JP3249050B2 - 遊技台管理システムにおけるカウンタ制御回路 - Google Patents

遊技台管理システムにおけるカウンタ制御回路

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JP3249050B2
JP3249050B2 JP23742996A JP23742996A JP3249050B2 JP 3249050 B2 JP3249050 B2 JP 3249050B2 JP 23742996 A JP23742996 A JP 23742996A JP 23742996 A JP23742996 A JP 23742996A JP 3249050 B2 JP3249050 B2 JP 3249050B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技台管理システ
ムにおけるカウンタ制御回路に関し、特にパチンコ店の
貸玉自販機等における売上信号のON状態(ハイレベ
ル)をカウントするカウンタを制御する遊技台管理シス
テムにおけるカウンタ制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ店においては、一般に、パチン
コ台等の遊技台に隣接して設けられるサンドと呼ばれる
小型の貸玉自販機、遊技台とは少し離れた位置に設けら
れる貸玉自販機、遊技台と離れた位置に設けられる景品
交換機等が存在する。これらの装置には貸玉等を客に出
す時に客により貨幣又は紙幣が投入される。これらの装
置においては、貨幣又は紙幣の投入された数を電気信号
(売上信号)に代えてカウントしている。
【0003】ところで、この売上信号の送出される信号
線である金種線に対しては、投入金額を不正に操作しよ
うとする等の種々の不正行為が行われる場合がある。そ
こで、このような不正行為や異常検出のために、一般
に、パチンコ店における貸玉自販機等の金種線を伝播す
る電気信号としてブレーク信号が用いられる。
【0004】ブレーク信号は、図5(A)に示すよう
に、貸玉自販機等の外部スイッチSWが閉じられて回路
が閉状態の場合にOFF状態(ロウレベル)とされ、外
部スイッチSWが開かれて回路が開状態の場合にON状
態(ハイレベル)とされる。これに対して、一般的な信
号であるメーク信号は、図5(B)に示すように、外部
スイッチSWが閉じられて回路が閉状態の場合にON状
態とされ、外部スイッチSWが開かれて回路が開状態の
場合にOFF状態とされる。
【0005】従って、従来から、遊技台管理システムに
おいては、メーク信号とは反対の論理を採るブレーク信
号を用いて売上情報についての処理を実行することによ
り、不正行為に対処している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】パチンコ店の貸玉自販
機等においてブレーク信号を用いた場合、貸玉自販機等
に貨幣等が投入されると、この投入により金種線に接続
された外部スイッチSWが開かれて回路が開状態(断
線)にされON状態とされる。このONの数(パルス
数)をカウントすることにより、投入金額をカウントす
ることができる。貨幣等の投入がない状態では、外部ス
イッチSWが閉じられて回路が閉状態(断線解除)にさ
れOFF状態とされる。
【0007】ところで、従来、ブレーク信号のONの数
をカウントするタイミングは、図5(C)に示すよう
に、当該ON信号の立ち上がりとされていた。しかし、
本発明者の検討によれば、当該カウントのタイミングを
ON信号の立ち上がりとすると、以下のような問題があ
ることが判った。
【0008】即ち、金種線が正常である場合には何ら問
題なく、パルス数は正しくカウントされる。一方、金種
線が(外部スイッチSW以外の部分で)断線した場合に
は、この断線が外部スイッチSWが開かれて回路が開状
態にされた状態と同様であるので、図5(D)に示すよ
うに、ON信号が形成されその立ち上がりでカウントさ
れてしまう。そして、この後断線が検出されても、既に
カウントが行われているため、不当なカウントをしたこ
とになってしまう。また、これを利用して、貨幣等を投
入することなく、金種線を外部スイッチSW以外の部分
で不当に(故意に)断線させた後断線解除を繰り返すこ
とにより、投入金額を不正に操作することも考えられ
る。
【0009】本発明は、信号のON状態(ハイレベル)
を信号線の断線時においても正確にカウントするように
