JP2006069179A - 樹脂集積配管およびその製造方法 - Google Patents

樹脂集積配管およびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】流路を流通する流体によって腐食や材質の変質等の影響を受けにくく、複雑な配管をより単純化して省スペース化や配管の集積度を上げることができ、軽量化が可能な樹脂集積配管およびその製造方法を提供する。
【解決手段】溝部4を有する樹脂製のアウタープレート2で、樹脂製の仕切りプレート3の両面を挟んで接合して、仕切りプレート3の両面に流路5を形成し、アウタープレート2に外部連通孔6を、仕切りプレート3に貫通孔7を設けて、上側のアウタープレート2aに装着された延設チューブ12aを流れる流体Lは、外部連通孔6を介して、貫通孔7で連通されて仕切りプレート3の上側および下側に形成された流路5aを通り、仕切りプレート3の下側の流路5bを跨ぐようにして立体的に横断して流通することができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、樹脂集積配管およびその製造方法に関し、さらに詳しくは、流路を流通する流体によって腐食や材質の変質等の影響を受けにくく、複雑な配管をより単純化して省スペース化や配管の集積度を上げることができ、軽量化が可能な樹脂集積配管およびその製造方法に関するものである。
従来、流体を流通させる多くの配管を備えた機械装置、例えば空調装置や冷凍装置等には、太さや長さの異なる配管が縦横に複雑に入り組んで配置されていた。そのため、これらの配管にセンサーや制御装置など様々な機器、部品を取り付けるのは、スペース的な制約が多く、メンテナンス等の点においても問題があった。
そこで、複数の配管をユニットにして単純化し、小型化する金属製の集積配管が提案されている(例えば特許文献1参照)。特許文献1においては、一対の金属プレートにそれぞれ流路を形成する所定形状の凹部をプレス成形して、互いの金属プレートをろう付け接合して集積配管を製造するようにしている。
また、別の提案では、流路となる溝をプレス加工や精密鋳造加工によって形成した金属製の第1プレートと、取り付けられる機器等に通じる連通孔を形成した金属製の第2プレートとを溶接等で接合して、集積配管を製造するようにしている(特許文献2参照)。
しかしながら、これら両提案では、集積配管の母材として金属プレートを使用していて、流路となる部分が金属となる。このような金属製の集積配管を例えば、燃料電池、化学プラント、食品製造ライン、半導体製造ラインなどに用いられる装置、機器に使用すると集積配管の流路を流れる流体によって腐食したり、化学的影響を受けて侵される(例えば、配管の流路部分の金属イオンが溶出するなど)ことがある。そのため、短期間で使用不能になり、頻繁に集積配管を交換しなければならないという問題や流路を流れる流体の成分が変化するなどの不具合が生じる。その他、重量が重くなるという問題もある。
さらに特許文献2においては、上述した金属製の第1プレートと金属製第2プレートとを接合して製造した集積配管を2つ用いて、互いの第1プレート側を接合することで一体化したものが提案されている。この構造によって、両第2プレート、即ち、一体化した両外側面に機器等を配置可能として、システムをコンパクト化するようにしている。
しかしながら、この構造は単に2つの集積配管を積層し、接合して一体化したものなので、一体化する前の2つの集積配管と比較して、一体化によるコストダウン効果やコンパクト化(省スペース)効果が生じない。
特開平11−759号公報 特開2003−74519号公報
