JP2006063646A - 収納ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】第2収納空間の機密性を損なうことなく、構造の簡素化と第2収納空間へのアクセスの容易性を確保した新規有用な収納ユニットを提供する。
【解決手段】第1開閉部材2によって開閉される第1収納空間11と、この第1収納空間11に臨む部位に位置づけられて第2開閉部材3によって第1収納空間11と連通する部位に開閉される第2収納空間12と、第1開閉部材2を閉止位置に選択的にロックする第1ロック手段4と、第2開閉部材3を閉止位置に選択的にロックする第2ロック手段5とを具備し、この第2ロック手段5は、第1ロック手段4が第1開閉部材2をロック解除している状態では第2開閉部材3のロック解除のみを行い、第1ロック手段4が第1開閉部材2をロックしている状態では第2開閉部材3のロック解除とともに第1ロック手段4の少なくとも一部を利用して第1開閉部材2のロック解除を行うように構成したものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、第2収納空間へのアクセスの容易性を確保する簡素な二重ロック構造を有した収納ユニットに関するものである。
従来、2つの収納空間を有するような種々の器械、器具、装置は遍く存在する。このうち、第1収納空間よりも第2収納空間の機密性が高く、第1収納空間のみにアクセスできる者と、第2収納空間にまでアクセスできる者とを区別したい場合等は、先ず外部から第1収納空間の扉を鍵で開錠できるようにし、更に開成した第1収納空間において第2収納空間の扉を別の鍵で開錠することによって始めて第2収納空間にアクセスできるように構成することは常套手段であり、敢えて例示するまでもない。
ところが、このように構成すると、第2収納空間にアクセスするためには、第1収納空間にアクセスするための第1ロック手段の解除と、第2収納空間にアクセスするための第2ロック手段の解除という2つの操作をそれぞれ行わなければならない。このため、第2収納空間の利用が煩雑になるという問題がある。
これに対し、第2収納空間の機密性を保ちつつ、第2ロック手段によって第2開閉部材のみならず第1開閉部材をもロック解除できるように構成することも有効な手段として考えられるが、このような第2ロック手段の構成を単に第1ロック手段と全く別途に構成したのでは、全体がリンクを多様に使った複雑な構造にならざるを得なくなる。
本発明は、このような課題に着目してなされたものであって、第2収納空間の機密性を損なうことなく、構造の簡素化と第2収納空間へのアクセスの容易性とを両立させた新規有用な収納ユニットを提供することを目的としている。
本発明は、上記の目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。
すなわち、本発明の収納ユニットは、第1開閉部材によって開閉される第1収納空間と、この第1収納空間に臨む部位に位置づけられて第2開閉部材によって前記第1収納空間と連通する部位に開閉される第2収納空間と、前記第1開閉部材を閉止位置に選択的にロックする第1ロック手段と、前記第2開閉部材を閉止位置に選択的にロックする第2ロック手段とを具備し、この第2ロック手段は、前記第1ロック手段が第1開閉部材をロック解除している状態では前記第2開閉部材のロック解除のみを行い、前記第1ロック手段が第1開閉部材をロックしている状態では前記第2開閉部材のロック解除とともに前記第1ロック手段の少なくとも一部を利用して第1開閉部材のロック解除を行うように構成されていることを特徴とする。
このようなものであると、第1、第2ロック手段によって第1、第2開閉部材を閉止位置にロックしている状態から、第1ロック手段によって第1開閉部材をロック解除すれば、第1収納空間へアクセスすることができる。この場合、第2開閉部材は依然としてロック状態にあるため、第2収納空間へのアクセスは禁止され、機密性が確保される。一方、この状態から第2ロック手段によって第2開閉部材をロック解除すれば、第2収納空間へアクセスすることができる。他方、第1、第2ロック手段によって第1、第2開閉部材を閉止位置にロックしている状態から、第2ロック手段によって第2開閉部材を第1開閉部材とともにロック解除すれば、第1収納空間を介して第2収納空間にアクセスすることができる。