カウンタを制御する遊技台管理システムにおけるカウン
タ制御回路を提供することを目的とする。
【0010】また、本発明は、特にパチンコ店の貸玉自
販機等における売上信号のON状態(ハイレベル)を、
信号線の断線時においても正確にカウントするようにカ
ウンタを制御する遊技台管理システムにおけるカウンタ
制御回路を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理構成
図であり、本発明による遊技台管理システムにおけるカ
ウンタ制御回路について示す。遊技台管理システムは、
回路が開状態の時にON状態(ハイレベル)であり回路
が閉状態の時にOFF状態(ロウレベル)であるブレー
ク信号を用いて、所定の情報についての処理を実行す
る。遊技台管理システムに、カウンタ3及びこれを制御
するカウンタ制御回路2が設けられる。
【0012】図1(A)において、カウンタ3はブレー
ク信号についてそのハイレベルの数(パルス数)をカウ
ントする。ブレーク信号はパチンコ店の貸玉自販機等に
おいて金種線に接続された外部スイッチから入力され
る。ブレーク信号の信号状態は通常ロウレベルを維持
し、貸玉自販機等に貨幣等が投入されると、この投入に
より金種線に接続された外部スイッチが開くことにより
回路が開状態とされ、これによりON状態(ハイレベ
ル)とされる。
【0013】ブレーク信号は、カウンタ制御回路2の前
段に設けられた信号状態検出回路1からカウンタ制御回
路2に入力され、カウンタ制御回路2を介してカウンタ
3に入力される。カウンタ制御回路2はカウンタ3を制
御するために当該カウンタ3の前段に設けられる。
【0014】カウンタ制御回路2は、信号状態のOFF
状態(ロウレベル)からON状態(ハイレベル)への変
化及びON状態(ハイレベル)からOFF状態(ロウレ
ベル)への変化を検出し、信号状態がOFF状態からO
N状態へ変化した場合において当該ON状態が所定時間
以上連続した時に断線検出信号を形成し、断線検出信号
が形成されない場合に信号状態のON状態からOFF状
態への変化を検出した時にこれに応じて所定のパルスを
カウンタ3に出力し、断線検出信号が形成された場合、
信号状態のON状態からOFF状態への変化を検出した
時でも所定のパルスをカウンタ3に出力しない。断線検
出信号が形成される時のON状態の期間は、金銭の投入
により回路が開状態とされることによるON状態の期間
よりも十分に長い期間とされる。
【0015】本発明のカウンタ制御回路2によれば、図
1(B)に示すように、断線検出信号(のハイレベル)
が形成されない場合、信号状態のON状態からOFF状
態への変化を検出した時に、これに応じて所定のパルス
がカウンタ3に出力される。従って、金種線が正常であ
る場合には何ら問題なく、ブレーク信号のONの数をカ
ウントするタイミングが当該ON信号の立ち上がりであ
る場合と同様に、正しくカウントされる。
【0016】一方、断線検出信号が形成された場合、信
号状態のON状態からOFF状態への変化を検出した時
でも所定のパルスがカウンタ3に出力されない。即ち、
ブレーク信号のONの数をカウントするタイミングが当
該ON信号の立ち下がりであるので、金種線が(外部ス
イッチ以外の部分で)断線した場合、この断線によりブ
レーク信号のON信号が形成されても、その立ち上がり
でカウントされてしまうことがない。そして、この後断
線が検出されて断線解除されることにより当該ON信号
がロウレベルに変化する場合、断線検出信号が形成され
ているので、この立ち下がりでカウントが行われること
がない。
【0017】従って、ブレーク信号のONの数(パルス
数)をカウントする場合において、信号線が正常な場合
におけるブレーク信号のONと断線によるONとを確実
に区別することができる。また、信号線が断線した場合
でも、断線によるONを不当にカウントすることを防止
することができる。これにより、ブレーク信号のON
を、信号線の断線時においても正確にカウントするよう
に、カウンタ3を制御することができる。特にパチンコ
店の貸玉自販機等における売上信号のONを、信号線の
断線時においても正確にカウントするように、カウンタ
3を制御することができる。従って、貨幣等を投入する
ことなく、金種線を外部スイッチ以外の部分で不当に
(故意に)断線させた後断線解除を繰り返すことによ
り、投入金額を不正に操作することを防止できる。
【0018】
【発明の実施の形態】図2は本発明の適用される遊技台
