JP2006069001A - 画像記録方法および画像記録装置 - Google Patents

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哲 毛利
Akira Mihara
顕 三原
Kenichi Kawachi
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Abstract

【課題】高速で品質の安定したFWAインクジェット画像記録方法および画像記録装置を提供する。
【解決手段】ドラム12A、12B、12Cは給排紙位置では用紙を外周部に巻き付け、または剥離させ、印字位置では巻き付けた用紙にヘッド14により画像形成を行う。ヘッド14は用紙の幅をカバーするのに足る全長をもっている。これによりドラム12A、12Bを1回転させればヘッド14で用紙全体に画像を形成できる。ドラム12の間隙にはメンテナンスユニット26がドラム12と同じ数設けられ、ひとつのドラム12の印字動作から次のドラム12の印字動作に移行する間にメンテナンスユニット26によってヘッド14のメンテナンスを行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像記録方法および画像記録装置に関する。
用紙幅をカバーする、いわゆるFWAインクジェット記録ヘッドを用いたプリンタは、いわゆるシリアル型のインクジェットプリンタに比較して主走査を行わないため大幅な印字高速化を図ることができる。かつ大量の連続印字運転が可能であるとともに、構造が単純であるためトナーを用いたいわゆるレーザプリンタに比較して大幅な機器本体の小型化を図ることができる。
たとえば図8に示すようなドラム式プリンタ400では、インクジェット記録ヘッド404がドラム402の回転方向に一回走査(スキャン)すれば(=ドラム402が用紙Pを巻き付けた状態で一回転すれば)印字が完了するため、インクジェット記録ヘッド404を用紙Pの副走査方向に何度も往復走査(スキャン)しなければ印字が完了しないシリアル型のプリンタに比べて高速印字が可能である。また、ドラム式プリンタ400の印刷速度はドラム402の回転速度に依存するため、ドラム402の回転速度を高速にするほど理論上は高速処理が可能となる。
しかし、このようなドラム式プリンタはドラムへ用紙Pを装着・剥離する際の時間がタイムロスとなり、ドラムの回転速度を高速にできても実際の処理能力は比例して高くならない。
また、高速化のためにドラムの回転速度を高め、用紙を高速で装着するためにドラムの外周面に保持された用紙が位置ずれしたり振動したりすると、インクジェット記録ヘッドから吹付けられたインク滴の着弾地点がずれて用紙に付着することになり、印字品質が大幅に低下してしまう品質故障を起こす危険性もある。
この問題に対応して、たとえばドラム回転中に印字媒体の保持,印字,剥離という一連の動作をそれぞれ1回転単位で分けて行う構成が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかし上記の方法では給紙・排紙は印字動作と分けて行うため安定した動作となるが、その分の時間が余計に必要となり、当然ながら給・排紙中は印字できないので連続印字の際の処理能力は低下してしまう。
また、インクジェット記録ヘッドはノズル内インクの増粘を抑え、ノズル詰まりを防ぐためにダミージェット噴射を行う必要があり、さらにノズル面の汚れによるインク滴の吐出精度低下を避けるためノズル面の定期的な清掃を行う必要もある。
同一のドラム上に印字部分とダミージェット受け部分を設け、印字動作の合間にダミージェットを行う構成が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
この方法ではドラムの表面全部を印字に使用できないので用紙サイズが制限される。また同じ用紙サイズならより大きなドラムが必要となり、装置の大型化、重量化を招く。
また固定ドラムと記録ヘッドを備え、ヘッドのノズル面を清掃するワイパーを備えた構成が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
この方法ではヘッド、ドラムともに位置が固定されているので、ワイパーを駆動するには専用の動作機構が必要となる。
特開平10−193581号公報 (図1、第3頁〜第5頁) 特開平06−255129号公報 (図1、第3頁〜第4頁) 特開平09−011502号公報 (図1、第5頁〜第7頁)
