JP2019085144A - 包装袋および包装体と包装体の開封方法 - Google Patents

包装袋および包装体と包装体の開封方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2019085144A
JP2019085144A JP2017215172A JP2017215172A JP2019085144A JP 2019085144 A JP2019085144 A JP 2019085144A JP 2017215172 A JP2017215172 A JP 2017215172A JP 2017215172 A JP2017215172 A JP 2017215172A JP 2019085144 A JP2019085144 A JP 2019085144A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
package
bag
edge
packaging bag
tongue
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017215172A
Other languages
English (en)
Inventor
阿部 靖
Yasushi Abe
靖 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Granfirm Co Ltd
Original Assignee
Granfirm Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Granfirm Co Ltd filed Critical Granfirm Co Ltd
Priority to JP2017215172A priority Critical patent/JP2019085144A/ja
Publication of JP2019085144A publication Critical patent/JP2019085144A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 収容物を容易かつ確実に取り出しできると共に、手や口を切ってしまうことがない取出口を形成することが可能な包装袋および包装体と包装体の開封方法を提供すること。【解決手段】 フィルム体10が重ね合わされ、上縁部12Aが開口された袋体をなし、袋体に収容物Mが収容された後に上縁部12Aが封止されてなる包装体100において、袋体において対向する側縁部12Bのそれぞれに、上縁部12Aに至る切り込み線20が設けられ、側縁部12Bのそれぞれが所要範囲に亘って切り取られることにより形成される舌片16を袋体の外側に折り返すことにより、開口縁が舌片16の折り返し縁からなる取出口18が形成されることを特徴とする。【選択図】図7

