JP2006065182A - ズームレンズ - Google Patents

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Abstract

【課題】 プラスチックレンズを効果的に配することにより、特にデジタルカメラに適した、小型、高画質で安価なズームレンズ。
【解決手段】 物体側より、負の屈折力を有する第1レンズ群、正の屈折力を有する第2レンズ群、及び第3レンズ群の3つのレンズ群を有し、各レンズ群を光軸方向に移動させて変倍を行うズームレンズにおいて、前記第1レンズ群は、少なくとも1枚の負レンズと、少なくとも1枚の正レンズとを有し、前記第2レンズ群は物体側から順に、正レンズ21と、正レンズ22と、負レンズ23とを有すると共に、前記第2レンズ群を構成するレンズのうち、少なくとも2枚はプラスチックレンズであること。
【選択図】 図1

Description

本発明はズームレンズに関し、デジタルスチルカメラやビデオカメラ等に用いられ、特に高画素CCDを用いたカメラに適した高解像力を有しており、広角端でのFナンバーが2.8程度、変倍比が3倍程度のズームレンズに関する。
近年、パソコンの普及が進み、また、パソコンを用いて画像データを扱うことも多くなり、画像データを取り込むためのデジタルスチルカメラ等の需要が増えてきている。このようなデジタルスチルカメラの普及に伴い、より安価なデジタルスチルカメラが求められてきており、撮像光学系にもより一層のコストダウンが要望されている。一方、光電変換素子の画素数は年々増加の傾向にあり、撮影光学系にはより高性能なものが求められているので、コストダウンと高性能化という、相反する要求に応えていく必要がある。
CCD等の固体結像素子を用いるカメラに適した3倍程度のズームレンズは従来より技術開示されている(例えば、特許文献1,2,3参照)。
特開2002−196240号公報 特開2002−372667号公報 特開2002−72093号公報
特許文献1に記載されているズームレンズは、全体がガラスレンズで構成されており、低コスト化、軽量化が十分であると言えない。
また、特許文献2に記載されているズームレンズは、第2群にプラスチックレンズを使用することにより低コスト化を図っている。しかし、構成レンズ枚中に対してのプラスチックレンズの割合が少ないために低コスト化には不十分である。
更に、特許文献3に記載されているズームレンズは、各群にプラスチックレンズを使用することにより低コスト化を図っている。しかし、広角端でのFナンバーが3.6程度と暗く、近年のズームレンズとしては光学仕様の改善に余地がある。
本発明はかかる問題に鑑みてなされたものであり、プラスチックレンズを効果的に配することにより、特にデジタルカメラに適した、小型、高画質で安価なズームレンズを提供することを目的とする。
上記目的は下記の手段により達成される。
[請求項1]物体側より、負の屈折力を有する第1レンズ群、正の屈折力を有する第2レンズ群、及び第3レンズ群の3つのレンズ群を有し、各レンズ群を光軸方向に移動させて変倍を行うズームレンズにおいて、前記第1レンズ群は、少なくとも1枚の負レンズと、少なくとも1枚の正レンズとを有し、前記第2レンズ群は物体側から順に、正レンズ21と、正レンズ22と、負レンズ23とを有すると共に、前記第2レンズ群を構成するレンズのうち、少なくとも2枚はプラスチックレンズであることを特徴とするズームレンズ。
[請求項2]前記第1レンズ群は、1枚の負レンズと1枚の正レンズとで構成されることを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
[請求項3]前記第1レンズ群は、物体側から順に、負の屈折力を有するガラスレンズと、少なくとも1枚のプラスチックレンズとで構成されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のズームレンズ。
[請求項4]前記第1レンズ群は、少なくとも1枚の正の屈折力を有するプラスチックレンズと少なくとも1枚の負の屈折力を有するプラスチックレンズとを有することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
[請求項5]前記第1レンズ群は、正の屈折力を有するプラスチックレンズと負の屈折力を有するプラスチックレンズとを接合した接合レンズを有することを特徴とする請求項4に記載のズームレンズ。
[請求項6]前記第1レンズ群は、物体側から順に、負の屈折力を有するプラスチックレンズと、正の屈折力を有するプラスチックレンズとで構成されることを特徴とする請求項2に記載のズームレンズ。
[請求項7]前記第1レンズ群中に含まれるプラスチックレンズの合成焦点距離をf1PLとしたときに、以下の条件式を満足することを特徴とする請求項3〜6の何れか1項に記載のズームレンズ。
1.0 ≦|f1PL/f1|<3.0・・・(1)
但し、f1:第1レンズ群の焦点距離
[請求項8]前記第1レンズ群は、以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載のズームレンズ。
−3.5<f1/fw<−1.5・・・(2)
但し、f1:第1レンズ群の焦点距離
w:全系の広角端での焦点距離
[請求項9]前記第1レンズ群は、以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載のズームレンズ。
−3.5<f1/fw<−2.5・・・(3)
[請求項10]前記第2レンズ群は、少なくとも1枚の正の屈折力を有するプラスチックレンズと少なくとも1枚の負の屈折力を有するプラスチックレンズとを有することを特徴とする請求項1〜9の何れか1項に記載のズームレンズ。
