JP2006063818A - カバーの締結構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 カバーの振動を抑制しつつ部品点数を少なくする。
【解決手段】 弾性を有する薄板部材で形成されるとともにボルト貫通孔2が設けられたカバー1を、ボルト5を用いて排気マニホールド4のボス部7に締結するカバー1の締結構造であって、カバー1のボルト5の頭部6と排気マニホールド4のボス部7との間に挟持される挟持部3に、ボルト貫通孔2から外方に向かって、ボルト貫通孔2の軸線方向であって相互に反対を向く方向に薄板部材の表裏面から頂部8aが突出した第1の屈曲部8と頂部9aが突出した第2の屈曲部9とを形成した。また、ボルト貫通孔2の軸線方向に延びつつボルト5の頭部6と排気マニホールド4のボス部7との間に挟持され、カバー1を排気マニホールド4に締結したときにボルト5の締付量を制限する略円筒形状の円筒部10を、第1の屈曲部8の内方先端部に連接した。
【選択図】 図3

Description

本発明は、エンジンの排気マニホールド等のカバーの締結構造に関する。
エンジンの排気マニホールドのような高温になる部品には、周囲への熱影響を低減させるために、カバーが設けられる。このカバーは、特開平11−50842号公報(特許文献1)に開示されているように、ボルトによって排気マニホールドに複数箇所で締結される。更に、カバーとボルトの頭部及び排気マニホールドとの間には、カバーの振動を抑制するために、鉄線をメッシュ状に編んで平板状に形成したメタルメッシュ、スプリングワッシャ等の弾性部材が夫々挟持されている。また、ボルトを締め付けたときに弾性部材を潰し過ぎないように、ボルトの頭部と排気マニホールドとの間には、ボルトの締付量を制限するカラーが挟持されている。
特開平11−50842号公報
しかしながら、このような構成のカバーの締結構造では、カバーの締結部に弾性部材及びカラーが夫々設けられるので、部品点数が多くなり、部品コストやカバーの取付工数が増加してしまう恐れがあった。
そこで、本発明は以上のような従来の問題点に鑑み、振動の抑制機能を有しつつ部品点数の少ないカバーの締結構造を提供することを目的とする。
このため、本発明は、弾性を有する薄板部材で形成されるとともにボルト貫通孔が設けられたカバーを、ボルトを用いて構造物に締結するカバーの締結構造であって、カバーのボルトの頭部と構造物との間に挟持される挟持部に、ボルト貫通孔から外方に向かって、ボルト貫通孔の軸線方向であって相互に反対を向く方向に薄板部材の表裏面から夫々頂部が突出した第1の屈曲部及び第2の屈曲部を少なくとも1つずつ形成した。また、ボルト貫通孔の軸線方向に延びつつボルトの頭部と構造物との間に挟持され、カバーを構造物に締結したときにボルトの締付量を制限する略円筒形状の円筒部を、最内方に位置する第1の屈曲部の内方先端部に連接した。
かかる構成によれば、カバーを締結物に締結するためにボルトを締め込むことによって、ボルトの頭部と構造物との間に、第1の屈曲部、第2の屈曲部及び円筒部が挟持される。このとき、円筒部によってボルトの締付量が制限されるので、第1の屈曲部及び第2の屈曲部は撓んだ状態になる。これにより、カバーが移動したときに、第1の屈曲部の頂部及び第2の屈曲部の頂部が追従可能であるので、カバーと構造物との間で振動が吸収されて伝達し難くなり、カバーの振動が抑制される。また、第1の屈曲部、第2の屈曲部及び円筒部はカバーと一体化されているため、部品点数が少なくなる。
エンジンの排気マニホールドには、周囲の機器への熱影響を低減させるために、図1に示すように、弾性を有する薄板部材で形成されたカバー1が設けられる。カバー1は、排気マニホールドと間隔を有しつつ周囲の機器との間に配置される。カバー1には、ボルトの軸部が挿通するボルト貫通孔2が複数設けられる。一方、構造物としての排気マニホールドには、ボルト貫通孔2の位置に対応して雌ネジを有するボス部が設けられる。
