JP2006249841A - 車止め - Google Patents

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晴英 北山
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Abstract

【課題】車両を通行止めするために通路に設置される車止めにおいて、景観を損ねることなく、支柱を埋設固定ソケットから抜取れないように固定することができる。
【解決手段】車止め1は、上端開口が略グランドレベルとなるように地中に埋設される埋設固定ソケット3と、このソケット3内に挿入、抜取り自在な支柱2と、支柱2をソケット3に固定するためのブラケット5、ストッパピン6、及び固定用ネジ体であるナット7を備える。ブラケット5は、ネジ部であるボルト部51を有し、ソケット3の上端に固定されている。ストッパピン6は、支柱2の係止穴21に挿入されるピン部61と、ブラケット5のボルト部51が臨む貫通孔63を有する。ナット7は、ストッパピン6の貫通孔63を挿通してブラケット5のネジ部51に螺合される螺合部であるナット部71を有する。ストッパピン6、及びナット7は、路面と略面一に取付けられる。
【選択図】図9

Description

本発明は、車両を通行止めするために通路に設置される車止めに関するものである。
従来より、車止めは、図16、図17(a)(b)、図18(a)(b)(c)に示す構成のものが知られている。車止め90は、車両を通行止めするための支柱91と、支柱91を着脱自在に保持する埋設固定ソケット92とを備えている。埋設固定ソケット92は、上端が開口した筒状になっており、上端開口が略グランドレベル(GL)となるように地中に埋設される。支柱91は、下端側が埋設固定ソケット92内に挿入、抜取り自在になっており、下端側が埋設固定ソケット92内に挿入されることにより、上端側が地上に露出されて車両を通行止めする役割を果たす。
埋設固定ソケット92の上端には、埋設固定ソケット92の上端開口を開閉する蓋93が取付けられており、支柱91を埋設固定ソケット92に挿入せず車止めとして使用しないときに、埋設固定ソケット92の上端開口を蓋93により閉じるようになっている。蓋93は、路面と略平行な姿勢で埋設固定ソケット92の上端開口を閉じ、路面から起き上がった姿勢で埋設固定ソケット92の上端開口を開くように、回動自在に埋設固定ソケット92に取付けられている。
また、車止め90は、支柱91を埋設固定ソケット92から不当に抜取れないように、すなわち、車を不当駐車させる等の不当行為ができないようにするために、ストッパピン94及び南京錠95を用いて、支柱91を埋設固定ソケット92に固定できるようになっている。
支柱91を埋設固定ソケット92に挿入して車止めとして使用するときは、埋設固定ソケット92の蓋93を開いて(図18(a))、支柱91が埋設固定ソケット92に挿入される(図18(b))。そして、支柱91に設けられた支柱孔96、及び蓋93に設けられた蓋孔97にストッパピン94を挿入して(図18(c))、ストッパピン94に設けられたピン孔98に南京錠95を施錠することにより、支柱91が埋設固定ソケット92から抜取れないように固定される。
また、支柱内に係止片を回動可能に支持し、係止片の係止部を支柱側面から支柱外部に突出させて埋設固定ソケットに係止すると共に、係止片の操作部を支柱側面から支柱外部に突出させて、操作部の端部に南京錠を施錠することにより、支柱を埋設固定ソケットに固定するようにした車止めも知られている(例えば特許文献1参照)。
特開平7−173806号公報
