JP2006068849A - ロータリダイカッタ用の打抜き屑除去具およびロータリダイカッタの打抜き屑除去装置 - Google Patents

ロータリダイカッタ用の打抜き屑除去具およびロータリダイカッタの打抜き屑除去装置 Download PDF

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Abstract

【課題】揺動可能な屑落しアームと、その屑落しアームを抜き型の外周に向けて付勢するコイルばねの接触部の摩耗を抑制することができるようにしたロータリダイカッタ用の打抜き屑除去具を提供することである。
【解決手段】抜き型3の外周に取付けられるヒンジ部材6にアーム支持ピン9を設けると共に、そのアーム支持ピン9に間隔をおいてばね支持ピン12を平行に設け、上記アーム支持ピン9によって屑落しアーム10の一端部を揺動自在に支持する。コの字形押圧片13aの両端部にコイル部13bを設けたコイルばね13をばね支持ピン12で支持し、上記押圧片13aにより屑落しアーム10を抜き型3の外周に向けて付勢する。押圧片13aの先端部にローラ14を回転自在に取付け、上記押圧片13aと屑落しアーム10の接触を転がり接触として接触部での摩耗を抑制し、耐久性の向上を図る。
【選択図】図3

Description

この発明は、段ボールシート等のシートを所定の形状に打抜くロータリダイカッタ用の打抜き屑除去具およびロータリダイカッタの打抜き屑除去装置に関するものである。
シートを所定の形状に打抜くロータリダイカッタは、アンビルシリンダと、そのアンビルシリンダに対設されたナイフシリンダを有し、そのナイフシリンダの外周に抜き型を取付け、前記アンビルシリンダとナイフシリンダを逆方向に回転し、その両シリンダ間に送り込まれるシートを前記抜き型に取付けた打抜き刃によって所定の形状に打抜くようにしている。
打抜き刃の打抜きによってシートには製品部と、その外側に打抜き屑が形成され、製品部はシートの搬送方向に搬送されると共に、打抜き屑は抜き型上に保持された状態でナイフシリンダの周方向に搬送され、ナイフシリンダの下部まで搬送されたとき、抜き型上から除去される。
打抜き屑を除去する打抜き屑除去装置として、特許文献1に記載されたものが従来から知られている。
上記特許文献1に記載された打抜き屑除去装置においては、抜き型に取付けられた打抜き刃の外周囲にヒンジ部材を取付け、そのヒンジ部材によって先端部が打抜き屑の下側に配置される揺動可能な屑落しアームとコイルばねとを支持し、そのコイルばねに設けられた押圧片によって、屑落しアームを抜き型の外周面に重なる閉鎖方向に向けて付勢している。
また、抜き型およびナイフシリンダに形成されて屑落しアームで覆われる貫通孔に押出し棒を挿入し、ナイフシリンダの内部には、そのナイフシリンダの中心に対する偏心位置を中心にして回動される偏心シリンダを設け、その偏心シリンダにより押出し棒をナイフシリンダの半径方向外方に移動させ、その押出し棒の押圧により屑落しアームを起立する方向に揺動させて、抜き型上から打抜き屑を押し出すようにしている。
実開昭63−197097号公報
ところで、上記従来の打抜き屑除去装置においては、ヒンジ部材に支持された屑落しアームとコイルばねの支持位置が屑落しアームの長さ方向に位置がずれているため、屑落しアームが揺動すると、コイルばねの押圧片と屑落しアームの接触部で滑りが生じることになり、前記押圧片と屑落しアームの接触部が摩耗し易く耐久性に問題があった。
また、押圧片と屑落しアームの接触部に作用する摩擦抵抗はきわめて大きく、その摩擦抵抗は接触部での相対的な滑り移動の際の抵抗となるため、屑落しアームを円滑に揺動させることができず、騒音を発生させるという問題もある。
さらに、コイルばねは押圧片の両端部に設けられたコイル部がヒンジ部材に支持されたばね支持ピンによって支持され、そのコイルばねにおけるコイル部の外周上部が打抜き刃の刃先より外側に位置すると、シートやアンビルシリンダに干渉するため、コイルばねはコイル部の外径が小さな線径の太い比較的弾性力の小さいものを用いる必要がある。このため、ナイフシリンダが例えば300rpm以上に高速回転されると、屑落しアームが高速度で開閉すると共に、遠心力によって屑落しアームが抜き型の外周から起立する開放状態に保持され、貫通孔から押出し棒が脱落するという問題があった。
