JP2008116167A - 冷凍サイクル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジン駆動圧縮機およびモータ駆動圧縮機の双方を備える冷凍サイクル装置においてサイクル効率を向上させる。
【解決手段】エンジン駆動圧縮機13吐出冷媒を放熱させる第1室外熱交換器19下流側冷媒を、モータ駆動圧縮機14によって構成される冷凍サイクルの蒸発器として作用する補助熱交換器25によって冷却し、第1室外熱交換器19下流側冷媒を蒸発させて室内送風空気を冷却する室内熱交換器30の入口・出口冷媒のエンタルピ差を増大させる。この際、補助熱交換器25の冷媒蒸発温度を室内熱交換器30の冷媒蒸発温度に対して高くできるのでモータ駆動圧縮機14の電力を低減できる。これにより、冷凍サイクル装置全体としてのサイクル効率を向上させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、エンジン駆動圧縮機およびモータ駆動圧縮機の双方を備える冷凍サイクル装置に関する。
従来、特許文献1に、エンジンより駆動されるエンジン駆動圧縮機および電動モータにより駆動されるモータ駆動圧縮機の双方を備える冷凍サイクル装置(空気調和装置)が開示されている。この特許文献1の冷凍サイクル装置では、空調負荷に応じて双方の圧縮機を切替駆動あるいは併用駆動してシステム全体としてのサイクル効率を向上させている。
特開2005−226873号公報
ところで、特許文献1の冷凍サイクル装置では、高負荷運転時にエンジン駆動圧縮機およびモータ駆動圧縮機を併用駆動し、双方の圧縮機から吐出された冷媒を合流させて、サイクル内を循環させている。これにより、サイクル循環冷媒流量を増加させて冷凍能力を増大させている。
しかしながら、双方の圧縮機を併用駆動して、それぞれの圧縮機から吐出された冷媒を適切に合流させるためには、エンジン駆動圧縮機の吐出冷媒圧力とモータ駆動圧縮機の吐出冷媒圧力とを同程度に昇圧する必要がある。
一般的に、この種の冷凍サイクル装置では、特許文献1の段落0025に記載されているように、モータ駆動圧縮機はエンジン駆動圧縮機に対して出力が小さいので、双方の圧縮機を併用駆動する場合は、モータ駆動圧縮機の吐出冷媒圧力をエンジン駆動圧縮機の吐出冷媒圧力と同程度に昇圧する必要が生じ、モータ駆動圧縮機の消費電力が増大してしまう。
そのため、高負荷運転時には、冷凍能力を増大させることができても、圧縮機の消費エネルギーが増加してしまうので、システム全体としてのサイクル効率の向上効果を十分に得ることができない。
本発明は、上記点に鑑み、エンジン駆動圧縮機およびモータ駆動圧縮機の双方を備える冷凍サイクル装置において、冷凍サイクル装置全体としてのサイクル効率を向上させることを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明では、エンジン(12)により駆動されて冷媒を圧縮して吐出するエンジン駆動圧縮機(13)と、冷媒と熱交換対象流体とを熱交換させる利用側熱交換器(30)と、冷媒を減圧膨張させる第1減圧手段(29)と、冷媒と室外空気とを熱交換させる第1室外熱交換器(19)と、電動モータにより駆動されるモータ駆動圧縮機(14)と、モータ駆動圧縮機(14)吐出冷媒を室外空気と熱交換させて放熱させる第2室外熱交換器(26)と、第2室外熱交換器(26)下流側冷媒を減圧膨張させる第2減圧手段(27)と、第2減圧手段(27)にて減圧された冷媒を蒸発させる補助熱交換器(25)とを備え、熱交換対象流体を冷却する冷却モードでは、第1室外熱交換器(19)は、エンジン駆動圧縮機(13)吐出冷媒を放熱させる放熱器として作用し、利用側熱交換器(30)は、第1減圧手段(29)にて減圧された冷媒を蒸発させる蒸発器として作用し、補助熱交換器(25)は、第2減圧手段(27)にて減圧された冷媒と冷却モードにおける第1室外熱交換器(19)下流側冷媒とを熱交換させるようになっている冷凍サイクル装置を特徴とする。
これによれば、熱交換対象流体を冷却する冷却モードでは、エンジン駆動圧縮機(13)→第1室外熱交換器(19)→第1減圧手段(29)→利用側熱交換器(30)で構成される冷凍サイクルおよびモータ駆動圧縮機(14)→第2室外熱交換器(26)→第2減圧手段(27)→補助熱交換器(25)で構成される冷凍サイクルをそれぞれ独立した冷凍サイクルとして構成できる。
従って、エンジン駆動圧縮機(13)吐出冷媒とモータ駆動圧縮機(14)吐出冷媒が合流することがなく、モータ駆動圧縮機(14)の吐出冷媒圧力をエンジン駆動圧縮機(13)の吐出冷媒圧力と同程度に昇圧する必要もないので、特許文献1の冷凍サイクル装置に対して、モータ駆動圧縮機(14)の消費電力が増大することを抑制できる。
さらに、補助熱交換器(25)にて、第2減圧手段(27)にて減圧された冷媒と冷却モードにおける第1室外熱交換器(19)下流側冷媒とを熱交換させて、第1室外熱交換器(19)下流側冷媒を冷却することができるので、利用側熱交換器(30)入口冷媒と出口冷媒とエンタルピ差を拡大して、利用側熱交換器(30)における冷凍能力を増大できる。
しかも、補助熱交換器(25)における冷媒蒸発温度は、第1室外熱交換器(19)下流側冷媒を冷却できる程度まで低下させればよいので、補助熱交換器(25)の冷媒蒸発温度を利用側熱交換器(30)の冷媒蒸発温度まで低下させる場合に対して、モータ駆動圧縮機(14)の消費動力を低下させることができる。
以上の如く、モータ駆動圧縮機(14)の消費電力(消費動力)を低下させ、利用側熱交換器(30)の冷凍能力を増大できるので、冷凍サイクル装置全体としてのサイクル効率(COP)を向上させることができる。
なお、エンジン駆動圧縮機およびモータ駆動圧縮機の双方を備える冷凍サイクル装置における冷凍サイクル装置全体としてのサイクル効率(COP)とは、利用側熱交換器(30)における冷凍能力をエンジン駆動圧縮機(13)に供給される燃料の発熱量とモータ駆動圧縮機(14)の消費電力との合計値で除した値である。
また、上記特徴の冷凍サイクル装置において、さらに、冷却モードにおける第1室外熱交換器(19)下流側冷媒の気液を分岐する気液分離器(22)と、気液分離器(22)で分離された液相冷媒を放熱させる過冷却熱交換器(23)とを備えていてもよい。
これによれば、過冷却熱交換器(23)によって、気液分離器(22)下流側の液相冷媒を過冷却状態にできるので、利用側熱交換器(30)における入口・出口間の冷媒のエンタルピ差を拡大して、利用側熱交換器(30)の冷凍能力を、より一層、増大できる。
