JP4360209B2 - 配管支持装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の管部材を配管支持部に固定するために用いられる配管支持装置に関する。
自動車では、例えばラジエータとエンジンとの間で冷却水を流動させる管部材などを含む様々な管部材を有している。これら複数の管部材を車体に固定する構造として、クランプ体で複数の配管を抱持してクランプ体を車体に固定する抱持固定構造(配管支持装置)が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
この抱持固定構造は、クランプ体として一対の帯状板部材(第1ブラケット部材と第2ブラケット部材)を有している。一方の帯状板部材は、複数の配管(管部材)を抱持する断面凹形状の抱持壁が設けられるともに抱持壁内に複数の配管を抱持しており、他方の帯状板部材は、抱持壁の断面開口部を覆うように重なっている。それゆえ、複数の配管は、一対の帯状板部材によって抱持されている。また、抱持固定構造は、両帯状板部材の平坦壁部に貫通孔が穿設されており、貫通孔に締付ボルトを挿通させて例えば車体に固定されている。
詳しくは、一方の帯状板部材には、貫通孔とは反対側の一端に係止突片が設けられており、他方の帯状板部材には、係止突片が嵌入し得る係止孔が設けられている。両帯状板部材は、係止突片が係止孔に嵌入することでそれぞれの一端が固定されており、係止突片を支点として複数の配管を両帯状板部材の間で抱持し、他端は貫通孔において締付ボルトで固定されている。このとき、両帯状板部材は、それぞれ連続する面を有しており、複数の配管は、その両連続面で押え付けられることで抱持されている。
特開2001−208244号公報
しかし、上記構造では、両帯状板部材は、複数の配管の外側で互いに固定されるとともに、複数の配管は、その両帯状板部材の連続する面の間で押え付けられることにより抱持されている。
すなわち、上記構造は、両帯状板部材による押え付け力が両端に配置される配管に集中する構造である。そのため、上記構造を用いて一列に並べられる3本以上の配管を抱持する場合では、両帯状板部材間に作用する押え付け力は、内側に配置される配管には充分に作用せず、内側に配置される配管の抱持が不充分になる。それゆえ、一列に並べられる複数の配管のうち、内側に配置される配管が車体に強固に固定されないことがあった。
これにより、内側に配置された配管が、配管搬送中や車体固定後の車体振動などにより動いてしまい、配管レイアウトが変わり車体に組み付けることが不可能となったり、周辺部品や外側に配置された配管に当たり傷を付けたり配管が曲がることが考えられる。
したがって、本発明の目的は、複数の管部材を強固に挾持できる配管支持装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、両端部が配管支持部に固定される第1ブラケット部材と、第1ブラケット部材に取り付けられた第2ブラケット部材とを有する。第2ブラケット部材は、複数の管部材のうち1本または2本を第1ブラケット部材との間で挾持する第1押え部と、第1押え部とは独立して弾性変形できるように形成され、第1押え部によって挾持される管部材以外の管部材を第1ブラケット部材との間で挾持する第2押え部とを有する。
なお、配管支持装置は、第1押え部と第1ブラケット部材との間で挾持される管部材を除いて3本以上の管部材を挾持するような場合には、第2押え部は、残りの管部材のうち1本または2本を第1ブラケット部材との間で挾持し、さらに、第2ブラケット部材は、第1押え部と第1ブラケット部材との間、および第2押え部と第1ブラケット部材との間で挾持される以外の管部材のうち1本または2本からなる各組を第1ブラケット部材との間で独立して挾持する押え部を有してもよい。この押え部は、第1押え部と第2押え部とは独立して弾性変形できるように形成される。
また、この発明では、配管支持装置は、第2ブラケット部材の一部に、配管支持部に向かって突き出る突出部を有している。突出部は、第1ブラケット部材の両端部が配管支持部に固定された状態において配管支持部によって押されることにより第1押え部および第2押え部をそれぞれの管部材に向かって押し付ける形状をなす。
この発明の好ましい形態では、配管支持装置は、第1押え部と第2押え部のそれぞれの両端を第2ブラケット部材の両端部において一体に連ね、かつ、突出部を第2ブラケット部材の両端部に形成する。
請求項1に記載した発明によれば、第2ブラケット部材は、第1押え部と第2押え部とを有して、複数の管部材のうち1本または2本を1組としてそれぞれ各組を独立して第1ブラケット部材との間で挾持する構造である。それゆえ、配管支持装置は、複数の管部材を強固に挾持することができる。
