JP2006060861A - ファクシミリ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ネットワークを介して接続されている複数の端末装置に対して外部のファクシミリ装置から画情報を受信したとき、その送信元と関係のあるユーザのみに着信を知らせる。
【解決手段】 ファクシミリ装置12のCPU1は、NCU10を介して他のファクシミリ装置から画情報と送信元端末識別情報を受信すると、その送信元端末識別情報と予めRAM3に記憶されている送信元端末識別情報とを比較し、一致する送信元端末識別情報があったときにその送信元端末組織別情報と関係付けて記憶している端末識別情報に対応するネットワーク内の各ユーザの端末装置に対してLANI/F7を介して画情報の着信を通知する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、画情報等の各種のデータを公衆回線を介して送受信するファクシミリ装置に関する。
従来、パーソナルコンピュータ等の端末装置用FAXボードやモデムと一体化させたファクシミリ装置があった。このようなファクシミリ装置では、パーソナルコンピュータやワードプロセッサ等の端末装置で作成された文書データを公衆回線を介して外部の端末装置へ送信することができた。
しかしながら、上述したようなファクシミリ装置は、ワードプロセッサ等の端末装置で作成された文書データのファクシミリ送信のみをターゲットとしているため、文書データの送信はできるものの外部からの受信にはほとんど実用にならず、複数の端末装置を通信回線を介して接続したローカルエリアネットワーク(LAN)に対応することができないという問題があった。
この発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、ローカルエリアネットワークを介して接続されている複数の端末装置に対して外部のファクシミリ装置から画情報を受信したときに、それが必要なユーザの端末装置に知らせることができるようにすることを目的とする。
この発明によるファクシミリ装置は、上記の目的を達成するため、パーソナルコンピュータやワークステーション等の複数の端末装置とネットワークを介して通信を行なうための接続手段と、公衆回線を介して他のファクシミリ装置に対して自動発呼及び自動受信を行なう公衆回線網制御手段と、上記他のファクシミリ装置から受信した画情報を上記いずれかの端末装置に対して送信したときに、上記他のファクシミリ装置から受信した送信元端末識別情報と上記送信先のユーザの端末装置から送られてきた端末識別情報とを関係付けて記憶する記憶手段を備えたファクシミリ装置を備えている。
さらに、上記他のファクシミリ装置から画情報と送信元端末識別情報を受信したとき、その送信元端末識別情報と上記記憶手段に記憶されている送信元端末識別情報とを比較し、一致する送信元端末識別情報があったときにその送信元端末識別情報と関係付けて記憶している端末識別情報による各ユーザの端末装置に対して画情報の着信を通知する着信通知手段を設けたものである。
また、上記着信通知手段に、上記画情報の着信を上記ユーザの端末装置に通知する際にその画情報の受信時刻及び送信元端末識別情報も通知する手段を設けるとよい。さらに、上記着信通知手段に、上記ユーザの端末装置に着信を通知した画情報の一部をそのユーザの端末装置の画面に表示可能に送信する手段を設けるとよい。
また、上記着信通知手段により着信の通知をしたユーザの端末装置からページの指示を受信したとき、着信があった画情報のうちその指示されたページの画情報をそのユーザの端末装置の画面に表示可能に送信する手段を設けるとよい。
さらに、上記受信した画情報の送信元端末識別情報が前記記憶手段にないときにはその受信した画情報を直ちにプリントアウトし、上記送信元端末識別情報があるときにはその受信した画情報を画情報メモリに蓄積し、その送信元端末識別情報に対応する送信先端末情報のユーザの端末装置から印刷指示を受信したとき、上記画情報メモリに蓄積した画情報をプリントアウトする手段を設けるとよい。
また、上記プリントアウト中に上記受信した画情報の総ページ数とプリント中のページ数とを上記印刷指示を送信したユーザの端末装置へリアルタイムに通知する手段を設けるとよい。
さらに、上記プリントアウト中にトラブルが発生した時、上記印刷指示を送信したユーザの端末装置へトラブル発生を通知する手段を設けるとよい。
また、上記ネットワークの管理者用の端末装置を登録する登録手段を設け、上記着信通知手段に、上記他のファクシミリ装置から受信した画情報の送信元端末識別情報が上記記憶手段にないときには上記登録手段に登録されている管理者用の端末装置に対して画情報の着信を通知する手段を設けるとよい。
さらに、上記着信通知手段に、上記管理者用の端末装置へ画情報の着信を通知する際にその画情報の一部及び/又は送信元を上記管理者用の端末装置の画面に表示可能に送信し、上記管理者用の端末装置によって特定されたユーザの端末装置に対してその画情報の着信の通知を転送可能にする手段を設けるとよい。
また、上記着信通知手段に、上記着信を通知したいずれかのユーザの端末装置から印刷指示を受信したとき、その端末装置以外のユーザの端末装置に対する着信の通知をキャンセルする手段を設けるとよい。
さらに、上記着信通知手段に、上記端末装置へ画情報の着信を通知する際にその画情報の一部及び/又は送信元を上記端末装置の画面に表示可能に送信し、その端末装置によって特定されたユーザの端末装置に対してその画情報の着信の通知を転送可能にし、上記特定されたユーザの端末装置以外のユーザの端末装置に対する着信の通知をキャンセルする手段を設けるとよい。
また、上記着信通知手段に、上記転送先のユーザの端末装置の端末識別情報を登録する手段を設けるとよい。
さらに、上記着信通知手段に、上記受信した画情報の送信元端末識別情報を登録する手段を設けるとよい。
この発明によるファクシミリ装置は、他のファクシミリ装置から画情報と送信元端末識別情報を受信したとき、その送信元端末識別情報と予め記憶されている送信元端末識別情報とを比較して、一致する送信元端末識別情報があったときにその送信元端末識別情報と関係付けて記憶している端末識別情報による各ユーザの端末装置に対して画情報の着信を通知するので、他のファクシミリ装置から画情報を受信したとき、そのファクシミリ装置と関係の有るユーザの端末装置に対して外部から画情報を受信したことを知らせることができる。
