JP2006045814A - 嵩上げ堤及び既設堤の嵩上げ方法 - Google Patents

嵩上げ堤及び既設堤の嵩上げ方法 Download PDF

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Abstract

【課題】河川や海岸等の各種水域に設置された既設堤を嵩上げする場合に、既存堤への影響が小さく、容易に施工可能な嵩上げ堤、及び既設堤の嵩上げ方法を提供する。
【解決手段】河川や海岸等の各種水域に設置された既設堤2を嵩上げするための嵩上げ堤1において、断面略コ字形で前記既設堤2方向に開口部を有し、前記既設堤2の上端部との間に中空部を形成する平板連結体3と、前記平板連結体3の内側に突出し、前記既設提2の上端部に当接して既設提2に対する垂直方向の位置を決める位置決め部5と、前記平板連結体3の両側板4,4を前記既設堤2の上部両側壁に固定する固定部材7と、前記平板連結体3の両側板4,4を連結する棒状の連結部6からなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、河川や海岸等の各種水域に設置された既設堤を嵩上げするための嵩上げ堤、及び既設堤の嵩上げ方法に関する。
従来、河川や海岸等の各種水域には、河川の氾濫や外海からの波浪等を防ぐために、堤防や防波堤といった堤が設けられている。
このような堤は通常コンクリートによって形成されるが、年月の経過による地盤沈下、地球温暖化現象による海水面の上昇、高潮や異常潮位等に対応するため、完成後に既設堤を嵩上げする必要が生じる場合がある。
一般に既設堤を嵩上げするには、図8及び図9に示すように、既設堤2に新たにコンクリート8を追加打設する方法が行われる。この場合、現地では構造物本体のコンクリート打設用の床掘、作業用足場、差し筋、型枠の組み立て等をする必要がある。
また、図8及び図9に示すように、既設堤のコンクリート前面または背後の裾広がりを大きくする必要がある。
一方、特許文献1には、断面L字形のプレキャスト板を既設堤の上面と側壁に合わさるように固定して、プレキャスト板の厚み分だけ既設堤を嵩上げする発明が記載されている。
さらに、特許文献2には、内部に河川水や海水等の流体を導入することができる中空箱状体を既設提の上面に固定して、既設提を嵩上げする発明が記載されている。
特開平4−336105号公報 特開2002−332622号公報
しかし、図8及び図9に示すような、新たにコンクリートを追加打設する方法によれば、現地では構造物本体のコンクリート打設用の床掘、作業用足場、差し筋、型枠の組み立て等が必要となり、またコンクリート打設を何回かに分けて行わなければならないなど、全体として工事期間が長くなる。そのため、事故の発生確率が増加する等、作業の安全上の問題が生じる。
また、多量のコンクリートを使用するため、コンクリートが海に流出して水質汚濁を生じるおそれがある。
さらに、既設堤のコンクリート前面または背後の裾広がりを大きくする必要があり、嵩上げする高さによっては、既設堤に対して悪影響を与えることがある。
一方、特許文献1に記載された発明によれば、事前に製造したプレキャスト板を現地で既設堤に固定するので現場作業が短縮されるものの、ある程度の嵩上げの高さを確保しようとすれば、プレキャスト板の厚みを大きくする必要があるため、重量増加による既設堤への悪影響が懸念される。
さらに、特許文献2に記載された発明によれば、実質的な重量増加を抑制しつつ、既設提の嵩上げをすることができるが、既設堤の幅や形状に合わせて固定部材を用意する必要があり、煩雑である。