本発明の目的は、流路を流通する流体によって腐食や材質の変質等の影響を受けにくく、複雑な配管をより単純化して省スペース化や配管の集積度を上げることができ、軽量化が可能な樹脂集積配管およびその製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するため本発明の樹脂集積配管は、樹脂製の仕切りプレートの両面に樹脂製のアウタープレートを積層して接合し、前記仕切りプレートの両面に流路を形成した樹脂集積配管であって、前記アウタープレートから前記流路に連通する外部連通孔を有し、前記仕切りプレートの両面において、互いに積層する前記仕切りプレートと前記アウタープレートの少なくとも一方が、前記流路を形成する溝部を有することを特徴とするものである。
また、本発明の樹脂集積配管の製造方法は、ブロー成形時にパリソンの内部を仕切るように長手方向に樹脂製の仕切りプレートを挿入した状態で、このパリソンを型締めして、パリソン内部の前記仕切りプレートの両側に空気を吹き込んでブロー成形し、前記パリソンの樹脂によって流路を形成する溝部を有するアウタープレートを前記仕切りプレートの両側に形成するとともに、該アウタープレートを前記仕切りプレートの両面に接合して、前記仕切りプレートの両面に流路を形成し、前記形成されたアウタープレートから前記形成された流路に連通する外部連通孔を設けるようにしたことを特徴とするものである。
本発明の樹脂集積配管によれば、樹脂製の仕切りプレートの両面に樹脂製のアウタープレートを積層して接合し、仕切りプレートの両面に流路を形成した樹脂集積配管であって、この仕切りプレートの両面において、互いに積層する仕切りプレートとアウタープレートの少なくとも一方が、流路を形成する溝部を有する構造としたので、流路となる部分が樹脂となり、流路を流通する流体によって腐食や材質の変質等の影響を受けにくく、長期間使用ができる。樹脂製なので、軽量化を図ることも可能となる。
そして、1枚の仕切りプレートを挟んで、その両面に流路を形成するので、単純に集積配管を2つ積層するよりも省スペース化や低コスト化を図ることができる。
さらに、アウタープレートから流路に連通する外部連通孔を介して、外付け装置と流路とを連通させ、仕切りプレートの一方面側の流路と他方面側の流路とを立体的に交差させて流体を流通させることができるので、複雑な配管でも大きく迂回させることなく、より単純化して、配管の集積度を上げることが可能となり、アウタープレートの一方面または両面に外付け装置を装着でき、外付け装置のレイアウトの自由度も増すことになる。
また、ブロー成形時にパリソンの内部を仕切るように長手方向に樹脂製の仕切りプレートを挿入した状態で、このパリソンを型締めして、パリソン内部の仕切りプレートの両側に空気を吹き込んでブロー成形し、パリソンの樹脂によって流路を形成する溝部を有するアウタープレートをこの仕切りプレートの両側に形成するとともに、アウタープレートを仕切りプレートの両面に接合して、仕切りプレートの両面に流路を形成し、形成されたアウタープレートから形成された流路に連通する外部連通孔を設けるようにして製造するので、上記した同様の効果に加えて、仕切りプレートとアウタープレートとの接合と流路の形成が同時にでき、効率よく製造をすることができる。また、厚みがほぼ均一なアウタープレートを容易に製造することができ、さらに軽量化、コストダウンを図ることができる。
以下、本発明の樹脂集積配管を図に示した実施形態に基づいて説明する。図1は第1の実施形態の樹脂集配管の平面図、図2は図1におけるA−A断面図、図3は図1における樹脂集積配管1の部品構成とその組立て状況を示す組立図である。
この樹脂集積配管1は、樹脂製の仕切りプレート3の両面を樹脂製のアウタープレート2a、2bで挟んで接合し、仕切りプレート3の両面に流路5を有し、流路5と外付け装置12a〜12dとを連通させる外部連通孔6と仕切りプレートの両面の流路5を連通させる貫通孔7を有する構造となっている。
