JP2005031781A - 添付ファイル処理システム、添付ファイル処理方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】電子メール管理サーバ2は、携帯端末1宛ての添付ファイル付き電子メールを受信し、本文と添付ファイルとに分離して、添付ファイルを記憶する。そして、本文に、添付ファイルのURL(Uniform Resource Locator)を付して携帯端末1に送る。電子メール管理サーバ2は、携帯端末1より添付ファイル印刷の指示及び添付ファイルのURLを受信すると、このURLが示す添付ファイルを読み出し、プリンタ3が印刷可能な画像データに変換して、プリンタ3に送信する。電子メール管理サーバ2は、携帯端末1より添付ファイルのファクシミリ送信の指示があった場合、画像データの送信先をファクシミリサーバ4とする。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、電子メール等に添付されたデータを印刷するための添付ファイル処理システム、添付ファイル処理方法及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年広く利用されている電子メールは、テキストデータからなる本文に、画像データや、特定のアプリケーションプログラム専用のデータ形式を有するデータなどを添付ファイルとして添付された形をとることができ、本文及びこれに添付された添付ファイルは、一体的に送受信することができる。また、電子メールを受信する端末にプリンタが接続されていれば(あるいは端末がプリンタを備えていれば)、電子メールの本文に加え、添付ファイルの内容を印刷することもできる。
【0003】
しかし、添付ファイルは、電子メールを受信した端末の側では必ずしも印刷する必要がない場合もあり、また印刷することができない場合もある。このような問題に対処するため、電子メールを受信した端末の側で、添付ファイルを印刷するか否かをユーザが任意に選択できるようにする技術が考えられている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2003−44413号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、電子メールを受信した端末の側で添付ファイルを印刷することができない場合、単にユーザに印刷の可否を選択させても、この端末の側では印刷ができないので、選択を行わせる意味がない。一方、電子メールを受信する端末が携帯電話の端末などである場合は、添付ファイルの印刷ができないのみならず、閲覧もできないことが多い。このような端末の利用者は、添付ファイルの内容を確認するため、そのハードコピーを入手できれば便利である。このため、このような端末の利用者に対しても添付ファイルのハードコピーを提供できる構成が望まれていた。
【0006】
この発明は、上記実状に鑑みてなされたものであり、電子メールの添付ファイルの閲覧や印刷が困難な端末の利用者に添付ファイルのハードコピーを提供できるようにするための添付ファイル処理システム、添付ファイル処理方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明の第1の観点にかかる添付ファイル処理システムは、
本文と、本文に添付された添付ファイルとを含む電子メールをネットワークを介して受信する電子メール受信手段と、
前記電子メール受信手段が受信した電子メールを本文と添付ファイルとに分離して、分離された添付ファイルを記憶する添付ファイル記憶手段と、
分離された本文に、この本文に添付されていた添付ファイルが記憶されている記憶位置のアドレスを付して、この本文の宛先に対応付けられた外部の端末へとネットワークを介して送信する本文送信手段と、
前記端末より、ネットワークを介して添付ファイルのアドレスを受信し、このアドレスが示す記憶位置に記憶されている添付ファイルを表すデータを、ネットワークを介して外部の印刷装置又はファクシミリ装置に送信する添付ファイル送信手段と、を備える、
ことを特徴とする。
【0008】
