JP2006060590A - 電子データの文字品質を確認する画像処理装置および画像処理方法およびコンピュータプログラム - Google Patents

電子データの文字品質を確認する画像処理装置および画像処理方法およびコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】スキャンセンドを行う際の画像品質の確認を簡易かつ高精度に行う。
【解決手段】多機能複写機で読み取られた画像データは、ハードディスク等の保存領域に保存される。その画像データから、文字サイズ毎に文字画像を含む領域が抽出されて、データテーブルに文字サイズ毎に登録される。登録された領域の画像は、最高画質表示領域8001に読み取り解像度の画像が、可変解像度表示領域8002に利用者の選択した解像度の画像が表示される。利用者はボタン8004で画像解像度を変更することができ、所望の解像度を選択できる。選択された解像度に画像データは変換されて送信される。
【選択図】図8

Description

本発明は、たとえば紙媒体等の文書を電子データとして取り込み、該電子データに画像処理を行う画像処理装置及び画像処理方法及びコンピュータプログラムに関するものである。
従来、画像スキャナ等の画像読み取り手段にて紙原稿を読み取って電子データ化し、その電子データを転送して外部記憶媒体に蓄積できる、いわゆるスキャンセンド機能を備えた多機能複写機(MFP)などの画像処理装置があった。このような画像処理装置で文書を電子化する場合、一般的にユーザは、文書の電子データ(以下、電子化文書と呼ぶ。)を表示や印刷等で可視化(以下、再生という。)した文書の文字等の品質が、利用者が支障なく読むことができたり、あるいは書面として印刷した際に業務用の使用に差し支えない許容範囲にあり、しかもできるだけ小さい(取り扱いしやすい)データサイズで、電子化を行いたいと考えている。しかしながら、生成された電子化文書の品質については、再生を行うパーソナルコンピュータ(PC)等で電子化文書のファイル(電子ファイル)を開いて再生しなければ確認できない。そのため、利用者が電子化文書をPC等で再生し、自身の求める品質(文字であれば文字品質)に達していないことを認識すると、再度MFPを用いて文書の電子化作業をやり直さなければならない。その為、再生に用いるための装置(例えばPC)と電子化を行うための装置(例えばMFP)とが離れているほど、大きなロスタイムが発生するという問題が顕在化していた。
このような課題を解決する為、従来技術において様々な提案がなされている。例えば、その一つとして、電子データを記憶媒体に転送する前に電子化文書を印刷することによって再生し、その場で電子化文書の品質を確認できるようにする提案がなされている(たとえば特許文献1等参照)。また、読み取った電子データの一部を、電子化に用いた装置のたとえば液晶表示部(LCD)に表示することによってその場で電子化文書の品質を確認できるようにする提案がなされている(たとえば特許文献2等参照)。
特開2000-236410公報 特開2003-264672公報
しかしながら、特許文献1記載の発明のように電子化のたびに印刷を実行すると、そのために用紙が多数浪費されてしまう。また、特許文献2では、ユーザが最も品質について確認したい部分、例えば最も小さい文字をユーザ自身が試行錯誤してLCD等の表示部に表示させる必要があり、そのためには非常に処理に手間がかかる。
本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、文字サイズの異なる文字領域をそれぞれ表示し、小さな画面でも容易に文字品質を確認することが可能であり、また、任意の解像度で表示し、所望の解像度の画像を選択することが容易な画像処理装置を提供することを目的とする。更に、解像度の選択も含めて高速に解像度変換処理を行うことが可能な画像処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は以下の構成を備える。すなわち、
電子化文書を作成する画像処理装置であって、
原稿画像を読み取り、ディジタル画像データに変換する読み取り手段と、
前記読み取り手段により読み取られた画像データから、文字を含む領域を抽出する抽出手段と、
抽出した領域の画像を、その画像解像度を変えて表示する表示手段と、
前記表示手段に表示された画像の画像解像度のうち所望の画像解像度を利用者に選択させる選択手段と、
前記選択手段により選択された画像解像度に、前記読み取り手段により読み取られたディジタル画像データを変換する解像度変換手段とを備える。
あるいは、電子化文書を作成する画像処理装置であって、
原稿画像を読み取り、一定解像度のディジタル画像データに変換する読み取り手段と、
前記読み取り手段により読み取られた画像データから、文字サイズ毎に文字を含む領域を抽出する抽出手段と、
表示画像の画像解像度を利用者に選択させるための解像度選択手段と、
前記抽出手段により抽出された各文字サイズの文字を含む領域の画像を、前記選択手段により選択された画像解像度で表示する表示手段と、
選択の決定を利用者に入力させるための決定手段と、
前記決定手段により決定が入力された際に選択されていた画像解像度に、前記読み取り手段により読み取られたディジタル画像データを変換する解像度変換手段とを備える。
あるいは、画像処理方法であって、原稿画像を読み取り、ディジタル画像データに変換する読み取り工程と、
前記読み取り工程で読み取られた画像データから、文字を含む領域を抽出する抽出工程と、
前記抽出工程により抽出された文字を含む領域の画像と、前記画像の解像度を変換した画像を並列に表示する表示工程と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、読み取られた画像中において確認する部分を限定してユーザに提示することで、小さな画面でも容易に文字品質を確認することが可能となる。また、任意の解像度を選択することが容易となる。更に、電子化したデータ全てではなく、必要最低限の範囲に絞ってから処理を行うことで、高速に解像度変換処理を行うことが可能となる。