また、画情報の着信をユーザの端末装置に通知する際、その画情報の受信時刻及び送信元端末識別情報も通知するようにすれば、他のファクシミリ装置から画情報を受信したとき、そのファクシミリ装置と関係の有るユーザの端末装置に対して外部から画情報を受信した時刻と送信元端末装置を知らせることができる。
さらに、ユーザの端末装置に着信を通知した画情報の一部をそのユーザの端末装置の画面に表示可能に送信するようにすれば、他のファクシミリ装置から画情報を受信したとき、そのファクシミリ装置と関係の有るユーザの端末装置に対して外部から受信した画情報の内容を参照させることができる。
また、着信の通知をしたユーザの端末装置からページの指示を受信したとき、着信があった画情報のうちその指示されたページの画情報をそのユーザの端末装置の画面に表示可能に送信するようにすれば、他のファクシミリ装置から画情報を受信したとき、そのファクシミリ装置と関係の有るユーザの端末装置に対して外部から受信した画情報のうちの指示されたページ内容を参照させることができる。
さらに、受信した画情報の送信元端末識別情報がないときにはその受信した画情報を直ちにプリントアウトし、送信元端末識別情報があるときにはその受信した画情報を蓄積し、その送信元端末識別情報に対応する送信先端末情報のユーザの端末装置から印刷指示を受信したとき、蓄積した画情報をプリントアウトするようにすれば、他のファクシミリ装置から画情報を受信したとき、そのファクシミリ装置と関係の有るユーザの端末装置がない場合はすぐにプリントアウトを行ない、有る場合はその端末装置からの印刷指示によってプリントアウトを行なうようにすることができる。
また、プリントアウト中に受信した画情報の総ページ数とプリント中のページ数とを印刷指示を送信したユーザの端末装置へリアルタイムに通知するようにすれば、他のファクシミリ装置から受信した画情報をプリントするとき、その画情報の印刷指示をしたユーザの端末装置に画情報の総ページ数とプリント中のページ数を知らせることができる。
さらに、プリントアウト中にトラブルが発生した時、印刷指示を送信したユーザの端末装置へトラブル発生を通知するようにすれば、他のファクシミリ装置から受信した画情報のプリント中にトラブルが発生したとき、その画情報の印刷指示をしたユーザの端末装置にプリントのトラブル発生を知らせることができる。
また、ネットワークの管理者用の端末装置を登録し、他のファクシミリ装置から受信した画情報の送信元端末識別情報がないときには登録されている管理者用の端末装置に対して画情報の着信を通知するようにすれば、他のファクシミリ装置から画情報を受信したとき、そのファクシミリ装置と関係の有るユーザの端末装置がないときには、ネットワークの管理者の端末装置に対して外部から画情報を受信したことを知らせることができる。
さらに、管理者用の端末装置へ画情報の着信を通知する際にその画情報の一部及び/又は送信元を管理者用の端末装置の画面に表示可能に送信し、管理者用の端末装置によって特定されたユーザの端末装置に対してその画情報の着信の通知を転送可能にするようにすれば、ネットワークの管理者の端末装置に対して外部から画情報を受信したことを知らせると共に、その画情報の内容を参照させることができる。
また、着信を通知したいずれかのユーザの端末装置から印刷指示を受信したとき、その端末装置以外のユーザの端末装置に対する着信の通知をキャンセルするようにすれば、印刷指示を受けた端末装置以外の端末装置に対して画情報の着信通知を解除することができる。
さらに、端末装置へ画情報の着信を通知する際にその画情報の一部及び/又は送信元を端末装置の画面に表示可能に送信し、その端末装置によって特定されたユーザの端末装置に対してその画情報の着信の通知を転送可能にし、特定されたユーザの端末装置以外のユーザの端末装置に対する着信の通知をキャンセルするようにすれば、ネットワーク中の端末装置によって特定されたユーザの端末装置へ画情報の着信を知らせて、その他のユーザの端末装置への通知を解除することができる。
また、転送先のユーザの端末装置の端末識別情報を登録するようにすれば、他のファクシミリ装置から画情報を受信したとき、その着信を通知すべきユーザの端末装置を新たに登録することができる。
さらに、受信した画情報の送信元端末識別情報を登録するようにすれば、送信元の端末装置を新たに登録することができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて具体的に説明する。
〔実施例〕
図2は、この発明の一実施例のファクシミリ装置を備えたコンピュータネットワークの構成を示す図である。このコンピュータネットワークは、この発明によるファクシミリ装置12と複数のユーザ(A〜n)がそれぞれ使用する各端末装置13〜Nとがローカルエリアネットワーク(LAN)19を介してそれぞれ接続されており、その各端末装置13〜N間では各種データを相互に遣り取りすることができる。
ファクシミリ装置12は交換機20Cを含む公衆回線20を介して他のファクシミリ装置21と接続されており、そのファクシミリ装置とのファクシミリ送受信を行なうことができる。各ユーザの端末装置13〜Nは、パーソナルコンピュータ又はワークステーション等の装置である。LAN19は、ファクシミリ装置12と各端末装置13〜Nとを接続してコンピュータネットワークを形成する。
図1は図2に示したファクシミリ装置の内部構成を示すブロック図である。
このファクシミリ装置12は、CPU1,ROM2,RAM3,操作部4,スキャナ5,プロッタ6,LANインタフェース(I/F)7,画情報メモリ8,モデム9,及びNCU10からなる。
CPU1は、このファクシミリ装置全体の制御と共に、この発明に係る各端末装置13〜Nへの画情報の着信通知等の処理を行なう。
ROM2は、CPU1がこの装置の制御やこの発明の着信通知等の処理を実行するための各種の制御及び処理プログラムを記憶している読み出し専用メモリである。
RAM3は、CPU1が各種の処理を実行する際に使用する読み出し書き込み可能なメモリであり、他のファクシミリ装置21といずれかのユーザの端末装置(13〜N)との間で画情報の送受信をしたとき、その他のファクシミリ装置21から受信した端末識別情報と端末装置(13〜N)から受信した端末識別情報とを関係付けて記憶する管理テーブルを備えている。
また、予めその管理テーブルに、他のファクシミリ装置21側の端末識別情報と各ユーザの端末装置(13〜N)の端末識別情報とを関係付けて記憶してもよい。さらに、このRAM3には各ユーザの端末装置(13〜N)のなかから管理者用の端末装置を登録することができる。
