JP2006064833A - 沈胴式レンズ鏡筒および撮像装置 - Google Patents

沈胴式レンズ鏡筒および撮像装置 Download PDF

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堅太郎 田下
Masanori Hayashi
正憲 林
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智仁 安井
Hideki Yamaoka
英樹 山岡
Koichi Ito
好一 伊藤
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Abstract

【課題】フレキシブル基板の占有スペースを削減して小型化を図る。
【解決手段】鏡筒10は、ベース12と、2群レンズ16を保持する第2レンズ保持枠1602と、第2レンズ保持枠1602に取着された電装部19と、ベース12から立設されたガイド柱50とを有している。ベース12の前方に導出されたフレキシブル基板80を第2レンズ保持枠1602の内周面1620に臨むガイド柱50の面に沿って配設する。これにより、フレキシブル基板80はガイド溝1604とガイド柱50とで構成される空間に沿って延在することになる。フレキシブル基板80の基端部をフレキシブル基板60にハンダ付けなどにより電気的に接続し固定する。フレキシブル基板80の先端部を電装部19にハンダ付けなどにより電気的に接続し固定する。
【選択図】 図33

Description

本発明は沈胴式レンズ鏡筒および撮像装置に関する。
デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ等の撮像装置のレンズ鏡筒として、撮像装置のケースに組み込まれたベースに対して回転不能かつ軸方向に移動可能に設けられたレンズ保持枠を設け、このレンズ保持枠を光軸方向に移動させることでレンズ鏡筒をケース内方に収容した沈胴状態とケース外方に突出した突出状態とにする沈胴式レンズ鏡筒が知られている(例えば特許文献1、2参照)。
特開2002−267917号公報 特開2004−170772号公報
ところで、このようなレンズ保持枠にシャッタ機構あるいは絞り機構などの電装部を設け、この電装部に信号を供給することで電装部を動作させる場合、信号を電装部に伝送する配線部材としてレンズ保持枠の移動に追従して変形可能なフレキシブル基板が用いられることが多い。
レンズ鏡筒の小型化を図る上で、このようなフレキシブル基板がレンズ保持部の移動を阻害することなくレンズ鏡筒内部に占めるスペースを如何に削減するかが重要となってきている。
本発明はこのような事情に鑑みなされたもので、その目的はレンズ保持部の移動を円滑に行いつつフレキシブル基板の占有スペースを削減し小型化を図る上で有利な沈胴式レンズ鏡筒および撮像装置を提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明は、ベースと、前記ベースに対して回転不能かつ軸方向に移動可能に設けられレンズを保持するレンズ保持枠と、前記レンズ保持枠に取着された電装部と、前記ベースから延出され前記電装部に信号の授受を行うフレキシブル基板とを有する沈胴式レンズ鏡筒であって、前記軸方向に延在し前記レンズ保持枠の内周面に臨む柱体が前記ベースから立設され、前記フレキシブル基板は、前記レンズ保持枠の内周面に臨む前記柱体の面に沿って前記ベースから延出されその先端が前記電装部に接続されていることを特徴とする。
また本発明は、被写体像を導くレンズと、このレンズによって導かれた被写体像を撮像する撮像素子とを有する沈胴式レンズ鏡筒を備えた撮像装置であって、前記沈胴式レンズ鏡筒は、ベースと、前記ベースに対して回転不能かつ軸方向に移動可能に設けられ前記レンズを保持するレンズ保持枠と、前記レンズ保持枠に取着された電装部と、前記ベースから延出され前記電装部に信号の授受を行うフレキシブル基板と、前記ベースから立設され前記軸方向に延在し前記レンズ保持枠の内周面に臨む柱体とを備え、前記フレキシブル基板は、前記レンズ保持枠の内周面に臨む前記柱体の面に沿って前記ベースから延出されその先端が前記電装部に接続されていることを特徴とする。
本発明によれば、軸方向に延在しレンズ保持枠の内周面に臨むガイド柱がベースから立設され、フレキシブル基板は、レンズ保持枠の内周面に臨むガイド柱の面に沿ってベースから延出されその先端が電装部に接続されているので、レンズ保持枠が移動してもフレキシブル基板はガイド柱に沿った状態が保たれるため、フレキシブル基板の部分がレンズ保持枠に干渉することなくレンズ保持枠の円滑な移動を確保しつつ、フレキシブル基板の占有スペースを最小限に維持することができ、鏡筒の小型化を図る上で有利となり、ひいては撮像装置の小型化を図る上でも有利となる。
レンズ保持部の移動を円滑に行いつつフレキシブル基板の占有スペースを削減し小型化を図るという目的を、フレキシブル基板をベースから立設された柱体の面に沿わせて電装部に接続することによって実現した。
次に本発明の実施例1について図面を参照して説明する。
図1は実施例1の撮像装置を前方から見た斜視図、図2は実施例1の撮像装置を後方から見た斜視図、図3は実施例1の撮像装置の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施例の撮像装置100はデジタルスチルカメラであり、外装を構成するケース102を有している。なお、本明細書において左右は、撮像装置100を前方から見た状態でいうものとし、また、光学系の光軸方向で被写体側を前方といい、撮像素子側を後方という。
ケース102の前面右側部寄りの箇所には撮影光学系104を収容保持する沈胴式の鏡筒10が設けられ、ケース102の前面上部寄りの箇所には閃光を発光するフラッシュ部106などが設けられている。
鏡筒10はケース102の内部に組み込まれた駆動部146(図3)によってケース102の前面から前方に突出した使用位置(広角状態、望遠状態、および広角乃至望遠の中間状態)とケース102の前面に収容された収容位置(沈胴状態)との間を出没するように構成されている。
