JP2006057932A - 空気調和装置の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 室内ユニットおよび室外ユニットの配置関係の制約を無くすことができ、室外と室内の温度差が小さくても室内を効率良く冷房できる空気調和装置を提供する。
【解決手段】 圧縮機冷凍サイクルを実現するために、膨張弁25と圧縮機11とを有する空気調和装置1において、膨張弁25をバイパスした状態で、圧縮機11だけを低圧で動かして冷媒を強制的に循環させる強制循環サイクルを設ける。自然循環サイクルと同様に、冷媒を圧縮・膨張させずに循環させるが、冷媒を強制的に循環させるため、室内ユニットに対して室外ユニットを上方に設置することが可能となり、自然循環サイクルよりも温度差が小さくても室内を効率良く冷房することが可能になる。
【選択図】 図2
【解決手段】 圧縮機冷凍サイクルを実現するために、膨張弁25と圧縮機11とを有する空気調和装置1において、膨張弁25をバイパスした状態で、圧縮機11だけを低圧で動かして冷媒を強制的に循環させる強制循環サイクルを設ける。自然循環サイクルと同様に、冷媒を圧縮・膨張させずに循環させるが、冷媒を強制的に循環させるため、室内ユニットに対して室外ユニットを上方に設置することが可能となり、自然循環サイクルよりも温度差が小さくても室内を効率良く冷房することが可能になる。
【選択図】 図2
Description
本発明は、制御盤の内部や携帯電話の基地局などの年間を通じて冷房運転を行う必要がある場所に設置するのに適した空気調和装置に関するものである。
制御盤の内部、電算機室、携帯電話の基地局などの通信関連設備などにおいては、機器の発熱により環境温度が上昇し易いので、四季に関係なく年間を通じて冷房が必要になる。室内を空調するための装置として、冷媒を圧縮機により圧縮し、減圧機構により膨張させる冷凍サイクル(以降では、圧縮機冷凍サイクルと称する)で冷房運転する方法と、室内温度と室外温度との温度差に起因して生じる冷媒の比重差および室外機および室内機の高低差を利用して冷媒を自然循環させる自然循環サイクルで冷房運転する方法とを併用できる装置が知られている。このような空調機は特開2000−320913号公報に開示されている。
図10および図11に圧縮機冷凍サイクルおよび自然循環サイクルを切り換えて運転できる空気調和装置の概略を示してある。図10は、兼用の空気調和装置を圧縮機冷凍サイクルで運転しているときの冷媒の流れを示し、図11は自然循環サイクルで運転しているときの冷媒の流れを示している。この空気調和装置100は、凝縮器12を備えた室外ユニット2と、蒸発器13を備えた室内ユニット3とを有しており、室内ユニット3が室外ユニット2に対して低い位置に設置されている。この空気調和装置100の蒸発器13から凝縮器12に冷媒を供給する側には、蒸発器13で蒸発したガス冷媒を圧縮して凝縮器12に供給する圧縮機11が配置され、自然循環サイクルのときに圧縮機11を切り離せるように電磁弁15、アキュームレータ16および逆止弁17を介して圧縮機11が蒸発器13および凝縮器12の間の配管21に接続されている。さらに、自然循環サイクルのときに圧縮機11をバイパスして冷媒を流すためのバイパス配管23と、それを開閉する電磁弁22とを備えている。
空気調和装置100の凝縮器12から蒸発器13に冷媒を供給する側には、凝縮器12で凝縮された液冷媒を減圧して蒸発器13に供給するための減圧弁25が凝縮器12および蒸発器13の間の配管26に接続されている。さらに、自然循環サイクルのときに減圧弁25をバイパスして冷媒を供給するためのバイパス配管28と、それを開閉する電磁弁27とを備えている。