[請求項11]前記第2レンズ群の正レンズ22と負レンズ23はプラスチックレンズであり、以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1〜10の何れか1項に記載のズームレンズ。
−2.0<f2n/f2p<−1.0・・・(4)
但し、f2n: 正レンズ22の焦点距離
2p: 負レンズ23の焦点距離
[請求項12]前記第2レンズ群の正レンズ21は研磨加工によるガラス球面レンズからなり、以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1〜11の何れか1項に記載のズームレンズ。
0.5<f21/f2<1.5・・・(5)
但し、f21:正レンズ21の焦点距離
2:第2レンズ群の焦点距離
[請求項13]前記第2レンズ群は、正レンズ22と負レンズ23とを接合した接合レンズを有することを特徴とする請求項1〜12の何れか1項に記載のズームレンズ。
[請求項14]前記第2レンズ群は、正レンズ22と負レンズ23とをフランジ部で接合したレンズを有することを特徴とする請求項1〜12の何れか1項に記載のズームレンズ。
[請求項15]前記第3レンズ群は、正の屈折力を有することを特徴とする請求項1〜14の何れか1項に記載のズームレンズ。
[請求項16]前記第3レンズ群は、少なくとも1枚のプラスチックレンズを有することを特徴とする請求項1〜15の何れか1項に記載のズームレンズ。
[請求項17]前記第3レンズ群は、1枚の正レンズで構成されることを特徴とする請求項1〜16の何れか1項に記載のズームレンズ。
[請求項18]前記第3レンズ群の焦点距離をf3としたときに、以下の条件を満足することを特徴とする請求項1〜17の何れか1項に記載のズームレンズ。
2.0<|f3/fw|<5.0・・・(6)
但し、fw:全系の広角端での焦点距離
[請求項19]物体側より、負の屈折力を有する第1レンズ群、正の屈折力を有する第2レンズ群、及び第3レンズ群の3つのレンズ群を有し、少なくとも2つのレンズ群を光軸方向に移動させて変倍を行うズームレンズにおいて、前記第1レンズ群は、少なくとも1枚の負レンズと、少なくとも1枚の正レンズとを有し、前記第2レンズ群は物体側から順に、正レンズ21と、正レンズ22と、負レンズ23とで構成されると共に、前記正レンズ21、前記正レンズ22、前記負レンズ23の内、少なくとも2枚はプラスチックレンズであることを特徴とするズームレンズ。
[請求項20]前記第1レンズ群は、1枚の負レンズと1枚の正レンズとで構成されることを特徴とする請求項19に記載のズームレンズ。
[請求項21]前記第1レンズ群は、物体側から順に、負の屈折力を有するガラスレンズと、少なくとも1枚のプラスチックレンズとで構成されることを特徴とする請求項19又は請求項20に記載のズームレンズ。
[請求項22]前記第1レンズ群は、少なくとも1枚の正の屈折力を有するプラスチックレンズと少なくとも1枚の負の屈折力を有するプラスチックレンズとを有することを特徴とする請求項19に記載のズームレンズ。
[請求項23]前記第1レンズ群は、正の屈折力を有するプラスチックレンズと負の屈折力を有するプラスチックレンズとを接合した接合レンズを有することを特徴とする請求項22に記載のズームレンズ。
[請求項24]前記第1レンズ群は、物体側から順に、負の屈折力を有するプラスチックレンズと、正の屈折力を有するプラスチックレンズとで構成されることを特徴とする請求項20に記載のズームレンズ。
[請求項25]前記第1レンズ群中に含まれるプラスチックレンズの合成焦点距離をf1PLとしたときに、以下の条件式を満足することを特徴とする請求項19〜24の何れか1項に記載のズームレンズ。
1.0≦|f1PL/f1|<3.0・・・(1)
但し、f1:第1レンズ群の焦点距離
[請求項26]前記第1レンズ群は、以下の条件式を満足することを特徴とする請求項19〜25の何れか1項に記載のズームレンズ。
−3.5<f1/fw<−1.5・・・(2)
但し、f1:第1レンズ群の焦点距離
w:全系の広角端での焦点距離
[請求項27]前記第1レンズ群は、以下の条件式を満足することを特徴とする請求項19〜25の何れか1項に記載のズームレンズ。
−3.5<f1/fw<−2.5・・・(3)
[請求項28]前記第2レンズ群は、少なくとも1枚の正の屈折力を有するプラスチックレンズと少なくとも1枚の負の屈折力を有するプラスチックレンズとを有することを特徴とする請求項19〜27の何れか1項に記載のズームレンズ。
[請求項29]前記第2レンズ群の正レンズ22と負レンズ23はプラスチックレンズであり、以下の条件式を満足することを特徴とする請求項19〜28の何れか1項に記載のズームレンズ。
−2.0<f2n/f2p<−1.0・・・(4)
但し、f2n:正レンズ22の焦点距離
2p:負レンズ23の焦点距離
[請求項30]前記第2レンズ群の正レンズ21は研磨加工によるガラス球面レンズからなり、以下の条件式を満足することを特徴とする請求項19〜29の何れか1項に記載のズームレンズ。
0.5<f21/f2<1.5・・・(5)
但し、f21:正レンズ21の焦点距離
2:第2レンズ群の焦点距離
[請求項31]前記第2レンズ群は、正レンズ22と負レンズ23を接合した接合レンズを有することを特徴とする請求項19〜30の何れか1項に記載のズームレンズ。
[請求項32]前記第2レンズ群は、正レンズ22と負レンズ23とをフランジ部で接合したレンズを有することを特徴とする請求項19〜31の何れか1項に記載のズームレンズ。
[請求項33]前記第3レンズ群は、正の屈折力を有することを特徴とする請求項19〜32の何れか1項に記載のズームレンズ。
[請求項34]前記第3レンズ群は、少なくとも1枚のプラスチックレンズを有することを特徴とする請求項19〜33の何れか1項に記載のズームレンズ。