ケース102の上端面には、撮像を行うためのシャッタボタン108、撮影光学系104のズームを調整するためのズーム操作スイッチ110、再生モードの切り換えなどを行なうためのモード切り換えスイッチ112、電源のオンオフを行うための電源スイッチ114が設けられ、ケース102の後面には、撮像した映像を表示するディスプレイ116、撮影、記録、映像表示などの種々の動作にまつわる操作を行うための複数の操作スイッチ118、ディスプレイ116上に表示されるメニューを選択するなどの操作を行うための制御スイッチ120などが設けられている。
本実施例では、モード切り換えスイッチ112は、いわゆるスライドスイッチで構成され、ケース102の上端面から突出する操作部材112Aを有し、この操作部材112Aを指で左右方向にスライドすることでモードの切り換え動作がなされるように構成されている。
また、制御スイッチ120は、ケース102の後面から後方に突出する操作部材120Aを有し、操作部材120Aはその先端面を指で動かすことにより上下方向および左右方向の4方向に傾動可能に、かつ、その先端面を指でケース102の厚さ方向に押圧可能に構成されている。
具体的には、制御スイッチ120は、操作部材120Aを上下方向および左右方向に動かすことで、例えばディスプレイ116上に表示されるカーソルの位置を上下左右に動かしたり、ディスプレイ116上に表示される数値などを変更(増減)させることができるように構成されている。また、制御スイッチ120は、操作部材120Aを押圧することでディスプレイ116上に表示される複数の選択項目(メニュー)の決定や入力欄に表示されている数値の入力を行うことができるように構成されている。
図3に示すように、鏡筒10の後部には、撮影光学系104によって結像された被写体像を撮像するCCDやCMOSセンサなどで構成された撮像素子140が配設され、撮像装置100は、撮像素子140から出力された撮像信号に基づいて画像データを生成し、メモリカードなどの記憶媒体141に記録する画像処理部142、前記画像データをディスプレイ116に表示させる表示処理部144、前記駆動部146、制御部148などを備えている。制御部148は、シャッタボタン108、ズーム操作スイッチ110、モード切替スイッチ112、電源スイッチ114、操作スイッチ118、制御スイッチ120の操作に応じて画像処理部142、表示処理部144、駆動部146を制御するものであり、制御プログラムによって動作を行うCPUを有している。
次に、鏡筒10の概略構成について説明する。
図4は鏡筒10の状態を説明する斜視図で、(A)が不使用時のレンズ収納状態すなわち沈胴状態を示し、(B)が使用時のレンズ突出状態(広角状態あるいは望遠状態)を示す。
図5は沈胴状態にある鏡筒10の断面図、図6は広角状態にある鏡筒10の断面図、図7は望遠状態にある鏡筒10の断面図である。
図8は鏡筒10を前方から見た分解斜視図、図9は図8のうち第3レンズ保持枠、ベース、フレキシブル基板を示す分解斜視図、図10は図8のうち第1レンズ保持枠、第2レンズ保持枠、自動露光装置を示す分解斜視図、図11は図8のうち固定環、カム環を示す分解斜視図である。
図12は第1レンズ保持枠、第2レンズ保持枠、ベースを示す分解斜視図、図13は図12の組み立て図、図14はカム環、第1レンズ保持枠、第2レンズ保持枠、ベースを示す分解斜視図、図15は図14の組み立て図である。
図16は鏡筒10を後方から見た分解斜視図、図17は図16のうち第3レンズ保持枠、ベース、フレキシブル基板を示す分解斜視図、図18は図16のうち第1レンズ保持枠、第2レンズ保持枠、自動露光装置、第3レンズ保持枠を示す分解斜視図、図19は図16のうち固定環、カム環、第1レンズ保持枠を示す分解斜視図である。
図20は第1レンズ保持枠、第2レンズ保持枠、ベースを示す分解斜視図、図21は固定環、カム環、第1レンズ保持枠、第2レンズ保持枠、第3レンズ保持枠、フレキシブル基板の組み立て図である。
図22は第3レンズ保持枠、ベースの分解斜視図、図23は図22の組み立て図、図24は図23のA矢視図、図25は図24のXX線断面図である。
図26は第1レンズ保持枠、第2レンズ保持枠、ベースが組み立てられた状態で光軸と平行な面で破断した状態を示す斜視図、図27はレンズ鏡筒を光軸と平行な面で破断した断面図、図28はレンズ鏡筒を光軸と平行な面で破断した断面図、図29は図28のYY線断面図である。
なお、本明細書の図面においては、レンズの表面あるいは各部材の表面、各部品の表面に複数の直線が描かれている箇所が存在しているが、これは作図上表示されているものであり、これら複数の直線が描かれた箇所は、実際には円筒面あるいは曲面あるいは球面をなしている箇所である。
図5〜図7に示すように、鏡筒10に収容された撮影光学系104は光学的には3群構成である。すなわち、鏡筒10(撮影光学系104)の光軸方向で被写体側を前方とし、前記光軸方向で撮像素子116側を後方としたとき、撮影光学系を構成する3群は、前方から後方に向かってこの順番で配設された1群レンズ14、2群レンズ16、3群レンズ18によって構成されている。
鏡筒10は、1群レンズ14と2群レンズ16が所定のカムカーブにより前記光軸方向に駆動されることによってズーミングを行い、3群レンズ18が前記光軸方向に微小に変位されることによってフォーカッシングを行う。すなわち、1群レンズ14と2群レンズ16の変位によって焦点距離を可変し、この焦点距離の変化によって生じた合焦位置のずれを3群の変位によって修正し適切に合焦させるように構成されている。
図8、図16に示すように鏡筒10は、ケース102に固定されるベース12と、第3レンズ保持枠18を保持する第3レンズ保持枠1802と、電装部19と、2群レンズ16を保持する第2レンズ保持枠1602と、1群レンズ14を保持する第1レンズ保持枠1402と、カム環20と、固定環22とを有している。
図9、図17、図25に示すように、ベース12は、板状のベース本体1202と、ベース本体1202に連結されたギア収容部1250とを有し、本実施例ではベース12は合成樹脂製である。
ベース本体1202の中央には開口1204が貫通形成され、ベース本体1202が後方に臨む後面1212には、開口1204の周囲を囲むように凹部1206が設けられ、撮像素子140はその撮像面が開口1204に臨むように凹部1206に接着などによって取着されている。