操作部4は、各種の操作情報を入力するためのキー入力装置等の入力装置である。スキャナ5は、原稿の画像を読み取る画像読取装置である。
プロッタ6は、他のファクシミリ21から公衆回線を介して受信した画情報等を紙に印刷する印刷装置である。
LANI/F7は、LAN19とのインタフェースを司り、各端末装置13〜NとLAN19を介して通信を行なうための接続手段である。画情報メモリ8は、ファクシミリ受信した画情報を蓄積する記憶装置である。
モデム9は、画情報の変調及び復調を行なう。ネットワークコントロールユニット(NCU)10は、公衆回線を介して他のファクシミリ装置に対して自動発呼及び自動受信を行なう公衆回線制御処理を行なう。
次に、表1は管理テーブルのフォーマットを示す一覧表である。他のファクシミリ装置から送信される相手先端末識別コード(送信元端末識別情報)と、その送信先のユーザの各端末装置13〜Nとを関係付けるための管理テーブルであり、丸がついているものが例えば過去に送信した履歴等の関係が有ることを示している。
この管理テーブルの場合、例えば、送信元端末識別情報が相手先6のファクシミリ装置から画情報受信した場合、ユーザA,Cの各端末装置13,15に対して着信通知を行なうことになる。
Figure 2006060861
このファクシミリ装置12は、次に示すような機能を備えている。まず、管理テーブルに画情報の送信元の他のファクシミリ装置と送信先のユーザの端末装置(13〜N)から送られてきた端末識別情報とを関係付けて記憶したり、画情報の送信先の他のファクシミリ装置と送信元のユーザの端末装置(13〜N)から送られてきた端末識別情報とを関係付けて記憶したり、予め管理テーブルに登録したりすることができる。
また、他のファクシミリ装置21から画情報と送信元端末識別情報を受信したとき、管理テーブルに一致する送信元端末識別情報があった場合には、その送信元端末識別情報と関係付けられているユーザの端末装置(13〜N)に対して画情報の着信を通知することができる。
さらに、ユーザの端末装置(13〜N)に画情報の着信を通知する際、その画情報の受信時刻と送信元端末識別情報を通知したり、その画情報の一部を送信先の端末装置の画面に表示可能に送信することができる。
また、着信通知をしたユーザの端末装置(13〜N)からページの指示を受信したときには、その指示されたページの画情報を端末装置の画面に表示できるように送信する。
さらにまた、他のファクシミリ装置21から画情報と送信元端末識別情報を受信したとき、管理テーブルに一致する送信元端末識別情報がないときには、その受信した画情報を直ちにプリントアウトし、一致する送信元端末識別情報があるときにはその受信した画情報を画情報メモリ8に蓄積して、その送信元端末識別情報に対応する送信先端末情報のユーザの端末装置(13〜N)から印刷指示を受信したとき、画情報メモリ8の画情報をプリントアウトする。
また、プリントアウト中に、印刷指示を送信したユーザの端末装置(13〜N)へ受信した画情報の総ページ数とプリント中のページ数とをリアルタイムに通知することができる。
さらに、プリントアウト中にトラブルが発生した時には、印刷指示を送信したユーザの端末装置(13〜N)へトラブル発生を通知することができる。
さらにまた、各端末装置(13〜N)のなかからこのLANの管理者用の端末装置を登録し、他のファクシミリ装置から受信した画情報の送信元端末識別情報が管理テーブルにないときには、登録されている管理者用の端末装置に対して画情報の着信を通知する。
また、その管理者用の端末装置へ画情報の着信を通知する際、その画情報の一部や送信元を画面に表示可能に送信し、管理者用の端末装置によって特定されたユーザの端末装置に対してその画情報の着信の通知を転送することができる。
さらに、着信を通知したいずれかのユーザの端末装置から印刷指示を受信したとき、その端末装置以外のユーザの端末装置に対する着信の通知をキャンセルすることができる。
また、端末装置へ画情報の着信を通知する際、その画情報の一部や送信元を画面に表示可能に送信し、その端末装置によって特定されたユーザの端末装置に対して画情報の着信の通知を転送し、特定されたユーザの端末装置以外のユーザの端末装置に対する着信の通知をキャンセルすることができる。さらに、着信通知の転送先のユーザの端末装置を登録することができる。さらにまた、新たに受信した画情報の送信元端末識別情報を登録することができる。
図3はファクシミリ装置12のこの発明に係る処理を示すフローチャートである。まず、各ユーザの端末装置13〜Nから画情報の送信要求有りか否かを判断して、いずれかのユーザの端末装置13〜Nから画情報の送信要求有りならば送信処理を行なう。
その送信要求とは、ユーザがファクシミリ装置12のスキャナ5を使用して、原稿を通常のファクシミリ送信する場合と、ユーザの端末装置からワードプロセッサやエディタなどで作成した文書データをLAN19を介してファクシミリ装置12へ送信し、それをファクシミリ送信する場合も含んでいる。
また、いずれかのユーザの端末装置13〜Nから画情報の送信要求でなければ、公衆回線20を介して他のファクシミリ装置21からの着呼有りか否かを判断して、着呼有りならば受信処理を行なう。
ここでは、ユーザがファクシミリ装置12に接続されている電話器を使用して会話した後、手動でファクシミリ受信を開始したものは除外する。
一方、他のファクシミリ装置21からの着呼でなければ、いずれかのユーザの端末装置13〜Nから受信した画情報の表示要求有りか否かを判断して、受信した画情報の表示要求有りならば表示処理を行なう。この際、各ユーザはそれぞれの端末装置(13〜N)からの選択と指示によって、既に着信通知されている画情報を自己の端末装置の画面に表示させるための要求をファクシミリ装置12にする。
また、受信した画情報の表示要求でなければ、いずれかのユーザの端末装置13〜Nからの通知先変更要求、つまり、他のファクシミリ装置21からの画情報の着呼通知の転送要求有りか否かを判断して、通知先変更要求有りならば通知先変更処理(着呼通知転送処理)を行なう。
一方、通知先変更要求でなければ、いずれかのユーザの端末装置13〜Nからの画情報の出力要求ありか否かを判断して、出力要求ありならば出力処理を行なう。ここで、ユーザの端末装置から指示された要求にしたがって画情報をプロッタ6によって印刷(出力処理)する。