図2における上側のアウタープレート2aは、図2、図3に示すように、一方面に凹状をした流路を形成する溝部4と、一方面から他方面に貫通して外部連通孔6の一部を形成する連通孔6aとを所定位置に有していて、ほぼ均一の厚みとなっている。仕切りプレート3は、図2、図3に示すように、ほぼ均一厚みの平板状をしていて、一方面から他方面に貫通し、仕切りプレート3の両面の流路5を連通する貫通孔7と、外部連通孔6の一部を形成する連通孔6bを所定の位置に有している。下側のアウタープレート2bは、図2、図3に示すように、一方面に凹状をした流路を形成する溝部4を所定位置に有し、ほぼ均一の厚みとなっている。
図3に示すように、それぞれのアウタープレート2a、2bは、凹状の溝部4が設けられている面を仕切りプレート3に向けて、溝部4を塞ぐように仕切りプレート3の両面に接合されて、溝部4と仕切りプレート3によって、図2に示すように流路5a、5bが形成される。
より詳しくは、上側のアウタープレート2aと仕切りプレート3とは、仕切りプレート3の所定位置の連通孔6bおよび貫通孔7と、上側のアウタープレート2aの所定位置の連通孔6aおよび溝部4(即ち、流路5)とが連通する位置で接合される。ここで、連通孔6aと6bとによって外部連通孔6が形成される。
下側のアウタープレート2bと仕切りプレート3とは、仕切りプレート3の所定位置の連通孔6bおよび貫通孔7と、下側のアウタープレート2bの所定位置の溝部4(即ち、流路5)とが連通する位置で接合される。ここで、貫通孔7によって仕切りプレート3の両面の溝部4(即ち、流路5)が連通される。
このように構成された樹脂集積配管1のアウタープレート2aの表面には、図1に示すように、外部連通孔6の位置に外付け装置である延設チューブ12a、12bや、センサー12c、電磁弁12dが装着され、これらの外付け装置12a〜12dと流路5とが外部連通孔6を介して連通される。
この樹脂集積配管1の構造では、流路5は樹脂となるので、金属配管で問題となるような、流路を流れる流体によって生じる腐食や金属イオンの溶出等の材質の変質を防ぐことができる。したがって、金属配管では流通が困難であった流体にも対応ができ、長期間使用することができ、樹脂による軽量化を図ることもできる。
また、図2に示すように仕切りプレート3の両面に流路5a、5bが形成されるので、単純に集積配管を2つ積層するよりも省スペース化や低コスト化を図ることができ、複雑な配管をより単純化して、配管の集積度を上げることもできる。流路5の短縮化により、流路5による流体圧力の低下を防ぐこともできる。
さらに、一方の流路5aが他方の流路5bを跨ぐように立体的に交差させることができ、図2に示すように、上側のアウタープレート2aに装着された延設チューブ12aを流れる流体Lは、流路5aを通って、仕切りプレート3の上側および下側を流通して、仕切りプレート3の下側の流路5bを跨ぐようにして立体的に横断して流通することができる。これによって、配管を大きく迂回させる必要がなく、複雑な配管をさらに単純化し、コンパクトにできる。外付け装置12a〜12dのレイアウトの自由度も大きくなる。
上記のような効果を得ることができるので、流路5に金属イオンを溶出させる流体が流通し、軽量化、コンパクト化が強く求められる燃料電池の集積配管としては、好適に用いることができる。
アウタープレート2、仕切りプレート3を形成する樹脂としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリメチルペンテン等のポリオレフィン、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン610、ナイロン612、ナイロン11、ナイロン12、ナイロン46、芳香族ナイロン等のポリアミド、ポリテトラフルオロエチレン、トラフルオロエチレン-パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体、テトラフルオロエチレン-ヘキサフルオロプロピレン共重合体、テトラフルオロエチレン-エチレン共重合体、ポリビニリデンフルオライド、ポリクロロトリフルオロエチレン等のフッ素樹脂、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリアセタール、ポリフェニレンエーテル、ポリサルホン、ポリエーテルサルホン、ポリフェニレンサルファイド等を用いることができる。