図12、図29に示すように、ベース本体1202が前方に臨む前面1214には、撮影光学系104の光軸を中心とする円筒状に沿って円筒壁1208が立設されている。
円筒壁1208の外周には周方向に間隔をおいて4つの係合片1210が半径方向外方に突設されており、これら係合片1210がカム環20の内周に周方向にわたって延在形成された係合溝2002に係合することで、カム環20はベース12に対してカム環20の周方向に回転可能にかつカム環20の軸方向に移動不能に支持される。なお、図19に示すように、カム環20にはカム環20の端部に開放され係合溝2002に接続された開放溝2003が形成されており、係合片1210の係合溝2002への係合は、開放溝2003から係合片1210を係合溝2002に挿入することでなされる。
図23に示すように、ベース本体1202の前面1214の円筒壁1208の内側箇所には、第3レンズ保持枠1802を前記光軸方向に案内するための2本のガイド軸1216,1218が開口1204を挟むように設けられ、これらガイド軸1216,1218は撮影光学系104の光軸と平行して延在している。
一方のガイド軸1216は、後端が前面1214に固定されている。
他方のガイド軸1218は、後端が前面1214に固定され、前端が支持部1220により支持されている。
支持部1220は、前面1214から立設された第1、第2支持壁1220A、1220Bとその前端を連結する第1連結壁1220Cとで構成され、ガイド軸1218の前端は第1連結壁1220Cに固定されている。
図22、図23、図24、図25に示すように、ベース本体1202の前面1214には、支持部1220に隣接してマグネット取付部1222が設けられている。
図22に示すように、マグネット取付部1222は、前記第1支持壁1220Aと、第1支持壁1220Aに対して第2支持壁1220Bとは反対方向で前記光軸の回り方向に間隔をおいて前面1214から立設された第3支持壁1222Aと、第1連結壁1220Bと接続され第1支持壁1220Aと第3支持壁1222Aの先端を連結する第2連結壁1222Bと、第1、第3支持壁1220A、1222Aの間の前面1214箇所とによって長手方向を前記光軸方向に合せた矩形枠状に形成されている。
マグネット取付部1222の内側には、帯板状の駆動用マグネット4002と、この駆動用マグネット4002よりも輪郭が一回り大きく駆動用マグネット4002の厚さ方向の一方の面に取着された帯板状のバックヨーク4004とがそれらの延在方向を前記光軸方向と合わせて挿入され取着される。
駆動用マグネット4002は、N極とS極の一方に着磁された第1領域とN極とS極の他方に着磁された第2領域が駆動用マグネット4002の長手方向に沿って交互に並べて配置され、駆動用マグネット4002が前記光軸に臨むように、かつ、駆動用マグネット4002の前記第1、第2領域が前記光軸を中心とする円周の接線と平行するように配置される。
図9に示すように、ベース本体1202の前面1214には、円筒壁1208の周方向に等間隔をおいて(後述する第2レンズ保持枠1602の周方向に等間隔をおいて)3つのガイド柱50(特許請求の範囲の柱体に相当)が前記光軸と平行をなすように突設され、言い換えると、3つのガイド柱50は、後述するカム環20の周方向に等間隔をおいて突設され、後述する第2レンズ保持枠1602の内周面1620(図33参照)に臨んでいる。
本実施例では、ガイド柱50は合成樹脂製でベース12と一体成型されている。
図27に示すように、ガイド柱50は、その断面が、ウェブ5002と、このウェブ5002の両端のフランジ5004からなるI字状を呈している。
ガイド柱50は、前記断面を構成するウェブ5002の延在方向が、ガイド柱50の半径方向外方に位置する円筒壁1208箇所を通る接線方向に平行するように配置されている。言い換えると、ガイド柱50は、後述する第2レンズ保持枠1602箇所を通る接線に平行するように配置されている。
図8に示すように、ギア収容部1250は、前方に開放された開口1250Aと前記光軸側に臨む側方に開放された開口1250Bとを有し、ギア列からなる減速機構1252を収容している。この減速機構1252は、前記駆動部146を構成するモータ1254の駆動軸が回転された際に、その回転駆動力を減速しカム環20に伝達しカム環20を回転させるものである。
モータ1254はギア収容部1250に取着され、減速機構1252を構成する上流端のギアはモータ1254の駆動ギア1256に噛合し、減速機構1252を構成する下流端のギアは開口1250Bを介してカム環20の外周に設けられたギア部2004に噛合している。
図9、図21に示すように、ベース12の後面1212にはフレキシブル基板60が取着されている。より詳細には、取付金具74をフレキシブル基板60の後面に当て付け、取付金具74の両側に設けられた係合凹部7402をベース12の両側の係合凸部1232に係合させることでメインフレキシブル基板60がベース12に取着されている。
フレキシブル基板60には、第3レンズ保持枠1802の位置検出用のホール素子7002などが実装され、また、フレキシブル基板60にはモータ1254の端子部に電気的に接続される接続部が設けられている。
ホール素子7002からの検出信号はフレキシブル基板60を介して制御部148に供給され、制御部148からの駆動信号はフレキシブル基板60を介してモータ1254に供給される。
図17に示すように、ホール素子7002はべース12の後面1212に設けられた取り付け凹部1240に収容されて配設される。
撮像素子140は不図示のフレキシブル基板に実装され、撮像素子140からの撮像信号はこの不図示のフレキシブル基板を介して画像処理部142に供給される。
図22、図27に示すように、第3レンズ保持枠1802は3群レンズ18を保持する枠本体1804を有している。
枠本体1804の前記光軸を挟む2箇所に軸受け1806、1808が設けられ、これら軸受け1806,1808に前記ガイド軸1216,1218が挿通されることで第3レンズ保持枠1802は前記光軸方向に移動可能にかつ光軸回り方向に回転不能に支持されている。