ところが、上述した従来の車止めにおいては、支柱を埋設固定ソケットに挿入して車止めとして使用するときに、支柱を埋設固定ソケットから抜取れないように南京錠を施錠すると、南京錠が支柱に吊り下がるため、外観が悪く、景観を損ねてしまう。また、南京錠の取付け位置が路面近くにあるため、南京錠内に路面上の土砂が入り込み、土砂が南京錠内に詰まって、南京錠が解錠できなくなる虞があり、濡れている路面の水分が南京錠内に入り込み、南京錠が腐食して損傷する虞もある。また、図16、図17(a)(b)、図18(a)(b)(c)に示す構成の車止めにおいては、支柱を埋設固定ソケットに挿入して車止めとして使用するときに、埋設固定ソケットの蓋が路面から起き上がった姿勢となるため、南京錠を施錠せずに使用する場合でも、外観が悪く、景観を損ねてしまう。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、景観を損ねることなく、支柱を埋設固定ソケットから抜取れないように固定することができる車止めを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1の発明は、上端が略グランドレベルとなるように地中に埋設される上端が開口した筒状の埋設固定ソケットと、下端側が前記埋設固定ソケット内に挿入、抜取り自在な支柱とを備える車止めにおいて、前記埋設固定ソケットの上端部外面に固定され、ネジ部を有する固定用ブラケットと、前記支柱に形成された係止穴に挿入されるピン部と、このピン部が前記係止穴に挿入された状態で前記ブラケットのネジ部が臨む位置に形成された貫通孔とを有するストッパピンと、前記ストッパピンの貫通孔を挿通して前記固定用ブラケットのネジ部に螺合される螺合部と、前記ストッパピンの抜けを防止する頭部と、前記螺合部を前記ネジ部に螺合し、又は、該螺合を解除するための工具が挿入可能な前記頭部上面に形成された凹部とを有する固定用ネジ体と、を備え、前記固定用ネジ体が前記支柱を前記埋設固定ソケットから抜取れないようにするための鍵として機能するようにしたものである。
請求項2の発明は、請求項1に記載の車止めにおいて、前記支柱は筒状体から成り、前記埋設固定ソケット内であって、かつ前記支柱内に挿入、抜取り自在なスペーサを備え、前記スペーサは、前記埋設固定ソケットと略同じ長さの一端を開口した筒状部と、この筒状部の他端に設けられ前記埋設固定ソケットの上端開口と略同一形状をしたプレート部とを有し、前記支柱を車止めとして使用するときは、前記プレート部を下にして前記埋設固定ソケット内であって、かつ前記支柱内に挿入され、前記支柱を車止めとして使用しないときは、前記プレート部を上にして前記埋設固定ソケット内に挿入され、該プレート部が前記埋設固定ソケットの上端開口を塞ぐ蓋として機能するものである。
請求項1の発明によれば、固定用ブラケットが略グランドレベルにあり、ストッパピン及び固定用ネジ体が路面と略面一に取付けられるため、これらの固定用部品が目立たつことがなく、従って、景観を損ねることなく、支柱を埋設固定ソケットから抜取れないように固定することができる。しかも、固定用ネジ体の凹部に泥が溜まっても簡単に取り除くことができるため、従来の南京錠のように土砂が詰まって解錠できなくなる事態に陥ることがない。さらに、従来の南京錠に比べ部品点数が少なく構造が極めて簡単であり、個々の固定用部品も精巧なものは必要なく形状が簡単であるため、鋳造品等で頑丈に作ることができ、また、安価に提供することができる。
請求項2の発明によれば、支柱を車止めとして使用しないときは、スペーサが埋設固定ソケットの上端開口を塞ぐ蓋として機能するため、支柱を車止めとして使用しないときにも景観を損ねることがない。しかも、スペーサは、支柱を車止めとして使用するときは、埋設固定ソケット内であって、かつ支柱内に収納、保管できるため、従来のように支柱を車止めとして使用するときに蓋が路面から起き上がることがなく、支柱を車止めとして使用するときにも景観を損ねることがない。