このように、本発明は、第2収納空間を第1収納空間に連通する部位に開閉する構成を通じて、第1収納空間が開かなければ第2収納空間にアクセスできないという二重ロック構造をとりながら、例えば第1ロック手段のロック解除権限を一般利用者に付与し、第2ロック手段のロック解除権限を収納ユニットの管理者に付与すれば、管理者は第1、第2開閉部材が閉止位置にロックされている状態からでも、第2収納空間に簡易にアクセスすることができる。しかも、第2ロック手段は第1ロック手段の少なくとも一部を利用して第1開閉部材のロック解除を行うように構成しているため、リンクを多様に使って構造が複雑になることも有効に回避することが可能となる。
第2収納空間の機密性を実効あるものにするためには、第1ロック手段が電子情報の入力をロック解除条件として要求するのに対して、第2ロック手段が物理的な鍵の入力操作をロック解除条件として要求するものとして、電子的な不正手段によっては第2収納空間にアクセスできない構成にしておくことが好適である。
この場合の具体的な実施の態様としては、第1ロック手段が電動アクチュエータを動力源とし、第2ロック手段が錠による操作力を動力源としているものが挙げられる。
構造の簡素化を図るためには、第2ロック手段は、第1ロック手段の一部の動力伝達要素に働いて当該第1ロック手段にロック解除動作と同じ動作を引き起こすように構成しておくことが望ましい。
例えば、第1ロック手段は、電動アクチュエータと、閉止位置にある第1開閉部材に選択的に係合する係合部材と、電動アクチュエータの動作を係合部材に伝達する動力伝達要素とを具備し、第2ロック手段は、シリンダ錠と、このシリンダ錠の動作を前記係合部材又は動力伝達要素に伝達するカムとを具備する構成としておくのが好適である。
より具体的には、前方に開口する筐体と、この筐体内に着脱可能に配置されて内部を第1収納空間と第2収納空間とに区画する仕切り部材とを具備し、この仕切り部材が第2開閉部材としての役割を果たし、第1収納空間の前方に第1開閉部材たる扉を配置したものであって、第1ロック手段を構成する係合部材は水平移動によって閉止位置にある扉に選択的に係合し、第2ロック手段を構成するカムは回転移動によって閉止位置にある仕切り部材に選択的に係合し、かつこのカムは前記第1ロック手段の係合部材を水平移動させ得るように構成しているものが挙げられる。
仕切り部材が傾倒されてこじ開けられることを防止するためには、当該仕切り部材が、起立壁と、この起立壁の下端側に位置する規制部と、該起立壁の上端側に位置する傾動防止壁とを備えて、水平移動により第2収納空間を開閉するものであるとともに、カムが前記規制部に選択的に係合するように構成しているものが好適である。
本発明は、以上のような構成であるから、第1収納空間がファイル等を収納する共有空間として利用され、第2収納空間が第1収納空間を制御する制御盤等を収納する管理空間として利用される用途に極めて有用なものとなる。
本発明は、以上の構成を通じて、第2収納空間の機密性を損なうことなく、構造の簡素化と第2収納空間への権限ある者のアクセスの容易性を確保し、これによりオフィス等において第1収納空間に収納するファイル等の出し入れを第2収納空間に収納した制御盤で管理する用途等に極めて有用となる収納ユニットを提供することが可能となる。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
図1は、この実施形態に係る収納ユニットUを示す斜視図であり、図2、図3は、その収納ユニットUの平面図、正面図である。さらに、図4は、前記図2に示されたA−A線における拡大断面図であり、図5は、前記図3に示されたB−B線における拡大断面図である。ただし、説明の便宜上、図1は、後述する筐体1及び固定パネル6を透視した状態にして、これらを破線にて表示している。図2は、前記筐体1及び前記固定6パネルを一部断面にし、後述する扉2を二点鎖線で表示している。図3は、前記筐体1を一部断面にし、前記固定パネル6及び前記扉2を二点鎖線で表示している。
この実施形態の収納ユニットUは、オフィス等において第1収納空間11に収納するファイルF等の出し入れを第2収納空間12に収納した制御盤(図示省略)で管理するために使用される。例えば、ファイルFに無線通信を通じて少なくとも電子情報の読み取りが可能な電子媒体rを付帯させておき、利用者のIDカード7から利用者情報を取得するとともにファイルFの出し入れ時に前記電子媒体rからファイル情報を取得して、ファイルFの持ち出し状況や在庫状況を管理するものである。
その際、第1収納空間11にはIDカード7を所持している社員等のみがアクセスでき、第2収納空間12には物理的な鍵8を所持している収納ユニットUの管理者のみがアクセスできるように、図1に示す収納ユニットUに次のような構造を採用している。