枠本体1804が前記マグネット4002に臨む箇所にはマグネット4002が第3レンズ保持枠1802に臨む面と直交する軸線回り(前記光軸と直交する軸線回り)に巻回されたコイル4006が接着剤などによって固定されている。コイル4006はコイル用フレキシブル基板4008を介して前記フレキシブル基板60に電気的に接続され、制御部148からの駆動信号がフレキシブル基板60、4008を介してコイル4006に供給される。
本実施例では、マグネット4002、バックヨーク4004、コイル4006によってリニアモータ40が構成されており、コイル4006に制御部148から駆動電流が供給されることによりコイル4006から発生された磁界と、マグネット4002の前記第1、第2領域の磁界との磁気相互作用により第3レンズ保持枠1802が前記光軸方向の前方あるいは後方に移動させる駆動力が発生するように構成されている。
図9、図22に示すように、枠本体1804が前記ホール素子7002に臨む箇所には、マグネット7004がバックヨーク7006を介して接着などにより取着されている。
本実施例では、ホール素子7002によってマグネット7004の磁力の強さ(磁束密度)が検出され、ホール素子7002によって生成された検出信号が制御部148に供給されることによって制御部148で第3レンズ保持枠1802の前記光軸方向の位置が検出されるように構成されており、これらホール素子7002、マグネット7004、制御部148によって位置検出機構70が構成されている。
図10、図18に示すように、第2レンズ保持枠1602は2群レンズ16を保持する環板部1606と、環板部1606の外周部で周方向に等間隔をおいた3箇所からそれぞれ軸方向に延在するガイド部1608とを備えている。
ガイド部1608が環板部1606の半径方向内側に面した箇所(第2レンズ保持枠1602の内周部)にはガイド溝1604が形成されている。
図27に示すように、ガイド溝1604は、互いに対向する側面1604Aとそれら側面1604Aの奥部を接続する底面1604Bとで第2レンズ保持枠1602の半径方向内側に開放状に形成され、ガイド溝1604は前記光軸と平行をなして延在している。
各ガイド溝1604にはそれぞれガイド柱50が係合され、これにより第2レンズ保持枠1602は3つのガイド柱50により回転不能かつ軸方向(前記光軸方向)に移動可能に支持されている。
より詳細には、ガイド柱50を構成する両端のフランジ5004の外面5004Aが第2レンズ保持枠1602のガイド溝1604の側面1604Aに係合することで第2レンズ保持枠1602の周方向への動きが阻止され、両端のフランジ5004の端面5004Bがガイド溝1604の底面1604Bに係合することで第2レンズ保持枠1602の半径方向への動きが阻止されている。
また、ガイド部1608の延在方向と直交する方向の両側には側面1608Aが形成され、ガイド部1608が半径方向外方に臨む面には外面1608Bが形成されている。
ガイド溝1604の半径方向外側に面した第2レンズ保持枠1602の箇所(ガイド部1608の箇所)で後方寄りの箇所には第2カムピン1610が前記半径方向外方に突設されている。
図18に示すように、各ガイド部1608の第2カムピン16010は、後述する第1レンズ保持枠1402の外周部に形成された切り欠き1410を貫通して第1レンズ保持枠1402の外周部から突設され、図19に示すように、カム環20の第2カム溝2012に係合し、カム環20の回転により第2カムピン1610が第2カム溝2012により案内されて第2レンズ保持枠1602が前記光軸方向に移動するように構成されている。
図10、図18、図31〜図33に示すように、電装部19は第2レンズ保持枠1602の後部に設けられ、第2レンズ保持枠1602と一体的に前記光軸方向に移動するように構成されている。
電装部19は、シャッタの機能と可変絞りの機能を備え、フレキシブル基板80(図32参照)を介してフレキシブル基板60に電気的に接続されている。制御部148からの駆動信号がフレキシブル基板60、80を介して電装部19に供給される(授受される)ことで前記シャッタと可変絞りの動作が制御される。
図10、図18に示すように、第1レンズ保持枠1402は、1群レンズ14を保持する筒体1404を有し、筒体1404が半径方向内側に面した箇所(第1レンズ保持枠1402の内周部)には、第2レンズ保持枠1602のガイド部1608に係合するガイド溝1406が軸方向に沿って延在形成されている。
図27に示すように、ガイド溝1406は、互いに対向する側面1406Aとそれら側面1406Aの奥部を接続する底面1406Bとで第1レンズ保持枠1402の半径方向内側に開放状に形成されている。
第1レンズ保持枠1402の各ガイド溝1406にはそれぞれガイド部1608が係合され、これにより第1レンズ保持枠1402は3つのガイド部1608により回転不能かつ軸方向に移動可能に支持されている。
より詳細には、ガイド部1608の両側面1608Aがガイド溝1406の両側面1406Aに係合することで第1レンズ保持枠1402の周方向への動きが阻止され、ガイド部1608の外面1608Bがガイド溝1406の底面1406Bに係合することで第1レンズ保持枠1402の半径方向への動きが阻止されている。
筒体1404が半径方向外側に面した箇所(第1レンズ保持枠1402の外周部)で後方寄りの箇所には周方向に等間隔をおいて3つの第1カムピン1412が前記半径方向外方に突設されている。
各第1カムピン1412は、図19に示すように、カム環20の第1カム溝2010に係合し、カム環20の回転により第1カムピン1412が第1カム溝2010により案内されて第1レンズ保持枠1402が前記光軸方向に移動するように構成されている。
また、図4(A)に示す鏡筒10の沈胴状態で、第2レンズ保持枠1602の第2カムピン1610は、図13に示すように、第1レンズ保持枠1402の切り欠き1410内に位置し、第1レンズ保持枠1402の第1カムピン1412と、第2レンズ保持枠1602の第2カムピン1610は、前記光軸方向においてほぼ同一の箇所に位置し、かつ、周方向に間隔をおいた箇所に位置するように構成されている。
図11、図19に示すように、カム環20は筒体2001を有し、筒体2001の外周面の後方寄り箇所には前記ギア部2004が形成されている。
