JP2006052527A - 施錠装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】施錠装置において、所謂サムターン回しといった不正侵入に繋がる解錠操作を防御でき、また高コスト化や操作の面倒化などといった弊害を抑制できるようにする。
【解決手段】ロック片5と、このロック片5に対して施・解錠位置間の移動力を伝える伝動機構部10と、この伝動機構部10に対して特定の適合関係をもって着脱自在とされた操作部材11とを有し、上記伝動機構部10には、上記特定の適合関係をもった操作部材11の装着時にのみロック片5へ移動力伝達のための動作が可能で操作部材11の非装着時には上記動作を不能にさせる防御機構12が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、施錠装置に関するものである。
扉に設けられる施錠装置の一種にサムターン式のものがある。この施錠装置は、扉を閉めた状態で扉の内側(室内側)に設けられたサムターンを回動操作すると、扉枠に設けられたストライクへ向けて扉側からデッドボルトが突出して係合し、施錠効果を生じさせるものである。なお、扉の外側(室外側)には鍵穴が設けられ、この鍵穴へ特定のカギを差し込んで回動操作すれば、扉の外側からも施・解錠操作は可能になっているのが一般的である。
この種の施錠装置に対し、最近では、扉周辺の小窓を悪意で破って作った開口部や郵便受けの開口部などを利用して、扉の外側から腕、針金、棒状器具などを扉の内側へ差し入れ、サムターンを回動操作して解錠し、扉を開けて不正に侵入するといった、所謂、サムターン回しが多発している。
そこで、このサムターン回しを阻止するため、サムターンを取り囲むように円筒形のカバーを設けただけの簡易なものから、サムターンを扉へ向けて押しつけながら回動操作しないとサムターンが空回りして解錠できないような構造(特許文献1等参照)を備えたもの、或いは多部品を用いて非常に複雑な構造に組み立てた構造(特許文献2,3等参照)などが各種提案されている。
特開2004−143749号公報 特開2004−176468号公報 特開2004−150187号公報
上記したように従来、サムターン回しを防ぐための対策には種々様々のものが提案されていたが、いずれも不正侵入者との間でのイタチごっこであり、サムターン回しを完全に防御することはできないでいるのが実状である。
また、多部品の使用、構造の複雑化による高コスト化をはじめとして、通常の施・解錠操作をも面倒で複雑なものとさせてしまうといった弊害を生じさせている場合が少なからずあった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、所謂サムターン回しといった不正侵入に繋がる解錠操作を防御でき、また高コスト化や操作の面倒化などといった弊害を抑制できるようにした施錠装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明は次の手段を講じた。
即ち、本発明に係る施錠装置は、扉と扉枠との間にわたって突出する施錠位置とこの突出前の解錠位置とを移動自在に保持されるロック片と、このロック片に対して施・解錠位置間の移動力を伝える伝動機構部と、この伝動機構部に対して特定の適合関係をもって着脱自在とされた操作部材とを有している。そして、上記伝動機構部には、上記特定の適合関係をもった操作部材の装着時にのみロック片へ移動力伝達のための動作が可能で、操作部材の非装着時には上記動作を不能にさせる防御機構が設けられている。
ここにおいて伝動機構部と操作部材との「特定の適合関係」とは、両者間での形状的な一致性が特定性を有する(汎用的でない)、というだけでなく、伝動機構部に操作部材を装着したときに防御機構に所期動作を生じさせることをも含んだ関係を言う。従って、単純に操作部材の代用品を準備できないような状況を指す。
このような構成であると、施錠後に伝動機構部から操作部材を取り外してしまえば、次にこの操作部材を装着しない限り、伝動機構部を動作させることはできない。しかもこの操作部材は、伝動機構部だけでなく、防御機構に対しても特定の適合関係を有したものでなければ、この防御機構を所期動作させることができない(伝動機構部に対してロック片への移動力伝達動作を許容させる状態とさせることができない)。
すなわち、操作部材が無い限り、仮に、伝動機構部に対してのみ適合関係を有するような代用品を使用したところで、伝動機構部を動作させることができないので、結果として、この操作部材を持つ者だけがこの施錠装置を解錠操作できることになる。従って、所謂サムターン回しといった不正侵入に繋がる解錠操作を防御できる。