このような添付ファイル処理システムによれば、添付ファイルが電子メールの本文から分離されて記憶され、端末には、添付ファイル自体の代わりに、この添付ファイルの記憶位置のアドレスが通知される。そして、端末が添付ファイルのアドレスを送信すれば、印刷装置又はファクシミリ装置により添付ファイルが処理される。従って、添付ファイルが添付された電子メールの宛先である端末が、添付ファイルの閲覧や印刷を行うことの困難な端末であっても、この端末の利用者に添付ファイルのハードコピーが提供される。
【0009】
前記添付ファイル送信手段は、前記端末より、ネットワークを介して添付ファイルのアドレスを受信したとき、当該アドレスと共に供給される、利用者又は当該端末を認証するための認証データを用いて当該利用者又は当該端末を認証し、認証に失敗したとき、添付ファイルを表すデータを前記印刷装置又は前記ファクシミリ装置に送信する処理を中止するものであってもよい。
このような構成を有していれば、前記添付ファイル処理システムが、不正な利用者による利用あるいは不正な端末からの利用から保護される。
【0010】
また、この発明の第2の観点にかかる添付ファイル処理方法は、
本文と、本文に添付された添付ファイルとを含む電子メールをネットワークを介して受信し、
受信した電子メールを本文と添付ファイルとに分離して、分離された添付ファイルを記憶し、
分離された本文に、この本文に添付されていた添付ファイルが記憶されている記憶位置のアドレスを付して、この本文の宛先に対応付けられた外部の端末へとネットワークを介して送信し、
前記端末より、ネットワークを介して添付ファイルのアドレスを受信し、このアドレスが示す記憶位置に記憶されている添付ファイルを表すデータを、ネットワークを介して外部の印刷装置又はファクシミリ装置に送信する、
ことを特徴とする。
【0011】
このような添付ファイル処理方法によれば、添付ファイルが電子メールの本文から分離されて記憶され、端末には、添付ファイル自体の代わりに、この添付ファイルの記憶位置のアドレスが通知される。そして、端末が添付ファイルのアドレスを送信すれば、印刷装置又はファクシミリ装置により添付ファイルが処理される。従って、添付ファイルが添付された電子メールの宛先である端末が、添付ファイルの閲覧や印刷を行うことの困難な端末であっても、この端末の利用者に添付ファイルのハードコピーが提供される。
【0012】
また、この発明の第3の観点にかかるプログラムは、
コンピュータを、
本文と、本文に添付された添付ファイルとを含む電子メールをネットワークを介して受信する電子メール受信手段と、
前記電子メール受信手段が受信した電子メールを本文と添付ファイルとに分離して、分離された添付ファイルを記憶する添付ファイル記憶手段と、
分離された本文に、この本文に添付されていた添付ファイルが記憶されている記憶位置のアドレスを付して、この本文の宛先に対応付けられた外部の端末へとネットワークを介して送信する本文送信手段と、
前記端末より、ネットワークを介して添付ファイルのアドレスを受信し、このアドレスが示す記憶位置に記憶されている添付ファイルを表すデータを、ネットワークを介して外部の印刷装置又はファクシミリ装置に送信する添付ファイル送信手段と、
して機能させるためのものであることを特徴とする。
【0013】
このようなプログラムを実行するコンピュータによれば、添付ファイルが電子メールの本文から分離されて記憶され、端末には、添付ファイル自体の代わりに、この添付ファイルの記憶位置のアドレスが通知される。そして、端末が添付ファイルのアドレスを送信すれば、印刷装置又はファクシミリ装置により添付ファイルが処理される。従って、添付ファイルが添付された電子メールの宛先である端末が、添付ファイルの閲覧や印刷を行うことの困難な端末であっても、この端末の利用者に添付ファイルのハードコピーが提供される。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を、電子メールに添付された添付ファイルを印刷あるいはファクシミリ送信するための添付ファイル出力システムを例とし、図面を参照して説明する。
【0015】
図1は、この発明の実施の形態に係る添付ファイル出力システムの構成を示す図である。図示するように、この添付ファイル出力システムは、携帯端末1と、電子メール管理サーバ2と、プリンタ3と、ファクシミリサーバ4と、ファクシミリネット5と、ファクシミリ端末6A〜6Cとより構成されている。なお、携帯端末1には、自己に固有の電話番号や電子メールアドレスが割り当てられており、また、電子メール管理サーバ2、プリンタ3及びファクシミリサーバ4には、各自に固有の識別符号(例えば、IP(Internet Protocol)アドレス)が割り当てられている。