以下、本発明を具体化した実施形態による車止めについて図面を参照して説明する。図1(a)(b)は、車止めの構成を示す。車止め1は、車両を通行止めするために通路に設置されるものである。この車止め1は、車両を通行止めするための支柱2と、支柱2を着脱自在に保持する埋設固定ソケット3と、スペーサ4とを備えている。また、車止め1は、支柱2を埋設固定ソケット3から抜取れないように固定するための固定用ブラケット5、ストッパピン6、及び固定用ネジ体である特殊固定用ナット7を備えている。
支柱2は、略円筒の筒状体から成り、下端側が開口している。埋設固定ソケット3は、略円筒の筒状体から成り、上端が開口しており、下端には、水抜き孔付きの底板31が設けられている。埋設固定ソケット3は、上端開口が略グランドレベル(GL)となるように地中に埋設される。支柱2は、下端側が埋設固定ソケット3内に挿入、抜取り自在になっており、下端側が埋設固定ソケット3内に挿入されることにより、上端側が地上に露出されて車両を通行止めする役割を果たす。
また、支柱2は、ストッパピン6を係止するための係止穴21を有している。係止穴21は、支柱2の下端側を埋設固定ソケット3内の最も奥まで挿入したときに略グランドレベルに位置する箇所、すなわち埋設固定ソケット3の上端開口と略同じ高さに設けられている。
スペーサ4は、略円筒の筒状部41と、プレート部42とを有しており、埋設固定ソケット3、及び支柱2に挿入、抜取り自在になっている。スペーサ4の詳細については後述する。これら支柱2、埋設固定ソケット3、及びスペーサ4は、例えば、アルミ合金、ステンレス、スチールなどから成っている。
固定用ブラケット5は、埋設固定ソケット3の上端部外面に固定(すなわち路面と略面一となるように埋設固定ソケット3に固定)されている。ストッパピン6は、支柱2と埋設固定ソケット3を連結するものであり、支柱2と固定用ブラケット5の両方に着脱自在になっている。特殊固定用ナット7は、支柱2と埋設固定ソケット3とを連結した状態にあるストッパピン6を固定するものであり、固定用ブラケット5に着脱自在になっている。
これら固定用ブラケット5、ストッパピン6、及び特殊固定用ナット7は、例えばステンレス等の錆び難い材質から成り、鋳造されている。特殊固定用ナット7の着脱は、専用工具8を用いて行われる。これら固定用ブラケット5、ストッパピン6、特殊固定用ナット7、及び専用工具8の詳細については後述する。
図2、図3、図4(a)(b)は、上記スペーサ4の構成、及びスペーサ4の使用方法を示す。スペーサ4は、筒状部41と、プレート部42とを有している。筒状部41は、略円筒状をしており、一端が開口している。また、筒状部41は、上記支柱2の内径よりも細く、上記埋設固定ソケット3と略同じ長さをしている。プレート部42は、筒状部41の他端に設けられており、上記埋設固定ソケット3の上端開口と略同一形状をしている。プレート部42の略中央には、持ち上げ用孔43が形成されている。
上記支柱2を埋設固定ソケット3に挿入して車止めとして使用するときは、スペーサ4は、プレート部42を下にして埋設固定ソケット3内に挿入され(図2参照)、その上から支柱2が埋設固定ソケット3内に挿入される。従って、スペーサ4は、支柱2を車止めとして使用するときは、埋設固定ソケット3内であって、かつ支柱2内に挿入された状態になる(図1(a)参照)。
また、支柱2を埋設固定ソケット3に挿入せず車止めとして使用しないときは、スペーサ4は、プレート部42を上にして埋設固定ソケット3内に挿入される(図3参照)。スペーサ4は、筒状部41の長さが埋設固定ソケット3と略同じであり、プレート部42の形状が埋設固定ソケット3の上端開口と略同一であるため、プレート部42を上にして埋設固定ソケット3内に挿入すると、プレート部42が埋設固定ソケット3の上端開口を路面と略面一に塞いだ状態になる(図4(a)(b)参照)。従って、スペーサ4は、支柱2を車止めとして使用しないときは、埋設固定ソケット3の上端開口を塞ぐ蓋として機能する。