[第1実施形態]
<画像処理システムの構成>
本発明は紙媒体を電子データとして取り込み、該電子データを外部記憶媒体に転送する画像処理システムに実施されるものである。以下、本発明にかかる一実施形態の画像処理システムを、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本実施形態の画像処理システムの構成を示すブロック図である。図1において220は機能複合型周辺機器(以降、MFP)であり、画像入力デバイスであるスキャナ部2070、画像出力デバイスであるプリンタ部2095、制御ユニット2000、ユーザーインターフェイスである操作部2212、外部記憶媒体への書き込み、読み込みを行うリーダライタ2271を有する。スキャナ部2070、プリンタ部2095、操作部2212はそれぞれ、制御ユニット2000に接続され、制御ユニット2000からの命令により制御されている。また、制御ユニット2000は、ローカルエリアネットワーク(LAN)2011などのネットワーク伝送手段に接続されている。また、LAN2011には、MFP220のほかに、第二のMFP200が接続されていてもかまわない。
図2は、MFP220の制御ユニット2000の詳細な構成を示すブロック図である。図2に示すように、制御ユニット2000は、画像入力デバイスであるスキャナ2070や画像出力デバイスであるプリンタ2095と接続し、一方ではLAN2011や公衆回線(WAN)2051と接続することにより、画像情報やデバイス情報などの入出力を行うコントローラである。
制御ユニット2000において、CPU2001はシステム全体を制御する。CPU2001による制御には内部時計2052制御も含まれる。RAM2002はCPU2001が動作するためにワークメモリ等として使用するメモリである。尚、RAM2002は画像データを一時記憶するための画像メモリでもある。ROM2003はブートROMであり、システムのブートプログラムが格納されている。HDD2004はハードディスクドライブであり、システムソフトウェア、画像データ、原本保証/鑑定を行うために必要な画像処理アルゴリズムやリーダライタの制御情報などが格納されている。
操作部I/F2006は、操作部(UI)2012とのインターフェイスを司り、操作部2012に表示する画像データを操作部2012に対して出力する。また、使用者が操作部2012を介して入力した情報をCPU2001に伝える役割を果たす。
ネットワークインターフェイス2010は、LAN2011との接続を司り、LAN100に対して情報の入出力を行う。モデム2050は、公衆回線との接続を司り、公衆回線に対して情報の入出力を行う。以上のデバイスがシステムバス2007上に配置される。
イメージバスインターフェイス2005は、システムバス2007と画像データを高速で転送する画像バス2008とを接続し、データ構造を変換するバスブリッジである。画像バス2008は、PCIバス又はIEEE1394で構成される。画像バス2008には次のデバイスが配置される。ラスターイメージプロセッサ(RIP)2060は、ネットワークから送信されたPDLコードをビットマップイメージに展開する。デバイスI/F部2020は、画像入出力デバイスであるスキャナ2070やプリンタ2095と制御ユニット2000とを接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。
スキャナ画像処理部2080は、スキャナ2070などから入力された入力画像データに対して認識、補正、加工、編集を行う。プリンタ画像処理部2090は、プリント出力画像データに対してプリンタの補正、解像度変換、電子情報の付加などの加工処理を行う。画像回転部2030は画像データの回転を行い、画像圧縮部2040は、多値画像データに対してJPEG圧縮伸張処理を、2値画像データに対してはJBIG、MMR、MHの圧縮処理を行う。時計2052は時刻表示や、ウィークリータイマ機能の標準時刻を管理し、本発明に関わる作用として、登録時の日時、時刻情報を鑑定システムの要求に応じて提供する。
スキャナ2070による読み取り解像度は、制御ユニット2000の制御に応じて変更することもできる。そのためにたとえば、CCDからの出力信号のサンプリングの周期を変更したり、あるいはデジタル化された画像データの画素を間引く処理を行う方法などを採り得る。
上記構成において、スキャナ2070で読み取られた画像データは、イメージバスインターフェース2005を介して、RAM2004に格納され、CPU2001により変倍等の画像処理を行うことができる。必要に応じてスキャナ画像処理部2008において画像処理することもできる。また、画像処理された画像データはHDD2004に格納したり、あるいは媒体取り外し式の、HDD以外のストレージデバイスに格納することができる。また、LAN2011や公衆回線2051を介して接続されたパーソナルコンピュータなどの装置に送信することができる。もちろん、画像処理を全くしないまま、媒体への格納や送信を行うこともできる。
図3は、本実施形態におけるMFP220の外観を表している。図3に示すMFP220は、画像入力デバイスであるスキャナ2070が、プリンタ2095の上部に配設された構成を有する。画像入力デバイスであるスキャナ2070は、紙媒体上の画像をCCDラインセンサ(図示せず)で走査することにより画像を光学的に読取り、ラスターイメージデータを生成して出力する。使用者が紙媒体フィーダ2072のトレイ2073にセットし、操作部2012において読取りの起動を指示すると、コントローラCPU2001の制御の下で、スキャナ2070は紙媒体を1枚ずつフィードして読み取り位置に送り、紙媒体上の画像の読取り動作、すなわち光学的に画像を読み取ってデジタルデータに変換する動作を行う。
また、画像出力デバイスであるプリンタ2095は、ラスターイメージデータを用紙上に印刷する部分である。その方式は感光ドラムや感光体ベルトを用いた電子写真方式、微小ノズルアレイからインクを吐出して用紙上に直接画像を印字するインクジェット方式等があるが、どの方式でも構わない。尚、プリント動作は、コントローラCPU2001からの指示によって起動される。