【0016】
携帯端末1は、携帯可能な構成を有しており、移動体電話機(例えば、携帯電話や、PHS(Personal Handyphone System)や、GSM(Global System for Mobile communications)など)の端末の機能を行うものである。携帯端末1は、無線通信回線を含む外部の電話回線網Tを介し、外部のパケット交換網Pに接続されている。
【0017】
携帯端末1は、例えば図2に示すように、制御部11と、主記憶部12と、外部記憶部13と、入力部14と、表示部15と、送受信部16とより構成される。主記憶部12、外部記憶部13、入力部14、表示部15及び送受信部16は、いずれも、内部バスを介して制御部11に接続されている。
【0018】
制御部11はCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサからなり、外部記憶部13に記憶されているプログラムデータが表すプログラムに従って、後述する処理を実行する。
主記憶部12はRAM(Random Access Memory)等の揮発性メモリからなり、制御部11の作業領域として用いられる。
外部記憶部13は、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリからなり、後述する処理を制御部11に行わせるためのプログラム等のデータを予め記憶し、また、制御部11の指示に従って、自己が記憶するデータを制御部11に供給する。
【0019】
入力部14は、ボタン、スイッチ等より構成されており、操作者の操作に従った情報を、制御部11に供給する。
表示部15は、LCD(液晶ディスプレイ)等より構成されており、制御部11の指示に従った画像を、自己が備える表示画面上に表示する。
【0020】
送受信部16は、無線送信機及び無線受信機等からなり、内部バスを介して制御部11に接続されている。
送受信部16は、制御部11より供給された情報を用いて搬送波を所定の形式で変調し、得られた変調波を、電話回線網Tを介し(又は直接に)、パケット交換網Pへと送出する。また、送受信部16は、携帯端末1宛ての情報(例えば、携帯端末1の電子メールアドレスが付された情報)を表す変調波を、電話回線網Tを介してパケット交換網Pより受信し、この変調波を復調して、得られた携帯端末1宛ての情報を、制御部11に供給する。
【0021】
なお、電話回線網Tは、移動体電話機や据え置き型の電話機などの電話機相互間での通話に用いられる基地局を含んでおり、パケット交換網Pに接続されている。電話回線網Tは、携帯端末1の送受信部16が送信した変調波を受信して復調し、復調により得られた情報を、宛先が示す外部の機器(例えば他の携帯端末等)に宛て、パケット交換網Pに送出する。また、電話回線網Tは、他の外部の機器から携帯端末1に宛ててパケット交換網Pへと送出された情報をパケット交換網Pより受信し、受信した情報を表す変調波を生成して携帯端末1に送信する。
【0022】
また、パケット交換網Pは、パケット交換網Pに接続される機器相互間の情報の交換を媒介し、また、パケット交換網Pに接続される機器と、パケット交換網Pに接続されない機器との間での、ネットワークNを介した情報の交換を媒介する。なお、ネットワークNは、例えばインターネットより構成されている。
【0023】
電子メール管理サーバ2は、例えば図3に示すように、制御部21と、主記憶部22と、外部記憶部23と、通信制御部24とより構成される。主記憶部22、外部記憶部23及び通信制御部24は、いずれも、内部バスを介して制御部21に接続されている。
【0024】
制御部21は、CPU等のプロセッサからなり、外部記憶部23に記憶されているプログラムに従って、後述する処理を行う。
主記憶部22は、RAM等の揮発性メモリからなり、制御部21の作業領域として用いられる。
【0025】
外部記憶部23は、ハードディスク装置等の不揮発性メモリからなり、後述する処理を制御部21に行わせるためのプログラムや、ユーザ情報データベースなどのデータを予め記憶する。そして、制御部21の指示に従い、制御部21より供給されるデータを記憶したり、自己が記憶するデータを制御部21に供給する。
