JP2006054367A - 電子機器 - Google Patents

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Hiroyuki Chiku
広幸 知久
Shinji Kajiwara
心二 梶原
Yutaka Matsukuma
豊 松隈
Kazuo Ueno
和男 植野
Yoko Hamaguchi
陽広 浜口
Akira Kikuchi
章 菊地
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Abstract

【課題】PIU(プラグインユニット)の差込口から漏洩した電磁波が他のPIUに対して電磁波妨害しないようにした電子機器を提供する。
【解決手段】PIU3を電子機器の筐体(サブラック)1に差し込む差込口を覆うように設けられ、差込口から漏洩する電磁波を反射する反射体11と、PIU3に接続され、差込口から取り出されたケーブル6をサポートすると共に、反射体11で反射した電磁波を吸収する吸収体を設けたケーブルサポート7とで構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子機器に関し、特にプラグインユニット(以下、PIUという。)をサブラックに差し込む電子機器に関する。
近年、情報通信装置等においては、システムの高機能化、高速化及び小型化が急速に進み、これに伴って部品の高集積化が進んでおり、そこに用いられる電子機器の設置環境を含めた電磁環境はますます厳しくなることが予想される。このような状況下で、電磁波干渉に伴う電子機器の信頼性、安全性に関わる問題が社会的にクローズアップされており、電子機器に対する厳しい電磁波規制が設けられつつある。
近年の電子機器の製品形態はラックマウント式と呼ばれる形態がしばしば採用されている。そして、在来の巨大設備であった通信架が飛躍的に小型化されたことから、通信局では電子機器がサブラックに搭載される可能性がある。
このため、上述した電子機器の製品形態ではどのようなサブラックにも対応できる設計上の配慮が必要となっている。
従来より、電磁波漏洩に対して、個々のPIUに強固な遮蔽構造を設けたものが用いられている。図11に示すように、この金属筐体(サブラック)71のスロットに差し込まれる個々のPIU72は、電子回路基板73を、収納部75a及び蓋部75bから成る金属ケース75で覆うとともに、ガスケット(図示せず)などで隙間処理を施して強固な遮蔽構造としている。
これにより、各PIU72から漏洩した電磁波が隣接スロットに搭載されたPIU72に影響を与えないようしていた。また、このような金属ケース75の存在があっても(特に、金属ケース75がコンパクトで電子回路が高速動作の場合)、これから漏洩した電磁波は金属筐体71内部で乱反射し、内部共振した電磁波が金属筐体71の空間的作用により定在波を生じて、他のPIUに電磁波妨害を与えてしまっていた。
この問題に対処するため、PIU72の電子回路基板73を金属ケース75で完全に覆う手法は、実際にはケーブルの接続部分や、金属ケースの加工の継ぎ目など複雑な遮蔽構造になってしまう。また、このようにPIU72を強固な遮蔽構造にすることは、差込口正面からのPIUの抜き差し、発熱電子回路の冷却、装置内部の保守等を困難にしてしまうので、実現が困難である。
また、従来のサブラック構造をした電子機器では、筐体71はPIU72を抜き差しすることもあって、PIU72同士間の隙間や、ケーブル接続部の開口から電磁波が漏れて、筐体71の正面から電磁波の放出が集中する問題がある。
この問題に対処するため、個々のPIU72で、その正面への電磁波の放出を抑制しようとすると、PIU72の構造が複雑になってしまうとともに経済的にも負担となっている。
従って、このような問題に対しては、ケーブル接続部の開口があっても、筐体71の正面、すなわちPIUの差込口から漏洩した電磁波を他のPIUに電磁波妨害させないレベルに抑制できる技術が必要となる。
これに対して、筐体正面から漏洩した電磁波を遮蔽するものとして、筐体正面に、電磁波を吸収する電磁波吸収体を一体的に覆設し、電磁波吸収体を内側の電磁波吸収層と外側の電磁波反射層と一体構造の電磁波吸収体によって構成し、筐体の正面側から漏洩する電磁波を吸収すると共に、筐体外側から電磁波を反射するものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−119194号公報
