JP2006057747A - ガス容器固定器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 地震が発生しても、多数本のガス容器を転倒させることなく安定に固定するとともに、チェーン3を安定に係止することができるガス容器固定器具を提供する。
【解決手段】 保管区画内に置かれたガス容器の転倒を防止するためのガス容器固定器具であって、保管区画に立てられる4本の緊縛支柱1a,1b,1c,1dと、これら緊縛支柱1a,1b,1c,1dの間に渡される少なくとも3個の緊縛桁2a,2b,2cと、これら緊縛桁2a,2b,2cの内、互いに隣接しない緊縛桁2a,2cの間に架け渡されるチェーン3と、このチェーン3の端部を係止するために、前記緊縛桁2a,2cに取り付けられた複数の係止部4,4,…とからなるガス容器固定器具を用いる。
【選択図】 図1
【解決手段】 保管区画内に置かれたガス容器の転倒を防止するためのガス容器固定器具であって、保管区画に立てられる4本の緊縛支柱1a,1b,1c,1dと、これら緊縛支柱1a,1b,1c,1dの間に渡される少なくとも3個の緊縛桁2a,2b,2cと、これら緊縛桁2a,2b,2cの内、互いに隣接しない緊縛桁2a,2cの間に架け渡されるチェーン3と、このチェーン3の端部を係止するために、前記緊縛桁2a,2cに取り付けられた複数の係止部4,4,…とからなるガス容器固定器具を用いる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、多数本のガス容器を固定する際に用いられるガス容器固定器具に関するもので、例えば、ガス充填工場のような多数本のガス容器を取り扱う場所におけるガス容器固定器具に関するものである。
従来、ガス容器を固定して保管する手段として、ガスボンベ用支持装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。しかしながら、このガスボンベ用支持装置は、ガス容器を1本ずつ固定して保管するためのものであり、多数本のガス容器にあっては、固定作業が煩雑になるという問題があった。
そこで、多数本のガス容器を固定して保管する手段として、図8(a)に示すガス容器固定器具が用いられている。このガス容器固定器具は、4本の緊縛支柱1a,1b,1c,1d、3本の緊縛桁2a,2b,2c、および図8(b)に示すチェーン3から構成されている。
このガス容器固定器具は、方形の保管区画に設置されており、この保管区画の4隅には、緊縛支柱1a,1b,1c,1dがそれぞれ立てられている。また、緊縛支柱1a,1b間、緊縛支柱1b,1c間、緊縛支柱1c,1d間には、緊縛桁2a,2b,2cがそれぞれ架け渡されており、保管区画の3方向を囲むようになっている。この緊縛桁2a,2b,2cとしては、フラットバーやパイプなどが用いられる。一方、緊縛支柱1a,1d間は、ガス容器の搬出入口となっている。更に、互いに隣接しない緊縛桁2a,2c上であって緊縛支柱1b,1c付近に一対の係止部4,4が設けられている。
保管区画内には、図8(b)に示すように、多数本のガス容器が、できるだけ緊縛桁2b側に位置するように整列状態で配置される。ついで、チェーン3が、前記係止部4,4に係止されるとともに、ガス容器に略コの字状に巻き付けられる。これにより、多数本のガス容器がまとめて固定されて保管される。
係止部4は、図9(a)に示すように、棒状に緊縛桁2a,2cから突起したものである。図9(a)では、緊縛桁2a,2cとしてパイプが用いられており、係止部4が断面L字状の金属板4aを介して設けられた形態が図示されているが、緊縛桁2a,2cとしてフラットバーが用いられた場合には、このフラットバー上に直接設けてもよい。また、係止部4は上記部位に限らず、図10(a)に示すような、緊縛支柱1b,1cの側面に設けられた従来例もある。この従来例においては、係止部4は略U字状の側面形状を有している。
特開2000−35198号公報
しかしながら、上記従来技術のガス容器固定器具にあっては、地震が発生した際、多数本のガス容器を巻き付けていたチェーン3が弛んでしまうという現象があった。