また、第2ブラケット部材は、突出物を有し、配管支持装置が配管支持部に固定されると、突出部が第1押え部と第2押え部とを管部材に押え付ける構造である。このため、各管部材に作用する押え付け力が一層大きくなるので、配管支持装置は、複数の管部材を一層強固に挾持することができる。
請求項に記載した発明によれば、第2ブラケット部材は、第1押え部と第2押え部とを挟んで両側に突出部を有する構造である。このため、第1押え部と第2押え部とは、両側から圧縮される。すなわち、第1押え部と第2押え部とは、両側から各管部材を押え付けることができるので、配管支持装置は、複数の管部材をより一層強固に挾持することができる。
本発明の第1の実施形態に係る配管支持装置を図1から図8を参照して説明する。配管支持装置10は、図1に示すように、例えば自動車のエンジンとラジエータとの間で冷却水を往復する複数の管部材を配管支持部の一例である車体のクロスメンバ15の底面15aに固定する装置である。
これら複数の管部材は、例えば、ラジエータからエンジンへ冷却水を送給する第1管部材20と、エンジンを冷却した冷却水をラジエータに戻す第2管部材21と、エンジンで温められた冷却水をヒータ用として自動車の各部へ送給する第3管部材25である。
図中、第1管部材20は右側に位置している。第3管部材25は中央に位置している。第2管部材21は左側に位置している。各管部材20,21,25は、それぞれ断面が略円である。なお、各管部材20,21,22の配置は、特に限定されるものではない。
図2は、各管部材20,21,25が配管支持装置10に挾持されて、クロスメンバ15の底面15aに固定される前の状態を示している。配管支持装置10は、第1ブラケット部材32と第2ブラケット部材33とを有している。
第1ブラケット部材32は、図3に示すように、断面略凹形状であって、底面部34と立上がり部35とを有している。底面部34は、各管部材20,21,25が設置される方向に沿って延びており、各管部材20,21,25のそれぞれと接触する部分が円弧状に湾曲して形成されている。
立上がり部35は、底面部34の両端から立ち上がる縦壁である。第1ブラケット部材32は、両立上がり部35の内側に各管部材20,21,25が収容可能になっている。両立上がり部35の他端には、外側に向かって延びるフランジ部40が形成されている。両フランジ部40には、その略中央にそれぞれ第1貫通孔41が穿設されている。
第2ブラケット部材33は、図4に示すように、両基部45,46間に第1押え42と第2押え部43とが形成されている。基部45は、第1押え部42と第2押え部43の第1管部材20側一端に一体に連なる。基部46は、第1押え部42と第2押え部43との第2管部材21側一端に一体に連なる。
基部45は、管部材側とは反対側に湾曲しており、第1突出部52を形成している。基部46は、管部材側とは反対側に湾曲しており、第2突出部53を形成している。これら、第1突出部52と第2突出部53とは、図2に示すように、第1ブラケット部材32と第2ブラケット部材33とが係合状態にあるときに、両フランジ部40を挟んで管部材側とは反対側、つまりクロスメンバ15側に突出している。
第1押え部42は、第1管部材20と第2管部材21とを同時に第1ブラケット部材32との間で挾持する。第1押え部42は、各管部材の延びる方向に一対設けられている。それぞれ第1押え部42は、図5に示すように、管部材側に向かって突出する略凸形状であって、第1接触部50と第2接触部51とを有している。第1接触部50は、第1管部材20の側面の例えば内側部分と当接する。第2接触部51は、第2管部材21の側面の例えば内側部分と当接する。
それぞれ第1押え部42は、第1たわみ部54と第2たわみ部55と第3たわみ部56とを有している。第1たわみ部54は、第1接触部50の外側端と基部45とに一体に連なる。第1たわみ部54は、略直線状であって所定の弾性を有している。第2たわみ部55は、第2接触部51の外側端と基部46とに一体に連なる。第2たわみ部55は、例えば略直線状であって、所定の弾性を有している。第3たわみ部56は、第1接触部50の内側端と第2接触部51の内側端とに一体に連なる。第3たわみ部56は、図8に示すように、第3管部材25と接触しないように、例えば第3管部材25とは反対側に湾曲しており、所定の弾性を有している。
第2押え部43は、図2に示すように、第1押え部42の間に設けられる。第2押え部43は、3本の管部材20,21,25のうち、第1管部材20と第3管部材25とを1組とした場合に残る第2管部材21を第1ブラケット部材32との間で挾持する。第2押え部43は、図6に示すように、管部材側に突出する略凸形状であって、第3接触部60を有している。第3接触部60は、例えば第3管部材25の第2ブラケット部材33側に当接する。