Description

本発明は包装袋および包装体と包装体の開封方法に関し、より詳細には開封後に、収容物が取り出し易く、取出口との接触により怪我をするおそれがない取出口を形成することが可能な包装袋および包装体と包装体の開封方法に関する。
容器に収容した収容物を容器から取り出しする際において、容器の封を切る際に収容物の取出口を同時に形成することができる包装袋が知られている。このような包装袋としては、特許文献1(特許第5088802号公報)に開示されているような構成が知られている。
特許文献1に開示されている包装袋は、2枚のフィルム体の外周縁どうしをヒートシールした袋体をなし、いずれか1つの外周縁と間隔をおいてその外周縁と交わる他の外周縁まで延びる開封誘導部と、切れ目を備えている。より詳細には、開封誘導部がフィルム体を折り重ね、折り返し領域の根元部分をヒートシールして形成されていて、切れ目から開封誘導部に向かってフィルム体を切り裂くと共に、開封誘導部に沿って切り裂くことで収容物の取出口を形成することができるものである。
特許第5088802号公報
特許文献1に開示されている包装袋において形成される収容物の取出口は、いわゆる詰め替え用の洗剤等において好適に用いることができる。しかしながら包装袋の底部にある収容物を取り出すためには包装袋内に手を突っ込んだり、収容物が食品である場合に取出口に直接口を付けて食べたりすると、取出口の端部で手や口を切ってしまうといった課題がある。
そこで本発明は、収容物を容易かつ確実に取り出しできると共に、手や口を切ってしまうことがない取出口を形成することが可能な包装袋および包装体と包装体の開封方法の提供を目的としている。
すなわち本発明は、フィルム体が重ね合わされ、一端部が開口された袋体をなし、前記袋体に収容物が収容された後に前記一端部が封止される包装袋において、前記袋体において対向する側縁部のそれぞれに、前記一端部に至る切り込み線が設けられ、前記側縁部のそれぞれが所要範囲に亘って切り取られることにより形成される舌片を前記袋体の外側に折り返すことにより、開口縁が前記舌片の折り返し縁からなる取出口が形成されることを特徴とする包装袋である。
これにより、舌片の折り返し縁により取出口が形成されることになるので、包装袋の高さが削減され、収容物を容易かつ確実に取り出しすることができると共に、端縁により手や口を切ってしまうことがない取出口を形成することができる。
また、前記袋体は、前記側縁部および底縁部の少なくとも一方がヒートシール部によって封止された矩形状をなすことが好ましい。
これにより、包装袋の形態を簡素にすることができる。
また、封止された前記一端部の封止部に沿って前記袋体を切り裂いて前記封止部を除去可能に、前記ヒートシール部に前記袋体の切り裂き開始部が設けられていることが好ましい。
これにより、封止部の除去を容易に行うことができる。
また、前記切り込み線が、前記ヒートシール部を含む前記側縁部に形成された切り込み部を有することが好ましい。
これにより、側縁部のそれぞれの切り取りが容易になり、舌片の形成が容易になる。
また、前記舌片の折り返し縁に沿って、前記袋体の内面に、屈曲可能な突条体が設けられていることが好ましく、前記突条体がファスナーであることがさらに好ましい。
これらにより、取出口を大きく開口させた状態を容易に維持させることができ、収容物の取り出しが容易になる。またファスナーを用いることで簡易に突条体を形成することができ、必要であれば開封後の包装体をファスナー部分で再度封止することもできる。
また、以上のいずれかに記載された包装袋において、前記袋体に収容物が収容され、前記一端部が封止されていることを特徴とする包装体としての発明もある。
これにより、舌片の折り返し縁により取出口が形成されることになるので、包装体の高さが削減され、収容物を容易かつ確実に取り出しすることができ端縁により手や口を切ってしまうことがない取出口を形成することができる。
また、フィルム体が重ね合わされ、外周縁のうち少なくとも一端部が封止された袋体に収容物が収容されている包装体の開封方法であって、前記包装体を前記一端部に沿って切り裂き、前記包装体に開口端を形成する開口端形成ステップと、前記包装体において互いに対向する側縁部のそれぞれにおいて、前記側縁部の一部を前記開口端に至る所要範囲で切り取って舌片を形成する舌片形成ステップと、前記舌片の各々を前記袋体の外側に折り返し、取出口を形成する取出口形成ステップと、を有することを特徴とする発明もある。
本包装体の開封方法により包装体に大きな開口の取出口を形成することができると共に、取出口の端縁部をフィルム体の折り返し縁にすることができるので、取出口の端縁部で使用者が怪我をすることがなく、収容物を容易かつ確実に取り出しすることが可能になる。
本発明における包装袋および包装体と包装体の開封方法の構成によれば、収容物を容易かつ確実に取り出しできると共に、手や口を切ってしまうことがない取出口を形成することが可能になる。
本実施形態における包装袋の正面図である。 図1に示す包装袋の開口部をシールしてなる包装体の正面図である。 図2に示す包装体を封止部に沿って包装体の一部を切り取った状態を示す正面図である。 図3に示す包装体を舌片形成用ガイド部に沿って切り取った状態を示す正面図である。 図4に示す包装体の舌片を折り返した状態を示す正面図である。 図5に示す包装体を図5内の矢印B方向に力をかけた後の状態を示す平面図である。 図6に示す包装体の正面図である。 図7に示す状態の包装体をホルダに装着した状態を示す斜視図である。 舌片折り返し部を配設した包装体の正面図である。 他の実施形態例を示す正面図である。 包装体開封指南書と共に提供される場合の包装体の正面図である。 付記1に記載の包装体の正面図である。