また、上記の打抜き屑除去装置においては、ナイフシリンダの外周に対する抜き型の取付け後、屑落しアームによって覆われる貫通孔に押出し棒を挿入して屑落しの準備とする必要があり、その押出し棒の挿入時、屑落しアームを起立方向に揺動させ、抜き型の外周から開放状態の貫通孔に押出し棒を挿入する必要がある。
このとき、屑落しアームは抜き型の外周面に重なる伏倒位置から先端が貫通孔上から退避する位置まで揺動させることによって貫通孔に押出し棒を挿入することができるが、屑落しアームを必要以上に揺動させる場合がある。例えば、伏倒位置からほぼ180°近くまで揺動させる場合がある。
この場合、コイルばねのコイル部が大きく捩り変形し、そのコイルばねはコイル部の外径の小さな線径の太い弾性力の大きいものであるため、コイルばねは弾性限界を超えて変形して弾性力が失われ、あるいは、破損するという不都合があった。
また、コイルばねを支持するピンに大きな曲げ荷重が作用し、ピンが変形したり、あるいは破損するという不都合もあった。
この発明の課題は、揺動可能な屑落しアームと、その屑落しアームを抜き型の外周に向けて付勢するコイルばねの接触部での摩耗を抑制することができるようにしたロータリダイカッタ用の打抜き屑除去具およびロータリダイカッタの打抜き屑除去装置を提供することである。
上記の課題を解決するために、この発明に係るロータリダイカッタ用の打抜き屑除去具においては、抜き型の外周に取付けられるヒンジ部材によって屑落しアームの一端部を揺動自在に支持し、前記ヒンジ部材にはその屑落しアームの揺動中心軸と間隔をおいてばね支持ピンを平行に設け、そのばね支持ピンによってコイルばねを支持し、このコイルばねに設けられたコの字形の押圧片により前記屑落しアームを抜き型の外周に向けて付勢し、屑落しアームの起立方向への揺動によって前記抜き型の外周に保持された打抜き屑を取り除くようにしたロータリダイカッタ用の打抜き屑除去具において、前記コイルばねにおける押圧片の前記屑落しアームを押圧する先端部にローラを回転自在に取付けた構成を採用したのである。
また、この発明に係るロータリダイカッタの打抜き屑除去装置においては、アンビルシリンダに対設されたナイフシリンダの外周に円弧状の抜き型を取付け、その抜き型にシートを所定の形状に打抜く打抜き刃と、その打抜き刃の外側にヒンジ部材とを取付け、前記ヒンジ部材によって揺動可能な屑落しアームと、その屑落しアームを抜き型の外周に向けて押圧するコの字形の押圧片を有するコイルばねとを支持すると共に、その両部材の支持位置を屑落しアームの長さ方向に位置をずらし、前記抜き型とナイフシリンダとに形成されて屑落しアームで覆われる貫通孔に押出し棒を挿入し、その押出し棒をナイフシリンダの内部の偏心位置に設けられた偏心シリンダにより半径方向外方に移動させて屑落しアームを揺動させ、その屑落しアームにより抜き型上に保持されてナイフシリンダの周方向に搬送される打抜き屑を外側に押し出すようにしたロータリダイカッタの打抜き屑除去装置において、前記コイルばねにおける押圧片の前記屑落しアームを押圧する先端部にローラを回転自在に取付けた構成を採用したのである。
上記のように、コイルばねに形成された押圧片の屑落しアームを押圧する先端部にローラを回転自在に取付けたことにより、屑落しアームが揺動すると、屑落しアームの表面に対する接触によってローラが回転し、コイルばねと屑落しアームの接触を転がりの接触とすることができる。このため、コイルばねと屑落しアームの接触部での摩耗を抑制し、耐久性の向上を図ることができると共に、上記接触部での摩擦抵抗は小さく、屑落しアームを円滑に揺動させることができ、騒音の発生を抑制することができる。