[請求項35]前記第3レンズ群は、1枚の正レンズで構成されることを特徴とする請求項19〜34の何れか1項に記載のズームレンズ。
[請求項36]前記第3レンズ群の焦点距離をf3としたときに、以下の条件を満足することを特徴とする請求項19〜35の何れか1項に記載のズームレンズ。
2.0<|f3/fw|<5.0・・・(6)
但し、fw:全系の広角端での焦点距離
[請求項37]物体側より、負の屈折力を有する第1レンズ群、正の屈折力を有する第2レンズ群、及び第3レンズ群の3つのレンズ群を有し、少なくとも2つのレンズ群を光軸方向に移動させて変倍を行うズームレンズにおいて、前記第1レンズ群は1枚の負レンズと1枚の正レンズとで構成され、前記第2レンズ群は物体側から順に、正レンズ21と、正レンズ22と、負レンズ23とを有すると共に、前記第2レンズ群を構成するレンズの内、少なくとも2枚はプラスチックレンズであることを特徴とするズームレンズ。
[請求項38]前記第1レンズ群は、物体側から、負の屈折力を有するガラスレンズと、正の屈折力を有するプラスチックレンズとの2枚で構成されることを特徴とする請求項37に記載のズームレンズ。
[請求項39]前記第1レンズ群は、物体側から順に、負の屈折力を有するプラスチックレンズと、正の屈折力を有するプラスチックレンズとで構成されることを特徴とする請求項37に記載のズームレンズ。
[請求項40]前記第1レンズ群中に含まれるプラスチックレンズの合成焦点距離をf1PLとしたときに、以下の条件式を満足することを特徴とする請求項37〜39の何れか1項に記載のズームレンズ。
1.0≦|f1PL/f1|<3.0・・・(1)
但し、f1:第1レンズ群の焦点距離
[請求項41]前記第1レンズ群は、以下の条件式を満足することを特徴とする請求項37〜40の何れか1項に記載のズームレンズ。
−3.5<f1/fw<−1.5・・・(2)
但し、f1:第1レンズ群の焦点距離
w:全系の広角端での焦点距離
[請求項42]前記第1レンズ群は、以下の条件式を満足することを特徴とする請求項37〜41の何れか1項に記載のズームレンズ。
−3.5<f1/fw<−2.5・・・(3)
[請求項43]前記第2レンズ群は、少なくとも1枚の正の屈折力を有するプラスチックレンズと少なくとも1枚の負の屈折力を有するプラスチックレンズとを有することを特徴とする請求項37〜42の何れか1項に記載のズームレンズ。
[請求項44]前記第2レンズ群の正レンズ22と負レンズ23はプラスチックレンズであり、以下の条件式を満足することを特徴とする請求項37〜43の何れか1項に記載のズームレンズ。
−2.0<f2n/f2p<−1.0・・・(4)
但し、f2n:正レンズ22の焦点距離
2p:負レンズ23の焦点距離
[請求項45]前記第2レンズ群の正レンズ21は研磨加工によるガラス球面レンズからなり、以下の条件式を満足することを特徴とする請求項37〜44の何れか1項に記載のズームレンズ。
0.5<f21/f2<1.5・・・(5)
但し、f21:正レンズ21の焦点距離
2:第2レンズ群の焦点距離
[請求項46]前記第2レンズ群は、正レンズ22と負レンズ23とを接合した接合レンズを有することを特徴とする請求項37〜45の何れか1項に記載のズームレンズ。
[請求項47]前記第2レンズ群は、正レンズ22と負レンズ23とをフランジ部で接合したレンズを有することを特徴とする請求項37〜45の何れか1項に記載のズームレンズ。
[請求項48]前記第3レンズ群は、正の屈折力を有することを特徴とする請求項37〜47の何れか1項に記載のズームレンズ。
[請求項49]前記第3レンズ群は、少なくとも1枚のプラスチックレンズを有することを特徴とする請求項37〜48の何れか1項に記載のズームレンズ。
[請求項50]前記第3レンズ群は、1枚の正レンズで構成されることを特徴とする請求項37〜49の何れか1項に記載のズームレンズ。
[請求項51]前記第3レンズ群の焦点距離をf3としたときに、以下の条件を満足することを特徴とする請求項37〜50の何れか1項に記載のズームレンズ。
2.0<|f3/fw|<5.0・・・(6)
但し、fw:全系の広角端での焦点距離
[請求項52]広角側から望遠側への変倍に際し、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の間隔が減少し、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群の間隔が増大するように、前記各レンズ群の間隔を変化させて変倍することを特徴とする請求項1〜51の何れか1項に記載のズームレンズ。
[請求項53]前記第3レンズ群は、広角側から望遠側への変倍に際し、光軸上を物体側に単調に移動することを特徴とする請求項1〜52の何れか1項に記載のズームレンズ。
[請求項54]前記第3レンズ群を光軸方向に移動させることにより、無限遠物体から近距離物体におけるフォーカシングを行うことを特徴とする請求項1〜53の何れか1項に記載のズームレンズ。
[請求項55]変倍比が2.8倍以上であることを特徴とする請求項1〜54の何れか1項に記載のズームレンズ。
本発明のズームレンズによれば、プラスチックレンズを効果的に配することにより、小型、高画質で安価になり、特にデジタルカメラに好適である。
本発明のズームレンズは、図1、図3、図5、図7、図9、図11、図13、図15に示す如く、物体側より、負の屈折力を有する第1レンズ群G1、正の屈折力を有する第2レンズ群G2、及び第3レンズ群G3の3つのレンズ群、並びにローパスフィルタ41及びカバーガラス51より構成されている。また、第2レンズ群G2の前方に絞りSを配置している。
広角側から望遠側への変倍に際し、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2の間隔が減少し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3の間隔が増大するように、各レンズ群が移動する。