本発明における包装袋および包装体について実施形態に基づいて説明する。図1に示すように本実施形態における包装袋1は、ガスバリア性を有する材料からなる矩形状に形成されたフィルム体10が2枚重ね合わされ、フィルム体10の一端部である上縁部12Aが開口端をなし、フィルム体10の側縁部12Bおよび底縁部12Cがヒートシール部に形成された袋体をなしている。本実施形態においては、包装袋1の底縁部12Cにマチができるように内側縁部が円弧状に形成された幅広部のヒートシール部に形成されている。このような底縁部12Cにより包装袋1を自立させることができる。なお、包装袋1はマチを有さない形態を採用することもできる。
本実施形態においては、フィルム体10としてポリプロピレン、ポリエチレン、アルミニウム、ポリエチレンテレフタレートのラミネート材を用いているが、包装袋1に収容される収容物M(図2参照)の特性に応じて他の公知のフィルム体10を適宜選択することができる。なお、本開示内におけるフィルム体10は合成樹脂製に限定されるものではなく防水性を有する紙等に代表される所謂シート体をも含む概念である。また包装袋1は正面視形状が矩形に形成されているが、他の公知の形態に形成することができる。
図1に示すように、包装袋1において対向する側縁部12Bのそれぞれには、側縁部12Bのヒートシール部を横断した後に開口端である上縁部12Aに至る切り込み線20が設けられている。本実施形態における切り込み線20は、フィルム体10のガスバリア性を維持させた状態(フィルム体10の厚さ方向に貫通していない状態)でフィルム体10を溶融することによる切り取り容易部に形成されている。このような切り取り容易部は所要出力のレーザー光線をフィルム体10の表面に照射することにより形成することができる。
また、この切り込み線20の側縁部12B側の端部には切り込み部22が設けられている。ここでは側縁部12Bに設けた切り込み部22から側縁部12Bを横断した後、側縁部12Bと平行な配置で切り込み線20が形成されているが、側縁部12Bを横断した後は、上縁部12Aに至る配置で延設されていればよく、切り込み線20は側縁部12Bと平行でなくてもよい。
本実施形態における包装袋1には、上縁部12Aから底縁部12Cに向かって所定距離離間した位置において、互いに対向する一対の側縁部12Bどうしに掛け渡すようにして突条体30が配設されている。本実施形態における突条体30は切り込み線20および切り込み部22よりも下側の位置において、フィルム体10の内面に配設されている。このような突条体30は屈曲可能であって、包装体100の正面側と背面側のそれぞれに配設されている。
本実施形態における突条体30は、ファスナー32と、ファスナー32を位置決めしてフィルム体10に固定する固定用ヒートシール部34を有している。ファスナー32は食品保存用袋等に用いられているものを好適に用いることができる。突条体30のファスナー32は、後に説明する包装体100としての密封性を維持する優先度は低く、形状保持性を備えていることが重要である。
以上のようにして形成された包装袋1の内部に収容物Mを収容した後に、包装袋1の上縁部12Aをヒートシール等により封止すれば、図2に示すような外周縁12がヒートシール部により形成され、内部に収容物Mが収容された包装体100を得ることができる。なお、上縁部12Aの封止はヒートシールに限定されるものではなく、接着等に代表される他の公知の封止方法を採用することができる。
図2に示すように、側縁部12Bには上縁部12Aのヒートシール部分よりも底縁部12C側の位置において上縁部12Aに沿って上縁部12Aを含む所要範囲を除去可能な切り裂き開始部40が形成されている。ここでは側縁部12Bのそれぞれに切り裂き開始部40を設けているが、フィルム体10が幅方向に切り裂き指向性を有する場合にはいずれか一方の側縁部12Bに切り裂き開始部40を設ければよい。
本実施形態における包装袋1および包装体100は以上の構成を有している。続いて本実施形態における包装体100の開封方法について図2〜図8を参照しながら説明する。本実施形態においては収容物Mとしてグラノーラが収容された包装体100の開封方法について説明する。使用者は、図2に示す包装体100において、切り裂き開始部40を起点として包装体100の封止部である上縁部12Aを、ヒートシール部分をすべて含む所要高さ範囲で除去し、図3に示すように開口端14を形成する(開口端形成ステップ)。
続いて使用者は、図3に示す切り込み部22を起点として切り込み線20に沿って包装体100の一部(側縁部12Bのヒートシール部をすべて含む所要範囲)を開口端14に至るまで切り取りする。これにより、開口端14部分に図4に示すような側縁部12Bのそれぞれが所要範囲に亘って切り取られてなる舌片16を形成することができる(舌片形成ステップ)。この舌片16は、包装体100の正面側と背面側にそれぞれ形成される。