また、画情報の出力要求でなければ管理テーブルに対する新たな端末識別情報の登録である管理テーブル設定要有りか否かを判断して、その設定要有りならば管理テーブル設定処理を行ない、設定要でなければそのまま最初の処理に戻る。
図4は図3の送信処理を示すフローチャートであり、ここでは、ユーザAの端末装置13が他のファクシミリ装置21へ画情報を送信する場合について説明する。まず、ユーザAの端末装置13から画情報の送信要求があると、図4に示すように、ユーザAの端末装置13から端末識別情報である依頼元ユーザIDが到着したか否かを判断して、依頼元ユーザIDが到着するまでこの判断処理を繰り返す。
また、依頼元ユーザIDが到着したならばそれを記憶し、その依頼元ユーザIDと同時に送られてくる送信先電話番号(TEL)を記憶する。その依頼元ユーザIDとは、ファクシミリ装置12が各ユーザの端末装置をそれぞれ識別するための情報である。
次に、ユーザAの端末装置13から送信すべき画情報が到着したか否かを判断して、その画情報が到着するまでこの判断処理を繰り返し、画情報が到着したらその画情報をファクシミリ送信可能な形式に変換するための画情報データ変換処理を行なう。
次に、送信先のファクシミリ装置21の電話番号に発呼し、そのファクシミリ装置21から送られてきた相手先端末識別コード、つまり、ファクシミリ装置21側の端末識別情報を受信して記憶し、送信すべき画情報をその相手先のファクシミリ装置へ送信して回線断する。
そして、今回の画情報の送信によるユーザAの端末装置13の依頼元ユーザIDと画情報を送信した相手先のファクシミリ装置21から受信した相手先識別コード(端末識別情報)とが対応させてコード記憶済みか否かを判断して、その依頼元ユーザIDと相手先識別コードとが関係付けて記憶されていればそのまま処理を終了するが、記憶済みでなければ新たに記憶して処理を終了する。
図5は図3の受信処理を示すフローチャートである。まず、他のファクシミリ装置21から送られてきた送信元端末識別情報である相手先端末識別コードを記憶し、さらに送られてくる画情報を受信して画情報メモリ8に記憶して蓄積し、受信し終えたら回線断して通信を終了する。
その後、今回の受信の相手先は登録済みか否かを判断する。つまり、他のファクシミリ装置21から受信した送信元端末識別情報と送信先のユーザの端末装置から送られてきた端末識別情報とを関係付けて記憶しているか否かを判断する。
今回の相手先が記憶されておらず、つまり、他のファクシミリ装置21から受信した送信元端末識別情報と記憶されている送信元端末識別情報とを比較して、一致する送信元端末識別情報がなかったら、管理者用の端末装置が登録済みか否かを判断する。
管理者用の端末装置が登録されていなければ他のファクシミリ装置21から受信した画情報を直ちにプリントアウトし、端末装置への着信通知をなしとして、いずれのユーザの端末装置13〜N)へも画情報の着信通知をしないでこの処理を終了する。
また、管理者用の端末装置が登録されていれば、例えば、ユーザCの端末装置15が管理者用の端末装置として登録済みならば、着信通知宛先を管理者宛として、その指定された宛先へ着信通知データ,送信元端末識別コード,着信時刻をそれぞれ転送して、この処理を終了する。つまり、ユーザCの端末装置15へ画情報の着信と、他のファクシミリ装置21の送信元識別情報と、画情報の受信時刻とを通知する。このとき、画情報の一部を通知するようにしてもよい。
一方、今回の相手先が記憶されており、つまり、他のファクシミリ装置21から受信した送信元端末識別情報と記憶されている送信元端末識別情報とを比較して、一致する送信元端末識別情報があったら、その送信元端末識別情報と関係付けて記憶している端末識別情報による各ユーザの端末装置に対して画情報の着信通知データ,送信元端末識別コード,着信時刻をそれぞれ転送して処理を終了する。
例えば、送信元端末識別情報とユーザA,Bの各端末装置13,14とが関係付けられていた場合、ユーザA,Bの各端末装置13,14に対して画情報の着信と送信元端末識別情報と受信時刻をそれぞれ通知する。このとき、画情報の一部を通知するようにしてもよい。そして、ファクシミリ装置12は、画情報の着信通知先のユーザの端末装置から印刷指示を受信すると、画情報メモリ8に記憶している印刷指示のあった画情報のプリントアウトを行なう。
図6は図3の表示処理を示すフローチャートである。この表示処理は各ユーザの端末装置(13〜N)からの画情報の表示要求に対応する処理を示している。
まず、各ユーザの端末装置(13〜N)側によって各ユーザが着信通知されたものの中から表示したい画情報を選択すると、その表示選択と画情報IDを送信する。
図3に示すように、ユーザの端末装置から表示選択と画情報IDが到着したか否かを判断して、それらが到着するまでこの判断処理を繰り返す。画情報IDとは、1回の受信毎の画情報に対して設けられたIDであり、端末装置側のユーザが選択したものと、受信して記憶している画情報とを対応させるためのIDである。
そして、ユーザの端末装置から表示選択指示と画情報IDが到着したら、画情報メモリ8中のその画情報IDに対応する画情報を検索し、さらに、表示要求範囲が到着したか否かを判断して、その表示要求範囲が到着するまでこの処理を繰り返す。
その表示要求範囲とは、例えば、「最初のページの一部を表示」と「ページNo.を指定して表示」のいずれかをユーザが自己の端末装置によって選択すると送出するものであり、ファクシミリ装置12ではこの表示要求範囲が送られてくると、それに応じて画情報の最初のページの一部又は指定されたページをその要求したユーザの端末装置へ表示可能に転送する。
そして、ユーザの端末装置から表示要求範囲が到着したら、その表示要求範囲によって指定された受信画情報の一部又はページの画情報を要求元のユーザの端末装置へ表示可能に転送する。例えば、ユーザAの端末装置13から表示要求があれば、着信を通知した画情報の一部をユーザAの端末装置13の画面に表示可能に送信する。
また、ユーザAの端末装置13からページの指示を受信したとき、着信があった画情報のうちその指示されたページの画情報をユーザAの端末装置13の画面に表示可能に送信する。
図7は図3の通知先変更処理を示すフローチャートである。まず、要求元の端末へ現在管理している全てのユーザ情報を転送する。これは、ユーザが通知先をこの中から任意に選択できるようにするためのものである。つまり、管理者用の端末装置又は各ユーザの端末装置に画情報の着信を通知し、その画情報の一部又は送信元をその端末装置の画面に表示可能に送信する。