通常、多数本のガス容器をガス容器固定器具内に固定する際、人為作業では調節が困難な微少な隙間が、これらガス容器の間に生じる。この隙間は、地震によるガス容器の水平移動によって埋められて、ガス容器の占有面積を縮小させてしまう原因となる。このようにガス容器の占有面積が縮小すると、これらガス容器全体としての周囲の長さが短くなる。従って、当初ガス容器を巻き付けていたチェーンに余りが生じ、この余りが弛みとなる。結果、ガス容器は、チェーン3の拘束力から開放され、地震の振動によって転倒して保管区画外に転がり出るという問題があった。
なお、この現象は、配置されるガス容器の本数が多いほど顕著に現れるものである。
通常、多数本のガス容器をガス容器固定器具内に固定する際、人為作業では調節が困難な微少な隙間が、これらガス容器の間に生じる。この隙間は、地震によるガス容器の水平移動によって埋められて、ガス容器の占有面積を縮小させてしまう原因となる。このようにガス容器の占有面積が縮小すると、これらガス容器全体としての周囲の長さが短くなる。従って、当初ガス容器を巻き付けていたチェーンに余りが生じ、この余りが弛みとなる。結果、ガス容器は、チェーン3の拘束力から開放され、地震の振動によって転倒して保管区画外に転がり出るという問題があった。
なお、この現象は、配置されるガス容器の本数が多いほど顕著に現れるものである。
また、地震によるガス容器の水平移動は、チェーン3に多大な荷重を与えるため、チェーン3を係止している係止部4,4を、図9(b)および図10(b)に示すように変形させてしまうという現象があった。これは、係止部4,4の曲げ力に対する剛性が弱いため生じるものである。このため、チェーン3が係止部4,4から脱落し、このチェーン3によるガス容器の固定ができなくなるという問題があった。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、地震が発生しても、多数本のガス容器を転倒させることなく安定に固定するとともに、チェーン3を安定に係止することができるガス容器固定器具を提供することを目的とする。
かかる課題を解決するため、
請求項1にかかる発明は、保管区画内に置かれたガス容器の転倒を防止するためのガス容器固定器具であって、保管区画に立てられる4本の緊縛支柱と、これら緊縛支柱の間に渡される少なくとも3個の緊縛桁と、これら緊縛桁の内、互いに隣接しない緊縛桁の間に架け渡されるチェーンと、このチェーンの端部を係止するために、前記緊縛桁に取り付けられた複数の係止部とからなるガス容器固定器具である。
請求項1にかかる発明は、保管区画内に置かれたガス容器の転倒を防止するためのガス容器固定器具であって、保管区画に立てられる4本の緊縛支柱と、これら緊縛支柱の間に渡される少なくとも3個の緊縛桁と、これら緊縛桁の内、互いに隣接しない緊縛桁の間に架け渡されるチェーンと、このチェーンの端部を係止するために、前記緊縛桁に取り付けられた複数の係止部とからなるガス容器固定器具である。
請求項2にかかる発明は、係止部の端部に、チェーンの脱落を防止するための抜け止部が形成された請求項1記載のガス容器固定器具である。
請求項3にかかる発明は、係止部が、緊縛桁に形成された挿入孔と、この挿入孔に挿入可能な挿入体とからなり、この挿入体が、挿入孔に挿入される挿入部と、チェーンを係止するための係止片とからなるものである請求項1記載のガス容器固定器具である。
請求項4にかかる発明は、挿入部の端部に、挿入体を挿入孔に掛止するための掛止部が形成された請求項3記載のガス容器固定器具である。
請求項5にかかる発明は、挿入部がネジ部を形成している請求項3記載のガス容器固定器具である。
請求項6にかかる発明は、挿入孔がネジ孔部を形成している請求項5記載のガス容器固定器具である。
請求項7にかかる発明は、挿入部にナットが取り付けられる請求項5または6記載のガス容器固定器具である。
本発明のガス容器固定器具によれば、緊縛桁に設けられた複数の係止部を用いることにより、ガス容器の固定に要するチェーンの長さを短くすることができる。従って、地震によってガス容器の占有面積が縮小し、これらガス容器全体としての周囲の長さが短くなっても、当初ガス容器に張られていたチェーンに生じる余り量、すなわち弛み量は少ない。結果、このように架け渡されたチェーンは、ガス容器を絶えず支持してその転倒を防止することができる。