本発明は上記事実を考慮し、高速で品質の安定したFWAインクジェット画像記録方法および画像記録装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の画像記録方法は、回転可能に支持され外周面に用紙を保持する2個のドラムと、前記用紙に画像を形成する印字ヘッドと、前記2個のドラムの回転軸を周上に保持し回動可能な公転手段と、前記2個のドラムを回転駆動する複数の第1の駆動手段と前記公転手段を回転駆動する第2の駆動手段と、前記2個のドラム間に前記公転手段の回転軸を中心として回動可能に支持され、前記公転手段と同期して回転する印字ヘッド保守手段と、を備え、前記第1の駆動手段が前記2個のドラムの一方を回動させ保持された用紙に前記印字ヘッドで画像を形成する時、他方のドラムを回動させて給紙を行い、前記第2の駆動手段は画像形成が完了すると一方のドラムを排紙位置へ、他方のドラムを印字位置へ回動させ、回動の途中で前記印字ヘッド保守手段が前記印字ヘッドの保守を行うことを特徴とする。
上記構成の発明では、複数のドラムにより印字動作と給・排紙動作を分離でき、印字動作中に用紙の排・給紙が可能となることにより印字速度を向上させることができる。またドラム間にメンテナンス装置を配置することで、ドラムやその周辺に特別な機構なしにメンテナンスが可能となる。
請求項2に記載の画像記録方法は、回転可能に支持され外周面に用紙を保持する第1、第2、第3の3個のドラムと、前記用紙に画像を形成する印字ヘッドと、前記3個のドラムの回転軸を周上に保持し回動可能な公転手段と、前記3個のドラムを回転駆動する複数の第1の駆動手段と前記公転手段を回転駆動する第2の駆動手段と、前記3個のドラム間に前記公転手段の回転軸を中心として回動可能に支持され、前記公転手段と同期して回転する印字ヘッド保守手段と、を備え、前記第1の駆動手段が前記第1のドラムを回動させ保持された用紙に画像を形成する時、前記第2のドラムを回動させて給紙を行い、第3のドラムを回動させて排紙を行い、前記第2の駆動手段は画像形成が完了すると第1のドラムを排紙位置へ、第2のドラムを印字位置へ、第3のドラムを給紙位置へ回動させ、回動の途中で前記印字ヘッド保守手段が前記印字ヘッドの保守を行うことを特徴とする。
上記構成の発明では、3個のドラムにより印字動作と給紙動作・排紙動作を分離でき、印字動作中に用紙の排・給紙が可能となることにより印字速度を向上させることができる。またドラム間にメンテナンス装置を配置することで、ドラムやその周辺に特別な機構なしにメンテナンスが可能となる。
請求項3に記載の画像記録方法は、前記第1の駆動手段は回転速度が可変であることを特徴とする。
上記構成の発明では、印字動作と給紙動作・排紙動作に最適なドラムの回転速度とすることで、ドラム上での用紙の安定した保持が可能となる。
請求項4に記載の画像記録装置は、前記印字ヘッド保守手段は印字ヘッドのノズル面を清掃する清掃部材であることを特徴とする。
上記構成の発明では、用紙1枚を印字するごとに印字ヘッドのノズル面を清掃できるので、ノズル周辺の汚れによる吐出故障を効果的に防ぐことができる。
請求項5に記載の画像記録方法は、前記印字ヘッド保守手段は印字ヘッドのノズル面をキャップするキャップ部材であることを特徴とする。
上記構成の発明では、用紙1枚を印字するごとにダミージェットによりインクの固化を防ぎ、ノズルのリフレッシュが可能となる。
請求項6に記載の画像記録方法は、前記印字ヘッド保守手段は印字ヘッドのノズル面を清掃する清掃部材及び印字ヘッドのノズル面をキャップするキャップ部材であることを特徴とする。
上記構成の発明では、用紙1枚を印字するごとにに印字ヘッドのノズル面を清掃し、ダミージェットを行うことができるので、ノズル周辺の汚れによる吐出故障とインクの固化とを効果的に防ぎ、ノズルのリフレッシュが可能となる。
請求項7に記載の画像記録装置は、請求項1乃至請求項6に記載の画像記録方法を使用したことを特徴とする。
上記構成の発明では、複数のドラムにより印字動作と給・排紙動作を分離でき、印字動作中に用紙の排・給紙が可能となることにより印字速度を向上させることができる。またドラム間にメンテナンス装置を配置することで、ドラムやその周辺に特別な機構なしにメンテナンスが可能な画像記録装置とすることができる。
