JP2006043497A - 液滴吐出装置のワークテーブルおよびこれを備えた液滴吐出装置、並びに電気光学装置の製造方法、電気光学装置および電子機器 - Google Patents

液滴吐出装置のワークテーブルおよびこれを備えた液滴吐出装置、並びに電気光学装置の製造方法、電気光学装置および電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】 分割形式の吸着テーブルであっても、これに吸着載置したワークWの平面度を、精度良く維持可能な液滴吐出装置のワークテーブルおよびこれを備えた液滴吐出装置を課題とする。
【解決手段】 ワークWに対して、機能液を導入した機能液滴吐出ヘッド3をX軸方向およびY軸方向に相対的に移動させながら、ワークW上に機能液を吐出して描画を行う液滴吐出装置1のワークテーブル12であって、ワークWを吸着載置するセラミック製の吸着テーブル37を備え、吸着テーブル37は、複数のテーブル片58を相互に一体的に接合して形成されている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、ワークに対して、機能液を導入した機能液滴吐出ヘッドを相対的に移動させながら、ワーク上に機能液を吐出して描画を行う液滴吐出装置のワークテーブルおよびこれを備えた液滴吐出装置、並びに電気光学装置の製造方法、電気光学装置および電子機器に関するものである。
従来、この種のワークテーブルを搭載したダイコータとして、カラーフィルタの製造装置に適用したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。このダイコータは、ワークテーブルを介してワーク(ガラス基板)を載置したX軸移動テーブルと、塗布ヘッドを搭載したY軸移動テーブルと、を備えている。ワークテーブルは、枠状のフレームとフレームの4箇所にはめ込んだセラミック製の4枚の多孔質体とから成る吸着テーブルを有している。そして、機能液(ダイ)を導入した塗布ヘッドに対し、ワークを吸着載置するワークテーブルがX軸方向およびY軸方向に相対的に移動することにより、ワーク上に塗膜が形成される。
このダイコータでは、多孔質体(特にセラミック)の大型化が困難であることに鑑み、大型のワークに対応するため、小さな4枚の多孔質体をフレームにはめ込み、全体として大きなワークテーブルを形成している。
特開平11−300258号公報
しかし、上記従来のワークテーブルでは、材質の異なるフレームおよび多孔質体からなる吸着テーブルの平面度を出すことができても、フレーム部分ではワークを吸着できないため、多孔質体の部分とフレーム部分との境界部分で吸着したワーク盛り上がるようにわずかに撓み、ワークの平面度を精度よく出すことができない問題があった。
本発明は、分割形式の吸着テーブルであっても、これに吸着載置したワークの平面度を、精度良く維持可能な液滴吐出装置のワークテーブルおよびこれを備えた液滴吐出装置、並びに電気光学装置の製造方法、電気光学装置および電子機器を提供することを課題とする。
本発明の液滴吐出装置のワークテーブルは、ワークに対して、機能液を導入した機能液滴吐出ヘッドを相対的に移動させながら、ワーク上に機能液を吐出して描画を行う液滴吐出装置のワークテーブルであって、ワークを吸着載置するセラミック製の吸着テーブルを備え、吸着テーブルは、複数のテーブル片を相互に一体的に接合して形成されていることを特徴とする。
また、この場合、複数のテーブル片は、縦横2枚計4枚のもので構成されていることが、好ましい。
通常、焼成タイプのセラミックは、焼成作業のためにそのサイズが限られており、これを大型化することは難しい。
この構成によれば、吸着テーブルを分割して構成しているため、大型化の難しいセラミックを用いて、大きなワークテーブルを形成することができる。また、複数のテーブル片を一体的に接合しているため、セラミックの特長を生かした軽量、かつ剛性のあるワークテーブルを形成することができる。また、単一の材質(セラミック)で吸着テーブルを構成しているため、材質間の吸着力の違いでワークに撓みを生ずることも無く、これに吸着されるワークの平面度を高めることができる。
この場合、支持ベースと、支持ベースに立設され吸着テーブルを支持する3本の支柱と、を更に備えると共に、吸着テーブルは、支持ベースに3本の支柱を介して3点で支持されており、3本の支柱は、テーブル片同士の接合部分を外れた位置に配設されていることが、好ましい。
この構成によれば、3本の支柱により3点で支持されるため、吸着テーブルを厳密に位置決めすることができ、支持ベースに支持・固定した状態において、吸着テーブルの平面度を高めることができる。また、3本の支柱は、テーブル片同士の接合部分を外れた位置に配設しているため、吸着テーブルの接合部分において応力集中が起こることがなく、これを安定に支持することができる。また、接合部の裏面に接合の為のねじや補強板等を設けても邪魔になることが無い。