筒体2001の内周面には周方向に沿って前記第1、第2カム溝2010,2012が形成され、前記内周面の後端には第1、第2カム溝2010,2012に接続された第1、第2開放溝2010A、2012Aが形成されている。
なお、第1レンズ保持枠1402の第1カムピン1412の第1カム溝2010への係合は、第1開放溝2010Aから第1カムピン1412を第1カム溝2010に挿入することでなされる。
また、第2レンズ保持枠1602の第2カムピン1610の第2カム溝2012への係合は、第2開放溝2012Aから第2カムピン1610を第2カム溝2012に挿入することでなされる。
図11、図19に示すように、固定環22は、筒体2202と、筒体2202の前方寄り箇所に取着された蓋部2204とを有している。
筒体2202は、ベース12の円筒壁1208の外径よりも大きな寸法の内径を有し、ギア収容部1250の前記収容空間と連通する開口2203が形成されている。
ギア収容部1250内のギア列の下流端のギアは開口2203を介してカム環20のギア部2004に噛合している。
固定環22は、筒体2202の内側に第1レンズ保持枠1402、第2レンズ保持枠1602、第3レンズ保持枠1802、カム環20を収容し、かつ、蓋部2204でギア収容部1250の開口1250Aを閉塞した状態で、筒体2202の後端部がベース12の前面1214にねじなどによって取着される。
次に本発明の特徴部分であるフレキシブル基板80の引き回しについて説明する。
まず、フレキシブル基板80から説明する。
図30(A)、(B)はフレキシブル基板80の斜視図である。
図31は沈胴状態におけるフレキシブル基板80の状態を示す鏡筒の断面図、図32は広角状態におけるフレキシブル基板80の状態を示す鏡筒の断面図、図33は望遠状態におけるフレキシブル基板80の状態を示す鏡筒の断面図である。
図34(A)は沈胴状態におけるフレキシブル基板80の状態を示す説明図、(B)は広角状態におけるフレキシブル基板80の状態を示す説明図である。
図35はフレキシブル基板80の引き回しを示す斜視図、図36はフレキシブル基板80が挿通されるベース12部分の平面図である。
図30に示すように、フレキシブル基板80は、可撓性を有する絶縁基板に銅などの導電材料による導電パターンが形成されたものであり、帯板状に形成されている。
フレキシブル基板80の基端部8002にはフレキシブル基板60に電気的に接続される接続端子が形成され、先端部8004には電装部19に電気的に接続される接続端子が形成されている。
基端部8002と先端部8004の間は均一幅を有する接続部8006で接続され、接続部8006の基端部8002寄りの箇所には接続部8006の幅方向の一方が膨出された幅広部8008が形成されている。
接続部8006の一方の面のうち、基端部8002と接続部8006の境目から所定長さにわたる部分にはフレキシブル基板80よりも硬い材料(例えば合成樹脂材料)で形成された帯板状の補強板82が両面接着テープなどによって貼り付けられている。
補強板82は、図35に示すように、フレキシブル基板80がガイド柱50に沿って配設された状態で、補強板82の上端がガイド柱50の上端よりもベース12寄りの箇所に位置するように構成されている。言い換えると、補強板82は、ガイド柱50の長さに対応した長さで設けられ、フレキシブル基板80がガイド柱50の面に臨む箇所にガイド柱50に沿って延在するようにフレキシブル基板80に取着されている。
したがって、フレキシブル基板80のうち補強板82が貼り付けられている部分は、補強板82の形状にならって直線状に延在した状態が保持されている。
一方、フレキシブル基板80のうち補強板82が貼り付けられていない部分、すなわち、基端部8002、基端部8002と接続部8006の間の部分、先端部8004寄りの接続部8006の部分、先端部8004は可撓性を有した状態となっている。
次にフレキシブル基板80の引き回しについて説明する。
図36に示すように、3つのガイド柱50のうちの1つのガイド柱50が設けられているベース12の部分には、フレキシブル基板挿通用の挿通孔1260が設けられている。
挿通孔1260は、円筒壁1208の半径方向の外方に向いたガイド柱50の外側に設けられている。
挿通孔1260は、ガイド柱50のウェブ5002の面と各フランジ5004の内面とで形成される輪郭に沿って形成されフレキシブル基板80の接続部8006の幅よりも大きな寸法の幅で形成された幅狭孔部1260Aと、幅狭孔部1260Aに接続されフレキシブル基板80の幅広部8008の幅よりも大きな寸法の幅で形成された幅広孔部1260Bとで形成されている。
フレキシブル基板80を引き回すにあたって、図35に示すように、フレキシブル基板80の先端部8004をベース12の後面1212から幅広孔部1260Bに挿入する。そして、幅広部8006が、ベース12に設けられた段部1262に当接するまで挿入し、接続部8006を幅狭孔部1260Aに位置させる。これによりフレキシブル基板80はベース12の前面1214から前方に延出された状態となる。
このようにしてベース12の前方に導出されたフレキシブル基板80の接続部8006を第2レンズ保持枠1602の内周面1620(図34参照)に臨むガイド柱50の面に沿って、すなわちガイド柱50の両端のフランジ5004の間でウェブ5002に沿って配設する。これにより、フレキシブル基板80はガイド溝1604とガイド柱50とで構成される空間に沿って延在することになる。より詳細には、フレキシブル基板80は第2レンズ保持枠1602のガイド溝1604の底面1604Bとこの底面1604Bに臨むガイド柱50の面とで構成される空間に沿って延在する。
次いで、フレキシブル基板80の基端部8002の接続端子をフレキシブル基板60にハンダ付けなどにより電気的に接続し固定する。より詳細には、基端部8002は、フレキシブル基板60を介してベース12の後面1212に固定され、この基端部8002が固定されるベース12の後面1212の箇所は、ガイド柱50に対して円筒壁1208の半径方向の外側に位置している。
したがって、接続部8006と基端部8002の境の部分は、図30に示すように90度屈曲されることになり、この屈曲された境の部分で生じる反力によって接続部8006はガイド柱50の面(ウェブ5002の面)側に押し付けられる方向に付勢される。