防御機構は、操作部材を伝動機構部へ装着するときに操作部材に接触して押し退けられるブレーキ片を有したものとすることができる。このブレーキ片において、押し退けられる前の位置付けが伝動機構部の動作を邪魔するブレーキ位置とする。また押し退けられた後の位置付けが伝動機構の動作に影響の無い解放位置とする。
このようなブレーキ片を有した防御機構であれば、構造簡潔でありながら、操作部材に対する特定の適合関係を簡単且つ確実に形成させることができる。
操作部材に伝動機構部へ差し込む入力軸を突設させておき、これに対して伝動機構部に、操作部材の入力軸を相対回転不能に受け入れ可能な軸受け部を設けておく構造とすればよい。すなわち、操作部材の回動操作で入力軸を介して伝動機構部へ回動力を入力させる構造とする。
そして、この場合、伝動機構部は、上記軸受け部より先に操作部材の入力軸が相対回転不能に差し通される軸通孔を有したブレーキ制御板が設けられたものとする。このブレーキ制御板が、ブレーキ片による押し退け移動前後の干渉、非干渉の影響を受ける構造とする。
このようにした場合、伝動機構部に対する操作部材の非装着時であって、ブレーキ片が押し退けられる前の状態にあるとき、ブレーキ制御板はブレーキ片によって回動しない状態に保持される。このブレーキ制御板が回動しないと、このブレーキ制御板の軸通孔よりも奥側に位置付けられている伝動機構部の軸受け部を回動させることができない。これが防御機構の作用となる。
伝動機構部には、操作部材が装着されるのとは反対側に外力伝動部が設けられたものとすることが好ましい。この外力伝動部は外カギ操作部を連結可能にするためのものである。この外カギ操作部は、特定のカギを差し込んだときにのみ伝動機構部に対してロック片へ移動力伝達のための動作を可能とさせるものである。
このようにすることで、この施錠装置を内カギとしてだけでなく、外カギとしても使用できることになる。
本発明に係る施錠装置では、所謂サムターン回しといった不正侵入に繋がる解錠操作を防御でき、また高コスト化や操作の面倒化などといった弊害を抑制できる。
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づき説明する。
図1乃至図4は、本発明に係る施錠装置1の一実施形態を示している。図4では扉2の内側(屋内側)に対して外付け状態(露出状態)で取り付けられた場合を示している。この施錠装置1は、扉枠3に設けられたロック片受け4へ向けてロック片5を突出させ、係合させて施錠状態にしたり、反対にこの突出を戻して係合を解き、解錠状態(扉2を開閉自在な状態)にしたりする。
なお、この図4ではロック片5がデッドボルトであり、ロック片受け4がストライクである例を示している。
図1に示すように、この施錠装置1は、上記ロック片5を施・解錠位置間で移動させるための伝動機構部10を有している。そしてこの伝動機構部10には操作部材11が着脱自在になっており、この操作部材11を着脱する部分に対して、防御機構12が設けられている。
伝動機構部10は箱形に形成されたケース15内に収納されており、この伝動機構部10にロック片5が組み付けられた状態で上記ケース15の裏部に裏板16が取り付けられ、これら伝動機構部10やロック片5がケース15から外れないようになっている。
ケース15の表板15aには、内部の伝動機構部10に対して操作部材11の着脱を可能とさせるための正面口17が設けられている。また、図2に示すように、ケース15の左右の側面板15bには、ロック片5を突出させるための横口18が設けられている。
図1に示すように、伝動機構部10は、ケース15の正面口17内で一端部を臨ませて時計回り及び反時計回りに回動自在に保持された駆動軸20を有している。この駆動軸20において正面口17内へ臨んだ端部は、操作部材11を特定の適合関係をもって着脱自在とさせるための部分である。
本実施形態では、操作部材11に対して入力軸21を突設させておき、これに対して上記駆動軸20の端部に軸受け部22を設けるものとしてある。入力軸21を角軸とさせ、軸受け部22を角穴とさせることにより、これら入力軸21を軸受け部22へ差し込んだときの両者間の相対回転を不能にさせ、回転力の伝達ができる構造である。即ち、操作部材11を伝動機構部10へ装着して、この操作部材11を回動操作したとき、伝動機構部10の駆動軸20を回動させることができる。
