JP3604666B2 - タンブラー錠 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、タンブラー錠に係り、不正な解錠操作に対する防衛策として、不正介解錠を阻止するとともに、不正操作による解錠が行われたことを確実に検知して、再度の不正操作を阻止するようにしたタンブラー錠に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、タンブラー錠としては、図12に示すように、外筒21と、該外筒21に回転自在に内包された内筒22と、前記外筒21において軸心に向けて前後方向に併設された複数の孔23に備えられたドライバーピン24と弾性部材25と、前記内筒22において前記孔23に対応した位置に設けられた孔26に備えられたタンブラーピン27と、前記内筒22の前後方向に穿設された鍵孔28とから概略構成されているものが知られている。
【0003】
前記鍵孔28に鍵29を差し込むことで、前記タンブラーピン27が各々高さが内筒外周面に揃えられて、内筒22を軸心周りに回転させることが可能となる。例えば、内筒22を解錠方向に略90゜回転させることで、当該内筒後端部22aのカム(図示せず)が係止解除されて、タンブラー錠を解錠するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図13に示すように、前記タンブラー錠の鍵孔28に工具30を差込み、タンブラーピン27を押し上げて内筒外周面に揃うように操作して、不正な解錠を行うピッキングが横行している。
特に、このタンブラー錠を不正操作して金銭等を強奪した後に、タンブラー錠が解錠状態のままに放置してあれば、ピッキングにあったことが直ぐに露見するが、内筒を元の施錠位置に戻しておいて、ドアやロッカー等の使用者・管理者がピッキングにあったことに気づかないようにして、ピッキングを繰り返し行うことがある。こうなると、利用者・管理者等が知らないうちに何度もピッキングに会い、被害額が拡大するという課題がある。本発明に係るタンブラー錠は、このような課題を解消するために提案されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るタンブラー錠の上記課題を解決するための要旨は、外筒のドライバーピン用の孔の解錠方向側の近傍に設けられ内筒に連通して穿孔された検知孔に、弾性手段と、該弾性手段により内筒のタンブラーピン用の孔に落とし込まれ不正操作時に該内筒と共に回転・移動しタンブラーピンとドライバーピンとの間に介在して不正操作が検知できる不正操作検知手段と、前記弾性手段により内筒側に付勢されて前記タンブラーピン用の孔以外の係合孔に係合して当該内筒の回転を阻止する解錠阻止部材とがそれぞれ内包されて設けられ、前記解錠阻止部材が係合する係合孔は、解錠方向において前記内筒におけるタンブラーピン用の孔の後方であって鍵孔から接触できない箇所に設けられていることである。
また、本発明の要旨は、外筒のドライバーピン用の孔の解錠方向側の近傍に設けられ内筒に連通して穿孔された検知孔に、弾性手段と、該弾性手段により内筒のタンブラーピン用の孔に落とし込まれ不正操作時に該内筒と共に回転・移動しタンブラーピンとドライバーピンとの間に介在して不正操作が検知できる不正操作検知手段とが内包されて設けられ、前記検知孔の直径は、前記不正操作検知手段が前記内筒の孔に落とし込まれた後にタンブラーピンを介して押し上げられても外筒の内周壁面に衝突するように前記タンブラーピン用の孔の直径よりも小径であり、前記不正操作検知手段は、前記検知孔に押し上げることが不可能な複数個の球体,矩形状体,柱体,楕円体,円板体,棒状体,不整形体のいずれか、又はこれらの組み合わせであることである。
【0006】
タンブラーピン又はドライバーピンの先端部が、ピン周囲縁部よりも中央部が盛り上がった形状に形成され、それによって内筒のタンブラーピン用の孔に落とし込まれた複数個の不正操作検知手段をタンブラーピンの孔の外周部に向けて偏倚させることを含むものである。
【0007】
本発明に係るタンブラー錠によれば、不正操作検知機構があることで、正常な鍵を鍵孔に差し込もうとしても、タンブラーピンとドライバーピンとの間に不正操作検知部材が介在していて正常に差し込むことができない。よって、ドア・ロッカー等の利用者・所有者や管理者は、必ずピッキングされたことを知ることができるようになり、同一のタンブラー錠に対するピッキングの再発を防止できるようになる。