また、プリンタ2095は、異なる用紙サイズ又は異なる用紙向きを選択できるように複数の給紙段を持ち、それぞれに対応した用紙カセット2101、2102、2103がある。そして、排紙トレイ2111は、印字し終わった用紙を受けるものである。
図4は、図3に示す操作部2012の構成を示す図である。図4に示すように、LCD表示部2013上にはLCD上にタッチパネルシート2019が貼られており、システムの操作画面及びソフトキーが表示されると共に、表示されたキーに対応するタッチパネル上の位置が押下されると、その押下された位置を示す位置情報がコントローラCPU2001へと伝えられる。それによりCPU2001は、押されたキーを判定することができる。
図4に示すスタートキー2014は、紙媒体画像の読取り動作を開始する場合等に用いられる。このスタートキー2014の中央部には、緑と赤の2色LED表示部2018があり、その色によってスタートキー2014が使える状態にあるのか否かを示している。また、ストップキー2015は、稼動中の動作を止める働きをする。そして、IDキー2016は使用者のユーザーIDを入力するときに用いられ、さらに、リセットキー2017は操作部からの設定を初期化するときに用いられる。
図5は、図2に示したMFP200の操作部2012およびその周辺部の詳細な構成を示すブロック図である。上述したように、操作部2012は、操作部I/F2006を介してシステムバス2007に接続される。このシステムバス2007には、CPU2001、RAM2002、ROM2003、HDD2004が接続されている。CPU2001は、ROM2003とHDD2004に記憶された制御プログラム等に基づいてシステムバス2007に接続される各種デバイスとのアクセスを総括的に制御する。また、CPU2001は、デバイスI/F2020を介して、スキャナ2070から入力情報(画像データ)を読み込み、読み込んだ画像データを、デバイスI/F2020を介してスキャナ画像処理部2080、もしくは、操作者の用途によっては、画像回転処理2030に転送する。そして動作が複写であればプリンタ2095に出力情報として画像信号を出力する。動作が電子文書の作成(ファイリング)であれば、読み込まれたあるいはさらに処理された画像データは、電子ファイルとして保存されたりあるいは外部へ送信される。また、RAM2002は、CPU2001の主メモリ、ワークエリア等として機能する。
<データの構造>
図6は、図5で示したHDD2004に保存されているデータ領域6001とデータ領域6002とデータテーブル6003を示す構造図である。データ領域6001は、MFP220の取り得る最も高い解像度で読み取られたデジタル画像データ(電子データと呼ぶこともある。)を保存するための領域である。データ領域6002は、選択された解像度に変換された画像データを保存するための領域である。データテーブル6003は、読み取られた画像データ中における、サイズごとの文字画像を含む一定領域の画像データを登録したテーブルである。登録される一定領域の画像データは、各サイズについて、利用者により選択された複数の解像度の画像データを含む。図6においてはサイズ毎にインデックス(最も左欄の数字1,2,...)を含むが、実際のテーブルでは必ずしも必要ない。また、複数の解像度は各サイズ毎に共通である。
図7は、図3のトレイ2073にセットする紙媒体の一例を示す図である。図7は、相異なる各ポイントサイズのフォント7002により紙媒体上の文書7001が構成されていることを表している。図7の例では、30ポイント、20ポイント、14ポイント、8ポイントの4種類のサイズの文字が文書の第1ページに含まれている。
<MFPの動作>
つづいて、本実施形で示すMFPによる文書の電子化処理(ファイリング処理)方法の動作について説明する。本実施形態は、紙などで形成された原稿を上述したMFPを使って電子データに変換した後、その文字品質について同じMFPで確認するシステムである。
図9は、MFP220においてスキャンした画像データを確認するための処理手順を説明するフローチャートである。まず、ステップS1001では、紙媒体から電子データを作成すること、および作成した電子データの送付先を利用者が指定する。電子データの送付先の指定により、電子化の指定に代えても良い。指定先はメールアドレスでもネットワークに接続されたフォルダでも良い。CPU2001はこの指定をさせるために、たとえば操作パネル2012に入力を促す画面を表示し、それに対して利用者が入力した送付先をRAM2002やハードディスク2004の一定の領域に保存しておく。
ステップS1002では、利用者が、MFPのスタートキー2014を押下する。これをきっかけにして図3のトレイ2073にセットしている紙媒体から電子データを作成する作業の実行を開始する。CPU2001はこのために、キーのポーリングを行ったりあるいは割り込みを監視して、スタートキー2014が押されることを検出する。スタートキーが押されたことを検出したなら、ステップS1003に進む。ステップS1002はスタートキーのみを待つのではなく、入力を判定して入力に応じた処理に分岐するステップであることが望ましい。その場合、ステップS1002の次は必ずステップS1003になるのではなく、入力がスタートキーの場合にはステップS1003に分岐する。そして図9はその場合を示している。ステップS1003以下はCPU2001による制御手順を示す。
ステップS1003では、本発明に係るMFP220が取り得る中で最も高い解像度(最も高い画質)で原稿画像のスキャンを実行し、電子データの作成を行う。作成した電子データは図6のデータ領域6001に保存する。
ステップS1004では、作成した電子データを対象として文字認識処理を行う。文字認識処理は現在知られている方法で行うことができるが、本実施形態の文字認識では、文字の特定、すなわち文字のコード化までは必要ない。文字領域を認識してその領域から文字毎に画像を切り出すいわゆる「文字切り」までの処理でも十分である。そして、認識した文字のサイズあるいは文字切りした画像領域のサイズを特定する。サイズの特定は、たとえば、認識した文字を含む最小の方形領域の辺の長さや、文字切りした領域の辺の長さに基づいて行える。なお、文字画像の少なくとも文字サイズを認識する処理を、本実施形態では文字サイズ認識処理と呼ぶ。
