JP2006062721A - 板状部材の端縁加工方法及び当該加工方法を施した板状部材 - Google Patents

板状部材の端縁加工方法及び当該加工方法を施した板状部材 Download PDF

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隆夫 佐藤
Masahito Ebi
雅仁 海老
Kazuo Arai
和夫 荒井
Yoshiyuki Omichi
喜之 大道
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Abstract

【課題】 露出した端縁部で手などに傷をつけることを防止する。
【解決手段】 包装容器を折り畳んで形成する製函用板状部材1の少なくとも端縁の一部A1,a11,b11,c11,d11を周期4〜8mm、深さ1.5〜3mmの半円弧形状の連続した波型形状としている。これにより、この板状部材1を折り畳んで包装容器を形成したとき、容器の閉止状態、あるいは開封状態のときにあっても、板状部材の端縁部で手や指に傷をつけることが防止できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、薄い板状部材において、当該部材の端縁の形状を人の手、指などが接触した場合に切創が発生することを防止するようにした安全性を高めた板状部材に関する。
薄い紙の周辺部が不用意に取扱うことにより鋭利な刃物と化して手や指に切傷を与える場合がある。同様な作用は、製品や商品である物品を保管あるいは輸送するために用いられる段ボール製の販売用製品箱(包装容器)においても発生する場合がある。このような段ボール製包装容器は例えば特許文献1に示される。このような複数個の物品が収納された包装箱を開けて収納された物品を取り出そうとするときは、包装時にフラップ部を糊代として接着剤を用いて封止しているため、フラップ端縁よりかなり強い力でこじ開けるような形で開封する必要がある。このときプラップ部の端縁に手や指に触れると、上記のように薄い紙の周辺部同様に手や指に切傷(創)を発生させる場合がある。これは、段ボールの表裏面に貼着された表ライナー及び裏ライナーという薄紙部の端縁が薄紙と同様に機能することによって起こることが本願発明者により確認された。また、この現象は、紙製の薄い板状部材に限らず、複合紙(例えば薄紙とアルミ薄板との複合紙)や金属製、樹脂製のフィルムにおいても発生する場合がある。
特開平10−35640号公報
本発明は、上記問題点を解決することを目的としてなされたもので、上述した薄い板状部材の端縁(周辺部)において、人の手や指などに切傷がつくことを防止するようにした安全性の高い板状部材の端縁(周辺部)の加工方法を提供することを課題とするものである。
本発明の一つの態様は、薄い板状部材の端縁の少なくとも一部を周期4〜8mm、深さ1.5〜3mmの半円弧形状の連続した波型形状とした板状部材である。
また、本発明の他の態様は、板状部材が段ボールである請求項1に記載の板状部材である。
更に、他の態様として、板状部材を複合紙、樹脂製又は金属製とすることができる。
本発明の他の態様は、薄い板状部材の端縁の少なくとも一部を周期4〜8mm、深さ1.5〜3mmの半円弧形状の連続した波型形状に加工したことを特徴とする板状部材の端縁加工方法である。
更に、本発明の他の態様は、段ボール製包装容器において、フラップ部の端縁の少なくとも一部を周期4〜8mm、深さ1.5〜3mmの半円弧形状の連続した波型形状としたことを特徴とする段ボール製包装箱である。
また、本発明の他の態様は、筒体と蓋体とからなる筒状容器において、前記蓋体の端縁を周期4〜8mm、深さ1.5〜3mmの半円弧形状の連続した波型形状とした筒状容器である。
更に、本発明の他の態様は、開口部にシート状封鎖部材が封止されるフランジ部を有するカップ状容器において、フランジ部の端縁を周期4〜8mm、深さ1.5〜3mmの半円弧形状の連続した波型形状としたカップ状容器である。
本発明によれば、包装容器を構成する板部材の外部に露出する端縁、或いは、開封時のフラップ部の端縁が所定サイズの連続波型形状とされているため、人の手や指などに接触したとしても、傷をつけるような事態の発生を防止できる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明による包装箱を組み立てて製函するための展開シートである包装箱製函用板状部材(以後、単に「製函用板状部材」という。)1を示す。この製函用板部材1は製函と同時に製品の梱包が行われるラップアラウンドケースとして使用されるものであり、内部にいわゆるコルゲート条列の中芯を有するダンボールシートからなる。
製函用板状部材1は上下の幅広部A及びCと、側面部B、Dと折込部Eに区画され、各区画の境界には折りたたみを容易にする罫線11が形成されている。また、各区画部A、B、C、Dの両端部には、夫々、前端フラップa1,b1、c1、d1、後端フラップa2、b2、c2、d2が形成されており、各区画部との境界には罫線が形成されている。
製函用板状部材1の一方の端部縁、本実施例では幅広部Aの端部縁A1には連続して半円弧形状が連続して連なる波型形状に成形されている。また、前端フラップa1,b1,c1,d1の夫々の端縁a11,b11,c11,d11も波型形状とされている。