そこで、本発明は上記従来の課題を解決するためのものであり、河川や海岸等の各種水域に設置された既設堤を嵩上げする場合に、既存堤への影響が小さく、容易に施工可能な嵩上げ堤、及び既設堤の嵩上げ方法を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、請求項1に係る発明の嵩上げ堤は、河川や海岸等の各種水域に設置された既設堤(2)を嵩上げするための嵩上げ堤(1)において、断面略コ字形で前記既設堤(2)方向に開口部を有し、前記既設堤(2)の上端部との間に中空部を形成する平板連結体(3)と、前記平板連結体(3)の内側に突出し、前記既設提(2)の上端部に当接して既設提(2)に対する垂直方向の位置を決める位置決め部(5)と、前記平板連結体(3)の両側板(4,4)を前記既設堤(2)の上部両側壁に固定する固定部材(7)とからなることを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載の発明において、前記平板連結体(3)の両側板(4,4)を連結する棒状の連結部(6)をさらに備えることを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記平板連結体(3)は、断面略L字形の2枚の平板(3a,3b)を上部で合わせてなり、幅調整可能な連結具(3e)を介して合わせ幅を増減することにより前記平板連結体(3)の幅方向の間隔を調整可能としたことを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求項3のうちいずれか一つに記載の発明において、前記平板連結体(3)は、長手方向に延びるヒンジ部(3d)を設けることにより、少なくとも一方の側板(4)の下端部を折曲可能な可変プレート(3c)としたことを特徴とする。
また、請求項5に係る発明は、請求項1乃至請求項4のうちいずれか一つに記載の発明において、前記平板連結体(3)の両側板(4,4)のうち、前記各種水域に設置したときに沖側部位となる側板(4)に、上部と下部が沖側に向かって迫り出すような湾曲面(10)が設けられたことを特徴とする。
また、請求項6に係る既設堤の嵩上げ方法は河川や海岸等の各種水域に設置された既設堤(2)の嵩上げ方法において、断面略コ字形で内側に突出した位置決め部(5)を設けた平板連結体(3)を、開口部を前記既設堤(2)方向に向け、かつ前記位置決め部(5)を前記既設堤(2)の上端部に当接し、さらに前記平板連結体(3)の両側板(4)を前記既設提(2)の上部両側壁に固定して嵩上げすることを特徴とする。
また、請求項7に係る発明は、請求項6に記載の発明において、前記平板連結体(3)は、断面略L字形の2枚の平板(3a,3b)を上部で合わせてなり、幅調整可能な連結具(3e)を介して合わせ幅を増減することにより前記平板連結体(3)の幅方向の間隔を調整可能としたことを特徴とする。
なお、括弧内の記号は、発明を実施するための最良の形態および図面に記載された対応要素または対応事項を示す。
本発明によれば、既設堤を嵩上げするための嵩上げ堤を構成する平板連結体は、断面略コ字形で既設堤方向に開口部を有し、既設堤の上端部との間に中空部を形成するので、嵩上げ堤自体の重量は、同一容積をもつように構成されたコンクリートブロック等と比較して極めて小さく、重量増加を抑制することができる。従って、既設堤への影響を小さくすることができる。
また、本発明によれば、平板連結体の内側に突出した位置決め部を設けているので、平板連結体を既設提の上から覆い被せていき、位置決め部が既設提の上端部に当接した位置で平板連結体を固定することにより、既設提に対する垂直方向の位置決めを容易に行うことができる。
また、本発明によれば、平板連結体の両側板を既設提の上部両側壁に固定部材により固定するので、容易に固定することができる。
また、本発明によれば、平板連結体の両側板を連結する棒状の連結部をさらに備えるので、連結部の長さを調整することにより、平板連結体をより強固に既設提に固定することができるとともに、連結部が梁の役割を果たすことにより平板連結体の剛性を高めることができる。
