JP2006062154A - 出没式筆記具 - Google Patents

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Hisao Fukui
福井  久男
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Abstract

【課題】 軸筒に形成されている場合であっても、クリップの玉部に形成されている場合であってもハート形状のカム溝は、小さな範囲、即ち、一部分に設けられている。実用的な軸筒の外径を考慮してのことであり、これによって、カム溝の大きさに制約を受け、また、カム溝の幅も小さくせざるを得なっかた。その結果、カム溝に係合し、遊挿する突起の大きさも小さくしなければならず、耐久性に乏しいものとなってしまい、時には、落下の衝撃によって前記突起を破断してしまっていた。 【構成】 軸筒に筆記体ユニットを出没可能に配置すると共に、その軸筒と筆記体ユニットの出没動作を何れか一方に設けたカム溝と、そのカム溝に係合する他方に設けた突起によりなした出没式筆記具であって、前記カム溝を全周に渡って設けた出没式筆記具。【選択図】 図1

Description

本発明は、軸筒に筆記体ユニットを出没可能に配置すると共に、その軸筒と筆記体ユニットの出没動作を何れか一方に設けたカム溝と、そのカム溝に係合する他方に設けた突起によりなした出没式筆記具に関するものであり、前記筆記体ユニットの1例としては、繊維束体を塗布部とするマーカー類やボールペン体、シャープペンシルなどがある。
従来から、軸筒に筆記体ユニットを出没可能に配置すると共に、その軸筒と筆記体ユニットの出没動作を何れか一方に設けたカム溝と、そのカム溝に係合する他方に設けた突起によりなした出没式筆記具が数多く知られている。 具体的に説明すると、軸筒内の壁面の一部分、或いは、クリップの玉部には、略ハート形状のカム溝が形成されており、そのカム溝内を回遊する突起が他方の部材に形成されている。また、筆記体の前方には、その筆記体を常に軸筒内に収納するよう付勢した弾発部材が配置されている。
特開2002−240487号公報 特開平10−119481号公報
しかし、軸筒に形成されている場合であっても、クリップの玉部に形成されている場合であってもハート形状のカム溝は、小さな範囲、即ち、一部分に設けられている。実用的な軸筒の外径を考慮してのことであり、これによって、カム溝の大きさに制約を受け、また、カム溝の幅も小さくせざるを得なっかた。その結果、カム溝に係合し、そのカム溝内を回遊する突起の大きさも小さくしなければならず、耐久性に乏しいものとなってしまい、時には、落下の衝撃によって前記突起を破断してしまっていた。
本発明は、軸筒に筆記体ユニットを出没可能に配置すると共に、その軸筒と筆記体ユニットの出没動作を何れか一方に設けたカム溝と、そのカム溝に係合する他方に設けた突起によりなした出没式筆記具であって、前記カム溝を全周に渡って設けたことを要旨とする。
本発明は、軸筒に筆記体ユニットを出没可能に配置すると共に、その軸筒と筆記体ユニットの出没動作を何れか一方に設けたカム溝と、そのカム溝に係合する他方に設けた突起によりなした出没式筆記具であって、前記カム溝を全周に渡って設ているので、カム溝の形状を大きく形成できるのみならず、カム溝の幅にも制約を受けず、その結果、カム溝に係合する突起も大きくすることができ、量産性と耐久性に優れた出没式筆記具を提供することができる。