しかしながら、上記特許文献1に示す電磁波吸収体は、電波無響箱で内部における電波特性に影響を与えることなく、外部より内部を観察できるようにした可視光を透過させる可視光透過電波吸収体であって、このような電磁波吸収体を上記筐体正面に設けた場合、電磁波吸収体は電磁波を吸収する吸収率が低く、従って外部に漏洩してしまうと共に、この電磁波吸収体にケーブル接続部の開口があると、漏洩した電磁波が電磁波吸収体にさまざまな角度で当たって、その開口からも漏洩するという問題がある。
従って、本発明は、PIUの差込口から漏洩した電磁波が他のPIUに対して電磁波妨害しないようにした電子機器を提供することを課題とする。
上記の課題を解決するため、本発明の電子機器は、プラグインユニットをサブラックに差し込む差込口を覆うように設けられ、該差込口から漏洩する電磁波を反射する反射体と、該プラグインユニットに接続され、該差込口から取り出されたケーブルをサポートすると共に、該反射体で反射した電磁波を吸収する吸収体を構成するケーブルサポートと、を備えたことを特徴としている。
すなわち、本発明の電子機器においては、PIUの差込口から漏洩した電磁波は反射体で反射して、PIUのケーブルをサポートするケーブルサポートを構成する吸収体で吸収される。この場合、反射を繰り返すことによりエネルギーが低下して行き、吸収体により吸収し易くなる。このようにして、PIUの差込口、特にPIUからのケーブル接続部の開口から漏洩した電磁波を効果的に抑制できるので、他のPIUへ電磁波妨害を無くすことができる。
また、本発明の電子機器は、該反射体が、該差込口に対向する前面と、該差込口−該前面間の三つの側面とで構成された蓋状体であり、該吸収体が、もう一つの側面を構成していることができる。
すなわち、この電子機器において、PIUの差込口から漏洩した電磁波は、差込口の前面と差込口−前面の間の四つの側面の内の三つの側面とで構成された反射体で反射し、もう一つの側面にある吸収体で吸収されるので、PIUは複雑な遮蔽構造を必要としなくなる。
また、本発明の電子機器は、該前面に可撓性部材を用いると共に、該可撓性部材を巻き取る巻き取りロールと該巻き取りロールを巻き取り方向に駆動する駆動手段とを有する巻き取り機構を該三つの側面の内の上側面上に設けると共に、該前面をガイドするガイド部を該三つの側面の内の左右の側面に設けることもできる。
すなわち、フィルム等の可撓性部材を用いた前面を、駆動手段で巻き取りロールを駆動して、ガイド部のガイドにより巻き取ることができるので、前面を巻き取りロールにより上下させることで、PIUの抜き差しを容易に行うことができる。
また、本発明の電子機器は、該巻き取りロールが、該前面を該ガイド部の所望の位置で停止させるためのストッパを有することも可能である。
すなわち、ストッパは巻き取りロールに巻き取られている前面をガイド部の所望の位置で停止させることができる。
また、本発明の電子機器は、該電子機器にさらに係止部を有する支持板を取り付け、この係止部に係止される被係止部を該三つの側面に設けてもよい。
すなわち、電子機器に設けた支持板における係止部に、上記三つの側面に設けた被係止部を係止するようにして、上記蓋状体を電子機器に容易に取り付けでき、かつ、取外すことができる。
また、本発明の電子機器は、該三つの側面の内の上側面を回動可能にするヒンジを取付けてもよい。
すなわち、電子機器に対してヒンジを介して蓋状体を回転できるので、この場合もPIUの抜き差しを容易に行うことができる。
また、本発明の電子機器は、該吸収体として該ケーブルを通すことのできる形状に成形したフェライトを用いることができる。
すなわち、PIUに接続されたケーブルを外部へ通すケーブルサポート上に設けた吸収体をフェライトで成形することにより漏洩した電磁波を効果的に吸収することが可能になる。
また、本発明の電子機器は、該前面が半透明又は透明であることが好ましい。
すなわち、半透明又は透明の前面を介して電子機器のPIUの様子を外部から容易に視認できる。