また、第2押え部43は、第4たわみ部61と第5たわみ部62とを有している。第4たわみ部61は、第3接触部60の第1管部材20側端と基部45とに一体に連なる。第4たわみ部61は、図8に示すように第1管部材20とは接触しない、例えば略直線状であって所定の弾性を有している。第5たわみ部62は、第3接触部60の第2管部材21側端と基部46とに一体に連なる。第5たわみ部62は、図8に示すように、第2管部材21とは接触しない、例えば略直線状であって所定の弾性を有している。このため、第2押え部43は、第1押え部42とは独立して弾性的にたわむことができる。
また、配管支持装置10は、第1ブラケット部材32と第2ブラケット部材33とを係合する係合部63を有している。係合部63は、図3に示すように、第1ブラケット部材32に穿設される係合孔64と、図4に示すように、第2ブラケット部材33に形成されて係合孔64に係合される引掛け部65とを有している。
係合孔64は、例えば各管部材が延びる方向に沿う長孔であって、両立上がり部35のフランジ部40側に穿設されている。このとき、係合孔64は、立上がり部35の側縁と係合孔64の縁との間隔が狭くなりすぎず、立上がり部35が強度不足にならない程度の大きさに形成されている。引掛け部65は、両基部45,46のそれぞれ外側端の略中央部に形成される。引掛け部65は、両突出部52,53が突出する方向に沿って延びる略鉤型である。両引掛け部65間は、両係合孔64間よりも例えば広い。
第1ブラケット部材32と第2ブラケット部材33とは、第2ブラケット部材33が第1ブラケット部材32の両立上がり部35間に所定量押し込まれると、引掛け部65が係合孔64に入り込むとともに係合孔64に引っ掛ることで係合される。また、第1ブラケット部材32と第2ブラケット部材33との係合を解く場合は、例えば両突出部52,53を両外側から内側に押し狭めることで引掛け部65が係合孔64から外れる。
配管支持装置10は、図7に示すように、例えば第1ブラケット部材32の底面部34に各管部材20,21,25を載せ、その上から第2ブラケット部材33を重ねて第2ブラケット部材33と第1ブラケット部材32とを係合することで、各管部材20,21,25を挾持する。
この、第1ブラケット部材32と第2ブラケット部材33との係合状態において、各たわみ部54,55,56,61,62がたわむように両係合孔64の位置を調整することで、配管支持装置10は、各管部材20,21,25に作用する押え付け力を調整することができる。
係合状態にある配管支持装置10をクロスメンバ15の底面15aに固定する場合は、図8に示すように、両フランジ部40と底面15aとを対向させて、第1突出部52と第2突出部53とを底面15aに当接させる。このとき、底面15aには、例えば第1貫通孔41に対向して第2貫通孔71が設けられているとともにボルト70と螺合するナットを有している。なお、第2貫通孔71の代わりにボルト70と螺合するねじ孔などが形成されてもよい。
ついで、第1貫通孔41と第2貫通孔71とにボルト70を挿通させて、図1に示すように、両フランジ部40と底面15aとが当接するまでボルト70を締める。この際、両突出部52,53は、底面15aによって圧縮される。
このため、第1たわみ部54は、圧縮されることにより、例えば外側に向かってたわむ。第2たわみ部55は、例えば外側に向かってたわむ。第3たわみ部56は、第3管部材25と接触しない方向、例えばクロスメンバ15側に向かってたわむ。第4たわみ部61は、第1管部材20と接触しない方向、例えば内側に向かってたわむ。第5たわみ部62は、第2管部材21と接触しない方向、例えば内側に向かってたわむ。
このため、第1管部材20には、第1たわみ部54および第3たわみ部56のたわみによる弾性力により大きな押え付け力が作用する。第2管部材21には、第2たわみ部55および第3たわみ部56のたわみによる弾性力により大きな押え付け力が作用する。第3管部材25には、第4たわみ部61および第5たわみ部62のたわみによる弾性力により大きな押え付け力が作用する。
上記のように構成される配管支持装置10では、両外側に配置される第1管部材20と第2管部材21とは、第1押え部42と第1ブラケット部材32との間に挾持され、内側に配置される第3管部材25は、第2押え部と第1ブラケット部材32との間に挾持される。すなわち、内側に配置される第3管部材25が第1管部材20と第2管部材21とは独立して挾持される構造が採用されている。
このため、第1ブラケット部材32と第2ブラケット部材33との間で作用する押え付け力が第3管部材25にも充分作用するので、配管支持装置10は、第3管部材25を強固に挾持することができる。それゆえ、配管支持装置10は、一列に並ぶ各管部材20,21,25とを強固に挾持してクロスメンバ15の底面15aに固定することできる。