図5(a)(b)(c)は、上記固定用ブラケット5の構成を示す。固定用ブラケット5は、ネジ部であるボルト部51と、立上壁部52と、側壁部53とを有している。ボルト部51は、上記特殊固定用ナット7が装着される部位であり、その外周面にネジ溝が形成されている。立上壁部52は、上記ストッパピン6が係合される部位であり、特殊固定用ナット7をボルト部51に装着できるスペースを空けてボルト部51の周りを囲っている。
側壁部53は、固定用ブラケット5を埋設固定ソケット3に取付けるための部位であり、側壁部53には、取付用孔54が形成されている。固定用ブラケット5は、固定用ボルトを取付用孔54に挿通して埋設固定ソケット3に締結させることにより、埋設固定ソケット3に取付けられて固定されている(図1(a)参照)。
図6(a)(b)は、上記ストッパピン6の構成を示す。ストッパピン6は、ピン部61と、ブラケット係合部62とを有している。ピン部61は、上記支柱2の係止穴21に挿入、係止される部位であり、略真っ直ぐに伸びており、一端側が係止穴21に挿入可能な丸棒形状をしている。ブラケット係合部62は、上記固定用ブラケット5の立上壁部52に囲まれた凹所に嵌着、係合される部位であり、ピン部61の他端側に設けられている。ブラケット係合部62には、段付き貫通孔63が形成されている。
段付き貫通孔63は、上方の内径が大きく下方の内径が小さい段付きになっている。すなわち、段付き貫通孔63は、上段部63aと下段部63bとを有しており、上段部63aの内径が下段部63bの内径よりも大きくなっている。下段部63bの内径は(上段部63aの内径も)、固定用ブラケット5のボルト部51の外径よりも大きく、かつ特殊固定用ナット7が挿入可能な径になっている。段付き貫通孔63は、ピン部61が支柱2の係止穴21に挿入された状態で、固定用ブラケット5のボルト部51が臨む位置に形成されている。
図7(a)(b)は、上記特殊固定用ナット7の構成を示す。特殊固定用ナット7は、螺合部であるナット部71と、頭部72とを有している。ナット部71は、上記固定用ブラケット5のボルト部51に螺合される部位であり、ナット部71の下面には、固定用ブラケット5のボルト部51に螺合可能なネジ穴73が形成されている。頭部72は、ナット部71を固定用ブラケット5のボルト部51に螺合させ、又は、螺合を解除するために上記専用工具8が係合される部位であり、頭部72の上面には、専用工具8が係合可能な凹部74が形成されている。凹部74は、平面視で楕円形状をしており、汎用の工具が使用できない特殊形状をしている。
ナット部71の外径は、上記ストッパピン6の段付き貫通孔63の下段部63bの内径より小さい径をしており、頭部72の外径は、ナット部71の外径よりも大きく、ストッパピン6の段付き貫通孔63の下段部63bの内径より大きく上段部63aの内径より小さい径をしている。また、頭部72の厚みは、ストッパピン6の段付き貫通孔63の上段部63aの深さと略同じになっている。すなわち、特殊固定用ナット7は、ストッパピン6の段付き貫通孔63に埋没して、段付き貫通孔63内の段差と係合する形状をしている。
また、特殊固定用ナット7は、水抜き孔75を有している。水抜き孔75は、凹部74に雨水等が溜らないように水抜き、泥抜きするための孔であり、凹部74からネジ穴73に貫通している。
図8(a)(b)は、上記専用工具8の構成を示す。専用工具8は、把持部81と、頭部82とを有する。頭部82は、把持部81から突出しており、上記特殊固定用ナット7の凹部74に合致する楕円形状になっている。専用工具8の頭部82を上記特殊固定用ナット7の凹部74に係合させて把持部81を回転させることにより、特殊固定用ナット7を上記固定用ブラケット5のボルト部51に螺合し、又は、螺合を解除することができる。