【0026】
外部記憶部23が記憶するユーザ情報データベースは、ユーザが利用している携帯端末に割り当てられている電子メールアドレスと、このユーザに割り当てられているユーザID及びパスワードとを、互いに対応付けて格納している。
【0027】
通信制御部24は、モデム等からなり、内部バスを介して制御部21に接続されており、また、ネットワークNに接続されている。通信制御部24は、制御部21の指示に従って、制御部21と外部の機器との間でのネットワークNを介したデータ交換を媒介する。
【0028】
プリンタ3は、例えば図4に示すように、制御部31と、主記憶部32と、外部記憶部33と、印刷部34と、通信制御部35とより構成される。主記憶部32、外部記憶部33、印刷部34及び通信制御部35は、いずれも、内部バスを介して制御部31に接続されている。
【0029】
制御部31は、CPU等のプロセッサからなり、外部記憶部33に記憶されているプログラムに従って、後述する処理を行う。
主記憶部32は、RAM等の揮発性メモリからなり、制御部31の作業領域として用いられる。
【0030】
外部記憶部33は、ハードディスク装置等の不揮発性メモリからなり、後述する処理を制御部31に行わせるためのプログラムを予め記憶する。そして、制御部31の指示に従い、制御部31より供給されるデータを記憶したり、自己が記憶するプログラムやその他のデータを制御部31に供給する。
【0031】
印刷部34は、プリンタヘッドやシートフィーダ等より構成されており、制御部31より供給された指示に従った文字や図形を、紙などからなるシートの面上に印刷する。
【0032】
通信制御部35は、モデム等からなり、内部バスを介して制御部31に接続されており、また、ネットワークNに接続されている。通信制御部35は、制御部31の指示に従って、制御部31と外部の機器との間でのネットワークNを介したデータ交換を媒介する。
【0033】
ファクシミリサーバ4は、例えば図5に示すように、制御部41と、主記憶部42と、外部記憶部43と、通信制御部44とより構成される。主記憶部42、外部記憶部43及び通信制御部44は、いずれも、内部バスを介して制御部41に接続されている。
【0034】
制御部41は、CPU等のプロセッサからなる。また、主記憶部42はRAM等の揮発性メモリからなり、制御部41の作業領域として用いられる。
制御部41は、外部記憶部43に記憶されているプログラムに従って、ファクシミリ端末6A〜6Cと外部のファクシミリ装置等との間での画像の伝送を中継する処理を行う。具体的には、ファクシミリ端末6A〜6Cがファクシミリネット5及び通信制御部44を介して、制御部41に、画像を伝送する相手方の電話番号(ファクシミリ番号)と、伝送する画像を表す画像データとを供給すると、通信制御部44及び電話回線網Tを介して相手方との通話を行い、この画像データを相手方に送る。また、ファクシミリ端末6A〜6Cのいずれかに宛てた画像データが外部のファクシミリ端末等から電話回線網Tを介してファクシミリサーバ4へと供給されると、通信制御部44を介してこの画像データを受信し、この画像データを、通信制御部44及びファクシミリネット5を介して、宛先であるファクシミリ端末へと供給する。
【0035】
外部記憶部43は、ハードディスク装置等の不揮発性メモリからなり、ファクシミリ端末6A〜6Cと外部のファクシミリ装置等との間での画像の伝送を中継する処理を制御部41に行わせるための上述のプログラムを予め記憶する。そして、制御部41の指示に従い、制御部41より供給されるデータを記憶したり、自己が記憶するプログラムやその他のデータを制御部41に供給する。
【0036】
通信制御部44は、モデム等からなり、内部バスを介して制御部41に接続されており、また、電話回線網Tを介してネットワークNに接続されている。(あるいは、電話回線網Tに接続される一方で、電話回線網Tを介さず別途にネットワークNに接続された構成をとっていてもよい。)
通信制御部44は、制御部41の指示に従って、制御部41と外部の機器との間でのネットワークNを介したデータ交換を媒介する。また、通信制御部44は、外部のファクシミリ装置等との間で電話回線網Tを介した通話を行い、制御部41の指示に従って、制御部41と当該ファクシミリ装置等との間での画像データの伝送を媒介する。
