JP2006063595A - 補強土構造体 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンクリートパネルで形成された補強土構造体の構築において、壁面に作用する土圧を軽減しコンクリートパネルを薄型に形成せしめ、基礎地盤の改良を最小限度に抑え低コストの補強土構造体を提供することを目的とする。
【解決手段】壁面材背面近傍に第2支圧プレートを設けることで壁面材と第2支圧プレートの間に砕石層が形成され、壁面材と第2支圧プレートは挟み込んだ砕石層を拘束し、壁面材と砕石層を一体化することで背面土圧に対して大きな抵抗力を得、また第2支圧プレートに直接作用する背面土圧はクッション効果を有する砕石層が吸収せしめ、壁面材に作用する土圧を軽減しコンクリートパネル壁面材を薄型化することを特徴としている。
【選択図】図1

Description

本発明は、コンクリートや鋼材からなる壁面パネルおよびブロック式補強土壁構造に関するものである。
従来、コンクリートパネルで形成された壁面材を用いた補強土擁壁工として、所謂多数アンカー工法やテールアルメ工法などがある。これらの工法は、背面盛土内に支圧アンカーや水平補強材を埋設しコンクリート壁面と連結させ、順次上方にコンクリートパネルを積重させることによって補強土構造体を構築する工法である。
多数アンカー式補強土擁壁工設計・施工マニュアル作成委員会著「多数アンカー式補強土壁工法設計・施工マニュアル第3版」財団法人土木研究センター出版、2002年10月、p.4−9 補強土(テールアルメ)壁工法設計・施工マニュアル作成委員会著「補強土(テールアルメ)壁工法設計・施工マニュアル第3回改訂版」財団法人土木研究センター出版、2003年11月、p.14−16
解決しようとする問題点は以下のようなものである。
<イ>土圧がすべて壁面に作用することからコンクリートパネルを薄型化できずコストの削減が望めない。
<ロ>土圧がすべて壁面に作用することから壁面の前倒れに繋がる。
<ハ>土圧がすべて壁面に作用することからコンクリートパネルと抗張材の連結部において応力が集中しひび割れを生じ、ひいては損壊に繋がる。
<ニ>コンクリートパネルが厚いことから大きな鉛直力が基礎地盤に作用し、せん断抵抗力の低い基礎地盤では改良や置き換えなどの多大な費用の発生に繋がる。
本発明は上述の従来の問題点を解決するために、壁面材背面近接部に第2支圧プレートを設けることで壁面材と第2支圧プレートの間に砕石層が形成され、壁面材と第2支圧プレートに挟まれた砕石層を拘束し壁面材と砕石層は一体化される。
本発明によれば、壁面材21背面近接部に第2支圧プレート31を設けることにより壁面材と第2支圧プレートの間に砕石層41を形成し、この砕石層は壁面材と第2支圧プレートにより拘束されることから砕石層と壁面材が一体化し、砕石層に作用する背面土圧は砕石層と壁面パネルが一体となって受け持つことができる。このとき砕石層はクッション効果を発揮し背面土圧を軽減させる役割を持つことで壁面材21には大きな土圧は作用せずコンクリートパネル21の前倒れ、連結部分のひび割れが解消され、さらにはコンクリートパネルを薄型化せしめることにより基礎地盤に作用する鉛直荷重を小さくし基礎地盤の改良や置き換えを最小限度に留めることが可能となった。
請求項1に係る発明において、コンクリートパネル21を所定の位置に建て込み、収納空間51の背後に第1盛土42を巻きだし、転圧する。次に背面盛土内に敷設される抗張材23を第2支圧プレート31の挿通孔に挿通させた状態で抗張材前方端部をコンクリートパネル21背面に連結せしめ、次に抗張材後方端部に第1支圧プレート22を取り付ける。抗張材23と第1支圧プレート22の設置が終了後、収納空間51に砕石41を収納する。このとき、第2支圧プレート31が砕石41と背面盛土に挟まれる位置に設置する。上記工程を繰り返すことで盛土体が完成し、補強土構造体が構築される過程において壁面に作用する土圧の一部を第2支圧プレート31が受け持ち、第2支圧プレートが受ける土圧は前方の砕石層41に吸収され、すなわち壁面に作用する土圧は大幅に軽減され、コンクリートパネルの薄型化を実現した。
図1は本発明の実施の一形態の補強土構造体を示す概要図である。一般に支圧アンカー式補強土壁工法は支圧プレートによる支圧抵抗力を利用し、抗張材を通して壁面に定着された多数の支圧プレートの引抜き抵抗力が受動土圧として発揮、壁面に作用する主働土圧とのバランスにより安定した補強土構造体を構築するものである。本発明では、壁面の背面近傍に第2支圧プレート31を設置することで壁面材と第2支圧プレートの間に収納空間51が形成る。この収納空間に砕石を収容することにより砕石層は壁面材と第2支圧プレートに挟まれ拘束され、壁面材と砕石層は一体化する。一体化された壁面材と砕石層は広い幅を有する1つの壁とみなされ、砕石層の幅を調整することで単位重量の重たいコンクリートパネルやコンクリートブロック壁面材を薄型化せしめることに成功した。
また、砕石層はクッションの効果も有しており壁面に作用する土圧を第2支圧プレートに分担させ、第2支圧プレートが直接受けた土圧を砕石層が吸収する。このような方法を用いることにより、壁面コンクリートパネル21に作用する土圧を大幅に軽減し従来の問題を解決せしめるものである。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図3は本発明の実施の一形態の補強土構造体11の構築方法を示す断面図である。
所定の位置にコンクリートパネル21を建て込み、コンクリートパネル21背面の0.5から1.0メートル後方に第1盛土42を巻き出し転圧する。