次に使用者は、舌片16を図4中の矢印Aに示すように上端部分(開口端14を含む部分)を包装体100の外側かつ舌片16の根本側(包装体100の底縁部12C側)に折り返しする。そして包装体100の背面側においても同様にして舌片16を折り返しする。また、包装袋1(包装体100)の舌片16形成部分の内面に脱酸素剤や乾燥剤を接着等により取り付けておけば、脱酸素剤や乾燥剤が包装体100の外側に出された状態になるので、脱酸素剤や乾燥剤の誤飲や誤食を防止することができる。
以上により図5に示すような取出口18を形成することができる(取出口形成ステップ)この取出口18は、舌片16の折り返し縁(舌片16を湾曲させた部分)により形成されているため、包装体100から収容物Mを取り出しする際に手や口が取出口18に接触しても怪我をすることがないため安全であると共に、口触り(触感)を良好にすることができる。
次に使用者が図5中の矢印Bに示す位置および方向において、取出口18と共に突条体30を包装体100の正面側と背面側にそれぞれ突出する湾曲面に形成し、取出口18を大きな開口部に変形させる(取出口拡大ステップ)。突条体30のファスナー32は形状保持性があるので、使用者が矢印Bの力を開放しても図6に示すように取出口18を拡大させた状態を維持させることができる。これにより包装体100内の収容物Mを取出口18から取り出しやすくすることができる。
グラノーラは、図示しない容器に移した後にスープ等を注いで食されることがある。このような用途を想定し、フィルム体10は耐熱性を有する材料により形成されていることが好ましい。本実施形態における包装体100は、切り込み線20および切り裂き開始部40に沿って包装体100の一部を切り取ることで図7に示すようなコップ状に自立可能な容器を形成することができる。これにより包装体100に直接スープ等を注げば、包装体100から容器に移し替えることなくグラノーラを食することができる。使用者はフィルム体10(舌片16)の折り返し縁である取出口18に直接口を付けて飲むようにしても怪我をすることがなく、触感が良好であるため、安心してスープと共にグラノーラを食すことができる。また、ファスナー32を閉じれば一時的にグラノーラを保管しておくこともできる。このような包装体100は移し替え用の容器や食器が不要であるから保存食や非常食の収容において極めて好都合である。
以上に説明したように、本実施形態における包装体100は自立可能な容器に形成することができるが、図8に示すように合成樹脂材料により形成されたホルダ200に容器状にした包装体100を装着することにより、熱いスープが注がれた包装体100のフィルム体10に直接触れることなくグラノーラを食することができる点でさらに好適である。なお、ここでは収容物Mがグラノーラであり、グラノーラを熱いスープで食する際の説明をしているが、グラノーラに注ぐのは熱いスープに限定されるものではなく、牛乳やヨーグルト等の常温品や冷蔵品を用いることもできる。さらに包装体100の収容物Mはグラノーラに限定されるものではない。
ホルダ200は装着部210が筒体に形成されており、装着部210の上端部外周面に取手220が形成されている。これにより複数のホルダ200をホルダの高さ方向にスタックさせた際に装着部210の高さ方向における重複部分を増やすことができる点で収納性に優れている。
以上の包装体100の開封方法においては、包装体100の外周縁12の一部(ここでは上縁部12A)に沿って包装体100の一部を切り裂いて開口端14を形成した後に側縁部12Bのシール部分を横断した後に開口端14に至る側縁部12Bの所要範囲を切り取って舌片16を形成する順序で説明しているが、これら2つのステップを入れ替えた包装体100の開封方法にすることもできる。この場合、切り裂き開始部の配設はできなくなるので、カッターやはさみ等の切断手段により上縁部12Aを含む所要範囲を切り取りすればよい。
以上に説明した包装体100は、通常時は収納性に優れた扁平な形状であり、使用時に切り込み線20や切り込み部22や切り裂き開始部40に沿って道具を用いることなく包装体100の一部を適宜切り取り加工することでコップ状の容器に形成することができる。このような特性により、災害時等に配布される備蓄食を収容する包装体100(包装袋1)として特に好都合であることがいえる。
以上に本実施形態における包装袋1およびこれを用いた包装体100の構成と、包装体100の開封方法について説明したが、本発明の技術的範囲は本実施形態に限定されるものではない。例えば、以上の実施形態においては、フィルム体10の外周縁12をヒートシール部に形成しているが、フィルム体10の外周縁12は他の公知のシール方法によるシール部分にした形態を採用することもできる。また、フィルム体10はガスバリア性を有する材料により形成されているが、ガスバリア性の他、収容物に応じて防湿バリア性、防錆バリア性、耐水バリア性等の他のバリア性を有する材料により形成することもできる。さらにフィルム体10は表面側と背面側にそれぞれ2枚以上重複させた形態を採用することもできる。
また、以上の実施形態においては舌片16を舌片16の根元部分の所要位置で包装体100の外側かつ底縁部12C側に折り返しているが、舌片16の根元位置に図9に示すような舌片折り返し部19を配設することもできる。この舌片折り返し部19はプレス加工やレーザー光線照射加工等による折り返し容易部に形成しておくことが好ましい。