また、本発明のガス容器固定器具によれば、抜け止部が形成された係止部の端部において、短手方向における断面積が大きくなるため、この抜け止部が障害物となって、係止部におけるチェーンの動きを制限することができる。従って、チェーンが係止部から脱落することを防止することができる。
また、本発明のガス容器固定器具によれば、抜け止部が形成された係止部の端部において、短手方向における断面積が大きくなるため、この抜け止部が障害物となって、係止部におけるチェーンの動きを制限することができる。従って、チェーンが係止部から脱落することを防止することができる。
さらに、本発明のガス容器固定器具によれば、チェーンが挿入体によって係止されるため、チェーンを介して加わる水平方向の外力を剪断力として受け止めることができる。一般に、材料の剪断力に対する剛性は、曲げ力に対する剛性に比べて格段に高いので、この外力による挿入体の変形は小さい。従って、チェーンを緊縛桁に強固に係止することができる。
本発明にかかるガス容器固定器具の一実施形態を、図面に基づいて説明する。図1は、本発明のガス容器固定器具の一例であり、図8の従来例と同一の構成要素については同一の符号を付し、その説明を省略または簡略化する。
図1のガス容器固定器具が従来例と異なるのは、まず、緊縛桁2a、2cに複数の係止部4,4,…を設けた点である。また、これら係止部4,4,…の端部に設けた抜け止部4b,4b,…も新規な構成であるが、これについては、更なる改良として別途説明する。なお、これら抜け止部4b,4b,…は、本発明のガス容器固定器具に備わっていてもいなくてもよい。
まず、係止部4,4,…について説明する。
係止部4,4,…は、図9に示す従来例のものと同様であり、棒状の突起によって、チェーン3を係止するものである。また、これら係止部4,4,…は、緊縛桁2a,2c上に相対峙するように設けられており、その数は特に限定されないが、緊縛桁2bに沿って配置されるガス容器の列の数と同じであることが好ましい。
係止部4,4,…は、図9に示す従来例のものと同様であり、棒状の突起によって、チェーン3を係止するものである。また、これら係止部4,4,…は、緊縛桁2a,2c上に相対峙するように設けられており、その数は特に限定されないが、緊縛桁2bに沿って配置されるガス容器の列の数と同じであることが好ましい。
ガス容器固定器具内には、図1(b)に示すように、多数本のガス容器が、できるだけ緊縛桁2b側に位置するように整列状態で配置される。ついで、チェーン3が、これらガス容器の開放されている面に張られるとともに、このチェーン3の両端部が、緊縛桁2a,2cに設けられた複数の係止部4,4,…の内、最寄りのものに係止される。結果、チェーン3はほぼ直線状になるように設けられる。すなわち、ガス容器を固定するチェーン3の長さが最小限になる。
このように、ガス容器を固定するチェーン3の長さを最小限にすることにより、地震によってガス容器の占有面積が縮小し、これらガス容器全体としての周囲の長さが短くなっても、当初ガス容器に張られていたチェーン3に生じる余り量、すなわち弛み量を少なくすることができる。従って、このように架け渡されたチェーン3は、ガス容器を絶えず支持してその転倒を防止することができる。
なお、本発明のガス容器固定器具においては、緊縛桁2a,2b,2cの下方に他の緊縛桁を渡して、ガス容器を多重に緊縛して固定してもよい。また、ガス容器の固定に用いられるチェーン3は一般に緊縛紐と呼ばれているが、この緊縛紐は、適度な強度を有する帯状物であってもよく、この場合でも、チェーン3と同様にガス容器を緊縛することができる。
なお、本発明のガス容器固定器具においては、緊縛桁2a,2b,2cの下方に他の緊縛桁を渡して、ガス容器を多重に緊縛して固定してもよい。また、ガス容器の固定に用いられるチェーン3は一般に緊縛紐と呼ばれているが、この緊縛紐は、適度な強度を有する帯状物であってもよく、この場合でも、チェーン3と同様にガス容器を緊縛することができる。