また、上記特徴の冷凍サイクル装置において、さらに、第1室外熱交換器(19)に向かって送風する室外空気を第1送風機(20)と、過冷却熱交換器(23)および第2室外熱交換器(26)に向かって室外空気を送風する第2送風機(24)とを備え、第1送風機(20)と第2送風機(24)は、それぞれ独立に送風量を変更できるようになっていてもよい。
これによれば、第1室外熱交換器(19)への送風空気量および過冷却熱交換器(23)、第2室外熱交換器(26)への送風空気量を独立して調整できる。その結果、第1室外熱交換器(19)における冷媒と空気との熱交換量および過冷却熱交換器(23)、第2室外熱交換器(26)における冷媒と空気との熱交換量が互いに影響を及ぼすことがない。
また、上記特徴の冷凍サイクル装置において、過冷却熱交換器(23)は、第2室外熱交換器(26)に対して、第2送風機(24)の送風空気流れ方向風上側に配置されていてもよい。
これによれば、過冷却熱交換器(23)が風上側に配置されるので、過冷却熱交換器(23)にて熱交換する送風空気温度は、第2室外熱交換器(26)にて熱交換する送風空気温度よりも低くなる。その結果、利用側熱交換器(30)へ流入する冷媒のエンタルピを効率的に低下させることができるので、利用側熱交換器(30)の冷凍能力を効率的に増大できる。
また、上述の特徴の冷凍サイクル装置において、補助熱交換器は、積層型プレート熱交換器(25)であってもよい。これによれば、第2減圧手段(27)にて減圧された冷媒と冷却モードにおける第1室外熱交換器(19)下流側冷媒とを伝熱プレートを介して熱交換させることができるので、空気などの熱媒体を介して熱交換する場合に対して効率よく熱交換させることができる。
また、上述の特徴の冷凍サイクル装置において、モータ駆動圧縮機(14)の作動を制御する制御手段(32)と、熱交換対象流体によって温度調整される温調対象空間の温度を検出する温度検出手段(37)と、温調対象空間の目標温度を設定する目標温度設定手段(33c)とを備え、制御手段(32)は、温度検出手段(37)によって検出された室内温度(Tr)および目標温度設定手段(33c)によって設定された設定温度(Tset)から決定される必要冷凍能力が、予め定めた基準必要冷凍能力以上になったとき、モータ駆動圧縮機(14)を作動させるようになっていてもよい。
また、上述の特徴の冷凍サイクル装置において、モータ駆動圧縮機(14)の作動を制御する制御手段(32)と、エンジン駆動圧縮機(13)吐出冷媒圧力を検出する吐出圧力検出手段(34)と、エンジン駆動圧縮機(13)吸入冷媒圧力を検出する吸入圧力検出手段(35)と、エンジン(12)の回転数を検出する回転数検出手段(36)とを備え、制御手段(32)は、吐出圧力検出手段(34)によって検出された吐出圧力(Pd)、吸入圧力検出手段(35)によって検出された吸入圧力(Ps)および回転数検出手段(36)によって検出された回転数(Ne)に基づいて算出される圧縮機効率(η)が、予め定めた基準圧縮機効率(ηA)以下になったときに、モータ駆動圧縮機(14)を作動させるようになっていてもよい。
これによれば、制御手段(32)が、必要冷凍能力あるいは圧縮機効率(η)が、予め定めた基準必要能力以上あるいは基準圧縮機効率(ηA)以下になったとき、モータ駆動圧縮機(14)を作動させるようになっているので、後述する第1実施形態の図8に示すように、エンジン駆動圧縮機(13)のみを作動させて熱交換対象流体を冷却するモードと、エンジン駆動圧縮機(13)とモータ駆動圧縮機(14)との双方を作動させて熱交換対象流体を冷却するモードとを適切に切り替えることができる。
つまり、エンジン駆動圧縮機(13)のみを作動させて熱交換対象流体を冷却するモードとエンジン駆動圧縮機(13)とモータ駆動圧縮機(14)との双方を作動させて熱交換対象流体を冷却するモードのうち、冷凍サイクル装置全体としてのサイクル効率(COP)が高いモードで運転できる。
また、上述の特徴の冷凍サイクル装置において、冷媒流路を切り替えて、冷却モードと熱交換対象流体を加熱する加熱モードとを切り替える流路切替手段(16、46、50、52)を備え、加熱モードでは、第1室外熱交換器(19)は、第1減圧手段(29)にて減圧された冷媒を蒸発させる蒸発器として作用し、利用側熱交換器(30)は、エンジン駆動圧縮機(13)吐出冷媒を放熱させて凝縮させる凝縮器として作用するようになっていてもよい。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
図1〜9により、本発明の冷凍サイクル装置を、ヒートポンプ空調装置に適用した例を説明する。このヒートポンプ空調装置は、室内へ送風される室内送風空気を冷却して室内を冷房する冷房モード(冷却モード)と、室内送風空気を加熱して室内を暖房する暖房モード(加熱モード)とを切替可能に構成されている。従って、本実施形態では、室内送風空気が熱交換対象流体であり、室内が温調対象空間となる。
図1は、本実施形態のヒートポンプ空調装置の全体構成図である。このヒートポンプ空調装置は、室外機10と室内機11とに大別される。室外機10は、エンジン12により駆動されるエンジン駆動圧縮機13および電動モータにより駆動されるモータ駆動圧縮機14等を有して構成される。
エンジン12は、灯油を燃料とするディーゼルエンジンであり、図示しない始動用スタータ、燃料噴射弁および燃料噴射弁駆動装置を有し、燃料噴射弁駆動装置によって燃料噴射弁の弁開度を変化させて燃料噴射量を制御することで回転数制御される。なお、燃料噴射弁駆動装置は後述する空調制御装置32の制御信号によって制御される。
エンジン駆動圧縮機13は、冷媒を吸入し、圧縮して吐出するもので、プーリおよびベルトVを介してエンジン12から駆動力が伝達される。さらに、本実施形態ではエンジン駆動圧縮機13として、外部からの制御信号によって吐出容量を連続的に可変制御できる周知の斜板式可変容量型圧縮機を採用している。
斜板式可変容量型圧縮機は、吐出容量を変更することにより冷媒吐出能力を変更可能に構成されている。具体的には、空調制御装置32の制御信号によって制御される電磁式容量制御弁によって内部に形成された斜板室へ導入させる吸入冷媒と吐出冷媒との割合を調整し、これにより斜板の傾斜角度を変化させてピストンストロークを変更する。
なお、吐出容量とは冷媒の吸入圧縮を行う作動空間の幾何学的な容積であり、より具体的には、ピストンストロークの上死点と下死点との間のシリンダ容積である。
さらに、斜板式可変容量型圧縮機では、吐出容量を略0%〜100%の範囲で連続的に変化させることができるので、吐出容量を略0%付近に減少することによって、エンジン駆動圧縮機13を実質的に作動停止状態にすることができる。そこで、本実施形態では、エンジン駆動圧縮機13をプーリおよびベルトVを介してエンジン12に常時連結するクラッチレスの構成としている。
