JP2006057332A

JP2006057332A - バイク盗難防止用器具

Info

Publication number: JP2006057332A
Application number: JP2004240614A
Authority: JP
Inventors: Shigeki Kikuchi; 茂樹菊池
Original assignee: REAL VISION SYSTEMS Inc
Current assignee: REAL VISION SYSTEMS Inc
Priority date: 2004-08-20
Filing date: 2004-08-20
Publication date: 2006-03-02

Abstract

【課題】
オートバイのメインキー差込口を保護し、盗難防止およびいたずら防止について高い信頼性と機能を備えたメインキーの保護器具を提供する事を目的とする。
【解決手段】
オートバイのメインキーに簡単装着出来、なおかつ装着後には強固に固着して外れず固定され、外部からの攻撃を一切遮断出来る堅牢なメインキー保護用器具を発明した。すなわち、本発明のバイク盗難防止器具は、金属製の円筒体と、この円筒体の上部を塞ぐように配設された蓋によって構成されている。円筒体と蓋は蓋に頭が突出しないように埋め込まれたラウンドキーで施錠される。
円筒体はメインキーの上側部分にはめ込まれ、金属接着剤にて強固に固定される。接着した円筒体の上側は逆円錐の形状になっている。この形状の役割はこの部分に引っかかりを無い状態にし、こじ開ける事が出来なくするためである。またこの部分に水抜き用の孔が設けてあり、雨水や掃除に際に円筒体の中に溜まる水を抜くようにしている。
【選択図】
図１

Description

本考案は、オートバイのメインキーに取り付ける盗難防止用器具に関するものである。

これまで、オートバイへのいたずら防止や盗難防止用の器具としてメインキーを保護する器具がいくつか提案されている。オートバイの盗難はメインキーに挟やドライバーをキー穴に無理やりこじ入れてロックを外すという方法で行われる。またこのような試みを行おうとして、カギ穴を壊したり、異物を詰めたりするいたずら行為がある。これらの対策として、メインキーを保護する方法が一般に使用される。しかしながら、これらの器具には盗難防止およびいたずら防止の意味合いで本来の効果を果たさないという問題があった。

例をあげると、メインキーにダミーのキーを差し込んでメインキーのキー穴へのアクセスを防御するタイプのものは、ダミーキーの頭部分を叩けば簡単にキー部分が曲がったり折れたりし、折れたキーがメインキーの中に残り却って面倒な事態が発生する。また他の例では、メインキーのカギ穴を塞ぐべく当該のパーツを瞬間接着剤にて接着するものであるが、この場合は接着部が極めて少なく、さらにはマイナスドライバーを差し込みこじ開けるか、プライヤで挟んでこじる事で簡単に外れてしまう構造になっている。

もうひとつの例では、キーシリンダーを外してメーカーに改造を依頼するものがある。しかし、キーシリンダーは誰でもが簡単に外せる構造にはなっておらず、無理に外そうとすると、オートバイ本体を傷つけることになる。また、取り付けには特殊なボルトが必要になる等、簡単にオートバイに装着出来ないという問題があった。

オートバイのメインキー差込口を壊す行為や、それが上手くいかなかった時のはらいせに異物を詰め込む等の人為的な行為からオートバイを護り、また、これらの人為的な行為以外にも、駐車中時の塵埃、泥などがキー差込口内に侵入し堆積して内部を詰まらせるというトラブルが発生する場合もある。本考案は、これらの問題を鑑みてなされたものであり、盗難防止およびいたずら防止について高い信頼性と機能を備えたメインキーの保護器具を提供する事を目的とする。

上記目的を達成するため、メインキーに簡単装着出来、なおかつ装着後には強固に固着して外れず固定され、外部からの攻撃を一切遮断出来る堅牢なメインキー保護用器具を発明した。すなわち、本発明のバイク盗難防止器具は、金属製の円筒体と、この円筒体の上部を塞ぐように配設された蓋によって構成されている。円筒体と蓋とは、蓋に頭が突出しないように埋め込まれたラウンドキーで施錠される。

円筒体はメインキーの上側部分にはめ込まれ、金属接着剤にて強固に固定される。接着した円筒体の上側は逆円錐の形状になっている。この形状の役割はこの部分に引っかかりを無い状態にし、こじ開ける事が出来なくするためである。またこの部分に水抜き用の孔が設けてあり、雨水や掃除の際に円筒体の中に溜まる水を抜くようにしている。

また円筒体の肉厚は５mm有り、金属製のため金きり鋸で切断するにも時間がかかり、この部分をハンマーで叩いてもビクともしない構造である。蓋との施錠はラウンドキーのためキー穴に何かを差し入れる事も出来ず、またこのラウンドキーは蓋に埋め込まれているため表面がフラットになり、キーの頭をプライヤ等で挟んで回す事も出来ない。このため、オートバイのメインキーを壊して盗んだり、いたずらをする行為の実行を躊躇させる効果が極めて高い。

円筒体のオートバイへの取り付けはオートバイの車種によって異なるため、円筒体の内径を車種によって変更して行う。円筒体を二分割して、メインキーへの取り付け部分のみの寸法変更により、パーツの共用化を図ることも可能である

つぎに、図を用いて、この発明を詳細に説明する。
図１は、本発明装置の１実施例の断面図であって、円筒体２をメインキー１に金属接着剤で固定した状態を示している。２〜６は、図２と同様である。蓋３に取り付けられえたラウンドキー４のロックプレート５によって、蓋３と円筒体２の施錠のＯＮ，ＯＦＦが行われる。

図２は円筒体２と蓋３の施錠の関係位置を示した図である。ロックプレート５と相似形状の溝が円筒体２に形成されており、この溝の位置に合わせて蓋３を円筒体２にセットする。蓋３にはピンストッパー６が固定してある。このピンストッパー６が前記の溝位置に入る事で、蓋３は円筒体２に対して回転方向の動きが制限される。

ラウンドキー６を９０度回す事によってロックプレート５の位置が溝から移動し、蓋３と円筒体１の上下方向の動きが制限される。ラウンドキーは９０度回転した位置で抜き差しが出来るので、キーを抜くと完全に蓋３と円筒体２は施錠された状態になる。

この発明にかかるバイク盗難防止用器具の構造を示す断面図である。この発明にかかるバイク盗難防止用器具の構造を示す上面図である。

符号の説明

１メインキー
２円筒体
３蓋
４ラウンドキー
５ロックプレート
６ピンストッパー

Claims

オートバイクのメインキーに装着した円筒体と、この円筒体の上部を塞ぐように配設した蓋によってなるメインキーへのアクセスを防護する盗難防止器具であって、円筒体の下側部分が逆円錐形状になっているとともに、この部分に水抜き用の孔が設けてあり、蓋と円筒体との間の施錠にラウンドキーを使用する事を特徴とするオートバイの盗難防止用器具。