JP2006061313A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】統括CPUは、演出始動ゲートのゲートセンサによる遊技球の検知を契機として、所定の開始周期の経過時に、大当り遊技終了後に遊技者に有利となる確変状態が付与されるか否かを報知する再抽選演出を実行する。
【選択図】 図7
Description
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記大当り図柄には、前記特別状態が付与されることになる特定大当り図柄と前記特別状態が付与されないことになる非特定大当り図柄とを含み、前記演出実行手段は、前記図柄変動ゲームで表示された大当り図柄が前記非特定大当り図柄の場合に前記報知演出を実行することを要旨とする。
図1には、パチンコ機10の機表側が略示されており、機体の外郭をなす外枠11の開口前面側には、各種の遊技用構成部材をセットする縦長方形の中枠12が開閉及び着脱自在に組み付けられている。また、中枠12の前面側には、機内部に配置された遊技盤13を透視保護するためのガラス枠を備えた前枠14と上球皿15が共に横開き状態で開閉可能に組み付けられている。また、前枠14の前面側及び遊技盤13の遊技領域13aには、点灯(点滅)又は消灯し、発光装飾に基づく遊技演出(発光演出)を行う装飾ランプ16が設けられている。また、外枠11の下部(パチンコ機10の下部)には、各種音声(効果音)を出力し、音声出力に基づく遊技演出(音声演出)を行うスピーカ17が設けられている。中枠12の下部には、下球皿18及び発射装置19が装着されている。
パチンコ機10の機裏側には、パチンコ機10全体を制御する主制御基板30が装着されている。主制御基板30は、パチンコ機10全体を制御するための各種処理を実行し、該処理結果に応じて遊技を制御するための各種の制御信号(制御コマンド)を演算処理し、該制御信号(制御コマンド)を出力する。また、機裏側には、統括制御基板31と、表示制御基板32と、ランプ制御基板33と、音声制御基板34とが装着されている。統括制御基板31は、主制御基板30が出力した制御信号(制御コマンド)に基づき、表示制御基板32、ランプ制御基板33及び音声制御基板34を統括的に制御する。表示制御基板32は、主制御基板30と統括制御基板31が出力した制御信号(制御コマンド)に基づき、表示装置20(可変表示器H)の表示態様(図柄、背景、文字などの表示画像など)を制御する。ランプ制御基板33は、主制御基板30と統括制御基板31が出力した制御信号(制御コマンド)に基づき、装飾ランプ16の発光態様(点灯(点滅)/消灯のタイミングなど)を制御する。また、音声制御基板34は、主制御基板30と統括制御基板31が出力した制御信号(制御コマンド)に基づき、スピーカ17の音声出力態様(音声出力のタイミングなど)を制御する。
前記主制御基板30には、メインCPU30aが備えられている。該メインCPU30aには、ROM30b及びRAM30cが接続されている。前記メインCPU30aは、各種乱数の値を所定の周期毎に順次更新するようになっている。前記ROM30bには、パチンコ機10を制御するための制御プログラムや、複数種類の演出パターンが記憶されている。前記RAM30cには、パチンコ機10の動作中に適宜書き換えられる各種情報(各種乱数の値など)が記憶されるようになっている。
サブCPU32aは、統括制御基板31を経由して主制御基板30から演出パターン指定コマンドを入力すると、入力した演出パターン指定コマンドで指定された演出パターンに対応する演出実行データに基づき図柄組み合わせゲームを行わせるように可変表示器Hの表示内容を制御する。そして、サブCPU32aは、統括制御基板31から図柄指定コマンドと共に、仮停止図柄指定コマンドを入力した場合(本実施形態では、大当りの場合)、図柄組み合わせゲーム終了時に、入力した仮停止図柄指定コマンドで指定された仮停止図柄による図柄組み合わせ(仮の大当りの組み合わせ)を表示させるように可変表示器Hの表示内容を制御する。その後、遊技者には、可変表示器Hに大当りの組み合わせ(仮の大当りの組み合わせ)が表示されたことにより、大当り遊技状態が付与され、大当り遊技に移行する。一方、仮停止図柄指定コマンドを入力しなかった場合(本実施形態では、はずれの場合)、サブCPU32aは、図柄組み合わせゲーム終了時に、入力した図柄指定コマンドで指定された最終停止図柄による図柄組み合わせ(はずれの組み合わせ)を表示させるように可変表示器Hの表示内容を制御する。