第2レンズ群G2は、物体側から順に、少なくとも正レンズ、正レンズ、負レンズの配置を含むことにより、球面収差やコマ収差を良好に補正でき、負レンズの光線高を低くすることでペッツバール和を小さくして像面湾曲を抑えることが出来る。また、正レンズを2枚とすることにより、各レンズの正のパワーを小さくできるので、この正レンズで発生する球面収差やコマ収差を小さくすることが出来る。さらに、組み立ての際のレンズ偏芯が生じても、それによる収差変動を小さく抑えることができ、良好な生産性を維持できる。
本発明のズームレンズのように、プラスチックレンズを多用してコンパクトなレンズの設計を試みると、特に光学的に選択できるプラスチック材料が少ないことと、屈折率が低いことのために、諸収差の補正が非常に難しくなる。そこで、各レンズ群にそれぞれ非球面を効果的に配することで諸収差の補正を行っている。
第1レンズ群G1及び第2レンズ群G2はそれぞれ少なくとも2面以上の非球面を有することにより、諸収差の補正を行っている。第1レンズ群G1の非球面は主に軸外主光線の屈折によって生じる軸外収差、特に歪曲収差の補正を行い、第2レンズ群G2の非球面は球面収差やコマ収差の補正を行っている。
このような構成にすることで、効果的に変倍が行え、光学系全体をコンパクトにすることができる。
第1レンズ群G1は、通常の広角レンズと同様に最も物体側のレンズ径の増大が抑えられるように、物体側より順に負レンズ11と正レンズ12の2枚構成、若しくは負レンズ11、負レンズ12、正レンズ13の3枚構成としている。後述する全ての実施例において、第1レンズ群G1の正レンズは非球面を有しており、特に広角端の歪曲収差、非点収差を補正している。このレンズをプラスチック材料で製造することにより、ガラス材料で製造するよりも製造上及び重量の面で非常に有利になる。
第2レンズ群G2は、そのレンズ群中の最も物体側に、物体側に強い凸面を向けた正レンズ21を配置し、第1レンズ群G1で発散された軸外光線の屈折角を抑えて、軸外諸収差がなるべく発生しない様にしている。さらに、正レンズ21を研磨加工によるガラス球面レンズで構成することにより、屈折率の高い硝材を選択できるので、光学系全体をコンパクト化することが可能である。
また、正レンズ21の像面側に隣接してプラスチックよりなる正レンズ22、同じくプラスチックレンズよりなる負レンズ23を配置し、プラスチックレンズの合成パワーを小さくすることで、プラスチックレンズを使用することにより最も懸念される温度・湿度による屈折率変化の影響で生じるピントずれを小さくしている。
更に、後述する第7実施例及び第8実施例の如く、像側に凸面を向けた非球面を有するメニスカスレンズを第2レンズ群の最も像側に配置することで、非点収差を良好に補正することができる。また、このレンズもプラスチックレンズとすることで、射出成形による非球面付加の容易化やレンズ全系の軽量化が達成できる。
第3レンズ群G3は、広角側から望遠側の変倍に際し、光軸上を物体側へ移動することで、第3レンズ群G3にも変倍作用を持たせることができ、第2レンズ群G2のパワー若しくは移動量を小さく抑えることができる。無限遠物体から近距離物体を撮影する場合には、第3レンズ群G3を移動させることでフォーカシングを行っている。第3レンズ群G3ではプラスチックレンズ相当の低屈折率でも良好に収差が補正できるため、この群にガラスより軽いプラスチックレンズを使用することで、ズーミングやフォーカシングで第3レンズ群G3を移動させる際の駆動機構に与える負荷が少なくてすむ。なお、第3レンズ群G3がプラスチックで製造された正レンズ1枚で構成すると、駆動機構に与える負荷を最も小さくすることができる。
赤外カットフィルタは、ローパスフィルタの表面にコート処理を施した反射型にすることで、吸収型の赤外カットフィルタを別途にレンズ系に挿入する必要がなくなり、光軸方向の厚みを薄くすることができ、各レンズ群とフィルタを近接させてカメラボディに格納する際に、よりコンパクトな格納が可能になる。
次に、(1)〜(6)の条件式について説明する。
条件式(1)は、第1レンズ群G1の屈折力と第1レンズ群G1に含まれるプラスチックレンズの屈折力とを規定する式であり、温度変化に伴う収差変動とピント移動量とを適切に保つための条件である。この条件式の下限を超えると、プラスチックレンズのパワーが大きくなるのでプラスチックレンズの温度変化による像面湾曲、特に広角端での像面湾曲の変動が大きくなる。また、条件式の上限を超えると、第1レンズ群G1に含まれるガラスレンズのパワーが強くなり過ぎ、第1レンズ群G1内の誤差感度が増大し生産性が悪くなる。
条件式(2)及び(3)は、第1レンズ群G1の屈折力を規定する式であり、十分にコンパクトでありながら良好な結像性能を得るためのものである。条件式の下限を超えると、第1レンズ群G1で発生する諸収差が大きくなり、特に、広角端での歪曲収差、倍率色収差、望遠端での球面収差の良好な補正が困難になってしまう。逆に、条件式の上限を超えると、第1レンズ群G1のパワーが弱くなり過ぎるため、レンズ系全体のコンパクト化が困難になってしまう。
条件式(4)は、第2レンズ群G2に含まれるプラスチックレンズの屈折力を規定する式であり、条件式(4)を満たすことにより、正のプラスチックレンズのパワーと負のプラスチックレンズのパワーの差が小さくなるので、温度変化時におけるピント移動量を小さく抑えることが出来る。
条件式(5)は、第2レンズ群G2で最も物体側にある正レンズ21の屈折力を規定する式であり、十分にコンパクトでありながら良好な結像性能を得るためのものである。条件式の上限を超えると、第2レンズ群G2のパワーが弱くなり過ぎるため、光学系全体のコンパクト化が困難になってしまう。また、条件式の下限を超えると、正レンズ21のパワーが強くなり過ぎ、球面収差及びコマ収差の補正が困難になり好ましくない。