ここで、前記屑落しアームに通気孔を形成すると、屑落しアームの軽量化を図ることができ、ナイフシリンダの高速回転時に、屑落しアームが遠心力によってナイフシリンダの外周に起立する開放状態に保持されるのを防止することができ、貫通孔に挿入された押出し棒の脱落を防止することができる。
また、屑落しアームが弾性部材の弾性によって開放状態からナイフシリンダの外周面に重なる閉鎖位置に戻される際、屑落しアームとナイフシリンダ間の空気の一部は通気孔から屑落しアームの表面側に流通するため、揺動抵抗が小さく、屑落しアームをスムーズに、確実に閉鎖位置に戻すことができる。
また、前記屑落しアームに、前記ローラに対する当接によって起立方向に揺動させた屑落しアームをその先端が貫通孔上から周方向に少し後退した位置で停止保持するストッパを設けると、貫通孔に対する押出し棒の挿入時に、屑落しアームが起立方向に必要以上に揺動されるのを防止することができ、コイルばねのコイル部が弾性限界を超えて変形するのを防止することができる。このため、コイルばねの破損やそのコイルばねを支持するピンの変形は破損を防止することができる。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1に示すように、アンビルシリンダ1の下方にはナイフシリンダ2が設けられ、その両シリンダ1、2は、同図の矢印方向に回転される。
ナイフシリンダ2の外周には円弧状の抜き型3がボルトの締付けによる手段等を介して着脱自在に取付けられている。抜き型3にはアンビルシリンダ1とナイフシリンダ2間に送り込まれる段ボールシート等のシートSを所定の形状に打抜く打抜き刃4と、その打抜き刃4の外周囲に、打抜き刃4の打抜きによって形成される打抜き屑aに刺通してその打抜き屑aを保持する複数の保持歯5が取付けられている。
また、抜き型3には上記打抜き刃4の外周囲に複数のヒンジ部材6が取付けられている。
図2および図3に示すように、ヒンジ部材6は抜き型3の円弧状外周面に沿う円弧状の角形枠から成り、そのヒンジ部材6に左右で対向する一対の軸受部7と、左右で対向する一対の突片8が周方向に間隔をおいて設けられている。
一対の軸受部7間にはアーム支持ピン9が渡され、そのアーム支持ピン9に帯板状の屑落しアーム10の後端部が支持されている。屑落しアーム10はアーム支持ピン9を中心として揺動可能とされ、先端部には上記保持歯5が挿入可能な切欠部11が設けられている。
ヒンジ部材6の一対の突片8間にはばね支持ピン12が渡され、そのばね支持ピン12によってコイルばね13が支持されている。コイルばね13は、コの字形押圧片13aの両端部に上記ばね支持ピン12によって支持される一対のコイル部13bを設け、各コイル部13bの端にヒンジ部材6の表面に当接される係合片13cを設けた構成とされている。
コイルばね13の押圧片13aの先端部にはローラ14が回転自在に支持され、そのローラ14は屑落しアーム10の表面に当接して、屑落しアーム10を抜き型3の外周面に重なる方向に向けて付勢している。
ここで、コイルばね13は、比較的線径の太い線材で形成されて大きな弾性力を有し、また、コイル部15はナイフシリンダ2の回転時にシートSやアンビルシリンダ1に当接するのを避けるため小径とされている。
屑落しアーム10には複数の通気孔10hが形成されて重量が軽減され、高速回転時の遠心力の軽減化が図られている。
屑落しアーム10の表面にはストッパ17が設けられている。ストッパ17は屑落しアーム10の表面に溶接等の手段によって固着された突片から成る。このストッパ17は屑落しアーム10を抜き型3の外周面に重なる伏倒位置から起立方向にほぼ90°揺動させたときコイルばね13の押圧片13aに支持されたローラ14と当接する位置に設けられ、そのストッパ17とローラ14の当接によって屑落しアーム10はさらに同方向に揺動するのが防止される。
なお、実施の形態では、屑落しアーム10の起立方向への揺動制限角度を伏倒位置からほぼ90°としているが、屑落しアーム10の先端が後述する貫通孔18の上方から周方向に少し後退した位置を揺動制限角度の最小値とし、最大値は145°程度とする。