管理システムを示す。図2において、遊技台管理システ
ムはパチンコ店(パチンコホール)に設けられた1台の
ホールコンピュータ103、ホールを複数の島に分割し
た時の島の各々に対応して設けられる島コンピュータ1
02、台コンピュータ101からなる階層構成を採る。
各島は、複数のパチンコ台等の遊技台130、遊技台1
30の間に設けられるサンドと呼ばれる複数の小型の貸
玉自販機131、遊技台130とは別に設けられる貸玉
自販機(図示せず)、景品交換機132、金庫133等
からなる。台コンピュータ101は、各遊技台130、
貸玉自販機131、遊技台130とは別に設けられる貸
玉自販機、景品交換機132、金庫133に対応して設
けられる。
【0019】台コンピュータ101は、出玉の数(遊技
台130に供給した玉数)、入玉の数(客が遊技台13
0に打ち込んだ玉数)、特賞信号(特賞の回数)、スタ
ート信号(チャッカの回数)、確変信号(確率変動モー
ドの回数)、貸機売上(貸玉自販機131等の売上)と
いったセンサ等により直接検出される素データと、その
素データから計算される打止回数、稼動時間、稼動回数
等の加工データとからなる台データを収集して処理す
る。なお、台データは島コンピュータ102のファイル
104又はホールコンピュータ103のファイル105
に格納される。
【0020】これらの台データの内、直接金銭の関係す
るデータである貸機売上は、ブレーク信号の形態で表現
され処理される。即ち、貸機売上を表す電気信号である
売上信号はブレーク信号とされる。貸玉自販機131、
遊技台130とは別に設けられる貸玉自販機、景品交換
機132には客により貨幣又は紙幣が投入されるので、
この貨幣等の投入を検出するため、貸玉自販機131等
には外部スイッチ(図示せず)が設けられる。
【0021】なお、信号状態検出回路1、カウンタ制御
回路2及びカウンタ3は、貸玉自販機131、遊技台1
30とは別に設けられる貸玉自販機、景品交換機132
の側に設けても台コンピュータ101の側に設けても良
い。
【0022】外部スイッチからのブレーク信号は、図1
の信号状態検出回路1を介して、図3のカウンタ制御回
路2に入力される。ブレーク信号の信号状態は、通常O
FF(ロウレベル又は“0”)を維持し、貸玉自販機等
に貨幣等が投入された時、この投入により金種線に接続
された外部スイッチが開くことにより回路が開状態とさ
れ、これによりON(ハイレベル又は“1”)とされ
る。なお、ブレーク信号は、外部スイッチから出力され
た時にはチャタリングしていることが多いので、図1
(B)に示すように信号状態検出回路1において波形整
形された後にカウンタ制御回路2に入力される。
【0023】図3及び図4は、各々、本発明のカウンタ
制御回路2の構成及びその動作波形を示す。カウンタ制
御回路2は、信号変化検出回路20、断線検出回路30
及びカウント信号形成回路40からなる。
【0024】信号変化検出回路20はカウンタ制御回路
2が有する信号変化検出機能を実現する。この機能は、
ブレーク信号の信号状態のロウレベルからハイレベルへ
の変化及びハイレベルからロウレベルへの変化を検出す
る機能である。信号変化検出回路20は、第1のD型フ
リップフロップ回路(D−FF)21、第2のD−FF
22、第3のD−FF23、3入力ANDゲート回路
(以下、ゲート)24及び3入力ANDゲート回路(以
下、ゲート)25からなる。
【0025】カウンタ制御回路2に入力されたブレーク
信号は信号変化検出回路20のD−FF21の入力端子
Dに入力される。D−FF21の出力端子Qの出力はD
−FF22の入力端子Dとゲート24とに入力される。
D−FF21の反転出力端子Q ̄の出力はゲート25に
入力される。D−FF22の出力端子Qの出力はD−F
F23の入力端子Dとゲート24とに入力される。D−
FF22の反転出力端子Q ̄の出力はゲート25に入力
される。D−FF23の出力端子Qの出力はゲート25
に入力される。D−FF23の反転出力端子Q ̄の出力
はゲート24に入力される。D−FF21乃至D−FF
23のクロック入力端子には、図示のように、同一のク
ロック信号CLKが入力される。
【0026】今、図4の波形D1に示すように、貸玉自
販機等に貨幣等が正しく投入され、これにより外部スイ
ッチが開いて回路が開状態とされ、これによりブレーク
信号のONがカウンタ制御回路2に入力されたとする。
このブレーク信号のONはD−FF21の入力端子Dに