また、不正操作が行われると、解錠阻止部材が内筒側の係合孔に係合し、当該内筒の回転を阻止することで、不正解錠が阻止されるとともに、係合孔がタンブラーピン用の孔以外の箇所に設けられていることから、ピッキング用工具が解錠阻止部材に接触させることができず、該解錠阻止部材に対しては一切の不正操作ができなくなって確実な不正解錠阻止対策となる。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に、ピッキングの阻止及び再発防止に係るタンブラー錠について図面を参照して説明する。なお、発明の理解の容易のため従来例に対応する部分には従来例と同一符号を付けて説明する。
【0009】
タンブラー錠1において、図1に示すように、ある箇所のタンブラーの施錠・解錠機構を断面にして概略的に説明すると、外筒21側の孔23には、ドライバーピン24aと、該ドライバーピン24aを内筒側に付勢する弾性手段であるコイルバネ25が備えられ、内筒22側の孔26aには、タンブラーピン27aが半径方向に摺動自在に備えられている。
【0010】
前記ドライバーピン24aは、前記コイルバネ25用の収納孔が中央部に設けられていて、その孔の底部がバネ用の受け座となっている。そして、該ドライバーピン24aの外側端面24bは、前記ドライバーピン24aとタンブラーピン27aとの間に異物が介在すると、正常な鍵を差し込んでもバネ用の蓋部材2に当接して、天井を突く状態となって、タンブラーピン27aの端面が内筒外周面22aと揃わず、解錠操作できないようになっている。
【0011】
前記ドライバーピン用の孔23の解錠方向側の近傍に、外筒内周壁面に連通して穿孔された検知孔3が設けられている。そして、該検知孔3には、弾性手段であるコイルバネ25aが内包され、該コイルバネ25aにより内筒22の孔26aに落とし込まれ不正操作が検知できるようにした不正操作検知手段である検知部材4と、内筒22側に付勢され不正操作時における内筒22の回転を阻止する解錠阻止部材であるストッパーピン5とが設けられている。更に、検知孔3の外側には、前記コイルバネ25a用の蓋部材2aが設けられている。
【0012】
前記検知部材4は、例えば、鋼製の円柱体であって、内筒側の孔26aに落とし込まれる大きさである。また、前記ストッパーピン5の先端部には係止用の凸部5aが設けられ、内筒22側には、前記凸部5aに対応した大きさと深さの係合孔である凹部22bが設けられている。この凹部22bは、前記タンブラーピン用の孔26a以外の箇所に設けられる。よって、鍵孔から特殊な工具を差し込んでも、前記ストッパーピン5に接触させることができない。即ち、このストッパーピン5に対する不正操作は外部から一切不可能である。
【0013】
このような不正解錠阻止機構・不正操作検知機構を有するタンブラー錠において、不正な操作であるピッキングが行われると、まず、従来例において図13示したような工具30でタンブラーピン27aが持ち上げられて、内筒22が解錠方向に回転される。そして、図2に示すように、タンブラーピン27aは正常な鍵によって持ち上げられていないので、孔26aの上部に空間ができる。この孔26aが検知孔3の位置に回転してくると、検知部材4がコイルバネ25aの付勢力によりストッパーピン5を介して前記孔26aに落とし込まれる。ストッパーピン5の凸部5aは、前記検知部材4が孔26aに落ち込んで凸部5aが入り込む余地がないので、この孔26aに落ち込むことはない。
【0014】
また、同時に、内筒22に設けられた凹部22bが解除方向に回転して、孔23の部分を通過するが、当該凹部22bの大きさが孔23及びドライバーピン24aの大きさよりも小さいので、凹部22bにドライバーピン24aが落ち込むことはない。
【0015】
更に、内筒22が解除方向に回転されると、図3に示すように、前記凹部22bが孔3の位置に達して、ストッパーピン5がコイルバネ25aにより付勢されて内筒の半径方向の中心部に向かって押し込まれ、その凸部5aが前記凹部22bに嵌合する。これにより、内筒22を解錠方向に回転させることができないようになる。
【0016】
