JP2006059220A - 画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
主要被写体の位置及び/または大きさについてオペレータの所望する画像が選択されるようにする。
【解決手段】
連写された複数の画像をそれぞれ複数のブロックに分割し、各画像の対応するブロック同士を比較することに基づいて、移動体を画像内における主要被写体として抽出する(S102)。連写された複数の画像のうち、主要被写体の位置に関する条件を満たす画像を選択する(S103〜S105)。主要被写体の位置に関する条件を満たす画像のうち、主要被写体の大きさに関する条件を満たすものを選択する(S106〜S108)。主要被写体の位置及び大きさの条件を満たす画像のうち、最もプリントに適した画像を選択する(S109)。
【選択図】 図3

Description

本発明は、供給された複数の画像データファイルに対して処理を施す画像処理装置に関する。
近年、CCDなどの撮像素子を有するフィルムスキャナやコンパクトフラッシュ(登録商標)のようなデジタルカメラ用メモリカード等から供給されたデジタル画像信号に基づいて制御された光で感光材料を露光する、いわゆるデジタル露光が実用化されている。写真処理装置に対して、このデジタル露光方式を採用することにより、色補正や濃度補正、鮮鋭化処理などの各種画像処理を高い自由度で行うことができるとともに迅速な焼き増し処理が可能になり、さらに、色および濃度の再現性や解像度の優れたより高画質の良好なプリントを得ることが可能となる。
係る写真処理装置において、カメラの連写機能を用いて撮影された複数の画像の中からプリントに適した画像のみをプリントする場合には、オペレータは、スキャナやメモリカードから供給された画像データファイルに基づいてディスプレイに表示された画像を確認し、その中から好適な画像を目視判断によって選択する必要がある。
特許文献1には、各画像において例えば人間等の主要被写体をそれぞれ抽出し、さらに、複数の画像の中から、あらかじめ条件記憶部に記憶されている、「瞬きしていない」、「赤目でない」、「視線がカメラを向いている」、「微笑んでいる」等の主要被写体内の画像状況に関する所定条件を満たしている画像を選択する技術が開示されている。
特開2000−350123号公報
しかしながら、上述の特許文献1の技術では、主要被写体が小さく写っている画像や画像全体の中で隅っこに写っている画像のように、オペレータの意にそぐわない画像が選択されることがある。その場合、目視判断によって画像選択を行う必要があり、オペレータの作業負担が増大する。
そこで、本発明の目的は、主要被写体の位置及び/又は大きさについてオペレータの所望する画像が選択される画像処理装置を提供することである。
課題を解決するための手段及び効果
本発明の画像処理装置は、画像データファイルを記憶する画像記憶手段と、前記画像記憶手段に記憶された複数の画像データファイルに係る複数の画像の各々から、画像内における主要被写体を抽出する抽出手段と、前記抽出手段によって抽出された主要被写体が当該画像内において占める位置に関する条件、及び、前記抽出手段によって抽出された主要被写体が当該画像中において占める面積比率に関する条件の少なくともいずれか一方を記憶する条件記憶手段と、前記複数の画像データファイルの中から、前記条件記憶手段に記憶された条件の少なくともいずれか1つを満たす一又は複数の画像データファイルを選択する第1の選択手段とを備えている。
この構成によると、条件記憶手段にオペレータが所望する主要被写体が画像内において占める位置に関する条件及び/または主要被写体が画像中において占める面積比率に関する条件を記憶させることによって、画像記憶手段に記憶されている複数の画像データファイルの中から、主要被写体の位置及び/又は大きさについてオペレータが所望する画像に対応する画像データファイルが第1の選択手段によって選択される。したがって、オペレータの作業負担が大幅に軽減される。
本発明の画像処理装置では、前記抽出手段が、複数の画像データファイルに係る複数の画像の各々を構成する複数のブロックの対応するもの同士を比較することに基づいて、画像内における主要被写体を抽出してもよい。この構成によると、移動体を主要被写体として抽出することができる。
本発明の画像処理装置は、前記抽出手段が、前記ブロック内における画素値の差分の総和を算出する差分算出手段と、前記差分算出手段で算出された差分総和値がしきい値を超えているか否かを判断する判断手段と、対応するブロック同士のすべての組み合わせについて差分総和値がしきい値を超えていると前記判断手段によって判断されたブロックを、主要被写体を構成するブロックとして認定する認定手段とを備えていることが好ましい。この構成によると、移動体を確実且つ容易に主要被写体として抽出することができる。
本発明の画像処理装置は、前記画像記憶手段に記憶された各画像データファイルに関して、形成すべき画像数を記憶する画像数記憶手段と、前記第1の選択手段によって選択された画像データファイルについては形成すべき画像数が1以上の値となり、前記第1の選択手段によって選択されなかった画像データファイルについては形成すべき画像数が0となるように前記画像数記憶手段の記憶内容を書き換える画像数書換手段とをさらに備えていることが好ましい。