条件式(6)は、第3レンズ群G3の屈折力を規定する式であり、十分にコンパクトでありながら良好な結像性能を得るためのものである。条件式の上限を超えると、バックフォーカスが増大し、また、フォーカシングの際の第3レンズ群G3の移動量が増大し、全長が長くなるので好ましくない。条件式の下限を超えると、第3レンズ群G3で発生する歪曲収差、像面湾曲が大きくなり、第3レンズ群G3に非球面を用いても補正が困難になる。
本発明のズームレンズに関する8種の実施例を説明する。
使用する記号は下記の通りである。
f:焦点距離
F:Fナンバー
ω:半画角
r:レンズ各面の曲率半径
d:レンズ厚、または、レンズ間隔
d:屈折率
νd:アッベ数
*:プラスチックレンズ
なお、非球面形状を下記の数式で表す。
Figure 2006065182
但し、
X:hにおける非球面形状(非球面の面頂点に接する平面から光軸に沿った方向の距離)
h:光軸からの高さ
r:近軸曲率半径
κ:円錐係数
2i:非球面係数
〈実施例1〉
焦点距離f:6.3mm〜18.0mm
Fナンバー:2.88〜5.02
画角2ω:64.6°〜24.2°
絞り位置:第5面前方0.40mm
レンズデータを表1に示す。
Figure 2006065182
非球面係数を表2に示す。
Figure 2006065182
広角端、中間域及び望遠端における群間距離を表3に示す。
Figure 2006065182
前述の条件式(1)〜(6)の値を表4に示す。
Figure 2006065182
また、レンズ断面図を図1に示し、収差図を図2に示す。なお、収差図の上段は広角端の収差図、中段は中間域の収差図、下段は望遠端の収差図である。
〈実施例2〉
焦点距離f:6.3mm〜18.0mm
Fナンバー:2.88〜4.93
画角2ω:64.6°〜24.0°
絞り位置:第5面前方0.40mm
レンズデータを表5に示す。
Figure 2006065182
非球面係数を表6に示す。
Figure 2006065182
広角端、中間域及び望遠端における群間距離を表7に示す。
Figure 2006065182
前述の条件式(1)〜(6)の値を表8に示す。
Figure 2006065182
また、レンズ断面図を図3に示し、収差図を図4に示す。なお、収差図の上段は広角端の収差図、中段は中間域の収差図、下段は望遠端の収差図である。
〈実施例3〉
焦点距離f:6.3mm〜18.0mm
Fナンバー:2.88〜4.93
画角2ω:64.6°〜24.0°
絞り位置:第5面前方0.40mm
レンズデータを表9に示す。
Figure 2006065182
非球面係数を表10に示す。
Figure 2006065182
広角端、中間域及び望遠端における群間距離を表11に示す。
Figure 2006065182
前述の条件式(1)〜(6)の値を表12に示す。
Figure 2006065182
また、レンズ断面図を図5に示し、収差図を図7に示す。なお、収差図の上段は広角端の収差図、中段は中間域の収差図、下段は望遠端の収差図である。
〈実施例4〉
焦点距離f:5.06mm〜14.75mm
Fナンバー:2.88〜5.17
画角2ω:62.6°〜22.5°
絞り位置:第5面前方0.40mm
レンズデータを表13に示す。
Figure 2006065182
非球面係数を表14に示す。
Figure 2006065182
広角端、中間域及び望遠端における群間距離を表15に示す。
Figure 2006065182
前述の条件式(1)〜(6)の値を表16に示す。
Figure 2006065182
また、レンズ断面図を図7に示し、収差図を図8に示す。なお、収差図の上段は広角端の収差図、中段は中間域の収差図、下段は望遠端の収差図である。
〈実施例5〉
焦点距離f:5.09mm〜14.73mm
Fナンバー:2.88〜5.10
画角2ω:62.4°〜22.7°
絞り位置:第6面前方0.35mm
レンズデータを表17に示す。
Figure 2006065182
非球面係数を表18に示す。
Figure 2006065182
広角端、中間域及び望遠端における群間距離を表19に示す。
Figure 2006065182
前述の条件式(1)〜(6)の値を表20に示す。
Figure 2006065182
また、レンズ断面図を図9に示し、収差図を図10に示す。なお、収差図の上段は広角端の収差図、中段は中間域の収差図、下段は望遠端の収差図である。
〈実施例6〉
焦点距離f:5.09mm〜14.73mm
Fナンバー:2.88〜5.07
画角2ω:62.8°〜22.7°
絞り位置:第6面前方0.35mm
レンズデータを表21に示す。
Figure 2006065182
非球面係数を表22に示す。
Figure 2006065182
広角端、中間域及び望遠端における群間距離を表23に示す。
Figure 2006065182
前述の条件式(1)〜(6)の値を表24に示す。
Figure 2006065182
また、レンズ断面図を図11に示し、収差図を図12に示す。なお、収差図の上段は広角端の収差図、中段は中間域の収差図、下段は望遠端の収差図である。
〈実施例7〉
焦点距離f:4.78mm〜13.68mm
Fナンバー:2.88〜4.88
画角2ω:66.2°〜24.5°
絞り位置:第6面前方0.35mm
レンズデータを表25に示す。
Figure 2006065182
非球面係数を表26に示す。
Figure 2006065182
広角端、中間域及び望遠端における群間距離を表27に示す。
Figure 2006065182
前述の条件式(1)〜(6)の値を表28に示す。
Figure 2006065182
また、レンズ断面図を図13に示し、収差図を図14に示す。なお、収差図の上段は広角端の収差図、中段は中間域の収差図、下段は望遠端の収差図である。