次に、図4に示すように抗張材23をコンクリートパネル21背面に連結させる。このとき、抗張材23に第2支圧プレート31を挿通させておき、第2支圧プレートが収納空間51に収まるように装着しておく。第2支圧プレート31を装着後、抗張材23の後方端部に第1支圧プレート22を取り付けて固定する。
抗張材23の長さは、補強土擁壁が崩壊しようとする角度、すなわち主働崩壊角44の後方におよそ1.2メートル程度の余裕長さを加えた長さを最小長とし、その先端部分に第1支圧プレート22が設置される。
この第1支圧プレート22は主働崩壊角51の後方に配置されることから、壁面に作用する土圧に対し抗張材23が引抜かれることがないよう抵抗せしめる引抜き抵抗材となる。
次に、図5に示すように収納空間51に砕石41を収納する。このとき、第2支圧プレート31は砕石41と第1盛土42に挟まれた状態で設置する。すなわち、第2支圧プレート31に作用する土圧を砕石41で充填された吸収層で吸収し、コンクリートパネル壁面21に作用する土圧が軽減される仕組みである。また、土圧を吸収する砕石層は高い透水係数を備えていることから盛土に浸透する雨水や地下水に対して速やかに壁外へ排水させる機能を備えている。
次に第2盛土43、ならびに砕石41を巻き出し、転圧することにより1段分のパネルが完成するが、場合によっては1枚のパネルには2段、3段と抗張材23が配置されることもある。そして2段、3段と同様の作業を繰り返しパネルを積重することにより図1に示す支圧アンカー方式補強土構造体11が構築される。
支圧アンカー方式補強土構造体の構築方法に関して、壁面材21背面近傍に第2支圧プレート31を設置することによって壁面材に作用する土圧が大幅に軽減され、壁面の前倒れを防止するとともに、施工が容易になりコンクリートパネル21の部材厚さを薄型化せしめ、ひいては基礎地盤の改良を最小限度に留めることが可能となり低コストの補強土構造体を提供することができる。
本発明の実施の一形態を示す支圧アンカー方式補強土構造体を示す断面図である。 本発明の実施の一形態を示す拡大断面図である。 本発明の実施の一形態の補強土構造体の構築方法を示す断面図である。 本発明の実施の一形態の補強土構造体の構築方法を示す断面図である。 本発明の実施の一形態の補強土構造体の構築方法を示す断面図である。 本発明の実施の一形態の補強土構造体の構築方法を示す断面図である。 従来の支圧アンカー方式補強土構造体を示す断面図である。
符号の説明
11 支圧アンカー方式補強土構造体
21 壁面材、コンクリートパネル
22 第1支圧プレート
23 抗張材
24 背面盛土
31 第2支圧プレート
41 砕石、砕石層
42 第1盛土
43 第2盛土
44 主働崩壊角
51 収納空間

Claims (1)

  1. 壁面材の背面に複数の抗張材とその後方端部には第1支圧プレートが取り付けられてなる補強土構造体において、壁面材背面近傍に第2支圧プレートを設置することを特徴とする支圧アンカー方式補強土構造体。
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