以上のように、本発明に係る電子機器によれば、PIUの差込口から漏洩した電磁波を反射体で様々に反射させた後、吸収体で吸収することで、妨害電磁波を有効に吸収して他のPIUや外部の人体等への悪影響を排除することが可能になる効果がある。
実施例(1):図1〜図3
図1は、本発明に係る電子機器の実施例(1)を斜視図で示す。図2は本実施例(1)の作用の説明図であり、同図(a)は図1と同様の斜視図を示し、図2(b)は同図(a)のA面断面図であり、電磁波が反射を繰り返す様子を示している。図3は簡易モデルによる筐体から漏洩する電磁波を電界解析した結果を示す図で、同図(a)は筐体正面のスリットから反射体の前面に向かって電磁波が漏れている様子を側断面図で示し、同図(b)は反射体の前面から筐体側に電磁波が反射している様子を側断面図で示している。
まず、図1及び2において、サブラック構造の電子機器は略直方体の金属製筐体1を有しており、この筐体1の正面に向かって形成された各スロットにはPIU3が実装されている。各PIU3は、図11でも示した通り、電子回路が搭載された基板が金属ケースで覆われ、かつ、隙間がガスケット等で電磁遮蔽されており、金属ケースにはケーブル6が接続され、開口(図示せず)から取り出されている。
筐体1の正面下側には電磁波のエネルギーを吸収する吸収体としてのフェライト製のケーブルサポート7が取り付けられており、このケーブルサポート7には各ケーブルを通すための多数の溝7a(図10も参照。)が形成されている。なお、ケーブルサポート7の上面にフェライトを固着してもよい。
一方、反射体11は、電磁波を反射する金属製フレーム12と前面15とで構成された蓋状のものであり、このフレーム12は断面がL字状の上側面12aと、左右の側面12b,12cと、ケーブルサポート7に当接する当接面12dから成っている。これら上側面12aと左右側面12b,12cは筐体1にネジ13でそれぞれ止められている。
前面15には電磁波を反射する半透明又は透明の電磁波反射材料がコーティングされ、筐体1の正面、すなわちPIU3の差込口を視認できるようになっている。
このような構成において、図2に示すように、筐体1の正面、すなわち、PIU3の差込口のスリット1aから漏洩した電磁波は反射体11に入射し、前面15、上側面12a、あるいは左右側面12b,12cで反射する。反射した電磁波はさらにPIU3の外面、前面15、上側面12a、あるいは左右側面12b,12cとの間で反射を繰り返し、最終的にケーブルサポート7のフェライトにより吸収されて熱エネルギーに変換される。
したがって、本実施例(1)では、筐体1の正面から漏洩した電磁波を効果的に抑制できるので、個々のPIU3のレベルで確保していた複雑な遮蔽構造が必要なくなり、金属ケースの板金加工の困難さによる経済的な負担も減る。
また、本実施例(1)では、筐体1にフェライト製ケーブルサポート7を取付けているので、反射体11を軽量化できる。
次いで、図3に基づいて、発明者が実施した簡易モデルによる筐体から漏洩する電磁波を電界解析した結果について説明する。
同図(a)は筐体1の正面のスリット1aから反射体11の前面15に向かって電磁波が漏れている様子を示す側断面図である。筐体1内部には波源Sが置かれており、電界受信角度を変えながら筐体1正面のスリット1aから電磁波が反射体11の前面15に漏れている様子がピックアップされている。筐体1のスリット1aからの電磁波は前面15に向けて水面の波動のように広がって薄くなっている様子が分かる。
同図(b)は反射体11の前面15から筐体1の側に電磁波が反射している様子を示す側断面図であり、同図(a)と同様に電界受信角度を変えながら前面15から電磁波が筐体1側に反射している様子がピックアップされている。
このように、電磁波が反射体で有効に反射し、吸収体で有効に吸収される結果、PIUの差込口からの電磁波漏洩が抑制できる。
実施例(2):図4〜図7
図4は本発明に係る電子機器の実施例(2)を斜視図で示し、同図(a)は前面15を半透明又は透明の可撓性部材で作り、これを引き上げた状態を示しており、同(b)は要部拡大図である。図5は本実施例(2)において前面15を完全に引き下げた状態を斜視図で示している。また、図6及び図7は前面15の巻き取りロールを引き出した状態を示している。なお、図4及び5において、筐体1とPIU3並びにケーブルサポート7については実施例(1)と同様である