この空気調和装置100は、さらに、上述した圧縮機11、圧縮機11を切り離すための電磁弁15、圧縮機11をバイパスするための電磁弁22、減圧弁25、減圧弁25をバイパスするための電磁弁27などを制御する制御装置110を備えている。この制御装置110は、これらの手段を制御して圧縮機冷凍サイクルと自然循環サイクルとを切り換える。そのため、凝縮器12の周囲の外気温度Toutを外気用温度センサ31により検出し、蒸発器13の周囲の室内温度Tinを室内用温度センサ32により検出し、室内温度Tinから外気温度Toutを引いた温度差ΔTが所定の値T1よりも小さくなると圧縮機冷凍サイクルに切り換え、温度差ΔTが所定の値T2よりも大きくなると自然循環サイクルに切り換える。
図10に示す圧縮機冷凍サイクルにおいては、制御装置110により、バイパス用の電磁弁22および27が閉じられ、圧縮機11の電磁弁15が開けられ、さらに、減圧弁25を、冷媒を減圧する開度にセットされる。この状態で圧縮機11により、冷媒を減圧弁25で減圧される圧力以上に加圧して循環させることにより、圧縮機冷凍サイクルが成立する。同時に、室外ファン33および室内ファン34を駆動すると、圧縮されたガス冷媒が凝縮器12で潜熱を放出して凝縮され、高温高圧の液冷媒となり、この液冷媒は減圧機構25により減圧され低温低圧の湿り蒸気となって蒸発器13に供給される。そして、蒸発器13で急激に気化し、気化熱(潜熱)を吸収することにより周囲を冷却し、乾いたガス冷媒となって圧縮機11に戻される。このような冷媒の循環サイクルにより室内が冷房される。
一方、図11に示す自然循環サイクルにおいては、バイパス用の電磁弁22および27が開けられ、圧縮機11の電磁弁15が閉じられる。圧縮機11は通常停止され、減圧弁25は通常制御されないか不要なので閉じられる。これにより、冷媒が圧縮・減圧されずに、高低差および比重差だけで冷媒が循環する自然循環サイクルが成立する。室外ファン33および室内ファン34を駆動すると、温度差ΔTが所定の値T2より大きい、すなわち、室外が室内よりも温度が低い状態になっているので、室外側の凝縮器12では低温で冷媒が凝縮して液冷媒となり、室外ユニット2と室内ユニット3との高低差によって低い位置にある蒸発器13に導かれる。そして、室内温度が高いので、蒸発器13では冷媒が蒸発して気化熱により周囲を冷却する。さらに、ガス化した冷媒は比重差(機内圧の差)により、高い位置にある凝縮器12に供給される。
特開2000−320913号公報
圧縮機冷凍サイクルおよび自然循環サイクルを選択できる空気調和装置100は、室外温度が室内温度に対して所定の値T2より低くなったときに自然循環サイクルに切り換えることにより、圧縮機11を運転しないで室内を冷房できる。このため、消費電力を削減でき、年間を通してみるとランニングコストを低くできる。しかしながら、圧縮機冷凍サイクルおよび自然循環サイクルを併用するためには幾つか問題がある。
まず、室内ユニット3および室外ユニット2との配置の制約があり、圧縮機冷凍サイクルにより冷房するシステムの立場で見ると必ずしも経済的とは言えない。自然循環サイクルを実現するためには、室内ユニット3に対し室外ユニット2を高い位置に配置する必要がある。その際、圧縮機11は発熱体になるので、冷房側となる室内ユニット3に含めることは冷却効率を阻害するので、室外ユニット2と共に高い位置に配置するか、あるいはさらに第3のユニットを設けて屋外に配置する構成になる。重量物である圧縮機を高い位置に配置するためにはサポートなどを考えると経済的ではないし、第3のユニットを設けることも経済的とは言えない。
また、室内ユニット3は屋外ユニット2に対して十分に低い位置に配置する必要があり、室内の床面に近い位置に配置されることになる。したがって、冷風が低い位置から吹き出されることになるので、室内に冷風を循環させる効率も悪い。ファン34により上向きに噴出して循環させることは可能であるが、ファン34が大型になり、ファンモータの熱負荷が増加する結果となり、経済的ではない。したがって、自然循環サイクルは、これらの点から考えると、必ずしも経済的なサイクルであるとは言えない。