【0037】
ファクシミリネット5は、LAN(Local Area Network)等のネットワークより構成されており、ファクシミリサーバ4と、ファクシミリ端末6A〜6Cとを接続し、ファクシミリサーバ4とファクシミリ端末6A〜6Cとの間のデータ交換を媒介する。
【0038】
ファクシミリ端末6A〜6Cは互いに実質的に同一の構成を有しており、それぞれ、ファクシミリネット5に接続されている。
ファクシミリ端末6A〜6Cは、それぞれ、上述の処理を行うファクシミリサーバ4による媒介を受け、外部のファクシミリ装置等との間で画像伝送を行う。
具体的には、操作者によりセットされた原稿(紙などからなるシート)を読み取ってこの原稿の画像を表す画像データを生成し、また、この画像を伝送する相手方の電話番号(ファクシミリ番号)を操作者の操作などに従って取得し、この画像データ及び電話番号を、ファクシミリネット5を介してファクシミリサーバ4へと供給する。この結果、ファクシミリサーバ4によってこの画像データが相手方に伝送される。また、自己宛の画像データをファクシミリネット5を介してファクシミリサーバ4より供給されると、この画像データを取得し、この画像データが表す文字や図形をシートの面上に印刷する。
【0039】
次に、この添付ファイル出力システムの動作を、図6を参照して説明する。
図6は、この添付ファイル出力システムの動作全体の流れを示す図である。
【0040】
まず、添付ファイルが添付された電子メールが携帯端末1宛てにネットワークNへと送出されると、電子メール管理サーバ2の制御部21が、通信制御部24を介してこの電子メールを受信する(図6、ステップS1)。
【0041】
次に、制御部21は、ステップS1で受信した電子メールを、本文と添付ファイルとに分離する。そして制御部21は、分離された添付ファイルを外部記憶部23の記憶領域に格納し、添付ファイルが格納された記憶位置に、この添付ファイルに固有のURL(Uniform Resource Locator)を割り当てる(ステップS2)。
【0042】
次に、制御部21は、ステップS2で分離された電子メールの本文に、ステップS2で割り当てられた添付ファイルのURLを付し、この本文及びURLを、本来の宛先である携帯端末1に宛てて、ネットワークNへと送出する(ステップS3)。
ネットワークNは、ステップS3で送出された本文及びURLをパケット交換網Pに送り、パケット交換網Pはこの本文を電話回線網Tを介して携帯端末1に送信する。
【0043】
携帯端末1の制御部11は、ステップS3で電子メール管理サーバ2が送出しネットワークN、パケット交換網P及び電話回線網Tへと転送された本文及びURLを、送受信部16を介して受信し、この本文を表示部15の表示画面上に表示させる(ステップS4)。また、ステップS4で制御部11は、この本文に添付ファイルが添付されていたことを示す文字(例えば受信したURL)あるいは図形も表示する。
【0044】
そして、携帯端末1のユーザ等が入力部14を操作し、携帯端末1のユーザに割り当てられたユーザID及びパスワードと、添付ファイルの印刷の指示とを入力すると(ステップS5)、制御部11は、このユーザID及びパスワードと、ステップS4で受信した添付ファイルのURLと、添付ファイル印刷の指示とを、送受信部16を介し、電子メール管理サーバ2に宛てて(具体的には、例えば電子メール管理サーバ2に割り当てられているIPアドレスを付して)電話回線網Tに送出する(ステップS6)。ステップS6で送出されたユーザID、パスワード、添付ファイルのURL及び添付ファイル印刷の指示は、電話回線網Tからパケット交換網Pを経由してネットワークNに送出される。
【0045】
電子メール管理サーバ2の制御部21は、ステップS6で携帯端末1より送出されたユーザID、パスワード、添付ファイルのURL及び添付ファイル印刷の指示をネットワークNより通信制御部24を介して受信すると(ステップS7)、受信したユーザID及びパスワードを認証する(ステップS8)。具体的には、例えば、受信したユーザID及びパスワードが携帯端末1のユーザに割り当てられているものであるか否かを、外部記憶部23が記憶するユーザ情報データベースを検索することにより判別する。
【0046】