エンジン駆動圧縮機13の吐出口側は、冷媒中のエンジン駆動圧縮機13潤滑用のオイルを分離するオイルセパレータ15が接続されている。オイルセパレータ15は、冷媒中のオイルを分離して減圧機構15aを介してエンジン駆動圧縮機13の吸入口側へオイルを戻すものである。この減圧機構15aとしては、キャピラリチューブ、オリフィス等の固定絞りを採用できる。
オイルセパレータ15の出口側には、電気式四方弁16が接続されている。電気式四方弁16は、エンジン駆動圧縮機13吐出口側と後述する第1室外熱交換器19との間およびエンジン駆動圧縮機13吸入口側と室内機11との間を同時に接続する冷媒回路(図1の実線矢印で示す流路)と、エンジン駆動圧縮機13吐出口側と室内機11との間および第1室外熱交換器19とエンジン駆動圧縮機13吸入口側との間を同時に接続する冷媒回路(図1の破線矢印で示す流路)とを切り替えるものである。
そして、電気式四方弁16が、上記の如く、流路を切り替えることによって、冷房モードの冷媒回路および暖房モードの冷媒回路が切り替えられる。従って、電気式四方弁16は、本実施形態における流路切替手段である。この電気式四方弁16も後述する空調制御装置32の出力信号によって制御される。
さらに、電気式四方弁16の残りの接続口は、それぞれ第1接続ポート17a、第1アキュムレータ18、および、第1室外熱交換器19に接続されている。第1接続ポート17aは、室外機10と室内機11とを接続するためのコネクタである。なお、後述する第2接続ポート17bも第1接続ポート17aと同様の構成である。
第1アキュムレータ18は、冷媒の気液を分離して余剰冷媒を貯える気液分離器であり、第1アキュムレータ18の気相冷媒出口は、エンジン駆動圧縮機13の吸入口側に接続されている。
第1室外熱交換器19は、内部を通過する冷媒と第1送風機20により送風された室外空気とを熱交換させるもので、本実施形態では、並列に接続された2台のフィンアンドチューブ型の熱交換器を採用している。第1送風機20は、軸流ファン20aをモータ20bにより駆動する電動送風機を並列に2つ設けた2連ファン構造になっている。この第1送風機20も後述する空調制御装置32の出力信号によって回転数制御される。
また、第1室外熱交換器19には、冷房モードにおいて冷媒の気液を分離して冷凍サイクル内の余剰冷媒を溜めるレシーバ22が接続されている。さらに、冷房モードにおけるレシーバ22の液相冷媒出口には、レシーバ22で分離された液相冷媒と第2送風機24により送風された室外空気とを熱交換させる過冷却熱交換器23が接続されている。
過冷却熱交換器23は、冷房モードにおけるレシーバ22下流側の液相冷媒をさらに冷却して過冷却状態とするものである。なお、本実施形態では、第1室外熱交換器19、レシーバ22および過冷却熱交換器23を別体として形成しているが、これらを一体構造に形成して、いわゆるサブクールタイプの凝縮器としてもよい。
第2送風機24は、第1送風機20と同様の構成の電動送風機であり、軸流ファン24aおよびモータ24bを有して構成される。この第2送風機24も後述する空調制御装置32の出力信号によって回転数制御される。なお、第2送風機24は、2連ファンの第1送風機20のうち1個分のファンと同一形式の送風機であり、その体格、能力も1個分のファンと略同等である。
過冷却熱交換器23には、補助熱交換器25が接続されている。補助熱交換器25は、冷房モードにおいて過冷却熱交換器23で冷却された過冷却状態の液相冷媒をさらに冷却するものである。この補助熱交換器25の詳細については後述する。さらに、補助熱交換器25は、室外機10と室内機11とを接続するための第2接続ポート17bに接続されている。
次に、モータ駆動圧縮機14は、電動モータにより駆動されて、冷媒を吸入し、圧縮して吐出するもので、空調制御装置32のインバータの周波数制御によって電動モータの回転数制御を行い、冷媒吐出能力を調整できるようになっている。なお、本実施形態のモータ駆動圧縮機14はエンジン駆動圧縮機13に対して出力が小さく、モータ駆動圧縮機14の電動モータへは商用電源から電力が供給される。
モータ駆動圧縮機14の吐出口側には、第2室外熱交換器26が接続されている。第2室外熱交換器26は、モータ駆動圧縮機14吐出冷媒と第2送風機24により送風された室外空気とを熱交換させるもので、本実施形態では、フィンアンドチューブ型の熱交換器を採用している。従って、第2送風機24は、第2室外熱交換器26および前述の過冷却熱交換器23の双方に向かって室外空気を送風するようになっている。
第2室外熱交換器26の出口側には、第2減圧手段である第2膨張弁27が接続されている。この第2膨張弁27は、第2膨張弁27下流側冷媒が予め定めた目標圧力になるように減圧膨張させるもので、電気式膨張弁、温度式膨張弁、固定絞り等の減圧装置が採用できる。
第2膨張弁27の下流側には、補助熱交換器25が接続されている。補助熱交換器25は、前述の如く、冷房モードにおける過冷却熱交換器23下流側の過冷却状態の液相冷媒と第2膨張弁27下流側冷媒とを熱交換させて、過冷却状態の液相冷媒をさらに冷却するものである。
ここで、補助熱交換器25の詳細を図2により説明する。図2は補助熱交換器25の分解斜視図である。本実施形態では、図2に図示するように、補助熱交換器25として積層型プレート熱交換器(いわゆる積層型熱交換器)を採用している。
補助熱交換器25では、複数枚の第1伝熱プレート251および第2伝熱プレート252を順次積層することで、過冷却熱交換器23下流側冷媒と第2膨張弁27下流側冷媒とを熱交換させる熱交換コア部250を構成している。第1、2伝熱プレート251、252は、熱伝導性に優れる金属(例えば、アルミニウムや銅)製で、略長方形状の板材をプレス加工によって成形したものである。
第1伝熱プレート251には、平坦な基板部から積層方向に打ち出した多数の細長形状のリブ251aが形成されている。このリブ251aは、第1伝熱プレート251の長辺方向に対して所定の角度で傾斜して配置され、隣接するリブ251a間に過冷却熱交換器23下流側冷媒が流れる第1冷媒通路251bが構成される。
また、第1伝熱プレート251の長辺方向の両端側には、それぞれ2個ずつ合計4つのタンク形成部251c〜251fが、リブ251aと同一方向に打ち出し成形されている。タンク形成部251c〜251fは、その中央部に貫通穴を有しており、第1、2伝熱プレート251、252が積層された際に冷媒を分配・集合させる4つのタンク部を形成する。
そして、これらのタンク部のうち所定の2つのタンク部は、第1冷媒通路252bと連通する。一方、第2伝熱プレート252にも、第1伝熱プレート251と同様のリブ252a、タンク形成部252c〜252fが形成され、隣接するリブ252a間に第2膨張弁27下流側冷媒が流れる第2冷媒通路252bが構成される。