さらに、自然循環サイクルでは配管による圧力損失も問題になる。冷媒の循環量を確保しようとして室外ユニット2と室内ユニット3との高低差を大きくすれば配管系統が長くなり、圧力損失が増す。したがって、大口径の配管が必要になり設備費用は増加する。
外気温が低下したときに自然循環サイクルに移行するが、自然循環サイクルでは、蒸発器の入口の液冷媒の温度がほぼ外気温であり、室内温度により液冷媒がガス化し、冷房のために十分な量の冷媒が循環するためには外気温と室内温度との温度差ΔTが十分に大きくなければならない。一方、圧縮機冷凍サイクルにおいては、外気温が低下すると液冷媒の温度が低下するので、循環量を低下させる必要があり、冷媒の循環量が圧縮機の連続運転可能な範囲から外れると圧縮機をオンオフ運転するなどの方法を採用するために運転効率が大幅に低下する。したがって、自然循環サイクルは圧縮機冷凍サイクルでは運転効率が悪化する範囲をすべてカバーするものではなく、自然循環サイクルが成り立つ温度差ΔTを超えて外気温が低下したときに利用できるにすぎない。このため、自然循環サイクルと圧縮機冷凍サイクルとを併用するシステムにおいては、温度差ΔTが小さくて自然循環サイクルに移行できないときは、効率が悪くとも圧縮機冷凍サイクルにより冷房運転を行わざるを得ない。
そこで、本発明においては、これらの自然循環サイクルと圧縮機冷凍サイクルとを切り換えられる空気調和装置の問題を解決し、室内ユニットおよび室外ユニットの配置の制約を解消でき、圧縮機冷凍サイクルの運転効率が低下する範囲の運転効率を上げることができる空気調和装置およびその制御方法を提供することを目的としている。
本発明においては、凝縮器から出力された冷媒を減圧(膨張)して蒸発器に供給されるように冷媒を加圧(圧縮)して凝縮器に供給する圧縮機冷凍サイクル(第1のサイクル)と、凝縮器から出力された冷媒を減圧せずに蒸発器に供給すると共に、圧縮機をバイパスさせて冷媒を凝縮器に供給する自然循環サイクル(第3のサイクル)とは別に、あるいはそれに加えて、凝縮器から出力された冷媒を減圧せずに蒸発器に供給すると共に、冷媒を凝縮器に送出する強制循環サイクル(第2のサイクル)で動作する空気調和装置を提供する。強制循環サイクルにおいては、冷媒を強制的に減圧あるいは膨張させずに冷媒を循環する。このため、冷媒を送出する手段は、凝縮器と蒸発器の高低差および配管ロスをキャンセルして十分な量の冷媒が循環するのに必要な圧力で冷媒を送り出す。したがって、この強制循環サイクルであれば、温度差に関わらず冷房に十分な量の冷媒を強制的に循環させることができ、また、蒸発器が凝縮器に対して上方にある場合も強制的に冷媒を循環させることができる。このため、蒸発器と凝縮器の配置の制限をなくすことができ、また、圧縮機冷凍サイクルの運転効率が低下する温度差になったら強制循環サイクルに切り換えることにより運転効率の低下を避けることができる。さらに、凝縮器が蒸発器より上方に配置できるのであれば、自然循環サイクルが成立する温度差になったら、強制循環サイクルから自然循環サイクルに移行することも可能となる。
本発明の空気調和装置は、圧縮機冷凍サイクルを第1のサイクルとし、強制循環サイクルを第2のサイクルとして運転する空気調和装置を提供する。そのような空気調和装置は、第1のサイクルを構成する要素を制御することにより第2のサイクルに移行できる。本発明の空気調和装置は、凝縮器を備えた室外ユニットと、蒸発器を備えた室内ユニットと、蒸発器から出力された冷媒を凝縮器に向けて送り出す送出手段と、凝縮器から出力された冷媒の圧力を蒸発器の上流で制御する圧力制御手段と、圧力制御手段および送出手段を制御する制御手段とを有し、この制御手段は、圧力制御手段により凝縮器から出力された冷媒が減圧された状態で蒸発器に供給されるように送出手段により冷媒を加圧して凝縮器に供給する第1のサイクルと、圧力制御手段により凝縮器から出力された冷媒を減圧せずに蒸発器に供給し、送出手段により冷媒を凝縮器に供給する第2のサイクルとを切り換えて制御する。
