JP2006051276A - スロットマシンにおけるスタートレバーロック装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明は、スタートレバーの接続端子収納筒部をロック機構によって取り外し不可能とすることで不正行為を防止するスロットマシンにおけるスタートレバーロック装置を提供することを目的とするものである。
【解決手段】 本発明は、その外周面に沿ってツメ部挿入用溝部9が刻設され、前記収納部17の先端外周面に周設される雄ネジに螺合する締結用ナット部材3と、前記収納筒体17および締結用ナット部材3を遊嵌状に外挿する筒状のロック本体2と、前記ロック本体2に装着される数字式複数ダイヤルを有するダイヤルロック式錠前6と、前記ダイヤルロック式錠前6により前記ツメ部挿入用溝部9内に挿入自在とされる係留用ツメ部8を備える。
【選択図】 図6
【解決手段】 本発明は、その外周面に沿ってツメ部挿入用溝部9が刻設され、前記収納部17の先端外周面に周設される雄ネジに螺合する締結用ナット部材3と、前記収納筒体17および締結用ナット部材3を遊嵌状に外挿する筒状のロック本体2と、前記ロック本体2に装着される数字式複数ダイヤルを有するダイヤルロック式錠前6と、前記ダイヤルロック式錠前6により前記ツメ部挿入用溝部9内に挿入自在とされる係留用ツメ部8を備える。
【選択図】 図6
Description
本発明は、スロットマシンにおけるスタートレバーロック装置に関する。詳しくはスタートレバー内部への不正を防止するためのスタートレバーロック装置に係るものである。
従来よりスロットマシンとして、例えば表示状態が変化可能な可変表示装置を有し、可変表示装置の表示結果が導出表示されることにより1ゲームが終了し、この表示結果が所定の表示状態となった場合に所定の入賞が発生するスロットマシンが知られている。
この種のスロットマシンは、ビッグボーナス入賞やレギュラーボーナス入賞、小役入賞等が発生した場合に、遊技結果価値の一例となるコインが遊技者に付与される。各種入賞が発生する入賞率については、例えば内部コンピューターにプログラミングされた1周約0.014秒の超高速で回るルーレットが設けられ、遊技者がスタートレバーを押した瞬間にルーレットが止まり、当たりかハズレかが決まる構成となっている。
そこで前記ルーレットを制御するRAMを電波等の不正ノイズによって入賞率の高い設定に変更する不正行為を防止する手段として、例えば図9に示す発明がある。この発明のスロットマシンの不正防止装置101は、磁石102を有する取り付け部103と角度調整手段104によって、指向性のよい反射板付き受信アンテナ105を不正目的の違法電波の受信に有利な位置・向きに合わせて設置できるので、違法電波を高感度で捉えると共に、携帯電話の電話等違法電波以外の電波の影響を受けない構成とされる(特許文献1参照。)。
前記スロットマシンの不正防止装置では違法電波による行為を防ぐことができる。しかし一方最近では内部コンピューターにプログラミングされた1周約0.0145秒の超高速で回るルーレットの同じ周期を刻むように設定された体感器と、この体感器の出す信号に合わせて瞬時に駆動棒を押し出す、あるいは引き上げる機構としたソレノイドとを組み合わせ、この駆動棒によってスタートレバーを押し上げる、あるいは引き下げることによってスロットを回転させながら、体感器が出す信号の間隔とルーレットの周期をゲームごとに一定間隔ずらしながら繰り返すことによりビックボーナス入賞と同じ周期を刻むように体感器の出す信号を設定することによりソレノイドによってスタートレバーを常にビックボーナス入賞がかかる状態で駆動させることで連続した当たりを可能とする不正行為があり、この場合には前記スロットマシンの不正防止装置では防ぐことができない問題がある。
しかしながら体感器とソレノイドによる不正行為も短期間の間に各種の不正行為防止装置が開発されており、これらの防止装置によって多くの不正行為者が摘発されており最近では少なくなっているのが現状である。
いっぽう、スタートレバーに着目されてスタートレバーにルーレットの周期と同じになるようにIC回路を取り付ける不正行為が行われているのが見つかっている。この不正行為は、スロットマシンの扉を開いてステートレバー本体内の接続端にIC回路を取り付けるものであり、ゴト師と従業員とが結託してホール終了後に不正行為を行うことが多く、この新種の不正行為には何ら対策が取られていないのが現状である。
本発明は、以上の点に鑑みて創案されたものであって、スタートレバーの接続端子収納筒部をロック機構によって取り外し不可能とすることで不正行為を防止するスロットマシンにおけるスタートレバーロック装置を提供することを目的とするものである。
本発明の目的を達成するために、本発明に係るスロットマシンにおけるスタートレバーロック装置は、接続端子が収納される収納筒体および該収納筒体内より突出される作動軸並びに該作動軸の先端に装着されるボタン部より構成されると共に、スロットマシン内より作動軸およびボタン部が突出された状態で取り付けられるスタートレバーにおいて、その外周面に沿ってツメ部挿入用溝部が刻設され、前記収納部の先端に取り付けられる係止部の外周面に周設される雄ネジに螺合する締結用ナット部材と、前記収納部および締結用ナット部材を遊嵌状に外挿する筒状のロック本体と、前記ロック本体に装着される数字式複数ダイヤルを有するダイヤルロック式錠前と、前記ダイヤルロック式錠前により前記ツメ部挿入用溝部内に挿入自在とされる係留用ツメ部を備える。