さらに、前述のタンク部のうち第1冷媒通路251bと連通しない残りの2つのタンク部は、第2冷媒通路252bと連通する。従って、第1冷媒通路を通過する冷媒と第2冷媒通路を通過する冷媒が混ざり合うことはない。
熱交換コア部250の積層方向最外部には、第1エンドプレート253および第2エンドプレート254が配置される。第1、2エンドプレート253、254は、それぞれ第1、2伝熱プレート251、252と同材質かつ略同一形状の板材によって形成される。
第1エンドプレート253は、過冷却熱交換器23下流側冷媒を流入・流出させる第1流入ポート253a、第1流出ポート253bおよび第2膨張弁27下流側冷媒を流入・流出させる第2流入ポート253d、第2流出ポート253cを有している。さらに、第2エンドプレート254は、第1、2伝熱プレート251、252が積層された際に形成されるタンク部の一方の端部を閉塞する。
補助熱交換器25は、上記各構成部品251、252、253、254を積層して、ろう付け接合することによって形成される。従って、第1流入ポート253aから流入した過冷却熱交換器23下流側冷媒は図2の実線矢印方向に流れて第1流出ポート253bから流出する。また、第2流入ポート253dから流入した第2膨張弁27下流側冷媒は図2の破線矢印方向に流れて第2流出ポート253cから流出する。
この際、過冷却熱交換器23下流側冷媒の流れ方向(実線矢印)および第2膨張弁27下流側冷媒の流れ方向(破線矢印)は対向流になっており、さらに、第1、2伝熱プレート251、252を介して熱交換できるので、空気などの熱媒体を介して熱交換する場合に対して効率よく熱交換できる。
また、補助熱交換器25の下流側は、図1に示すように、気液分離器である第2アキュムレータ28を介してモータ駆動圧縮機14の吸入口側に接続されている。従って、モータ駆動圧縮機14→第2室外熱交換器26→第2膨張弁27→補助熱交換器25の順の閉回路によって、周知の蒸気圧縮式の冷凍サイクルが構成される。
次に、上述の構成の室外機10における各構成機器の配置について図3、4により説明する。図3は、本実施形態の室外機10の模式的な全体斜視図であり、上下左右の各方向は室外機10設置状態における方向を示している。図4は、図3のA矢視図であり、室外機10における第1、2送風機20、24、第1室外熱交換器19、過冷却熱交換器23および第2室外熱交換器26の模式的な位置関係を示している。
図3に示すように、第1、2送風機20、24は、室外機10の上面に配置されている。前述の如く、第2送風機24は、2連ファンの第1送風機20のうち1個分のファンと略同等の体格なので、第1送風機20および第2送風機24を室外機10の左右方向に一列に並べることができる。
さらに、図4に示すように、第1送風機20の送風空気は第1室外熱交換器19へ向かって矢印B方向に流れ、第2送風機24の送風空気は過冷却熱交換器23および第2室外熱交換器26へ矢印C方向に流れる。
また、第1送風機20および第2送風機24は、空調制御装置32によって独立して回転数制御されるので、第1室外熱交換器19への送風空気量および過冷却熱交換器23、第2室外熱交換器26への送風空気量も独立して調整できる。その結果、第1室外熱交換器19における冷媒と空気との熱交換量および過冷却熱交換器23、第2室外熱交換器26における冷媒と空気との熱交換量が互いに影響を及ぼすことがない。
なお、この第1室外熱交換器19への送風空気量および過冷却熱交換器23、第2室外熱交換器26への送風空気量の独立制御性をより一層向上させるために、室外機11内部の第1送風機20と第2送風機24との間に隔壁を設けてもよい。
次に、室内機11について説明する。室内機11の第2接続ポート17b側には、図1に示すように、冷媒を減圧膨張させる第1減圧手段である第1膨張弁29が配置されている。この第1膨張弁29としては電気式膨張弁、温度式膨張弁、固定絞り等の減圧装置が採用できる。
第1膨張弁29には、内部を通過する冷媒と室内送風機31により送風された室内送風空気とを熱交換させる利用側熱交換器である室内熱交換器30が配置されている。室内送風機31は、軸流ファン31aをモータ31bにより駆動する電動送風機であり、空調制御装置32の出力信号によって回転数制御される。
なお、本実施形態では、上記の構成の室内機11を1つのみ接続しているが、複数の室内機11を並列に接続してもよい。
次に、空調制御装置32について説明する。空調制御装置32は、CPU、ROMおよびRAM等を含む周知のマイクロコンピュータとその周辺回路から構成され、そのROM内に記憶された制御プログラムに基づいて各種演算、処理を行って空調機器群の作動を制御する。
空調制御装置32の入力側には、センサ群およびリモコン操作器33が接続され、センサ群の検出信号およびリモコン操作器33の操作信号が入力される。空調制御装置32はこれらの入力信号に基づく所定の演算処理を行って、出力側に接続される空調機器群へ制御信号を出力する。
センサ群としては、具体的に、エンジン駆動圧縮機13吐出冷媒圧力を検出する吐出圧力センサ34、エンジン駆動圧縮機13吸入冷媒圧力を検出する吸入圧力センサ35、エンジン回転数を検出する回転数センサ36、室内温度Trとして用いられる室内送風機31吸込空気温度を検出する室内温度センサ37等が接続されている。
リモコン操作器33には、ヒートポンプ空調装置を作動させる作動スイッチ33a、冷房モードおよび暖房モードを切り替えるモード切替スイッチ33b、空調対象空間となる室内の目標温度を設定する目標温度設定手段となる温度設定スイッチ33cおよび作動表示部33d等が設けられている。
空調機器群としては、具体的に、上述のエンジン12の燃料噴射弁駆動装置、エンジン駆動圧縮機13の電磁式容量制御弁、モータ駆動圧縮機14、電気式四方弁16、第1、2送風機20、24のモータ20b、24b、室内送風機31のモータ31b等が接続されている。
次に、空調制御装置32が制御プログラムに基づいて行う制御処理について、図5のフローチャートにより説明する。この制御処理はリモコン操作器33の作動スイッチ33aが投入されるとスタートする。
まず、ステップS1ではフラグ、タイマ等の初期化処理がなされる。次のステップS2ではリモコン操作器33の操作信号を読込む。そして、次のステップS3で、センサ群により検出された検出信号を読み込む。
次に、ステップS4にて、モード切替スイッチ33bが冷房モードまたは暖房モードのいずれになっているかを判定する。ステップS4にてモード切替スイッチ33bが冷房モードになっている場合はステップS5へ進み、暖房モードになっている場合はステップS6へ進む。