したがって、本発明の空気調和装置の制御方法は、圧力制御手段により凝縮器から出力された冷媒が減圧された状態で蒸発器に供給されるように送出手段により冷媒を加圧して凝縮器に供給する第1のサイクルで冷媒が循環するように、圧力制御手段および送出手段を制御する第1の工程と、圧力制御手段により凝縮器から出力された冷媒を減圧せずに蒸発器に供給し、送出手段により冷媒を凝縮器に供給する第2のサイクルで冷媒が循環するように、圧力制御手段および送出手段を制御する第2の工程とを有する。第1のサイクルと第2のサイクルとを、蒸発器の周囲の内部温度と凝縮器の周囲の外部温度との温度差により切り換えることにより、圧縮機冷凍サイクルである第1のサイクルの運転効率が低下する条件になったときに強制循環サイクルである第2のサイクルを開始し、空気調和装置の運転効率の低下を防止できる。
送出手段の好適な例はコンプレッサであり、圧縮機冷凍サイクルの低負荷運転においては、高差圧低流量の連続運転が難しい状態になるのに対し、強制循環サイクルであると低負荷でも低差圧の運転条件になるので回転数を下げるなどの方法によりコンプレッサを連続的に運転することが可能となる。送出手段は、コンプレッサとポンプの組み合わせで実現することも可能である。圧力制御手段は、減圧弁あるいは膨張弁と、それらをバイパスする配管と、バイパス配管を開閉する自動弁との組み合わせにより実現できる。減圧弁あるいは膨張弁の開度を実質的に冷媒を減圧しない程度まで強制的に開けることによりバイパス配管と同等の機能を持たせることも可能である。
また、この強制循環サイクルは、室内ユニットを室外ユニットに対して高い位置に配置することが可能であり、室内の冷気の循環効率を向上できる。室外ユニットを低い位置に設置できるので、コンプレッサのような送出手段を室外ユニットに含めて低い位置に設置することが可能となり、ユニットの配置が容易で、様々な面において低コストで冷却効率の高い空気調和装置を提供できる。
強制循環サイクルに切換可能な空気調和装置は、室外ユニットを室内ユニットに対して高い位置に配置することも可能である。この場合、本発明の空気調和装置は、さらに、送出手段をバイパスして蒸発器から出力された冷媒を凝縮器に供給する送出バイパス手段を設けることにより、自然循環サイクルを第3のサイクルとして実行することが可能である。制御手段は、圧力制御手段により凝縮器から出力された冷媒を減圧せずに蒸発器に供給し、送出バイパス手段により冷媒を凝縮器に供給する第3のサイクルへ切り換えることにより、強制循環サイクルから自然循環サイクルにさらに移行することができる。そのような空気調和装置の制御方法は、第1および第2の工程に加え、圧力制御手段により凝縮器から出力された冷媒を減圧せずに蒸発器に供給し、送出バイパス手段により冷媒を前記凝縮器に供給する第3のサイクルで冷媒が循環するように、圧力制御手段および送出バイパス手段を制御する第3の工程を備えている。
第1のサイクル、第2のサイクルおよび第3のサイクルは、蒸発器の周囲の内部温度と凝縮器の周囲の外部温度との温度差により切り換えることが可能であり、自然循環サイクルが成立する条件になったら自然循環サイクルに切り換えることにより、さらに運転効率を改善できる。
このように、本発明の空気調和装置およびその制御方法を採用することにより、圧縮機冷凍サイクルに加えて強制循環サイクルを第2のサイクルとして備えた空気調和装置を提供できる。強制循環サイクルは、外気温が室内温度よりも低下した程度で温度差がそれほどない、圧縮機冷凍サイクルの運転効率が低下し、自然循環サイクルは稼動しない条件において、冷却サイクルを効率よく運転できる。このため、圧縮機冷凍サイクルと自然循環サイクルとの境界の空気調和装置を効率よく運転できない条件の温度範囲において強制循環サイクルを用いることにより、さらに、広範囲の温度条件において運転効率の良い空気調和装置を提供できる。したがって、通年で、外気温が低い条件でも室内を冷却する必要がある、制御盤用の空気調和装置に本発明は適している。