反射体21は、金属製フレーム22と前面25と巻き取り機構23とで構成されている。このフレーム22は、実施例(1)と同様に、断面がL字の上側面22a、左右の側面22b,22c、及び当接面22dから成っており、これら左右の側面22b,22cが筐体1にネジ24でそれぞれ止められている。
ただし、この実施例(2)では、フレーム22の上側面22a上に巻き取り機構23が設けられており、この巻き取り機構23は、前面25を巻き取る巻き取りロール(図示せず)とこの巻き取りロールを巻き取り方向に駆動する駆動手段としてのコイルばね(図示せず)を有しており、前面25を引き下げると、前記コイルばねが捩り変形するようになっている。
また、フレーム22の左右の側面22b,22cには、図4(b)に示す如く、ガイドレール27がそれぞれ設けられており、前面25は半透明又は透明フィルムでできており、前面25の先端部に引出し板26が固定されている。従って、これらガイドレール27の溝27aには、前面25の引出し板26の端部が嵌合されるようになっている。また、引出し板26には、引出し板26をガイドレール27下端まで引き下げて止めるための、T字形状のストッパ28が取り付けられている。
このような実施例(2)において、前面25の引出し板26をガイドレール27に沿って引き下げると、前記巻き取りロールから前面25が引き出される。引出し板26を、図6に示すように、ガイドレール27の下端より引き下げた後、図7に示すようにガイドレール27の下端に係止し、前面25を閉じる。前面25が閉じた状態で、筐体1の正面から漏洩した電磁波が反射体21に入射すると、前面25、上側面22a、あるいは左右の側面22b,22cで反射する。反射した電磁波は、さらに図2(b)に示したように、PIU3の外面、前面25、上側面22a、及び/あるいは左右の側面22b,22cの間で反射を繰り返して、最終的にケーブルサポート17のフェライトによって吸収されて熱エネルギーに変換される。
一方、前面25の引出し板26を引き出してストッパ28を前面25に平行にしてガイドレール27の溝27aに嵌め、前面25を巻き取り機構23中のコイルばねの力で引き上げると、巻き取りロールが前面25を巻き取り、収納する。従って、筐体1からPIU3を直接抜き差しできることになる。
このように、本実施例(2)では、実施例(1)の効果に加えて、巻き取り機構23を設けて、前面25を巻き上げられるようにしたので、筐体1正面のアクセスが容易にできる。
また、本実施例(2)では、フレーム22の左右の側面22b,22cにガイドレール27を設けて前面25をガイドするようにしたので、前面25を引き下げる時も、引き上げる時も、前面25に歪みや撓みを生じることがない。さらには、巻き取り機構23で前面25を巻き取り収納できるので、電子機器をコンパクトにできる。
なお、上記実施例(2)では前面25をガイドレール27の任意の引出し位置で固定できなかった。そこで、巻き取り機構23に巻き取りロールに巻き取られた前面25を引き出した位置で一時的に保持でき、かつ、この引出した位置で止まった前面25の引出し板26を再度引っ張ると前面が巻き上げられる停止具を設けるようにしてもよい。
こうすれば、前記停止具により前面25を任意の引出し位置で止められるので、前面25を下端まで引き下げる場合に比べて、筐体1正面へのアクセス性が向上する。
なお、図6及び図7に示すように、引出し板26は、前面25の当接面22dに対して付けられたフェライト製平板29と、この平板29に付けられたソフトガスケット30とで構成されており、このソフトガスケット30はその弾性反発力により平板29をケーブルサポート7の当接面22d方向に押圧している。これにより、ケーブルサポート7と平板29間の隙間が塞がれている。
実施例(3):図8
図8は、本発明に係る電子機器の実施例(3)を斜視図で示し、同図(a)は反射体34を取り付けた電子機器の全体を示し、同図(b)は反射体34自体を示している。また、同図(c)及び(d)は、電子機器の筐体1に反射体34を取り付けたときの係止部及び被係止部を拡大して示したものである。