この状態で、不正解錠を行った者がピッキングを諦めてタンブラー錠1を放置すれば、内筒22を解除方向または施錠方向のいずれにも回転させることができず、鍵も検知部材4が入り込んでいて、タンブラーピン27aが半径方向に移動できないので、鍵孔に差し込めない。よって、不正解錠操作が阻止されるとともに、ピッキングが行われたことが確実に判るのである。
【0017】
しかし、図3に示す状態であっても、ドライバー等で力任せに解錠方向に内筒22を回転させて、前記凸部5aの根付け部を切断して回転させてしまうことがある。この場合には、内筒22が解錠方向に回転されロッカー等が解錠されてしまうが、不正操作者がピッキングの痕跡を消そうとして前記内筒22を施錠位置に逆回転させて戻しておいても、検知部材4がタンブラーピン27aとドライバーピン24aとの間に介在したままとなる。よって、利用者等が、正常な鍵を鍵孔に差し込もうとしても、コイルバネ25の付勢力に抗して押し上げられるドライバーピン24aの外側端面24bが蓋部材2に当接し天井突きとなって、差し込むことができないので、ピッキングされたことが判るものである。
【0018】
次に、他の実施形態に係るタンブラー錠1aは、図4乃至図5に示すように、例えば、前後方向の鍵が差し込まれる側から1番目若しくは2番目までに、不正操作検知機構を設けるようにする。該不正操作検知機構において、ドライバーピン用の孔23の解錠方向における近傍に、検知孔3aが設けられ、該検知孔3aには、コイルバネ25aによって内筒22の軸心に向かって付勢されるストッパーピン5と、該ストッパーピン5の凸部5a側に収納されている不正操作検知手段4とが内包されている。この不正操作検知手段4としては、例えば、球体のボール4aである。
【0019】
前記不正操作検知手段4は、前記球体のボール4aに限らず、例えば、矩形状体,柱体,楕円体,円板体,棒状体、不整形体(不規則形状体)のいずれか、又はこれらの組合せである。更に、その数は、一個又は複数個である。要は、タンブラーピン27aとドライバーピン24aとの間に介在して、前記タンブラーピン27aが正常な鍵によっても解錠操作できないようにするものであればよい。
【0020】
更に、前記検知孔3aは、タンブラーピン27aの孔26aの直径の寸法よりも小径にして形成されている。そして、タンブラーピン27aのドライバーピン側における先端部27bは、前記不正操作検知手段4をタンブラーピンの孔26aの外周部に向けて偏倚させるために、例えば、円弧状、円錐状、多角錐状、尖塔状、その他にピン周囲縁部よりも中央部が盛り上がった形状等に形成されている。
【0021】
前記不正操作検知手段4をタンブラーピンの孔26aの外周部に向けて偏倚させるには、前記ストッパーピン5の凸部5aが孔26a内に入り込んで振り分けさせるようにすることでも達成することができる。この実施形態では、前記先端部27bと、前記凸部5aとの協同作用により、不正操作検知手段4を孔26aの外周部に偏倚させるようにしている。
【0022】
これにより、図6に示すように、不正操作検知手段としてのボール4aが、前記孔26aに落とし込まれると、該孔26aの外周部に偏倚され、タンブラーピン27aで押し上げられても、外筒21の内周壁面21aに前記ボール4aが衝突することになる。よって、タンブラーピン27aを内筒外周面まで押し上げることが不可能となり、ピッキングによる解錠操作若しくは鍵による解錠操作が共に阻止される。こうして、タンブラー錠1aに対してピッキングが行われたことが検知されるものである。
【0023】
この実施形態のタンブラー錠1aの使用例を説明すると、図7に示すように、タンブラー錠1aに対してピッキングが行われ、内筒22が解錠方向に回転されているところである。更に内筒22が解錠方向に回転されて、図8(A)に示すように、孔26aが検知孔3aに達すると、まず、コイルバネ25aの付勢力でストッパー5を介してボール4aが孔26aに落ち込む。更に、回転すると、図8(B)に示すように、コイルバネ25aの付勢力でストッパーピン5の凸部5aが孔26a内に落ち込むようになり、タンブラーピン27aの先端部27b上において、ボール4aが孔26aの中心部から外周部に偏倚される。
【0024】
前記図8(B)に示す状態では、タンブラーピン27aを押し上げようとしても、ボール4aが外筒21の内周壁面21aに衝突するので、正常に押し上げることができず、ピッキング若しくは鍵による解錠が不可能となる。