また、以上の実施形態における包装体100の切り裂き開始部40はノッチ部のみにより形成されているが、切り込み線20のようにフィルム体10のバリア性が維持されている切り取り容易部により形成した形態を採用することもできる。
また、切り込み線20および切り込み部22と切り裂き開始部40は、図10に示すように包装体100の正面側および背面側の少なくとも一方のフィルム体10の外側表面に加工手順と共に印刷によって形成(図示)することもできる。さらに舌片折り返し部19も印刷により配設するようにしてもよい。なお、切り込み線20および切り込み部22と切り裂き開始部40の加工手順は適宜入れ替えることもできる。
また、図11に示すように切り込み線20および切り裂き開始部40が形成されていない包装体100であっても、切り込み線20および切り裂き開始部40を形成すべき順序および位置を示した包装体開封指南書(図示せず)を添付した形態を採用することもできる。
これらにより、ハサミやカッター等の切断手段を用いれば切り込み線20および切り裂き開始部40により包装体100の一部を切り取りすることで、図4に示す包装体100と実質的に同一の形態に開封することができる。この後、使用者は上記実施形態と同様の手順を実行することで図5以降に示す包装体100と同一の包装体100を得ることができる。
また、以上の実施形態においては、フィルム体10にファスナー32を固定用ヒートシール部34で取り付けた突条体30を採用しているが、手の力で変形させることができ、変形後の形状を維持することが可能な板材や線材を公知の手法で適宜フィルム体10の内面に取り付けた突条体30にすることもできる。突条体30は包装体100(フィルム体10)の外面に配設することもできる。なお、包装体100において突条体30の配設を省略することも可能である。
また、以上の実施形態においては、上縁部12Aのヒートシール部分よりも底縁部12C側の位置における側縁部12Bに切り裂き開始部40を配設しているが、切り裂き開始部40は上縁部12Aのヒートシール部分の内側端部位置に配設しても上縁部12Aを除去して開口端14を形成することもできる。
(付記1)
フィルム体が重ね合わされ、外周縁の一部が開口端縁に形成された袋体をなし、前記袋体に収容物が収容された後に前記開口端縁が封止される包装袋であって、前記袋体における対向外周縁のそれぞれに、前記対向外周縁に交差する他の前記外周縁に至る切り込み線が設けられ、前記対向外周縁のそれぞれが所要範囲に亘って切り取られることにより形成される舌片を前記袋体の外側に折り返すことにより、開口縁が前記舌片の折り返し縁からなる取出口が形成されることを特徴とする。また、この包装袋に収容物を収容し、開口端縁を封止した包装体とすることもできる。
付記1における包装体100の構成は図12に示すように、袋体の上縁部12Aと底縁部12Cには切り込み線20と切り裂き開始部40がそれぞれ形成されている。切り込み線20は上縁部12Aと底縁部12Cのシール部分を横断すると共に、上縁部12Aと底縁部12Cに交差する側縁部12Bのそれぞれに至る略L字型に形成されている。また、切り裂き開始部40は一方の側縁部12Bに沿って一方の側縁部12Bを所要範囲で除去することができ、切り裂き開始部40により形成された切り取り縁が切り込み線20と交差する配置で形成されている。
このようにして側縁部12Bが除去されることによっても舌片16を形成することができる。このようにしてできた舌片16の先端部分を包装体100(袋体)の外側かつ舌片16の根元部分側に折り返しすることで、折り返し縁からなる取出口18を形成することができる。
図12においては、切り裂き開始部40を有する形態について示しているが、切り裂き開始部40の構成は省略することもできる。この場合、側縁部12Bの除去はカッターやはさみ等の切断手段を用いればよい。
また、図12に示す包装体100における側縁部12Bが折り返し縁であるピロー包装体においても本発明の思想が適用可能である。この場合、包装体100の上縁部12Aと底縁部12Cのシール部分を横断し、折り返し縁(側縁部12Bの位置に相当)に至る切り取り線を形成し、同じく上縁部12Aと底縁部12Cに設けた切り裂き開始部40またはカッターやはさみ等の切断手段により折り返し縁を所要範囲に亘って除去すれば図12と同様な舌片16を形成することもできる。この舌片16を同様に折り返しすれば、折り返し縁からなる取出口18を形成することができる。
さらには、以上の実施形態および付記1に関する形態においては、正面視形状が矩形の包装袋1および包装体100について説明しているが、包装袋1および包装体100は正面視形状が矩形に限定されるものではなく、他の公知の多角形や外周縁12の一部またはすべてが曲面をなす形状を採用することもできる。この場合、対向外周縁は一方の外周縁と、これに向かい合う外周縁のことであり、必ずしも平行である必要はない。さらにまた、以上の実施形態および付記1に関する形態に対し、本明細書中に記載されている変形例や、他の公知の構成を適宜組み合わせた形態を採用することもできる。
10 フィルム体,
12 外周縁,12A 上縁部,12B 側縁部,12C 底縁部,
14 開口端,16 舌片,18 取出口,19 舌片折り返し部,
20 切り込み線,22 切り込み部,
30 突条体,32 ファスナー,34 固定用ヒートシール部,
40 切り裂き開始部,
100 包装体,
200 ホルダ,210 装着部,220 取手,
M 収容物