また、フレキシブル基板80の先端部8004の接続端子を電装部19にハンダ付けなどにより電気的に接続し固定する。
これでフレキシブル基板80の引き回しが完了する。
次に鏡筒10が沈胴状態、広角状態、望遠状態に移動した場合のフレキシブル基板80の動きについて説明する。
図31、図34(A)に示すように、鏡筒10が沈胴状態にある場合には、第2レンズ保持枠1602が最もベース12寄りの箇所に位置しているため、フレキシブル基板80の接続部8006の基端部8002寄り部分は、ガイド溝1604とガイド柱50とで構成される空間に沿って延在し、接続部8006の長手方向の中間部がガイド柱50の前端で180度屈曲され、接続部8006の先端部8004寄り部分がベース12方向に延在した状態となっている。
言い換えると、フレキシブル基板80の先端部8004寄り部分は、ガイド柱50の前端で折り返され第2レンズ保持枠1602の内周面1620に臨むガイド柱50の面とは反対側に位置するガイド柱の面に沿ってベース12側に向けて延在した状態となっている。
図32に示すように、鏡筒10が沈胴状態から広角状態に移動すると、第2レンズ保持枠1602が僅かに前方に移動するため、フレキシブル基板80の先端部8004が前方に移動した分だけ、180度屈曲された部分(ガイド柱50の前端に臨む部分)がガイド柱50の前端から前方に移動する。
図33、図34(B)に示すように、鏡筒10が広角状態から望遠状態に移動すると、フレキシブル基板80の先端部8004が前方に移動した分だけ、180度屈曲された部分(ガイド柱50の前端に臨む部分)がガイド柱50の前端から前方に大きく移動する。
この際、ガイド柱50の前端よりも先に位置する接続部8006はフレキシブル基板80の弾性によりガイド軸50のウェブ5002の面の延長方向に沿って、言い換えると、ガイド柱50の前端から前方に第2レンズ保持枠1602の内周面1620に沿って直線状に延在する。
なお、鏡筒10が望遠状態から広角状態に移動した場合、あるいは、鏡筒10が広角状態から沈胴状態に移動した場合には、それぞれ上述した順番と逆の順番でフレキシブル基板80が移動する。
本実施例によれば、軸方向に延在し第2レンズ保持枠1602の内周面1620に臨むガイド柱50がベース12から立設され、フレキシブル基板80は、第2レンズ保持枠1602の内周面1620に臨むガイド柱50の面に沿ってベース12から延出されその先端部8004が電装部19に接続されているので、第2レンズ保持枠1602が移動してもフレキシブル基板80はガイド柱50に沿った状態が保たれるため、フレキシブル基板80の部分が第2レンズ保持枠1602に干渉せずレンズ保持枠の円滑な移動を確保しつつ、フレキシブル基板80の占有スペースを最小限に維持することができ、鏡筒10の小型化を図る上で有利となりひいては撮像装置100の小型化を図る上でも有利となる。
また、本実施例では、フレキシブル基板80は第2レンズ保持枠1602のガイド溝1604の底面1604Bとこの底面1604Bに臨むガイド柱50の面とで構成される空間に沿って延在しているため、占有スペースを削減する上で有利となる。
また、本実施例では、フレキシブル基板80の接続部8006の一方の面に補強板82を取着したので、第2レンズ保持枠1602の移動により接続部8006を屈曲させる方向(圧縮させる方向)の力が作用しても接続部8006がガイド柱50の面に沿った姿勢を維持することができ、フレキシブル基板80が第2レンズ保持枠1602に干渉することを防止でき、第2レンズ保持枠1602を円滑に移動させる上で有利となる。
また、本実施例によれば、ベース12にはカム環20の周方向に間隔をおいて3つのガイド柱50が軸方向と平行をなすように突設され、第2レンズ保持枠1602の内周部が各ガイド柱50に係合することでそれら各ガイド柱50により第2レンズ保持枠1602が径方向に回転不能かつ軸方向に移動可能に支持されるので、前記光軸を中心とし各ガイド柱50を通る円周上で各ガイド柱50の間のスペースを利用して例えば図27に示すようにガイド軸1216、1218やマグネット4002などのような撮像装置の構成部材を配設でき、直進案内環を第1、第2レンズ保持枠1402,1602の外周とカム環20の内周の間に配置する場合に比較して、鏡筒10の直径方向の寸法を縮小する上で有利となり、撮像装置100の小型化を図る上でも有利となる。
また、第1、第2レンズ保持枠1402,1602をベース12に組み込む場合には、ベース12の各ガイド柱50に第2レンズ保持枠1602のガイド溝1604を係合させて第2レンズ保持枠1602をベース12方向に挿入し、次いで、各ガイド部1608に第1レンズ保持枠1402のガイド溝1406を係合させて第1レンズ保持枠1402をベース12方向に挿入するので、第1、第2レンズ保持枠1402,1602の組み立てを簡単に行うことができる。
また、鏡筒10の沈胴状態で、第1レンズ保持枠1402の第1カムピン1412と、第2レンズ保持枠1602の第2カムピン1610は、前記光軸方向においてほぼ同一の箇所に位置し、かつ、周方向に間隔をおいた箇所に位置するので、第1、第2カムピン1412、1610をカム環20の第1、第2開放溝2010A、2012Aから第1、第2カム溝2010,2012に同時に挿入することができ、従来のように一方のカムピンをカム溝に挿入した後、カム環20を1回転させ、その後に他方のカムピンをカム溝に挿入する場合に比べて組み立て作業を簡素化する上で有利となる。
また、本実施例では、ガイド柱50は、その断面が、ウェブ5002と、このウェブ5002の両端のフランジ5004からなるI字状を呈しているため、ガイド柱50の強度を確保しつつガイド柱50の占有スペースを削減する上で有利となる。
また、本実施例では、ガイド柱50を構成する両端のフランジ5004の外面5004Aが第2レンズ保持枠1602のガイド溝1604の側面1604Aに係合し、両端のフランジ5004の端面5004Bがガイド溝1604の底面1604Bに係合しているので、ウェブ5002の部分とガイド溝1604の底面1604Bとの間にデッドスペースが形成されている。したがって、ガイド溝1604の半径方向外側に面した第2レンズ保持枠1602の箇所に第2カムピン1610を圧入することで第2カムピン1610の圧入方向の先端部がレンズ保持枠1602の内周面から突出した場合に、その先端部が前記デッドスペースに収容されるので、前記ガイド柱50のデッドスペースを有効活用することによって鏡筒10の直径方向の寸法の縮小を図る上で有利となる。