そして、認証に失敗すると(つまり、受信したユーザID及びパスワードが携帯端末1のユーザに割り当てられていないと判別すると)、制御部21は処理を終了する。一方、認証に成功すると(つまり、このユーザID及びパスワードが携帯端末1のユーザに割り当てられていると判別すると)、制御部21は、ステップS7で受信したURLが示す記憶位置に格納されている添付ファイルを読み出し、プリンタ3が印刷可能なデータ形式(例えば、PostScript(商標)形式など)の画像データに変換し、得られた画像データを、プリンタ3に宛ててネットワークNに送出する(ステップS9)。なお、この添付ファイルが既にプリンタ3にとって印刷可能なデータ形式をとっている場合、制御部21は、ステップS9でプリンタ3に送る画像データについてはデータ形式の変換を行う必要はない。
【0047】
プリンタ3の制御部31は、ステップS9で電子メール管理サーバ2が送出した画像データを通信制御部35を介してネットワークNより受信すると(ステップS10)、印刷部34に、この画像データが表す添付ファイルの画像を印刷させる(ステップS11)。
【0048】
一方、携帯端末1のユーザ等は、ステップS5で、添付ファイルの印刷の指示に代えて(又は、添付ファイル印刷の指示とともに)、添付ファイルのファクシミリ送信の指示、及び、ファクシミリ送信の相手方のファクシミリ番号を入力してもよい。ファクシミリ送信の指示及び相手方のファクシミリ番号が入力された場合、ステップS6で制御部11は、この指示及びファクシミリ番号を、添付ファイル印刷の指示と同様に扱ってネットワークNに送出させる。
【0049】
電子メール管理サーバ2の制御部21は、ステップS6でユーザID、パスワード、添付ファイルのURLととともにファクシミリ送信の指示及び相手方のファクシミリ番号を受信し、ステップS8における認証に成功すると、ステップS7で受信したURLが示す記憶位置に格納されている添付ファイルを読み出し、ファクシミリサーバ4が画像データとして送信可能なデータ形式の画像データに変換し、得られた画像データと、ステップS7で受信した相手方のファクシミリ番号とを、ファクシミリサーバ4に宛ててネットワークNに送出する(ステップS9)。なお、この添付ファイルが既にファクシミリサーバ4にとって送信可能なデータ形式をとっている場合、制御部21は、ステップS9でファクシミリサーバ4に送る画像データについてはデータ形式の変換を行う必要はない。
【0050】
ファクシミリサーバ4の制御部41は、ステップS9で電子メール管理サーバ2が送出した画像データ及びファクシミリ番号を通信制御部44を介してネットワークNより受信すると(ステップS10)、通信制御部44に指示して、このファクシミリ番号を有する相手方との通話を行わせ、通話が始まると、通信制御部44を介してこの相手方にこの画像データを伝送する(ステップS11)。
【0051】
以上説明した添付ファイル出力システムによれば、携帯端末1に宛てられた電子メールに添付ファイルが添付されていた場合、添付ファイルは電子メールの本文から分離されて電子メール管理サーバ2に記憶され、携帯端末1には、添付ファイル自体の代わりに、この添付ファイルの記憶位置のアドレスが通知される。そして、携帯端末1が添付ファイルの印刷及び/又はファクシミリ送信を指示し、添付ファイルのアドレスを電子メール管理サーバ2に送れば、プリンタ3により添付ファイルが印刷され、及び/又はファクシミリサーバ4により添付ファイルがファクシミリ送信される。従って、添付ファイルの内容を表示することができない携帯端末1宛てに添付ファイル付きの電子メールが送られても、携帯端末1から、この添付ファイルの印刷及び/又はファクシミリ送信を行わせることができる。
【0052】
なお、この添付ファイル出力システムの構成は上述のものに限られない。
たとえば、この添付ファイル出力システムは携帯端末1やプリンタ3を複数備えていてもよい。この添付ファイル出力システムが複数のプリンタ3を備えている場合、携帯端末1は、添付ファイルの印刷を行わせる対象のプリンタを指定する情報をユーザの操作等に従って取得し、この情報をステップS6で電子メール管理サーバ2に送るようにしてもよい。そして、ステップS9で電子メール管理サーバ2は、この情報により指定されたプリンタ3へと、添付ファイルを表す画像データを送るようにすればよい。
【0053】