Claims (8)

  1. フィルム体が重ね合わされ、一端部が開口された袋体をなし、前記袋体に収容物が収容された後に前記一端部が封止される包装袋において、
    前記袋体において対向する側縁部のそれぞれに、前記一端部に至る切り込み線が設けられ、
    前記側縁部のそれぞれが所要範囲に亘って切り取られることにより形成される舌片を前記袋体の外側に折り返すことにより、開口縁が前記舌片の折り返し縁からなる取出口が形成されることを特徴とする包装袋。
  2. 前記袋体は、前記側縁部および底縁部の少なくとも一方がヒートシール部によって封止された矩形状をなすことを特徴とする請求項1記載の包装袋。
  3. 封止された前記一端部の封止部に沿って前記袋体を切り裂いて前記封止部を除去可能に、前記ヒートシール部に前記袋体の切り裂き開始部が設けられていることを特徴とする請求項2記載の包装袋。
  4. 前記切り込み線が、前記ヒートシール部を含む前記側縁部に形成された切り込み部を有することを特徴とする請求項2または3記載の包装袋。
  5. 前記舌片の折り返し縁に沿って、前記袋体の内面に、屈曲可能な突条体が設けられていることを特徴とする請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載の包装袋。
  6. 前記突条体がファスナーであることを特徴とする請求項5記載の包装袋。
  7. 請求項1〜6のうちのいずれか一項に記載の包装袋における前記袋体に収容物が収容され、前記一端部が封止されていることを特徴とする包装体。
  8. フィルム体が重ね合わされ、外周縁のうち少なくとも一端部が封止された袋体に収容物が収容されている包装体の開封方法であって、
    前記包装体を前記一端部に沿って切り裂き、前記包装体に開口端を形成する開口端形成ステップと、
    前記包装体において互いに対向する側縁部のそれぞれにおいて、前記側縁部の一部を前記開口端に至る所要範囲で切り取って舌片を形成する舌片形成ステップと、
    前記舌片の各々を前記袋体の外側に折り返し、取出口を形成する取出口形成ステップと、
    を有することを特徴とする包装体の開封方法。
JP2017215172A 2017-11-08 2017-11-08 包装袋および包装体と包装体の開封方法 Pending JP2019085144A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017215172A JP2019085144A (ja) 2017-11-08 2017-11-08 包装袋および包装体と包装体の開封方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017215172A JP2019085144A (ja) 2017-11-08 2017-11-08 包装袋および包装体と包装体の開封方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019085144A true JP2019085144A (ja) 2019-06-06