この構成によると、第1の選択手段によって選択されなかった画像、すなわちオペレータの意にそぐわない画像が形成されないようにすることができる。したがって、画像記憶手段に記憶されている複数の画像データファイルに係る複数の画像に対して各種補正や画像形成の要否、形成する画像数の設定等を行うジャッジ操作においてオペレータの作業負担がさらに軽減される。
本発明の画像処理装置は、カメラによる画像の撮影間隔に関する上限時間を記憶する上限撮影間隔記憶手段をさらに備えており、前記抽出手段は、カメラによる画像の撮影日時情報が付随した複数の画像データファイルのうち、撮影日時同士の間隔が前記上限撮影間隔記憶手段に記憶された上限時間以下のものからのみ、画像内における主要被写体を抽出することが好ましい。
この構成によると、抽出手段は、カメラで連続撮影されることによって得られた複数の画像データファイルからのみ、主要被写体を抽出する。つまり、抽出手段が、カメラで連続撮影されたものでない画像に係る画像データファイルから無意味に主要被写体を抽出することはない。
本発明の画像処理装置は、入力デバイスからの信号に基づいて、前記上限撮影間隔記憶手段に記憶された上限時間を書き換える上限時間書換手段をさらに備えていてもよい。この構成によると、抽出手段によって主要被写体が抽出されるようにするための撮影間隔に関する上限時間を、オペレータが適宜変更することができるので、使い勝手に優れたものとなる。
本発明の画像処理装置は、前記第1の選択手段によって選択された一又は複数の画像データファイルの中から、1つの画像データファイルを選択する第2の選択手段をさらに備えていてもよい。この構成によると、複数の画像のうち1つの画像だけを形成する場合に有効である。
本発明の画像処理装置では、前記第2の選択手段が、前記第1の選択手段によって選択された一又は複数の画像データファイルの各々について、前記抽出手段によって抽出された主要被写体の平均座標を算出する平均座標算出手段と、前記平均座標算出手段が算出した平均座標が所定座標に最も近い画像データファイルが、前記第1の選択手段によって選択された一又は複数の画像データファイルのうちのいずれであるかを決定する決定手段とを備えていることが好ましい。この構成によると、複数の画像のうち、最も画像中央の近くに主要被写体が写っている画像を選択することができる。
本発明の画像処理装置では、前記条件記憶手段が、前記抽出手段によって抽出された主要被写体が画像内において占める位置に関する条件、及び、前記抽出手段によって抽出された主要被写体が画像中において占める面積比率に関する条件の両方を記憶していることが好ましい。この構成によると、主要被写体の位置及び大きさの両方についてオペレータの所望する画像が選択される。したがって、オペレータの作業負担がより一層軽減される。
本発明の画像処理装置では、前記条件記憶手段が、前記抽出手段によって抽出された主要被写体が当該画像内において占める位置に関する条件として、当該主要被写体の少なくとも一部が画像中央にあるという条件を記憶していることが好ましい。この構成によると、主要被写体が画像中央付近にある画像データファイルを選択させることが可能となる。
以下、本発明の好適な一実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明の実施の形態に係るコントローラを備えた写真処理装置の概略構成を示す図である。
図1に示すように、写真処理装置1は、インターフェイス部10と、フィルムスキャナ20と、コントローラ30と、プリンタプロセッサ50とを有している。
インターフェイス部10では、写真処理装置1とそれを操作するオペレータとの間の情報のやり取りが行われる。インターフェイス部10は、写真処理装置1に関する様々な情報を表示してオペレータに告知するディスプレイ11と、オペレータが写真処理装置1に対して指示を与えるキーボード12やマウス13からなる入力デバイスとを有している(図2参照)。
フィルムスキャナ20は、ハロゲンランプ21と、ハロゲンランプ21から出射した光の色バランスを調整するための調光フィルタ22と、調光フィルタ22を通過した光を均等に混色するミラートンネル23と、写真フィルム25の各コマ画像とハロゲンランプ21とを順次対向させるフィルム搬送機構24と、写真フィルム25のコマ画像を光電変換するためのCCDラインセンサユニット26と、写真フィルム25を透過した光をCCDラインセンサユニット26上に結像させるためのレンズ27と、光路を90度屈曲させるためのミラー28と、CCDラインセンサユニット26の出力信号を処理する図示しない処理回路とを有している。
CCDラインセンサユニット26は、約5000個の受光部を写真フィルム25の幅方向に配列したCCDラインセンサを3列に並べて備えており、各CCDラインセンサの受光面にはそれぞれ赤色、緑色、青色のカラーフィルタが形成されて、写真フィルム25のコマ画像を色分解して検出する。処理回路は、CCDラインセンサユニット26の出力アナログ信号を増幅した後A/D変換を行って出力する。従って、フィルムスキャナ20では、フィルム搬送機構24に写真フィルム25がセットされると、搬送ローラ対24aにより搬送される写真フィルム25上のコマ画像が順次読み取られて、赤色、緑色、青色毎のデジタル画像データファイルがコントローラ30に対して送信される。
