JP2006046679A - 空気清浄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 天板としての有効面積が広く、使い勝手が良く、煙草の煙等の汚染空気を吸引することのできる空間領域が広く、死角となる空間領域が少なく吸引効果に優れた空気清浄装置を提供する。
【解決手段】 ケース本体7の上面部に中央部を空気吸込口とする第1環状部材5が設けられ、該第1環状部材の先端部と該第1環状部材を取り囲む第2環状部材6の先端部が天板2上面から突出し、前記第1環状部材と第2環状部材によって空気吹出口とそれに続く吹出空気の通過部が形成され、送風機がその吸引側を前記空気吸込口に向けて配設され、前記空気吹出口から吹き出される吹出空気と前記空気吸込口に吸い込まれる吸込空気とによって、前記天板上方から前記空気吸込口に向かう竜巻状の旋回流と、該竜巻状の旋回流の周りにおいて天板上方に向かうエアカーテン状の旋回流とを発生させることを特徴とする。
【選択図】 図7

Description

この発明は、空気清浄装置に関するものである。さらに詳しくは、この発明は、人体に有害な汚染空気、例えば、煙草の煙を清浄にする機能を備えた空気清浄装置に関するものである。より具体的には、座卓、テーブル、カウンターテーブル等の家具に空気清浄機能を備えた空気清浄装置に関するものである。
煙草の喫煙による健康への影響とともに、受動喫煙による健康への影響を取り除くため、種々の空気清浄装置が開発されてきており、例えば、喫煙所において使用されるテーブル形状の空気清浄装置も知られている(特許文献1参照)。
特許文献1に記載のものは、図13に示すように送風機81を内蔵するテーブル本体82の天板83上に、天板83に沿った横長な竜巻式吸引装置84を設けたものである。この竜巻式吸引装置84は、天板83上面で大きな場所を占めることから、天板83としての有効面積が少なくなり、テーブルとしての使い勝手が悪い。そして、竜巻式吸引装置84は、切欠口を有する円筒体内に略同一径の竜巻を発生させるものであって、竜巻による吸引作用の及ぶ有効領域は、天板83上の近傍に限られる。また、竜巻の回転軸線は、天板83と略平行とされ、竜巻による吸引作用には方向性があるため、竜巻の軸線方向と直交する方向からの吸引作用に比べ、例えば、竜巻の軸線方向からの吸引作用が劣ることになる。すなわち、この空気清浄装置では、煙の吸引作用が及ばないか又は低い死角となる空間領域が広いことから、喫煙者は、吸引作用の大きい空間領域、例えば、円筒体の切欠口に向かって煙草の煙を吐き出す必要があり、面倒であり、使い勝手が悪く、喫煙によるリラックス効果も得られ難い。また、この空気清浄装置の死角となる空間領域、すなわち、吸引作用が低かったり吸引作用の及ばない方向への煙草の吐き出し、または、吸引作用の低い箇所や少し離れただけで吸引作用の及ばない箇所での喫煙による煙は除去されにくく、受動喫煙することになり易く健康への悪影響が懸念される。
特開平10−52325号公報(図1〜図4)
この発明は、上記のような実情に鑑み鋭意研究の結果創案されたものであり、天板としての有効面積が広く、使い勝手が良く、煙草の煙等の汚染空気を吸引することのできる空間領域が広く、死角となる空間領域が少なく吸引効果に優れた空気清浄装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、この発明の空気清浄装置は、(1)ケース本体の上面部に中央部を空気吸込口とする第1環状部材が設けられ、該第1環状部材の先端部と該第1環状部材を取り囲む第2環状部材の先端部が天板上面から突出し、前記第1環状部材と第2環状部材によって空気吹出口とそれに続く吹出空気の通過部が形成され、送風機がその吸引側を前記空気吸込口に向けて配設され、前記空気吹出口から吹き出される吹出空気と前記空気吸込口に吸い込まれる吸込空気とによって、前記天板上方から前記空気吸込口に向かう竜巻状の旋回流と、該竜巻状の旋回流の周りにおいて天板上方に向かうエアカーテン状の旋回流とを発生させることを特徴とする。