図2に示すように、伝動機構部10において、駆動軸20にはその径方向に突出する駆動アーム25が設けられており、この駆動アーム25の先端部に、駆動軸20と軸心を平行させる方向でピン状に突出する原動節26が設けられている。この原動節26は駆動軸20の回動に伴って円弧動を行う。
これに対し、ロック片5には原動節26に係合する切欠27が形成されており、駆動軸20の回動によって原動節26が円弧動するとき、この原動節26が切欠27の内周面に当接しつつロック片5に左右への推進力を与えるようになっている。すなわち、ロック片5に設けられた切欠27は、その内周面が所定の内曲がり曲面を描くカム面として作用すし、ロック片5自体は原動節26に対する従動節となる。このように、この伝動機構部10は、これら原動節26とロック片5(従動節)との組み合わせによってカム機構を構成している。
ロック片5はこの左右移動により、扉2と扉枠3との間にわたって突出する施錠位置と、この突出前の解錠位置とを移動することになる。なお、ロック片5にはケース15内での摺動範囲を制限するために、左右の側面板15bに対してそれらの内側(横口18の開口周部)に係合するストッパ30が設けられている。また駆動アーム25にはケース15の内部適所との間でバネ31が掛け渡されており、ロック片5のストッパ30がケース15の左右の側面板15b内側に係合した状態がガタツキを起こさないようにバネ付勢されるようになっている。
駆動軸20の反対側端部には、外力伝動部35が設けられている。この外力伝動部35は、図4に示すように外カギ操作部36を連結可能にするためのものである。この外カギ操作部36は、特定のカギ37を差し込んだときにのみ、伝動機構部10に対してロック片5へ移動力伝達のための動作を可能とさせるものである。
図例の外力伝動部35(図2参照)は、非円形となる開口38(対向して三角形状の突起39がある開口形状)が設けられ、外カギ操作部36には、この開口38にガタツキ無く嵌合する略同一断面の伝動軸36aが突設されたものとして、この伝動軸36aを介して駆動軸20に回動力を伝えられるものとした。
図1に示すように、この伝動機構部10には更に、ブレーキ制御板40が設けられている。このブレーキ制御板40は、防御機構12との動作関係を得るうえで必要とされているものであり、これに対して防御機構12にはブレーキ片41が設けられている。
図3に示すように、ブレーキ制御板40は円板形に形成されており、ケース15の内側(表板15aの裏面)に形成されたガイド凹部42によってその外周部が取り囲まれ、回転自在に保持されている。そして、このブレーキ制御板40は、円形中心部が駆動軸20の回動軸心と一致しており、この円形中心部に対して軸通孔43が設けられている。図例の軸通孔43は、駆動軸20に設けられた軸受け部22と同じく、角穴とされたものとしてある。また、このブレーキ制御板40の外周部上の対向する2箇所には切欠状の係止凹部44が設けられている。
なお、上記したケース15の表板15aの裏面には、上記したガイド凹部42からブレーキ制御板40の各係止凹部44に合致する配置で、凹部状をした待避所45が設けられている。
このようなことから、伝動機構部10の駆動軸20に対してその軸受け部22へ操作部材11の入力軸21を差し込もうとするとき、この入力軸21は駆動軸20の軸受け部22へ差し込まれるより先にブレーキ制御板40の軸通孔43を串刺し状に貫通することになり、この軸通孔43との間でも、相対回転不能な状態となる。すなわち、操作部材11によって駆動軸20が回動操作されるとき、このブレーキ制御板40も必然的に駆動軸20と一体回動することになる。換言すれば、駆動軸20の回動は、ブレーキ制御板40との一体回動が前提となる。
ブレーキ片41は、操作部材11を伝動機構部10へ着脱するのに合わせて押し退けられたり元の位置へ戻ったりする動きをするもので、上記ブレーキ制御板40の係止凹部44に各対応した位置付けで設けられている。係止凹部44が2カ所設けられているので、このブレーキ片41も2つある。
このブレーキ片41は、ケース15の表板15aの裏面に設けられた待避所45内でバックアップバネ46によって係止凹部44内へ向けて押圧付勢された状態にある。また、このブレーキ片41は、ブレーキ制御板40の表面側へオーバーハング状に張り出して、操作部材11との接触を確実なものとさせるように側面視L字状に形成されたものになっている。更にそのオーバーハングした先端部は先細りする形状に形成されており、操作部材11が接触したときに、この接触力が、ブレーキ片41に対して巧く押し退け力として作用するような、所謂、カム作用に変換されるようにしてある。