また、ステップS8で電子メール管理サーバ2は必ずしもユーザID及びパスワードの認証を行う必要はなく、ステップS7から直ちにステップS9へと処理を移すようにしてもよい。この場合、携帯端末1はユーザIDやパスワードを電子メール管理サーバ2に宛てて送る必要はない。
【0054】
また、携帯端末1は、ユーザID及びパスワードをあらかじめ記憶していてもよく、この場合、携帯端末1は、ユーザ等の操作に従ってユーザIDやパスワードを取得する必要はなく、自ら記憶するユーザIDやパスワードをステップS6で送信すればよい。
【0055】
たとえば、ステップS8で電子メール管理サーバ2は、ユーザに割り当てられたユーザID及びパスワードを認証する代わりに、携帯端末1に固有に割り当てられた機器IDを用いて認証を行うようにしてもよい。この場合、携帯端末1は自己に固有の機器IDをあらかじめ記憶しているものとし、ステップS6では、ユーザIDやパスワードに代えて、自ら記憶する機器IDを送信するものとする。
【0056】
以上、この発明の実施の形態を説明したが、この発明にかかる添付ファイル処理システムは、専用のシステムによらず、通常のコンピュータシステムを用いて実現可能である。
例えば、ネットワークを介してプリンタやパケット通信可能な移動体電話機に接続できるサーバコンピュータに、上述の電子メール管理サーバ2の動作を実行させるためのプログラムを格納した媒体(CD−ROM、MO、フレキシブルディスク等)から該プログラムをインストールすることにより、上述の処理を実行する添付ファイル出力システムを構成することができる。
【0057】
また、例えば、通信回線の掲示板(BBS)にこのプログラムをアップロードし、これを通信回線を介して配信してもよく、また、このプログラムを表す信号により搬送波を変調し、得られた変調波を伝送し、この変調波を受信した装置が変調波を復調してこれらのプログラムを復元するようにしてもよい。
そして、このプログラムを起動し、OSの制御下に、他のアプリケーションプログラムと同様に実行することにより、上述の処理を実行することができる。
【0058】
なお、OSが処理の一部を分担する場合、あるいは、OSが本願発明の1つの構成要素の一部を構成するような場合には、記録媒体には、その部分を除いたプログラムを格納してもよい。この場合も、この発明では、その記録媒体には、コンピュータが実行する各機能又はステップを実行するためのプログラムが格納されているものとする。
【0059】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、電子メールの添付ファイルの閲覧や印刷が困難な端末の利用者に添付ファイルのハードコピーを提供できるようにするための添付ファイル処理システム、添付ファイル処理方法及びプログラムが実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る添付ファイル出力システムの構成を示すブロック図である。
【図2】携帯端末の構成を示すブロック図である。
【図3】電子メール管理サーバの構成を示すブロック図である。
【図4】プリンタの構成を示すブロック図である。
【図5】ファクシミリサーバの構成を示すブロック図である。
【図6】図1の添付ファイル出力システムが行う処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 携帯端末
2 電子メール管理サーバ
3 プリンタ
4 ファクシミリサーバ
5 ファクシミリネット
6A〜6C ファクシミリ端末
11,21,31,41 制御部
12,22,32、42 主記憶部
13,23,33、43 外部記憶部
14 入力部
15 表示部
16 送受信部
24,35、44 通信制御部
34 印刷部
T 電話回線網
P パケット交換網
N ネットワーク
Claims (4)
- 本文と、本文に添付された添付ファイルとを含む電子メールをネットワークを介して受信する電子メール受信手段と、
前記電子メール受信手段が受信した電子メールを本文と添付ファイルとに分離して、分離された添付ファイルを記憶する添付ファイル記憶手段と、
分離された本文に、この本文に添付されていた添付ファイルが記憶されている記憶位置のアドレスを付して、この本文の宛先に対応付けられた外部の端末へとネットワークを介して送信する本文送信手段と、
