコイル部101が配設
されている。
【0040】プランジャ15は略円筒状に形成され、そ
の軸線方向に、コイルばね取付孔15cが穿設され、圧
縮コイルばね20が収容されている。プランジャ15は
吸引子16との間に圧縮コイルばね20を配してプラン
ジャチューブ2a内に摺動自在に配設されており、圧縮
コイルばね20は、プランジャ15をパイロット弁座8
aの方向、すなわち弁閉方向に付勢する。また、プラン
ジャ15の上面には円筒状突出部15bが形成され、こ
の上方に位置する吸引子16の下面凹部16aに収容可
能となっている。そして、コイル部101の電磁コイル
111,112の励磁によって、プランジャ15が吸引
子16に吸引される。
【0041】プランジャ15の下面中央には、パイロッ
ト弁体15aが突設され、一方、主弁体8の上部中央に
はパイロットポート7が穿設され、このパイロットポー
ト7は、通路7aを介して連絡溝21に連通している。
そして、パイロットポート7の端部はパイロット弁座8
aを構成しており、上下に摺動するプランジャ15のパ
イロット弁体15aとパイロット弁座8aとによってパ
イロット弁を構成している。
【0042】ケーシング3の下方開放端には、弁本体2
が挿入固定されている。また、ケーシング3の下部は、
図14及び図15に示すように、相対向する2枚の主磁
極片3A、3Bを備え、また、主磁極片3A、3Bと9
0度回転変位した位置にコイル部101の下部に設置さ
れ、ケーシング3に固定された下板70から下方にのび
た一対の副磁極片70A、70Bが備えられている。ケ
ーシング3の内側には、主弁体8と共にローターとして
回転する多極マグネット33が位置している。また、こ
の多極マグネット33は、図14及び図15に示すよう
にS1、S2、N1、N2の極が着磁されており、その
中心には、主弁体8のボス部81が嵌合して固着され、
多極マグネット33は主弁体8と一体となって回動可能
となるとともに、ボス部81の中をプランジャ15が摺
動する。
【0043】次に流路切換弁100の動作について説明
する。図10は、冷房モードにおけるコイル部101の
非通電状態に相当しており、この状態は、図12に示す
ように、冷凍サイクルの圧縮機4の吐出口に接続されて
いる導入口12と室外熱交換器9Bに接続されている通
孔24とがガイド溝22を経由して連通され、また、圧
縮機4の吸入口に接続されている導出口11と室内熱交
換器9Aの出口に接続している通孔23が連絡溝21を
経由して連通されている状態である。
【0044】この結果、冷媒は、圧縮機4→流路切換弁
100→室外熱交換器9B→絞り10A→室内熱交換器
9A→流路切換弁100→圧縮機4の経路で循環するこ
ととなる。このとき、圧縮機4の吐出口から出た高温、
高圧の冷媒は導入口12を通って主弁体8の上下に同じ
圧力で印加されている。すなわち、パイロット弁座8a
が閉状態であるから、プランジャ15側の空間25内が
高圧となっている。この状態において、暖房モードへ切
り換えるように指示されたとすると、ケーシング3の主
磁極片3A、3BがN極に、下板70の副磁極片70
A、70BがS極となるように電磁コイル112に通電
する。
【0045】この通電により磁気回路Mは、まず、プラ
ンジャ15を吸引子16に吸引させ、プランジャ15と
主弁体8のパイロット弁座8aを開状態とする。この状
態になると、パイロットポート7から高圧冷媒が低圧側
に流出するため、主弁体上部の圧力が主弁体下部の圧力
より低くなり、主弁体8が上昇し、主弁座10から離れ
る。この結果、主弁体8上部の圧力と主弁体下部の圧力
が同圧となり、すなわち、圧縮機4の冷媒吸入口に通じ
る低圧側の導出口11と圧縮機4の冷媒吐出口に通じる
高圧側の導入口12と、他の二つの通孔23、24の冷
媒の圧力を強制的にほぼ同一の圧力とする。
【0046】主弁体8が上昇している時、圧縮機4より
吐出される冷媒やオイルは高圧側の導入口12から空間
26を介して、直接、低圧側の導出口11へ戻り、室内
熱交換器9Aや室外熱交換器9B側へは流出しない。
【0047】また、図14に示すように、多極マグネッ
ト33のN1は主磁極片3Aから反発作用を、多極マグ
ネット33のS1は主磁極片3Bから吸引作用を、多極
マグネット33のN2は主磁極片3Bから反発作用を、
多極マグネット33のS2は主磁極片3Aから吸引作用
を、また、多極マグネット33のS1、S2は、副磁極
片70A、70Bから反発作用をそれぞれ受けてX方向
に回転する。
【0048】これにより、図16に示したように、冷凍
サイクルの圧縮機4の吐出口に接続されている導入口1
2と室内熱交換器9Aに接続されている通孔23とがガ
イド溝22を経由して連通され、また、圧縮機4の吸入
口に接続されている導出口11と室外熱交換器9Bの出
口に接続している通孔24が連絡溝21を経由して連通
された状態となる。すなわち、冷媒は、圧縮機4→流路