本発明は上記構成としたので、高速で品質の安定したFWAインクジェット画像記録方法および画像記録装置とすることができた。
図1には、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置が示されている。
図1に示すように、画像形成装置10は用紙Pを周囲に巻き付けて印字処理を行うドラム12A、12B、12C、ドラム12の回転軸を公転軸50を中心として公転可能に支持する公転手段48、用紙Pを収納・給紙する給紙部18、ドラム12の外周に用紙Pを巻き付ける着紙部20、ドラム12に巻き付けられた用紙Pに画像を形成するヘッド14、ドラム12から用紙Pを剥離する剥離部22、処理が終了した用紙Pを収納する排紙部24からなる。
ヘッド14は用紙幅をカバーする14Y〜14Kの4色のヘッドがドラム12の外周面に対抗する形で並んで配置されたヘッドアレイであり、ドラム12の外周面に保持された用紙Pに画像を形成する。ヘッド14Y〜14Kはそれぞれインクタンク16Y〜16Kと接続され、各色のインクが供給される。使用されるインクは水性、油性、溶剤系など様々なものを用いることができる。この4色ヘッド14Y〜14Kによりドラム12が一回自転するだけで用紙Pはヘッド14Y〜14Kによって走査印字され、4色のフルカラー画像を高速に形成することができる。ヘッド14の駆動方法はサーマル方式、圧電方式等、使用されるインクや機器の処理能力などに応じて様々な方法が考えられる。
また、画像信号に応じて液滴の噴射タイミング及び使用する素子(ノズル)を決め、ヘッド14の素子に駆動信号を印加する図示しないヘッド制御手段と、記録装置全体の動作を制御するシステム制御手段を備えている。
ドラム12の間隙にはメンテナンスユニット26がドラム12と同じ数設けられ、ひとつのドラム12の印字動作から次のドラム12の印字動作に移行する間にメンテナンスユニット26によってヘッド14のメンテナンスが行われる。これによりドラム12内やその周辺に追加機構なしでヘッド14のメンテナンスを行うことができる。
図2には、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の画像形成部が示されている。
図2に示すように、ドラム12Aと12Bは公転手段48に回転可能に支持されている。ドラム12A、12B、12Cはそれぞれモータ44A、44B、44Cで回転駆動され、それぞれ独立して速度可変に制御されている。公転手段48はモータ40で公転軸50を中心として回転駆動され、ドラム12A、12B、12Cを給排紙位置(図中下端)/印字位置(図中上端)に移動させる。ドラム12A、12B、12Cは給紙位置では用紙Pを外周部に巻き付け、排紙位置では剥離させ、印字位置では巻き付けた用紙Pにヘッド14により画像形成を行う。
ヘッド14は用紙Pの幅をカバーするのに足る全長をもっているため移動せずにドラム12A、12B、12Cの自転のみで用紙P全体を走査可能とされている。これによりドラム12A、12B、12Cを1回転させればヘッド14で用紙P全体に画像を形成できる。
ドラム12A、12B、12Cの間にはメンテナンスユニット26がそれぞれ設けられ、ドラム12とともに公転させることで、印字動作の合間にヘッド14と対向する場所に位置させることができる。
メンテナンスユニット26はダミージェット受け部材、ワイピング部材、キャップ部材などから構成され、ノズル詰まりを防ぐためのダミージェットで機内が汚れるのを防ぐためのダミージェット受け、ヘッド14のノズル面を清掃するワイピング、ヘッド14のノズル穴が乾燥したインクで詰まるのを防ぐためのキャップ動作などを行う。
以下に実際の印字動作について説明する。
図1の給紙部18に収納されている用紙Pは着紙部20まで搬送され、給紙位置で待機しているドラム12Bに巻き付けられる。帯電ロール21が用紙Pの先端をドラム12Bに押圧すると共に用紙Pに電荷を与え、用紙Pにドラム12表面への吸着力を発生させる。ドラム12Bは図中黒矢印のように自転し、用紙Pを表面に巻き付ける。このとき、ドラム12Bを駆動するモータ44Bは用紙Pの物性に最適な巻き付け速度に設定された回転速度で駆動される。すなわち用紙Pの厚みや堅さ、腰の強さに応じて巻き付け速度を設定できる。
表面に用紙を巻き付けたドラム12Bは自転を停止し、公転手段48の公転に伴って印字位置(図中上)へ時計回りに公転しながら移動する。ヘッド14は画像信号に従ってドラム12B上に画像を形成開始する。ドラム12Bが印字位置で自転することで、外周に巻き付けた用紙Pをヘッド14が走査する。