そして、ステップS5へ進んだ場合は、室内送風空気を冷却する冷房モードの制御処理が実行されて、ステップS2へ戻る。また、ステップS6へ進んだ場合は、室内送風空気を加熱する暖房モードの制御処理が実行されて、ステップS2へ戻る。
次に、ステップS5で実行される冷房モードの制御処理を図6のフローチャートにより説明する。まず、ステップS501で、冷房モードの冷媒流路に切り替える。具体的には、電気式四方弁16をエンジン駆動圧縮機13吐出口側と第1室外熱交換器19との間およびエンジン駆動圧縮機13吸入口側と室内機11との間を同時に接続するように切り替える。これにより、冷媒は図1の実線矢印方向に流れることになる。
次に、ステップS502で、エンジン駆動圧縮機13および第1送風機20の作動が制御される。具体的には、室内温度センサ37により検出された室内温度Trと、温度設定スイッチ33cにより設定された設定温度Tsetとの差Tr−Tsetに基づいて、予め定めた制御状態となるように制御される。
つまり、上記の差Tr−Tsetによって必要冷凍能力(冷房能力)を算定し、この必要冷凍能力に比例してエンジン12の回転数およびエンジン駆動圧縮機13の冷媒吐出能力を増加させ、さらに、第1送風機20の送風量を増加させる。なお、差Tr−Tsetが0以下の場合は、冷凍能力を発揮する必要がないので、エンジン12を停止させる、または、エンジン駆動圧縮機13の冷媒吐出能力を略0%とする。
次に、ステップS503で、吐出圧力センサ34の検出値である吐出冷媒圧力Pd、吸入圧力センサ35の検出値である吸入冷媒圧力Ps、および、回転数センサ36の検出値であるエンジン12の回転数Neに基づいて、エンジン駆動圧縮機13の圧縮機効率ηを算出する。なお、圧縮機効率ηとは、エンジン駆動圧縮機13に入力される駆動動力に対するエンジン駆動圧縮機13の圧縮仕事量の比である。
次に、ステップS504で、圧縮機効率ηが予め定めた基準圧縮機効率ηA以下になっているか否かを判定する。圧縮機効率ηが基準圧縮機効率ηA以下になっていない場合は、ステップS505へ進み、強制的にモータ駆動圧縮機14および第2送風機24を停止させて、ステップS2へ戻る。なお、この基準圧縮機効率ηAの詳細については後述する。
従って、ステップS504にて、圧縮機効率ηが基準圧縮機効率ηA以下になっていない場合は、ステップS2…S4→S501…S504→S505→S2…の順の制御フローを繰り返すことになり、モータ駆動圧縮機14は作動せず、エンジン駆動圧縮機13のみが作動して室内送風空気を冷却する単独冷房モードが実行されることになる。
ここで、単独冷房モードの作動を図7のモリエル線図により説明する。エンジン駆動圧縮機13によって圧縮された冷媒(図7のa点)は、電気式四方弁16を介して第1室外熱交換器19へ流入する。第1室外熱交換器19へ流入した冷媒は、第1送風機20送風空気と熱交換して冷却され、レシーバ22にて気液分離される(図7のa点→b点)。
レシーバ22から流出した液相冷媒は、過冷却熱交換器23へ流入し、第2送風機24送風空気と熱交換してさらに冷却されて過冷却状態となる(図7のb点→c点)。そして、補助熱交換器25を介して、室内機11へ流入する。この際、モータ駆動圧縮機14は作動していないので、補助熱交換器25は単なる冷媒通路として機能する。
室内機11へ流入した冷媒は第1膨張弁29で減圧膨張され(図7のc点→d点)、室内熱交換器30にて室内送風機31から送風された室内送風空気から吸熱して蒸発する(図7のd点→e点)。これにより、室内送風空気が冷却される。さらに、室内熱交換器30から流出した冷媒は、電気式四方弁16および第1アキュムレータ18を介して、再びエンジン駆動圧縮機13に吸入されて圧縮される。(図7のe点→a点)。
一方、ステップS504で、圧縮機効率ηが基準圧縮機効率ηA以下になっている場合は、ステップS506へ進む。ステップS506では、室内温度Trが設定温度Tsetよりも高くなっているか否かを判定する。ステップS506にて、TrがTsetよりも高くなっている場合は、ステップS507へ進み、TrがTsetよりも高くなっていない場合はステップS505へ進む。
ステップS507では、モータ駆動圧縮機14、第2送風機24およびエンジン駆動圧縮機13の作動が制御されてステップS2へ進む。具体的には、ステップS507では、室内温度Trと設定温度Tsetとの差Tr−Tsetに基づいて、モータ駆動圧縮機14、第2送風機24およびエンジン駆動圧縮機13が予め定めた制御状態となるように制御される。
つまり、差Tr−Tsetによって必要冷凍能力(冷房能力)を算定し、この必要冷凍能力に比例して、モータ駆動圧縮機14の回転数および第2送風機24の回転数を増加させ、さらに、エンジン12の回転数およびエンジン駆動圧縮機13の冷媒吐出能力を増加させる。
従って、ステップS506にて、室内温度Trが設定温度Tset以上担っている場合は、ステップS2…S4→S501…S504→S506→S507→S2…の順の制御フローを繰り返すことになり、エンジン駆動圧縮機13およびモータ駆動圧縮機14の双方の圧縮機が作動する併用冷房モードが実行されることになる。
ここで、併用冷房モードの作動を図7のモリエル線図により説明する。エンジン駆動圧縮機13によって圧縮された冷媒(図7のa点)は、単独冷房モードと同様に、電気式四方弁16→第1室外熱交換器19→レシーバ22→過冷却熱交換器23→補助熱交換器25の順に流れる(図7のa点→b点→c点)。
併用冷房モードでは、モータ駆動圧縮機14が作動しているので、モータ駆動圧縮機14によって圧縮された冷媒が、第2室外熱交換器26にて第2送風機24送風空気と熱交換して放熱し、第2膨張弁27で減圧し、さらに、補助熱交換器25において過冷却熱交換器23から流出した冷媒から吸熱して蒸発する。
従って、補助熱交換器25において、過冷却熱交換器23から流出した冷媒が、さらに冷却される(図7のc点→c’点)。そして、室内機11の第1膨張弁29で減圧膨張され(図7のc’点→d’点)、室内熱交換器30にて室内送風機31により送風された室内送風空気から吸熱して蒸発する(図7のd’点→e点)。
このように、併用冷房モードでは、過冷却熱交換器23から流出した冷媒を補助熱交換器25によって冷却できるので、室内熱交換器30の入口冷媒と出口冷媒とのエンタルピ差を拡大して、利用側熱交換器30における冷凍能力を拡大できる。
次に、前述の如く、ステップS4にて、リモコン操作器33のモード切替スイッチ33bが暖房モードになっている場合はステップS6へ進み、ステップS6にて暖房モードの制御処理が実行されてステップS2へ進む。