切換弁100→室内熱交換器9A→絞り10A→室外熱
交換器9B→流路切換弁100→圧縮機4の経路で循環
し、冷凍サイクルは暖房モードに切り換わることとな
る。
【0049】なお、暖房モードで通常運転を行うととも
に、電磁コイル112への電流供給を停止し、電磁コイ
ル112を非通電状態にすると、圧縮コイルばね20に
よりプランジャ15及び主弁体8は再び下降し、主弁体
8と主弁座10は当接し、弁体8のパイロット弁座8a
が閉状態となる。このとき、主弁体8と主弁座10は、
図16に示すように切り換わったままであり、また、図
15に示すように、多極マグネット33のS2は主磁極
片3Aの位置で、多極マグネット33のS1は主磁極片
3Bの位置で、この状態を保持することとなる。(なぜ
なら、コイルに印加していないので、ケーシングに磁力
は無い。)
【0050】また、流路を暖房モードから冷房モードに
切り換えるときは、ケーシング3の主磁極片3A、3B
がS極に、下板70の副磁極片70A、70BがN極に
なるように電磁コイル111に通電する。こにれより、
プランジャ15が吸引子16に吸引され、パイロット弁
座8aが開状態となって主弁体8が上昇し、低圧側の導
出口11と高圧側の導入口12とが強制的にほぼ同一の
圧力となる。そして、図15に示すように、多極マグネ
ット33のN1は主磁極片3Aから吸引作用を、多極マ
グネット33のS1は主磁極片3Bから反発作用を、多
極マグネット33のN2は主磁極片3Bから吸引作用
を、多極マグネット33のS2は主磁極片3Aから反発
作用を、また、多極マグネット33のN1、N2は、副
磁極片70A、70Bから反発作用をそれぞれ受けて、
Y方向に回転することとなる。したがって、流路は図1
2の冷房モードに切り換わる。
【0051】このように、冷房モード時に電磁コイル1
12に通電を行って暖房モードに切り換え、また、暖房
モード時に電磁コイル111に通電を行って冷房モード
に切り換える。
【0052】図1は本発明の流体制御弁の駆動装置のブ
ロック図であり、供給電力10は、AC/DC変換器等
で生成された直流電力を正極側ラインBL+及び負極側
ライン(負極側電源)BL−により供給する。電磁コイ
ル111,112にそれぞれ並列にフライホイールダイ
オードD1,D2が接続されており、接続切換手段40
6Aにより電磁コイル111に直流電力が供給され、接
続切換手段406Bにより電磁コイル112に直流電力
が供給される。この接続切換手段406A,406Bは
制御部C1からの制御信号により制御され、各接続切換
手段406A,406Bによる直流電力の通電/非通電
が行われる。
【0053】なお、供給電力10とは、請求項の「直流
電力」のことである。
【0054】図2は図1の動作シーケンスの一例であ
り、供給電圧が電磁コイル111,112の定格電圧の
場合を示している。冷房モードに切り換えるときには、
電磁コイル111に5秒間直流電力を供給する。また、
暖房モードに切り換えるときには、電磁コイル112に
5秒間直流電力を供給する。
【0055】図3は接続切換手段406A,406Bの
一例を示す回路図であり、この接続切換手段406A,
406Bは、スイッチングトランジスタ406a,40
6bと信号変換部70とで構成されている。スイッチン
グトランジスタ406a,406bは、ゲート電圧が0
Vで非導通となるNチャネルMOS−FETであり、半
導体式のユニポーラ駆動式となっている。信号変換部7
0は制御部C1からの制御信号によりスイッチングトラ
ンジスタ(MOS−FET)406a,406bのゲー
ト電圧を制御し、それぞれ電磁コイル111,112へ
の通電/非通電を制御する。
【0056】このように、接続切換手段406A,40
6Bは、冷房モード用駆動コイル(電磁コイル111)
を駆動するトランジスタ(スイッチングトランジスタ4
06a)と、暖房モード用駆動コイル(電磁コイル11
2)を駆動するトランジスタ(スイッチングトランジス
タ406b)とを備えている。
【0057】ここで、図3に示したように、供給電力1
0の負極側ライン(負極側電源)BL−と制御部C1の
0Vとが接続されており、例えば信号変換部70は電気
的絶縁手段が不要となり、接続切換手段406A,40
6Bが著しく安価となる。
【0058】図7はコンバータが生成する供給電圧が固
定の場合の空気調和機の要部ブロック図であり、例えば
PWMインバータ式エアコンの実施例を示す。AC/D
C変換器(コンバータ)421からPWMインバータ4
51にDC280Vが供給されるとともに、この供給電
圧が接続切換手段406にも供給され、この接続切換手
段406から電磁コイル111,112に駆動電流が供
給される。
【0059】電磁コイル111,112の定格電圧がD
C140Vとすると、供給電圧(280V)が定格電圧
より大きいので、図4に示す駆動シーケンスにより駆動
