JP2006067241A - 自動原稿搬送装置およびこれを備えた画像読取装置 - Google Patents

自動原稿搬送装置およびこれを備えた画像読取装置 Download PDF

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Abstract

【課題】装置の小型化に対応することができるとともに、原稿の読み取り画像のブレの発生を防止し、かつ、貼り合わせ原稿を読み取る場合においても、良好な画像を得ることができる自動原稿搬送装置およびこれを備えた画像読取装置を提供することを目的とする。
【解決手段】自動原稿搬送装置内には、原稿34の画像を読み取るための密着型イメージセンサ10と、原稿読取面13aに原稿34を案内するための原稿ガイド部材11が、原稿読取面13aに対して傾斜して設けられている。よって、光源14の光軸bと搬送される原稿34とのなす角度dが大きくなり、光源14からの光が光源14へ十分に照射されることになる。従って、原稿34を読み取る際に、良好な画像を得ることができ、特に、貼り合わせ原稿を読み取る場合において、貼り合わせ端部がスジとなって画像に現れるという不都合を効果的に回避できる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、原稿を読み取るための読取手段を備え、原稿の流し読みを行うための自動原稿搬送装置及びこれを備えた画像読取装置に関する。
一般に、スキャナ、又はデジタル複写機やファクシミリ装置等に設けられる画像読取装置においては、光源からの照射光を原稿に照射し、当該原稿からの反射光を、例えば、CCDセンサ等のイメージセンサにより撮像し、原稿の画像を読み取るように構成されている。
又、この画像読取装置において、原稿の流し読みを行うための自動原稿搬送装置を備えるものが知られている。この場合、自動原稿搬送装置の原稿給紙用トレイに積載された原稿が、自動原稿搬送装置内に給紙され、画像読取装置に設けられたコンタクトガラスへと搬送される。そして、当該原稿が画像読取装置の光源により照射され、原稿により反射された照射光に基づいて、上述のCCDセンサにより、当該原稿の一方の面の画像を読み取る構成となっている。
又、自動原稿搬送装置内に密着型イメージセンサを配置し、当該密着型イメージセンサにより、原稿の他方の面を読み取る構成のものが知られている。より具体的には、図4に示す様に、この密着型イメージセンサ50は、箱状のセンサフレーム51と、原稿読取面52aを有するコンタクトガラス52を備えている。又、センサフレーム51内には、原稿Pを照射する光源53と、原稿からの反射光を収束するレンズアレイ54と、レンズアレイ54により収束された反射光が入射される読取素子(光電変換素子)55が設けられている。
又、密着型イメージセンサ51に対向して搬送ローラ57が設けられており、密着型イメージセンサ51の原稿搬送方向上流側には、原稿読取面52aに原稿Pを案内するための原稿ガイド部材56が設けられている。そして、当該原稿ガイド部材56により、原稿搬送方向(即ち、図中の矢印Xの方向)に案内された原稿Pは、光源53により照射される。次いで、原稿Pからの反射光は、レンズアレイ54により収束され、当該レンズアレイ54を介して読取素子55に入射される。そして、当該反射光が、読取素子55上に結像された後に電気信号に変換されることにより、原稿Pの他方の面を読み取るように構成されている(例えば、特許文献1参照)。
ここで、この様な密着型イメージセンサにおいては、一般に、上述の図4に示す様に、コストダウンや設置スペースの制約等の観点から、読取素子55の光軸Aに対して一方のみに上記光源53を設けている。しかし、この構成では、上記光軸Aに対して光源53が設けられていない他方側の原稿面に光が十分に照射されない場合がある。又、図4に示すように、原稿ガイド部材56が、当該原稿読取面52aに対して略平行となるように設けられているため、原稿読取面52aにおける、光源53の光軸Bと搬送される原稿とのなす角度Dが小さくなってしまう。従って、例えば、原稿に他の用紙を貼り合わせた原稿(以下、「貼り合わせ原稿」という。)を読み取る場合において、上述の他方側の原稿面に位置する貼り合わせ端部が影になりやすく、結果として、当該端部がスジとなって画像に現れてしまう場合がある。
そこで、光源から放出される光の一部を反射するための反射面を設けた密着型イメージセンサが開示されている。より具体的には、コンタクトガラスの一部に、上記反射面を設けることにより、光源から一方向に放出される光の一部を反射させて、当該一方向とは異なる方向から、原稿読取面に光を照射する構成となっている。本構成により、読取素子の光軸に対して、光源が設けられていない他方側にも光源を設けた場合と同様の構成になるというものである(例えば、特許文献2参照)。