これによれば、天板上において第1環状部材と第2環状部材によって形成された空気吹出口から吹き出される吹出空気と第1環状部材の中央部の空気吸込口に吸い込まれる吸込空気とによって、効率よく、天板上方から前記空気吸込口に向かう竜巻状の旋回流と、該竜巻状の旋回流の周りにおいて天板上方に向かう周囲の空気を広い空間領域から吸引ないし誘引できるエアカーテン状の旋回流が発生することになる。
(2)前記送風機が前記ケース本体に収納され、前記ケース本体の下部に、ケース本体内に吸い込まれた吸込空気を排気流と前記空気吹出口からの吹出し用の反転流に分流する分流部材が配設されてなるものが採用できる。
これによれば、送風機によりケース本体内に吸い込まれた吸込空気の一部を、分流部材によって空気吹出口からの吹出用の反転流とすることができる利点がある。ここにおいて、反転流は清浄されているとはいえないが、空気吹出口から吹き出す吹出空気の量は、送風機により吸引された空気の10〜20%程度で十分なことから、健康への影響は殆どないといえる。使用される送風機としては、ターボファンが好ましい。
分流部材としては、ケース本体内に吸い込まれた空気の流れに通過抵抗を与え、ケース本体内を陽圧とすることで、ケース本体内に吸い込まれた吸込空気の一部を、分流部材によって空気吹出口から吹き出す反転流とするものが採用できる。より具体的には、(3)分流部材がHEPAフィルターであってもよい。または、(4)分流部材が多孔板であってもよい。これらの分流部材は、いずれも、ケース本体内を陽圧とすることで、ケース本体内に吸い込まれた吸込空気の一部を分流部材によって空気吹出口からの吹き出す反転流とするものであり、簡単な構造によって分流することができる利点がある。
分流部材がHEPAフィルターの場合は、HEPAフィルターを通過した空気は清浄化されることから、喫煙等の場所に戻し、空気の循環利用が可能となる。
分流部材が多孔板の場合は、多孔板を通過した空気は、例えば、排気管を利用して外部に放出すればよい。
(5)分流部材が多孔板の場合において、送風機と多孔板の間に電気集塵機が設けられていてもよい。これによれば、電気集塵機により、煙草の煙等の汚染空気中の微細粒子が捕捉されることから、電気集塵機を通過した空気は清浄化され、喫煙等の場所に戻し、空気の循環利用が可能となる。
(6)前記ケース本体の上面部に、下方に突出する反転流導入用ガイドベーンが形成され、該反転流導入用ガイドベーンを介して反転流が前記通過部に導入されるようになっていることが好ましい。これによれば、反転流を効率よく通過部に導入し、空気吹出口から吹き出させることができる。
また、(7)前記天板の下方に外部空気の吸込部が形成され、吹出空気用の送風機がその吸引側を前記吸込部に向けて配設され、前記第1環状部材と第2環状部材との間に形成された吹出空気の通過部を介して、前記空気吹出口に吹出空気が送風されるようになっているものが採用できる。これによれば、吹出空気用の送風機を必要とするものの、空気吹出口から吹き出す空気は、前記したような汚染空気を含む反転流ではないことから、汚染物質をほとんど含まない清浄な空気を吹き出させることができる。
この場合において、送風機によりケース本体内に吸い込まれた吸込空気は、清浄化することによって喫煙等の場所に戻し、空気の循環利用が可能となる。より具体的には、(8)前記ケース本体内にHEPAフィルターが設けられていてもよい。または、(9)前記ケース本体内に電気集塵機が設けられていてもよい。
(10)前記通過部には、消音材ブロックが所定間隔毎に設置され、該消音材ブロック間に空気案内通路が形成されてなることが好ましい。これによれば、通過部を通過する空気によって発生する騒音を、消音材ブロックにより吸収させることができるとともに、空気吹出口から吹き出す空気によりエアカーテン状の旋回流を形成しやすい。
(11)前記空気吹出口からの空気の吹出方向が、前記空気吹出口から上方に向け旋回半径が次第に拡大するフィルターカバー18逆裁頭円錐形のエアカーテン状フィルターカバー18旋回流が形成されるように設定されていることが好ましい。これによれば、煙草の煙等の汚染空気を吸引ないし誘引できない死角となる空間領域を少なくすることができ、広い空間領域から汚染空気を排出することができることになる。