大当り遊技状態が付与され、大当り遊技に移行すると、統括CPU31aは、当該大当り遊技中、演出始動口27のゲートセンサSE2から遊技球を検知したことを示す検知信号を入力したか否かを判定する(ステップS11)。ステップS11の判定結果が否定の場合(検知信号を入力していない場合)、統括CPU31aは、入賞検知処理を終了する。一方、ステップS11の判定結果が肯定の場合(検知信号を入力した場合)、統括CPU31aは、次に、報知完了フラグがRAM31cに設定されていないか否かを判定する(ステップS12)。前記報知完了フラグは、昇格演出を大当り遊技中に既に実行したことを示すものである。このステップS12の判定結果が否定の場合(報知完了フラグが設定されている場合)、統括CPU31aは、入賞検知処理を終了する。
図7(a)に示すように、オープニング演出が終了して、一定のインターバル期間を経た後、1ラウンド目のラウンド遊技が開始する。このとき、統括CPU31aは、1ラウンド目のラウンド遊技の開始を示すラウンドコマンドを入力するので、再抽選演出開始設定処理(図5)により、1ラウンド指定コマンドフラグをRAM31cに設定する。それと共に、RAM31cにタイマの値を設定して、再抽選演出が実行可能な開始周期を開始させる。そして、図7(a)の時点Cと時点Dの間の時点C1で検知信号を入力すると、統括CPU31aは、入賞検知処理(図4)を実行する。このとき、前提条件より、RAM31cには各種フラグが設定されておらず、また、ステップS15の抽選結果は否定となるので、統括CPU31aは、ガセ昇格演出フラグをRAM31cに設定することとなる。そして、時点Dにおいて統括CPU31aが再抽選演出実行処理(図6)を実行すると、1ラウンド指定コマンドフラグが設定されており、また、タイマの値が0であるので、統括CPU31aは、RAM31cに設定されているガセ昇格演出フラグに応じてガセ昇格演出開始コマンドを出力する。これにより、サブCPU32aは、図7(a)の時点Dから時点D1の間でガセ昇格演出が行われるように可変表示器Hを制御する。なお、統括CPU31aは、ガセ昇格演出開始コマンドを出力した後、ガセ昇格演出フラグをクリアする。
1ラウンド目のラウンド遊技が開始すると、統括CPU31aは、1ラウンド目のラウンド遊技の開始を示すラウンドコマンドを入力するので、再抽選演出開始設定処理(図5)により、1ラウンド指定コマンドフラグをRAM31cに設定する。それと共に、RAM31cにタイマの値を設定して、再抽選演出が実行可能な開始周期を開始させる。そして、図7(b)の時点Aと時点Bの間の時点A1で検知信号を入力すると、統括CPU31aは、入賞検知処理(図4)を実行する。このとき、前提条件より、RAM31cには各種フラグが設定されておらず、また、ステップS15の抽選結果は否定となるので、統括CPU31aは、ガセ昇格演出実行回数の値に1加算すると共に、ガセ昇格演出フラグをRAM31cに設定することとなる。そして、時点Bにおいて統括CPU31aが再抽選演出実行処理(図6)を実行すると、1ラウンド指定コマンドフラグが設定されており、また、タイマの値が0であるので、統括CPU31aは、RAM31cに設定されているガセ昇格演出フラグに応じてガセ昇格演出開始コマンドを出力する。これにより、サブCPU32aは、図7(b)の時点Bから時点B1の間でガセ昇格演出が行われるように可変表示器Hを制御する。なお、統括CPU31aがガセ昇格演出開始コマンドを出力した後、ガセ昇格演出フラグはクリアされることとなる。
(1)統括CPU31aは、演出始動ゲート27のゲートセンサSE2による遊技球の検知を契機として、所定の開始周期の経過時に、大当り遊技終了後に遊技者に有利となる確変状態(特別状態)が付与されるか否かを報知する再抽選演出(報知演出)を実行させる。このため、大当り遊技中に、大当り遊技終了後に付与される遊技状態を知ることができる、或いは、確変状態が付与されるかもしれないと期待するために遊技者により注目される再抽選演出が、大当り遊技中の何時に行われるかを予測できないようにすることができる。また、再抽選演出を実行するには、ゲートセンサSE2による遊技球の検知を前提としていることから、遊技者の技量によって再抽選演出が行われるタイミングを変更することができる。さらに、昇格演出フラグ又はガセ昇格演出フラグが設定されていれば、所定の開始周期毎に再抽選演出が行われるので、開始周期毎に連続して再抽選演出を行うことができる。このため、再抽選演出が単調にならず、遊技者に興趣ある遊技を提供できる。