そして特定した文字サイズに着目して、文字サイズごとのイメージデータを対象の電子データ(すなわち領域6001に保存した画像データ)から抽出する。この際、抽出する範囲はLCDの表示に必要な範囲であれば良い。しかし少なくとも一文字全体が含まれることが望ましい。また、抽出されるひとつの範囲に含まれる文字のサイズは一定であることが望ましいが、サイズの異なる複数の文字画像がその範囲にふくまれていてもかまわない。また、たとえば漢字とそのルビや、数式と添え字のように極端に異なるサイズの文字が隣接している場合、それらを一文字としてあつかっても良い。すなわち、一定のポイント数以上サイズの異なる文字が隣接している場合、それらの文字をすべて含む範囲を抽出してもよい。さらに、ステップS1006で説明するように、抽出した範囲の画像の解像度を下げた画像データを後で生成する。LCDの表示解像度はたとえば100dpi程度で一定であるために、画像の解像度(画素密度)を下げると、表示される画像のサイズが小さくなる。そこで、ステップS1004で抽出する画像データの範囲は、解像度が後で下げられることを考慮して、最高解像度で表示される範囲の、2倍、4倍、8倍(長さ比)程度の範囲を抽出しておいてもよい。
抽出したイメージデータは、図6のデータテーブル6003のイメージ欄6003cに、文字サイズはサイズ欄6003bに格納する。尚、データテーブル6003では異なるサイズの文字画像を含むイメージデータを抽出するたびに、インデックス番号6003aをインクリメントして新しいデータ列を作成し、そのデータ列(レコードとも呼ぶ。)にイメージデータと含まれる文字のサイズとを組にして格納する。データテーブル6003にはひとつの文字サイズについてひとつの文字画像を登録すれば十分である。複数のサイズの文字画像が含まれる範囲の画像データについては、そのうちのひとつのサイズに着目してそのサイズを格納する。なお、本実施形態では、ステップS1003で複数枚の原稿について読取りを行うこともできる。ステップS1004の処理は、1ページ分の画像全体について行い、それに含まれるすべての文字サイズについて行っても良い。この場合には、画像の端から文字の切り出しを行って文字サイズ認識処理を行う。そして、ある文字サイズの文字が最初に現れた部分の画像データとそのサイズとをデータテーブル6003に保存する。着目ページについて処理している間は、そのサイズの文字が再度出現しても無視する。
なお、文字認識に要する時間を短縮するために、一部を対象としてステップS1004を行ってもよい。その場合、対象とする範囲は、たとえば、画像の縦横いずれか一方の方向について長さを限定した範囲とすることができる。またその位置は、横方向について長さを限定する場合には、左端または中央付近、縦方向について長さを限定する場合には、上端付近が望ましい。望ましくは、横書きの原稿であれば左端付近の一定幅の範囲であり、縦書き原稿であれば上端付近の一定高さの範囲である。縦書きと横書きとの判定が困難であれば、1つの画像データについてその両方を想定した文字サイズ認識を行っても良い。こうすることで、文書のタイトルおよび本文の各段落が含まれる領域を文字認識の対象とすることができる。タイトルと本文、本文の各段落では文字サイズが相違する場合があり、限られた範囲で複数サイズの文字画像を抽出できる。
ステップS1005では、図6のデータテーブル6003のサイズ欄6003bに入っている情報を元に、昇順にデータ列を並び替える。もちろん降順でも良い。尚、ここで並び替える方法は、昇順または降順のみならず、電子データで使用されているサイズ毎の使用頻度順でも良いこととする。使用頻度順に再配置する場合、1ページの画像全体にわたって文字サイズ認識を行い、文字サイズ毎に出現頻度を計数する。その出現頻度は、たとえばデータテーブル6003に、各サイズごとに登録する。その出現頻度をキーにしてデータテーブル6003のレコードをソートする。再配置されたレコードのインデックス6003aは、再配置された順に変更される。
ステップS1006では、図6のデータテーブル6003のイメージ欄6003cに入っている最高画質のイメージデータから、解像度、もしくは画質レベルを一段下げた設定のイメージデータを作成し、イメージ2の欄6003dに保存する。更に、解像度・画質レベルをもう一段下げた設定のイメージデータをイメージ3欄(不図示)に、更に下の設定をしたイメージデータをイメージ4欄(不図示)へと、最低解像度、もしくは最低画質になるまで繰り返していく。なお、最低解像度は、たとえば利用者が別途指定しておいてもよいし、予め決めておいても良い。
たとえば、最高解像度(すなわち画像データがスキャンされた解像度)が600dpiであるとすると、その解像度でも自画像を含む画像の部分がイメージ欄6003cに登録(格納)されている。ステップS1006では、その画像の解像度をたとえば縦横両方向について1画素おきに間引くことで、解像度を2分の1にする。その結果300dpiの画像データが得られ、それがイメージ2の欄6003dに登録される。この操作を同様に繰り返して、150dpi、75dpiのように、解像度を下げた画像を作成してデータテーブルに登録する。所定の最低解像度が75dpiであれば、600、300、150、75dpiの4種類の解像度の画像データが、ひとつのサイズについて登録される。もちろん数値はこれに限定されることはなく、機器の性能等に応じて選択できる。解像度を低下させる率も2分の1とは限らない。また、解像度変換の方法も単純な間引きではなく、2×2画素の領域の平均画素値を解像度低下後の画像データの1画素とすることなどもできる。もちろん他の方法を採用しても良い。