〈実施例8〉
焦点距離f:4.78mm〜13.63mm
Fナンバー:2.88〜4.93
画角2ω:66.3°〜24.5°
絞り位置:第6面前方0.35mm
レンズデータを表29に示す。
Figure 2006065182
非球面係数を表30に示す。
Figure 2006065182
広角端、中間域及び望遠端における群間距離を表31に示す。
Figure 2006065182
前述の条件式(1)〜(6)の値を表32に示す。
Figure 2006065182
また、レンズ断面図を図15に示し、収差図を図16に示す。なお、収差図の上段は広角端の収差図、中段は中間域の収差図、下段は望遠端の収差図である。
以上の各実施例は下記の効果を奏する。
第1実施例乃至第4実施例は、第1レンズ群G1を物体側から順に負レンズ11及び正レンズ12の2枚で構成している。これにより、レンズ厚や前玉径の小さい、コンパクトな光学系とすることができる。
第1実施例、第3実施例、第5実施例、第7実施例は、プラスチックレンズよりなる正レンズ22と同じくプラスチックレンズよりなる負レンズ23をフランジ部で貼り合わせたレンズで構成している。正レンズ22と負レンズ23をフランジ部で貼り合わせることにより、各々が単品レンズのときよりも組み立てが比較的容易に行えることに加え、接合レンズと比べレンズ面が増えるために、諸収差が補正し易くなる。
また、第1実施例及び第2実施例の様に、正レンズ12と対になる負レンズ11もプラスチック材料で製造することにより、温度変化による影響を少なくすることができる。
第2実施例、第4実施例、第6実施例、第8実施例は、プラスチックレンズよりなる正レンズ22と同じくプラスチックレンズよりなる負レンズ23を貼り合わせた接合レンズで構成している。接合レンズにすることにより、各々が単品レンズのときよりも組み立てが比較的容易に行える。
また、第3実施例及び第4実施例の様に、強い負のパワーを持つ負レンズ11をガラスレンズで構成することにより、屈折率の高い硝材を選択できるので、このレンズで発生する歪曲収差や非点収差を少なくすることができる。
第5実施例乃至第8実施例は第1レンズ群G1を負レンズ11、負レンズ12及び正レンズ13の3枚で構成している。負レンズを2枚とすることにより、負のパワーを分割して小さくでき、この群で発生する負の歪曲収差を良好に補正できる。第2レンズ群G2と同様に、正レンズ13と対になる負レンズ12もプラスチックレンズとすることで温度変化による影響を少なくしている。また、プラスチックよりなる負レンズ12と、同じくプラスチックレンズよりなる正レンズ13を貼り合わせレンズにすることにより、各々が単品レンズのときよりも組み立てが比較的容易に行える。
第1実施例のレンズ断面図である。 第1実施例の収差図である。 第2実施例のレンズ断面図である。 第2実施例の収差図である。 第3実施例のレンズ断面図である。 第3実施例の収差図である。 第4実施例のレンズ断面図である。 第4実施例の収差図である。 第5実施例のレンズ断面図である。 第5実施例の収差図である。 第6実施例のレンズ断面図である。 第6実施例の収差図である。 第7実施例のレンズ断面図である。 第7実施例の収差図である。 第8実施例のレンズ断面図である。 第8実施例の収差図である。
符号の説明
G1 第1レンズ群
G2 第2レンズ群
G3 第3レンズ群
11,12,23 負レンズ
13,21,22 正レンズ

Claims (55)

  1. 物体側より、負の屈折力を有する第1レンズ群、正の屈折力を有する第2レンズ群、及び第3レンズ群の3つのレンズ群を有し、各レンズ群を光軸方向に移動させて変倍を行うズームレンズにおいて、
    前記第1レンズ群は、少なくとも1枚の負レンズと、少なくとも1枚の正レンズとを有し、前記第2レンズ群は物体側から順に、正レンズ21と、正レンズ22と、負レンズ23とを有すると共に、前記第2レンズ群を構成するレンズのうち、少なくとも2枚はプラスチックレンズであることを特徴とするズームレンズ。
  2. 前記第1レンズ群は、1枚の負レンズと1枚の正レンズとで構成されることを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
  3. 前記第1レンズ群は、物体側から順に、負の屈折力を有するガラスレンズと、少なくとも1枚のプラスチックレンズとで構成されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のズームレンズ。
  4. 前記第1レンズ群は、少なくとも1枚の正の屈折力を有するプラスチックレンズと少なくとも1枚の負の屈折力を有するプラスチックレンズとを有することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
  5. 前記第1レンズ群は、正の屈折力を有するプラスチックレンズと負の屈折力を有するプラスチックレンズとを接合した接合レンズを有することを特徴とする請求項4に記載のズームレンズ。
  6. 前記第1レンズ群は、物体側から順に、負の屈折力を有するプラスチックレンズと、正の屈折力を有するプラスチックレンズとで構成されることを特徴とする請求項2に記載のズームレンズ。
  7. 前記第1レンズ群中に含まれるプラスチックレンズの合成焦点距離をf1PLとしたときに、以下の条件式を満足することを特徴とする請求項3〜6の何れか1項に記載のズームレンズ。
    1.0 ≦|f1PL/f1|<3.0
    但し、f1:第1レンズ群の焦点距離
  8. 前記第1レンズ群は、以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載のズームレンズ。
    −3.5<f1/fw<−1.5
