JP2006068215A - 電磁焼き調理具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 電磁焼き調理具を鍋状本体と焼板とから構成することによって、熱効率良く焼き調理が行えるようにする。食卓への持ち運びも可能で冷め難くする。焼き調理時の周囲汚染をも防止する。
【解決手段】 底板に大径の開口を有し、その開口の周縁を内底面上に突出形成して底面を環状に形成した鍋状本体と、開口よりも小径で底面に発熱体を設けた加熱盤を板体裏面に有し、その加熱盤を開口内に収めて板体を開口周縁に支持させた鍋状本体内の焼板とからなる。加熱盤の高さ寸法を鍋状本体の底板肉厚を含む周縁内側の高さ寸法よりも大きく形成する。置いた時に高さ寸法差による断熱間隙を開口周縁と板体との間に形成する。開口周縁は外側面の複数個所に位置決め用の突子を有する。その突子と遊嵌する嵌合子を板体裏面に有する。鍋状本体と焼板はアルミニウム又はアルミニウム合金からなる。発熱体は鉄からなる。
【選択図】 図1
【解決手段】 底板に大径の開口を有し、その開口の周縁を内底面上に突出形成して底面を環状に形成した鍋状本体と、開口よりも小径で底面に発熱体を設けた加熱盤を板体裏面に有し、その加熱盤を開口内に収めて板体を開口周縁に支持させた鍋状本体内の焼板とからなる。加熱盤の高さ寸法を鍋状本体の底板肉厚を含む周縁内側の高さ寸法よりも大きく形成する。置いた時に高さ寸法差による断熱間隙を開口周縁と板体との間に形成する。開口周縁は外側面の複数個所に位置決め用の突子を有する。その突子と遊嵌する嵌合子を板体裏面に有する。鍋状本体と焼板はアルミニウム又はアルミニウム合金からなる。発熱体は鉄からなる。
【選択図】 図1
Description
この発明は、電磁誘導加熱による焼板を鍋状本体内に備えた肉や魚等の焼き調理具に関するものである。
従来の電磁誘導加熱による焼き肉プレートは、アルミ鋳物よりなる厚肉のプレートの底面に発熱材を接合したものからなり、その焼き肉プレートを電磁誘導加熱装置のトッププレートに設置した肉汁受け皿の外ケースの中央の内ケース上に載置して、焼き肉プレートの加熱を行っている。
また皿状容器の底板に開口部を設け、その開口部の周縁を底面上に突出形成して、開口部を除く底板に加熱用鉄板を貼設し、加熱用鉄板を貼設したしゃぶしゃぶ用の容器を開口部に装着して、環状に形成された底面上で焼き肉を行うものもある。
特開平9−154745号公報
特開平10−165293号公報
上記従来の肉汁受け皿の外ケースに焼き肉プレートを収容して焼き調理を行うものは、焼き肉プレートから肉汁が滴り落ちることと、プレート全体が加熱されていることから、焼き調理後に外ケースから焼き肉プレートを取り出して食卓まで持ち運ぶことが難しく、電磁誘導加熱装置とセットでなければ使用し難い課題を有する。
また焼き肉としゃぶしゃぶ兼用の鍋も、電磁誘導加熱装置とセットで使用されるものであり、その形態が皿状であることにより食卓まで持ち運ぶことが可能であっても、皿状容器は蓄熱手段を有さぬことから冷め易いという課題を有する。
また焼き肉としゃぶしゃぶ兼用の鍋も、電磁誘導加熱装置とセットで使用されるものであり、その形態が皿状であることにより食卓まで持ち運ぶことが可能であっても、皿状容器は蓄熱手段を有さぬことから冷め易いという課題を有する。
この発明は、上記従来の課題を解決するために考えられたものであって、その目的は、電磁誘導加熱による場合でも熱効率良く焼き調理が行え、また食卓への持ち運びも容易で冷め難く、焼き調理時の周囲汚染をも防止することができる新たな鍋状本体と焼板とによる電磁焼き調理具を提供することにある。
上記目的によるこの発明は、底板に大径の開口を有し、その開口の周縁を内底面上に突出形成して底面を環状に形成した鍋状本体と、上記開口よりも小径で底面に発熱体を設けた加熱盤を板体裏面に有し、その加熱盤を開口内に収めて板体を開口周縁に支持させた鍋状本体内の焼板とからなり、上記加熱盤の高さ寸法を、鍋状本体の底板肉厚を含む周縁内側の高さ寸法よりも大きく形成し、置いた時に高さ寸法差による断熱間隙を開口周縁と板体との間に形成してなる、というものである。
また上記開口周縁は、外側面の複数個所に位置決め用の突子を有し、その突子と遊嵌する嵌合子を板体裏面に有するというものであり、上記鍋状本体と焼板はアルミニウム又はアルミニウム合金からなり、上記発熱体は鉄からなるというものである。