次に、画情報IDが到着したか否かを判断して、それが到着するまでこの判断処理を繰り返し、いずれかの端末装置から変更したい画情報IDが送られてきたら、選択ユーザIDが到着したか否かを判断する。
いずれかの端末装置から通知を転送したいユーザの端末装置のユーザIDである選択ユーザID(端末識別情報)が届くたびに、管理テーブルにその選択ユーザIDと受信した画情報の送信元端末識別情報とを関係付けて追加登録する。
その後、選択ユーザIDによって指定されたユーザの端末装置に対して画情報の着信通知データ,送信元端末識別コード(送信元端末識別情報),画情報の着信時刻(受信時刻)をそれぞれ転送し、選択ユーザIDについて全て到着済みか否かを判断して、変更先のユーザIDが全て終わるまで続ける。
つまり、ファクシミリ装置12は、画情報の着信を通知した管理者用の端末装置又はいずれかのユーザの端末装置によってあるユーザの端末装置が特定されると、その特定されたユーザの端末装置に対して画情報の着信通知,送信元端末識別情報,受信時刻を転送する。このとき、画情報の一部を転送先のユーザの端末装置の画面に表示可能に転送してもよい。
そして、変更先のユーザIDが全て終わったら、この画情報IDで変更前に着信通知したユーザ有りか否かを判断して、受信直後に取敢えず自動的に着信通知を行なったユーザが有れば、現時点で1人のユーザによって宛先が確認されたことになるため、そのユーザへの余計な着信通知をキャンセルして、この処理を終了する。
つまり、画情報の着信を通知した管理者用の端末装置又はいずれかのユーザの端末装置によって特定されたユーザの端末装置へ画情報の着信の通知を転送し、その転送先のユーザの端末装置以外のユーザの端末装置への着信通知をキャンセルする。
図8は図3の出力処理を示すフローチャートである。この処理は各ユーザの端末装置からのユーザによる受信した画情報の印刷要求に応じるための動作を示している。まず、ユーザの端末装置にてユーザが印刷したい画情報を選択し、その選択した画情報IDを送信する。
すると、図8に示すように、画情報IDが到着したか否かを判断して、その画情報IDが到着したら、その画情報IDによって指定された受信画情報の総ページ数を要求元のユーザの端末装置へ転送する。その後、印刷要求範囲が到着したか否かを判断して、それが到着するまでこの判断処理を継続する。
そして、ユーザの端末装置から画情報の印刷したい範囲の印刷要求範囲が入力されて、その印刷要求範囲が到着したら、印刷中のページナンバ(No.)を要求元のユーザの端末装置へ転送し、そのページナンバの1ページ分の受信画情報をプロッタ6によって印刷する。
つまり、ユーザの端末装置から受信した画情報の印刷指示を受信すると、そのユーザの端末装置へ印刷する画情報の総ページ数を転送し、プリントを開始して、プリント中のページ数をリアルタイムに通知する。
その後、プリントアウト中は印刷のトラブルが発生したか否かを判断して、トラブルが発生しなければ、全ページの印刷を終了したか否かを判断して、終了でなければ次ページが有る限りプリント処理を続行し、全てのページを印刷したら、印刷終了を示す情報を印刷要求元のユーザの端末装置へ転送し、他の端末装置への着信通知をキャンセルして処理を終了する。
また、ファクシミリ装置12は画情報の印刷中にトラブルが発生したら、管理者用の端末装置と印刷指示を送信したユーザの端末装置へトラブル発生とそのトラブルの理由を転送して処理を終了する。
図9は図3の出力処理の他の処理例を示すフローチャートである。この出力処理では、画情報の着信を通知したユーザの端末装置から印刷指示があり、画情報IDが到着したらその印刷指示のあったユーザの端末装置以外のユーザの端末装置への着信通知をキャンセルする。
図10は図3の管理テーブル設定処理を示すフローチャートである。まず、相手先端末識別コードが到着したか否かを判断して、到着しなければこの処理を終了するが、到着したら管理テーブルにユーザIDと共にその到着した相手先端末識別コードを登録してこの処理を終了する。
つまり、管理テーブルに登録されていないファクシミリ装置に対する画情報の送受信をおこなった場合、そのファクシミリ装置から送信される端末識別情報を管理テーブルに新たに登録する。そして、そのファクシミリ装置の端末識別情報と画情報の送受信を行なったユーザの端末装置の端末識別情報とを関係付けて記憶する。
また、管理テーブルに端末識別情報が関係付けて記憶されていないファクシミリ装置とユーザの端末装置との間で画情報の送受信が行なわれた場合、そのファクシミリ装置の端末識別情報とユーザの端末装置の端末識別情報とを関係付けて記憶する。
図11は各ユーザの端末装置におけるこの発明に係る処理を示すフローチャートである。まず、ファクシミリ装置12から画情報の着信通知ありか否かを判断して、画情報の送信要求有りならば端末側着信表示処理を行なう。
また、画情報の着信通知でなければ表示要求有りか否かを判断して、表示要求有りならば端末側表示要求処理を行なう。
一方、表示要求でなければ通知先変更要求有りか否かを判断して、通知先変更要求有りなら端末側通知先変更要求処理を行なう。
また、通知先変更要求でなければ出力要求有りか否かを判断して、出力要求有りなら端末側出力要求処理を行なう。また、出力要求でなければ送信要求有りか否かを判断して、送信要求有りなら端末側送信処理を行ない、送信要求でなければ最初の処理に戻る。
図12は図11の端末側着信表示処理を示すフローチャートである。まず、画面にファクシミリ装置12から画情報の着信通知があったことを示す旨のメッセージの表示を行ない、送信元端末識別コード(送信元端末識別情報)の転送ありか否かを判断して、転送ありなら画面に転送された端末識別コードを表示し、画面に転送された着信時刻を表示する。また、送信元端末識別コードの転送なしなら画面に転送された着信時刻を表示して処理を終了する。
なお、このとき、ファクシミリ装置12から画情報の一部が転送されたら、その画情報を画面に表示する。
図13は図11の端末側表示要求処理を示すフローチャートである。まず、ファクシミリ装置12から画情報の着信通知有りか否かを判断して、なければこの処理を終了するが、有れば着信通知のあった画情報に対する表示選択と表示する画情報の選択と共に、その画情報に対する表示範囲指定ありか否かを判断して、なければこの処理を終了する。この表示範囲とは、画情報の一部又は任意のページも含む。
一方、表示選択と画情報の選択と表示範囲指定があれば、ファクシミリ装置12へ表示要求と、表示選択指示と、表示させる画情報の画情報IDと、表示要求範囲とをそれぞれ転送して、ファクシミリ装置12からその表示する画情報が到着したか否かを判断して、到着するまでその判断処理を継続する。そして、表示画情報が到着したら画面にその画情報を表示してこの処理を終了する。