図1〜5に第1例を示し説明する。軸筒1の内部には、前方溝形成部材3並びに、後方溝形成部材2が挿着・固定されており、それら前方溝形成部材3並びに、後方溝形成部材2の間には隙間が形成されている。つまり、軸筒1の内面には閉じた環状溝15が形成されている。この環状溝15は、略ハート形状のいわゆるハートカムを形成している。 筆記体収納筒5の前方には、コイルスプリングなどの弾発部材9を含む密閉機構(蓋体10、シール筒11、細線部12、細線部13、ガイド筒14)が配置されていると共に、軸筒1の長手方向に対して移動可能に配置されている。この密閉機構について詳述する。軸筒1には弾発部材9を介して移動不能にシール筒部11が軸筒前方の段部で係止されセットされている。そのシール筒部11の後方内面には、筆記体収納筒5前方の外壁と密閉を保つための内方リブが形成されている。また、シール蓋10には、3本の細線部12、13、13が放射状にしかも等間隔(120度間隔)な位置に一体に形成されている。その細線部12、13、13は後端をガイド筒14に固定されているため、弾発部材9の付勢により、緊張した状態で、前記シール蓋10を後方に押し当て、シール蓋10とシール筒部11との密閉が保たれている。弾発部材9の付勢力に抗して筆記体収納筒5が軸筒に対して前進すると、細線部12、13、13は緊張が緩和され、シール蓋10が開放し、ペン先8が軸筒1より突出し筆記することができる。 また、軸筒1の前方内面には長手方向に溝1aが形成されており、前記筆記体収納筒5の外側面に形成された回転止め5aが係合している。これらの係合により軸筒1に対して筆記体収納筒5の回転が規制されている。また、前記筆記体収納筒5には繊維収束体よりなるインキ吸蔵体7が収納され、そのインキ吸蔵体7の前方には繊維収束体よりなるペン先8が、その先端の一部を突出させて挿入されている。 筆記体ユニットを囲繞するよう配置された回転子4の中空部には、インキ吸蔵体7を内包した尾栓6が配置され、その尾栓6は前記筆記体収納筒5と螺合により着脱自在に取り付けられている。また、前記回転子4は筆記体収納筒5に対し回転自在ではあるものの、筆記体収納筒5の長手方向に対しては移動不能に配置されている。更に回転子4には、外側に前記環状溝15内を回遊する突起4aを形成してある。 前記閉じた環状溝15には前方規制段部2aと後方規制段部2bが形成されていると共に、前方規制段部の対岸近傍には前記回転子突起4aの後方への移動方向を規制する段部3aが形成されている。また、前記後方規制段部の対岸近傍にも前記回転子突起4aの後方への移動方向を規制する段部3bが形成されている。 尚、筆記体収納筒5の後部には、尾栓6がネジ螺合で着脱自在に取り付けられており、その尾栓6を筆記体収納筒5から取り外すことにより、インキ吸蔵体7の交換やインキ吸蔵体7へのインキの補充などが出没機構を維持した状態で可能となる。
次に、動作について説明する。軸筒1に対して尾栓6を押圧し前進させると、筆記収納筒5が前進移動すると共に、回転子4も前進する。このとき、回転子4の回転子突起4aは弾発部材9に抗して前進斜面3cに接しながら回転前進する。前方係止段部2a付近で尾栓6の押圧を解除すると、前方移動規制段部3aにより、回転子突起4aは前方係止段部2aに位置し、軸筒1よりペン先8の先端部を突出させ、その突出状態を維持することができるようになる。 この状態で再度、弾発部材9に抗して尾栓6を押圧すると、回転子突起4aは前方移動規制段部3aにより、前方係止段部2aから外れ、この状態で尾栓6の押圧を解除すると、回転子突起4aは弾発部材9の付勢により、後退斜面2cに接しながら、回転後退し、後方係止段部2bに位置し筆記体収納状態へと復帰する。 尚、本実施例においては、回転子の係止突起4aを略円形状で示したが(図3、図4参照)、長手方向に長い長円、あるいは楕円形状にしても何ら差し支えない。 また、本実施例では、筆記体前方にペン先を密閉するユニットを配置したが、必ずしも必要なものではなく、ペン先の密閉を必要としない油性ボールペン等の筆記体を組み込んでもよい。