コントローラ30では、写真処理装置1全体の制御が行われる。また、コントローラ30には、例えばコンパクトフラッシュ(登録商標)等のデジタルカメラ用メモリカードから画像データファイルを読み出すカードスロット61、及びCD−R(Compact Disc-Recordable:1度だけ書き込み可能な追記型CD)に対してデータの読み書きを行うCD−Rドライブ62が接続されている。
ここで、図2に、コントローラ30の主要部の構成を示す。図2に示すように、コントローラ30は、画像記憶部31と、上限撮影間隔記憶部32と、上限時間書換部33と、抽出部34と、条件記憶部35と、第1の選択部36と、第1のファイル名記憶部37と、第2のファイル名記憶部38と、第2の選択部39と、最適ファイル名記憶部40と、画像数記憶部41と、画像数書換部42とを有している。
画像記憶部31は、フィルムスキャナ20、カードスロット61、またはCD−Rドライブ62から供給された複数の画像データファイルを記憶する。なお、本実施の形態では、画像記憶部31に記憶されている画像データファイルには、画像の撮影日時情報が含まれている。ここで、画像の撮影日時情報は、画像データファイルがフィルムスキャナ20から供給されたものである場合には、撮影日時等のカメラからの情報がデジタル情報としてフィルムに記録されるAPSフィルム(Advanced Photo System)をファイルムスキャナ20で読み取ることによって得られる。また、画像データファイルがデジタルカメラで作成されたものである場合には、EXIF(Exchangeable image file format)情報から撮影日時情報を取得する。
上限撮影間隔記憶部32は、カメラによる画像の撮影間隔の上限時間を記憶する。上限時間書換部33は、上限撮影間隔記憶部32に記憶されている撮影間隔の上限時間を、ディスプレイ11において、図4に示すように表示された機能選択画面80の撮影間隔入力ボックス81に対してオペレータがマウス13を用いて入力する時間に書き換える。
抽出部34は、画像記憶部31に記憶されている複数の画像データファイルのうち、撮影日時同士の間隔が上限撮影間隔記憶部32に記憶されている撮影間隔の上限時間以下であるもの、すなわち上限撮影間隔記憶部32に記憶されている上限時間以下の間隔で連続して撮影(以降、「連写」と称する)されたものに関して、画像内における主要被写体を抽出する。ここで、本実施の形態では、画像記憶部31に記憶されている複数の画像データファイルに係る画像のうち、連写された画像は、図5(a)〜図5(e)に示す5つの画像であるとする。抽出部34では、連写された5つの画像を、図6に示すように15×9個のブロックにそれぞれ分割し、各画像の対応するブロック同士を比較することによって、画像内における主要被写体の抽出が行われる。なお、図6に示すように、ブロックはいずれも一辺の長さがLの正方形である。
また、抽出部34は、差分算出部34aと、判断部34bと、認定部34cとを有している。差分算出部34aは、2つの画像のそれぞれ対応するブロック内における各画素の画素値(明るさ)の差分の総和を算出する。ここで、図6に示すように、ブロックの左下の頂点を原点とし横方向にs軸、縦方向にt軸を定めた場合、比較元ブロック内の各画素の画素値f(s,t)と比較先ブロック内の各画素の画素値g(s,t)との差分総和値Wは、以下の数式1によって求まる。
Figure 2006059220
判断部34bは、差分算出部34aで算出された差分総和値が、所定のしきい値を超えるかどうかを判断する。認定部34cは、複数の画像の対応するブロック同士の全ての組み合わせについて差分総和値がしきい値を超えていると判断部34bによって判断されたブロックを主要被写体を構成するブロックとして認定する。
ここで、例えば、図6(a)のブロックAについて考える。図6(a)のブロックAに写っている画像は、図6(b)〜図6(e)のブロックAに写っているいずれの画像とも一致しており、図6(a)のブロックAと図6(b)〜図6(e)のブロックAとのそれぞれの差分総和値は、いずれも実質的に0となる。したがって、図6(a)のブロックAは、認定部34cによって認定されない。また、図6(a)のブロックBについて考える。図6(a)のブロックBに写っている画像は、図6(b)〜図6(e)のブロックBに写っているいずれの画像とも異なっており、図6(a)のブロックBと図6(b)〜図6(e)のブロックBとのそれぞれの差分総和値は、いずれも所定のしきい値を超える。したがって、図6(a)のブロックBは、認定部34cによって主要被写体を構成するブロックとして認定される。
上述のようにして、連写された各画像の対応するブロック同士の全ての組み合わせについて差分総和を算出し、その値がしきい値を超えるかどうかを判断することによって、移動体を画像中の主要被写体として抽出することができる。図7において、認定部34cによって主要被写体を構成するブロックとして認定されたブロックを太線で囲んで示す。
条件記憶部35は、抽出部34によって抽出された主要被写体がその画像内において占める位置に関する条件、及び主要被写体がその画像中において占める面積比率に関する条件を記憶する。本実施の形態における主要被写体が画像内において占める位置に関する条件は、画像の15×9個のブロックの中心のブロック(図7において斜線で示されるブロック:以降、単に「中心ブロック」と称する)に主要被写体の少なくとも一部分が写っていることである。また、主要被写体が画像中において占める面積比率に関する条件とは、主要被写体が画像中において占める割合が30%〜70%であることである。なお、面積比率に関する条件は、ディスプレイ11において図4に示すように表示された機能選択画面の面積比率入力ボックス83にオペレータが入力デバイスを用いて入力する任意の値に変更可能である。