入力される。なお、図4において、第1のD−FF21
の入力端子D(及びその波形)をD1と表すこととし、
他についても同様に表すこととする。
【0027】ここで、貨幣等が正しく投入された場合の
ブレーク信号のONの期間は、通常、1秒よりも十分に
短い期間、例えば100mSecである。これに対し
て、図4に示すように、クロックCLKの周期は十分に
短いものとされる。
【0028】図示のタイミングでブレーク信号(波形D
1)がONしたとすると、これに応じて、次のクロック
CLKの立ち上がりに同期して、D−FF21の出力端
子Qからの出力Q1(即ち、第2のD−FF22の入力
端子D2)がハイレベルとなる。同様にして、次のクロ
ックCLKの立ち上がりに同期して、D−FF22の出
力Q2(D3)がハイレベルとなり、更に次のクロック
CLKの立ち上がりに同期して、D−FF23の出力Q
3がハイレベルとなる。
【0029】この結果、ゲート24の出力G1が、図示
のタイミングでクロックCLKの1周期(Q3の立ち上
がりの直前の1周期)の期間中だけ、ハイレベルとされ
る。これにより、ブレーク信号のONの立ち上がりが検
出される。また、ゲート25の出力G2が、図示のタイ
ミングでクロックCLKの1周期の期間中(Q3の立ち
下がりの直前の1周期)だけ、ハイレベルとされる。こ
れにより、ブレーク信号のONの立ち下がりが検出され
る。
【0030】ゲート24の出力G1は、D−FF44の
クリア信号入力端子に入力され、断線検出信号の保持の
ために用いられる。ゲート25の出力G2は、2入力A
NDゲート回路46に入力され、ブレーク信号のONに
対応するパルスとして次段のカウンタ3に入力される。
【0031】断線検出回路30はカウンタ制御回路2が
有する断線検出機能を実現する。この機能は、ブレーク
信号の信号状態がロウレベルからハイレベルへ変化した
場合において当該ハイレベルが所定時間以上連続した時
に断線検出信号を形成する機能である。断線検出回路3
0は、カウンタ31、インバータ32、レジスタ33、
比較器34からなる。
【0032】カウンタ制御回路2に入力されたブレーク
信号は、断線検出回路30のカウンタ31のイネーブル
端子ENBに入力される。一方、インバータ32により
形成されたブレーク信号の反転信号が、カウンタ31の
リセット端子RESETに入力される。これにより、カ
ウンタ31は、ブレーク信号のONが入力されるとカウ
ント動作を開始して当該カウント値を出力し、ブレーク
信号のOFFが入力されるとカウント動作を停止して当
該カウント値をリセットする。従って、カウンタ31は
ブレーク信号のONが入力されてからの時間をカウント
して出力する。カウンタ31の出力は比較器34に入力
される。
【0033】レジスタ33は予め定められた所定の値を
格納する。レジスタ33が格納する値は、断線検出信号
(のハイレベル)の形成の基準となる値である。即ち、
前述のように、貨幣等が正しく投入された場合のブレー
ク信号のONの期間は例えば100mSecである。こ
れに対して、断線検出信号が形成される時のハイレベル
の期間は、金銭の投入により回路が開状態とされること
によるハイレベルの期間よりも十分に長い(1000倍
の)期間とされ、例えば10秒とされる。レジスタ33
は格納する値を比較器34に入力する。なお、このレジ
スタ33に格納する値は経験的に求まるものであり、他
の値であっても良く、断線を適切に検出でき不正行為を
防止できるような値に設定される。
【0034】比較器34は、カウンタ31の出力とレジ
スタ33の出力とを比較して、カウンタ31の出力がレ
ジスタ33の出力と等しい値かそれ以上の値になった
時、断線検出信号を出力する。即ち、それまでロウレベ
ルであった出力をハイレベルとする。貨幣等が正しく投
入された場合のブレーク信号のONに対しては、そのO
Nの期間が十分に短いので、断線検出信号は出力されな
い(断線検出信号がロウレベルとされる)。一方、金種
線の断線の場合のブレーク信号のONに対しては、その
ONの期間が所定の期間よりも長いので、断線検出信号
が出力される(断線検出信号がハイレベルとされる)。
断線検出信号は2入力ANDゲート回路41及び42に
入力される。
【0035】今、図4の波形D1’に示すように、金種
線が断線して回路が開状態とされ、これによりブレーク
信号のONが入力されたとする。このブレーク信号のO
Nによりカウンタ31がカウント動作を開始するが、金
種線が断線しているので、このONの期間がレジスタ3