図2及び図3に示すように、カバー1の挟持部3、即ちカバー1を排気マニホールド4に締結したときにボルト5の頭部6と排気マニホールド4のボス部7との間に挟持される部位には、ボルト貫通孔2から外方に向かって、円環形状の第1の屈曲部8及び第2の屈曲部9が連なって形成される。第1の屈曲部8の頂部8a及び第2の屈曲部9の頂部9aは、ボルト貫通孔2の軸線方向であって相互に反対を向く方向に薄板部材の表裏面から夫々突出する。
また、第1の屈曲部8の内方先端部には、第2の屈曲部9の頂部9aの突出する方向に延びた略円筒形状の円筒部10が連接される。円筒部10の自由端11は、カバー1を排気マニホールド4に締結しない状態において、頂部9aの若干手前まで延出する。
このような形状のカバー1のボルト貫通孔2に座付ボルト等のボルト5の軸部12を通過させたのち排気マニホールド4のボス部7に設けられた雌ネジ13に螺合させる。そして、ボルト5を締め込むと、まず、第1の屈曲部8の頂部8a及び第2の屈曲部9の頂部9aが、ボルト5の頭部6の座面6a及びボス部7の座面7aに夫々接触する。ボルト5を更に締め込むと、カバー1は弾性を有する薄板部材で形成されているので、挟持部3が撓み、自由端11がボス部7の座面7aに接触する。円筒部10はボルト貫通孔2の軸線方向に延びているので、それ以上にボルト5を締め込もうとしても締付力が急激に増加し、ボルト5の締付量が制限される。このようにして、ボルト5の頭部6と排気マニホールド4のボス部7との間に、第1の屈曲部8、第2の屈曲部9及び円筒部10が挟持されて、排気マニホールド4にカバー1が締結される。
このとき、ボルト5の頭部6の座面6a及びボス部7の座面7aに挟持部3全体が接触せず、頂部8a及び9a並びに自由端11のみが接触するので、カバー1と排気マニホールド4との接触面積が減少する。従って、排気マニホールド4からカバー1への伝熱を抑制できる。
また、挟持部3は撓んだ状態でボルト5の座面6aとボス部7の座面7aとに挟持されるので、例えば、図4(A)に示すように、カバー1が図中Fのように揺動すると、図中Gのように頂部8a及び9aを中心として挟持部3が撓みつつ揺動する。同図(B)に示すように、カバー1が図中Hのように移動すると、挟持部3が撓んで、図中Jのように頂部8a及び9aが摺動する。このように、カバー1が移動しても、頂部8a及び9aが追従可能であるので、カバー1と排気マニホールド4との間で振動が吸収され伝達し難くなる。これにより、排気マニホールド4が振動しても、カバー1の振動が抑制される。
更に、カバー1が振動したとしても、ボス部7の角部7bやボルト5の頭部6の角部6bにカバー1が接触し難くなるので、その部分に応力が集中してカバー1が破損することを抑制できる。
本実施形態では、第1の屈曲部8、第2の屈曲部9及び円筒部10がカバー1と一体化されているため、弾性部材やカラーを必要としないので、従来の締結構造と比較して、部品点数を少なくすることができる。これにより、部品コスト、カバー1の取付工数及び重量を低減できる。また、カバー1を板金から製造する場合、第1の屈曲部8、第2の屈曲部9及び円筒部10は、例えばプレスによって容易に形成できるので、カバー1の製造性が大幅に低下することもない。
また、カバー1は、排気マニホールド4に締結されたときに、撓んだ状態でボルト5の頭部6とボス部7とに挟持されるので、ボルト5の頭部6及びボス部7をボルト5の軸方向で互いに離間する方向に付勢する。これにより、カバー1がスプリングワッシャとしての機能を発揮し、ボルト5が緩み難くなる。
更に、カバー1を排気マニホールド4に締結したときに、ボルト5の頭部6及びボス部7への付勢力が所望の値になるように挟持部3を形成することは容易であるので、本実施形態のカバー1の締結構造は、従来の締結構造と比較して、カバー1の保持力のバラツキを低減できる。従って、排気マニホールド4からカバー1への振動及び熱の伝達性のバラツキを低減できる。