具体的には、ステップS6では、電気式四方弁16をエンジン駆動圧縮機13吐出口側と室内機11との間および第1室外熱交換器19とエンジン駆動圧縮機13吸入口側との間を同時に接続するように切り替える。これにより、冷媒は図1の破線矢印方向に流れることになる。
さらに、エンジン駆動圧縮機13および第1送風機20の作動が制御される。具体的には、温度設定スイッチ33cにより設定された設定温度Tsetと、室内温度センサ37により検出された室内温度Trとの差Tset−Trに基づいて、予め定めた制御状態となるように制御される。
つまり、上記の差Tset−Trによって必要暖房能力を算定し、この必要暖房能力に比例してエンジン12の回転数およびエンジン駆動圧縮機13の冷媒吐出能力を増加させ、第1送風機20の送風量を増加させる。なお、差Tset−Trが0以下の場合は、暖房能力を発揮する必要がないので、エンジン12を停止させる、または、エンジン駆動圧縮機13の冷媒吐出能力を略0%とする。
なお、暖房モードにおいても、単独冷房モードと同様にモータ駆動圧縮機14は作動せず、エンジン駆動圧縮機13のみが作動する。従って、暖房モードでは、エンジン駆動圧縮機13によって圧縮された冷媒は、電気式四方弁16を介して室内熱交換器30へ流入し、室内送風機31送風空気と熱交換して放熱する。これにより、室内送風空気が加熱される。
さらに、室内熱交換器30下流側冷媒は、第1膨張弁29にて減圧膨張され、補助熱交換器25→過冷却熱交換器23→レシーバ22→第1室外熱交換器19へ流入する。第1室外熱交換器19へ流入した冷媒は、第1送風機20から送風された室外空気から吸熱して蒸発する。第1室外熱交換器19から流出した冷媒は、電気式四方弁16および第1アキュムレータ18を介して、再びエンジン駆動圧縮機13に吸入されて圧縮される。
次に、上記ステップS504の判定で用いた基準圧縮機効率ηAについて、図8により説明する。図8は、単独冷房モードおよび併用冷房モードにおけるヒートポンプ空調装置全体としてのサイクル効率(COP)を比較したものである。
図8の横軸は必要冷凍能力(冷房負荷)を示し、縦軸はヒートポンプ空調装置全体としてのサイクル効率(COP)を示す。なお、ヒートポンプ空調装置全体としてのサイクル効率(COP)とは、室内熱交換器30における冷凍能力をエンジン駆動圧縮機13に供給される燃料の発熱量とモータ駆動圧縮機14の消費電力との合計値で除した値である。
図8によれば、単独冷房モードおよび併用冷房モードのいずれにおいても、必要冷凍能力(冷房負荷)が高くなるにつれてサイクル効率が低下し、さらに、低冷房負荷領域では、単独冷房モードの方が併用冷房モードに対してサイクル効率が高く、高冷房負荷領域では、併用冷房モードの方が単独冷房モードに対してサイクル効率が高くなる。
このように、高冷房負荷領域において併用冷房モードの方が単独冷房モードに対してサイクル効率が高くなる理由は、本実施形態の構成では、エンジン駆動圧縮機13吐出冷媒が循環する冷凍サイクルとモータ駆動圧縮機14吐出冷媒が循環する冷凍サイクルとをそれぞれ独立した冷凍サイクルとして構成しているからである。
つまり、モータ駆動圧縮機14吐出冷媒圧力をエンジン駆動圧縮機13吐出冷媒圧力に合流させていないので、モータ駆動圧縮機14下流側冷媒を蒸発させる補助熱交換器25の冷媒蒸発温度を、エンジン駆動圧縮機13下流側冷媒を蒸発させる室内熱交換器30の冷媒蒸発温度まで低下させる必要がなく、モータ駆動圧縮機14の消費動力を低減できるからである。
すなわち、補助熱交換器25の冷媒蒸発温度を室内熱交換器30の冷媒蒸発温度に対して高くできるので、モータ駆動圧縮機14の消費電力を低減できる。
例えば、本実施形態の併用冷房モードでは、外気温が35℃で、過冷却熱交換器23にて冷媒を38℃まで冷却でき、室内熱交換器30の冷媒蒸発温度を−5℃に低下させる必要がある高冷房負荷領域であっても、補助熱交換器25におけるモータ駆動圧縮機14下流側冷媒の冷媒蒸発温度を15℃にすれば、過冷却熱交換器23下流側冷媒を外気温より低い27℃まで冷却できる。
ここで、モータ駆動圧縮機14側の冷凍サイクルにおける補助熱交換器25の冷媒蒸発温度およびモータ駆動圧縮機14側の冷凍サイクルのサイクル効率の関係を図9に示す。図9によれば、補助熱交換器25における冷媒蒸発温度を15℃としたときのサイクル効率は、−5℃としたときのサイクル効率の約2倍となる。
これにより、高冷房負荷領域において併用冷房モードの方が単独冷房モードに対してサイクル効率が高くなるのである。そこで、本実施形態では、単独冷房モードのサイクル効率が併用冷房モードのサイクル効率を上回る図8のD点におけるエンジン駆動圧縮機13の圧縮機効率を基準圧縮機効率ηAとしている。
従って、本実施形態のヒートポンプ空調装置によれば、冷凍サイクル装置全体としてのサイクル効率(COP)を向上させることができる。しかも、単独冷房モードと併用冷房モードのうち、冷凍サイクル装置全体としてのサイクル効率(COP)が高いモードになるように運転できる。その結果、冷凍サイクル装置全体としてのサイクル効率(COP)を適切に向上させることができる。
(第2実施形態)
第1実施形態では、過冷却熱交換器23および第2室外熱交換器26を図4に示すように配置しているが、本実施形態では、図10に示すように配置している。すなわち、過冷却熱交換器23および第2室外熱交換器26を並列に接続された2台の熱交換器で構成し、過冷却熱交換器23が第2室外熱交換器26に対して、第2送風機24の送風空気流れ方向風上側に配置している。その他の構成は第1実施形態と同様である。
これによれば、第1実施形態と同様の効果を得ることができるとともに、過冷却熱交換器23が風上側に配置されるので、過冷却熱交換器23にて熱交換する送風空気温度は、第2室外熱交換器26にて熱交換する送風空気温度よりも低くなる。その結果、室内熱交換器30へ流入する冷媒のエンタルピを効率的に低下させることができるので、室内熱交換器30の冷凍能力を効率的に増大できる。
(第3実施形態)
本実施形態では、図11に示すように、第1実施形態のサイクル構成に対して、暖房モードにおいて、エンジン廃熱を回収できるサイクル構成としている。図11は、本実施形態のヒートポンプ空調装置の全体構成図である。なお、第1実施形態と同一もしくは均等部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態のエンジン12は、水冷式のエンジンであり、室外機10はエンジン12の冷却水を循環させる冷却水回路40を備えている。冷却水は電動水ポンプ41によって冷却水回路40を循環するようになっており、ラジエータ42にて冷却される。