3の定める所定の期間より長くなる。そこで、比較器3
4は当該所定の期間の経過と共に断線検出信号(のハイ
レベル)を出力する。
【0036】カウント信号形成回路40はカウンタ制御
回路2が有するカウント信号形成機能を実現する。この
機能は、断線検出信号が形成されない場合に信号状態の
ハイレベルからロウレベルへの変化を検出した時にこれ
に応じて所定のパルスをカウンタ3に出力し、断線検出
信号が形成された場合、信号状態のハイレベルからロウ
レベルへの変化を検出した時でも所定のパルスをカウン
タ3に出力しない機能である。カウント信号形成回路4
0は、2入力ANDゲート回路(以下、ゲート)41及
び42、2入力ORゲート回路(以下、ゲート)43、
D−FF44、インバータ45、2入力ANDゲート回
路(以下、ゲート)46からなる。
【0037】ゲート41乃至43及びD−FF44から
なる回路(以下、断線信号保持回路)は、比較器34の
出力を保持する。比較器34の出力がゲート41の2入
力端子に共通に入力され、比較器34の出力の反転信号
がゲート42の一方の端子に入力される。ゲート42の
他方の入力端子にはD−FF44の出力が帰還入力され
る。ゲート41及び42の出力がゲート43に入力さ
れ、ゲート43の出力がD−FF44の入力端子Dに入
力される。
【0038】この断線信号保持回路は、比較器34の出
力がロウレベルである場合、このロウレベルをD−FF
44に保持し、その出力端子Qから出力する。一方、断
線信号保持回路は、比較器34の出力がそれまでのロウ
レベルからハイレベルに変化した場合、これに応じて当
該ハイレベルをD−FF44に保持し、その出力端子Q
から出力する。これとは逆に、断線信号保持回路は、比
較器34の出力がそれまでのハイレベルからロウレベル
に変化した場合、この信号変化に応答することなく、そ
れまでのハイレベルをD−FF44に保持し、その出力
端子Qから出力し続ける。D−FF44の出力はインバ
ータ45により反転されてゲート46に入力される。
【0039】D−FF44の保持する信号は、そのクリ
ア端子へゲート24の出力のハイレベルが入力された時
にクリアされる。従って、この断線信号保持回路の出力
は、それがロウレベルを保持している場合には比較器3
4の出力のハイレベルに応答してハイレベルに変化し、
それがハイレベルを保持している場合には比較器34の
出力のロウレベルではなくゲート24の出力のハイレベ
ルに応答してロウレベルに変化する。
【0040】これにより、比較器34の出力がロウレベ
ルである期間は、D−FF44のロウレベルによりゲー
ト46が開けられ、ゲート25の出力がゲート46から
次段のカウンタ3に出力される。比較器34の出力がハ
イレベルである期間は、D−FF44のハイレベルによ
りゲート46が閉じられ、ゲート25の出力は次段のカ
ウンタ3に出力されない。この状態はゲート24の出力
のハイレベルがD−FF44に入力されるまで維持され
る。
【0041】今、図4の波形D1に示すように、貸玉自
販機等に貨幣等が正しく投入され、これによりブレーク
信号のONがカウンタ制御回路2に入力されたとする。
このブレーク信号のONの例えば100mSec後に、
ブレーク信号が立ち下がる。従って、比較器34の出力
はロウレベルを維持するので、ゲート46は開かれた状
態にある。ブレーク信号(波形D1)に応じて、ゲート
25の出力G2としてブレーク信号のONの立ち下がり
が検出される。ゲート25の出力G2は、ゲート46が
開いているので、ブレーク信号のONに対応するパルス
として次段のカウンタ3に入力される。
【0042】なお、ゲート24の出力G1としてブレー
ク信号のONの立ち上がりが検出されてD−FF44の
クリア端子に入力されるが、この時D−FF44の出力
はロウレベルであるので、その出力は変化しない。
【0043】一方、図4の波形D1’に示すように、金
種線が断線して、これによりブレーク信号のONがカウ
ンタ制御回路2に入力されたとする。このブレーク信号
のONによりカウンタ31がカウント動作を開始する
が、金種線が断線しているので、当該断線の10Sec
後に比較器34の出力がハイレベルに変位する。これに
応じて、D−FF44の出力がハイレベルに変化するの
で、ゲート46が閉じられる。従って、ゲート25の出
力G2は、次段のカウンタ3に入力されない。
【0044】この後、金種線の断線が解除され、これに
よりブレーク信号のONの立ち下がりがカウンタ制御回