図14は図11の端末側通知先変更要求処理を示すフローチャートである。
まず、ファクシミリ装置12から画情報の着信通知有りか否かを判断して、着信通知でなければこの処理を終了するが、着信通知有りなら、ユーザによって通知先変更指示があれば、ファクシミリ装置12へ通知先変更要求を転送し、表示選択と画情報選択が指示されれば、表示選択と画情報IDを転送する。
そして、着信を通知されたなかから転送するものが選択され、その転送先のユーザの端末装置が指定されたら、その選択ユーザIDをファクシミリ装置12へ転送して、画情報の着信通知を含む選択画情報着信通知表示をキャンセルして処理を終了する。
図15は図11の端末側出力要求処理を示すフローチャートである。まず、ファクシミリ装置12から画情報の着信通知有りか否かを判断して、なければこの処理を終了するが、有ればユーザによって印刷要求が入力されたら、ファクシミリ装置12へ印刷要求と、印刷選択の画情報IDと、印刷要求範囲とをそれぞれ転送し、印刷要求した画情報の総ページ数が到着したか否かを判断する。
印刷する画情報の総ページ数が到着したら画面にその印刷総ページ数を表示して前段の処理に戻り、印刷総ページ数を表示した後に到着したデータが印刷総ページ数でなければ、印刷中のページナンバ(No.)の到着か否かを判断して、そうなら画面に印刷中のページNo.を表示して、印刷総ページ数の到着か否かの判断処理に戻る。
また、印刷中ページNo.の到着でなければ印刷トラブル発生とその理由の到着か否かを判断して、その到着なら画面に印刷トラブル発生とその理由を表示してこの処理を終了する。一方、印刷トラブル発生とその理由の到着でなければ印刷終了を示す情報の到着か否かを判断して、その到着でなければ印刷総ページ数の到着か否かの判断処理に戻るが、印刷終了の情報の到着なら画面に印刷終了を表示してこの処理を終了する。
図16は図11の端末側送信処理を示すフローチャートである。この処理では、ファクシミリ装置12へ画情報の送信要求を転送し、依頼元ユーザIDとして自己の端末識別情報と、画情報の送信先の電話番号を転送し、送信する画情報を転送したら処理を終了する。
次に、図2のコンピュータネットワークにおける具体的な着信通知等の例について説明する。ここでは、他のファクシミリ装置21とユーザA,B,Cの各端末装置13〜15との間でそれぞれの端末識別情報が関係付けて記憶されているものとする。
まず、他のファクシミリ装置21から画情報と送信元端末識別情報を受信したとき、ファクシミリ装置12はユーザA,B,Cの各端末装置13〜15に対して画情報の着信を通知すると共にその画情報を画情報メモリ8に蓄積する。また、その着信通知の際に受信時刻及び送信元端末識別情報も通知することができる。
さらに、その画情報の一部を各端末装置13〜15の画面に表示可能に送信することができるが、その送信については、着信通知と共に自動的に送信してもよいし、各端末装置13〜15からの指示があったときに送信するようにしてもよい。また、ファクシミリ装置12は、例えば、ユーザAの端末装置13からページの指示を受信すると、画情報のうちその指示されたページの画情報をユーザAの端末装置13の画面に表示可能に送信する。
そして、ユーザA,B,Cの各端末装置13〜15のうちのいずれかから、例えば、ユーザCの端末装置15から印刷指示と画情報IDを受信すると、画情報メモリ8の画情報IDに対応する格納場所に蓄積されている画情報をプリントアウトし、ユーザA,Bの各端末装置13,14に対する着信の通知をキャンセルする。
また、ユーザCの端末装置15に受信した画情報の総ページ数とプリント中のページ数をリアルタイムに通知する。
さらに、プリントアウト中にトラブルが発生した時、ユーザCの端末装置15へトラブル発生を通知する。
また、ユーザA,B,Cの各端末装置13〜15へ画情報の着信を通知する際にその画情報の一部及び/又は送信元を画面に表示可能に送信し、例えば、ユーザAの端末装置13によってユーザBの端末装置14が特定された場合、ユーザBの端末装置14に対して画情報の着信の通知を転送可能にし、ユーザA,Cの各端末装置13,15に対する着信の通知をキャンセルする。
ところで、他のファクシミリ装置21から、例えば、ユーザXの端末装置に対する画情報を受信した場合、ファクシミリ装置21の送信元端末識別情報とユーザXの端末装置の端末識別情報とは関係付けて記憶されていないので、その画情報を直ちにプリントアウトする。
あるいは、ユーザAの端末装置13をこのコンピュータネットワークの管理者用の端末装置として登録した場合、他のファクシミリ装置21から、例えば、ユーザXの端末装置に対する画情報を受信した場合、他のファクシミリ装置21の送信元端末識別情報とユーザXの端末装置の端末識別情報とは関係付けて記憶されていないので、その画情報の着信をユーザAの端末装置13に通知する。
また、その管理者用の端末装置であるユーザAの端末装置13に画情報の着信を通知する際、その画情報の一部及び/又は送信元を画面に表示可能に送信することができる。そして、ユーザAの端末装置13から、例えば、ユーザYの端末装置を特定する情報を受信すると、他のファクシミリ装置21から受信した画情報の着信通知をユーザYの端末装置へ転送可能にする。
さらに、着信通知先のユーザの端末装置によって特定されたユーザの端末装置へ着信通知を転送したとき、その転送先のユーザの端末装置の端末識別情報が他のファクシミリ装置21から受信した送信元端末識別情報に関係付けて記憶されていない場合、その送信元端末識別情報に対して関係付けて登録する。
さらにまた、他のファクシミリ装置21から受信した画情報の送信元端末識別情報が記憶されていない場合、その送信元端末識別情報を新たに登録する。
次に、このファクシミリ装置の効果を列挙する。
(1)特別なプロトコルを使用しなくてもコンピュータネットワークとファクシミリ装置を接続し、外部から受信した時に受信文書の宛先の可能性が有る使用者(端末装置)に対して、着信があったことを自動的に知らせることができ、利便性が向上する。
(2)着信があった場合に、送信元の端末識別情報を手元の端末装置で確認することができ、その使用者宛の受信文書であるかどうかを簡単に確認することができ、利便性が向上する。