第1の選択部36は、画像記憶部31に記憶されている複数の画像データファイルのうち、抽出部34に抽出された主要被写体が条件記憶部35に記憶されている位置に関する条件及び面積比率に関する条件を満たすものを選択する。詳細には、先ず主要被写体が位置に関する条件を満たす画像データファイルを選択する。このとき、選択された画像データファイルのファイル名は、第1のファイル名記憶部37に記憶される。そして、第1のファイル名記憶部37にファイル名が記憶されている画像データファイルのうち、主要被写体が面積比率に関する条件を満たす画像データファイルを選択する。このとき、選択された画像データファイルのファイル名は、第2のファイル名記憶部38に記憶される。つまり、第2のファイル名記憶部38には、主要被写体が位置及び面積比率に関する条件を共に満たす画像データファイルのファイル名が記憶される。
ここで、図7(a)〜図7(e)の画像について考える。図7(a)〜図7(e)の画像のうち、主要被写体が条件記憶部35に記憶されている位置に関する条件を満たすものは、図7(b)〜図7(e)の画像である。さらに、図7(b)〜図7(e)の各画像を構成する134個のブロックのうち、主要被写体が写っているブロックの数はそれぞれ26個、38個、65個、74個である。したがって、図7(b)〜図7(e)の画像における主要被写体の面積比率はそれぞれ約19%、28%、47%、54%となる。つまり、図7(a)〜図7(e)の画像のうち、主要被写体が条件記憶部35に記憶されている位置及び面積比率に関する条件を共に満たすものは、図7(c)〜図7(e)の3つの画像となる。よって、第2のファイル名記憶部38には、図7(c)〜図7(e)の3つの画像に対応する画像データファイルのファイル名が記憶される、
第2の選択部39は、第2のファイル名記憶部38にファイル名が記憶されている3つ画像データファイルの中から、1つの画像データファイルを選択する。また、第2の選択部39は、平均座標算出部39aと、決定部39bとを有している。平均座標算出部39aは、第2のファイル名記憶部38にファイル名が記憶されている3つの画像データファイルの各々について、主要被写体の平均座標を算出する。決定部39aは、平均座標算出部39aによって算出された主要被写体の平均座標が、中心ブロックの座標に最も近い画像データファイルに係る画像をプリントするのに最適な画像に決定する。
ここで、中心ブロックを原点とし、横方向にx軸、縦方向にy軸を定めた場合について考える。1つの画像において、主要被写体が写っているN個のブロックの座標をそれぞれ(x1,y1)、(x2,y2)、・・・(xN,yN)とすると、その画像における主要被写体の平均座標(x,y)は、以下の数式2によって求まる。
Figure 2006059220
したがって、決定部39bは、数式2によって算出された主要被写体の平均座標が、中心ブロックの座標(0,0)に最も近い画像データファイルに係る画像をプリントするのに最適な画像に決定する。ここで、図7(c)〜図7(e)において、数式2によって算出される主要被写体の中心座標の位置を黒丸で示す。図7(c)〜図7(e)より、主要被写体の中心座標が、中心ブロックの座標に最も近い画像は、図7(c)の画像である。
最適ファイル名記憶部40は、上述のようにして、第2のファイル名記憶部38にファイル名が記憶されている3つの画像データファイルのうち、第2の選択部39によって選択されたプリントするのに最適が画像データファイルのファイル名を記憶する。
画像数記憶部41は、画像記憶部31に記憶されている各画像データファイルに関して、プリンタプロセッサ50におけるプリント枚数を記憶する。初期状態では、各画像が1枚ずつプリントされるように記憶されている。画像数書換部42は、連写された複数の画像のうち、最適ファイル名記憶部40にファイル名が記憶されている画像データファイルに係る画像以外の画像のプリント枚数が0となるように、画像数記憶部41の記憶内容を書き換える。なお、オペレータは、ディスプレイ11において、図8に示すように表示されるジャッジ画面90の数値入力ボックス92に、キーボード12から数値を入力することによって、画像数記憶部41に記憶されているプリント枚数を任意に変更することができる。
プリンタプロセッサ50は、コントローラ30から送信された画像処理済みの画像データファイルに基づいて、印画紙511に対して露光を行うプリンタ51と、露光済みの印画紙511に対して現像、漂白、安定化などの処理が施されるプロセッサ52と、プロセッサ52から排出された印画紙511を乾燥させる仕上げ処理部53とを有している。
プリンタ51は、印画紙511を収納するペーパーマガジン512と、印画紙511をペーパーマガジン512から引き出しつつ搬送する複数の搬送ローラ対513と、印画紙511をプリントサイズにカットするカッター514と、搬送経路に沿って矢印A方向に搬送される印画紙511に対してコントローラ30で画像処理が施された画像データファイルに対応する潜像を形成する露光ヘッド515とを備えている。なお、露光ヘッド515は、例えばレーザ露光方式、PLZT方式、CRT方式など適宜のものを採用することができる。そして、プリンタ51において露光された印画紙511は、プロセッサ52を経て仕上げ処理部53へと搬送され、仕上がりの写真プリントとして排出される。