Family

ID=66763877

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017215172A Pending JP2019085144A (ja) 2017-11-08 2017-11-08 包装袋および包装体と包装体の開封方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019085144A (ja)

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6062077U (ja) * 1983-09-30 1985-04-30 白井 常雄 生鮮物保存容器
JPS61129753U (ja) * 1985-02-01 1986-08-14
JP2002337888A (ja) * 2001-05-18 2002-11-27 Dainippon Printing Co Ltd
JP2008222287A (ja) * 2007-03-15 2008-09-25 Toppan Printing Co Ltd チャック付きパウチ
JP2012086892A (ja) * 2010-10-20 2012-05-10 Omori Mach Co Ltd 包装体
JP2013018494A (ja) * 2011-07-07 2013-01-31 Toppan Printing Co Ltd 形状保持パウチ
JP3188315U (ja) * 2013-10-28 2014-01-16 日出夫 岸本 加圧密封用チャック付き包装袋
WO2015105101A1 (ja) * 2014-01-10 2015-07-16 久光製薬株式会社 包装袋
JP2017081588A (ja) * 2015-10-27 2017-05-18 凸版印刷株式会社 チャック付包装袋

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6062077U (ja) * 1983-09-30 1985-04-30 白井 常雄 生鮮物保存容器
JPS61129753U (ja) * 1985-02-01 1986-08-14
JP2002337888A (ja) * 2001-05-18 2002-11-27 Dainippon Printing Co Ltd
JP2008222287A (ja) * 2007-03-15 2008-09-25 Toppan Printing Co Ltd チャック付きパウチ
JP2012086892A (ja) * 2010-10-20 2012-05-10 Omori Mach Co Ltd 包装体
JP2013018494A (ja) * 2011-07-07 2013-01-31 Toppan Printing Co Ltd 形状保持パウチ
JP3188315U (ja) * 2013-10-28 2014-01-16 日出夫 岸本 加圧密封用チャック付き包装袋
WO2015105101A1 (ja) * 2014-01-10 2015-07-16 久光製薬株式会社 包装袋
JP2017081588A (ja) * 2015-10-27 2017-05-18 凸版印刷株式会社 チャック付包装袋

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8920030B2 (en) Flexible package with access control feature
JP2009255959A (ja) 包装袋
JP6217134B2 (ja) 包装袋
JP2008044616A (ja) 開口保形機能および開口補助機能を有するジッパ付き包装体
WO2012165180A1 (ja) 包装袋及び包装袋の製造方法
JP2019085144A (ja) 包装袋および包装体と包装体の開封方法
JP2008044644A (ja) ブリスターパック
JP2019081603A (ja) 包装袋
JP2009202879A (ja) パウチ
JP4220086B2 (ja) 紙製ホルダー付き紙カップ容器
JP5942487B2 (ja) 包装容器
KR20130029497A (ko) 포장용 박스
JP5503462B2 (ja) 食品包装用容器および食品包装体
JP2006008218A (ja) ミシン目
JP5346711B2 (ja) 易開封性包装袋
JP3207380U (ja) 食品包装体
JP6406945B2 (ja) 包装袋および包装商品
JP5867174B2 (ja) 包装容器
JP4182591B2 (ja) 内容物取出し容易な容器
JP6651090B1 (ja) ガゼットピロー型包装袋
JP2011126561A (ja) 包装袋
JP5949152B2 (ja) ブリスター包装体
JP2003160168A (ja) 袋入り包装箱
JP2006321517A (ja) 包装袋
HUT69658A (en) Folded packing device

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190305

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190507

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191008

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200414