(3)使用者が端末識別コードだけでは自分宛かどうか判断できなくてもファクシミリ装置の設置場所へ出向くことなく、手元の端末装置で受信画情報の一部を読むことができるようになり、印刷すべき受信文書かどうかの判断も同時に行なうことができるために利便性が向上する。
(4)端末識別コードや受信文書の一部を表示した後、印刷すべきと判断した場合には、手元の端末装置で印刷範囲の指定と共に印刷指示を出すことが可能となるため、利便性が向上する。
(5)何らかの印刷指示がなされない限り印刷しないため、迷惑FAXの無駄なペーパー消費を抑えることができる。
(6)端末装置から印刷指示を出した場合に、リアルタイムに印刷中の過程を端末装置に表示するため、印刷を待つユーザのイライラを軽減することができる。
(7)もし、印刷中のトラブルが発生しても、それを端末装置で知ることができるようになるため、トラブルが発生したまま放置されることが少なくなり、利便性が向上する。
(8)もし、受信文書の送信元が送信履歴がなく、自動的に宛先を判断できない場合も、着信通知を管理者へ行なうことにより、管理者が端末装置の画面から宛先を判定し、本当の宛先であるユーザへ着信通知を発行することができるため、自動でできない場合にも対応でき、利便性が向上する。
(9)送信履歴のあるユーザが複数ある相手先から受信した場合にも、着信通知したユーザや管理者の内の1人が受信文書の内容を判断し、本当の相手先を特定して着信通知をしなおすと、即座に余計な着信通知がキャンセルされることにより、本当の宛先でないユーザや管理者の無駄な確認作業をできるだけ低減することができ、利便性が向上する。
以上説明してきたように、この発明の請求項1のファクシミリ装置によれば、他のファクシミリ装置から画情報を受信したとき、その送信元端末識別情報と予め記憶されている送信元端末識別情報とが一致する場合、その送信元端末識別情報と関係付けて記憶している端末識別情報の各ユーザの端末装置へ画情報の着信を通知するので、ネットワーク内の複数のユーザの各端末装置のなかから画情報の送信元と関係するユーザの端末装置に対して着信を知らせることができる。
また、この発明の請求項2のファクシミリ装置によれば、その画情報の受信時刻及び送信元端末識別情報を通知するので、ネットワーク内の複数のユーザの各端末装置のなかから画情報の送信元と関係するユーザの端末装置に対して着信と受信時刻と送信元を知らせることができる。
さらに、この発明の請求項3のファクシミリ装置によれば、その画情報の一部を画面に表示可能に送信するので、ネットワーク内の複数のユーザの各端末装置のなかから画情報の送信元と関係するユーザの端末装置に対して着信と共にその画情報の内容を知らせることができる。
また、この発明の請求項4のファクシミリ装置によれば、着信の通知をしたユーザの端末装置に対して着信のあった画情報の指示されたページの画情報を画面に表示可能に送信するので、ネットワーク内の着信通知をしたユーザの端末装置によって指示されたページの内容を知らせることができる。
さらに、この発明の請求項5のファクシミリ装置によれば、受信した画情報の送信元端末識別情報がないときにはその受信した画情報を直ちにプリントアウトし、送信元端末識別情報があるときにはそのユーザの端末装置から印刷指示を受信したときに画情報をプリントアウトするので、ネットワーク内の着信通知をしたユーザの端末装置による印刷指示を受けてから画情報をプリントアウトすることができる。
また、この発明の請求項6のファクシミリ装置によれば、ユーザの端末装置へ画情報の総ページ数とプリント中のページ数をリアルタイムに通知するので、ネットワーク内の印刷指示を受けたユーザの端末装置に対してプリント中のページに関する情報を知らせることができる。
さらに、この発明の請求項7のファクシミリ装置によれば、プリントアウト中のトラブル発生を印刷指示を送信したユーザの端末装置へ通知するので、ネットワーク内の印刷指示を受けたユーザの端末装置に対してトラブル発生を知らせることができる。
また、この発明の請求項8のファクシミリ装置によれば、他のファクシミリ装置から受信した画情報の送信元端末識別情報が記憶されていないときには管理者用の端末装置に対して画情報の着信を通知するので、ネットワーク内の複数のユーザの各端末装置のなかに画情報の送信元と関係するユーザの端末装置がなくても管理者用の端末装置へ着信を知らせることができる。
さらに、この発明の請求項9のファクシミリ装置によれば、管理者用の端末装置へ画情報の着信と共にその画情報の一部及び/又は送信元を画面に表示可能に送信し、管理者用の端末装置によって特定されたユーザの端末装置に対してその画情報の着信の通知を転送可能にするので、ネットワークの管理者用の端末装置によって特定されたユーザの端末装置のみへ画情報の着信を知らせることができる。
また、この発明の請求項10のファクシミリ装置によれば、着信通知先のいずれかのユーザの端末装置から印刷指示を受信したときに、それ以外のユーザの端末装置に対する着信の通知をキャンセルするので、ネットワーク内の着信通知をしたユーザの端末装置のなかから印刷指示のあったユーザの端末装置のみへ画情報の着信を知らせることができる。
さらに、この発明の請求項11のファクシミリ装置によれば、ユーザの端末装置へ画情報の着信を通知し、その画情報の一部及び/又は送信元を画面に表示可能に送信し、その端末装置によって特定されたユーザの端末装置に対してその画情報の着信の通知を転送し、その特定されたユーザの端末装置以外への着信の通知をキャンセルするので、ネットワーク内の着信通知をしたいずれかのユーザの端末装置によって特定されたユーザの端末装置のみへ画情報の着信を知らせることができる。
また、この発明の請求項12のファクシミリ装置によれば、転送先のユーザの端末装置の端末識別情報を登録するので、他のファクシミリ装置から画情報を受信したとき、その着信通知したユーザの端末装置と送信元とを関係付けて登録することができる。
さらに、この発明の請求項13のファクシミリ装置によれば、受信した画情報の送信元端末識別情報を登録するので、他のファクシミリ装置から画情報を受信したとき、その送信元の端末装置を新たに登録することができる。
この発明の一実施例のファクシミリ装置の内部構成を示すブロック図である。 図1に示したファクシミリ装置を備えたコンピュータネットワークの構成を示す図である。 図1に示したファクシミリ装置12のこの発明に係る処理を示すフローチャートである。 図3の送信処理について示すフローチャートである。 図3の受信処理について示すフローチャートである。