次に、図3を参照しつつ、画像記憶部31に記憶されているフィルムスキャナ20、カードスロット61、またはCD−Rドライブ62から供給された複数の画像データファイルのうち、プリントに最も適したものを選択する手順について説明する。図3は、コントローラ30における処理手順を示すフローチャートである。
まず、オペレータは、図4に示すようにディスプレイ11に表示される機能選択画面80において、画像記憶部31に記憶されている複数の画像データファイルの中で、連続して撮影された画像データファイルを判断するための撮影間隔の上限時間を入力することができる撮影間隔入力ボックス81、及び主要被写体が画像中において占める面積比率を入力することができる面積比率入力ボックス83にキーボード12やマウス13等の入力デバイスを用いて所望の数値を入力する。
本実施の形態では、オペレータは、上限撮影間隔を1秒に、また主要被写体の適正面積比率を50±20%に設定する。なお、オペレータによって、マウス13のカーソルがキャンセルボタン85を指している状態でマウス13の左又は右ボタンがクリックされると、機能選択画面80がディスプレイ11から消去される。そして、撮影間隔入力ボックス81及び面積比率入力ボックス83に対する操作が終了すると、オペレータは、マウス13のカーソルが機能確定ボタン84を指している状態でマウス13の左又は右ボタンをクリックし、上限撮影間隔及び被写体の適正面積比率を確定する。したがって、オペレータによって上限撮影間隔及び被写体の適正面積比率が確定されたかどうかが判断される(ステップS101)。
上限撮影間隔及び被写体の適正面積比率が確定されていないと判断された場合には(ステップS101:N0)、ステップS101での判断が繰り返される。一方、上限撮影間隔及び被写体の適正面積比率が確定されたと判断された場合には(ステップS101:YES)、抽出部34が、画像記憶部31に記憶されている複数の画像データファイルの中で、連写されたもの(図5に示す5つの画像に対応する画像データファイル)に関して、画像内における主要被写体を抽出する(ステップS102)。このとき、図7に示すように、5つの画像の主要被写体がそれぞれ抽出される。
次に、ステップS102において抽出された主要被写体が、条件記憶部35に記憶されている位置に関する条件に適合するか、すなわち主要被写体の少なくとも一部分が中心ブロックに写っているかどうかが判断される(ステップS103)。位置に関する条件に適合しないと判断された場合には(ステップS103:NO)、後述するステップS104を省略してステップS105に進む。一方、位置に関する条件に適合すると判断された場合には(ステップS103:YES)、その画像に対応する画像データファイルのファイル名を第1のファイル名記憶部37に記憶する(ステップS104)。
その後、画像記憶部31に記憶されている複数の画像データファイルのうち、連写された全ての画像データファイルに対するステップS103における判断が終了したかどうかが判断される(ステップS105)。連写画像に係る全ての画像データファイルのステップS103における判断が終了していないと判断された場合には(ステップS105:NO)、ステップS103に戻り、未だ判断が行われていない画像データファイルに対する判断が行われる。
一方、全ての連写画像に係る画像データファイルのステップS103における判断が終了したと判断された場合には(ステップS105:YES)、第1のファイル名記憶部37にファイル名が記憶されている画像データファイルに係る画像の主要被写体が、条件記憶部35に記憶されている面積比率に関する条件に適合するかどうか、すなわち主要被写体が画像中において占める割合が30%〜70%であるかどうかが判断される(ステップS106)。なお、このとき第1のファイル名記憶部37には、図7(b)〜図7(e)の4つの画像に対応する画像データファイルのファイル名が記憶されている。
面積比率に関する条件に適合しないと判断された場合には(ステップS106:NO)、後述するステップS107を省略してステップS108に進む。一方、面積比率に関する条件に適合すると判断された場合には(ステップS106:YES)、その画像に対応する画像データファイルのファイル名を第2のファイル名記憶部38に記憶する(ステップS107)。その後、第1のファイル名記憶部37にファイル名が記憶されている全ての画像データファイルに対するステップS106における判断が終了したかどうかが判断される(ステップS108)。全ての画像データファイルのステップS106における判断が終了していないと判断された場合には(ステップS108:NO)、ステップS106に戻り、未だ判断が行われていない画像データファイルに対する判断が行われる。
一方、全ての画像データファイルのステップS106における判断が終了したと判断された場合には(ステップS108:YES)、第2の選択部39によって、第2のファイル名記憶部38にファイル名が記憶されている画像データファイルの中から、最もプリントに適したもの、すなわち主要被写体の平均座標が中心ブロックの座標に最も近いものが選択される(ステップS109)。なお、このとき第2のファイル名記憶部38には、図7(c)〜図7(e)の3つの画像に対応する画像データファイルのファイル名が記憶されている。