すなわち収納ユニットUは、図1から図3に示すように、前方に開口する筐体1の内部に第1収納空間11及び第2収納空間12を形成し、第1収納空間11を開閉する位置に第1開閉部材たる扉2を配置し、第2収納空間12を開閉する位置に第2開閉部材たる仕切り部材3を配置するとともに、これらを閉止位置に選択的にロックする第1ロック手段4及び第2ロック手段5を設けてなる。
具体的に説明すると、筐体1は、頂壁13、底壁14、左右の側壁15及び背壁17を具備してなるもので、幅方向の右よりに位置づけて内部に窓181を有する隔壁18を形成している。そして、この隔壁18の窓181に仕切り部材3を着脱可能に配置し、仕切り部材3の左側をファイル等の共有空間として利用される第1収納空間11、右側を制御盤等の管理空間として利用される第2収納空間12としている。
扉2は、前記第1収納空間11をフラップ動作によって開閉し得るもので、上端に設けた軸21を、筐体1の側壁15及び隔壁18にそれぞれ設けたガイド溝19を介して当該筐体1に支持させている。この軸21がガイド溝19の前端に位置するときに扉2は回転可能となり、扉2を軸21を支点に略水平姿勢にまで回転させた状態で押し込むことによって軸21がガイド溝19の奥方に移動し、扉2は頂壁13の下面に重合する状態で収納される。なお、図示していないが、軸21から変位した部位には当該軸21とともにガイド溝19に係合して収納位置にある扉2が回転することを禁止するスライダが設けられる。
仕切り部材3は、起立壁31と、この起立壁31の下端側に位置する規制部32と、該起立壁31の上端側に位置する傾動防止壁33とを備え、水平移動により前記隔壁18の窓181に着脱して、第2収納空間12を第1収納空間11に連通する部位に開閉するものである。規制部32は、図4及び図5に示すように、上部を開放した扁平な箱型のもので、その底壁321には後述するカム52を挿入するスリット321aが設けてある。図1に示す傾動防止壁33は隔壁18の下向面と一定範囲に亘り当接して、起立壁31の傾倒を禁止する。なお、この仕切り部材3は、閉止位置で前記隔壁18の一部にねじ止めされるようにしてある。
第1ロック手段4は、電動アクチュエータ41と、閉止位置にある第1開閉部材たる扉2に選択的に係合する係合部材42と、電動アクチュエータ41の動作を係合部材42に伝達する動力伝達要素43とを具備する。電動アクチュエータ41はソレノイドを利用したもので、通電により作動し、非通電時におけるセルフロック機能は備えないものである。係合部材42は筐体1の側壁15及び第2収納空間12にそれぞれ配置した起立メンバ431aに設けた突起状のものであり、当該起立メンバ431aは扉2の左右の側縁23に対して接離可能に支持され、これにより前記係合部材42が閉止位置にある扉2の側縁23に設けた凹部231に選択的に係合するようにしている。前記動力伝達要素43は、起立メンバ431aを一部に有するL字状のスライドメンバ431と、これらのスライドメンバ431に一端を接続したリンクメンバ432と、鉛直軸433回りに回転可能に支持されて前記リンクメンバ432の他端を鉛直軸433から変位した部位に接続した回転部材434とを具備し、この回転部材434に対して前記電動アクチュエータ41を、前記両スライドメンバ431を互いに離反する方向(ロック解除方向)に駆動し得る部位に接続している。なお、前記スライドメンバ431は、バネ435によって常時相寄る方向に付勢してあり、前記電動アクチュエータ41が作動しない状態で図2に実線で示すように閉止位置にある扉2に係合部材42を係合させてロック状態にしておくことができる。図3において符号431xで示すものはスライドメンバ431を水平方向にガイドするための長孔及びピンからなるガイド部である。
第2ロック手段5は、図1〜図3に示すように、シリンダ錠51と、このシリンダ錠51の動作を前記動力伝達要素43に伝達するカム52とを具備する。シリンダ錠51は、第2収納空間12の前面を閉止する固定パネル6に取り付けたもので、前面から鍵8を差し込み、内方端に取り付けた前記カム52を回転操作可能にしている。カム52は、図4及び図5に示すように、シリンダ錠51の回転軸511に取り付けられて、先端52aを回転軸511からラジアル方向に突出させてなるもので、回転移動によって閉止位置にある仕切り部材3の規制部32に設けたスリット321aに選択的に侵入して、仕切り部材3が開成方向にスライド移動することを禁止する。また、このカム52は基端52bを前記先端52aとは逆向きに回転軸511から若干突出させており、この基端52bを、前記スライドメンバ431の一部から側方にL字状に突出させた当接片431bに当接させて、先端52aが規制部32との係合を解除した図4に想像線で示す状態でこの当接片431bを付勢し、前記スライドメンバ431を離反方向に水平移動させて、係合部材42を介して扉2をロック解除し得るようにしている。ただし、前記スライドメンバ431が先に第1ロック手段4によってロック解除方向に移動している場合は単に遊動動作となる。