する。PWMインバータ式のエアコンにおいて、供給電
圧がDC280Vの場合、通電率50%としてPWM駆
動し、平均電流が定格電流になるようにしている。な
お、図4(A) と図4(B) は、冷房時と暖房時とで、供給
電圧が異なっていることを示している。
【0060】図8はコンバータが生成する供給電圧が可
変の場合の空気調和機の要部ブロック図であり、例えば
PAMインバータ式エアコンの実施例を示す。電圧可変
AC/DC変換器(コンバータ)422からのDC駆動
電圧がPAMインバータ452と接続切換手段406に
も供給され、この接続切換手段406から電磁コイル1
01に駆動電流が供給される。制御部C1は電圧可変A
C/DC変換器422の電圧を検出するとともに電圧可
変信号を出力して電圧を制御する。このとき例えば、検
出部C3により温度センサ(温度検出手段)の値から冬
季、中間季、夏季を判断して、駆動電流を補正演算す
る。
【0061】そして、図9のような駆動シーケンスによ
り駆動する。図9は駆動シーケンスを電圧電流曲線で示
しており、例えば、外気温度が常温の場合は図9(A) の
駆動波形により駆動する。また、外気温度が常温より低
い場合は図9(B) の駆動波形により駆動する。さらに、
外気温度が常温より高い場合は図9(C) の駆動波形によ
り駆動する。
【0062】
【発明の効果】請求項1の流体制御弁の駆動装置によれ
ば、前記直流電力の負極側電源と前記駆動装置の制御部
の電源の負極側とが接続しているので、前記接続切換手
段の電気的絶縁手段が不要となり、該接続切換手段の設
計の自由度が増大する。
【0063】請求項2の流体制御弁の駆動装置によれ
ば、例えば、PAMインバータ式のエアコンにおいて、
電磁コイルの定格電圧がDC140Vの場合、圧縮機の
始動時に、エアコンのコンバータがDC140Vの直流
電力を生成すれば、流体制御弁を好適に作動することが
できる。
【0064】請求項3の流体制御弁の駆動装置によれ
ば、駆動コイルの判明しているコイル抵抗が周囲温度に
より変動するので、PWM駆動の通電率を補正するの
で、流体制御弁を好適に作動することができる。
【0065】請求項4の流体制御弁によれば、電磁コイ
ルがバイファイラ巻きであるので請求項1〜3の流体制
御弁の駆動装置で駆動する駆動回路のコストが低減す
る。
【0066】請求項5の空気調和機によれば、バイファ
イラ巻きの電磁コイルと、制御部(駆動装置)の制御工
程(プログラム)とにより、エネルギーロスがなく、コ
ストを低減した空気調和機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の流体制御弁の駆動装置のブロック図で
ある。
【図2】本発明の実施形態における供給電圧が定格電圧
の場合の駆動シーケンスの説明図である。
【図3】本発明の実施形態における接続切換手段の一例
を示す回路図である。
【図4】本発明の実施形態における供給電圧が定格電圧
より大きい場合の駆動シーケンスの説明図である。
【図5】本発明の実施形態における流体制御弁の駆動装
置を備えた空気調和機の原理的ブロック図である。
【図6】本発明の実施形態における室内制御部と室外制
御部の主に電気系統を示すブロック図である。
【図7】本発明の実施形態におけるコンバータが生成す
る供給電圧が固定の場合の空気調和機の要部ブロック図
である。
【図8】本発明の実施形態におけるコンバータが生成す
る供給電圧が可変の場合の空気調和機の要部ブロック図
である。
【図9】本発明の実施形態における温度変化に応じて駆
動電流を補正する場合の駆動シーケンスの説明図であ
る。
【図10】本発明の実施形態の流路切換弁を示す断面図
である。
【図11】同流路切換弁の底面図である。
【図12】本発明の実施形態における冷房モード時の主
弁体の状態と冷凍サイクルの要部を示す図である。
【図13】本発明の実施形態における主弁座の平面図で
ある。
【図14】図10のI−I線断面図(その1)である。
【図15】図10のI−I線断面図(その2)である。
【図16】本発明の実施形態における暖房モード時の主
弁体の状態と冷凍サイクルの要部を示す図である。
【図17】従来技術−1の駆動装置のブロック図であ
る。
【図18】従来技術−1の他の駆動装置のブロック図で
ある。
【図19】従来技術−2の駆動回路の回路図である。
【図20】従来技術−3の駆動回路の回路図である。
【符号の説明】