さらに、冷媒を強制循環するので、室内ユニットと室外ユニットとの上下関係の制限はなく、圧縮機冷凍サイクルと強制循環サイクルとの組み合わせで、通年にわたり冷房する制御盤クーラであれば、圧縮機冷凍サイクルだけの空気調和装置と同様に室内ユニットを高い位置に配置することが可能となる。また、室外ユニットを地上に配置できるので、圧縮機などの重量物を室外ユニットに含めて屋外に配置することが容易となる。さらに、自然循環サイクルを使用しないのであれば、配管径や配管レイアウトも容易となり、フレキシブルな配置が可能であり、さらに、通年にわたり運転効率の高い空気調和装置を提供できる。
以下に図面を参照して本発明を更に詳しく説明する。図1および図2に本発明に係る空気調和装置1の概略構成を示してある。なお、空気調和装置1を構成する圧縮機などの機器のうち、先に図10および図11により説明した空気調和装置100と共通する機器については、同一の符号を付してある。この空気調和装置1は、蒸発器13およびファン34を備えた室内ユニット3と、凝縮器12およびファン33を備えた室外ユニット2とを有し、室外ユニット2に対して室内ユニット3が高い位置に設置されている。さらに、室外ユニット2は、蒸発器13から凝縮器12に対して冷媒を圧縮して供給するコンプレッサ11を備えている。また、室内ユニット3は、凝縮器12から蒸発器13に対して冷媒を減圧(膨張)させて供給する減圧弁25と、減圧弁25をバイパスするためのバイパス配管28とそのバイパス配管28をオンオフするための電磁弁27とを備えている。この空気調和装置1の制御ユニット40は、室内ユニット3に収納されており、コンプレッサ11、減圧弁25および電磁弁27などを制御する。さらに、室外ユニット2は、凝縮器12の周囲の外気温度または室外温度Toutを検出する室外用温度センサ31を備えており、室内ユニット3は、蒸発器13の周囲の内部温度または室内温度Tinを検出する室内用温度センサ32を備えている。
この空気調和装置1は、2つのサイクルを構成するように冷媒を流すことができる。第1のサイクルは、図1に示した圧縮機冷凍サイクルS1である。この圧縮機冷凍サイクルS1においては、電磁弁27によりバイパス配管28がオフになっているので、冷媒は減圧弁(膨張弁)25により減圧・膨張されて蒸発器13に供給される。そのため、コンプレッサ11は、減圧弁25により減圧されるように冷媒を加圧(圧縮)して凝縮器12に供給する。したがって、この圧縮機冷凍サイクルS1においては、コンプレッサ11と減圧弁25により、凝縮器12の側の冷媒は高圧に、蒸発器13の側の冷媒は低圧になるように制御される。
第2のサイクルは、図2に示した強制循環サイクルS2である。この強制循環サイクルS2においては、電磁弁27によりバイパス配管28が開くので、冷媒は減圧弁25により減圧されずに蒸発器13に供給される。そのため、コンプレッサ11は、減圧弁により減圧されない状態で冷媒が循環するように冷媒を凝縮器12に供給する。すなわち、凝縮器12により凝縮された液冷媒が、上方の蒸発器13に供給されるようにヘッドロスおよび配管ロスなどの圧力損失を補完する圧力で冷媒を凝縮器12に送り出す。したがって、この強制循環サイクルS2においては、凝縮器12と蒸発器13の冷媒の圧力に強制的な差はなく、冷媒を循環するために必要な主にヘッド差による圧力差が存在するだけになる。