また、本発明によれば、平板連結体が断面略L字形の2枚の平板を上部で合わせてなり、幅調整可能な連結具を介して合わせ幅を増減することにより平板連結体の幅方向の間隔を調整することができる。従って、上端部の幅が異なる既設提であっても、所定の範囲内であれば合わせ幅を調整して対応できるので、嵩上げ堤の汎用性を高めることができる。
また、本発明によれば、平板連結体に長手方向に延びるヒンジ部を設けることにより、少なくとも一方の側板の下端部を折曲可能な可変プレートとするので、既設提の上端部と側壁面のなす角度が鋭角又は鈍角であった場合にも、その角度に合わせて可変プレートを折曲することができる。従って、平板連結体の側板下端部を既設提に密着させて強固に固定することができる。
また、本発明によれば、平板連結体の両側板のうち、各種水域に設置したときに沖側部位となる側板に、上部と下部が沖側に向かって迫り出すような湾曲面を設けるので、平面状の場合よりも波をはね返す能力を高めることができる。
次に、図1及び図2を参照して、本発明の実施形態1に係る嵩上げ堤について説明する。
図1は本発明の実施形態1に係る嵩上げ堤を、河川や海岸等の各種水域に設置された既設堤に固定した状態を示す斜視図であり、図2は図1の断面図である。
実施形態1に係る嵩上げ堤1は、平板連結体3、位置決め部5、固定部材7、及び連結部6から構成される。
平板連結体3は、平行に配置された2枚の側板4,4と天板9を連結してなる断面略コ字形の連結体であり、既設提2の方向に開口部を有し、既設提2の上端部との間に中空部を形成している。
また、陸地側の側板4の下端部は、既設提2の上端部と側壁面のなす角度に合わせて折曲されている。
平板連結体3の材質としては、鋼材やFRP(繊維強化プラスチック)等が用いられる。
平板連結体3の両側板4,4の内側には、板状の部材である位置決め部5が突出して設けられている。そして、位置決め部5が既設提2の上端部に当接することにより、既設提に対する垂直方向の位置を決めている。
また、固定部材7はアンカーボルトであり、平板連結体3の両側板4,4を既設提2の上部両側壁にねじ止めして固定している。
また、平板連結体3の両側板4,4の間には、棒状の連結部6が設けられ両側板4,4を連結している。連結部6は長尺のボルト、及び該ボルトに通され両側板4,4を挟み込んで固定するナットから構成され、両側板4,4の間隔を調整することができるようになっている。
次に実施形態1に係る嵩上げ堤1を既設堤2に固定して既設提2を嵩上げする方法について説明する。
嵩上げ堤1は、工場等で事前に製造され既設堤2の設置された現場に運ばれる。現場では、まず平板連結体3の開口部を既設提2の上端部に向け、平板連結体3を既設提2に覆い被せていく。そして、平板連結体3の両側板4,4の内側に設けられた位置決め部5が、既設提2の上端部に当接した位置で制止する。
続いて、平板連結体3の両側板4,4の下端部を、既設提2の上部両側壁にアンカーボルトである固定部材7によりねじ止めして固定する。
このとき、連結部6の長さを調整することにより、両側板4,4の下端部と既設提2の上部両側壁に隙間が生じないようにする。
なお、既設提2を嵩上げする距離が長い場合には、嵩上げ堤1を複数のブロックに分割しておき、各ブロックを既設提2上で互いに連結させればよい。
実施形態1に係る嵩上げ堤によれば、既設堤2を嵩上げするための嵩上げ堤1を構成する平板連結体3は、断面略コ字形で既設堤2方向に開口部を有し、既設堤2の上端部との間に中空部を形成するので、嵩上げ堤1自体の重量は、同一容積をもつように構成されたコンクリートブロック等と比較して極めて小さく、重量増加を抑制することができる。従って、既設堤2への影響を小さくすることができる。
また、平板連結体3の内側に突出した位置決め部5を設けているので、平板連結体3を既設提2の上から覆い被せていき、位置決め部5が既設提2の上端部に当接した位置で平板連結体3を固定することにより、既設提に対する垂直方向の位置決めを容易に行うことができる。
また、平板連結体3の両側板4,4を既設提2の上部両側壁に固定部材7により固定するので、容易に固定することができる。