(12)前記分流部材の下流側に脱臭フィルターを配設し、分流された排気流を脱臭するようにすることが好ましい。これによれば、臭気成分を除去することができる。
(13)前記第1環状部材上面部に前記空気吸込口を覆うプレフィルターが配設されてなることが好ましい。これによれば、空気吸込口から吸い込まれた空気中に含まれる大きめの塵等を除去することができる。
(14)前記天板が脚部によって支持された座卓形状とされたものであってもよい。
(15)前記天板が脚部によって支持されたテーブル形状とされたものであってもよい。
この発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
すなわち、この発明の空気清浄装置によれば、天板上において、第1環状部材と第2環状部材によって形成された空気吹出口から吹き出される吹出空気と第1環状部材の中央部の空気吸込口に吸い込まれる吸込空気とによって、効率よく、天板上方から前記空気吸込口に向かう竜巻状の旋回流と、該竜巻状の旋回流の周りにおいて天板上方に向かう周囲の空気を広い空間領域から吸引ないし誘引できるエアカーテン状の旋回流が発生することになる。そして、この空気清浄装置の吹出空気と吸込空気による旋回流の吸引作用の及ぶ空間領域は広く、しかもその領域においては方向性がないことから、天板上のどの様な方向からでも同様に吸引されることになり、煙草の煙等の汚染空気を吸引ないし誘引できない死角となる空間領域が少なく煙草の煙等の汚染空気の吸引効果に優れる。そのため、例えば、喫煙者は、煙の吸引方向を気にすることなくリラックスして喫煙することができる。また、受動喫煙することになり難く、健康への悪影響が少なくなる。そして、この空気清浄装置においては、第1環状部材の先端部と該第1環状部材を取り囲む第2環状部材の先端部が天板上面から突出しているだけであることから、天板としての有効面積が広く、使用勝手が良好である。
また、その構造は簡単であって、製造コストも安価であり、経済的である。
そして、座卓、テーブル等の家具形状とすることで、煙草の煙等の汚染空気による健康への被害が少なく、天板としての有効面積が広く、空気清浄とともに家具としての機能上も使い勝手の良い空気清浄装置を提供することができることになる。
この空気清浄装置によるその他の効果については、前記課題を解決するための手段における記載、後述する発明を実施するための最良の形態の記載、および、図面の記載等から明らかである。
以下、発明を実施するための最良の形態を示し、さらに詳しくこの発明について説明する。もちろんこの発明は以下の実施の形態によって限定されるものではない。
図1は、この発明の空気清浄装置の一実施の形態であって、説明のために一部を破断して示した正面図、図2は、同じく説明のために図1の空気清浄装置の一部を破断して示した側面図、図3は、図1の空気清浄装置の平面図である。図4は、図1の空気清浄装置における旋回流発生手段を説明するため一部を破断して示した拡大立体分解図である。図5は説明用の拡大部分断面図であり、図6は、説明用の一部を破断した拡大部分立体図である。
図1に示す空気清浄装置1は、天板2が脚3、3、3、3によって支持された座卓形状となっているものである。この空気清浄装置1は、天板2の略中央に設けられた孔4から、図4に示す旋回流発生手段の第1環状部材5の先端部と第2環状部材6の先端部とが突出している。この旋回流発生手段においては、第1環状部材5の基端部のフランジ5aが、ケース本体7の上面部7aに固定されている。第1環状部材5の基端部のフランジ5aには、所定間隔毎に空気導入孔8、8・・が環状に穿設されている。ケース本体7の上面部7aには、中央開口9が設けられており、該中央開口9の周囲に、前記各空気導入孔8、8・・に対応する位置で開口されるとともに、空気導入用ガイドベーン10が下方に向けて突設されている。空気導入用ガイドベーン10は、両側壁を備えた傾斜翼からなり、傾斜翼とケース本体の上面部とのなす角度θは10〜60゜(望ましくは45゜)が好ましい。