特開平2001−358900号公報(第4−6頁、第2図) 特許第3092687号公報(第2−3頁、第2図)
しかし、上記反射面を設けた密着型イメージセンサにおいては、上述のごとく、読取素子の光軸に対して、他方側にも光源を設けた場合と同様の構成とはなるものの、図4に示した密着型イメージセンサと同様に、原稿ガイド部材が、原稿読取面に対して略平行となるように設けられている。従って、上述の貼り合わせ端部が依然として影になりやすく、結果として、当該端部がスジとなって画像に現れるという不都合を完全に解消することができない。
又、上述の原稿ガイド部材56においては、図5に示すように、原稿読取面52a側の端部56aは、原稿読取面52aの長手方向Wにおいて、当該原稿読取面52aに対して角度をつけて形成されておらず、上記端部56aが長手方向Wと略平行となるように形成されている。従って、密着型イメージセンサ50により画像が読み取られる原稿Pが、原稿ガイド部材56の、原稿読取面52a側の端部56aを通過する際に、当該原稿Pの後端部の全体が、原稿読取面52aに同時に接触してしまうため、原稿Pの搬送をスムーズに行うことができない場合がある。従って、原稿Pへ衝撃が与えられ、結果として、原稿Pの読み取り画像のブレが発生する場合があった。この不都合は、上述の反射面を設けた密着型イメージセンサについても同様に生じる問題点である。
又、上記従来の反射面を設けた密着型イメージセンサにおいては、反射面に光源からの光を照射しなければならないため、密着型イメージセンサが大型化してしまい、装置の小型化に対応できないという問題も生じていた。
そこで、本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、装置の小型化に対応することができるとともに、原稿の読み取り画像のブレの発生を防止し、かつ、貼り合わせ原稿を読み取る場合においても、良好な画像を得ることができる自動原稿搬送装置およびこれを備えた画像読取装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の自動原稿搬送装置は、原稿搬送路に設置されたコンタクトガラスと、コンタクトガラスを通過する原稿を照射する光源と、原稿からの反射光が入射されることにより、原稿の画像を読み取る読取素子と、を有する密着型イメージセンサと、密着型イメージセンサの原稿搬送方向上流側に配置され、コンタクトガラスの原稿読取面に原稿を案内する原稿ガイド部材と、を備え、原稿ガイド部材が、原稿読取面に対して傾斜して設けられていることを特徴とする。
ここで、本発明の自動原稿搬送装置においては、原稿ガイド部材は、原稿読取面における光源の光軸と原稿のなす角度が略直角となるように配置されるものとすることができる。又、本発明の自動原稿搬送装置においては、ガイド部材の原稿読取面側の端部は、原稿読取面の長手方向における中央部から両端部にかけて、原稿搬送方向に延設されているものとすることができる。更に、ガイド部材の原稿読取面側の端部が、原稿搬送方向において、略く字形状に形成されているものとすることもできる。
又、本発明の画像読取装置は、上述のいずれかに記載の自動原稿搬送装置を備えることを特徴とする。
本発明の自動原稿搬送装置によれば、原稿ガイド部材を、原稿読取面に対して傾斜して設ける構成としている。従って、光源の光軸と搬送される原稿とのなす角度が大きくなり、光源からの光が原稿に十分に照射されることになる。その結果、原稿を読み取る際に、良好な画像を得ることが可能になり、特に、貼り合わせ原稿を読み取る場合において、貼り合わせ端部がスジとなって画像に現れるという不都合を効果的に回避することが可能になる。又、上記従来の密着型イメージセンサのごとく、光源からの光を照射するための反射面を設けことなく良好な画像を得ることが可能になるため、密着型イメージセンサの大型化を回避することができ、結果として、装置の小型化に対応することができる。
又、原稿ガイド部材を、原稿読取面における光源の光軸と原稿のなす角度が略直角となるように配置する構成としている。従って、原稿を読み取る際に、非常に良好な画像を得ることが可能になり、特に、貼り合わせ原稿を読み取る場合において、貼り合わせ端部がスジとなって画像に現れるという不都合を完全に回避することが可能になる。
又、ガイド部材の原稿読取面側の端部を、原稿読取面の長手方向における中央部から両端部にかけて、原稿搬送方向に延設する構成としており、ガイド部材の原稿読取面側の端部を、原稿搬送方向において、略く字形状に形成する構成としている。従って、原稿が、原稿ガイド部材の、原稿読取面側の端部を通過する際に、原稿の搬送がスムーズに行われ、原稿への衝撃を緩和することが可能になる。その結果、原稿の読み取り画像のブレの発生を効果的に防止することが可能になり、良好な画像を得ることが可能になる。