図9(a)(b)(c)は、上記支柱2の埋設固定ソケット3への固定方法を示す。支柱2を埋設固定ソケット3に固定するには、まず、埋設固定ソケット3に挿入された支柱2の係止穴21に、ストッパピン6のピン部61を挿入すると共に(図9(a))、固定用ブラケット5の立上壁部52に囲まれた凹所に、ストッパピン6のブラケット係合部62を嵌着する(図9(b))。これにより、ストッパピン6は、ピン部61が支柱2の係止穴21に係止され、かつ、ブラケット係合部62が固定用ブラケット5の立上壁部52に係合されるように、支柱2と固定用ブラケット5の両方に装着された状態になり、従って、支柱2と埋設固定ソケット3は、ストッパピン6により連結される。このとき、ストッパピン6は、路面と略面一に装着され、ストッパピン6の段付き貫通孔63に、固定用ブラケット5のボルト部51が臨んだ状態となる。
そして、特殊固定用ナット7をストッパピン6の段付き貫通孔63に挿通し、上記専用工具8を用いて、特殊固定用ナット7のナット部71を固定用ブラケット5のボルト部51に螺合させて、特殊固定用ナット7を固定用ブラケット5に装着する(図9(c)、図1(b))。このとき、特殊固定用ナット7の頭部72は、ストッパピン6の段付き貫通孔63内の段差と係合して、ストッパピン6の抜けを防止する。これにより、支柱2と埋設固定ソケット3とを連結した状態にあるストッパピン6が固定され、支柱2が埋設固定ソケット3から抜取れないように固定される。
また、特殊固定用ナット7を固定用ブラケット5に装着した状態では、特殊固定用ナット7は、ストッパピン6の段付き貫通孔63に埋没する。従って、汎用の工具では特殊固定用ナット7を取外すことができず、特殊固定用ナット7を取外すには、上記専用工具8を必要とする。すなわち、特殊固定用ナット7、及び専用工具8は、支柱2を埋設固定ソケット3から抜取れないようにするための鍵として機能する。
このような構成の車止め1によれば、固定用ブラケット5が略グランドレベルにあり、ストッパピン6及び特殊固定用ナット7が路面と略面一に取付けられるため、これらの固定用部品が目立たつことがなく、従って、景観を損ねることなく、支柱2を埋設固定ソケット3から抜取れないように固定することができる。
また、支柱2を車止めとして使用しないときは、スペーサ4が埋設固定ソケット3の上端開口を塞ぐ蓋として機能するため、支柱2を車止めとして使用しないときにも景観を損ねることがない。しかも、スペーサ4は、支柱2を車止めとして使用するときは、埋設固定ソケット3内であって、かつ支柱2内に収納、保管できるため、従来のように支柱を車止めとして使用するときに蓋が路面から起き上がることがなく、支柱2を車止めとして使用するときにも景観を損ねることがない。
また、特殊固定用ナット7の凹部74に泥が溜まっても簡単に取り除くことができるため、従来の南京錠のように土砂が詰まって解錠できなくなる事態に陥ることがない。さらに、特殊固定用ナット7に水抜き孔75を設けているため、特殊固定用ナット7の凹部74に水が溜まることがなく、特殊固定用ナット7を腐食による損傷から防止できる。しかも、従来の南京錠に比べ部品点数が少なく構造が極めて簡単であり、個々の固定用部品も精巧なものは必要なく形状が簡単であるため、鋳造品等で頑丈に作ることができ、また、安価に提供することができる。
図10は、スペーサ4の別の構成例を示す。このスペーサ4は、プレート部42の外周縁に、筒状部41の周りを囲うように外壁部43が設けられている。このスペーサ4における他の構成については、上記実施形態と同様である。このような構成のスペーサ4によれば、支柱2を埋設固定ソケット3に挿入して車止めとして使用するときに、プレート部42を下にして埋設固定ソケット3内(かつ、支柱2内)に挿入しておくことにより、プレート部42及び外壁部43が泥溜めとして機能する。