ここで、スロットマシンの扉裏側より締結用ナット部材によって取り付けられるスタートレバーにおいて、締結用ナット部材の外周面にロック部挿入用溝部を刻設し、ダイヤルロック式錠前が装着されたロック本体によって収納筒体および締結用ナット部材を左右回動自在な状態で外挿し、ダイヤルロック式錠前の係留用ツメ部をツメ部挿入用溝部内に係留した状態でロックすることによりロック本体によって収納筒体および締結用ナット部材が被包され、かつ締結用ナット部材に対して負荷のかからない状態で回転することにより締結用ナット部材の締結を不正に緩めることができず、スタートレバーの取り外しや収納筒体内への不正な取り付けを行うことが不可能となる。
また、数字式複数ダイヤルを有するダイヤルロック式錠前を使用することによりホールの責任者がスタートレバーへのロック本体の取り付けを行うことにより、不正行為者である外部の者やホール内部者がロックの解除を行うことが非常に困難な状態となり、かつ情報が漏れたとしても任意のロック数値の設定を変えることができることから永続的にロック装置を使用することができる。
本発明のスロットマシンにおけるスタートレバーロック装置によれば、既に取り付けられているスタートレバーに対して、既存の締結用ナット部材と本発明を適用した締結用ナット部材を交換することによってロック本体を容易に取り付けることができ、不正行為によるスタートレバーの取り外しを防止することが可能となる。
また、数字式複数ダイヤルを有するダイヤルロック式錠前を使用することにより経営者などの特定の人のみにしかロックの解除を行うことができず、かつ設定数値を自在に変更することができることにより高度な防犯を可能とするものである。
以下、本発明の実施の形態を図面を参酌しながら説明し、本発明の理解に供する。
図1に、本発明を適用したスタートレバーロック装置のロック本体の一例を説明するための斜視図、図2に、図1における断面説明図、図3に図1における正面説明図、図4は本発明を適用したスタートレバーロック装置の締結用ナット部材の一例を説明するための斜視図を示す。
図1に、本発明を適用したスタートレバーロック装置のロック本体の一例を説明するための斜視図、図2に、図1における断面説明図、図3に図1における正面説明図、図4は本発明を適用したスタートレバーロック装置の締結用ナット部材の一例を説明するための斜視図を示す。
ここで示すスタートレバーロック装置1は、ロック本体2と締結用ナット部材3とから構成される。
そこでロック本体2は、先端側が締結用ナット部材3の直径よりやや大きな内径とされるナット部材外挿部4とスタートレバーの収納筒体の直径よりやや大きな内径とされる収納筒体外挿部5とから形成され、かつ締結用ナット部材3および収納筒体を被包するに充分な長さを有するものである。
そこでロック本体2は、先端側が締結用ナット部材3の直径よりやや大きな内径とされるナット部材外挿部4とスタートレバーの収納筒体の直径よりやや大きな内径とされる収納筒体外挿部5とから形成され、かつ締結用ナット部材3および収納筒体を被包するに充分な長さを有するものである。
そして前記ロック本体2のナット部材外挿部4の外周面にはツメ挿入開口部21が開設される。そしてロック本体のナット部材外挿部4の外周面にダイヤルロック式錠前6が装着されるものである。
このダイヤルロック式錠前6は、0〜9までの数字が付されたダイヤル7が3個設置されており、このダイヤル7を回して暗証番号の数字に設定することにより係留用ツメ部8が開錠し、暗証番号の数字を消せば係留用ツメ部8によって施錠される構成とするものである。
ここで係留用ツメ部8は、ロック本体2のナット部材外挿部4の外周面に開口されるツメ挿入開口部21内において上下回動自在となるようにダイヤルロック式錠前6に一端側が連結枢支される。
そしてダイヤルロック式錠前6により開錠することにより係留用ツメ部8の他端側を下方へ回動した後に施錠することで係留用ツメ部8がロック状態となる。
また、ダイヤルロック式錠前6はリセット機構(図示せず)によって暗証番号を任意に変更することができる構成とする。
次に締結用ナット部材3は、6角形状に形成される外周面に沿ってツメ部挿入用溝部9が刻設され、このツメ部挿入用溝部9内に係留用ツメ部8の先端側が遊嵌状に挿入できる幅および深さを有するものである。
なお、ダイヤルロック式錠前のダイヤルは必ずしも3個で構成される必要性は無く、2個または4個など複数個のものであればいかなる個数であっても構わない。
以上の構成よりなる本発明では図5に示すように、スタートレバー10は、スロトマシンの前面扉11に設けられる貫通穴12の外周縁に係止される鍔部13を有し、その外周面に雄ネジ(図示せず。)が設けられる筒状の係止部14内より作動軸15が突出し、この作動軸15の先端に操作ボタン16および係止部14の後部には接続端子(図示せず。)が収納される収納部17より構成されるものである。
そこでスロトマシンの前面扉11に設けられる貫通穴12にスタートレバー10の収納筒部17を挿通し、貫通穴12の外周縁に係止部14の鍔部13が係留した状態で前面扉11の裏面側より係止部14にゴムリング18およびワッシャー19を外挿し、ナット20によって係止部14の雄ネジ(図示せず。)に螺合し、締結することによりスタートレバー10を取り付けるものである。したがってナット20の締結を緩めることによってスタートレバー10を不正に取り替えることが可能となる。