図2は、図1の製函用板状部材1を罫線11の部分で折り畳んで形成した包装容器10を示す。尚、図中、ドットで示されている部分は、上述の波型形状を模式的に表している。折込部Eと幅広部Aの内側面、及びフラップa1、c1とフラップb1、d1、フラップa2、c2とフラップb2、d2は、夫々、折りたためられた状態で接着剤により接着されて閉止された状態とされる。包装容器として折り畳んだ状態の包装容器10は、製函用板状部材1の波型形状に形成された端縁部A1が外側に露出した状態となる。
図3は、包装容器10の前端部のフラップa1、b1、c1及びd1を開封した状態を示す。このように開封した状態では、各フラップの縁部a11、b11、c11及びd11が外部に向けて露出する状態となる。
ここで、図4を参照して、板状部材の端縁部に形成する波型形状について説明する。
図4(a)及び(b)は本発明による板状部材の端縁に形成する波型形状を示し連続して連なるようにして形成される。ここで、半円弧形状の周期(頂部間の間隔)wは4〜8mmの範囲がよく、また、深さ(谷から頂部までの高さ)dは1.5〜3mmの範囲が好ましい。このような範囲で形成した波型形状は人の手、指などが接触した場合に、切傷が発生しにくいことが以下の実験により確認された。
図5は波型形状の周期と深さと人の皮膚への損傷の与えやすさの関係を調べるために行った実験方法を示す。図示するように、波型形状を形成した板状部材の端縁に柔らかい角柱状のスポンジSの角部を押し付けて一定距離擦ることにより、スポンジの損傷の程度を調べた。種々のサイズの波型形状について実験した結果、半円弧形状に周期が4〜8mmの範囲、深さが1.5〜3mmの範囲の場合が、損傷を与えにくいことが確認された。
以上の実験結果からも確認されたように、図2の閉止された状態の包装容器10の場合、包装容器10を形成する製函用板状部材の端縁A1が波型形状とされているため、例えば、包装容器の取り扱い中に人の手や指が触れたとしても、傷がつくことが防止されるため、取扱い上、安全性の高いものとなる。
また、図3に示すように、開封して内容物を取り出す場合、開封したフラップa1,b1,c1,d1等の端縁に手や指が接触する可能性があるが、このような場合にあっても、端縁が波型形状とされているため、手に損傷を与えることがない。
図6は本発明の他の実施形態を説明する図である。
図6は円筒形状の容器20を示す。容器20は金属製の円筒胴部21と蓋体22からなる。本実施形態にあっては、容器の蓋体22の下端の縁部22aに波型形状を形成している。このような蓋体にあっては、通常、その下端縁は安全確保のため、折返し部を設けるが、本実施例のように、本発明を適用して波型形状を形成することによっても人の手などに損傷を与えにくい構造とすることができる。
図7は、本発明の他の実施形態を示し、本発明を食品用のカップ状容器に適用した例を示す。カップ状容器30は樹脂製の容器本体31と内容物を保護する開口部を閉止するカバー(図示せず)からなる。容器本体31の開口部にはカバーを封止するためのフランジ部32が形成されている。そしてこのフランジ部32の縁部32aに本発明による波型形状を形成している。これにより、例えば、カバーを取って手に持つとき、縁部で手を傷つけるようなことが防止される。
以上のように、容器を構成する部材の外部に露出する縁部を半円弧形状が連なる波型形状とすることにより、仮に、その露出部分に手、指などが接触した場合でも、手などを傷つけるようなことを防止することができる。
本発明による包装箱を組み立てて製函するための包装箱製函用板状部材を示す図である。 図1の製函用板状部材を折り畳んで形成した包装容器を示す図である。 包装容器の前端部のフラップを開封した状態を示す。 板状部材の端縁部に形成する波型形状について説明する図面である。 波型形状の周期と深さと人の皮膚への損傷の与えやすさの関係を調べるために行った実験方法を示す図である。 本発明の他の実施形態を説明する図である。 本発明の他の実施形態を示す図である。
符号の説明
1 包装容器製函用板状部材
10 包装容器
21 円筒状容器
30 カップ状容器
A1,a11,b11,c11,d11 端縁部
22a,32a 端縁部

Claims (7)

  1. 薄い板状部材の端縁の少なくとも一部を周期4〜8mm、深さ1.5〜3mmの半円弧形状の連続した波型形状とした板状部材。
  2. 板状部材が段ボールである請求項1に記載の板状部材
  3. 板状部材が複合紙、樹脂製又は金属製である請求項1に記載の板状部材。
  4. 薄い板状部材の端縁の少なくとも一部を周期4〜8mm、深さ1.5〜3mmの半円弧形状の連続した波型形状に加工したことを特徴とする板状部材の端縁加工方法。
  5. 段ボール製包装容器において、フラップ部の端縁の少なくとも一部を周期4〜8mm、深さ1.5〜3mmの半円弧形状の連続した波型形状としたことを特徴とする段ボール製包装箱。
  6. 筒体と蓋体とからなる筒状容器において、前記蓋体の端縁を周期4〜8mm、深さ1.5〜3mmの半円弧形状の連続した波型形状とした筒状容器。
  7. 開口部にシート状封鎖部材が封止されるフランジ部を有するカップ状容器において、フランジ部の端縁を周期4〜8mm、深さ1.5〜3mmの半円弧形状の連続した波型形状としたカップ状容器。
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