図11(a)(b)は、専用工具8の別の構成例を示す。この専用工具8は、頭部82が菱形状になっている。この専用工具8における他の構成については、上記実施形態と同様である。専用工具8は、このような構成であってもよい。なお、このような構成の専用工具8に対しては、特殊固定用ナット7は、凹部74が専用工具8の頭部82に合致する菱形状とされる。
図12は、車止め1の別の使用例を示す。この使用例では、車止め1は、支柱2を埋設固定ソケット3に挿入して車止めとして使用するときに、スペーサ4(図1(a)参照)が埋設固定ソケット3内に挿入されていない。車止め1は、このようにスペーサ4を挿入することなく使用することも可能である。
図13、図14(a)(b)、図15は、埋設固定ソケット3の別の構成例を示す。この埋設固定ソケット3は、固定用ブラケット5(図1(a)参照)が取付けられていない。この埋設固定ソケット3における他の構成については、上記実施形態と同様である。
このような構成の埋設固定ソケット3によれば、支柱2(図1(a)参照)を埋設固定ソケット3に挿入して車止めとして使用するときは、上記実施形態と同様に、スペーサ4は、プレート部42を下にして埋設固定ソケット3内に挿入され(図13参照)、その上から支柱2が埋設固定ソケット3内に挿入される。また、支柱2を埋設固定ソケット3に挿入せず車止めとして使用しないときは、上記実施形態と同様に、スペーサ4は、プレート部42を上にして埋設固定ソケット3内に挿入され(図14参照)、スペーサ4のプレート部42が埋設固定ソケット3の上端開口を路面と略面一に塞いだ状態になる(図15(a)(b)参照)。
従って、このような構成の埋設固定ソケット3によっても、上記実施形態と同様に、スペーサ4は、支柱2を車止めとして使用するときは、埋設固定ソケット3内であって、かつ支柱2内に挿入された状態になり、支柱2を車止めとして使用しないときは、埋設固定ソケット3の上端開口を塞ぐ蓋として機能する。
なお、本発明は、上記実施形態の構成に限られず、種々の変形が可能である。例えば、固定用ブラケット5は、固定用ボルトにより埋設固定ソケット3に取付けられている構成に限られず、例えば溶接により埋設固定ソケット3に取付けられていてもよい。特殊固定用ナット7の凹部74の形状は、汎用の工具が使用できない特殊形状が好ましく、楕円形状や菱形状以外に、例えば、3角形、4角形、扇形等でもよい。この場合、専用工具8の頭部82の形状も、3角形、4角形、扇形等、特殊固定用ナット7の凹部74に合致する形状とされる。
また、固定用ブラケット5のネジ部として、ボルト部51に代えて、ナット部(穴の内周面にネジ溝が形成されたネジ部)を設け、固定用ブラケット5のネジ部に螺合されるネジ体として、特殊固定用ナット7に代えて、ボルト(外周面にネジ溝が形成されたネジ)を用いるようにしてもよい。ストッパピン6は、支柱2に固定されていてもよい。
(a)は本発明の一実施形態に係る車止めの構成を示す一部破断した側面図、(b)は同部分拡大した側面図。 同車止めのスペーサの構成、及び支柱を埋設固定ソケットに挿入して車止めとして使用するときのスペーサの埋設固定ソケットへの挿入方法を示す一部破断した側面図。 同車止めのスペーサの構成、及び支柱を埋設固定ソケットに挿入せず車止めとして使用しないときのスペーサの埋設固定ソケットへの挿入方法を示す一部破断した側面図。 (a)は同車止めの支柱を埋設固定ソケットに挿入せず車止めとして使用しないときのスペーサを埋設固定ソケットに挿入した状態の平面図、(b)は同一部破断した側面図。 (a)は同車止めの固定用ブラケットの構成を示す平面図、(b)は同側断面図、(c)は同正面図。 (a)は同車止めのストッパピンの構成を示す平面図、(b)は同側断面図。 (a)は同車止めの特殊固定用ナットの構成を示す平面図、(b)は同一部破断した側面図。 (a)は同車止めの専用工具の構成を示す側面図、(b)は同平面図。 (a)(b)(c)は同車止めの支柱の埋設固定ソケットへの固定方法を示す一部破断した側面図。 