ラジエータ42は冷却水と第1送風機20により送風された室外空気とを熱交換させる放熱器である。従って、本実施形態では、第1送風機20は第1室外熱交換器19とラジエータ42の双方に向かって室外空気を送風するようになっている。
さらに、冷却水回路40はサーモ弁43を有しており、サーモ弁43によってラジエータ42に冷却水を導入させる回路とラジエータ42をバイパスさせる回路とが切り替えられる。このサーモ弁43はワックスの体積変化を利用して弁体を変位させる周知の温度応答弁であり、冷却水温度が所定の温度以上になるとラジエータ42導入回路に切り替え、所定の温度より低くなるとバイパス回路に切り替える。
また、冷却水回路40には、電気式三方弁44が設けられている。この電気式三方弁44はラジエータ42に冷却水を導入させる回路と、加熱器45に冷却水を導入させる回路とを切り替える冷却水流路切替弁である。この電気式三方弁44も空調制御装置32の出力信号によって制御される。加熱器45は、暖房モードにおいて、第1室外熱交換器19下流側冷媒を加熱する温水ヒータである。
さらに、冷房モードにおける第1室外熱交換器19の下流側は二方に分岐され、一方は、電磁弁46および可変絞り装置47を介して、レシーバ22へ接続される。また、レシーバ22は、逆止弁48を介して第2接続ポート17bへ接続される。この逆止弁48は第2接続ポート17b側からレシーバ22側へ冷媒が流れることのみを許容する。
他方は、逆止弁49を介して、過冷却熱交換器23へ接続される。この逆止弁49は過冷却熱交換器23側から第1室外熱交換器19側へ冷媒が流れることのみを許容する。さらに、過冷却熱交換器23と逆止弁49の間にも分岐通路が設けられ、この分岐通路は電磁弁50を介して、レシーバ22と逆止弁48との間に接続される。
また、電磁弁50は、レシーバ22側から過冷却熱交換器23側へ冷媒が流れることのみを許容する逆止弁51と並列接続されている。過冷却熱交換器23の下流側も二方に分岐され、一方は、第1実施形態と同様に、補助熱交換器25に接続され、他方は電磁弁52を介して、可変絞り装置47と電磁弁46との間に接続される。
この電磁弁52は、過冷却熱交換器23側から可変絞り装置47側へ冷媒が流れることのみを許容する逆止弁53と並列接続されている。さらに、補助熱交換器25は逆止弁54を介して、第2接続ポート17bへ接続されている。なお、電磁弁46、50、52、可変絞り装置47も、空調制御装置32の制御信号によって作動する。
次に、上記の構成における本実施形態の作動について説明する。まず、単独冷房モードでは、電気式四方弁16をエンジン駆動圧縮機13吐出口側と第1室外熱交換器19との間およびエンジン駆動圧縮機13吸入口側と室内機11との間を同時に接続するように切り替え、電磁弁46を開弁し、電磁弁50を開弁し、電磁弁52を閉弁し、可変絞り装置47を全開状態とする。
これにより、冷媒は図11の実線矢印方向に流れることになる。従って、本実施形態では、電気式四方弁16のみならず、電磁弁46、50、52も流路切替手段となる。なお、電気式三方弁44はラジエータ42に冷却水を導入させる回路に切り替えられており、加熱器45にて冷媒は加熱されない。
エンジン駆動圧縮機13から吐出された冷媒は、オイルセパレータ15および電気式四方弁16を介して第1室外熱交換器19へ流入し、第1送風機20により送風された室外空気と熱交換して放熱する。第1室外熱交換器19から流出した冷媒は、逆止弁49の作用によって開弁している電磁弁46および全開している可変絞り装置47を介してレシーバ22へ流入する。
レシーバ22を流出した液相冷媒は、開弁している電磁弁50を介して過冷却熱交換器23へ流入し、第2送風機24により送風された室外空気と熱交換して過冷却状態となる。過冷却熱交換器23を流出した冷媒は、第1実施形態と同様に室内機11の室内熱交換機30へ流入して、室内送風空気から吸熱して蒸発する。これにより、室内送風空気が冷却される。
また、併用冷房モードでは、上記の単独冷房モードに対して、さらに、モータ駆動圧縮機14を作動させる。これにより、冷房モードでは、第1実施形態と全く同様にサイクル効率を向上させることができる。
次に、暖房モードでは、電気式四方弁16をエンジン駆動圧縮機13吐出口側と室内機11との間および第1室外熱交換器19とエンジン駆動圧縮機13吸入口側との間を同時に接続するように切り替え、電磁弁46を閉弁し、電磁弁50を閉弁し、電磁弁52を閉弁し、可変絞り装置47を絞り状態とする。
これにより、冷媒は図11の破線矢印方向に流れることになる。さらに、電気式三方弁44は加熱器45に冷却水を導入させる回路に切り替えられており、加熱器45において冷媒を加熱することができる。
エンジン駆動圧縮機13によって圧縮された冷媒は、電気式四方弁16を介して室内熱交換器30へ流入し、室内送風空気と熱交換して放熱する。これにより、室内送風空気が加熱される。
さらに、室内熱交換器30下流側冷媒は、逆止弁48、51、54および閉弁した電磁弁50の機能によりレシーバ22へ流入する。レシーバ22から流出した液相冷媒は、可変絞り装置47にてさらに減圧膨張され、閉弁した電磁弁46と開弁した電磁弁52の作用によって過冷却熱交換器23→第1室外熱交換器19へ流入する。
過冷却熱交換器23では、冷媒は第2送風機24により送風された室外空気から吸熱し、第1室外熱交換器19では、冷媒は第1送風機20により送風された室外空気から吸熱して蒸発する。第1室外熱交換器19から流出した冷媒は、電気式四方弁16を介して、加熱器45へ流入する。加熱器45へ流入した冷媒は、エンジン冷却水の廃熱を吸熱して、第1アキュムレータ18を介して、再びエンジン駆動圧縮機13に吸入される。
以上の如く、本実施形態では、冷房モードにおいて第1実施形態と全く同様の効果を得ることができ、さらに、暖房モードにおいてエンジン廃熱を冷媒に吸熱させて回収することができる。
(他の実施形態)
本発明は上述の実施形態に限定されることなく、以下のように種々変形可能である。
(1)上述の実施形態では、エンジン駆動圧縮機13の圧縮機効率ηが基準圧縮機効率ηA以下になったときに、単独冷房モードから併用冷房モードを切り替えているが、室内温度Trと設定温度Tsetとの差Tr−Tsetから必要冷凍能力を算出して、この算出値が図8のD点に相当する基準必要能力以上になったとき、併用冷房モードに切り替えるようにしてもよい。
(2)上述の実施形態では、灯油を燃料とするディーゼルエンジンを採用しているが、ガソリン、天然ガスやプロパンガス、軽油、水素等を燃料とする他の形式のエンジンを採用してもよい。
(3)上述の実施形態では、エンジン駆動圧縮機13として可変容量型圧縮機を採用した例を説明したが、固定容量型圧縮機を採用してもよい。この場合は、電磁クラッチにより圧縮機を断続的に作動させて、オンオフ作動の比率を制御する稼働率制御によって吐出能力を制御してもよい。もちろん、可変容量型圧縮機であっても電磁クラッチを介してエンジン12から動力を伝達できるようにしてもよい