まず、図8(a)において、筐体1の前面には支持板31aが固定されており、さらに側面には一対の支持板31b,31cがネジ31dで固定されていると共に、それぞれフランジ32b,32cを備えている。支持板31a及びフランジ32b,32cには、同図(c)に示す係止部としての穴33a及び33b,33cが設けてある。
一方、同図(b)に示す反射体34は、前面35とフレーム36とで構成されており、フレーム36は上側面36aと左右側面36b,36cで構成されており、それぞれフランジ37a及び37b,37cを有している。フランジ37a〜37cにはそれぞれ被係止部としての同図(d)に拡大して示す突起部38a〜38cが設けられている。
そして、反射体34の突起部38aを支持板31aの穴33aに係合し、突起部38bを支持板31bのフランジ32bの穴33bに係合し、突起部38cを支持板31cのフランジ32cの穴33cに係合することで、同図(a)に示すように、反射体34を筐体1の正面、すなわちPIU3の差込口を覆うように取り付けることができる。すなわち、上記の各実施例と同様に、ケーブルサポート7に、反射体34の当接面36dが当接するので、PIU3の差込口からの漏洩電磁波を反射体34中に閉じ込め、ケーブルサポート7上のフェライト等の吸収体により、吸収することができる。
このように、穴33a〜33cと、突起部38a〜38cとの関係により筐体1に装着された反射体34は持ち上げながら手前に引き外すことができ、筐体1に反射体34を容易に着脱できるので、筐体1正面のアクセスが容易にできる。
実施例(4):図9及び図10
図9及び10は、本発明に係る電子機器の実施例(4)を斜視図で示し、図9は反射体41を閉じた状態を示し、図10は反射体41を開いた状態を示している。
すなわち、反射体41としてアクリル製のものを用い、その上側面にトルクヒンジ42を設けることにより、図9に示す反射体41を閉じた状態から、図10に示す反射体41を開いた状態に変化させることができる点がこの実施例の特徴である。
従って、反射体41を上方へ回動させて開くと、筐体1からPIU3を簡単に抜き差しできる。
また、筐体1の正面に反射体41がトルクヒンジ42を介して取付けられているので、反射体41を任意の角度で止めることができ、筐体1正面のアクセスが容易にできる。さらには、反射体41にアクリル板を使用してトルクヒンジ42に重量面での負担を軽減したので、反射体41の開閉操作が軽くできると共に、筐体1正面の視認性に優れたものとなる。
なお、上記の各実施例では、前面は電磁波を反射できるものであればよく、前面の導電性やアースへの接続性は問われない。
また、上記の実施例では、ケーブルサポート上に設ける吸収体の材質をフェライトとしているが、フェライトに限らず、電磁波のエネルギを吸収できるものであればどのようなものでもよい。
さらに、上記の実施例では、ケーブルサポートに設けた溝の形状は変更可能であり、例えば、ケーブルを通す溝をやや大きく成形したケーブルサポートを用いれば、放熱効果を大きくさせることができる。また、PIUに他装置から信号ケーブルや電源用ケーブルが接続される場合、これらの信号ケーブルや電源用ケーブルに密着するように成形したケーブルサポートを用いることによりこれらの信号ケーブルや電源用ケーブルを通じて外部に放出される電磁波も同時に抑制することができる。
また、上記の実施例では、ケーブルサポートを筐体側に取付けるようにしたが、これに代えて、反射体側にケーブルサポートを取付けてもよく、この場合は反射体は箱形状のものとなる。
(付記1)
プラグインユニットをサブラックに差し込む差込口を覆うように設けられ、該差込口から漏洩する電磁波を反射する反射体と、
該プラグインユニットに接続され、該差込口から取り出されたケーブルをサポートすると共に、該反射体で反射した電磁波を吸収する吸収体を構成するケーブルサポートと、
を備えたことを特徴とした電子機器。
(付記2)付記1において、
該反射体が、該差込口に対向する前面と、該差込口−該前面間の三つの側面とで構成された蓋状体であり、該吸収体が、もう一つの側面を構成していることを特徴とした電子機器。
(付記3)付記2において、
該前面に可撓性部材を用いると共に、該可撓性部材を巻き取る巻き取りロールと該巻き取りロールを巻き取り方向に駆動する駆動手段とを有する巻き取り機構を該三つの側面の内の上側面上に設けると共に、該前面をガイドするガイド部を該三つの側面の内の左右の側面に設けたことを特徴とした電子機器。