また、配管支持装置10は、第1突出部52と第2突出部53とを備えており、配管支持装置10がクロスメンバ15の底面15aに固定されると両突出部52,53が圧縮されて各たわみ部54,55,56,61,62が弾性的にたわむ構造である。このため、各たわみ部54,55,61,62の弾性力により、各管部材20,21,25には、大きな押え付け力が作用する。それゆえ、配管支持装置10は、一列に並ぶ各管部材20,21,25を一層強固に挾持することができる。
また、第2ブラケット部材33は、第1押え部42および第2押え部43の両外端に突出部52,53が一体に連なる構造である。このため、配管支持装置10がクロスメンバ15の底面15aに固定されると各たわみ部54,55,56,61,62にはそれぞれ外側から圧縮荷重が加わる。それゆえ、各管部材20,21,25には、それぞれ隣接するたわみ部から押え付け力が作用するので、配管支持装置10は、各管部材20,21,25を一層強固に挾持することができる。
また、第1ブラケット部材32と第2ブラケット部材33とは、係合孔64に引掛け部65を係合させる簡素な構造であるので第1ブラケット部材32と第2ブラケット部材33とを容易に係合させることができる。
配管支持装置10は、第1ブラケット部材32と第2ブラケット部材33とを係合してからクロスメンバ15の底面15aに固定される。それゆえ、底面15aのように据付け作業が困難な箇所であっても、各管部材20,21,25を挾持した配管支持装置10を底面15aにボルト止めするだけなので、配管支持装置10は、各管部材20,21、25を容易に底面15aに固定することができる。
本発明の第2の実施形態に係る配管支持装置10について図9を参照して説明する。なお、第1の実施形態と同様な機能を有する構成については同一の符号を付して説明を省略する。
第2の実施形態では、配管支持装置10は、更に第4管部材72と第5管部材73とを挾持する構造である。第4管部材72は、例えば第1管部材20と第3管部材25との間に配置されている。第5管部材73は、例えば第2管部材21と第3管部材25との間に配置されている。第1ブラケット部材32の底面部34は、各管部材20,21,25,72,73と接触する部分が円弧状に湾曲して形成されている。
第2ブラケット部材33は、更に第3押え部74を有している。第3押え部74は、第4管部材72と第5管部材73とを第1ブラケット部材32との間で挾持する。第3押え部74は、第1押え部42と第2押え部43との間に一つづつ設けられている。
第3押え部74は、管部材側に突出する略凸形状であって、第4接触部75と、第5接触部80とを有している。第4接触部75は、第4管部材72の側面の例えば第2ブラケット部材33側と当接する。第5接触部80は、第5管部材73の側面の例えば第2ブラケット部材33側と当接する。
第3押え部74は、第6たわみ部81と第7たわみ部82と第8たわみ部83とを有している。第6たわみ部81は、第4接触部75の外側端と基部45とに一体に連なる。また、第6たわみ部81は、第1管部材20と接触しない例えば略直線状であって、所定の弾性を有している。第7たわみ部82は、第5接触部80の外側端と基部46と一体に連なる。また、第7たわみ部82は、第2管部材21と接触しない例えば略直線状であって、所定の弾性を有している。
第8たわみ部83は、第4接触部75の内側端と第5接触部80の内側端とに一体に連なる。また、第8たわみ部83は、第3管部材25と接触しないように例えば第3管部材25とは反対側に湾曲していて、所定の弾性を有している。このため、第3押え部74は、第1押え部32と第2押え部33とは独立して弾性的にたわむことができる。
上記構成の配管支持装置10は、配管支持装置10がクロスメンバ15の底面15aに固定されると、第1突出部52と第2突出部53とが圧縮されることにより、第6たわみ部81が、第1管部材20と接触しない方向、例えば内側に向かってたわむ。第7たわみ部82は、第2管部材21と接触しない方向、例えば内側に向かってたわむ。第8たわみ部83は、第3管部材25と接触しない方向、例えばクロスメンバ15側に向かってたわむ。
このため、第4管部材72には、第6たわみ部81および第8たわみ部83のたわみによる弾性力により大きな押え付け力が作用する。第5管部材73には、第7たわみ部82および第8たわみ部83のたわみによる弾性力により大きな押え付け力が作用する。したがって、第2の実施形態の配管支持装置10は、第1の実施形態の効果に加えて、第4管部材72と第5管部材73とを強固に挾持できる。
第2の実施形態のように、配管支持装置10は、第1押え部42と第1ブラケット部材32との間で挾持される管部材を除いて3本以上の管部材を挾持するような場合には、第2押え部43は、残りの管部材のうち1本または2本を第1ブラケット部材32との間で挾持する。