図3の表示処理について示すフローチャートである。 図3の通知先変更処理について示すフローチャートである。 図3の出力処理について示すフローチャートである。 図3の出力処理の他の処理例を示すフローチャートである。 図3の管理テーブル設定処理について示すフローチャートである。
図2のコンピュータネットワーク内の各ユーザの端末装置におけるこの発明に係る処理を示すフローチャートである。 図11の端末側着信表示処理を示すフローチャートである。 図11の端末側表示要求処理を示すフローチャートである。 図11の端末側通知先変更要求処理を示すフローチャートである。 図11の端末側出力要求処理を示すフローチャートである。 図11の端末側送信処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1:CPU 2:ROM 3:RAM 4:操作部 5:スキャナ 6:プロッタ 7:LANインタフェース(I/F) 8:画情報メモリ 9:モデム 10:NCU 12:ファクシミリ装置 13〜N:ユーザの端末装置 19:ローカルエリアネットワーク(LAN) 20:公衆回線 20C:交換機 21:他のファクシミリ装置

Claims (13)

  1. パーソナルコンピュータやワークステーション等の複数の端末装置とネットワークを介して通信を行なうための接続手段と、公衆回線を介して他のファクシミリ装置に対して自動発呼及び自動受信を行なう公衆回線網制御手段と、前記他のファクシミリ装置から受信した画情報を前記いずれかの端末装置に対して送信したときに、前記他のファクシミリ装置から受信した送信元端末識別情報と前記送信先のユーザの端末装置から送られてきた端末識別情報とを関係付けて記憶する記憶手段とを備えたファクシミリ装置において、
    前記他のファクシミリ装置から画情報と送信元端末識別情報を受信したとき、該送信元端末識別情報と前記記憶手段に記憶されている送信元端末識別情報とを比較し、一致する送信元端末識別情報があったときに該送信元端末識別情報と関係付けて記憶している端末識別情報による各ユーザの端末装置に対して画情報の着信を通知する着信通知手段を設けたことを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 請求項1記載のファクシミリ装置において、前記着信通知手段が、前記画情報の着信を前記ユーザの端末装置に通知する際に該画情報の受信時刻及び送信元端末識別情報も通知する手段を有することを特徴とするファクシミリ装置。
  3. 請求項1記載のファクシミリ装置において、前記着信通知手段が、前記ユーザの端末装置に着信を通知した画情報の一部を該ユーザの端末装置の画面に表示可能に送信する手段を有することを特徴とするファクシミリ装置。
  4. 請求項1記載のファクシミリ装置において、前記着信通知手段により着信の通知をしたユーザの端末装置からページの指示を受信したとき、着信があった画情報のうち該指示されたページの画情報を該ユーザの端末装置の画面に表示可能に送信する手段を設けたことを特徴とするファクシミリ装置。
  5. 請求項1記載のファクシミリ装置において、前記受信した画情報の送信元端末識別情報が前記記憶手段にないときには該受信した画情報を直ちにプリントアウトし、前記送信元端末識別情報があるときには該受信した画情報を画情報メモリに蓄積し、その送信元端末識別情報に対応する送信先端末情報のユーザの端末装置から印刷指示を受信したとき、前記画情報メモリに蓄積した画情報をプリントアウトする手段を設けたことを特徴とするファクシミリ装置。
  6. 請求項5記載のファクシミリ装置において、前記プリントアウト中に前記受信した画情報の総ページ数とプリント中のページ数とを前記印刷指示を送信したユーザの端末装置へリアルタイムに通知する手段を設けたことを特徴とするファクシミリ装置。
  7. 請求項5記載のファクシミリ装置において、前記プリントアウト中にトラブルが発生した時、前記印刷指示を送信したユーザの端末装置へトラブル発生を通知する手段を設けたことを特徴とするファクシミリ装置。
  8. 請求項1記載のファクシミリ装置において、前記ネットワークの管理者用の端末装置を登録する登録手段を設け、前記着信通知手段が、前記他のファクシミリ装置から受信した画情報の送信元端末識別情報が前記記憶手段にないときには前記登録手段に登録されている管理者用の端末装置に対して画情報の着信を通知する手段を有することを特徴とするファクシミリ装置。
  9. 請求項8記載のファクシミリ装置において、前記着信通知手段が、前記管理者用の端末装置へ画情報の着信を通知する際に該画情報の一部及び/又は送信元を前記管理者用の端末装置の画面に表示可能に送信し、前記管理者用の端末装置によって特定されたユーザの端末装置に対して該画情報の着信の通知を転送可能にする手段を有することを特徴とするファクシミリ装置。
  10. 請求項1記載のファクシミリ装置において、前記着信通知手段が、前記着信を通知したいずれかのユーザの端末装置から印刷指示を受信したとき、該端末装置以外のユーザの端末装置に対する着信の通知をキャンセルする手段を有することを特徴とするファクシミリ装置。
  11. 請求項1記載のファクシミリ装置において、前記着信通知手段が、前記端末装置へ画情報の着信を通知する際に該画情報の一部及び/又は送信元を前記端末装置の画面に表示可能に送信し、該端末装置によって特定されたユーザの端末装置に対して該画情報の着信の通知を転送可能にし、前記特定されたユーザの端末装置以外のユーザの端末装置に対する着信の通知をキャンセルする手段を有することを特徴とするファクシミリ装置。
  12. 請求項11記載のファクシミリ装置において、前記着信通知手段が、前記転送先のユーザの端末装置の端末識別情報を登録する手段を有することを特徴とするファクシミリ装置。
  13. 請求項8又は9記載のファクシミリ装置において、前記着信通知手段が、前記受信した画情報の送信元端末識別情報を登録する手段を有することを特徴とするファクシミリ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014212571A (ja) * 2014-07-16 2014-11-13 カシオ計算機株式会社 端末装置、処理装置、及びプログラム
JP7463116B2 (ja) 2020-01-30 2024-04-08 キヤノン株式会社 情報処理装置、画像形成装置、それらの制御方法

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