流路5を流通する流体が強酸や強アルカリ等の腐食性流体の場合は、耐腐食性に優れたポリオレフィン、フッ素樹脂を用いるのが好ましい。また、純水や食料・飲料用途の流体の場合は、流路5を形成する素材成分の低溶出性が求められるので、ポリオレフィン、フッ素樹脂を用いるのが好ましい。
また、流路5の内圧等に対して機械的強度が不足する場合は、アウタープレート2、仕切りプレート3に用いる樹脂に樹脂補強材を混入して、強度を上げることもできる。この場合の樹脂補強材としては、ガラス繊維、カーボン繊維、アルミナ繊維、アラミド繊維、ボロン繊維、PBO(ポリ-p-フェニレンベンゾビスオキサゾール)繊維等の繊維状充填剤、カーボン、炭酸カルシウム、クレイ、シリカ等の粉末状充填剤、マイカ、タルク、黒鉛等の平板状充填剤、ガラスバルーン、シラスバルーン等の球状充填剤を例示することができる。耐熱性(高温時の剛性)が必要な場合は、上記の繊維状充填剤が好ましい。
また、仕切りプレート3を図4に示すように、耐熱性を有する芯材8を熱可塑性樹脂からなる被覆材9で被覆するとともに、アウタープレート2a、2bをこの被覆材9と同種の熱可塑性樹脂として構成すると、アウタープレート2a、2bと仕切りプレート3とを熱溶着して強固に接合できる。また、仕切りプレート3は、耐熱性のある芯材3によって、接合時に金型で押し付ける際に仕切りプレート3が逃げることなく、溶着面が密着して強固に接合でき、また熱変形しにくくなり、そのままの形状を維持することができる。この芯材8としては、例えば、金属、セラミック、熱硬化性樹脂、高耐熱の熱可塑性樹脂を用いる。
アウタープレート2および仕切りプレート3は、射出成形等の一般的な樹脂成形方法で製造することができ、各成形方法に適した樹脂を選択する。
アウタープレート2aに設けられる連通孔6a、仕切りプレート3に設けられる連通孔6bおよび貫通孔7は、樹脂成形時に一緒に形成することも樹脂成形後に形成することもできる。
樹脂成形法として、真空成形や圧空成形を用いると射出成形やプレス成形に比べて金型投資を大幅に削減することができ、大幅なコストダウンが可能となる。これによって、少量多品種生産や頻繁な設計変更に容易に対応できるようになる。
また、ブロー成形によって、仕切りプレート3の両面に流路5を有する樹脂集積配管1を製造することができ、その一例を図8に基づいて説明する。
ブロー成形の際に、仕切りプレート3を一対の金型10の間に設置しておき、上方から押出されてきたパリソン11の内部を半分に仕切るように長手方向に挿入させる。仕切りプレート3が内部に挿入された状態のパリソン11を、両側に配置された金型10で型締めして、パリソン11の上下を閉じてから、パリソン11内部の仕切りプレート3の両側に空気を吹き込む。これによってパリソン11が膨らみ、金型10の内面に押し付けられて、パリソン11の樹脂によって図2のような、流路を形成する溝部4を有するアウタープレート2a、2bが形成される。それとともに、このアウタープレート2a、2bが仕切りプレート3に熱溶着して仕切りプレート3の両面に流路5が形成され、図2に示すような縦断面形状をした樹脂集積配管1が、外部連通孔7および貫通孔6が未だ形成されてない状態で製造される。ブロー成形の場合は、仕切りプレート3を上記したように耐熱性を有する芯材8を熱可塑性樹脂の被覆材9で被覆した構造とし、アウタープレート2となるパリソン11には、この被覆材9と同種の熱可塑性樹脂を用いるのがよい。
この樹脂集積配管1が冷却した後、脱型して、一方側のアウタープレート2から仕切りプレート3を挟んで他方側に形成された流路5に連通するように、所定の位置に外部連通孔6を設ける。このようにすると、仕切りプレート3の両面に流路を有し、流路5を立体的に交差して流体Lを流通させる樹脂集積配管1を製造することができる。