この場合、隣接するテーブル片同士は、一方の前記テーブル片の接合端面に形成した凸部と、他方の前記テーブル片の接合端面に形成され凸部に係合する凹部と、を有し、凸部および凹部は、係合した状態でねじ止めされていることが、好ましい。
この場合、凸部および凹部から成る接合部は、合じゃくり形式またはさねはぎ形式で接合されていることが、好ましい。
この構成によれば、凸部と凹部とが係合するため、隣接するテーブル片同士が上下に位置ずれするのを有効に防止することができる。
この場合、複数のテーブル片は、その接合端面同士を突き合わせた状態で、テーブル片同士の接合部に対応する部位に桟を有する格子枠状のフレームに載置固定されていることが、好ましい。
この構成によれば、十字状の桟を有する格子枠状のフレームで複数のテーブル片を支持するようにしているため、各テーブル片の周縁部をそれぞれフレームによって支持させることができる。これにより、吸着テーブルの自重による撓みを有効に防止することができる。また、テーブル片同士は、その接合端面を突き合わせた状態で接合されているため、各テーブル片に一体の面材としての剛性を発揮させることができる。以上の2つの観点から、吸着テーブルの剛性を向上させることができ、より一層、吸着テーブルの平面度を高めることができる。
この場合、隣接するテーブル片同士は、その接合端辺を突き合わせると共に、その接合部分に下側からあてがった連結板でねじ止め固定されていることが、好ましい。
この構成によれば、接合端面を突き合わせた状態で接合されることにより、各テーブル片同士が一体の面材としての剛性を発揮するため、隣接するテーブル片同士を連結板で固定する簡単な方法で、十分な強度をもってテーブル片同士を接合させることができる。
この場合、吸着テーブルには、これに載置したワークを吸着するための複数の吸着溝と、複数の吸着溝に連通する複数の吸着孔と、が形成されており、複数の吸着溝と複数の吸着孔とは、テーブル片毎に独立していることが、好ましい。
この構成によれば、隣接するテーブル片にまたがって吸着溝や吸着孔が形成されることがなく、テーブルを分割した影響でワークの吸着力が減少することを防止して、テーブル片ごとに十分な吸着力を持たせることができる。
本発明の液滴吐出装置は、上記の液滴吐出装置のワークテーブルを備えたことを特徴とする。
この構成によれば、セラミック製の大型の吸着テーブルを有するワークテーブルを提供することができるため、精度良く描画を行うことができる。このため、液滴吐出装置で製造される大型の製品の信頼性を高めることができる。具体的には、製品の成膜不良、発光不良等を生じることがない。
本発明の電気光学装置の製造方法は、上記の機能液滴吐出装置を用い、ワークに機能液滴による成膜部を形成することを特徴とする。
また、本発明の電気光学装置は、上記の機能液滴吐出装置を用い、ワークに機能液滴による成膜部を形成したことを特徴とする。
これらの構成によれば、信頼性の高い大型の電気光学装置を製造することが可能となる。なお、電気光学装置(フラットパネルディスプレイ)としては、カラーフィルタ、液晶表示装置、有機EL装置、PDP装置、電子放出装置等が考えられる。なお、電子放出装置は、いわゆるFED(Field Emission Display)やSED(Surface-conduction Electron-Emitter Display)装置を含む概念である。さらに、電気光学装置としては、金属配線形成、レンズ形成、レジスト形成および光拡散体形成等を包含する装置が考えられる。
本発明の電子機器は、上記の電気光学装置の製造方法により製造した電気光学装置または上記の電気光学装置を搭載したことを特徴とする。
この場合、電子機器としては、いわゆるフラットパネルディスプレイを搭載した携帯電話、パーソナルコンピュータの他、各種の電気製品がこれに該当する。
以下、添付の図面を参照して、本発明の液滴吐出装置のワークテーブルを適用した液滴吐出装置について説明する。この液滴吐出装置は、いわゆるフラットパネルディスプレイの製造ラインに組み込まれるものであり、機能液滴吐出ヘッドを用いた液滴吐出法により、液晶表示装置のカラーフィルタや有機EL装置の各画素となる発光素子等を形成するものである。
図1に示すように、液滴吐出装置1は、機台2と、機能液滴吐出ヘッド3を有し機台2の上側中央に十字状に配設された描画装置4と、機台2上に描画装置4と並列に設置され機能液滴吐出ヘッド3の保守等に用いる各種の装置から成るメンテナンス装置5と、機能液を描画装置4に供給する機能液供給機構(図示省略)と、これらを覆うように機台2上に載せこんだチャンバ装置(図示省略)と、上記の各構成装置を統括的に制御する図外の制御装置と、を備えている。