図3に制御装置40の概略構成を示してある。制御装置40は、ROMに予め記憶されたプログラムをCPUにより実行することにより実現することが可能である。制御装置40は、室内温度Tinと室外温度Toutとから温度差ΔT(Tin−Tout)を算出する温度差算出部45と、温度差ΔTに基づき冷媒を循環させるサイクルを決定するサイクル決定部46と、決定されたサイクルで冷媒が流れるように電磁弁27などを制御してサイクルを切り換えるサイクル切り換え部47と、各サイクルにおいて圧縮機11の吐出圧力を調整したり、膨張弁25の弁開度を制御したりする個別制御部48とを備えている。
サイクル決定部46は、温度差ΔTが所定の値T1(例えば2℃)になると圧縮機冷凍サイクルS1と強制循環サイクルS2との切り換えを決定する。サイクル切り換え部47は、圧縮機冷凍サイクルS1で冷媒を流すための配管系統などの構成情報41と、強制循環サイクルS2で冷媒を流すための配管系等などの構成情報42を備えており、サイクル決定部46の指示により、電磁弁27などを制御してサイクルを切り換える。主な構成の相違は図4に示す通りであり、例えば、強制循環サイクルS2への切り換えが指示されると、電磁弁27をオンしてバイパス配管28を開にし、膨張弁25を閉じ、さらに、インバータにより圧縮機11の回転数を制御することにより、圧縮機11から吐出されるガス冷媒の圧力を調整する。
その制御をフローチャートで記載すると図5のようになる。ステップ51において、温度差算出部45により算出された温度差ΔTが2℃以上で、ステップ52において、現在のサイクルが強制循環サイクルS2でなければ、サイクル決定部46により強制循環サイクルS2への切り換えが決定され、ステップ53において、サイクル切り換え部47により強制循環サイクルS2に空気調和装置1の構成が切り換えられる。そして、ステップ54において強制循環サイクルS2の運転が行われる。
一方、ステップ51において、温度差算出部45により算出された温度差ΔTが2℃よりも低く、ステップ55において、現在のサイクルが圧縮機冷凍サイクルS1でなければ、サイクル決定部46により圧縮機冷凍サイクルS1への切り換えが決定され、ステップ56において、サイクル切り換え部47により圧縮機冷凍サイクルS1に空気調和装置1の構成が切り換えられる。そして、ステップ57において圧縮機冷凍サイクルS1の運転が行われる。
圧縮機冷凍サイクルS1においては、コンプレッサ11により冷媒が圧縮され、膨張弁25により冷媒が膨張される公知の冷却または冷凍サイクルS1により室内が冷房される。これに対して、強制循環サイクルS2においては、コンプレッサ11は、冷媒を凝縮器12から蒸発器13に押し上げるのに十分な程度に加圧するだけであり、冷媒の循環量を確保するためのポンプとして機能する。蒸発器13が上、凝縮器12が下に設置された空気調和装置1においては、コンプレッサ11により冷媒を循環させることにより、室外温度Toutは室内温度Tinよりも低いので冷媒を凝縮器12で凝縮させて潜熱を放出させ、その冷媒を蒸発器13で蒸発させて室内を冷却する冷却または冷凍サイクルを形成できる。したがって、冷媒を搬送するために電力消費が若干発生するが、圧縮機冷凍サイクルS1のみで運転される空気調和装置と同じ室内ユニット3および室外ユニット2の配置で、自然循環サイクルと同様に冷媒の圧縮膨張を伴わない冷却サイクルを実現できる。
このため、圧縮機冷凍サイクルS1と自然循環サイクルとを切り換える空気調和装置におけるディメリットを、本発明の空気調和装置1によりほぼ解消できる。すなわち、自然循環サイクルでは、室内ユニット3を室外ユニット2よりも低い位置に設置するために、冷風を下側から吹き出さざるを得ないが、強制循環サイクルS2ではそのような制限はない。また、圧縮機冷凍サイクルS1では必要となり、自然循環サイクルでは不要なコンプレッサ11の設置場所も問題となるが、強制循環サイクルS2では、室外ユニット2を下に設置できるので、圧縮機冷凍サイクルS1のみの空気調和装置と同じ配置を採用できる。