ここで、図6に示すように既存にナット20を取り外して本発明を適用した締結用ナット部材3によってスタートレバー10を取り付ける。そしてロック本体2のダイヤルロック式錠前6によって係留用ツメ部8のロックを開錠した状態でスタートレバー10の収納部17および締結用ナット部材3を内包するように外挿するものである。
したがって、ロック本体2のナット部材外挿部4の外周面に開設されるツメ挿入開口部21が締結用ナット部材3のツメ部挿入用溝部9と重なるように設定される。
次に図7に示すように、係留用ツメ部8の他端側をツメ部挿入用溝部9内に挿入し、ダイヤルロック式錠前6の各ダイヤル7を回して暗証番号を消すことにより係留用ツメ部8がロックされる。
これによりロック本体2は係留用ツメ部8のツメ部挿入用溝部9内への係留によって締結用ナット部材3および収納部17より取り外せなくなり、かつ締結用ナット部材3に対して抵抗もなく左右に回転自在となるために締結用ナット部材3を回動させて締結を緩めることができなくなる。
また、ロック本体2を取り外す場合には、ダイヤルロック式錠前6の各ダイヤル7を回して暗証番号の数字に設定することにより係留用ツメ部8のロックが開錠され、図8に示すように係留用ツメ部8の他端側を上方へ回動させることでツメ部挿入用溝部9内より係留用ツメ部8の係留を解除し、ロック本体2を締結用ナット部材3および収納部17より取り外すことが可能となる。
このように本発明ではロック本体の着脱を容易に行うことができ、ダイヤルロック式錠前による施錠および開錠を行なうことにより、外部者による不正行為は勿論こと、内部者による不正行為をも防止できるものである。
1 スタートレバーロック装置
2 ロック本体
3 締結用ナット部材
4 ナット部材外挿部
5 収納筒体外挿部
6 ダイヤルロック式錠前
7 ダイヤル
8 係留用ツメ部
9 ツメ部挿入用溝部
10 スタートレバー
11 前面扉
12 貫通穴
13 鍔部
14 係止部
15 作動軸
16 操作ボタン
17 収納部
18 ゴムリング
19 ワッシャー
20 ナット
21 ツメ挿入開口部
2 ロック本体
3 締結用ナット部材
4 ナット部材外挿部
5 収納筒体外挿部
6 ダイヤルロック式錠前
7 ダイヤル
8 係留用ツメ部
9 ツメ部挿入用溝部
10 スタートレバー
11 前面扉
12 貫通穴
13 鍔部
14 係止部
15 作動軸
16 操作ボタン
17 収納部
18 ゴムリング
19 ワッシャー
20 ナット
21 ツメ挿入開口部
Claims (2)
- 接続端子が収納される収納筒体および該収納筒体内より突出される作動軸並びに該作動軸の先端に装着されるボタン部より構成されると共に、スロットマシン内より作動軸およびボタン部が突出された状態で取り付けられるスタートレバーにおいて、
その外周面に沿ってツメ部挿入用溝部が刻設され、前記収納部の先端に取り付けられる係止部の外周面に周設される雄ネジに螺合する締結用ナット部材と、
前記収納部および締結用ナット部材を遊嵌状に外挿する筒状のロック本体と、
前記ロック本体に装着される数字式複数ダイヤルを有するダイヤルロック式錠前と、
前記ダイヤルロック式錠前により前記ツメ部挿入用溝部内に挿入自在とされる係留用ツメ部を備える
ことを特徴とするスロットマシンにおけるスタートレバーロック装置。 - 前記ダイヤルロック式錠前の設定数値を自在に変更できる構成とする
ことを特徴とする請求項1記載のスロットマシンにおけるスタートレバーロック装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004236527A JP2006051276A (ja) | 2004-08-16 | 2004-08-16 | スロットマシンにおけるスタートレバーロック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2004236527A JP2006051276A (ja) | 2004-08-16 | 2004-08-16 | スロットマシンにおけるスタートレバーロック装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006051276A true JP2006051276A (ja) | 2006-02-23 |
Family
ID=36029109
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004236527A Pending JP2006051276A (ja) | 2004-08-16 | 2004-08-16 | スロットマシンにおけるスタートレバーロック装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2006051276A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009056067A (ja) * | 2007-08-31 | 2009-03-19 | Sophia Co Ltd | スロットマシン |
JP2017012636A (ja) * | 2015-07-06 | 2017-01-19 | ネット株式会社 | スイッチユニットの取付構造及び遊技機 |
-
2004
- 2004-08-16 JP JP2004236527A patent/JP2006051276A/ja active Pending
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