すなわち、このブレーキ片41は、操作部材11の非装着時にあってはブレーキ制御板40の表面側へせり出した状態となっている。この状態においてブレーキ片41は、ブレーキ制御板40の係止凹部44に係合しているので、このブレーキ制御板40は回動することができない。そのため、仮にこのブレーキ制御板40の軸通孔43を介して駆動軸20の軸受け部22へ、例えば角軸のような棒を差し込んだとしても、この棒を回動させることはできない。すなわち、駆動軸20を回動させることはできないので、この状態は伝動機構部10の動作を邪魔していることになる。
このブレーキ片41の状態(押し退け前の状態)が、伝動機構部10に対するブレーキ位置にあたる。
また操作部材11が装着されると、ブレーキ片41がこの操作部材11に接触することで、バックアップバネ46を圧縮させつつ係止凹部44から待避所45へ向けて待避動し、係止凹部44から押し退けられる。この状態では、ブレーキ片41がブレーキ制御板40の係止凹部44に係合していないので、このブレーキ制御板40は回動自在となる。そのため、操作部材11の回動操作によってこのブレーキ制御板40共々、駆動軸20を回動させることができるのである。
このブレーキ片41の状態(押し退け後の状態)が、伝動機構部10に対する解放位置にあたる。
このような構成の施錠装置1は、扉2の内側(室内側)から操作部材11を回動操作して施錠した後、この操作部材11を取り外してしまえば、防御機構12のブレーキ片41がブレーキ位置へ突出し、伝動機構部10を動作させることはできない。
そして、防御機構12のブレーキ片41はこの操作部材11を装着しない限り、解放位置へ移動させることができず、結果として、伝動機構部10を動作させることができない。すなわち、操作部材11が無い限り、仮にこの操作部材11の代用品(例えば、角軸などの棒)を使用したところで伝動機構部10を動作させることはできない。
このようなことから、結果として、この操作部材11を持つ者だけがこの施錠装置1を解錠操作できることになる。従って、所謂サムターン回しといった不正侵入に繋がる解錠操作を防御できる。
なお、扉2の外側(室外側)からは、特定のカギ37を外カギ操作部36へ差し込むことで伝動機構部11を動作させることができるので、この場合には操作部材11は不要になる。
図5は、本発明の他の実施の形態を示している。
該他の実施の形態においては、操作部材11を正面口17に装嵌する構成が上記実施の形態と異なるが、他の構成は上記実施の形態と同じであるので、操作部材11を正面口17に装嵌する構成についてのみ説明し、他の構成は上記実施の形態と同じ符号を付してその説明を省略する。
図5に示すように、本実施の形態においては、ケース15の表板15aの裏面に、ガイド凹部42からブレーキ制御板40の係止凹部44に合致する配置で、凹部状をした待避所45が設けられると共に、該待避所45と対向する位置に、該待避所45よりもブレーキ制御板40から離間する方向に延設された拡大待避所45aが設けられている。
待避所45には、上記ブレーキ片41がバックアップバネ46によってブレーキ制御板40の中心軸方向に向けて付勢された状態で収容されており、拡大待避所45aには、操作部材11を係脱すべき係止片50がバックアップバネ46によってブレーキ制御板40の中心軸方向に向けて付勢された状態で収容されている。
該係止片50は、ブレーキ制御板40の表面側へオーバーハング状に張り出した側面視L字状に形成されたものになっている。また、オーバーハング状に張り出した先端部には凸部51が形成されると共に、バックアップバネ46が配備された端部には、係止片50を拡大待避所45a内で摺動操作すべき摘み部52が形成されている。
また、操作部材11の外周面には、該操作部材11を正面口17に装嵌したときに係止片50の凸部51と係合すべき溝部11aが前記外周面を一周して凹設されており、ケース15の表板15aには、該表板15aを介して係止片50と対向する位置に開口部15cが形成されており、該開口部15cには、係止片50の摘み部が表板15aの内側から外側に向けて突出しており、該摘み部52を開口部15c内にて係止片50の付勢方向に移動操作することにより、係止片50が拡大待避所45a内をその付勢方向に摺動するのである。