又、本発明の画像読取装置によれば、上述のいずれかに記載の自動原稿搬送装置を備える構成としているため、上述のいずれかに記載の自動原稿搬送装置と同じ効果を得ることが可能になる。
以下に、本発明の具体的な実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施形態に係る画像読取装置の全体構成を示す概略図であり、図2は、本発明の実施形態に係る自動原稿搬送装置内に設けられた密着型イメージセンサの全体構成を説明するための概略図である。又、図3は、本発明の実施形態に係る自動原稿搬送装置内に設けられた原稿搬送ガイドの形状を説明するための部分拡大図である。
図1において、画像読取装置1は、画像読取装置本体1aと、画像読取装置本体1aの上面に設けられた原稿台用コンタクトガラス22、及び、流し読み用コンタクトガラス37と、当該原稿台用コンタクトガラス22、及び、流し読み用コンタクトガラス37に隣接して設けられた原稿サイズ指示用部材38を備えている。この原稿サイズ指示用部材38は、原稿台用コンタクトガラス22に載置される原稿23のサイズの指標となるものであり、例えば、ポリスチレンやABS等の樹脂により形成されている。
画像読取装置本体1aは、原稿台用コンタクトガラス22上に載置された原稿23に光を照射して原稿23を照明する光源である光源24と、原稿23により反射された照射光を90度方向に反射する第1ミラー25とから構成される第1光学系ユニット26を備えている。又、第1ミラー25による反射光を90度方向に反射する第2ミラー27と、第2ミラー27による反射光を更に90度方向に反射する第3ミラー28とから構成される第2光学系ユニット29とを備えている。
又、画像読取装置本体1aの内部には、結像レンズ30と、イメージセンサとしてのCCDセンサ31が搭載されたCCDユニット43が設けられている。第3ミラー28により反射された原稿23からの反射光は、CCDセンサ31に対面して設けられた結像レンズ30により収束され、当該結像レンズ30を介してCCDセンサ31に入射し、当該CCDセンサ31上に結像される。そして、原稿23上を走査した画像の光は、CCDセンサ31により電気信号に変換され、原稿画像の濃淡が電気信号レベルの高低に変換される。
本実施形態においては、この様に、第1光学系ユニット26、第2光学系ユニット29、結像レンズ30、およびCCDユニット43により、光源24により照射され、原稿23により反射された照射光に基づいて、原稿画像を読み取る画像読み取り手段が構成されている。尚、本実施形態では、光源24としてキセノン蛍光ランプ、ハロゲン蛍光ランプ、蛍光灯、等の蛍光ランプを使用することが可能である。
又、上記構成においては、結像レンズ30、およびCCDセンサ31は画像読取装置本体1aに固定されているが、光源24がスキャン方向に移動しても原稿側光路長が変化しないようにする必要がある。従って、光源24と第1ミラー25とから構成される第1光学系ユニット26と、第2ミラー27と第3ミラー28とから構成される第2光学系ユニット29は、各々、一定速度で移動可能となるように設けられている。これらの第1、第2光学系ユニット26、29の移動、および停止は、図示しない光学ユニット駆動手段により行われる。
又、本実施形態の画像読取装置3は、原稿の流し読みを行うための自動原稿搬送装置2を備えている。当該自動原稿搬送装置2は、原稿給紙用トレイ33と、当該原稿給紙用トレイ33に積載された原稿34を給紙する給紙部35と、給紙された原稿34を搬送するための原稿用搬送路36とを備えている。
原稿34の流し読みを行う場合は、自動原稿搬送装置2の原稿給紙用トレイ33に積載された原稿34が、給紙部35により自動原稿搬送装置2内に給紙され、原稿用搬送路36を通って、流し読み用コンタクトガラス37へと搬送される。この際、第1光学系ユニット26、および第2光学系ユニット29は、図示しない駆動制御手段により、各々、所定のタイミングにより、図中の矢印41、42の方向に一定速度で移動するとともに、流し読み用コンタクトガラス37上を通過する原稿34を読み取り可能な位置に停止し、原稿34の一方の面の画像の読み取りを開始する。この場合も、上述した通常の画像読み取りを行う場合と同一の画像読取手段により原稿34の画像が読み取られる。
又、本実施形態の自動原稿搬送装置2内には、原稿34の他方の面を読み取るための密着型イメージセンサ10と、当該密着型イメージセンサ10の原稿搬送方向上流側に配置され、原稿読取面に原稿34を案内するための原稿ガイド部材11が設けられている。