圧縮機冷凍サイクルと自然循環サイクルとを切り換えるタイプの空気調和装置において、強制循環サイクルをさらに設けて切り換えるようにすることも可能である。図6に、そのタイプの空気調和装置1aの概略構成を示してある。この空気調和装置1aは、図10および図11において説明した空気調和装置100と基本的には同じ構成である。したがって、コンプレッサ11を切り離すためのバルブ15および17と、コンプレッサ11をバイパスして冷媒を流す配管23およびそれをオンオフする自動弁22とを備えており、コンプレッサ11を使用する圧縮機冷凍サイクル(第1のサイクル)に加え、膨張弁25をバイパスし、さらに、コンプレッサ11をバイパスして冷媒の比重差とヘッド差とを用いて冷媒を循環する自然循環サイクル(第3のサイクル)S3で運転できる。さらに、バイパス配管28により膨張弁25をバイパスして冷媒を蒸発器13に供給する状態で、コンプレッサ11を切り離さずに、コンプレッサ11を冷媒ポンプとして使用することにより強制循環サイクル(第2のサイクル)S2でも運転することができる。
図7に、制御装置40aの概略を示してある。制御装置40aのサイクル決定部46は、温度差ΔTが第1の設定値T1(例えば2℃)で、圧縮機冷凍サイクルS1と強制循環サイクルS2とを切り換え、温度差ΔTが第2の設定値T2(例えば10℃)で、強制循環サイクルS2と自然循環サイクルS3とを切り換える決定を行う。サイクル切り換え部47は、図8に示すように、構成情報41および42に加えて、冷媒を自然循環サイクルで流すための構成情報43をさらに備えており、サイクル決定部46の指示によりサイクルを切り換える。そして、個別制御部48は、切り換えられたサイクルを維持するように個々の機器を制御する。
したがって、この空気調和装置1aの制御は図9に示すように行われる。温度差ΔTが10℃以下のときは、図5に示したのと同様に制御される。ステップ61において、温度差算出部45により算出された温度差ΔTが10℃より低いと判断されると、ステップ62において、現在のサイクルが自然循環サイクルS3でなければ、サイクル決定部46により自然循環サイクルS3への切り換えが決定され、ステップ63において、サイクル切り換え部47により自然循環サイクルS3に空気調和装置1aの構成が切り換えられる。そして、ステップ64において自然循環サイクルS2の運転が行われる。
自然循環で冷媒が循環する温度差ΔTを超えれば、自然循環サイクルS3に移行することにより冷媒を送出する電力をセーブできるので、さらに運転効率が向上する。そして、圧縮機冷凍サイクルS1では運転効率が低下する温度帯は、強制循環サイクルS2により冷媒を循環させることにより、運転効率の向上を図ることができる。したがって、この空気調和装置1aは、運転効率のより良い温度範囲がさらに広く、省エネルギー型の空気調和装置となり、制御盤クーラとしての用途に適している。その一方で、自然循環サイクルを実現するためには室外ユニットは室内ユニットよりも高い位置に設置する必要があり、自然循環サイクルの制約を残したシステムとなってしまう。
なお、上述した温度差ΔTによりサイクルを切り換える数値T1およびT2は例示であり、これらの数値に限定されるものではない。また、冷媒の圧力を制御する機構として減圧弁(膨張弁)25と、それをバイパスする配管とを備えた例を示してあるが、バルブ開度を、実質的に冷媒を減圧しない程度まで十分に大きく制御することができる電子膨張弁などであれば、膨張弁を強制開にすることによりバイパスとしての機能を果たさせることも可能である。
1、1a 空気調和装置
11 圧縮機
15、22、27 電磁弁
25 減圧弁
S1 圧縮機冷凍サイクル(第1のサイクル)
S2 強制循環サイクル(第2のサイクル)
S3 自然循環サイクル(第3のサイクル)
11 圧縮機
15、22、27 電磁弁
25 減圧弁
S1 圧縮機冷凍サイクル(第1のサイクル)