仕切りプレート3にあらかじめ貫通孔7を設けてから、上記と同様のブロー成形すると図2と同様の縦断面形状をした樹脂集積配管1を製造することができる。即ち、貫通孔7を介して仕切りプレート3の両面の流路5を連通させることができ、仕切りプレート3の両面を連通する流路5が形成され、流路5を立体的に交差して流体Lを流通させる樹脂集積配管1を製造することができる。
この方法によると、流路5の形成と仕切りプレート3とアウタープレート2との接合が同時にでき、効率よく製造をすることができる。また、厚みがほぼ均一なアウタープレートを容易に製造することができ、さらに軽量化、コストダウンを図ることができる。金型費も射出成形やプレス成形に比べて、大幅に削減することが可能となる。
第2の実施形態について、図5に基づいて説明する。図5は、図2のように樹脂集積配管1の縦断面図を示している。この樹脂集積配管1は、貫通孔7を有する仕切りプレート3と、一方面に流路を形成する溝部4を有するアウタープレート2で構成され、溝部4を塞ぐようにアウタープレート2a、2bで仕切りプレート3の両面を挟んで接合して、仕切りプレート3の両面に流路5a〜5cを有する構造となっている。
アウタープレート2には、流路5に連通する外部連通孔6が設けられ、仕切りプレート3には、仕切りプレート3の両面に形成された流路5を連通する貫通孔7が設けられている。これによって、仕切りプレート3の上下を通じて形成された流路5aと、仕切りプレート3の下面側を通る流路5bとを立体的に交差させることができ、流体Lを上側のアウタープレート2aの外部連通孔6から流路5aを介することによって、立体的に流路5bを横断して、上側のアウタープレート2aの別の外部連通孔6に流通させることができる。
また、両アウタープレート2の表面が平面状となっているので、外部連通孔6の位置に外付け装置を装着するのが容易となっている。
この構造により、第1の実施形態と同様に複雑な配管のさらなる単純化することが可能となる。また、同様に流路5の短縮化による流体圧力の低下の防止、金属配管では流通が困難であった流体への適用、軽量化が可能になる。アウタープレート2および仕切りプレート3は、一般的な樹脂成形方法で製造することができる。
また、流路5c、5dと貫通孔7を介して上側のアウタープレート2aから下側のアウタープレート2bの外部連通孔6へ流体Lを流通させることもできる。
図6のように、外部連通孔6を一方のアウタープレート2a表面から仕切りプレート3を貫いて、他方のアウタープレート2bの流路5に連通させてもよい。これによって、流体Lを上側のアウタープレート2aの外部連通孔6から流路5aを介して、立体的に流路5bを横断して、上側のアウタープレート2aの別の外部連通孔6まで流通させることができる。
この実施形態では、仕切りプレート3に貫通孔7を設けているが、貫通孔7を設けずに仕切りプレート3で両面の流路5を完全に隔てて、それぞれの面で流路5を形成することもできる。
第3の実施形態について、図7に基づいて説明する。図7は、図2のように樹脂集積配管1の縦断面図を示している。
この樹脂集積配管1は、両面に流路を形成する溝部4を有する樹脂製の仕切りプレート3と、樹脂製のアウタープレート2で構成され、溝部4を塞ぐようにアウタープレート2a、2bで仕切りプレート3の両面を挟んで接合して、仕切りプレート3の両面に流路5を有する構造となっている。
アウタープレート2には、流路5に連通する外部連通孔6が設けられ、仕切りプレート3には、仕切りプレート3の両面に形成された流路5を連通する貫通孔7が設けられている。これによって、仕切りプレート3の上下を通じて形成された流路5aと、仕切りプレート3の下面側を通る流路5bとを立体的に交差させることができ、流体Lを上側のアウタープレート2aの外部連通孔6から流路5aを介して、立体的に流路5bを横断して、上側のアウタープレート2aの別の外部連通孔6に流通させることができる。