ステップS1007では、図8を一例とするユーザインターフェースを操作パネル2012に表示させることで、電子データの表示と、ユーザの選択結果を取得する。図8のLCDの領域8001(最高画質表示欄)では図6のデータテーブル6003のイメージ欄6003cに保存された最高画質のイメージデータをテーブル6003のインデックス順に表示する。本例では小さいものから順に配置されているのでその順に表示される。更に、LCDの領域8002(可変画質表示欄)には図6のデータテーブル6003のイメージ2欄6003d〜イメージN欄に入っているいずれかのイメージデータをこれも配置されている順に表示する。LCDへの表示は、利用者に画像品質を確認させることが目的であるので、画像解像度をLCDの表示解像度に合わせることなく、すなわち画像データが有する画素を失わせることなく行われる。
図8のタッチパネルボタン8004は可変画質表示欄8002に表示されているイメージデータの解像度(画質)を切換える機能を有する解像度選択ボタンである。例えば右矢印のボタンを押すと、一段低い解像度の画像データをテーブル6003の当該レコードから取り出してそれを表示する。左ボタンを押すと、一段高い解像度の画像データをテーブル6003の当該レコードから取り出してそれを表示する。たとえば、可変画質表示欄8002に表示されている画像データが、イメージ2欄6003dの画像データであるとする。この場合、右矢印ボタンを押すと、それと同一レコードで解像度が1段低いイメージ3欄の画像データを可変画質表示欄8002に表示する。左矢印ボタンを押すと、それと同一レコードで解像度が1段高いイメージ欄6003cの画像データを可変画質表示欄8002に表示する。現在選択されている選択解像度はメモリに記憶される。もちろん解像度そのものではなく、解像度を示す指標値を記憶しても良い。
なお、可変画質表示欄8002に表示可能な範囲は図6のデータテーブル6003に登録されている解像度の範囲、即ちイメージ欄の解像度からイメージN欄の解像度までである。図8のタッチパネルボタン8003は、最高画質表示欄8001と可変画質表示欄8002に表示されている文字画像を同時に切換える機能を有するスクロールボタンである。下矢印のボタンを押すと各領域内の文字画像が上にスクロールして一番下には今まで表示されていた文字より一段大きな文字が表示される。例えば、図8の状態で下矢印を押した場合、最高画質表示欄8001、可変画質表示欄8002共に、上から14ポイントと20ポイントと30ポイントの文字が表示される。ボタン8003の上矢印を押した場合は、各領域内の文字が下にスクロールして一番上には今まで表示されていた文字より一段小さな文字が表示される。前述した例の後に上矢印を押した場合、最高画質表示欄8001、可変画質表示欄8002共に、上から8ポイントと14ポイントと20ポイントの文字が表示され、図8の表示状態に戻る。料金表示欄8005は、可変画質表示欄8002で表示されている解像度(あるいは画質レベル)で画像データを送信あるいは保存することに決定した場合の電子データのデータサイズ、及びデータ転送した場合の料金を、最高画質の場合と比較する形で表示している。また、料金表示欄8005の表示内容は、タッチパネルボタン8004の押下により可変画質表示欄8002に表示される画像の解像度に応じて変更される。たとえば、課金は1Mバイト単位でされるとすれば、単価がメモリの一定場所に記憶されており、その単価にデータ量(Mバイト)を乗じて料金が得られる。ステップS1003で読み取った最高解像度の画像データの量を記憶しておくことで、最高解像度と選択された解像度との比の二乗を、記憶しておいた最高解像度の画像データのデータ量に乗じて得ることができる。
ステップS1008では、ユーザの最終決定として押されたキーが図4のスタートキー2014、即ち送信決定を表すキーなのか、図4のリセットキー2017、即ち操作のキャンセルを表すキーなのかを判別している。ここで、ユーザの押したキーがスタートキー2014であればステップS1009の処理に移行し、リセットキー2017であればステップS1011へ移行する。
ステップS1009では、図6のデータ領域6001に保存されている最高画質の電子データを、ステップS1007で選択された解像度・画質レベルの電子データに変換して、図6のデータ領域6002に保存する。
ステップS1010では、図6のデータ領域6002に保存された電子データをS1001で設定されたデータ送付先へ送信する。このとき、料金が確定するので、料金に関する情報を出力することができる。
ステップS1011では、図6のデータ領域6001、データ領域6002、データテーブル6003に保存されている全てのデータを削除する。また、図9の手順の途中で保存した一時的なデータも削除してもよい。
以上の手順により、本実施形態の多機能複写機によれば、利用者に対して、電子化文書に含まれる様々なサイズの文字について、各種解像度の文字画像のサンプルを表示することができる。このため、利用者は、文書の電子化を行う多機能複写機自体によって表示された見本の中から、必要に応じて十分な解像度を選択あるいは設定することができる。さらに、文字サイズ認識の対象範囲を限定することで処理の迅速化を図ることができる。
そして、選択あるいは設定された解像度で、読み取った画像データを所望のアドレスへと送信したり、あるいは保存することができる。画像サンプルについては、最高解像度と選択した解像度の画像を並列表示することで、より確認が容易となっている。
[変形例]
第1実施形態では、画像データ中に含まれるも自画像について文字サイズ認識を行う対象となる領域を、読み込んだ画像全体とするか、あるいは、幅や高さ方向について位置や長さを限定した部分的な領域を対象とするものとした。しかし、利用者に指定させることで、より的確で限定的な領域を文字サイズ認識の対象とすることができる。たとえば図9のステップS1004において、利用者に、読み込んだ画像のたとえば最初の1ページについて、全体像を縮小して操作パネル2012に表示する。そして利用者に適当な範囲を、たとえばタッチパネルで対角点を示すことなどで指示させる。その指示された範囲内で文字サイズ認識を行う。もちろん文字サイズ認識は、読み込んだ最高解像度の画像データを用いて行う。ここで、文字サイズの異なる文字が画像のあちこちに点在していることもあり得るので、複数の範囲の指定を許してもよい。このようにすることで、文字サイズ認識を行う範囲を効果的に限定でき、処理の迅速化を実現できる。なお、この変形例は、第2実施形態にも適用することができる。