すなわち、第2ロック手段5は、第1ロック手段4が第1開閉部材である扉2をロック解除している状態では第2開閉部材である仕切り部材3のロック解除のみを行い、第1ロック手段4が扉2をロックしている状態では仕切り部材3のロック解除とともに第1ロック手段4の一部を利用して前記扉2のロック解除をも行うことができるものである。
このようなものであると、第1、第2ロック手段4、5によって第1開閉部材である扉2及び第2開閉部材である仕切り部材3を閉止位置にロックしている状態から、第1ロック手段4によって扉2をロック解除すれば、第1収納空間11へアクセスすることができる。この場合、仕切り部材3は依然としてロック状態にあるため、第2収納空間12へのアクセスは禁止され、第2収納空間12の機密性が確保される。一方、この状態から第2ロック手段5によって仕切り部材3をロック解除すれば、第2収納空間12へ始めてアクセスすることができる。他方、第1、第2ロック手段4、5によって扉2及び仕切り部材3を閉止位置にロックしている状態から、第2ロック手段5によって仕切り部材3を扉2とともにロック解除すれば、第1収納空間11を介して第2収納空間12にアクセスすることができる。
このように、本実施形態は、第2収納空間12を第1収納空間11に連通する部位に開閉する構成を通じて、第1収納空間11が開かなければ第2収納空間12にアクセスできないという二重ロック構造をとりながら、第1ロック手段4のロック解除権限を与えるIDカード7を社員に付与し、第2ロック手段5のロック解除権限を与える物理的な鍵8を収納ユニットUの管理者に付与すれば、管理者は第1、第2開閉部材である扉2及び仕切り部材3が閉止位置にロックされている状態からでも、第2収納空間12に簡易にアクセスすることができる。しかも、第2ロック手段5は第1ロック手段4の少なくとも一部を利用して第1開閉部材である扉2のロック解除を行うように構成しているため、リンクを多様に使って構造が複雑になることも有効に回避することが可能となる。
また、第1ロック手段4が電子情報の入力をロック解除条件として要求するのに対して、第2ロック手段5が物理的な鍵8の入力操作をロック解除条件として要求するものであるので、現に鍵8を所持している者のみが第2収納空間12にアクセスすることができ、電子的な不正手段等によって第2収納空間12にアクセスする行為は完全に排除されるため、第2収納空間12の機密性を実効あるものにしておくことができる。
この場合の具体的な実施の態様として、第1ロック手段4の動力源に電動アクチュエータ41を採用し、第2ロック手段5の動力源にシリンダ錠51を使って実際に入力される操作力を利用するようにしているので、故障時や停電時にも第2収納空間12を第1収納空間11とともに確実にロック解除することができ、収納ユニットUの保守を確実ならしめることができる。
第2ロック手段5は、本実施形態では第1ロック手段4の一部の動力伝達要素43であるリンクメンバ432に当接片431bを介し働いて当該第1ロック手段4にロック解除動作と同じ動作を引き起こす構成であるため、第1収納空間11をロック解除するための格別の要素部品を殆ど必要とせず、構造及び部品点数の簡素化を図ることができる。
すなわち、第1ロック手段4は、電動アクチュエータ41と、閉止位置にある第1開閉部材たる扉2に選択的に係合する係合部材42と、電動アクチュエータ41の動作を係合部材42に伝達する動力伝達要素43とを具備するのに対して、第2ロック手段5は、シリンダ錠51と、このシリンダ錠51の動作を係合部材42及び/又は動力伝達要素43に伝達するカム52とを具備するものであって、このカム52に第2ロック手段5から第1ロック手段4への操作力の伝達を担わせるだけであるため、上記簡素化を有効に実現し得ているものである。
より具体的には、前方に開口する筐体1と、この筐体1内に着脱可能に配置されて内部を第1収納空間11と第2収納空間12とに区画する仕切り部材3とを具備し、この仕切り部材3が第2開閉部材としての役割を果たし、第1収納空間11の前方に第1開閉部材たる扉2を配置したものであり、第1ロック手段4を構成する係合部材42は水平移動によって閉止位置にある扉2に選択的に係合し、第2ロック手段5を構成するカム52は回転移動によって閉止位置にある仕切り部材3に選択的に係合し、かつこのカム52は前記第1ロック手段4の係合部材42を水平移動させ得るものであるため、多くの複雑な部品を用いることなく、所期の目的を有効に実現することができる。