(付記4)付記3において、
該巻き取りロールが、該前面を該ガイド部の所望の位置で停止させるためのストッパを有することを特徴とした電子機器。
(付記5)付記2において、
該電子機器にさらに係止部を有する支持板を取り付け、この係止部に係止される被係止部を該三つの側面に設けたことを特徴とした電子機器。
(付記6)付記2において、
該三つの側面の内の上側面を回動可能にするヒンジを取付けたことを特徴とした電子機器。
(付記7)付記1乃至6のいずれか一つにおいて、
該吸収体が該ケーブルを通すことのできる形状に成形したフェライトであることを特徴とした電子機器。
(付記8)付記1乃至7のいずれか一つにおいて、
該前面が半透明又は透明であることを特徴とした電子機器。
本発明に係る電子機器の実施例(1)を示す斜視図である。 本発明の実施例(1)の作用の説明図で、特に、電磁波が反射を繰り返す様子を説明するための図である。 本発明の各実施例に関して、簡易モデルによる筐体から漏洩する電磁波を電界解析した結果を示す図で、特に(a)は筐体正面のスリットから反射体の前面に向かって電磁波が漏れている様子を示す側断面図、(b)は反射体の前面から筐体側に電磁波が反射している様子を示す側断面図である。 本発明に係る電子機器の実施例(2)を示す斜視図(その1)である。 本発明に係る電子機器の実施例(2)を示す斜視図(その2)である。 本発明の実施例(2)において、前面がガイドレール端部から引き出された状態を示す概略側面図である。 本発明の実施例(2)において、前面とケーブルサポートとの関係を示す概略側面図である。 本発明に係る電子機器の実施例(3)を示す斜視図であって、(a)は筐体に反射体を取付けた状態を示し、(b)は反射体を示している。 本発明に係る電子機器の実施例(4)を示す斜視図であって、反射体を閉じた状態を示した図である。 本発明に係る電子機器の実施例(4)を示す斜視図であって、反射体を開いた状態を示した図である。 従来例に係る電子機器を分解して示した斜視図である。
符号の説明
1 筐体
3 PIU
6 ケーブル
7 ケーブルサポート
7a 溝
11,21,34,41 反射体
12,22,36 フレーム
12a,22a,33a,36a,41b 上側面
12b,22b,33b,36b,41c 右側面
12c,22c,33c,36c,41d 左側面
15,25,35,41a 前面
27 ガイドレール
28 ストッパ
33a,33b,33c 穴
38a,38b,38c 突起部
23 巻き取り機構
42 ヒンジ
図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (5)

  1. プラグインユニットをサブラックに差し込む差込口を覆うように設けられ、該差込口から漏洩する電磁波を反射する反射体と、
    該プラグインユニットに接続され、該差込口から取り出されたケーブルをサポートすると共に、該反射体で反射した電磁波を吸収する吸収体を構成するケーブルサポートと、
    を備えたことを特徴とした電子機器。
  2. 請求項1において、
    該反射体が、該差込口に対向する前面と、該差込口−該前面間の三つの側面とで構成された蓋状体であり、該吸収体が、もう一つの側面を構成していることを特徴とした電子機器。
  3. 請求項2において、
    該前面に可撓性部材を用いると共に、該可撓性部材を巻き取る巻き取りロールと該巻き取りロールを巻き取り方向に駆動する駆動手段とを有する巻き取り機構を該三つの側面の内の上側面上に設けると共に、該前面をガイドするガイド部を該三つの側面の内の左右の側面に設けたことを特徴とした電子機器。
  4. 請求項3において、
    該巻き取りロールが、該前面を該ガイド部の所望の位置で停止させるためのストッパを有することを特徴とした電子機器。
  5. 請求項2において、
    該電子機器にさらに係止部を有する支持板を取り付け、この係止部に係止される被係止部を該三つの側面に設けたことを特徴とした電子機器。
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