また、本実施形態では、読み取り解像度は装置の最高解像度としたが、通常必要とされる最高解像度としてもよい。たとえば、画像スキャナの解像度は、技術的には数千dpi程度まで実現できる。この様な解像度が装置の最高解像度であっても、文書保存のための最高解像度としては600dpi程度でも十分であると考えられる。そこで、装置の最高解像度よりも低い一定の解像度を本実施形態における最高解像度値しておいてもよい。
[第2実施形態]
以下、本発明のかかる第2の実施形態の画像処理システムを、図面を参照して詳細に説明する。なお、第1実施形態と共通するステップについては簡単な説明とするが、その内容が第1の実施形態と異なるわけではない。また、画像処理装置の構成等は、図1〜図8に示したとおりのもので、第1実施形態とほとんど同様である。ただし図6のデータテーブル6003については、本実施形態ではページごとに作成されるために、図11のような構成となる。
図10は、スキャンデータ確認システムの第2実施形態の処理を説明するフローチャートであり、第1実施形態の図9に代えて本実施形態で実行される手順である。図11は、図5で示したHDD2004に確保されているデータ領域11001とデータ領域11002とデータテーブル11003とデータテーブル11004を示す構造図である。図12は、図4の操作部2012であり、本発明のLCD表示の一例を示す図である。図13、及び図14は、ユーザの意志を確認するメッセージボックスの例を示す。
まず、図10のフローチャートのステップS2001では紙媒体から作成した電子データの送付先を利用者が指定する。指定先はメールアドレスでもネットワークに接続されたフォルダでも良い。
ステップS2002では、ユーザによるMFPのスタートキー押下を待ち、押下されたなら図3のトレイ2073にセットしている紙媒体から電子データを作成する作業を実行する。
ステップS2003では、本実施形態のMFPの中で最も高い解像度、または最も高い画質の読み取りモードを用いてスキャンを実行し、電子データの作成を行う。作成した電子データは図6のデータ領域6001に保存する。また、読み込んだ原稿枚数が複数にわたる場合には、その枚数をメモリに記憶しておく。
ステップS2004では、テンポラリの変数Xに1を代入している。尚、変数Xの領域は図5の2002RAMに確保されている。
ステップS2005では、変数XとステップS2003で読み込んだ紙媒体の枚数を比較する。比較の結果変数Xの方が大きければステップS2010の処理へ移行し、変数Xが紙媒体の数以下であればステップS2006の処理へと移行する。
ステップS2006では、作成した電子データの中で使用されている文字サイズに着目し、図7の文字画像7002のように各文字サイズのイメージデータを抽出する。この際、抽出する範囲は、LCDの表示に必要な範囲であれば良い。抽出したイメージデータは図11のデータテーブル群11003に含まれるテーブルXのイメージ欄に、文字サイズはテーブルXのサイズ欄に保存する。尚、データテーブル群11003では、異なる文字サイズのイメージデータを抽出するたびに、インデックスをインクリメントして新しいデータ列を作成し、その新たなデータ列にイメージデータとサイズの格納を行う。
ステップS2007では、図11のデータテーブル群11003に含まれるテーブルXのサイズ欄に入っている情報を元に、昇順にデータ列を並び替える。尚、ここで並び替える方法は、昇順のみならず、降順や、電子データで使用されている文字数に着目して、使用頻度順でも良い。
ステップS2008では、図11のデータテーブル群11003に含まれるテーブルXのイメージ欄に入っている最高画質のイメージデータから、解像度、もしくは画質レベルを一段下げた設定のイメージデータを作成し、イメージ2の欄に保存する。更に、解像度・画質レベルをもう一段下げた設定のイメージデータをイメージ3欄に、更に下の設定をしたイメージデータをイメージ4欄へと、最低解像度、もしくは最低画質になるまで繰り返していく。ステップS2009では、変数Xのインクリメントを行い、ステップS2005へ戻る。ステップS2001〜S2003,ステップS2006〜S2008は、作成するデータテーブル11003の構成の相違を除いて、図9のステップS1001〜S1006に相当する。
ステップS2010では、図12の画面表示を一例とするユーザインターフェースを操作パネル2012に表示し、ユーザの選択したいページ、並びに選択作業終了の確認を行っている。ステップS2010にて設定作業終了が選ばれた場合はステップS2014の処理に移行し、ユーザによっていずれかのページが選ばれた場合はステップS2011の処理へと移行する。利用者は、選択したいページの上を押下する。そしてその押下された位置が判定され、その位置に対応するページが選択されたページとしてページ番号等が保存される。
ステップS2011では、選択されたページについて図8を一例とするユーザインターフェースを操作パネル2012に表示することで、電子データの表示と、ユーザの選択結果を取得している。図8の最高画質表示欄8001では、図11のデータテーブル群11003の中にある、ステップS2010でユーザが選択したページに対応するテーブルのイメージ欄に保存された最高画質のイメージデータを、インデックス番号の順序で表示する。その隣の可変画質表示欄8002には、図11のテーブル群11003の中にある同テーブルのイメージ2〜N欄に入っているいずれかのイメージデータを、利用者の選択に応じて、最高画質表示欄8001における表示順序と同じ順序で表示する。また、図8のタッチパネルボタン8004は表示欄8002に表示されているイメージデータの解像度を切換える機能を有している。例えば右矢印のボタンを押すと解像度・画質レベルが一段低い画像データを当該テーブルから読み出して表示を行い、左ボタンを押すと解像度・画質レベルが一段高い画像データを当該テーブルから読み出して表示を行う。尚、表示欄8002に表示可能な範囲は図11のテーブル群11003に入っているイメージデータの範囲、即ちイメージ欄の最高画質〜イメージN欄の最低画質までとする。