図2のようにヘッド14は用紙Pの幅をカバーする長さを備えているので、ドラム12Bが一回転すればヘッド14は用紙Pを走査できる。このとき、ドラム12Bを駆動するモータ44Bはヘッド14での画像形成のために最適に設定された回転速度で駆動される。すなわち画質に応じてドラフト(高速)モードであれば速く、高画質モードであれば遅く回転させることでヘッド14の走査速度を最適に設定できる。
ドラム12Bが一回自転し、用紙P上に画像が形成終了すると再度公転手段48は公転を開始し、ドラム12Bは排紙位置すなわち右下に移動する。
排紙位置にてドラム12Bの外周に巻き付いた用紙Pは剥離部22によってドラム12Bの外周から剥離され、図1破線矢印の方向に搬送される。搬送された用紙Pは排紙部24に排出される。
上記の動作をフローで以下に説明する。
図3、図4には本発明の第2実施形態に係る画像形成装置の画像形成部における動作が示されている。図3フロー図内の(a)〜(h)は図4(a)〜(h)に相当する。ドラム12が3個設けられている場合はメンテナンスユニット26も同様に3個設けられる。
まず図3ステップ100で印字開始すると、メンテナンスユニット26のキャップを開放しステップ102でヘッド14からキャップ内へダミージェットを行う(a)。ステップ104に進み公転手段48でドラム12を公転させ(b)、ステップ106で給紙位置にあるドラム12Aに用紙Pを補給する(c)。
次にステップ108で公転手段48が回転し(d)、メンテナンスユニット26のワイパーでヘッド14のノズル面をふき取る(e)。ドラム12は公転を続け(f)、ステップ110でドラム12Aを印字位置すなわちヘッド14の直下に、ドラム12Bを給排紙位置に移動させる。
ステップ112でドラム12A上の用紙Pに印字を開始し(g)、ドラム12Aが一回転(自転)することでヘッド14が用紙Pを走査し、画像が形成される。
次にステップ114でドラム12B上に用紙Pが存在するか否かで分岐する。存在すればドラム12Bを自転させ、剥離部22にてドラム12B上の用紙Pを排紙し(g)、ステップ118に進む。ドラム12B上に用紙Pが存在しなければ即座にステップ118へ進み、次の印字ページが有るか無いか(ドラム12Aの用紙Pが最後の一枚か否か)を判定する。最後の印字ページであればステップ120で印字終了したのち、ステップ122で公転手段48を回転させてドラム12Aを給・排紙位置へ移動させる。ステップ124でドラム12Aの用紙Pを排紙して処理を終了する。
ステップ118で次の印字ページが存在する場合、ステップ126へ進み、ドラム12Bに着紙部20から給紙を行う(h)。ステップ128でドラム12Aが印字終了すると、公転手段48が回転しドラム12Bを印字位置へ移動させ、メンテナンスユニット26に再びダミージェットを行う(ステップ130)。
さらに公転を続けてステップ132でドラム12Bが印字位置へ、12Aが給排紙位置へ移動すると、ヘッド14はドラム12Bに印字を行う(ステップ134)。同時にドラム12Aで印字を終えた用紙Pは剥離部22にて排紙される。
続くステップ138ではステップ118と同様、次の印字ページが有るか無いか(ドラム12Aの用紙Pが最後の一枚か否か)を判定する。最後の印字ページであればステップ140で印字終了したのち、ステップ142で公転手段48を回転させてドラム12Bを給・排紙位置へ移動させる。ステップ144でドラム12Bの用紙Pを排紙して処理を終了する。
ステップ138で次のページが存在する場合、ステップ106へ戻り、ドラム12Aに用紙Pを給紙する。以下、次の印字ページが存在しなくなる(最終印字ページになる)まで2個のドラム12は自転・公転を繰り返しながら印字を行う。
本実施例においては2個のドラム12A、12Bを交互に使用することにより、一方が印字動作中に他方が給・排紙動作を行うことができるので機器全体としての処理速度を向上させることができる。また、印字動作と給・排紙動作でドラムの自転速度を変えることもできるので、安定した用紙Pの給排紙が行える。さらに、印字後に給排紙位置で待機中のドラム上の用紙Pは、印字中の他方のドラムが印字を終了するまでの時間を乾燥時間として使えるので、用紙Pの乾燥性にも優れる。
さらにメンテナンスユニットをドラムの間に設けたことでドラム内および周辺に特別な機構を設ける必要なくヘッドのメンテナンスが行える。