さらに、仕切り部材3を、起立壁31と、この起立壁31の下端側に位置する規制部32と、該起立壁31の上端側に位置する傾動防止壁33とを備え、水平移動により第2収納空間12を開閉するように構成して、カム52が前記規制部32に選択的に係合するようにしているため、仕切り部材3が無理に傾倒されてこじ開けられることを有効に防止することができる。
この収納ユニットUは以上のような構成であるから、第1収納空間11がファイル等の共有空間として利用され、第2収納空間12が第1収納空間11を制御する制御盤等の管理空間として利用される本実施形態の如き用途に適用して極めて有用なものとなり得る。
なお、各部の具体的構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明の一実施形態に係る収納ユニットを示す斜視図。 同実施形態に係る収納ユニットを示す平面図。 同実施形態に係る収納ユニットを示す正面図。 図2におけるA−A線拡大断面図。 図3におけるB−B線拡大断面図。
符号の説明
U…収納ユニット
1…筐体
2…第1開閉部材(扉)
3…第2開閉部材(仕切り部材)
4…第1ロック手段
5…第2ロック手段
8…鍵
11…第1収納空間
12…第2収納空間
31…起立壁
32…規制部
33…傾動防止壁
41…電動アクチュエータ
42…係合部材
43…動力伝達要素
51…シリンダ錠
52…カム

Claims (8)

  1. 第1開閉部材によって開閉される第1収納空間と、この第1収納空間に臨む部位に位置づけられて第2開閉部材によって前記第1収納空間と連通する部位に開閉される第2収納空間と、前記第1開閉部材を閉止位置に選択的にロックする第1ロック手段と、前記第2開閉部材を閉止位置に選択的にロックする第2ロック手段とを具備し、この第2ロック手段は、前記第1ロック手段が第1開閉部材をロック解除している状態では前記第2開閉部材のロック解除のみを行い、前記第1ロック手段が第1開閉部材をロックしている状態では前記第2開閉部材のロック解除とともに前記第1ロック手段の少なくとも一部を利用して第1開閉部材のロック解除を行うように構成されていることを特徴とする収納ユニット。
  2. 第1ロック手段が電子情報の入力をロック解除条件として要求し、第2ロック手段が物理的な鍵の入力操作をロック解除条件として要求する請求項1記載の収納ユニット。
  3. 第1ロック手段が電動アクチュエータを動力源とし、第2ロック手段が錠による操作力を動力源とする請求項2記載の収納ユニット。
  4. 第2ロック手段は、第1ロック手段の一部の動力伝達要素に働いて当該第1ロック手段にロック解除動作と同じ動作を引き起こすものである請求項1〜3記載の収納ユニット。
  5. 第1ロック手段は、電動アクチュエータと、閉止位置にある第1開閉部材に選択的に係合する係合部材と、電動アクチュエータの動作を係合部材に伝達する動力伝達要素とを具備し、第2ロック手段は、シリンダ錠と、このシリンダ錠の動作を前記係合部材又は前記動力伝達要素に伝達するカムとを具備する請求項4記載の収納ユニット。
  6. 前方に開口する筐体と、この筐体内に着脱可能に配置されて内部を第1収納空間と第2収納空間とに区画する仕切り部材とを具備し、この仕切り部材が第2開閉部材としての役割を果たし、第1収納空間の前方に第1開閉部材たる扉を配置したものであって、第1ロック手段を構成する係合部材は水平移動によって閉止位置にある扉に選択的に係合し、第2ロック手段を構成するカムは回転移動によって閉止位置にある仕切り部材に選択的に係合し、かつこのカムは前記第1ロック手段の係合部材を水平移動させ得るものである請求項5記載の収納ユニット。
  7. 仕切り部材が、起立壁と、この起立壁の下端側に位置する規制部と、該起立壁の上端側に位置する傾動防止壁とを備え、水平移動により第2収納空間を開閉するものであって、カムが前記規制部に選択的に係合するように構成している請求項6記載の収納ユニット。
  8. 第1収納空間がファイル等を収納する共有空間であり、第2収納空間が第1収納空間を制御する制御盤等を収納する管理空間である請求項1〜7記載の収納ユニット。
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