上記構成の電磁焼き調理具では、鍋状本体を電磁誘導加熱調理台のトッププレートの上に置いた時に、周縁内側の高さと加熱盤の高さの寸法差が、開口周縁と板体との間の断熱間隙となるので、この断熱間隙により焼き調理時の板体から開口周縁への伝熱が生じ難くなって、鍋状本体側への伝熱による熱損失が極めて僅かとなる。このため鍋状本体内に焼板を備えるものであっても、電磁誘導加熱による焼き調理が効率良く行えるようになる。
また焼き調理は鍋状本体内で行われるので、焼き調理時に飛散する油や汁による調理台周囲の汚染が防止でき、焼板は厚肉で質量の大きな加熱盤を有するので焼き調理後の蓄熱量も大きく、加熱状態が長く維持されるので食卓に移しても冷め難い。また鍋状本体は加熱されることはないから、焼き調理後の食卓への持ち運びも容易となり、使用後の洗浄も鍋状本体から焼板を簡単に取り出すことができるので手間が掛からないなどの利点を有する。
図中1は鍋状本体、2は焼板で、それらはアルミニウム又はアルミニウム合金からなる。
鍋状本体1は平面形状が長円形で、周側壁11の内側に蓋体(図は省略)の受け段部12を有し、長手方向の縁辺両端に把手13,13が取り付けてある。また底板14(例えば横幅350.0mm)の中央には円形で大径(例えば直径200.0mm)の開口15が設けてある。この開口15の周縁16は内底面上に突出成形されており、これにより底板14を環状に形成して上記焼板2から滴り落ちる焼き汁や油を溜め置くことができるようにしてある。また開口周縁16の対向部位の外側面には凸曲面の決め用の突子17が形成してある。
鍋状本体1は平面形状が長円形で、周側壁11の内側に蓋体(図は省略)の受け段部12を有し、長手方向の縁辺両端に把手13,13が取り付けてある。また底板14(例えば横幅350.0mm)の中央には円形で大径(例えば直径200.0mm)の開口15が設けてある。この開口15の周縁16は内底面上に突出成形されており、これにより底板14を環状に形成して上記焼板2から滴り落ちる焼き汁や油を溜め置くことができるようにしてある。また開口周縁16の対向部位の外側面には凸曲面の決め用の突子17が形成してある。
上記焼板2は鍋状本体1内に収まる長円形の板体21と、その裏面中央に一体形成して設けた加熱盤22とからなる。板体21の表面上には多数の突条23が斜めに等間隔に形成してあり、長手方向の両端面には焼板取出治具の係止用の長孔24,24が穿設してある。また裏面両側には上記突子17と遊嵌する横長の凹曲面の嵌合子25,25が突設してある。
上記加熱盤22は、上記開口15よりも小径(例えば直径170.0mm)で開口周縁16との間に空隙(例えば15.0mm)を形成して収まる厚肉の円形盤体で、高さが鍋状本体1の底板肉厚を含む開口周縁16の内側の高さ寸法(例えば8.0mm)よりも大きな寸法(例えば10.0mm)からなる。この円形盤体の底面の縁辺内に電磁誘導により発熱する鉄の発熱体26が、溶射により板状(例えば厚さ1.0mm)に設けてある。
上記構成では、把手11,11を掴んで鍋状本体1を持ち上げると、図4に示すように、鍋状本体1内の焼板2は、開口周縁16により板体21が支持されて、加熱盤22の底部が高さ寸法差h(例えば2.0mm)だけ鍋状本体1の底面外に突出する。これにより鍋状本体1と焼板2の接触は、板体21を支持する開口周縁16のみとなるので、焼板2から鍋状本体1への伝熱は小さく、電磁誘導加熱後の加熱盤22の蓄熱温度が高温であっても、持ち運び時の伝熱による鍋状本体1の加熱は僅かなので、鍋状本体1に触れても火傷を負うおそれがない。
また図5に示すように、鍋状本体1を電磁誘導加熱調理台のトッププレート30の上に置いた時には、鍋状本体1の底面外に底部が突出した加熱盤22がプレートに先に着いてから、図4に示す高さ寸法差hを、鍋状本体1がプレート面まで下がり、これに伴い開口周縁16が板体21から離れて両方の底面が同一面となる。このため開口周縁16と板体21との間に、高さ寸法差hと等しい断熱間隙h′が形成される。
この断熱間隙h′は、加熱盤22の周囲空間と底面上を連通する間隙ともなるので、焼板2を電磁誘導により加熱して、板体21に載せた肉や魚(図は省略)を焼いている時の板体21から開口周縁16への伝熱は、上記位置決め用の突子15と嵌合子25との嵌合部位に限られる。これにより鍋本体側への伝熱による熱損失は極めて僅かなものとなるので、焼き調理を効率良く行えるようになる。また焼き調理時の油や汁の飛散は周側壁11により防止される。