前記端末より、ネットワークを介して添付ファイルのアドレスを受信し、このアドレスが示す記憶位置に記憶されている添付ファイルを表すデータを、ネットワークを介して外部の印刷装置又はファクシミリ装置に送信する添付ファイル送信手段と、を備える、
ことを特徴とする添付ファイル処理システム。 - 前記添付ファイル送信手段は、前記端末より、ネットワークを介して添付ファイルのアドレスを受信したとき、当該アドレスと共に供給される、利用者又は当該端末を認証するための認証データを用いて当該利用者又は当該端末を認証し、認証に失敗したとき、添付ファイルを表すデータを前記印刷装置又は前記ファクシミリ装置に送信する処理を中止する、
ことを特徴とする請求項1に記載の添付ファイル処理システム。 - 本文と、本文に添付された添付ファイルとを含む電子メールをネットワークを介して受信し、
受信した電子メールを本文と添付ファイルとに分離して、分離された添付ファイルを記憶し、
分離された本文に、この本文に添付されていた添付ファイルが記憶されている記憶位置のアドレスを付して、この本文の宛先に対応付けられた外部の端末へとネットワークを介して送信し、
前記端末より、ネットワークを介して添付ファイルのアドレスを受信し、このアドレスが示す記憶位置に記憶されている添付ファイルを表すデータを、ネットワークを介して外部の印刷装置又はファクシミリ装置に送信する、
ことを特徴とする添付ファイル処理方法。 - コンピュータを、
本文と、本文に添付された添付ファイルとを含む電子メールをネットワークを介して受信する電子メール受信手段と、
前記電子メール受信手段が受信した電子メールを本文と添付ファイルとに分離して、分離された添付ファイルを記憶する添付ファイル記憶手段と、
分離された本文に、この本文に添付されていた添付ファイルが記憶されている記憶位置のアドレスを付して、この本文の宛先に対応付けられた外部の端末へとネットワークを介して送信する本文送信手段と、
前記端末より、ネットワークを介して添付ファイルのアドレスを受信し、このアドレスが示す記憶位置に記憶されている添付ファイルを表すデータを、ネットワークを介して外部の印刷装置又はファクシミリ装置に送信する添付ファイル送信手段と、
して機能させるためのプログラム。
Priority Applications (2)
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---|---|---|---|
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Applications Claiming Priority (1)
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JP2003193445A JP2005031781A (ja) | 2003-07-08 | 2003-07-08 | 添付ファイル処理システム、添付ファイル処理方法及びプログラム |
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JP2009232051A (ja) * | 2008-03-21 | 2009-10-08 | Brother Ind Ltd | 携帯端末印刷システム |
-
2003
- 2003-07-08 JP JP2003193445A patent/JP2005031781A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012256347A (ja) * | 2005-08-30 | 2012-12-27 | Cortado Ag | 移動端末でファイルを操作するための方法、システム、コンピュータプログラム、及びコンピュータ読取り可能な記憶媒体 |
US9275362B2 (en) | 2005-08-30 | 2016-03-01 | Cortado Ag | Method and system for handling files with mobile terminals and a corresponding computer program and a corresponding computer-readable storage medium |
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