また、平板連結体3の両側板4,4を連結する棒状の連結部6をさらに備えるので、連結部6の長さを調整することにより、両側板4,4の下端部と既設提2の上部両側壁に隙間が生じないようにして、平板連結体3をより強固に既設提2に固定することができる。さらに、連結部6が梁の役割を果たすことにより平板連結体3の剛性を高めることができる。
また、嵩上げ堤1は事前に工場等で製造されて、既設堤2の設置された現場に運ばれるので、現場作業が短縮され工事の安全性の向上を図ることができる。また、コンクリートを用いないので、コンクリート流出による水質汚濁の恐れもない。
なお、実施形態1では位置決め部5を板状の部材としているが、これに限らず平板連結体3を既設提2に覆い被せたときに、所定の位置で既設提2の上端部と当接して制止することができるものであれば、どのような形状であってもよい。
また、固定部材7は平板連結体3の両側板4,4を既設提2の上部両側壁に固定できるものであればアンカーボルトに限られない。
また、連結部6を設けない場合は、固定部材7の数を増やすなどして、平板連結体3を既設提2に強固に固定すればよい。
さらに、平板連結体3の内部に、強度を確保するための梁等の補強材を配置してもよい。
次に図3乃至図6を参照して、本発明の実施形態2に係る嵩上げ堤について説明する。
図3は本発明の実施形態2に係る嵩上げ堤を、河川や海岸等の各種水域に設置された既設堤に固定した状態を示す斜視図であり、図4は図3の断面図である。
また、図5は実施形態2に係る嵩上げ堤の連結具を示す平面図と断面図であり、図6は実施形態2に係る嵩上げ堤のヒンジ部と可変プレートを示す斜視図である。
実施形態2に係る嵩上げ堤1は、実施形態1とほぼ同様の構成であるが、以下の2点が相違する。
第1点として、図3及び図4に示すように、実施形態2に係る嵩上げ堤1の平板連結体3は、断面略L字形の2枚の平板3a,3bを上部で合わせてなり、幅調整可能な連結具3eを介して合わせ幅を増減することにより平板連結体3の幅方向の間隔が調整可能となっている。
図5に示すように、L字形平板3aのL字形平板3bと合わさる部分は、L字形平板3bの厚さだけ凹んでおり、かつL字形平板3a,3bを貫通する長孔が設けられている。そして、その長孔にボルトとナットからなる連結具3eが差し込まれている。所望の合わせ幅となったときに、連結具3eを締め付けて固定する。
第2点として、図6に示すように、平板連結体3を構成するL字形平板3bには、長手方向に延びるヒンジ部3dが設けられており、L字形平板3bの下端部は折曲可能な可変プレート3cになっている。可変プレート3cは、既設提2の側壁面に対して近づいたり離れたりする方向に自由に動くことができる。
なお、実施形態2では、上記の第1点及び第2点の相違点について両方適用した形態を示しているが、いずれか一つを適用してもよい。
次に実施形態2に係る嵩上げ堤1を既設堤2に固定して既設提2を嵩上げする方法について説明する。
実施形態2に係る嵩上げ堤2も、実施形態1と同様に既設提2に固定されるが、固定される前に連結具3eを介してL字形平板3a,3bの合わせ幅を増減し、平板連結体3の幅方向の間隔を既設提2に合わせて調節する。
また、既設提2の上端部と側壁面のなす角度に合わせて可変プレート3cを調整して、平板連結体3の側板4の下端部を既設提2に密着させる。
実施形態2に係る嵩上げ堤によれば、平板連結体3が断面略L字形の2枚の平板3a,3bを上部で合わせてなり、幅調整可能な連結具3eを介して合わせ幅を増減することにより平板連結体3の幅方向の間隔を調整することができる。従って、上端部の幅が異なる既設提2であっても、所定の範囲内であれば合わせ幅を調整して対応できるので、嵩上げ堤の汎用性を高めることができる。
また、平板連結体2に長手方向に延びるヒンジ部3dを設けることにより、側板4の下端部を折曲可能な可変プレート3cとするので、既設提2の上端部と側壁面のなす角度に合わせて可変プレート3cを折曲することができる。従って、平板連結体3の側板4下端部を既設提2に密着させて強固に固定することができる。