続いて、ステップS109において選択された画像データファイルのファイル名が最適ファイル名記憶部40に記憶される(ステップS110)。ここで、図7(c)〜図7(e)の画像のうち、黒丸で示す主要被写体の平均座標が中心ブロックの座標に最も近い画像は、図7(c)の画像である。したがって、最適ファイル名記憶部40には、図7(c)の画像に対応する画像データファイルのファイル名が記憶される。
最後に、画像数書換部42によって、連写画像のうち、最適ファイル名記憶部40にファイル名が記憶されている画像データファイルに係る画像以外の画像(図7(a)、(b)、(d)、(e)の画像)のプリント枚数が0となるように、画像数記憶部41の記憶内容が書き換えられる(ステップS111)。
上述のようにして、プリントに最も適した画像が選択されると、ディスプレイ11には、図8に示すようなジャッジ画面90が表示される。ジャッジ画面90には、6つの画像91a〜91fと、各画像のプリント枚数を入力するための数値入力ボックス92と、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)に対応する色をそれぞれ補正するための色補正ボタン93〜95と、濃度を補正するための濃度補正ボタン96とが表示される。オペレータは、このジャッジ画面90において、表示された6つの画像91a〜91fに対して、キーボード12やマウス13等の入力デバイスを用いて、画像の補正やプリント枚数の設定を行う。
ここで、図8の画像91a〜91eは連写画像である。上述の処理手順によって、画像91a〜91eの中で最もプリントに適した画像として選ばれた画像91c以外の画像91a、91b、91d、91eはプリントされないので、数値入力ボックス92には「パス」と表示される。
以上のように、本実施の形態のコントローラ30では、第1の選択部36が、複数の画像データファイルの中から、条件記憶部35に記憶されている主要被写体の位置及び大きさに関する条件を両方満たすものを選択する。したがって、主要被写体の位置及び大きさについてオペレータの所望する画像が選択される。
また、本実施の形態のコントローラ30では、抽出部34が、それぞれ複数のブロックに分割された画像の対応するブロック同士を比較することに基づいて、画像内における主要被写体を抽出する。したがって、移動体を主要被写体として抽出することができる。
さらに、本実施の形態のコントローラ30では、差分算出部34aがブロック内における画素値の差分の総和を算出し、判断部34bが差分算出部34aで算出された差分総和値が所定のしきい値を超えるかどうかを判断し、認定部34cが複数の画像の対応するブロック同士の全ての組み合わせについて差分総和値がしきい値を超えていると判断部34bによって判断されたブロックを主要被写体を構成するブロックとして認定する。したがって、移動体を確実且つ容易に主要被写体として抽出することができる。
加えて、本実施の形態のコントローラ30では、画像数書換部42が、連写された複数の画像のうち最適ファイル記憶部40にファイル名が記憶された画像データファイルに係る画像以外の画像のプリント枚数が0となるように、画像数記憶部41の記憶内容を書き換える。したがって、ジャッジ画面90におけるオペレータの作業負担がさらに軽減される。
また、本実施の形態のコントローラ30では、抽出部34が、画像記憶部31に記憶されている複数の画像データファイルのうち、撮影日時同士の間隔が上限撮影間隔記憶部32に記憶されている撮影間隔の上限時間以下であるものに関して、画像内における主要被写体を抽出する。したがって、連写された画像以外の画像の主要被写体が無意味に抽出されることがない。
また、本実施の形態のコントローラ30では、上限時間書換部33が、上限撮影間隔記憶部32に記憶されている撮影間隔の上限時間を、機能選択画面80においてオペレータが入力デバイスを用いて入力した時間に書き換えることができる。したがって、画像記憶部31に記憶されている各画像データファイルが連続して撮影されたものであるかどうかを判断する撮影間隔に関する上限時間を、オペレータが適宜変更することができるので、使い勝手の優れたものとなる。
また、本実施の形態のコントローラ30では、第2の選択部39が、第2のファイル名記憶部38にファイル名が記憶されている画像データファイルの中から1つの画像データファイルを選択する。したがって、連写された複数の画像の中から1つの画像をプリントする場合に有効である。
また、本実施の形態のコントローラ30では、第2のファイル名記憶部38にファイル名が記憶されている画像データファイルの中から、平均座標算出部39aによって算出された主要被写体の平均座標が中心ブロックの座標に最も近い画像データファイルを決定部39bが決定する。したがって、最も画像中央の近くに主要被写体が写っている画像を選択することができる。
また、本実施の形態のコントローラ30では、条件記憶部35には、主要被写体の少なくとも一部分が中心ブロックに写っているという主要被写体に位置に関する条件と、主要被写体が画像中において占める割合が30%〜70%であるという主要被写体の画像中における面積比率に関する条件とが記憶されている。したがって、主要被写体の位置に関する条件によって、主要被写体が画像中央付近にある画像データファイルを選択させることが可能となる。また、面積比率に関する条件によって、画像中において主要被写体が30%〜70%の面積比率を占める画像を選択させることが可能となる。