図6〜7に本発明の他の例を挙げ説明する。軸筒の内面には内方に向かう略円形の突起18がこの軸筒1と一体、あるいは別部材で形成されている。また、軸筒1の内方には軸筒に対して回転可能で長手方向に移動可能な状態で回転子17が配置されている。その回転子17の外周面には、閉じた環状溝17aが形成されている。また、その回転子17は筆記体収納筒5に対し回転自在ではあるものの、筆記体収納筒5の長手方向に対しては移動不能に配置されている。さらに、その環状溝17aは全周に渡って形成されており、その環状溝17aには前記軸筒1に形成された突起18が係合されており、回遊できるようになっている。 前記全周環状溝17aには前方規制段部17cと後方規制段部17dが形成されており、その前記前方規制段部17cの対岸近傍には後方への移動方向を規制する段部17bが形成されている。また、前記後方規制段部17dの対岸近傍にも前方への移動方向を規制する段部17eが形成されている。 次に、動作について説明する。軸筒1に対して尾栓6を押圧し前進させると、回転子17は弾発部材9に抗して、前記軸筒1の突起18に方向を規制されながらも回転前進する。ここで、前方係止段部付近17cで尾栓6の押圧を解除すると、前方移動規制段部17bにより、軸筒1の突起18が前方係止段部17cに移動し、軸筒1よりペン先8先端部を突出させ、筆記状態となる。 この状態で再度、弾発部材9に抗して尾栓6を押圧すると、回転子17の全周環状溝17aは前方移動規制段部17cにより、前方規制段部17cから外れ、この状態で尾栓6の押圧を解除すると、回転子17の全周環状溝17aは弾発部材9の付勢により、前記軸筒突起18により方向を規制されながら、回転後退し、後方係止段部7dに位置し、筆記体収納状態へと復帰する。上記以外の構成は、前記第1例と同様であるので、その説明を省略する。
本発明の第1例を示す半断面図である(筆記体収納状態)。 筆記体突出状態を示す部分半断面図である。 要部分解斜視図である。 環状溝と突起の作動を示す平面展開図である。 環状溝を形成する部材の陰線を含む正面図である。 変形例を示す半断面図である(筆記体収納状態)。 図6の要部分解斜視図である。
符号の説明
1 軸筒 1a 前方溝 1b 後方溝 1c 周状溝 2 後方溝形成部材 2a 前方係止段部 2b 後方係止段部 2c 後退斜面 2d 外周突起 2e 嵌合リブ 3 前方溝形成部材 3a 前方移動規制段部 3b 後方移動規制段部 3c 前進斜面 3d 外周突起 4 回転子 4a 突起 5 筆記体収納筒 5a 回転止め 5b ネジ部 6 尾栓 6a ネジ部 7 インキ吸蔵体 8 ペン先 9 弾発部材10 蓋体11 シール筒部12 細線部13 細線部14 ガイド筒15 環状溝16 クリップ 17 回転子17a 環状溝17b 前方移動規制段部17c 前方係止段部17d 後方係止段部17e 後方移動規制段部18 突起

Claims (4)

  1. 軸筒に筆記体ユニットを出没可能に配置すると共に、その軸筒と筆記体ユニットの何れか一方に設けたカム溝と、そのカム溝に係合する他方に設けた突起によりなした出没式筆記具であって、前記カム溝を全周に渡って設けたことを特徴とする出没式筆記具。
  2. 前記カム溝を軸筒内面の全周に渡って設けると共に、そのカム溝に係合する突起を筆記体ユニットの一部に設けたことを特徴とする請求項1記載の出没式筆記具。
  3. 前記カム溝を筆記体ユニットの全周に渡って設けると共に、そのカム溝に係合する突起を軸筒の一部に設けたことを特徴とする請求項1記載の出没式筆記具。
  4. 前記筆記体ユニットを前軸部とその前軸部と着脱可能な後軸部とより構成すると共に、その後軸部を前記軸筒の後端から露出せしめ、また、前記筆記体ユニットの一部を回転自在な回転子とし、その回転子に前記突起或いは前記カム溝を形成したことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載の出没式筆記具。
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