図1および図3に示すように、ナイフシリンダ2および抜き型3には貫通孔18が多数形成され、屑落しアーム10によって覆われた貫通孔18には押出し棒19が挿入されている。
押出し棒19はナイフシリンダ2の内部に組込まれた偏心シリンダ20の外周に当接している。偏心シリンダ20はナイフシリンダ2の中心に対する偏心位置に回転中心をもち、その偏心シリンダ20の回転によって押出し棒19は半径方向外方に押し出される。このとき、屑落しアーム10は押出し棒19で押圧されて起立する方向に揺動する。なお、偏心シリンダ20は偏心位置において非回転の支持としてもよい。
いま、屑落しアーム10によって覆われる貫通孔18に押出し棒19を挿入した状態でアンビルシリンダ1とナイフシリンダ2とを図1の矢印で示す方向に回転し、その両シリンダ1、2間にシートSを送り込むと、抜き型3に設けられた打抜き刃4によってシートSに打抜き切断線が形成され、その打抜き切断線の内側に製品部と外側に打抜き屑aとが形成される。
製品部は打抜き刃4の内側に設けられた図示省略の弾性部材の押圧によって打抜き刃4の内側から押し出されてシートSの搬送方向に搬送される。
一方、打抜き屑aは保持歯5の刺通により保持されてナイフシリンダ2の周方向に搬送され、その打抜き屑aがナイフシリンダ2の下部まで搬送されると、偏心シリンダ20の回転により押出し棒19が半径方向外方に移動する。このとき、押出し棒19は屑落しアーム10を押圧するため、屑落しアーム10が揺動し、その屑落しアーム10により打抜き屑aが押圧されて保持歯5から排出され、下方に落下する。
上記のような打抜き屑aの除去において、屑落しアーム10が起立方向に揺動すると、コイルばね13の押圧片13aは屑落しアーム10により押圧されて屑落しアーム10と同方向に揺動し、コイル部13bが捩り変形する。そのコイル部13bの復元弾性によって屑落しアーム10は抜き型3の表面に重なる方向に向けて揺動する。
このとき、屑落しアーム10の揺動中心としてのアーム支持ピン9とコイルばね13を支持するばね支持ピン12とは屑落しアーム10の長さ方向に位置がずれているため、屑落しアーム10の揺動によって、コイルばね13に設けられた押圧片13と屑落しアーム10の接触部の位置が屑落しアーム10の長さ方向に変化し、押圧片13の先端部に支持されたローラ14は屑落しアーム10の表面の接触によって回転する。
このように、コイルばね13の押圧片13aの先端部にローラ14を設けたことによって、上記押圧片13aと屑落しアーム10の接触を転がりの接触とすることができるため、コイルばね13の押圧片13aと屑落しアーム10の接触部の摩耗を抑制し、耐久性の向上を図ることができる。また、転がり接触のため、騒音の発生を抑制することができる。
打抜き屑の除去において、ナイフシリンダ2が高速回転されると、その回転速度が大きくなるにつれて屑落しアーム10に作用する遠心力が増大し、その遠心力により屑落しアーム10が起立する方向に揺動し、その揺動角が大きくなると、押出し棒19が貫通孔18から脱落するおそれが生じる。
しかしながら、実施の形態では、屑落しアーム10に複数の通気孔10hを形成して重量を軽減しているため、屑落しアーム10に作用する遠心力は小さなものとなり、ナイフシリンダ2の高速回転時に、屑落しアーム10が遠心力によって起立する方向に大きく揺動することはなく、押出し棒19が脱落するのを防止することができる。
また、屑落しアーム10がコイルばね13の弾性によってナイフシリンダ2の外周面に重なる閉鎖位置に戻される際、屑落しアーム10とナイフシリンダ2間の空気の一部は通気孔10hから屑落しアーム10の表面側に流通することになる。このため、屑落しアーム10の揺動抵抗は小さく、コイルばね13の弾性によって屑落しアーム10をスムーズに確実に閉鎖位置に戻すことができる。
ここで、屑落しアーム10を押圧により揺動させる押出し棒19は、ナイフシリンダ2に対する抜き型3の取付け後において、貫通孔18に挿入される。
押出し棒19の挿入に際しては、屑落しアーム10を起立する方向に揺動させ、図4に示すように、貫通孔18を開放状態として抜き型3の外側からその貫通孔18に押出し棒19を挿入する。