第1環状部材5は、基端部から先端部に向かって縮径した形状となっており、頂面5bはフラットとされ、さらに内側へ折り曲げられてベルマウス5cが形成され、中央部が円形の空気吸込口12となっている。第1環状部材5の頂面5bに後述するプレフィルターを支持する支持網13が取着されている。
第1環状部材5の外周面には、消音材ブロック15、15・・が所定間隔毎に接着されている。消音材ブロック15の基端部と消音材ブロック15の基端部のと間に空気導入孔8が位置しており、各消音材ブロック15は、図4においては左から右に傾斜している。消音材ブロック15同士の間に屈曲した空気案内通路16が形成されることで圧力損失が少なく消音効果のある構造となっている。消音材ブロック15としてはウレタンフォーム等が採用できる。
第2環状部材6もその基端部のフランジ6aが、ケース本体7の上面部7aに、第1環状部材5と同心にネジ(図4においてはネジ14を1つのみ示し、他は省略している。)で固定されている。第2環状部材6は、基端部から先端部に向かって縮径した形状となっており、先端部は外側に折り返されて、空気吹出用の外側環状部6bを形成している。第2環状部材6の基端部の内径は、第1環状部材5のフランジ5aの外縁よりも大きく、外周面の傾斜は第1環状部材5の外周面の傾斜よりも緩く設定されている。第2環状部材6の頂部と第1環状部材5の頂面5bの高さは略同一となっている。
第1環状部材5の上部には、固定部材17が被嵌されている。具体的には、第1環状部材5と消音材ブロック15の上部との間に固定部材17の基端部が挿入され、第1環状部材5に固定部材17を被嵌した構造となっている。固定部材17の先端部17aは、内側に折り返され、フィルターカバー18を押圧固定するための押さえ部として機能するようになっている。なお、第1環状部材5に固定部材17が一体化されていてもよい。
第2環状部材6は、第1環状部材5と固定部材17とともに空気吹出口19を形成している。もちろん、固定部材17を使用しないで、第1環状部材5と第2環状部材6とで空気吹出口を形成するようにしてもよい。
支持網13上にプレフィルター20が載置されており、プレフィルターカバー18が、固定部材17の押さえ部に抗してその側縁部18aを押し込まれて、固定部材17に押圧固定されている。プレフィルターカバー18は、上面がメッシュ状になっており、プレフィルター20を保護するためのものであり、プレフィルター20により、吸込空気中の大きめの塵等がを除去される。
プレフィルター20は、プレフィルターカバー18を取り外すことで、図1に示す状態において、容易に交換することができる。
ケース本体7内には、モーター22と羽根車23とからなる送風機が、その吸引側を第1環状部材5の空気吸込口12に向けて配設されている。モーター22は、支持板24装着されており、支持板24は、ケース本体7にネジ(図示せず)で固定されている。モーター22の回転軸には、羽根車23が固定されている。送風機としてはターボファンが採用されている。送付機の起動、停止は、手動スイッチによって行うようにしても、人体センサースイッチによって人が近づいた時に起動し、人が離れたら停止するようにしても良く、または、煙草の煙等の汚染空気の濃度を感知するセンサースイッチを使用してもよい。
ケース本体7は、ベース部7bが開放されており、ベース部7bの周縁でHEPAフィルター27が気密接続されるようになっている。
ケース本体7は、HEPAフィルター27を介し、左右一対の支持側板28、28に支持されている。
第2環状部材6と天板2の孔4との間にはスペーサー29が設けられ、天板2と第2環状部材6との間を気密にしている。
羽根車23によって空気吸込口12から吸引された吸引空気が、HEPAフィルター27を通過する際に通過抵抗が生じ、それによって、ケース本体7内が陽圧ゾーンとなり、吸引空気の一部が反転流、残りは排気流に分流され、反転流は空気道入用ガイドベーン10を介して空気吹出口19から吹出空気として吹き出され、排気流は、HEPAフィルター27を通過することで清浄な空気となる。空気清浄装置の使用に伴いHEPAフィルター27の目詰まりが生じ、これにより通過抵抗が変動するが、前記反転流導入用ガイドベーン10によって、空気吹出口19からの風量の変化が低減される。