また、第1の屈曲部8及び第2の屈曲部9は、円環形状に形成されるので、カバー1が排気マニホールド4に締結されたときに、座面6a及び7aに略円環状に接触する。従って、第1の屈曲部8及び第2の屈曲部9がボルト貫通孔2の周囲の一部分に設けられた場合と比較して、カバー1と排気マニホールド4との接触面積が大きくなるので、接触部の面圧を低減できる。これにより、第1の屈曲部8及び第2の屈曲部9の疲労破損を抑制できる。
本実施形態では、自由端11が頂部9aの若干手前まで延出するように構成したが、頂部9aと自由端11とがボルト貫通孔2の軸線方向で同じ位置まで突出するか、あるいは自由端11が頂部9aより若干突出するようにしてもよい。これらの場合でも、ボルト5を締め込むことによって、挟持部3を撓ませつつ頂部9aを座面7aに接触させることができるので、同様の効果が得られる。
図5に示すように、カバー1の第1の屈曲部8と第2の屈曲部9との間の部位を、ボルト貫通孔2の軸線方向から見て第1の屈曲部8と第2の屈曲部9とが少なくともその一部で重なるように傾斜させてもよい。このようにすれば、ボルト貫通孔2と頂部9aとの距離が短くなってボス部7を小さくできるので、排気マニホールド4全体の重量を低減できる。
以上の実施形態では、カバー1を排気マニホールド4に締結したときに、頂部8aが座面6aに接触し、頂部9a及び自由端11が座面7aに接触するが、これとは逆に、頂部8aが座面7aに接触し、頂部9a及び自由端11が座面6aに接触するようにしてもよい。
また、以上の実施形態では、挟持部3に第1の屈曲部8及び第2の屈曲部9を1つずつ形成したが、本発明はこれに限定されるものではなく、挟持部3に第1の屈曲部8及び第2の屈曲部9を少なくとも1つずつ形成すればよい。このとき、円筒部10は最内方の第1の屈曲部8の内方先端部に連接すればよい。
なお、本発明は、排気マニホールドのカバーの締結構造だけではなく、ボルトを用いたカバーの締結構造に広く適用でき、特に、エンジンの排気系部品のような、高温かつ振動する部品のカバーの締結構造に有用である。
本発明のカバーの締結構造を構成するカバーの全体図。 同上のボルト貫通孔周辺の構造を示し、(A)は正面図、(B)は断面図。 同上の構造を示す断面図。 カバーが排気マニホールドに対して移動したときにおける頂部の移動状況を示し、(A)はカバーが揺動したときの説明図、(B)はカバーが摺動したときの説明図。 本発明のカバーの締結構造の他の実施形態の構造を示す断面図。
符号の説明
1 カバー
2 ボルト貫通孔
3 挟持部
4 排気マニホールド
5 ボルト
6 頭部
7 ボス部
8 第1の屈曲部
8a 頂部
9 第2の屈曲部
9a 頂部
10 円筒部
11 自由端

Claims (3)

  1. 弾性を有する薄板部材で形成されるとともにボルト貫通孔が設けられたカバーを、ボルトを用いて構造物に締結するカバーの締結構造であって、
    前記カバーの前記ボルトの頭部と前記構造物との間に挟持される挟持部に、前記ボルト貫通孔から外方に向かって、前記ボルト貫通孔の軸線方向であって相互に反対を向く方向に前記薄板部材の表裏面から夫々頂部が突出した第1の屈曲部及び第2の屈曲部を少なくとも1つずつ形成するとともに、
    前記ボルト貫通孔の軸線方向に延びつつ前記ボルトの頭部と前記構造物との間に挟持され、前記カバーを前記構造物に締結したときに前記ボルトの締付量を制限する略円筒形状の円筒部を、最内方に位置する前記第1の屈曲部の内方先端部に連接したことを特徴とするカバーの締結構造。
  2. 前記円筒部の自由端は、前記カバーを締結しない状態において、前記第2の屈曲部の頂部の突出する方向にその若干手前まで延出することを特徴とする請求項1に記載のカバーの締結構造。
  3. 前記第1の屈曲部及び第2の屈曲部は、円環形状に形成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のカバーの締結構造。
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