    但し、f1:第1レンズ群の焦点距離
    w:全系の広角端での焦点距離
  9. 前記第1レンズ群は、以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載のズームレンズ。
    −3.5<f1/fw<−2.5
  10. 前記第2レンズ群は、少なくとも1枚の正の屈折力を有するプラスチックレンズと少なくとも1枚の負の屈折力を有するプラスチックレンズとを有することを特徴とする請求項1〜9の何れか1項に記載のズームレンズ。
  11. 前記第2レンズ群の正レンズ22と負レンズ23はプラスチックレンズであり、以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1〜10の何れか1項に記載のズームレンズ。
    −2.0<f2n/f2p<−1.0
    但し、f2n: 正レンズ22の焦点距離
    2p: 負レンズ23の焦点距離
  12. 前記第2レンズ群の正レンズ21は研磨加工によるガラス球面レンズからなり、以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1〜11の何れか1項に記載のズームレンズ。
    0.5<f21/f2<1.5
    但し、f21:正レンズ21の焦点距離
    2:第2レンズ群の焦点距離
  13. 前記第2レンズ群は、正レンズ22と負レンズ23とを接合した接合レンズを有することを特徴とする請求項1〜12の何れか1項に記載のズームレンズ。
  14. 前記第2レンズ群は、正レンズ22と負レンズ23とをフランジ部で接合したレンズを有することを特徴とする請求項1〜12の何れか1項に記載のズームレンズ。
  15. 前記第3レンズ群は、正の屈折力を有することを特徴とする請求項1〜14の何れか1項に記載のズームレンズ。
  16. 前記第3レンズ群は、少なくとも1枚のプラスチックレンズを有することを特徴とする請求項1〜15の何れか1項に記載のズームレンズ。
  17. 前記第3レンズ群は、1枚の正レンズで構成されることを特徴とする請求項1〜16の何れか1項に記載のズームレンズ。
  18. 前記第3レンズ群の焦点距離をf3としたときに、以下の条件を満足することを特徴とする請求項1〜17の何れか1項に記載のズームレンズ。
    2.0<|f3/fw|<5.0
    但し、fw:全系の広角端での焦点距離
  19. 物体側より、負の屈折力を有する第1レンズ群、正の屈折力を有する第2レンズ群、及び第3レンズ群の3つのレンズ群を有し、少なくとも2つのレンズ群を光軸方向に移動させて変倍を行うズームレンズにおいて、
    前記第1レンズ群は、少なくとも1枚の負レンズと、少なくとも1枚の正レンズとを有し、前記第2レンズ群は物体側から順に、正レンズ21と、正レンズ22と、負レンズ23とで構成されると共に、前記正レンズ21、前記正レンズ22、前記負レンズ23の内、少なくとも2枚はプラスチックレンズであることを特徴とするズームレンズ。
  20. 前記第1レンズ群は、1枚の負レンズと1枚の正レンズとで構成されることを特徴とする請求項19に記載のズームレンズ。
  21. 前記第1レンズ群は、物体側から順に、負の屈折力を有するガラスレンズと、少なくとも1枚のプラスチックレンズとで構成されることを特徴とする請求項19又は請求項20に記載のズームレンズ。
  22. 前記第1レンズ群は、少なくとも1枚の正の屈折力を有するプラスチックレンズと少なくとも1枚の負の屈折力を有するプラスチックレンズとを有することを特徴とする請求項19に記載のズームレンズ。
  23. 前記第1レンズ群は、正の屈折力を有するプラスチックレンズと負の屈折力を有するプラスチックレンズとを接合した接合レンズを有することを特徴とする請求項22に記載のズームレンズ。
  24. 前記第1レンズ群は、物体側から順に、負の屈折力を有するプラスチックレンズと、正の屈折力を有するプラスチックレンズとで構成されることを特徴とする請求項20に記載のズームレンズ。
  25. 前記第1レンズ群中に含まれるプラスチックレンズの合成焦点距離をf1PLとしたときに、以下の条件式を満足することを特徴とする請求項19〜24の何れか1項に記載のズームレンズ。
    1.0≦|f1PL/f1|<3.0
    但し、f1:第1レンズ群の焦点距離
  26. 前記第1レンズ群は、以下の条件式を満足することを特徴とする請求項19〜25の何れか1項に記載のズームレンズ。
    −3.5<f1/fw<−1.5
    但し、f1:第1レンズ群の焦点距離
    w:全系の広角端での焦点距離
  27. 前記第1レンズ群は、以下の条件式を満足することを特徴とする請求項19〜25の何れか1項に記載のズームレンズ。
    −3.5<f1/fw<−2.5
  28. 前記第2レンズ群は、少なくとも1枚の正の屈折力を有するプラスチックレンズと少なくとも1枚の負の屈折力を有するプラスチックレンズとを有することを特徴とする請求項19〜27の何れか1項に記載のズームレンズ。
  29. 前記第2レンズ群の正レンズ22と負レンズ23はプラスチックレンズであり、以下の条件式を満足することを特徴とする請求項19〜28の何れか1項に記載のズームレンズ。
    −2.0<f2n/f2p<−1.0
    但し、f2n:正レンズ22の焦点距離
    2p:負レンズ23の焦点距離
  30. 前記第2レンズ群の正レンズ21は研磨加工によるガラス球面レンズからなり、以下の条件式を満足することを特徴とする請求項19〜29の何れか1項に記載のズームレンズ。
    0.5<f21/f2<1.5
    但し、f21:正レンズ21の焦点距離
    2:第2レンズ群の焦点距離