なお、実施形態2においては、可変プレート3cを片側の平板4に設けたが、両側の平板4,4に設けてもよい。
さらに、既設提2の上端部と側壁面のなす角度が鋭角又は鈍角のいずれの場合にも、既設提2に密着させることが可能である。
また、図7に破線で示すように、平板連結体3の両側板4,4のうち、各種水域に設置したときに沖側部位となる側板4に、上部と下部が沖側に向かって迫り出すような湾曲面10を設けることが好ましい。
これにより、平面状の場合よりも波をはね返す能力を高めることができる。
実施形態1に係る嵩上げ堤を、既設堤に固定した状態を示す斜視図である。 図1の断面図である。 実施形態2に係る嵩上げ堤を、既設堤に固定した状態を示す斜視図である。 図3の断面図である。 実施形態2に係る嵩上げ堤の連結具を示す平面図と断面図である。 実施形態2に係る嵩上げ堤のヒンジ部と可変プレートを示す斜視図である。 別の実施形態に係る嵩上げ堤の断面図である。 従来例に係る既設堤を嵩上げした状態を示す断面図である。 従来例に係る既設堤を嵩上げした状態を示す断面図である。
符号の説明
1 嵩上げ堤
2 既設提
3 平板連結体
3a L字形平板
3b L字形平板
3c 可変プレート
3d ヒンジ部
3e 連結具
4 側板
5 位置決め部
6 連結部
7 固定部材
8 コンクリート
9 天板
10 湾曲面

Claims (7)

  1. 河川や海岸等の各種水域に設置された既設堤を嵩上げするための嵩上げ堤において、
    断面略コ字形で前記既設堤方向に開口部を有し、前記既設堤の上端部との間に中空部を形成する平板連結体と、
    前記平板連結体の内側に突出し、前記既設提の上端部に当接して既設提に対する垂直方向の位置を決める位置決め部と、
    前記平板連結体の両側板を前記既設堤の上部両側壁に固定する固定部材とからなることを特徴とする嵩上げ堤。
  2. 前記平板連結体の両側板を連結する棒状の連結部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の嵩上げ堤。
  3. 前記平板連結体は、断面略L字形の2枚の平板を上部で合わせてなり、幅調整可能な連結具を介して合わせ幅を増減することにより前記平板連結体の幅方向の間隔を調整可能としたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の嵩上げ堤。
  4. 前記平板連結体は、長手方向に延びるヒンジ部を設けることにより、少なくとも一方の側板の下端部を折曲可能な可変プレートとしたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のうちいずれか一つに記載の嵩上げ堤。
  5. 前記平板連結体の両側板のうち、前記各種水域に設置したときに沖側部位となる側板に、上部と下部が沖側に向かって迫り出すような湾曲面が設けられたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のうちいずれか一つに記載の嵩上げ堤。
  6. 河川や海岸等の各種水域に設置された既設堤の嵩上げ方法において、
    断面略コ字形で内側に突出した位置決め部を設けた平板連結体を、開口部を前記既設堤方向に向け、かつ前記位置決め部を前記既設堤の上端部に当接し、さらに前記平板連結体の両側板を前記既設提の上部両側壁に固定して嵩上げすることを特徴とする既設堤の嵩上げ方法。
  7. 前記平板連結体は、断面略L字形の2枚の平板を上部で合わせてなり、幅調整可能な連結具を介して合わせ幅を増減することにより前記平板連結体の幅方向の間隔を調整可能としたことを特徴とする請求項6に記載の既設堤の嵩上げ方法。
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