さらに、第2ブラケット部材は、第1押え部42および第2押え部43と第1ブラケット部材32との間で挾持される管部材を除いた管部材のうち1本または2本を1組として各組を第1ブラケット部材32との間で挾持する独立して弾性変形できるように形成される押え部を有することにより、各管部材を強固に挾持することができる。
なお、第3押え部74のように、第1押え部42と第2押え部43とは別途の押え部は、突出部52,53が圧縮されることにより挾持する管部材に向かって押え付けられる。または、第3押え部74のように、第1押え部42と第2押え部43とは別途の押え部の両端は、第2ブラケット部材の基部45,46において第1押え部42または第2押え部43と一体に連なる。
第1実施形態と第2の実施形態では、配管支持装置10がクロスメンバ15の底面15aに固定される前において、第1ブラケット部材32と第2ブラケット部材33との係合状態では、第3たわみ56は、図8に示すように、第3管部材25と接触しないように設けられているが、これに限定されるものではない。図1に示すように、少なくとも配管支持装置10がクロスメンバ15の底面15aに固定された状態で第3たわみ部56が第3管部材25と接触しなければ、第3管部材25は、配管支持装置10に強固に挾持される。
同様に、第4,5たわみ部61,62は、配管支持装置10がクロスメンバ15の底面15aに固定された状態で第1,2管部材20,21に接触しなければよい。第6,7,8たわみ部81,82,83は、配管支持装置10がクロスメンバ15の底面15aに固定された状態で第1,2,3管部材20,21,25に接触しなければよい。
また配管支持装置10は、両突出部52,53の突出具合を調整することによりクロスメンバ15の底面15aに固定された場合の各管部材に作用する押え付け力を調整することができる。また、配管支持装置10は、ボルト70を用いてクロスメンバ15に固定されているが、固定手段はこれに限定されるものではない。また、配管支持装置10は、挾持する管部材の種類が限定されるものではなく、固定される箇所もクロスメンバ15の底面15aに限定されるものではない。
本発明の第1の実施形態に係る配管支持装置がクロスメンバの底面に固定されている状態を示す正面図。 本発明の第1の実施形態に係る配管支持装置が3本の管部材を挾持している状態を示す斜視図。 本発明の第1の実施形態に係る配管支持装置の第1ブラケット部材を示す斜視図。 本発明の第1の実施形態に係る配管支持装置の第2ブラケット部材を示す斜視図。 本発明の第1の実施形態に係る第1押え部が第1管部材と第2管部材とを押え付ける様子を示す斜視図。 本発明の第1の実施形態に係る第2押え部が第3管部材を押え付ける様子を示す斜視図。 本発明の第1の実施形態に係る配管支持装置が各管部材を挾持する様子を示す分解斜視図。 本発明の第1の実施形態に係る配管支持装置がクロスメンバの底面に固定される前の状態を示す正面図。 本発明の第2の実施形態に係る配管支持装置が5本の管部材を挾持している状態を示す斜視図。
符号の説明
10…配管支持装置、20…第1管部材、21…第2管部材、25…第3管部材、15a…底面(配管支持部)、32…第1ブラケット部材、33…第2ブラケット部材、40…フランジ部(第1ブラケット部材の両端部)、42…第1押え部、43…第2押え部、52…第1突出部、45…基部(第2ブラケット部材の端部)、46…基部(第2ブラケット部材の端部)、53…第2突出部、72…第4管部材、73…第5管部材、74…第3押え部。

Claims (2)

  1. 複数の管部材を配管支持部に固定するための配管支持装置であって、
    両端部が前記配管支持部に固定される第1ブラケット部材と、
    前記第1ブラケット部材に取り付けられた第2ブラケット部材とを有し、
    前記第2ブラケット部材は、
    前記複数の管部材のうち1本または2本を前記第1ブラケット部材との間で挾持する第1押え部と、
    前記第1押え部とは独立して弾性変形できるように形成され、前記第1押え部によって挾持される管部材以外の管部材を前記第1ブラケット部材との間で挾持する第2押え部とを具備し、
    前記第2ブラケット部材の一部に、前記配管支持部に向かって突き出る突出部を有し、該突出部は前記第1ブラケット部材の両端部が前記配管支持部に固定された状態において前記配管支持部によって押されることにより前記第1押え部および第2押え部をそれぞれの管部材に向かって押し付ける形状をなしている
    ことを特徴とする配管支持装置。
  2. 前記第1押え部と前記第2押え部のそれぞれの両端が前記第2ブラケット部材の両端部において一体に連なり、かつ、前記突出部が該第2ブラケット部材の両端部に形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の配管支持装置。
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