天板2の脚3、3、3、3には、前後左右に側板30、30、30、30が設けられ、前後の側板30、30には排出口が設けられ、該排出口にはパネル状の脱臭フィルター32、32が取り付けられているとともに、底部には底板33が設けられたボックス構造となっている。ボックス内にはケース本体7、HEPAフィルター27が収納されている。分流された排気流は、HEPAフィルター27を通過して清浄化され、前後側板32、32に取り付けられた脱臭フィルター32、32を通過して臭気成分が除去されることになる。
HEPAフィルター27を交換可能としたり、羽根車23を掃除したりすることができるように、例えば、天板2を脚3、3、3、3にネジ止めすることで、天板2が脚3、3、3、3から着脱可能となっている(図示せず)。このような構造となっていることから、シンプルで、堅牢であり、製造も安価であり、空気清浄装置1を組み立てることが容易であるとともに、修理、部品交換等のための分解も容易である。
天板2の左右に引き出し式の灰皿34が設けられ、天板2上に突出しているのは、天板2の略中央部にある旋回流発生手段の一部、すなわち、第2環状部材6の先端部、固定部材17、プレフィルター20等であって、余り邪魔にならず、天板2上面を喫煙以外、例えば、食事、喫茶等においても有効に活用できるようになっている。従って、この空気清浄装置1は、喫煙所だけでなく、料理店、旅館、家庭の和室等においても使用できるものであり、移動可能であり、室内の好みの場所に設置することができる。
次に、この空気清浄装置1の作用を、図7の説明図を加えて説明する。
送風機を起動させると、羽根車23が回転し、空気吸込口12から吸引された吸引空気が下流のHEPAフィルター27を通過する際の通過抵抗によって、ケース本体7内が陽圧ゾーンとなり、図7に示されるように、空気の一部が反転流、残りが排気流に分流される。反転流は、空気道入用ガイドベーン10を介し、空気案内通路16に導入され、空気吹出口19から吹き出す。そして、空気吹出口19から吹き出す空気と、空気吸込口12から吸い込まれる空気の相互作用によって、図7に示すように、直ちに、天板2上方から空気吸込口12に向かう竜巻状の旋回流Tと、該竜巻状の旋回流Tの周りにおいて天板上方に向け旋回半径が次第に拡大する逆裁頭円錐形のエアカーテン状旋回流Aとが発生する。
このような状態において、喫煙によって発生した煙等の汚染空気は、エアカーテン状旋回流Aによって吸引または誘引され、次いで、竜巻状の旋回流Tに捕捉され空気吸込口12に向かって下降する。そして、汚染空気は、プレフィルター20で大きめの塵等が除去され、ベルマウス5cを介して、ケース本体7内に到達し、前述したようにHEPAフィルター27によって反転流と排気流とに分流され、反転流は、空気吹出口19から吹き出し、エアカーテン状旋回流Aを形成する。排気流は、HEPAフィルター27によって清浄化され、次いで、脱臭フィルター32によって臭気成分が除去され、循環利用される。
エアカーテン状の旋回流による汚染空気の吸引または誘引作用は、天板上面付近においても有効であることを本願の発明者は確認している。
図7に示すように、空気清浄装置1の吹出空気と吸込空気による旋回流の吸引作用の及ぶ空間領域は広く、しかもその領域においては方向性がないことから、天板2上のどの様な方向からでも同様に吸引されることになり、フィルターカバー18煙草の煙等の汚染空気を吸引ないし誘引できない死角となる空間領域が少なく、煙草の煙等の汚染空気の吸引効果に優れる。
分流された排気流は、HEPAフィルター27を通過して清浄化され、前後の脱臭フィルター32を通過して臭気成分が除去され、喫煙等の場所に戻され、空気の再循環に使用される。
こういったことから、例えば、喫煙者は、煙の吸引方向を気にすることなく、座っている場所でリラックスして喫煙することができ、また、受動喫煙することになり難く、健康への悪影響が少ない。