○上記実施形態において、開始周期が始まる時期は、任意に変更しても良い。例えば、オープニングコマンドを入力したときに、タイマの値をRAM31cに設定するようにしてもよい。
○上記実施形態では、2秒間で再抽選演出を実行するようにしたが、任意に変更しても良い。例えば、8秒間で再抽選演出を実行させても良い。また、昇格演出とガセ昇格演出とで実行する時間を変更するようにしても良い。
(イ)前記大当り遊技は、複数回のラウンド遊技から構成されており、前記開始周期は、最初のラウンド遊技が始まると同時に始めることを特徴とする請求項1〜請求項5のうちいずれか一項に記載の遊技機。
(チ)前記特別状態は、大当りの抽選確率が通常確率よりも高確率に変動する確率変動状態であり、前記大当り図柄には、前記確率変動状態が付与されることになる確変大当り図柄と前記確率変動状態が付与されないことになる非確変大当り図柄とを含み、前記演出実行手段は、前記図柄変動ゲームで表示された大当り図柄が前記非確変大当り図柄の場合に前記報知演出を実行することを特徴とする請求項1〜請求項5のうち何れか一項に記載の遊技機。
Claims (5)
- 複数種類の図柄を変動させて表示する図柄変動ゲームを変動ゲーム手段にて行い、前記図柄変動ゲームで表示された図柄が予め定めた大当り図柄である場合には大当り遊技が行われ、その大当り遊技中に該大当り遊技終了後に遊技者に有利となる特別状態が付与されるか否かを報知する報知演出が行われる遊技機において、
前記大当り遊技中に演出始動検知手段が遊技球を検知したことを契機に前記報知演出を実行する演出実行手段を備え、
前記演出実行手段は、前記大当り遊技中、所定の開始周期毎に報知演出を実行可能であり、前記演出始動検知手段が遊技球を検知したことを契機に該検知時点から直近の開始周期で前記報知演出を実行することを特徴とする遊技機。 - 前記演出実行手段は、前記開始周期よりも短い時間で前記報知演出を実行することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
- 前記大当り図柄には、前記特別状態が付与されることになる特定大当り図柄と前記特別状態が付与されないことになる非特定大当り図柄とを含み、
前記演出実行手段は、前記図柄変動ゲームで表示された大当り図柄が前記非特定大当り図柄の場合に前記報知演出を実行することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊技機。 - 前記図柄変動ゲームにて前記大当り図柄が表示される場合に、前記特別状態を付与するか否かを判定する状態判定手段と、
前記状態判定手段の判定結果が肯定である場合に、前記報知演出が実行されるときに今回の報知演出で前記特別状態が付与される旨を報知するか否かを判定する状態報知判定手段とを備え、
前記演出実行手段は、前記状態報知判定手段の判定結果が肯定の場合には前記報知演出にて前記特別状態が付与される旨を報知する一方で、前記状態報知判定手段の判定結果が否定の場合には前記報知演出にて前記特別状態が付与されない旨を報知することを特徴とする請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の遊技機。 - 前記演出実行手段は、前記報知演出にて前記特別状態が付与される旨を報知した場合、以降、前記演出始動検知手段によって遊技球が検知されても前記報知演出を実行しない一方で、前記報知演出にて前記特別状態が付与されない旨を報知した場合、前記演出始動検知手段にて遊技球が検知されることにより前記報知演出を再び実行することを特徴とする請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の遊技機。
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