路2に入力される。このブレーク信号のONの立ち下が
りによりカウンタ31がリセットされ比較器34の出力
がロウレベルに変位するが、D−FF44の出力はハイ
レベルを維持するので、ゲート46は閉じられた状態を
維持する。従って、断線解除によるブレーク信号のON
の立ち下がりが検出されても、ゲート25の出力G2は
次段のカウンタ3に入力されない。
【0045】この後、図4の波形D1に示すように、貸
玉自販機等に貨幣等が正しく投入され、これによりブレ
ーク信号のONがカウンタ制御回路2に入力されたとす
る。このブレーク信号のONに応じて、ゲート24の出
力G1としてブレーク信号のONの立ち上がりが検出さ
れてD−FF44のクリア端子に入力される。この時、
D−FF44の出力はハイレベルであるので、その出力
がロウレベルに変化する。これにより、ゲート46が開
かれる。この後、ゲート25の出力G2としてブレーク
信号のONの立ち下がりが検出されると、ブレーク信号
のONに対応するパルスとして次段のカウンタ3に入力
される。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
遊技台管理システムにおけるカウンタ制御回路におい
て、断線検出信号が形成されない場合に信号状態のハイ
レベルからロウレベルへの変化を検出した時にこれに
応じて所定のパルスをカウンタに出力して金銭の投入あ
りとし、断線検出信号が形成された場合に信号状態のハ
イレベルからロウレベルへの変化を検出した時でも所
定のパルスをカウンタに出力せずに金銭の投入なしと
ることにより、信号線が正常な場合におけるブレーク信
号のONと断線によるONとを確実に区別して、信号線
の断線時においてもブレーク信号のONを正確にカウン
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】遊技台管理システム構成図である。
【図3】カウンタ制御回路構成図である。
【図4】カウンタ制御回路の動作波形図である。
【図5】従来技術説明図である。
【符号の説明】
1 信号状態検出回路 2 カウンタ制御回路 3 カウンタ 20 信号変化検出回路 21、22、23 D−FF 24、25 ゲート 30 断線検出回路 31 カウンタ 32 インバータ 34 比較器 40 カウント信号形成回路 41、42、43 ゲート 44 D−FF 45 インバータ 46 ゲート
フロントページの続き (72)発明者 半田 幸三 東京都台東区東上野3丁目12番9号 株 式会社エース電研内 (56)参考文献 特開 昭59−8986(JP,A) 特開 昭59−182631(JP,A) 特開 昭59−197981(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A63F 7/02 G07F 9/00 G01R 11/64 H03K 21/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号状態として、通常OFF状態を維持
    し、金銭の投入により回路が開状態とされることにより
    信号状態がON状態とされるブレーク信号を用いて
    定の情報についての処理を実行する遊技台管理システム
    に設けられ、前記ブレーク信号についてそのハイレベル
    の数をカウントするカウンタを制御するために、当該カ
    ウンタの前段に設けられるカウンタ制御回路であって、 信号状態のOFF状態からON状態への変化及びON状
    態からOFF状態への変化を検出し、 信号状態がOFF状態からON状態へ変化した場合にお
    いて、当該ON状態の期間が、金銭の投入により回路が
    開状態とされることによるON状態の期間よりも長く連
    続した時に、断線検出信号を形成するよう構成され、か
    断線検出信号が形成されない場合、信号状態のON状
    態からOFF状態への変化を検出した時にこれに応じ
    て所定のパルスを前記カウンタに出力して金銭の投入あ
    りとし、 断線検出信号が形成された場合、信号状態のON状態か
    らOFF状態への変化を検出した時でも所定のパルス
    を前記カウンタに出力せずに金銭の投入なしとしたこと
    を特徴とする遊技台管理システムにおけるカウンタ制御
    回路。
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