  31. 前記第2レンズ群は、正レンズ22と負レンズ23を接合した接合レンズを有することを特徴とする請求項19〜30の何れか1項に記載のズームレンズ。
  32. 前記第2レンズ群は、正レンズ22と負レンズ23とをフランジ部で接合したレンズを有することを特徴とする請求項19〜31の何れか1項に記載のズームレンズ。
  33. 前記第3レンズ群は、正の屈折力を有することを特徴とする請求項19〜32の何れか1項に記載のズームレンズ。
  34. 前記第3レンズ群は、少なくとも1枚のプラスチックレンズを有することを特徴とする請求項19〜33の何れか1項に記載のズームレンズ。
  35. 前記第3レンズ群は、1枚の正レンズで構成されることを特徴とする請求項19〜34の何れか1項に記載のズームレンズ。
  36. 前記第3レンズ群の焦点距離をf3としたときに、以下の条件を満足することを特徴とする請求項19〜35の何れか1項に記載のズームレンズ。
    2.0<|f3/fw|<5.0
    但し、fw:全系の広角端での焦点距離
  37. 物体側より、負の屈折力を有する第1レンズ群、正の屈折力を有する第2レンズ群、及び第3レンズ群の3つのレンズ群を有し、少なくとも2つのレンズ群を光軸方向に移動させて変倍を行うズームレンズにおいて、
    前記第1レンズ群は1枚の負レンズと1枚の正レンズとで構成され、前記第2レンズ群は物体側から順に、正レンズ21と、正レンズ22と、負レンズ23とを有すると共に、前記第2レンズ群を構成するレンズの内、少なくとも2枚はプラスチックレンズであることを特徴とするズームレンズ。
  38. 前記第1レンズ群は、物体側から、負の屈折力を有するガラスレンズと、正の屈折力を有するプラスチックレンズとの2枚で構成されることを特徴とする請求項37に記載のズームレンズ。
  39. 前記第1レンズ群は、物体側から順に、負の屈折力を有するプラスチックレンズと、正の屈折力を有するプラスチックレンズとで構成されることを特徴とする請求項37に記載のズームレンズ。
  40. 前記第1レンズ群中に含まれるプラスチックレンズの合成焦点距離をf1PLとしたときに、以下の条件式を満足することを特徴とする請求項37〜39の何れか1項に記載のズームレンズ。
    1.0≦|f1PL/f1|<3.0
    但し、f1:第1レンズ群の焦点距離
  41. 前記第1レンズ群は、以下の条件式を満足することを特徴とする請求項37〜40の何れか1項に記載のズームレンズ。
    −3.5<f1/fw<−1.5
    但し、f1:第1レンズ群の焦点距離
    w:全系の広角端での焦点距離
  42. 前記第1レンズ群は、以下の条件式を満足することを特徴とする請求項37〜41の何れか1項に記載のズームレンズ。
    −3.5<f1/fw<−2.5
  43. 前記第2レンズ群は、少なくとも1枚の正の屈折力を有するプラスチックレンズと少なくとも1枚の負の屈折力を有するプラスチックレンズとを有することを特徴とする請求項37〜42の何れか1項に記載のズームレンズ。
  44. 前記第2レンズ群の正レンズ22と負レンズ23はプラスチックレンズであり、以下の条件式を満足することを特徴とする請求項37〜43の何れか1項に記載のズームレンズ。
    −2.0<f2n/f2p<−1.0
    但し、f2n:正レンズ22の焦点距離
    2p:負レンズ23の焦点距離
  45. 前記第2レンズ群の正レンズ21は研磨加工によるガラス球面レンズからなり、以下の条件式を満足することを特徴とする請求項37〜44の何れか1項に記載のズームレンズ。
    0.5<f21/f2<1.5
    但し、f21:正レンズ21の焦点距離
    2:第2レンズ群の焦点距離
  46. 前記第2レンズ群は、正レンズ22と負レンズ23とを接合した接合レンズを有することを特徴とする請求項37〜45の何れか1項に記載のズームレンズ。
  47. 前記第2レンズ群は、正レンズ22と負レンズ23とをフランジ部で接合したレンズを有することを特徴とする請求項37〜45の何れか1項に記載のズームレンズ。
  48. 前記第3レンズ群は、正の屈折力を有することを特徴とする請求項37〜47の何れか1項に記載のズームレンズ。
  49. 前記第3レンズ群は、少なくとも1枚のプラスチックレンズを有することを特徴とする請求項37〜48の何れか1項に記載のズームレンズ。
  50. 前記第3レンズ群は、1枚の正レンズで構成されることを特徴とする請求項37〜49の何れか1項に記載のズームレンズ。
  51. 前記第3レンズ群の焦点距離をf3としたときに、以下の条件を満足することを特徴とする請求項37〜50の何れか1項に記載のズームレンズ。
    2.0<|f3/fw|<5.0
    但し、fw:全系の広角端での焦点距離
  52. 広角側から望遠側への変倍に際し、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の間隔が減少し、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群の間隔が増大するように、前記各レンズ群の間隔を変化させて変倍することを特徴とする請求項1〜51の何れか1項に記載のズームレンズ。
  53. 前記第3レンズ群は、広角側から望遠側への変倍に際し、光軸上を物体側に単調に移動することを特徴とする請求項1〜52の何れか1項に記載のズームレンズ。
  54. 前記第3レンズ群を光軸方向に移動させることにより、無限遠物体から近距離物体におけるフォーカシングを行うことを特徴とする請求項1〜53の何れか1項に記載のズームレンズ。
  55. 変倍比が2.8倍以上であることを特徴とする請求項1〜54の何れか1項に記載のズームレンズ。
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