以上、本発明の好適な一実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて、様々な設計変更を行うことが可能なものである。
例えば、上述の実施の形態では、抽出部34が、それぞれ複数のブロックに分割された画像の対応するブロック同士を比較することに基づいて、画像内における主要被写体を抽出する場合について説明したが、主要被写体の抽出方法はこれには限られない。主要被写体が人間である場合には、人間の特徴をあらかじめ記憶させておき、その特徴に適合する部分を人間として抽出するようにしてもよい。
また、上述の実施の形態では、差分算出部34aがブロック内における画素値の差分の総和を算出し、判断部34bが差分算出部34aで算出された差分総和値が所定のしきい値を超えるかどうかを判断し、認定部34cが複数の画像の対応するブロック同士の全ての組み合わせについて差分総和値がしきい値を超えていると判断部34bによって判断されたブロックを主要被写体を構成するブロックとして認定する場合について説明したが、主要被写体を構成するブロックの認定方法はこれには限られない。例えば、各ブロック内における画素値の平均値を算出し、複数の画像の対応するブロック同士の全ての組み合わせについて平均値の差がしきい値を超えているブロックを主要被写体を構成するブロックとして認定するようにしてもよい。
さらに、上述の実施の形態では、画像数書換部42が、連続して撮影された複数の画像のうち最適ファイル記憶部40にファイル名が記憶された画像データファイルに係る画像以外の画像のプリント枚数が0となるように、画像数記憶部41の記憶内容を書き換える場合について説明したが、これには限られない。画像数書換部42は、連続して撮影された複数の画像のうち第2のファイル名記憶部38にファイル名が記憶された画像データファイルに係る画像以外の画像のプリント枚数が0となるように、画像数記憶部41の記憶内容を書き換えてもよい。この場合は、主要被写体の位置及び大きさに関してオペレータの所望する画像が全てプリントされることになる。また、ジャッジ画面90においてオペレータがプリント枚数の変更を指示した場合のみ、画像数書換部42が、画像数記憶部41の記憶内容を書き換えるようにしてもよい。
また、上述の実施の形態では、コントローラ30が画像の撮影間隔の上限時間を記憶する上限撮影間隔記憶部32を備えており、抽出部34が、画像記憶部31に記憶されている複数の画像データファイルのうち、撮影日時同士の間隔が上限撮影間隔記憶部32に記憶されている上限時間以下であるものに関して、画像内における主要被写体を抽出する場合について説明したがこれには限られない。例えば、コントローラ30に上限撮影間隔記憶部32が設けられておらず、抽出部34が、画像記憶部31に記憶された全ての画像データファイルから主要被写体を抽出するようにしてもよい。
加えて、上述の実施の形態では、上限時間書換部33が、上限撮影間隔記憶部32に記憶されている撮影間隔の上限時間を、機能選択画面80においてオペレータが入力デバイスを用いて入力した時間に書き換えることができる場合について説明したが、上限撮影間隔記憶部32に記憶されている上限時間は書き換え不可能であってもよい。
また、上述の実施の形態では、第2の選択部39が、第2のファイル名記憶部38にファイル名が記憶されている画像データファイルの中から1つの画像データファイルを選択する場合について説明したが、第2の選択部39はなくてもよい。
さらに、上述の実施の形態では、第2のファイル名記憶部38にファイル名が記憶されている画像データファイルの中から、平均座標算出部39aによって算出された主要被写体の平均座標が中心ブロックの座標に最も近い画像データファイルを決定部39bが決定する場合について説明したがこれには限られない。例えば、平均座標算出部39aによって算出された主要被写体の平均座標がオペレータが所望する所定の座標に最も近い画像データファイルを決定部39bが決定するようにしてもよい。
加えて、上述の実施の形態では、条件記憶部35が、主要被写体の位置に関する条件及び面積比率に関する条件の両方を記憶している場合について説明したがこれには限られない。条件記憶部35が、主要被写体の位置に関する条件及び面積比率に関する条件のいずれか一方のみを記憶していてもよい。
さらに、上述の実施の形態では、条件記憶部35に、主要被写体の位置に関する条件として、主要被写体の少なくとも一部分が中央ブロックに写っているという条件が記憶されている場合について説明したが、これには限られない。例えば、主要被写体の位置に関する条件として、主要被写体の少なくとも一部分がオペレータが所望する所定のブロックに写っているという条件が記憶されていてもよい。
本発明の実施の形態に係る画像処理装置であるコントローラを備えた写真処理装置の概略構成を示す図である。 図1に示すコントローラのブロック図である。 図2に示すコントローラにおける処理手順を示すフローチャートである。 図2のディスプレイに表示される機能選択画面を示す図である。 図2のコントローラに供給された複数の連写画像を示す図である。 図5に示す各画像を複数のブロックに分割した状態を示す図である。 図5に示す各画像から主要被写体を抽出した状態を示す図である。 図2のディスプレイに表示されるジャッジ画面を示す図である。
符号の説明
1 写真処理装置
30 コントローラ
31 画像記憶部(画像記憶手段)
32 上限撮影間隔記憶部(上限撮影間隔記憶手段)