また上記実施例において用紙Pの保持は静電吸着方式を用いたが、負圧によるバキューム方式やグリッパーを用いた機械式の保持でもよい。
図5には、本発明の第3実施形態に係る画像形成装置の画像形成部が示されている。
図5に示すように、ドラム12Aと12Bの間には公転軸50の周りにドラム12と同一の円周軌道位置を回動自在に支持されたキャップ部42が設けられている。
キャップ部42は公転軸50から延びるシャフト27に揺動軸37で揺動自在に支持された本体39と、ヘッド14の直下からノズル面に圧接されダミージェット、保管、長期停止、プライミング等の際にノズル面をカバーするキャップ30、揺動軸37に設けられキャップ30を押し上げてノズル面に圧接させるカム35、キャップ30で受けた排インクを回収する回収チューブ34、排インクを流す回収パイプ36からなる。
キャップ30はヘッド14からダミージェット時に吐出されるインクを吸収できる素材で、かつインクによって腐食や変質などを起こさない、化学的に安定した物質であればよく、スポンジなど一般的にインクジェットプリンタで用いられている多孔質体などが使用できる。
キャップ部42は所謂観覧車構造により、公転中常に図5のようにキャップ30が上に位置する状態で揺動しながら保持され、ヘッド14の直下に位置する時には必要に応じてカム35が回転し、キャップ30を押し上げる。
押し上げられたキャップ30はヘッド14のノズル面に密着し、ダミージェットのインクを受ける。受けたインクは回収チューブ34を通じて回収パイプ36へ流され、図示しない排インクタンクに回収される。
また、印字動作終了後に次のジョブがない場合はノズル面の乾燥によるインクの固化やゴミの付着を防ぐため、カム35が回転しキャップ30を押上げ、ノズル面に密着して保護する。
さらに、キャップ30は複数配置してもよく、ドラム12が印字、給排紙を行う隙間だけを残して公転周全てを覆うようにしてもよい。
図6には、本発明の第4実施形態に係る画像形成装置の画像形成部が示されている。
図6に示すように、ドラム12Aと12Bの間には公転軸50の周りにドラム12と同一の円周軌道位置を回動自在に支持されたワイパー部43が設けられている。
ワイパー部43は公転軸50から延びるシャフト27の先端に固定された回転軸部31に回転可能に支持されたブレード32、シャフト27の途中にあって内周側からブレード32と接触するクリーナ部33からなる。
ブレード32はゴムや軟質プラスチックなどの弾性体であり、かつヘッド14から吐出されるインクによって腐食や変質などを起こさない、化学的に安定した物質で構成される。
ワイパー部43はヘッド14の直下を通過する際に、ブレード32をシャフト27と平行に(直径方向に)固定し、公転運動(図中白矢印)によってブレード32の先端でヘッド14のノズル面を清掃する。ブレード32自身はノズル面清掃中以外の箇所において、回転軸部31の回転によりクリーナ部33にブレード32の先端を当接させることでクリーニングを行い、汚れがノズル面に再付着することを防ぐ。
これにより特別な追加機構なしでヘッド14のノズル面を清掃可能となる。また、清掃の際には回転方向(図中白矢印)にブレード32が移動するため図中左方向にインクの飛沫が飛ぶ。これが装置内部を汚さないように吸収体15を設け、飛沫を吸収するようにしてもよい。
この場合、吸収体15とブレード32が干渉しない位置関係である必要があるが、加えて着紙部20、剥離部22にブレード32の先端が干渉することを避けるため、場合によっては公転軸50方向にワイパー部43を引っ込ませる、あるいはブレード32を円周方向に固定する等の対策が必要となる。
図7には、本発明の第5実施形態に係る画像形成装置の画像形成部が示されている。
図7に示すように、ドラム12Aと12Bの間には公転軸50の周りにドラム12と同一の円周軌道位置を回動自在に支持されたキャップ部42、およびドラム12と同一の円周軌道位置を回動自在に支持されたワイパー部43が設けられている。
上記の構成により、ドラム12を一回公転させる間にキャップ動作とワイピング動作の両方を行うことができる。
但しキャップ部42とワイパー部43の重量バランスが取れていない場合、公転時に振動が発生する等の弊害が考えられるので、軽い方にバランスウエイトを設けるなどで回転バランスを取る必要がある。