図8は、この発明の空気清浄装置の他の実施の形態であって、説明のために一部を破断して示した側面図である。
図8に示される空気清浄装置41は、概略、前述した空気清浄装置1におけるHEPAフィルターを多孔板42に代え、羽根車23と多孔板42との間に電気集塵機43を設けた点が相違するものである。電気集塵機43は、支持板24の前後位置に設けられている。
その他、前述した空気清浄装置1と同一の構造については同一番号を付し説明は省略する。
この空気清浄装置41によれば、送風機を起動させると、羽根車23によって空気吸込口から吸引された吸引空気が、下流の多孔板42を通過する際の通過抵抗によってケース本体7内が陽圧ゾーンとなり、吸引空気の一部が反転流、残りが排気流に分流される。排気流は電気集塵機43を通過し、煙草の煙等の汚染空気中の微細粒子が捕捉され、清浄化される。そして、清浄化した空気は多孔板42を通過し、次いで、脱臭フィルター32によって臭気成分が除去され、喫煙等の場所に戻され、空気の再循環に使用される。
その他、空気吹出口19から吹き出す空気と、空気吸込口12から吸い込まれる空気の相互作用によって、直ちに、天板2上方から空気吸込口12に向かう竜巻状の旋回流Tと、該竜巻状の旋回流の周りにおいて天板上方に向け旋回半径が次第に拡大する逆裁頭円錐形のエアカーテン状旋回流Aとが発生すること等の作用・効果は、前述した空気清浄装置1と同様であることから詳細な説明は省略する。
図9は、この発明の空気清浄装置の更に他の実施の形態であって、説明のために一部を破断して示した側面図である。
図9に示される空気清浄装置51は、概略、前述した空気清浄装置41において、電気集塵機43を省略し、前後の脱臭フィルター32、32が取り付けられた前後の側板30、30に代え、前面板52、後面板(図示せず)とし、多孔板53の配設位置を底板33近傍まで下げ、底板33に排気口(図示せず)を設け、排気口に排気管54を接続し、排気流を室外に排気するようにしたものである点が相違するものである。
その他、前述した空気清浄装置41と同一の構造については同一番号を付し説明は省略する。
この空気清浄装置51によれば、送風機を起動させると、羽根車23によって空気吸込口12から吸引された吸引空気が、下流の多孔板53を通過する際の通過抵抗によってケース本体7内が陽圧ゾーンとなり、空気の一部が反転流、残りが排気流に分流される。そして、排気流は多孔板53を通過し、排気口から排気管54に導入され、室外に排気される。
その他、空気吹出口19から吹き出す空気と、空気吸込口12から吸い込まれる空気の相互作用によって、直ちに、天板2上方から空気吸込口12に向かう竜巻状の旋回流Tと、該竜巻状の旋回流の周りにおいて天板上方に向け旋回半径が次第に拡大する逆裁頭円錐形のエアカーテン状旋回流Aとが発生すること等の作用・効果は、前述した空気清浄装置41と同様であることから詳細な説明は省略する。
なお、図1、図2、図7、図8、図9においては、支持網は図示していない。
図10は、この発明の空気清浄装置の更に他の実施の形態であって、説明のために一部を破断して示した正面図、図11は同装置の一部を破断して示した側面図、図12は同装置の平面図である。
図10〜図12に示される空気清浄装置61は、空気吸込口12に向かう竜巻状の旋回流Tの形成と、該竜巻状の旋回流の周りにおいて天板上方に向け旋回半径が次第に拡大する逆裁頭円錐形のエアカーテン状旋回流Aの形成とを別々の送風機によって行うようにしたものである。
この空気清浄装置61においては、ケース本体62の上部に吹出空気用の送風機63を設置できる補助空間64を形成し、ここに吹出空気用の送風機63を4機配設し、前後左右の側板65に形成した外部空気の吸込口66と同一箇所を開口させている。この空気清浄装置61においては、吹出空気用の送風機63は、クロスフローファンとして示されている。そして、送風機63により補助空間内に吸い込まれた外部空気を、空気案内通路16に送り出し、空気吹出口19から吹き出すようになっている。この構造においては、前述した空気清浄装置1で設けられていた空気導入用ガイドベーン10は不要とされる。また、この空気清浄装置61においては、第1環状部材72にはベルマウスは不要とされ、支持網73が第1環状部材72に支持されている。