次に、複数の係止部4,4,…を設ける発明の改良として、前記抜け止部4bを説明する。抜け止部4bは、図1に示すように、係止部4の頭部を部分的に膨大化したもので、形状は任意でよい。また、抜け止部4bは、係止部4の頭部に予め形成しても、係止部4の頭部にナット、カプラーなどの形式で着脱可能に固定して形成してもよいが、前者の場合は、チェーン3の金属輪の孔を抜け止部4bが通過できるように配慮する。着脱可能な抜け止部4bの場合は、係止部4にチェーン3を係止した後、抜け止部4bを取り付けるので、抜け止部4bの大きさは任意でよい。
このような抜け止部4b,4b,…が形成された係止部4,4,…にあっては、係止されたチェーン3が、外力によって激しく動いても、抜け止部4b,4b,…が障害物となって、その動きが制限される。従って、チェーン3が係止部4,4,…から脱落することを防止することができる。また、係止部4,4,…が外力によって引き曲げられた場合においても、上記抜け止部4b,4b,…が障害物となってチェーン3の係止部からの脱落を防止することができる。特に、チェーン3の金属輪の孔より大きい抜け止部4bを取り付けた場合は、係止部4がどのように変形しても、チェーン3が係止部4から抜けることがなく安全である。
次に、図2〜7を参照しつつ、複数の係止部における各係止部4が挿入体5と挿入孔6とからなるものであるガス容器固定器具について説明する。
挿入体5は、図2に示すように、チェーン3を係止するための係止片5aと、この係止片5aから延びて挿入孔6に挿入される挿入部5bとからなっている。係止片5aは、チェーン3を挿入体5に係止するためのものであり、その形状は挿入孔6の内径よりも大きいものであればよく、例えば、図2に示すようなリング状、球状、U字状などが適用可能である。一方、挿入部5bは、挿入孔6の内径よりも小さい外径を有する棒状体である。
挿入体5は、図2に示すように、チェーン3を係止するための係止片5aと、この係止片5aから延びて挿入孔6に挿入される挿入部5bとからなっている。係止片5aは、チェーン3を挿入体5に係止するためのものであり、その形状は挿入孔6の内径よりも大きいものであればよく、例えば、図2に示すようなリング状、球状、U字状などが適用可能である。一方、挿入部5bは、挿入孔6の内径よりも小さい外径を有する棒状体である。
挿入孔6は、図3(a)に示すように、緊縛桁2a,2cに形成された孔に金属パイプを設けることによって形成されたものである。これら金属パイプは、鉛直方向に沿って設けられており、金属パイプの長手方向における長さは、緊縛桁2a,2cの厚みよりも長い。また、金属パイプの全周は、緊縛桁2a,2cと溶接されており、この溶接方法としては、隅肉溶接などが用いられる。緊縛桁2a,2cに形成される挿入孔6の数は特に限定されないが、緊縛桁2bに沿って配置されるガス容器の列の数と同じであることが好ましい。
この挿入孔6の中に、図3(b),(c)に示すように、挿入体5をチェーン3の金属輪の孔を介して挿入する。結果、チェーン3は、挿入体5の挿入部5bによって貫かれるとともに、緊縛桁2a,2cと挿入体5の係止片5aとによって挟まれることになる。この状態において、水平方向の外力がチェーン3を介して加わると、この外力は、挿入体5に対して剪断方向に作用する。一般に、材料の剪断力に対する剛性は、曲げ力に対する剛性に比べて格段に高いので、この外力による挿入体5の変形は小さい。従って、チェーン3は、緊縛桁2a,2cに強固に係止される。
挿入体5の挿入部5bの端部には、掛止部5cが形成されていてもよい。この掛止部5cとしては様々な形態のものが適用可能であるが、例えば、図4(a)に示すような円盤状または角盤状の形状を有するものが挙げられる。この例の掛止部5cを有する挿入体5にあっては、図4(b)に示すように、挿入体5が、挿入孔6に当接した際に、挿入孔6の下端に掛止めされるようになっている。従って、挿入体5は、地震によってランダムな外力を受けた際に、挿入孔6の下端に掛止され易く、挿入孔6から脱落しにくい。結果、チェーン3は、緊縛桁2a,2cに安定に係止される。
上記掛止部5cの形状は、図5(a)に示すように、複数個のそろばんの珠が連なった形状であってもよい。この例の掛止部5cを有する挿入体5は、地震によってランダムな外力を受けた際に、掛止部5cの窪みが、図5(b)に示すように、挿入孔6の下端に引っ掛かることにより、掛止される。従って、挿入体5は挿入孔6から脱落しにくい。結果、チェーン3は、緊縛桁2a,2cに安定に係止される。