本実施の形態において、操作部材11を正面口17に装嵌した場合、係止片50の凸部51が操作部材11の溝部11aに係合すると共に、ブレーキ片41が操作部材11の外周面に押圧されてブレーキ制御板40の係止凹部44から待避所45へ向けて待避動する。これによって、ブレーキ制御板40は操作部材11と一体となって回動可能となる。
一方、操作部材11を正面口17から取り外す場合には、図中に矢印で示す如く、係止片50の摘み部52を該係止片50の付勢方向とは反対の方向に移動させる。これによって、係止片50は凸部51をブレーキ制御板40上にオーバーハングさせた状態から凸部51を拡大待避所45aに収容した状態まで待避動することとなり、操作部材11の溝部11aと係止片50の凸部51との係合状態が解除されるのである。この結果、操作部材11を容易に正面口17から取り外すことができるのである。
ところで、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施の形態に応じて適宜変更可能である。
この施錠装置1は、扉2の内側に対して外付けとせず、埋め込みにしてもよい。この場合、ドアハンドル装置に一体的に組み込んでもよい。
扉2は揺動開閉式のものとすることが限定されるものではなく、引き戸式のものにしてもよい。この場合、ロック片5を鎌錠(フック形状をしたもの)とし、ロック片受け4を鎌錠に適合した係合片とすることも可能である。また、この施錠装置1は扉枠3に対して設けることも可能である。
伝動機構部10のブレーキ制御板40に設ける係止凹部44の数や、防御機構12に設けるブレーキ片41の数、それらの形状や配置などは、適宜変更可能である。
この施錠装置1の使用態様は特に限定されるものではない。
本発明に係る施錠装置の一実施形態を示した側断面図である。 図1のA−A視において裏板を外した状態で示した図である。 図1のB−B視に相当する断面図である。 扉への取付状態を示した平面図である。 本発明に係る施錠装置の他の実施形態を示した側断面図である。
符号の説明
1 施錠装置
2 扉
3 扉枠
5 ロック片
10 伝動機構部
11 操作部材
12 防御機構
21 入力軸
22 軸受け部
35 外力伝動部
36 外カギ操作部
37 カギ
40 ブレーキ制御板
41 ブレーキ片
43 軸通孔
50 係止片

Claims (4)

  1. 扉(2)と扉枠(3)との間にわたって突出する施錠位置とこの突出前の解錠位置とを移動自在に保持されるロック片(5)と、このロック片(5)に対して施・解錠位置間の移動力を伝える伝動機構部(10)と、この伝動機構部(10)に対して特定の適合関係をもって着脱自在とされた操作部材(11)とを有し、上記伝動機構部(10)には、上記特定の適合関係をもった操作部材(11)の装着時にのみロック片(5)へ移動力伝達のための動作が可能で操作部材(11)の非装着時には上記動作を不能にさせる防御機構(12)が設けられていることを特徴とする施錠装置。
  2. 前記防御機構(12)は、操作部材(11)を伝動機構部(10)へ装着するときに操作部材(11)に接触して押し退けられるブレーキ片(41)を有しており、このブレーキ片(41)において押し退け前の位置付けが伝動機構部(10)の動作を邪魔するブレーキ位置とされ且つ押し退け後の位置付けが伝動機構部(10)の動作に影響の無い解放位置とされていることを特徴とする請求項1記載の施錠装置。
  3. 前記操作部材(11)には伝動機構部(10)へ差し込む入力軸(21)が突設されていると共に伝動機構部(10)には操作部材(11)の入力軸(21)を相対回転不能に受け入れ可能な軸受け部(22)が設けられており、またこの伝動機構部(10)には、上記軸受け部(22)より先に操作部材(11)の入力軸(21)が相対回転不能に差し通される軸通孔(43)を有したブレーキ制御板(40)が設けられており、このブレーキ制御板(40)が前記ブレーキ片(41)による押し退け移動前後の干渉、非干渉の規制を受ける構造であることを特徴とする請求項2記載の施錠装置。
  4. 前記伝動機構部(10)には、操作部材(11)が装着されるのとは反対側に外力伝動部(35)が設けられ、この外力伝動部(35)には特定のカギ(37)を差し込んだときにのみ伝動機構部(10)に対してロック片(5)へ移動力伝達のための動作を可能とさせる外カギ操作部(36)が連結可能になっていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の施錠装置。
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