その押出し棒19の挿入に際して、屑落しアーム10を起立方向に揺動させると、コイルばね13の押圧片13aが押圧されてコイルばね13が捩り変形する。屑落しアーム10が抜き型3の外周面に重なる伏倒位置から起立方向にほぼ90°揺動すると、ストッパ17がコイルばね13の押圧片13aに当接し、その当接によって屑落しアーム10がさらに同方向に揺動するのが防止される。
このため、屑落しアーム10が必要量以上に揺動されることはなく、コイルばね13のコイル部13bが弾性限界を超えて変形するのが防止される。このため、コイルばね13の破損を防止することができると共に、そのコイルばね13を支持するばね支持ピン12の変形や破損を防止することができる。
なお、実施の形態では、通気孔10hとして、押出し棒19の外径より小径の円形のものを示したが、通気孔10hの形状や大きさは任意であり、角形や長円形等の形状を採用することができる。押出し棒19が当る位置に通気孔10hを形成する場合には、押出し棒19の外径より小さな通気孔を形成する。
この発明に係るロータリダイカッタの打抜き屑除去装置の実施の形態を示す縦断正面図 図1の打抜き屑除去装置部を拡大して示す断面図 図2の平面図 押出し棒の挿入状態を示す断面図
符号の説明
1 アンビルシリンダ
2 ナイフシリンダ
3 抜き型
4 打抜き刃
6 ヒンジ部材
9 アーム支持ピン
10 屑落しアーム
10h 通気孔
12 ばね支持ピン
13 コイルばね
13a 押圧片
13b コイル部
14 ローラ
17 ストッパ
18 貫通孔
19 押出し棒
20 偏心シリンダ

Claims (5)

  1. 抜き型の外周に取付けられるヒンジ部材によって屑落しアームの一端部を揺動自在に支持し、前記ヒンジ部材にはその屑落しアームの揺動中心軸と間隔をおいてばね支持ピンを平行に設け、そのばね支持ピンによってコイルばねを支持し、このコイルばねに設けられたコの字形の押圧片により前記屑落しアームを抜き型の外周に向けて付勢し、屑落しアームの起立方向への揺動によって前記抜き型の外周に保持された打抜き屑を取り除くようにしたロータリダイカッタ用の打抜き屑除去具において、前記コイルばねにおける押圧片の前記屑落しアームを押圧する先端部にローラを回転自在に取付けたことを特徴とするロータリダイカッタ用の打抜き屑除去具。
  2. 前記屑落しアームに通気孔を形成した請求項1に記載のロータリダイカッタ用の打抜き屑除去装置。
  3. アンビルシリンダに対設されたナイフシリンダの外周に円弧状の抜き型を取付け、その抜き型にシートを所定の形状に打抜く打抜き刃と、その打抜き刃の外側にヒンジ部材とを取付け、前記ヒンジ部材によって揺動可能な屑落しアームと、その屑落しアームを抜き型の外周に向けて押圧するコの字形の押圧片を有するコイルばねとを支持すると共に、その両部材の支持位置を屑落しアームの長さ方向に位置をずらし、前記抜き型とナイフシリンダとに形成されて屑落しアームで覆われる貫通孔に押出し棒を挿入し、その押出し棒をナイフシリンダの内部の偏心位置に設けられた偏心シリンダにより半径方向外方に移動させて屑落しアームを揺動させ、その屑落しアームにより抜き型上に保持されてナイフシリンダの周方向に搬送される打抜き屑を外側に押し出すようにしたロータリダイカッタの打抜き屑除去装置において、前記コイルばねにおける押圧片の前記屑落しアームを押圧する先端部にローラを回転自在に取付けたことを特徴とするロータリダイカッタの打抜き屑除去装置。
  4. 前記屑落しアームに通気孔を形成した請求項3に記載のロータリダイカッタの打抜き屑除去装置。
  5. 前記屑落しアームに、前記ローラに対する当接によって起立方向に揺動させた屑落しアームをその先端が貫通孔上から周方向に少し後退した位置で停止保持するストッパを設けた請求項3又は4に記載のロータリダイカッタの打抜き屑除去装置。
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