この密着型イメージセンサ10は、図2に示す様に、箱状のセンサフレーム12と、原稿搬送路に設置され、原稿読取面13aを有するコンタクトガラス13を備えている。又、センサフレーム12内には、コンタクトガラス13を通過する原稿34を照射する光源14と、原稿34からの反射光を収束するレンズアレイ15と、レンズアレイ15により収束された反射光が入射される読取素子(光電変換素子)16が設けられている。又、密着型イメージセンサ10に対向して搬送ローラ17が設けられている。
そして、流し読み用コンタクトガラス37上を通過し、一方の面が読み取られた原稿34は、原稿ガイド部材11により、原稿搬送方向である図中の矢印Yの方向に搬送され、コンタクトガラス13の原稿読取面13aへと案内される。次いで、光源14により、原稿34に光が照射され、原稿34からの反射光は、レンズアレイ15により収束され、当該レンズアレイ15を介して読取素子16に入射される。そして、当該反射光は、読取素子16上に結像された後に電気信号に変換され、読取素子16により、原稿34の他方の面の画像が読み取られる構成となっている。
又、自動原稿搬送装置2は、原稿34を排出するための原稿排紙用搬送路39と、排出された原稿34が積載される原稿排紙用トレイ40とを備えている。そして、密着型イメージセンサ10により、他方の面が読み取られた原稿34は、原稿排紙用搬送路39を経由して、自動原稿搬送装置2外に排出され、原稿排紙用トレイ40上に積載される構成となっている。
ここで、本実施形態においては、原稿読取面13aに対する原稿ガイド部材11の配置に特徴がある。即ち、図2に示す様に、原稿読取面13aに原稿34を案内する原稿ガイド部材11が、当該原稿読取面13aに対して傾斜して設けられている点に特徴がある。
上述のごとく、図4に示した従来技術においては、原稿読取面52aに原稿Pを案内する原稿ガイド部材56が、当該原稿読取面52aに対して略平行となるように設けられているため、原稿読取面52aにおける、光源53の光軸Bと搬送される原稿Pとのなす角度Dが小さくなる。一方、本実施形態においては、原稿ガイド部材11を、原稿読取面13aに対して傾斜して設けることにより、原稿34の原稿読取面13aへの進入角度が大きくなる(即ち、読取素子16の光軸aに対する角度が大きくなる)ように構成している。よって、図2に示すように、上記従来技術の場合に比し、原稿読取面13aにおける光源14の光軸bと搬送される原稿34とのなす角度dが大きくなり(即ち、d>D)、当該角度dが略直角に近づくため、読み取られる原稿34の他方の面に対して、光源14からの光が十分に照射されることになる。従って、原稿34を読み取る際に、良好な画像を得ることが可能になり、特に、貼り合わせ原稿を読み取る場合において、貼り合わせ端部がスジとなって画像に現れるという不都合を効果的に回避することが可能になる。
尚、原稿読取面13aにおける光源14の光軸bと搬送される原稿34のなす角度dが略直角となるように、原稿ガイド部材11を原稿読取面13aに対して傾斜させて配置する構成とすることもできる。本構成により、原稿34を読み取る際に、非常に良好な画像を得ることが可能になり、特に、貼り合わせ原稿を読み取る場合において、貼り合わせ端部がスジとなって画像に現れるという不都合を完全に回避することが可能になる。
又、本実施形態における原稿ガイド部材11は、図3に示すように、原稿読取面13a側の端部11aが、原稿読取面13aの長手方向Zにおける中央部11bから両端部11cにかけて、原稿搬送方向Yに向かって延設されるように構成されており、上記端部11aが原稿搬送方向Yにおいて、略く字形状に形成されている。
この様な構成とすることにより、密着型イメージセンサ10により画像が読み取られる原稿34の後端部が、原稿ガイド部材11の、原稿読取面13a側の端部11aを通過する際に、まず、当該原稿34の後端部のうち、その中央部が原稿読取面13aと接触する。次いで、原稿読取面13aに対して、原稿34の後端部が、その中央部から両端部にかけて徐々に接触することになる。従って、原稿排紙用搬送路39を経由して、原稿排紙用トレイ40へと搬送される際に、原稿34の搬送がスムーズに行われ、原稿34への衝撃を緩和することが可能になる。その結果、原稿34の読み取り画像のブレの発生を効果的に防止することが可能になり、良好な画像を得ることが可能になる。
以上に説明したように、本実施形態においては、原稿ガイド部材11を、原稿読取面13aに対して傾斜して設ける構成としている。従って、光源14の光軸bと搬送される原稿34とのなす角度dが大きくなり、光源14からの光が原稿34に十分に照射されることになる。その結果、原稿34を読み取る際に、良好な画像を得ることが可能になり、特に、貼り合わせ原稿を読み取る場合において、貼り合わせ端部がスジとなって画像に現れるという不都合を効果的に回避することが可能になる。