ケース本体62には、中間位置にHEPAフィルター67が配設され、吸込空気用の送風機68が、ケース本体62の底板62aより稍上方位置で支持板69によって支持されている。この送風機68は、前述した空気清浄装置1の送風機とは異なるものであって、モーター70が上方にあり、羽根車71は下方にあるが、送風機68の吸引側は空気吸込口に向かうものである。
その他、前述した空気清浄装置1と同一の構造については同一番号を付し説明は省略する。
この空気清浄装置61によれば、送風機68を起動させると、羽根車71によって空気吸込口12から吸引された吸引空気がHEPAフィルター67を通過して清浄化され、前後の脱臭フィルター32を通過して臭気成分が除去され、喫煙等の場所に戻され、空気の再循環に使用される。
一方、外部空気の吸込口66から吹出空気用の送風機63により補助空間内に吸い込まれた外部空気を、空気案内通路16に送り出し、空気吹出口19から吹き出す。
この空気清浄装置61は、吹出空気用の送風機63を必要とするものの、空気吹出口19から吹き出す空気は、前述した空気清浄装置1のような汚染空気を含む反転流ではないことから、比較的清浄な空気を吹き出させることができる利点がある。また、汚染空気によって羽根車等が汚れることも軽減できる。
その他、空気吹出口19から、吹き出す空気と、空気吸込口12から吸い込まれる空気の相互作用によって、直ちに、天板2上方から空気吸込口12に向かう竜巻状の旋回流Tと、該竜巻状の旋回流の周りにおいて天板上方に向け旋回半径が次第に拡大する逆裁頭円錐形のエアカーテン状旋回流Aとが発生すること等の作用・効果は前述した空気清浄装置1と同様であることから詳細な説明は省略する。
前述した空気清浄装置は、いずれも、第1環状部材と第2環状部材の間に消音材ブロックを所定間隔に配設し、空気案内通路を形成しているが、これに限られず、消音材ブロックを用いないで、第1環状部材と第2環状部材の間の空間を空気の通過部としてもよい。
また、脚を延長しテーブル形状の空気清浄装置としてもよいし、カウンター形状の空気清浄装置等各種の形態を採用することが可能である。
この発明の空気清浄装置の一実施の形態であって説明のために一部を破断して示した正面図である。 図1に示す空気清浄装置の一部を破断して示した側面図である。 図1に示す空気清浄装置の平面図である。 図1に示す空気清浄装置における旋回流発生手段を説明するため一部を破断して示した拡大分解図である。 図1に示す空気清浄装置の説明用の拡大部分断面図である。 図1に示す空気清浄装置の説明用の一部破断した拡大部分立体図である。 図1に示す空気清浄装置の作用の説明図である。 この発明の空気清浄装置の他の実施の形態であって説明のために一部を破断して示した側面図である。 この発明の空気清浄装置の更に他の実施の形態であって説明のために一部を破断して示した側面図である。 この発明の空気清浄装置の更に他の実施の形態であって説明のために一部を破断して示した正面図である。 図10に示す空気清浄装置の一部を破断して示した側面図である。 図10に示す空気清浄装置の平面図である。 従来の空気清浄装置を示す断面図である。
符号の説明
1 空気清浄装置
2 天板
3 脚
5 第1環状部材
6 第2環状部材
7 ケース本体
8 空気導入孔
12 空気吸込口
17 固定部材
19 空気吹出口
22 モーター
23 羽根車
24 支持板

Claims (15)

  1. ケース本体の上面部に中央部を空気吸込口とする第1環状部材が設けられ、該第1環状部材の先端部と該第1環状部材を取り囲む第2環状部材の先端部が天板上面から突出し、前記第1環状部材と第2環状部材によって空気吹出口とそれに続く吹出空気の通過部が形成され、送風機がその吸引側を前記空気吸込口に向けて配設され、前記空気吹出口から吹き出される吹出空気と前記空気吸込口に吸い込まれる吸込空気とによって、前記天板上方から前記空気吸込口に向かう竜巻状の旋回流と、該竜巻状の旋回流の周りにおいて天板上方に向かうエアカーテン状の旋回流とを発生させることを特徴とする空気清浄装置。