また、両アウタープレート2の表面が平面状となっているので、外部連通孔6の位置に外付け装置を装着するのが容易となっている。
この構造により、第1の実施形態と同様に複雑な配管のさらなる単純化することが可能となる。また、同様に流路5の短縮化による流体圧力の低下の防止、金属配管では流通が困難であった流体への適用、軽量化が可能になる。アウタープレート2および仕切りプレート3は、一般的な樹脂成形方法で製造することができる。
また、流路5c、5dと貫通孔7を介して上側のアウタープレート2aから下側のアウタープレート2bの外部連通孔6へ流体Lを流通させることもできる。外部連通孔6を一方のアウタープレート2a表面から仕切りプレート3を貫いて、他方のアウタープレート2bの流路5に直接、連通させてもよい。
この実施形態では、仕切りプレート3に貫通孔7を設けているが、貫通孔7を設けずに仕切りプレート3で両面の流路5を完全に隔てて、それぞれの面で流路5を形成することもできる。
なお、本発明の樹脂集積配管1は、燃料電池に限らず、金属に対して腐食等、化学的影響を大きく与える流体Lを流通させる必要のある化学プラント、食品製造ライン、半導体製造ライン等に使用される各種装置、機器に好適に用いることができる。
本発明の樹脂集積配管の第1の実施形態を示す平面図である(外付け装置が装着されている状態)。 図1のA−A断面図である。 図1における樹脂集積配管の部品構成とその組立ての一例を示す組立図である。 図2のB部周辺拡大図である。 本発明の樹脂集積配管の第2の実施形態を示す縦断面図である。 第2の実施形態の変形例を示す縦断面図である。 本発明の樹脂集積配管の第3の実施形態を示す縦断面図である。 本発明の樹脂集積配管の製造方法の一例を示す説明図である。
符号の説明
1 樹脂集積配管
2、2a、2b アウタープレート
3 仕切りプレート
4 溝部
5、5a、5b、5c、5d 流路
6 外部連通孔
6a、6b 連通孔
7 貫通孔
8 芯材
9 被覆材
10 金型
11 パリソン
12a、12b 延設チューブ
12c センサ、12d 電磁弁
L 流体

Claims (5)

  1. 樹脂製の仕切りプレートの両面に樹脂製のアウタープレートを積層して接合し、前記仕切りプレートの両面に流路を形成した樹脂集積配管であって、前記アウタープレートから前記流路に連通する外部連通孔を有し、前記仕切りプレートの両面において、互いに積層する前記仕切りプレートと前記アウタープレートの少なくとも一方が、前記流路を形成する溝部を有することを特徴とする樹脂集積配管。
  2. 前記仕切りプレートに貫通孔を設け、該貫通孔を介して前記仕切りプレートの両面の流路を連通した請求項1に記載の樹脂集積配管。
  3. 前記仕切りプレートが、耐熱性を有する芯材を熱可塑性樹脂で被覆して構成され、前記アウタープレートが前記芯材を被覆した同種の熱可塑性樹脂からなる請求項1〜2のいずれかに記載の樹脂集積配管。
  4. ブロー成形時にパリソンの内部を仕切るように長手方向に樹脂製の仕切りプレートを挿入した状態で、このパリソンを型締めして、パリソン内部の前記仕切りプレートの両側に空気を吹き込んでブロー成形し、前記パリソンの樹脂によって流路を形成する溝部を有するアウタープレートを前記仕切りプレートの両側に形成するとともに、該アウタープレートを前記仕切りプレートの両面に接合して、前記仕切りプレートの両面に流路を形成し、前記形成されたアウタープレートから前記形成された流路に連通する外部連通孔を設けるようにしたことを特徴とする樹脂集積配管の製造方法。
  5. 前記仕切りプレートに貫通孔を設けておき、該貫通孔を介して前記仕切りプレートの両面に形成される流路を連通するようにした請求項4に記載の樹脂製集積配管の製造方法。


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