又、上記従来の密着型イメージセンサのごとく、光源からの光を照射するための反射面を設けことなく良好な画像を得ることが可能になるため、密着型イメージセンサ10の大型化を回避することができ、結果として、装置の小型化に対応することができる。
又、原稿ガイド部材11を、原稿読取面13aにおける光源14の光軸bと原稿34のなす角度が略直角となるように配置する構成としている。従って、原稿34を読み取る際に、非常に良好な画像を得ることが可能になり、特に、貼り合わせ原稿を読み取る場合において、貼り合わせ端部がスジとなって画像に現れるという不都合を完全に回避することが可能になる。
又、原稿ガイド部材11の原稿読取面13a側の端部11aを、原稿読取面13aの長手方向Zにおける中央部11bから両端部11cにかけて、原稿搬送方向Yに延設する構成としている。従って、原稿34が、原稿ガイド部材11の、原稿読取面13a側の端部11aを通過する際に、原稿34の搬送がスムーズに行われ、原稿34への衝撃を緩和することが可能になる。その結果、原稿34の読み取り画像のブレの発生を効果的に防止することが可能になり、良好な画像を得ることが可能になる。
尚、上記実施形態は、単なる説明例であり、本発明の範囲は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて各構成物品の形状、寸法、材料等を変更することが可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。
例えば、上記実施形体においては、原稿ガイド部材11の原稿読取面13a側の端部11aを、原稿搬送方向Yにおいて、略く字形状に形成する構成としたが、当該端部11aが、長手方向Zにおける中央部11bから両端部11cにかけて、原稿搬送方向Yに向かって延設されるように構成されていれば、どのような形状でも良い。例えば、端部11aを略円弧形状に形成することができる。
本発明の活用例としては、原稿を読み取るための読取手段を備え、原稿の流し読みを行うための自動原稿搬送装置及びこれを備えた画像読取装置が挙げられる。
本発明の実施形態に係る画像読取装置の全体構成を示す概略図である。 本発明の実施形態に係る自動原稿搬送装置内に設けられた密着型イメージセンサの全体構成を説明するための概略図である。 本発明の実施形態にかかる自動原稿搬送装置内に設けられた原稿搬送ガイドの形状を説明するための部分拡大図である。 従来の自動原稿搬送装置内に設けられた密着型イメージセンサの全体構成を説明するための概略図である。 従来の自動原稿搬送装置内に設けられた原稿搬送ガイドの形状を説明するための部分拡大図である。
符号の説明
1 画像読取装置
2 自動原稿搬送装置
10 密着型イメージセンサ
11 原稿ガイド部材
11a 原稿ガイド部材の原稿読取面側の端部
11b 原稿ガイド部材の原稿読取面側の端部の中央部
11c 原稿ガイド部材の原稿読取面側の端部の両端部
13 コンタクトガラス
13a 原稿読取面
14 光源
15 レンズアレイ
16 読取素子
34 原稿
Y 原稿搬送方向
Z 原稿読取面の長手方向
b 光源の光軸
d 光源の光軸と原稿とのなす角度

Claims (5)

  1. 原稿搬送路に設置されたコンタクトガラスと、前記コンタクトガラスを通過する原稿を照射する光源と、前記原稿からの反射光が入射されることにより、前記原稿の画像を読み取る読取素子と、を有する密着型イメージセンサと、前記密着型イメージセンサの原稿搬送方向上流側に配置され、前記コンタクトガラスの原稿読取面に前記原稿を案内する原稿ガイド部材と、を備える自動原稿搬送装置において、
    前記原稿ガイド部材が、前記原稿読取面に対して傾斜して設けられていることを特徴とする自動原稿搬送装置。
  2. 前記原稿ガイド部材は、前記原稿読取面における前記光源の光軸と前記原稿のなす角度が略直角となるように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の自動原稿搬送装置。
  3. 前記ガイド部材の前記原稿読取面側の端部は、前記原稿読取面の長手方向における中央部から両端部にかけて、原稿搬送方向に延設されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の自動原稿搬送装置。
  4. 前記端部が、前記原稿搬送方向において、略く字形状に形成されていることを特徴とする請求項3に記載の自動原稿搬送装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の自動原稿搬送装置を備えることを特徴とする画像読取装置。
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