同車止めのスペーサの別の構成を示す一部破断した側面図。 (a)は同車止めの専用工具の別の構成を示す平面図、(b)は同側面図。 同車止めの別の使用方法を示す一部破断した側面図。 同車止めの埋設固定ソケットの別の構成、及び支柱を同埋設固定ソケットに挿入して車止めとして使用するときのスペーサの同埋設固定ソケットへの挿入方法を示す一部破断した側面図。 同車止めの埋設固定ソケットの別の構成、及び支柱を同埋設固定ソケットに挿入せず車止めとして使用しないときのスペーサの同埋設固定ソケットへの挿入方法を示す一部破断した側面図。 (a)は同埋設固定ソケットの構成を示す支柱を同埋設固定ソケットに挿入せず車止めとして使用しないときのスペーサを同埋設固定ソケットに挿入した状態の平面図、(b)は同一部破断した側面図。 従来の車止めの構成を示す一部破断した側面図。 (a)は従来の車止めの埋設固定ソケットの構成を示す平面図、(b)は同一部破断した側面図。 (a)(b)(c)は従来の車止めの支柱の埋設固定ソケットへの固定方法を示す一部破断した側面図。
符号の説明
1 車止め
2 支柱
3 埋設固定ソケット
4 スペーサ
5 固定用ブラケット
6 ストッパピン
7 特殊固定用ナット
8 専用工具
21 係止穴
41 筒状部
42 プレート部
49 外壁部
51 ボルト部
52 立上壁部
53 側壁部
61 ピン部
62 ブラケット係合部
63 段付き貫通孔
71 ナット部
72 頭部
73 ネジ穴
74 凹部
75 水抜き孔
81 把持部
82 頭部

Claims (2)

  1. 上端が略グランドレベルとなるように地中に埋設される上端が開口した筒状の埋設固定ソケットと、下端側が前記埋設固定ソケット内に挿入、抜取り自在な支柱とを備える車止めにおいて、
    前記埋設固定ソケットの上端部外面に固定され、ネジ部を有する固定用ブラケットと、
    前記支柱に形成された係止穴に挿入されるピン部と、このピン部が前記係止穴に挿入された状態で前記ブラケットのネジ部が臨む位置に形成された貫通孔とを有するストッパピンと、
    前記ストッパピンの貫通孔を挿通して前記固定用ブラケットのネジ部に螺合される螺合部と、前記ストッパピンの抜けを防止する頭部と、前記螺合部を前記ネジ部に螺合し、又は、該螺合を解除するための工具が挿入可能な前記頭部上面に形成された凹部とを有する固定用ネジ体と、を備え、前記固定用ネジ体が前記支柱を前記埋設固定ソケットから抜取れないようにするための鍵として機能するようにしたことを特徴とする車止め。
  2. 前記支柱は筒状体から成り、
    前記埋設固定ソケット内であって、かつ前記支柱内に挿入、抜取り自在なスペーサを備え、
    前記スペーサは、
    前記埋設固定ソケットと略同じ長さの一端を開口した筒状部と、この筒状部の他端に設けられ前記埋設固定ソケットの上端開口と略同一形状をしたプレート部とを有し、
    前記支柱を車止めとして使用するときは、前記プレート部を下にして前記埋設固定ソケット内であって、かつ前記支柱内に挿入され、前記支柱を車止めとして使用しないときは、前記プレート部を上にして前記埋設固定ソケット内に挿入され、該プレート部が前記埋設固定ソケットの上端開口を塞ぐ蓋として機能することを特徴とする請求項1に記載の車止め。


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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021070919A (ja) * 2019-10-29 2021-05-06 新郊パイプ工業株式会社 管体取付構造、車止め支柱及び管体取付構造の製造方法

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