なお、本実施例では、フレキシブル基板80の接続部8006の一方の面に補強板82を取着した場合について説明したが、ガイド柱50の面に沿って延出するフレキシブル基板80の部分をガイド柱50の面に接着剤により接着してもよい。ただし、本実施例のようにフレキシブル基板80に補強板82を取着した場合には、フレキシブル基板80をガイド柱50の面に接着するという精密な作業を行う必要がないため組立て作業の簡素化を図る上で有利である。
また、本実施例では、電装部19がシャッタの機能と可変絞りの機能を備えた場合について説明したが、電装部19の機能はシャッタや可変絞りに限定されない。
また、本実施例では、ガイド柱50を3つ設けた場合について説明したが、ガイド柱50は2つあるいは4つ以上設けてもよいことはもちろんである。
また、本実施例では、レンズ保持枠が第1レンズ保持枠と第2レンズ保持枠の2つである場合について説明したが、本発明はレンズ保持枠が1つの場合にも無論適用される。
また、本実施例では、撮像装置としてデジタルスチルカメラを用いて説明したが、本発明は、ビデオカメラ、その他種々の撮像装置に適用可能である。
実施例1の撮像装置を前方から見た斜視図である。 実施例1の撮像装置を後方から見た斜視図である。 実施例1の撮像装置の構成を示すブロック図である。 鏡筒10の状態を説明する斜視図で、(A)が不使用時のレンズ収納状態すなわち沈胴状態を示し、(B)が使用時のレンズ突出状態(広角状態あるいは望遠状態)を示す。 沈胴状態にある鏡筒10の断面図である。 広角状態にある鏡筒10の断面図である。 望遠状態にある鏡筒10の断面図である。 鏡筒10を前方から見た分解斜視図である。 図8のうち第3レンズ保持枠、ベース、フレキシブル基板を示す分解斜視図である。 図8のうち第1レンズ保持枠、第2レンズ保持枠、自動露光装置を示す分解斜視図である。 図8のうち固定環、カム環を示す分解斜視図である。 第1レンズ保持枠、第2レンズ保持枠、ベースを示す分解斜視図である。 図12の組み立て図である。 カム環、第1レンズ保持枠、第2レンズ保持枠、ベースを示す分解斜視図である。 図14の組み立て図である。 図16は鏡筒10を後方から見た分解斜視図、 図16のうち第3レンズ保持枠、ベース、フレキシブル基板を示す分解斜視図である。 図16のうち第1レンズ保持枠、第2レンズ保持枠、自動露光装置、第3レンズ保持枠を示す分解斜視図である。 図16のうち固定環、カム環、第1レンズ保持枠を示す分解斜視図である。 第1レンズ保持枠、第2レンズ保持枠、ベースを示す分解斜視図である。 固定環、カム環、第1レンズ保持枠、第2レンズ保持枠、第3レンズ保持枠、フレキシブル基板の組み立て図である。 第3レンズ保持枠、ベースの分解斜視図である。 図22の組み立て図である。 図23のA矢視図である。 図24のXX線断面図である。 第1レンズ保持枠、第2レンズ保持枠、ベースが組み立てられた状態で光軸と平行な面で破断した状態を示す斜視図である。 レンズ鏡筒を光軸と平行な面で破断した断面図である。 レンズ鏡筒を光軸と平行な面で破断した断面図である。 図28のYY線断面図である。 (A)、(B)はフレキシブル基板80の斜視図である。 沈胴状態におけるフレキシブル基板80の状態を示す鏡筒の断面図、 広角状態におけるフレキシブル基板80の状態を示す鏡筒の断面図である。 望遠状態におけるフレキシブル基板80の状態を示す鏡筒の断面図である。 (A)は沈胴状態におけるフレキシブル基板80の状態を示す説明図、(B)は広角状態におけるフレキシブル基板80の状態を示す説明図である。 フレキシブル基板80の引き回しを示す斜視図である。 フレキシブル基板80が挿通されるベース12部分の平面図である。
符号の説明
100……撮像装置、10……鏡筒、12……ベース、19……電装部、1602……第2レンズ保持枠、1620……内周面、50……ガイド柱、80……フレキシブル基板。

Claims (22)

  1. ベースと、
    前記ベースに対して回転不能かつ軸方向に移動可能に設けられレンズを保持するレンズ保持枠と、
    前記レンズ保持枠に取着された電装部と、
    前記ベースから延出され前記電装部に信号の授受を行うフレキシブル基板とを有する沈胴式レンズ鏡筒であって、
    前記軸方向に延在し前記レンズ保持枠の内周面に臨む柱体が前記ベースから立設され、
    前記フレキシブル基板は、前記レンズ保持枠の内周面に臨む前記柱体の面に沿って前記ベースから延出されその先端が前記電装部に接続されている、
    ことを特徴とする沈胴式レンズ鏡筒。
  2. 前記レンズ保持枠の内周面に前記軸方向に延在するガイド溝が設けられ、前記柱体は前記ガイド溝に前記軸方向に移動可能に結合されて前記レンズ保持枠を前記軸方向に移動可能に案内するガイド柱として構成され、前記フレキシブル基板は前記ガイド溝の底面とこの底面に臨む前記柱体の面とで構成される空間に沿って延在していることを特徴とする請求項1記載の沈胴式レンズ鏡筒。
  3. 前記ガイド溝は前記レンズ保持枠の周方向に間隔をおいて複数設けられ、前記柱体も複数設けられ前記複数のガイド溝にそれぞれ前記軸方向に移動可能に結合され、これにより前記複数の柱体により前記レンズ保持枠が径方向に回転不能かつ軸方向に移動可能に支持され、前記フレキシブル基板はそれら複数の柱体のうちの少なくとも一つの柱体の面に沿って配設されていることを特徴とする請求項1記載の沈胴式レンズ鏡筒。
  4. 前記柱体は、その断面が、ウェブと、このウェブの両端のフランジからなるI字状を呈し、前記断面を構成する前記ウェブの延在方向が、前記柱体の半径方向外方に位置する前記レンズ保持枠箇所を通る接線に平行するように配置され、前記フレキシブル基板は両端のフランジの間でウェブに沿って配設されていることを特徴とする請求項1記載の沈胴式レンズ鏡筒。