  2. 前記送風機が前記ケース本体に収納され、
    前記ケース本体の下部に、ケース本体内に吸い込まれた吸込空気を排気流と前記空気吹出口からの吹出し用の反転流に分流する分流部材が配設されてなることを特徴とする請求項1記載の空気清浄装置。
  3. 前記分流部材がHEPAフィルターであることを特徴とする請求項2記載の空気清浄装置。
  4. 前記分流部材が多孔板であることを特徴とする請求項2記載の空気清浄装置。
  5. 前記送風機と前記多孔板の間に電気集塵機が設けられてなることを特徴とする請求項4記載の空気清浄装置。
  6. 前記ケース本体の上面部に、下方に突出する反転流導入用ガイドベーンが形成され、該反転流導入用ガイドベーンを介して反転流が前記通過部に導入されるようになっていることを特徴とする請求項1、2、3、4または5記載の空気清浄装置。
  7. 前記天板の下方に外部空気の吸込部が形成され、吹出空気用の送風機がその吸引側を前記吸込部に向けて配設され、前記第1環状部材と第2環状部材との間に形成された吹出空気の通過部を介して前記空気吹出口に吹出空気が送風されることを特徴とする請求項1記載の空気清浄装置。
  8. 前記ケース本体内にHEPAフィルターが設けられてなることを特徴とする請求項7記載の空気清浄装置。
  9. 前記ケース本体内に電気集塵機が設けられてなることを特徴とする請求項7記載の空気清浄装置。
  10. 前記通過部には、消音材ブロックが所定間隔毎に設置され、該消音材ブロック間に空気案内通路が形成されてなることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8または9記載の空気清浄装置。
  11. 前記空気吹出口からの空気の吹出方向が、前記空気吹出口から上方に向け旋回半径が次第に拡大するフィルターカバー18逆裁頭円錐形のエアカーテン状フィルターカバー18旋回流が形成されるように設定されていることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9または10記載の空気清浄装置。
  12. 前記分流部材の下流側に脱臭フィルターを配設し、分流された排気流を脱臭することを特徴とする請求項1、2、3、5、6、7、8、9、10または11記載の空気清浄装置。
  13. 前記第1環状部材上面部に前記空気吸込口を覆うプレフィルターが配設されてなることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11または12記載の空気清浄装置。
  14. 前記天板が脚部によって支持された座卓形状とされたことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12または13記載の空気清浄装置。
  15. 前記天板が脚部によって支持されたテーブル形状とされたことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12または13記載の空気清浄装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008174081A (ja) * 2007-01-18 2008-07-31 Denso Corp 車両用空調装置
CN105795718A (zh) * 2016-05-05 2016-07-27 北京融安特智能科技股份有限公司 档案消毒净化整理台、空气净化组件及杀菌消毒组件
KR102271131B1 (ko) * 2020-04-14 2021-06-30 주식회사 누리텍 씨엔티 스폰지 필터를 이용하여 포집 효율증대 및 배기 시스템의 차압을 줄여주는 대형 공기 청정기
KR102538274B1 (ko) * 2023-04-25 2023-05-31 주식회사 동재산업 공기정화기능을 갖는 실험테이블

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