S2 強制循環サイクル(第2のサイクル)
S3 自然循環サイクル(第3のサイクル)
Claims (10)
- 凝縮器を備えた室外ユニットと、蒸発器を備えた室内ユニットと、前記蒸発器から出力された冷媒を前記凝縮器に向けて送り出す送出手段と、前記凝縮器から出力された冷媒の圧力を前記蒸発器の上流で制御する圧力制御手段とを有する空気調和装置の制御方法であって、
前記圧力制御手段により前記凝縮器から出力された前記冷媒が減圧された状態で前記蒸発器に供給されるように前記送出手段により前記冷媒を加圧して前記凝縮器に供給する第1のサイクルで冷媒が循環するように、前記圧力制御手段および前記送出手段を制御する第1の工程と、
前記圧力制御手段により前記凝縮器から出力された前記冷媒を減圧せずに前記蒸発器に供給し、前記送出手段により前記冷媒を前記凝縮器に供給する第2のサイクルで冷媒が循環するように、前記圧力制御手段および前記送出手段を制御する第2の工程とを有する空気調和装置の制御方法。 - 請求項1において、前記蒸発器の周囲の内部温度と前記凝縮器の周囲の外部温度との温度差により、前記第1の工程と前記第2の工程とを切り換える工程を有する空気調和装置の制御方法。
- 請求項1において、当該空気調和装置は、さらに、前記送出手段をバイパスして前記蒸発器から出力された冷媒を前記凝縮器に供給する送出バイパス手段を有し、
前記圧力制御手段により前記凝縮器から出力された前記冷媒を減圧せずに前記蒸発器に供給し、前記送出バイパス手段により前記冷媒を前記凝縮器に供給する第3のサイクルで冷媒が循環するように、前記圧力制御手段および前記送出バイパス手段を制御する第3の工程を有する空気調和装置の制御方法。 - 請求項3において、前記蒸発器の周囲の内部温度と前記凝縮器の周囲の外部温度との温度差により、前記第1の工程、前記第2の工程および前記第3の工程を切り換える工程を有する空気調和装置の制御方法。
- 凝縮器を備えた室外ユニットと、
蒸発器を備えた室内ユニットと、
前記蒸発器から出力された冷媒を前記凝縮器に向けて送り出す送出手段と、
前記凝縮器から出力された冷媒の圧力を前記蒸発器の上流で制御する圧力制御手段と、
前記圧力制御手段および前記送出手段を制御する制御手段とを有し、
この制御手段は、前記圧力制御手段により前記凝縮器から出力された前記冷媒が減圧された状態で前記蒸発器に供給されるように前記送出手段により前記冷媒を加圧して前記凝縮器に供給する第1のサイクルと、前記圧力制御手段により前記凝縮器から出力された前記冷媒を減圧せずに前記蒸発器に供給し、前記送出手段により前記冷媒を前記凝縮器に供給する第2のサイクルとを切り換えて制御する、空気調和装置。 - 請求項5において、前記制御手段は、前記蒸発器の周囲の内部温度と前記凝縮器の周囲の外部温度との温度差により、前記第1のサイクルと前記第2のサイクルとを切り換える、空気調和装置。
- 請求項5において、前記室内ユニットは前記室外ユニットに対して高い位置に配置されている空気調和装置。
- 請求項5において、前記送出手段は前記室外ユニットに配置されている空気調和装置。
- 請求項5において、当該空気調和装置は、さらに、前記送出手段をバイパスして前記蒸発器から出力された冷媒を前記凝縮器に供給する送出バイパス手段を有し、
前記制御手段は、前記圧力制御手段により前記凝縮器から出力された前記冷媒を減圧せずに前記蒸発器に供給し、前記送出バイパス手段により前記冷媒を前記凝縮器に供給する第3のサイクル、前記第1のサイクルおよび前記第2のサイクルを切り換える、空気調和装置。 - 請求項9において、前記制御手段は、前記蒸発器の周囲の内部温度と前記凝縮器の周囲の外部温度との温度差により、前記第1のサイクル、前記第2のサイクルおよび前記第3のサイクルを切り換える、空気調和装置。
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