33 上限時間書換部(上限時間書換手段)
34 抽出部(抽出手段)
34a 差分算出部(差分算出手段)
34b 判断部(判断手段)
34c 認定部(認定手段)
35 条件記憶部(条件記憶手段)
36 第1の選択部(第1の選択手段)
37 第1のファイル名記憶部
38 第2のファイル名記憶部
39 第2の選択部(第2の選択手段)
39a 平均座標算出部(平均座標算出手段)
39b 決定部(決定手段)
40 適正ファイル名記憶部
41 画像数記憶部(画像数記憶手段)
42 画像数書換部(画像数書換手段)

Claims (10)

  1. 画像データファイルを記憶する画像記憶手段と、
    前記画像記憶手段に記憶された複数の画像データファイルに係る複数の画像の各々から、画像内における主要被写体を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段によって抽出された主要被写体が当該画像内において占める位置に関する条件、及び、前記抽出手段によって抽出された主要被写体が当該画像中において占める面積比率に関する条件の少なくともいずれか一方を記憶する条件記憶手段と、
    前記複数の画像データファイルの中から、前記条件記憶手段に記憶された条件の少なくともいずれか1つを満たす一又は複数の画像データファイルを選択する第1の選択手段とを備えていることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記抽出手段が、複数の画像データファイルに係る複数の画像の各々を構成する複数のブロックの対応するもの同士を比較することに基づいて、画像内における主要被写体を抽出することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記抽出手段が、
    前記ブロック内における画素値の差分の総和を算出する差分算出手段と、
    前記差分算出手段で算出された差分総和値がしきい値を超えているか否かを判断する判断手段と、
    対応するブロック同士のすべての組み合わせについて差分総和値がしきい値を超えていると前記判断手段によって判断されたブロックを、主要被写体を構成するブロックとして認定する認定手段とを備えていることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記画像記憶手段に記憶された各画像データファイルに関して、形成すべき画像数を記憶する画像数記憶手段と、
    前記第1の選択手段によって選択された画像データファイルについては形成すべき画像数が1以上の値となり、前記第1の選択手段によって選択されなかった画像データファイルについては形成すべき画像数が0となるように前記画像数記憶手段の記憶内容を書き換える画像数書換手段とをさらに備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. カメラによる画像の撮影間隔に関する上限時間を記憶する上限撮影間隔記憶手段をさらに備えており、
    前記抽出手段は、カメラによる画像の撮影日時情報が付随した複数の画像データファイルのうち、撮影日時同士の間隔が前記上限撮影間隔記憶手段に記憶された上限時間以下のものからのみ、画像内における主要被写体を抽出することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 入力デバイスからの信号に基づいて、前記上限撮影間隔記憶手段に記憶された上限時間を書き換える上限時間書換手段をさらに備えていることを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記第1の選択手段によって選択された一又は複数の画像データファイルの中から、1つの画像データファイルを選択する第2の選択手段をさらに備えていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. 前記第2の選択手段が、
    前記第1の選択手段によって選択された一又は複数の画像データファイルの各々について、前記抽出手段によって抽出された主要被写体の平均座標を算出する平均座標算出手段と、
    前記平均座標算出手段が算出した平均座標が所定座標に最も近い画像データファイルが、前記第1の選択手段によって選択された一又は複数の画像データファイルのうちのいずれであるかを決定する決定手段とを備えていることを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 前記条件記憶手段が、前記抽出手段によって抽出された主要被写体が画像内において占める位置に関する条件、及び、前記抽出手段によって抽出された主要被写体が画像中において占める面積比率に関する条件の両方を記憶していることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  10. 前記条件記憶手段が、前記抽出手段によって抽出された主要被写体が当該画像内において占める位置に関する条件として、当該主要被写体の少なくとも一部が画像中央にあるという条件を記憶していることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の画像処理装置。
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