(4)上述の実施形態では、本発明の冷凍サイクル装置を熱交換対象流体が室内送風空気であるヒートポンプ空調装置に適用したが、熱交換対象流体が水である給湯装置等に適用してもよい。
第1実施形態のヒートポンプ空調装置の全体構成図である。 第1実施形態の補助熱交換器の分解斜視図である。 第1実施形態のヒートポンプ空調装置の室外機の外観斜視図である。 第1実施形態における図3のA矢視図である。 第1実施形態の空調制御装置の制御を示すフローチャートである。 第1実施形態の空調制御装置の制御の要部を示すフローチャートである。 第1実施形態のヒートポンプ空調装置の冷媒の状態を示すモリエル線図である。 第1実施形態の必要冷凍能力(冷房負荷)とサイクル効率の関係を示すグラフである。 第1実施形態のモータ駆動圧縮機側の冷凍サイクルのサイクル効率のグラフである。 第2実施形態における図3のA矢視図である。 第3実施形態のヒートポンプ空調装置の全体構成図である。
符号の説明
12…エンジン、13…エンジン駆動圧縮機、14…モータ駆動圧縮機、
16…電気式四方弁、19…第1室外熱交換器、20…第1送風機、22…レシーバ、
23…過冷却熱交換器、24…第2送風機、25…補助熱交換器、
26…第2室外熱交換器、27…第2減圧手段、29…第1減圧手段、
30…利用側熱交換器、32…空調制御装置、33c…温度設定スイッチ、
34…吐出圧力センサ、35…吸入圧力センサ、36…回転数センサ、
37…室内温度センサ、46、50、52…電磁弁。

Claims (8)

  1. エンジン(12)により駆動されて冷媒を圧縮して吐出するエンジン駆動圧縮機(13)と、
    前記冷媒と熱交換対象流体とを熱交換させる利用側熱交換器(30)と、
    前記冷媒を減圧膨張させる第1減圧手段(29)と、
    前記冷媒と室外空気とを熱交換させる第1室外熱交換器(19)と、
    電動モータにより駆動されるモータ駆動圧縮機(14)と、
    前記モータ駆動圧縮機(14)吐出冷媒を室外空気と熱交換させて放熱させる第2室外熱交換器(26)と、
    前記第2室外熱交換器(26)下流側冷媒を減圧膨張させる第2減圧手段(27)と、
    前記第2減圧手段(27)にて減圧された冷媒を蒸発させる補助熱交換器(25)とを備え、
    前記熱交換対象流体を冷却する冷却モードでは、前記第1室外熱交換器(19)は、前記エンジン駆動圧縮機(13)吐出冷媒を放熱させる放熱器として作用し、前記利用側熱交換器(30)は、前記第1減圧手段(29)にて減圧された冷媒を蒸発させる蒸発器として作用し、
    前記補助熱交換器(25)は、前記第2減圧手段(27)にて減圧された冷媒と前記冷却モードにおける前記第1室外熱交換器(19)下流側冷媒とを熱交換させるようになっていることを特徴とする冷凍サイクル装置。
  2. さらに、前記冷却モードにおける前記第1室外熱交換器(19)下流側冷媒の気液を分岐する気液分離器(22)と、
    前記気液分離器(22)で分離された液相冷媒を放熱させる過冷却熱交換器(23)とを備えることを特徴とする請求項1に記載の冷凍サイクル装置。
  3. さらに、前記第1室外熱交換器(19)に向かって室外空気を送風する第1送風機(20)と、
    前記過冷却熱交換器(23)および前記第2室外熱交換器(26)に向かって室外空気を送風する第2送風機(24)とを備え、
    前記第1送風機(20)と前記第2送風機(24)は、それぞれ独立に送風量を変更できるようになっていることを特徴とする請求項2に記載の冷凍サイクル装置。
  4. 前記過冷却熱交換器(23)は、前記第2室外熱交換器(26)に対して、前記第2送風機(24)の送風空気流れ方向風上側に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の冷凍サイクル装置。
  5. 前記補助熱交換器は、積層型プレート熱交換器(25)であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の冷凍サイクル装置。
  6. 前記モータ駆動圧縮機(14)の作動を制御する制御手段(32)と、
    前記熱交換対象流体によって温度調整される温調対象空間の温度を検出する温度検出手段(37)と、
    前記温調対象空間の目標温度を設定する目標温度設定手段(33c)とを備え、
    前記制御手段(32)は、前記温度検出手段(37)によって検出された室内温度(Tr)および前記目標温度設定手段(33c)によって設定された設定温度(Tset)から決定される必要冷凍能力が、予め定めた基準必要能力以上になったとき、前記モータ駆動圧縮機(14)を作動させるようになっていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の冷凍サイクル装置。
  7. 前記モータ駆動圧縮機(14)の作動を制御する制御手段(32)と、
    前記エンジン駆動圧縮機(13)吐出冷媒圧力を検出する吐出圧力検出手段(34)と、
    前記エンジン駆動圧縮機(13)吸入冷媒圧力を検出する吸入圧力検出手段(35)と、
    前記エンジン(12)の回転数を検出する回転数検出手段(36)とを備え、
    前記制御手段(32)は、前記吐出圧力検出手段(34)によって検出された吐出圧力(Pd)、前記吸入圧力検出手段(35)によって検出された吸入圧力(Ps)および前記回転数検出手段(36)によって検出された回転数(Ne)に基づいて算出される圧縮機効率(η)が、予め定めた基準圧縮機効率(ηA)以下になったときに、前記モータ駆動圧縮機(14)を作動させるようになっていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の冷凍サイクル装置。
  8. 冷媒流路を切り替えて、前記冷却モードと前記熱交換対象流体を加熱する加熱モードとを切り替える流路切替手段(16、46、50、52)を備え、
    前記加熱モードでは、前記第1室外熱交換器(19)は、前記第1減圧手段(29)にて減圧された冷媒を蒸発させる蒸発器として作用し、前記利用側熱交換器(30)は、前記エンジン駆動圧縮機(13)吐出冷媒を放熱させる放熱器として作用するようになっていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1つに記載の冷凍サイクル装置。
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