本発明は上記の構成としたことで、特殊な機構を追加せずにメンテナンスを行える高速で品質の安定したFWAインクジェット画像記録方法および画像記録装置とすることができる。
本発明の第1形態に係る画像形成装置を示す側面図である。 本発明の第1形態に係る画像形成装置の内部構造を示す斜視図である。 本発明の第2形態に係る画像形成装置の動作を示すフロー図である。 本発明の第2形態に係る画像形成装置の動作を示す側面図である。 本発明の第3形態に係る画像形成装置の画像形成部を示す側面図である。 本発明の第4形態に係る画像形成装置の画像形成部を示す側面図である。 本発明の第5形態に係る画像形成装置画像形成部を示す側面図である。 従来の画像形成装置の構造を示す斜視図である。
符号の説明
10 画像形成装置
12 ドラム
14 ヘッド
16 インクタンク
18 給紙部
20 着紙部
22 剥離部
26 メンテナンス部
42 キャップ部
43 ワイパー部
48 公転手段
50 公転軸

Claims (7)

  1. 回転可能に支持され外周面に用紙を保持する2個のドラムと、
    前記用紙に画像を形成する印字ヘッドと、
    前記2個のドラムの回転軸を周上に保持し回動可能な公転手段と、
    前記2個のドラムを回転駆動する複数の第1の駆動手段と
    前記公転手段を回転駆動する第2の駆動手段と、
    前記2個のドラム間に前記公転手段の回転軸を中心として回動可能に支持され、前記公転手段と同期して回転する印字ヘッド保守手段と、
    を備え、
    前記第1の駆動手段が前記2個のドラムの一方を回動させ保持された用紙に前記印字ヘッドで画像を形成する時、他方のドラムを回動させて給紙を行い、
    前記第2の駆動手段は画像形成が完了すると一方のドラムを排紙位置へ、他方のドラムを印字位置へ回動させ
    回動の途中で前記印字ヘッド保守手段が前記印字ヘッドの保守を行うことを特徴とする画像記録方法。
  2. 回転可能に支持され外周面に用紙を保持する第1、第2、第3の3個のドラムと、
    前記用紙に画像を形成する印字ヘッドと、
    前記3個のドラムの回転軸を周上に保持し回動可能な公転手段と、
    前記3個のドラムを回転駆動する複数の第1の駆動手段と
    前記公転手段を回転駆動する第2の駆動手段と、
    前記3個のドラム間に前記公転手段の回転軸を中心として回動可能に支持され、前記公転手段と同期して回転する印字ヘッド保守手段と、
    を備え、
    前記第1の駆動手段が前記第1のドラムを回動させ保持された用紙に画像を形成する時、前記第2のドラムを回動させて給紙を行い、第3のドラムを回動させて排紙を行い、
    前記第2の駆動手段は画像形成が完了すると第1のドラムを排紙位置へ、第2のドラムを印字位置へ、第3のドラムを給紙位置へ回動させ、
    回動の途中で前記印字ヘッド保守手段が前記印字ヘッドの保守を行うことを特徴とする画像記録方法。
  3. 前記第1の駆動手段は回転速度が可変であることを特徴とする請求項1乃至請求項2に記載の画像記録方法。
  4. 前記印字ヘッド保守手段は印字ヘッドのノズル面を清掃する清掃部材であることを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載の画像記録方法。
  5. 前記印字ヘッド保守手段は印字ヘッドのノズル面をキャップするキャップ部材であることを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載の画像記録方法。
  6. 前記印字ヘッド保守手段は印字ヘッドのノズル面を清掃する清掃部材及び印字ヘッドのノズル面をキャップするキャップ部材であることを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載の画像記録方法。
  7. 請求項1乃至請求項6に記載の画像記録方法を使用した画像記録装置
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JP2016159583A (ja) * 2015-03-04 2016-09-05 昭和アルミニウム缶株式会社 印刷装置
CN108556496A (zh) * 2018-06-29 2018-09-21 芜湖启迪打印机科技有限公司 一种便于清洁的打印机

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