図は省略したが、食卓の敷き板に置き載せた時にも、図5と同様に開口周縁16と板体21との間に断熱間隙h′が形成されるので、鍋状本体側への伝熱による熱損失は僅となり、しかも焼板2は厚肉で質量の大きな加熱盤22を有することから、焼き調理後の蓄熱量も大きく加熱状態が長く維持されるので、板上の焼き肉や魚が冷め難い。また鍋状本体1に、図示しない蓋を被せて焼き調理を行った場合には、熱効率が一段と向上して調理時間の短縮となり、鍋状本体の周側壁11と相俟って焼き調理時の油や汁の飛散防止が一層確実なものとなる。
なお、図示の実施形態の鍋状本体は、平面形状が長円形であるが、その形態は円形、楕円形、角丸四辺形などであってもよく、焼板の平面形状も鍋状本体の平面形状に適合した形状に形成されるので、この発明における鍋状本体及び焼板の形態は図示の平面形状に限定されるものではない。
1 鍋状本体
2 焼板
11 周側壁
12 蓋受け段部
13 把手
14 底板
15 開口
16 開口周縁
17 位置決め用の突子
21 板体
22 加熱盤
23 突条
24 長孔
25 嵌合子
26 発熱体
2 焼板
11 周側壁
12 蓋受け段部
13 把手
14 底板
15 開口
16 開口周縁
17 位置決め用の突子
21 板体
22 加熱盤
23 突条
24 長孔
25 嵌合子
26 発熱体
Claims (3)
- 底板に大径の開口を有し、その開口の周縁を内底面上に突出形成して底面を環状に形成した鍋状本体と、上記開口よりも小径で底面に発熱体を設けた加熱盤を板体裏面に有し、その加熱盤を開口内に収めて板体を開口周縁に支持させた鍋状本体内の焼板とからなり、
上記加熱盤の高さ寸法を、鍋状本体の底板肉厚を含む周縁内側の高さ寸法よりも大きく形成し、置いた時に高さ寸法差による断熱間隙を開口周縁と板体との間に形成してなることを特徴とする電磁焼き調理具。 - 上記開口周縁は、外側面の複数個所に位置決め用の突子を有し、その突子と遊嵌する嵌合子を板体裏面に有することを特徴とする請求項1記載の電磁焼き調理具。
- 上記鍋状本体と焼板はアルミニウム又はアルミニウム合金からなり、上記発熱体は鉄からなることを特徴とする請求項1又は2記載の電磁焼き調理具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004254334A JP2006068215A (ja) | 2004-09-01 | 2004-09-01 | 電磁焼き調理具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004254334A JP2006068215A (ja) | 2004-09-01 | 2004-09-01 | 電磁焼き調理具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006068215A true JP2006068215A (ja) | 2006-03-16 |
Family
ID=36149437
Family Applications (1)
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JP2004254334A Pending JP2006068215A (ja) | 2004-09-01 | 2004-09-01 | 電磁焼き調理具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006068215A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012254249A (ja) * | 2011-06-10 | 2012-12-27 | Sunrise Sangyo Co Ltd | 調理用プレート |
JP2013169298A (ja) * | 2012-02-20 | 2013-09-02 | Sunrise Sangyo Co Ltd | 調理用プレート |
JP2014175263A (ja) * | 2013-03-12 | 2014-09-22 | Sunrise Sangyo Co Ltd | Ih用加熱器 |
-
2004
- 2004-09-01 JP JP2004254334A patent/JP2006068215A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013169298A (ja) * | 2012-02-20 | 2013-09-02 | Sunrise Sangyo Co Ltd | 調理用プレート |
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