【0025】
更に、不正操作者が、図9乃至図10に示すように、ドライバー等で無理矢理に内筒22を解錠方向に強制回転させることがある。すると、前記ストッパーピン5の凸部5aがその根元から破断され、タンブラー錠1aが解錠される。このままタンブラー錠1aが放置された場合は、解錠されているので、ピッキングが確認される。
【0026】
その後、ピッキングの痕跡を消すために、ドライバー等で内筒22を施錠方向に回転させ、図11(A)に示すように、施錠状態にする。すると、前記破断された凸部5a及びボール4aも、孔26aの内部に収納されたまま回転・移動する。
【0027】
そして、図11(B)に示すように、タンブラー錠1aがピッキングされたことを知らない利用者等が、正常な鍵を鍵孔に差し込んでも、タンブラーピン27aとドラバーピン24aとの間に、前記凸部5aとボール4aとが介在しているので、ドライバーピン24aが蓋部材2に天井突きとなって、当該鍵を差し込むことができない。これによって、タンブラー錠1aがピッキングされたことが前記利用者等に明らかとなり、タンブラー錠を交換するなどの対策を施すことで、再度のピッキングを防止するものである。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように、外筒のドライバーピン用の孔の解錠方向側の近傍に設けられ内筒に連通して穿孔された検知孔に、弾性手段と、該弾性手段により内筒のタンブラーピン用の孔に落とし込まれ不正操作時に該内筒と共に回転・移動しタンブラーピンとドライバーピンとの間に介在して不正操作が検知できる不正操作検知手段と、前記弾性手段により内筒側に付勢されて前記タンブラーピン用の孔以外の係合孔に係合して当該内筒の回転を阻止する解錠阻止部材とがそれぞれ内包されて設けられ、前記解錠阻止部材が係合する係合孔は、解錠方向において前記内筒におけるタンブラーピン用の孔の後方であって鍵孔から接触できない箇所に設けられているので、タンブラー錠の使用者等がピッキングされたことを容易に知ることができるようになり、繰り返してピッキングされることによる被害の拡大を防止できると言う優れた効果を奏するものである。
【0029】
外筒のドライバーピン用の孔の解錠方向側の近傍に設けられ内筒に連通して穿孔された検知孔に、弾性手段と、該弾性手段により内筒のタンブラーピン用の孔に落とし込まれ不正操作時に該内筒と共に回転・移動しタンブラーピンとドライバーピンとの間に介在して不正操作が検知できる不正操作検知手段とが内包されて設けられ、前記検知孔の直径は、前記不正操作検知手段が前記内筒の孔に落とし込まれた後にタンブラーピンを介して押し上げられても外筒の内周壁面に衝突するように前記タンブラーピン用の孔の直径よりも小径であり、前記不正操作検知手段は、前記検知孔に押し上げることが不可能な複数個の球体,矩形状体,柱体,楕円体,円板体,棒状体,不整形体のいずれか、又はこれらの組み合わせであるので、ピッキングの痕跡を消すのが不可能であり、また、簡易に設けることができると言う優れた効果を奏するものである。
【0030】
不正操作検知手段は、球体,矩形状体,柱体,楕円体,円板体,棒状体、不整形体のいずれか、又はこれらの組合せであるので、容易に不正操作検知機構を組み立てることができる。
また、前記検知孔の孔径は、タンブラーピンの孔径よりも小径であるので、一旦、タンブラーピン用の孔に落とされた不正検知手段が外筒の内周壁面に衝突するようになり、ピッキングや鍵の解錠が阻止され、何事も無いように戻されるおそれがない。更に、タンブラーピン又はドライバーピンの先端部が、ピン周囲縁部よりも中央部が盛り上がった形状に形成され、それによって内筒のタンブラーピン用の孔に落とし込まれた複数個の不正操作検知手段をタンブラーピンの孔の外周部に向けて偏倚させるので、前記検知孔の小径とも相俟って、不正操作検知手段が元の検知孔に戻されることが無く、ピッキングが行われたことを確実に知ることができるものである。
【0031】
本発明に係るタンブラー錠は、タンブラーピンに対する不正な解錠操作がされた時に、弾性手段により内筒側に付勢されて前記タンブラーピン用の孔以外の係合孔に係合して当該内筒の回転を阻止する解錠阻止部材が設けられ、前記解錠阻止部材が係合する係合孔は、解錠方向において前記内筒におけるタンブラーピン用の孔の後方であって鍵孔から接触できない箇所に設けられているので、内筒の回転を阻止することで不正な解錠が阻止され、この解錠阻止部材であるストッパーピンに対して外部から接触させることができないので、ストッパーピンを外筒側に押し戻すことが不可能であり、確実に不正解錠を阻止す
るものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るタンブラー錠1の一部断面図である。
【図2】同タンブラー錠1が、ピッキングにより解錠方向に回転されている様子を示す説明図である。
【図3】同タンブラー錠1が、ピッキングにより解錠方向に回転されている様子を示す説明図である。
【図4】同タンブラー錠1aの不正操作検知機構の構造を示す説明用の断面図である。
【図5】同タンブラー錠1aの不正操作検知機構の構造を示す横断面図(A)と、ストッパーピン5の一部断面にした正面図(B)である。
【図6】同タンブラー錠1aにおける、不正操作検知機構の作用を示す説明図である。
【図7】同タンブラー錠1aがピッキングされた状態の説明図である。
【図8】同タンブラー錠1aがピッキングされて、ボール4aが孔26aに落ち込んだ様子を示す説明図(A)と、凸部5aとボール4aとが孔26aに落ち込んだ状態の説明図(B)である。
【図9】同タンブラー錠1aがピッキングされて、凸部5aとボール4aとが孔26aに落ち込んだ状態から強制回転させようとする状態の説明図である。
【図10】同タンブラー錠1aがピッキングされて、図9に示す状態から強制回転されて解錠させられた状態の説明図である。
【図11】同タンブラー錠1aのピッキングの痕跡を消そうとして、施錠状態に戻した様子を示す説明図(A)、鍵を差し込んでも解錠できない様子を示す説明図(B)である。
【図12】従来例に係るタンブラー錠の縦断面図である。
【図13】タンブラー錠に対するピッキングの様子を示す説明図である。
【符号の説明】
1,1a タンブラー錠、 2,2a 蓋部材、
3,3a 検知孔、
4 不正操作検知手段である検知部材、
4a ボール、
5 解錠阻止部材であるストッパーピン、
5a 凸部、
21 外筒、 22 内筒、
22b 凹部、 23 孔、
24,24a ドライバーピン、 24b 外側端面、
25,25a コイルバネ、 26a 孔、
27a タンブラーピン、 27b 先端部。
Claims (3)
- 外筒のドライバーピン用の孔の解錠方向側の近傍に設けられ内筒に連通して穿孔された検知孔に、
弾性手段と、
該弾性手段により内筒のタンブラーピン用の孔に落とし込まれ不正操作時に該内筒と共に回転・移動しタンブラーピンとドライバーピンとの間に介在して不正操作が検知できる不正操作検知手段と、
前記弾性手段により内筒側に付勢されて前記タンブラーピン用の孔以外の係合孔に係合して当該内筒の回転を阻止する解錠阻止部材とがそれぞれ内包されて設けられ、
前記解錠阻止部材が係合する係合孔は、解錠方向において前記内筒におけるタンブラーピン用の孔の後方であって鍵孔から接触できない箇所に設けられていること、
を特徴とするタンブラー錠。 - 外筒のドライバーピン用の孔の解錠方向側の近傍に設けられ内筒に連通して穿孔された検知孔に、
弾性手段と、
該弾性手段により内筒のタンブラーピン用の孔に落とし込まれ不正操作時に該内筒と共に回転・移動しタンブラーピンとドライバーピンとの間に介在して不正操作が検知できる不正操作検知手段とが内包されて設けられ、
前記検知孔の直径は、前記不正操作検知手段が前記内筒の孔に落とし込まれた後にタンブラーピンを介して押し上げられても外筒の内周壁面に衝突するように前記タンブラーピン用の孔の直径よりも小径であり、
前記不正操作検知手段は、前記検知孔に押し上げることが不可能な複数個の球体,矩形状体,柱体,楕円体,円板体,棒状体,不整形体のいずれか、又はこれらの組み合わせであること、
を特徴とするタンブラー錠。 - タンブラーピン又はドライバーピンの先端部が、ピン周囲縁部よりも中央部が盛り上がった形状に形成され、それによって内筒のタンブラーピン用の孔に落とし込まれた複数個の不正操作検知手段をタンブラーピンの孔の外周部に向けて偏倚させること、
を特徴とする請求項2に記載のタンブラー錠。
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