  5. 前記ガイド溝は、互いに対向する側面とそれら側面の奥部を接続する底面とで前記レンズ保持枠の半径方向内側に開放状に形成され、前記柱体は、その断面が、ウェブと、このウェブの両端のフランジからなるI字状を呈し、前記断面を構成する前記ウェブの延在方向が、前記柱体の半径方向外方に位置する前記レンズ保持枠箇所を通る接線に平行するように配置され、両端のフランジの外面が前記ガイド溝の側面に係合することで前記レンズ保持枠の周方向への動きが阻止され、両端のフランジの端面が前記ガイド溝の底面に係合することで前記レンズ保持枠の半径方向への動きが阻止され、前記フレキシブル基板は前記ガイド溝内でかつ両端のフランジの間でウェブに沿って配設されていることを特徴とする請求項1記載の沈胴式レンズ鏡筒。
  6. 前記フレキシブル基板よりも硬い材料で形成された補強板が前記柱体の長さに対応した長さで設けられ、前記補強板は、前記フレキシブル基板が前記柱体の面に臨む箇所に前記柱体に沿って延在するように取着されていることを特徴とする請求項1記載の沈胴式レンズ鏡筒。
  7. 前記補強板は硬質の合成樹脂で形成されていることを特徴とする請求項6記載の沈胴式レンズ鏡筒。
  8. 前記柱体の面に沿って延出するフレキシブル基板の部分は前記柱体に接着剤により接着されていることを特徴とする請求項1記載の沈胴式レンズ鏡筒。
  9. 前記レンズ保持枠は最も前方に位置した望遠状態と、最も後退した沈胴状態との間で移動し、前記フレキシブル基板の先端寄り部分は、前記望遠状態で、前記柱体の前端から前方に延在し、前記沈胴状態で、前記柱体の前端で折り返され前記レンズ保持枠の内周面に臨む前記柱体の面とは反対側に位置する前記柱体の面に沿って前記ベース側に向けて延在することを特徴とする請求項1記載の沈胴式レンズ鏡筒。
  10. 前記ベースと前記柱体は共に合成樹脂製で、前記ベースと前記柱体は一体成型されていることを特徴とする請求項1記載の沈胴式レンズ鏡筒。
  11. 前記柱体は、前記レンズ保持枠の周方向に等間隔をおいて3つ設けられていることを特徴とする請求項1記載の沈胴式レンズ鏡筒。
  12. 被写体像を導くレンズと、このレンズによって導かれた被写体像を撮像する撮像素子とを有する沈胴式レンズ鏡筒を備えた撮像装置であって、
    前記沈胴式レンズ鏡筒は、
    ベースと、
    前記ベースに対して回転不能かつ軸方向に移動可能に設けられ前記レンズを保持するレンズ保持枠と、
    前記レンズ保持枠に取着された電装部と、
    前記ベースから延出され前記電装部に信号の授受を行うフレキシブル基板と、
    前記ベースから立設され前記軸方向に延在し前記レンズ保持枠の内周面に臨む柱体とを備え、
    前記フレキシブル基板は、前記レンズ保持枠の内周面に臨む前記柱体の面に沿って前記ベースから延出されその先端が前記電装部に接続されている、
    ことを特徴とする撮像装置。
  13. 前記レンズ保持枠の内周面に前記軸方向に延在するガイド溝が設けられ、前記柱体は前記ガイド溝に前記軸方向に移動可能に結合されて前記レンズ保持枠を前記軸方向に移動可能に案内するガイド柱として構成され、前記フレキシブル基板は前記ガイド溝の底面とこの底面に臨む前記柱体の面とで構成される空間に沿って延在していることを特徴とする請求項12記載の撮像装置。
  14. 前記ガイド溝は前記レンズ保持枠の周方向に間隔をおいて複数設けられ、前記柱体も複数設けられ前記複数のガイド溝にそれぞれ前記軸方向に移動可能に結合され、これにより前記複数の柱体により前記レンズ保持枠が径方向に回転不能かつ軸方向に移動可能に支持され、前記フレキシブル基板はそれら複数の柱体のうちの少なくとも一つの柱体の面に沿って配設されていることを特徴とする請求項12記載の撮像装置。
  15. 前記柱体は、その断面が、ウェブと、このウェブの両端のフランジからなるI字状を呈し、前記断面を構成する前記ウェブの延在方向が、前記柱体の半径方向外方に位置する前記レンズ保持枠箇所を通る接線に平行するように配置され、前記フレキシブル基板は両端のフランジの間でウェブに沿って配設されていることを特徴とする請求項12記載の撮像装置。
  16. 前記ガイド溝は、互いに対向する側面とそれら側面の奥部を接続する底面とで前記レンズ保持枠の半径方向内側に開放状に形成され、前記柱体は、その断面が、ウェブと、このウェブの両端のフランジからなるI字状を呈し、前記断面を構成する前記ウェブの延在方向が、前記柱体の半径方向外方に位置する前記レンズ保持枠箇所を通る接線に平行するように配置され、両端のフランジの外面が前記ガイド溝の側面に係合することで前記レンズ保持枠の周方向への動きが阻止され、両端のフランジの端面が前記ガイド溝の底面に係合することで前記レンズ保持枠の半径方向への動きが阻止され、前記フレキシブル基板は前記ガイド溝内でかつ両端のフランジの間でウェブに沿って配設されていることを特徴とする請求項12記載の撮像装置。
  17. 前記フレキシブル基板よりも硬い材料で形成された補強板が前記柱体の長さに対応した長さで設けられ、前記補強板は、前記フレキシブル基板が前記柱体の面に臨む箇所に前記柱体に沿って延在するように取着されていることを特徴とする請求項12記載の撮像装置。
  18. 前記補強板は硬質の合成樹脂で形成されていることを特徴とする請求項17記載の沈胴式レンズ鏡筒。
  19. 前記柱体の面に沿って延出するフレキシブル基板の部分は前記柱体に接着剤により接着されていることを特徴とする請求項12記載の撮像装置。
  20. 前記レンズ保持枠は最も前方に位置した望遠状態と、最も後退した沈胴状態との間で移動し、前記フレキシブル基板の先端寄り部分は、前記望遠状態で、前記柱体の前端から前方に延在し、前記沈胴状態で、前記柱体の前端で折り返され前記レンズ保持枠の内周面に臨む前記柱体の面とは反対側に位置する前記柱体の面に沿って前記ベース側に向けて延在することを特徴とする請求項12記載の撮像装置。
  21. 前記ベースと前記柱体は共に合成樹脂製で、前記ベースと前記柱体は一体成型されていることを特徴とする請求項12記載の撮像装置。
  22. 前記柱体は、前記レンズ保持枠の周方向に等間隔をおいて3つ設けられていることを特徴とする請求項12記載の撮像装置。
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