10 供給電力 111,112 電磁コイル 100 流路切換弁 406A,406B 接続切換手段 C1 制御部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F25B 13/00 F25B 13/00 S H01F 7/18 H01F 7/18 V // F16K 11/074 F16K 11/074 Z 31/04 31/04 A 31/06 305 31/06 305W 310 310F 385 385F (72)発明者 佐藤 孝一 埼玉県狭山市笹井535 株式会社鷺宮製作 所狭山事業所内 (72)発明者 北野 信一 埼玉県狭山市笹井535 株式会社鷺宮製作 所狭山事業所内 (72)発明者 中原 誠一 埼玉県狭山市笹井535 株式会社鷺宮製作 所狭山事業所内 Fターム(参考) 3H062 AA07 BB30 CC04 CC15 DD03 EE07 HH04 HH08 3H067 AA13 AA33 BB03 BB14 CC32 DD04 DD12 DD32 DD49 FF11 GG23 3H106 DA08 DA26 DA32 DB02 DB19 DB23 DB32 DB34 DC10 DC19 DD02 EE22 EE34 FA08 KK23 KK34 3L060 AA08 CC19 DD07 EE04 EE10 3L092 AA14 BA26 DA19 EA20 FA05 FA22

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気調和機の流体制御弁の電磁コイルを
    冷房モード用駆動コイルと暖房モード用駆動コイルとを
    備えるバイファイラ巻きとし、前記2つの駆動コイルを
    駆動する接続切換手段を備え、前記空気調和機の圧縮機
    を駆動するインバータに適した直流電力を、交流電力か
    ら一のコンバータの電圧可変信号を制御して生成し、冷
    房モード時の駆動電流、あるいは暖房モード時の駆動電
    流を、前記コンバータが生成する前記直流電力を前記接
    続切換手段に供給して生成する流体制御弁の駆動装置に
    おいて、 前記直流電力の負極側電源と前記駆動装置の制御部の電
    源の負極側とを接続し、前記制御部が前記駆動コイルを
    駆動する駆動信号を前記接続切換手段に送出することを
    特徴とする流体制御弁の駆動装置。
  2. 【請求項2】 空気調和機の流体制御弁の電磁コイルを
    冷房モード用駆動コイルと暖房モード用駆動コイルとを
    備えるバイファイラ巻きとし、前記2つの駆動コイルを
    駆動する接続切換手段を備え、前記空気調和機の圧縮機
    を駆動するインバータに適した直流電力を、交流電力か
    ら一のコンバータの電圧可変信号を制御して生成し、冷
    房モード時の駆動電流、あるいは暖房モード時の駆動電
    流を、前記コンバータが生成する前記直流電力を前記接
    続切換手段に供給して生成する流体制御弁の駆動装置に
    おいて、 前記駆動コイルの定格電圧がDC140Vの場合、前記
    圧縮機を停止した後、前記一のコンバータがDC140
    Vの直流電力を生成し、前記駆動コイルに駆動電流を印
    加することを特徴とする流体制御弁の駆動装置。
  3. 【請求項3】 空気調和機の流体制御弁の電磁コイルを
    冷房モード用駆動コイルと暖房モード用駆動コイルとを
    備えるバイファイラ巻きとし、前記2つの駆動コイルを
    駆動する接続切換手段を備え、前記空気調和機の圧縮機
    を駆動するインバータに適した直流電力を、交流電力か
    ら一のコンバータの電圧可変信号を制御して生成し、冷
    房モード時の駆動電流、あるいは暖房モード時の駆動電
    流を、前記コンバータが生成する前記直流電力を前記接
    続切換手段に供給して生成する流体制御弁の駆動装置に
    おいて、 前記駆動装置が温度検出手段を備え、前記温度検出手段
    の値から低温域、中温域、高温域を判断して、前記駆動
    電流を補正演算することを特徴とする流体制御弁の駆動
    装置。
  4. 【請求項4】 流体制御弁の備える主弁体が弁座から離
    座する導通工程と、前記主弁体が回転する切換工程と、
    前記主弁体が前記弁座に着座して位置保持する保持工程
    とを実行する流体制御弁において、 前記3つの工程を実行するために電磁コイルがバイファ
    イラ巻きで構成されることを特徴とする流体制御弁。
  5. 【請求項5】 冷房モード用駆動コイルと暖房モード用
    駆動コイルとを備えるバイファイラ巻きの電磁コイルで
    構成する流体制御弁と、駆動装置の制御部が前記2つの
    駆動コイルを駆動する請求項1、請求項2または請求項
    3記載の流体制御弁の駆動装置とを備えることを特徴と
    する空気調和機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006071178A (ja) * 2004-09-02 2006-03-16 Sanyo Electric Co Ltd 冷蔵庫

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