図8のタッチパネルボタン8003では、表示欄8001と表示欄8002に表示されている文字を同時にスクロールする機能を有している。下矢印のボタンを押すとLCD内の文字が上にスクロールして一番下には今まで表示されていた文字より一段大きな文字が表示される。例えば、図8の状態で下矢印を押した場合、表示欄8001、表示欄8002共に、上から14ポイントと20ポイントと30ポイントの文字が表示される。ボタン8003の上矢印を押した場合は、各表示欄内の文字が下にスクロールして一番上には今まで表示されていた文字より一段小さな文字が表示される。前述した例の後に上矢印を押した場合、表示欄8001、表示欄8002共に、上から8ポイントと14ポイントと20ポイントの文字が表示される事となる。表示欄8005は、表示欄8002で表示されている解像度・画質レベルに決定した場合の電子データのデータサイズ、及びデータ転送した場合の料金を、最高画質の場合と比較する形で表示している。また、表示欄8005の表示内容は、タッチパネルボタン8004の操作に連動して切換える事とする。一連の操作後、ユーザの設定は図4のスタートキー2014が押される事で決定となる。利用者がスタートキーを押すと、そのときに選択されていた画像解像度あるいはそれを示す指標値が保存される。
ステップS2012では、図13を一例とするメッセージボックスを操作パネル2012に表示し、ユーザの選択した解像度・画質設定を全ページに適用するか否かを、利用者に選択させ、その結果を判定する。利用者は、全ページに適用する場合には「適用する」ボタン13001を押す。そうでなければ「適用しない」ボタン13002を押す。押されたボタンはメモリに保存され、ステップS2013で参照される。
ステップS2013では、ステップS2012での確認結果が全ページへの適用であれば、ステップS2011で選択され保存されている画像解像度を図11の選択解像度領域11004の中にある全テーブルの選択解像度として保存する。全ページの適用が否であれば、選択されている解像度を、図11の選択解像度領域11004の中にある、ステップS2010で選択したページに該当するテーブルの選択解像度として保存する。
ステップS2014では、図14を一例とするメッセージボックスを操作パネル2012に表示し、電子データの作成、及び転送を実行するかの確認をしている。利用者が「作成・転送する」ボタン14001を選択すると、ステップS2014において「YES」に分岐する。
ステップS2015では、図11のデータ領域11001に保存されている最高画質の電子データを、ステップS2010〜S2013で各ページ毎に選択された解像度・画質レベルの電子データに変換する。変換後の画像データを、図11のデータ領域11002に保存する。
ステップS2016では、図11のデータ領域11002に保存された電子データをステップS2001で設定されたデータ送付先へ送信する。
ステップS2017では、図11のデータ領域11001、データ領域11002、データテーブル11003、データテーブル11004に保存されている全てのデータを削除する。
以上の要領で、読み込んだ原稿の各ページごとに解像度を選択あるいは設定することができる。そして、選択あるいは設定された解像度で、読み取った画像データを所望のアドレスへと送信したり、あるいは保存することができる。利用者による解像度の選択あるいは設定は、読み取った画像データの文字領域を含む画像サンプルを複合機能複写の表示部に表示させて、それを確認しつつ行える。さらに、最高解像度と選択した解像度の画像を並列表示することで、より確認が容易となっている。
実施形態における画像処理システムの全体構成を示すブロック図である。 制御ユニットの詳細な構成を示すブロック図である。 実施形態における画像処理装置の外観を示す図である。 図3に示す操作部2012の外観を示す図である。 図2に示す操作部の詳細な構成を示すブロック図である。 図5に示すHDD2004の構成を示す図である。 実施形態で説明する紙媒体の一例である。 実施形態で説明するユーザインターフェースの一つである。 実施形態で説明するスキャンデータ確認システムのフローチャートである。 第2実施形態におけるスキャンデータ確認システムのフローチャートである。 第2実施形態における図5に示すHDD2004の構成を示す図である。 第2実施形態におけるユーザインターフェースの一つである。 第2実施形態におけるメッセージボックスの一つである。 第2実施形態におけるメッセージボックスの一つである。

Claims (18)

  1. 電子化文書を作成する画像処理装置であって、
    原稿画像を読み取り、ディジタル画像データに変換する読み取り手段と、
    前記読み取り手段により読み取られた画像データから、文字を含む領域を抽出する抽出手段と、
    抽出した領域の画像を、その画像解像度を変えて表示する表示手段と、
    前記表示手段に表示された画像の画像解像度のうち所望の画像解像度を利用者に選択させる選択手段と、
    前記選択手段により選択された画像解像度に、前記読み取り手段により読み取られたディジタル画像データを変換する解像度変換手段と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記抽出手段は、前記読み取り手段により読み取られた画像データから、文字サイズ毎に、文字を含む領域を抽出し、前記表示手段は、各文字サイズの文字を含む領域の画像を、その解像度を変えて表示することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記抽出手段は、前記読み取り手段により読み取られた画像データにおいて、各文字サイズについて最初に現れた文字を含む領域を抽出することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記表示手段は、抽出した領域の画像を、その画像解像度を変えて表示するとともに、当該領域の画像を、前記読み取り手段で読み取った画像解像度でもあわせて表示することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 前記表示手段は、抽出した領域の画像を、前記画像データ中での文字サイズごとの出現頻度に従って、頻度の高い文字サイズから順に表示することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  6. 