なお、挿入体5を意図的に引き抜く際には、挿入体5の外径が挿入孔6の内径よりも小さいことを利用して、互いに当接しないように動かすことにより、挿入体5を引き抜くことができる。
なお、挿入体5を意図的に引き抜く際には、挿入体5の外径が挿入孔6の内径よりも小さいことを利用して、互いに当接しないように動かすことにより、挿入体5を引き抜くことができる。
挿入体5の挿入部5bは、図6(a)に示すように、ネジ部5dを形成してもよい。また、このネジ部5dに対応して、挿入孔6の下端はネジ孔部6aを形成してもよい。この例にあっては、挿入体5と挿入孔6とをネジ止めすることができるため、両者をより強固に固定することができる。
また、挿入孔6の下端からさらに延びる挿入部5bについては、図6(b)に示すように、ナット7を取り付けてもよい。このナット7により、挿入体5は挿入孔6の下端に完全に掛止されるため、地震などの外力によって挿入体5が挿入孔6から脱落するのを防止することができる。
また、挿入孔6の下端からさらに延びる挿入部5bについては、図6(b)に示すように、ナット7を取り付けてもよい。このナット7により、挿入体5は挿入孔6の下端に完全に掛止されるため、地震などの外力によって挿入体5が挿入孔6から脱落するのを防止することができる。
本発明のガス容器固定器具には、図7に示すように、挿入体5がシャックル3aを介して端部に連結されたチェーン3を用いてもよい。図7では、挿入体5の係止片5aとしてリング状のものを図示しているが、本発明はこれに限らず、シャックル3aが通れる孔を有するものであれば適用可能である。
この例のチェーン3を用いて多数本のガス容器を固定すると、万一、外力によって挿入体5が引き曲げられても、チェーン3は係止片5aに係止されているため、緊縛桁2a,2cから脱落することはない。
なお、挿入体5は、チェーン3の両端部に連結されてもよい。
この例のチェーン3を用いて多数本のガス容器を固定すると、万一、外力によって挿入体5が引き曲げられても、チェーン3は係止片5aに係止されているため、緊縛桁2a,2cから脱落することはない。
なお、挿入体5は、チェーン3の両端部に連結されてもよい。
また、この例のチェーン3には挿入体5が連結されているため、チェーン3を多数本のガス容器に巻き付ける際に、この挿入体5を把持部として用いることができる。また、チェーン3を多数本のガス容器に巻き付けた後、挿入体5の端部を挿入孔6の開口部に斜めに差し込んで接触させ、この接触部位を支点として係止片5aを動かして挿入体5を鉛直方向に立てることにより、多数本のガス容器を強固に固縛することができる。
1a,1b,1c,1d・・・緊縛支柱、2a,2b,2c・・・緊縛桁、3・・・チェーン、4・・・係止部、4b・・・抜け止部、5・・・挿入体、5a・・・挿入部、5b・・・係止片、5c・・・掛止部、5d・・・ネジ部、6・・・挿入孔、6a・・・ネジ孔部、7・・・ナット
Claims (7)
- 保管区画内に置かれたガス容器の転倒を防止するためのガス容器固定器具であって、
保管区画に立てられる4本の緊縛支柱と、これら緊縛支柱の間に渡される少なくとも3個の緊縛桁と、これら緊縛桁の内、互いに隣接しない緊縛桁の間に架け渡されるチェーンと、このチェーンの端部を係止するために、前記緊縛桁に取り付けられた複数の係止部とからなるガス容器固定器具。 - 係止部の端部に、チェーンの脱落を防止するための抜け止部が形成された請求項1記載のガス容器固定器具。
- 係止部が、緊縛桁に形成された挿入孔と、この挿入孔に挿入可能な挿入体とからなり、この挿入体が、挿入孔に挿入される挿入部と、チェーンを係止するための係止片とからなるものである請求項1記載のガス容器固定器具。
- 挿入部の端部に、挿入体を挿入孔に掛止するための掛止部が形成された請求項3記載のガス容器固定器具。
- 挿入部がネジ部を形成している請求項3記載のガス容器固定器具。
- 挿入孔がネジ孔部を形成している請求項5記載のガス容器固定器具。
- 挿入部にナットが取り付けられる請求項5または6記載のガス容器固定器具。
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