前記変換手段により画像解像度が変換された画像データを、指定した宛先に送信する送信手段とを更に備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  7. 前記読み取り手段にて取り込んだ画像データの総容量及び送信料金と、前記変換手段によって画像解像度を変換した画像データの総容量及び送信料金とを表示する第2の表示手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  8. 前記読み取り手段は、複数枚から構成される原稿画像を読み取り、前記抽出手段は、各ページごとに画像データから文字を含む領域を抽出し、前記表示手段は、選択されたページごとに抽出された領域の画像をその画像解像度を変えて表示し、前記選択手段は各ページごとに所望の解像度を利用者に選択させることができ、前記解像度変換手段は、各ページごとに選択された画像解像度にィジタル画像データを変換することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  9. 前記選択手段はさらに、全ページについて所望の解像度を適用する選択を行わせることができることを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
  10. 電子化文書を作成するための画像処理方法であって、
    原稿画像を読み取り、ディジタル画像データに変換する読み取り工程と、
    前記読み取り工程により読み取られた画像データから、文字を含む領域を抽出する抽出工程と、
    抽出した領域の画像を、その画像解像度を変えて表示する表示工程と、
    前記表示工程により表示された画像の画像解像度のうち所望の画像解像度を利用者に選択させる選択工程と、
    前記選択工程により選択された画像解像度に、前記読み取り工程により読み取られたディジタル画像データを変換する解像度変換工程と
    を備えることを特徴とする画像処理方法。
  11. 電子化文書を作成する画像処理装置であって、
    原稿画像を読み取り、一定解像度のディジタル画像データに変換する読み取り手段と、
    前記読み取り手段により読み取られた画像データから、文字サイズ毎に文字を含む領域を抽出する抽出手段と、
    表示画像の画像解像度を利用者に選択させるための解像度選択手段と、
    前記抽出手段により抽出された各文字サイズの文字を含む領域の画像を、前記選択手段により選択された画像解像度で表示する表示手段と、
    選択の決定を利用者に入力させるための決定手段と、
    前記決定手段により決定が入力された際に選択されていた画像解像度に、前記読み取り手段により読み取られたディジタル画像データを変換する解像度変換手段と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  12. 原稿画像を読み取り、ディジタル画像データに変換する読み取り工程と、
    前記読み取り工程で読み取られた画像データから、文字を含む領域を抽出する抽出工程と、
    前記抽出工程により抽出された文字を含む領域の画像と、前記画像の解像度を変換した画像を並列に表示する表示工程と、
    を備えることを特徴とする画像処理方法。
  13. 前記読み取り工程は、前記原稿画像を読み取る装置が読み取ることができる最高画質で読み取ることを特徴とする請求項10または請求項12に記載の画像処理方法。
  14. 前記抽出工程は、文字サイズ毎に文字を含む領域を抽出し、
    前記表示工程は、文字サイズ毎に抽出された複数の画像を並列に表示することを特徴とする請求項10または請求項12に記載の画像処理方法。
  15. 原稿画像を読み取り、ディジタル画像データに変換する読み取り手段と、
    前記読み取り工程で読み取られた画像データから、文字を含む領域を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段により抽出された文字を含む領域の画像と、前記画像の解像度を変換した画像を並列に表示する表示手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  16. コンピュータを請求項1乃至9のいずれかまたは請求項15に記載の画像処理装置として機能させるためのコンピュータプログラム。
  17. コンピュータにより、
    原稿画像を読み取り、ディジタル画像データに変換する読み取り工程と、
    前記読み取り工程により読み取られた画像データから、文字を含む領域を抽出する抽出工程と、
    抽出した領域の画像を、その画像解像度を変えて表示する表示工程と、
    前記表示工程により表示された画像の画像解像度のうち所望の画像解像度を利用者に選択させる選択工程と、
    前記選択工程により選択された画像解像度に、前記読み取り工程により読み取られたディジタル画像データを変換する解像度変換工程と
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  18. コンピュータにより、
    原稿画像を読み取り、ディジタル画像データに変換する読み取り工程と、
    前記読み取り工程で読み取られた画像データから、文字を含む領域を抽出する抽出工程と、
    前記抽出工程により抽出された文字を含む領域の画像と、前記画像の解像度を変換した画像を並列に表示する表示工程と、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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