描画装置4、メンテナンス装置5、および機能液供給機構は、チャンバ装置の内にそれぞれ収容されている。そして、ワークWがチャンバ装置内部に運び込まれると、ドライエアーや不活性ガスの雰囲気において、機能液供給機構から機能液の供給を受けた機能液滴吐出ヘッド3による機能液滴の吐出、すなわち描画が行われる。また、液滴吐出装置1の稼動開始時等にあっては機能液滴吐出ヘッド3の機能回復を図るべく、これをメンテナンス装置5に臨ませる。
描画装置4は、機台2上に設置したX・Y移動機構6を有している。X・Y移動機構6は、機能液滴吐出ヘッド3に対して、ワークWをX軸方向およびY軸方向に相対移動させるものであり、ワークWをワークテーブル12を介して搭載するとともにこれをX軸方向に移動させるX軸移動テーブル7と、これを跨いで直交するように設置されて、各機能液滴吐出ヘッド3を搭載するとともにこれをY軸方向に移動させるY軸移動テーブル8と、を備えている。また、描画装置4には、各機能液滴吐出ヘッド3の位置認識を行うヘッド認識カメラ(図示省略)や、ワークWの位置認識を行うための一対のワーク認識カメラ11の各種の装置が備えられている。
X軸移動テーブル7は、ワークWを吸着載置するワークテーブル12と、ワークテーブル12をX軸方向にスライド自在に支持するX軸スライダ15と、X軸スライダ15のスライドがガイドされる石材製のスライドガイドと、X軸スライダ15を駆動するX軸モータ(図示省略)とを有している。ワークWはワークテーブル12上に載置され、X軸スライダ15がスライドガイドに沿ってスライドすることにより、主走査方向であるX軸方向に往復移動される。なお、ワークテーブル12の詳細については、後述する。
図2に示すように、Y軸移動テーブル8は、X軸移動テーブル7を挟んで機台2に立設された左右一対の支柱17と、両支柱に掛渡されたY軸フレーム18と、Y軸フレーム18にスライド自在に支持されるY軸スライダ21と、Y軸スライダ21を駆動するY軸モータ(図示省略)と、Y軸スライダ21に支持され機能液滴吐出ヘッド3を搭載するメインキャリッジ22とを有している。機能液滴吐出ヘッド3はメインキャリッジ22とともに、Y軸スライダ21を介してY軸方向に往復移動、すなわち副走査が行われる。
そして、ワークWに描画を行う場合には、各機能液滴吐出ヘッド3を所定のワークWギャップを存してワークWに臨ませておいて、X軸移動テーブル7による主走査(ワークWの往復移動)に同期して、機能液供給機構から機能液の供給を受けた機能液滴吐出ヘッド3を吐出駆動させる。また、Y軸移動テーブル8により適宜、副走査(機能液滴吐出ヘッド3の移動)が行われる。この一連の動作により、ワークWの描画領域に所望の描画が行われる。
同図に示すように、メインキャリッジ22は、Y軸スライダ21に固定したスライドベース23と、スライドベース23に垂設した垂設フレーム24と、垂設フレーム24の下部に組み込んだθ軸回転機構25と、θ軸回転機構25の下端に設けたキャリッジ本体26と、を有している。θ軸回転機構25を介した垂設フレーム24により、キャリッジ本体26がθ軸廻りに回転自在に支持される。
キャリッジ本体26は、方形枠状のサブキャリッジと、サブキャリッジに装着される方形のヘッドプレート26aと、サブキャリッジに対向するとともにθ軸回転機構25の下端に装着される装着プレートと、サブキャリッジと装着プレートを連結する複数の連結支柱と、を有している。ヘッドプレート26aには、ヘッド保持部材(図示省略)を介して、機能液滴吐出ヘッド3がその下部を下方に突出させるようにして搭載される。
また、ヘッドプレート26aには、図2に示すように、機能液を内部に貯留する機能液タンクと、機能液タンクに連なり機能液タンク−機能液滴吐出ヘッド3間の水頭差を調整する圧力調整弁と、これらを機能液吐出ヘッドに直列に接続する機能液チューブと、からなる機能液供給機構が搭載されている。これにより、機能液滴吐出ヘッド3には、機能液タンク−機能液吐出ヘッド間の水頭差が調整された機能液が供給され、機能液吐出ヘッドからの液ダレが防止されている。
機能液滴吐出ヘッド3は、機能液滴を吐出する多数(例えば180個)のノズル27をそのノズル面28に有しており、それら多数のノズル27が2列のノズル列31を形成している(図1参照)。具体的には、機能液滴吐出ヘッド3は、これらのノズル列31に対応した一対のヘッド内流路(図示省略)と、ヘッド内流路に面して設けられたキャビティ(ピエゾ圧電素子)(図示省略)と、ヘッド内流路に連なる一対の機能液導入口と、を有している。ノズル吸引による初期充填工程において、機能液は機能液滴吐出ヘッド3の各機能液導入口から導入されて、ヘッド内流路に満たされる。そして機能液滴吐出ヘッド3が吐出駆動されると、キャビティがポンプ作用を発揮してヘッド内流路の機能液をノズル27から吐出させる(機能液滴の吐出)。これにより、機能液滴吐出ヘッド3では機能液が消費され、それに伴いヘッド内流路には新たな機能液が機能液供給機構から供給される。
次に、図1を参照して、メンテナンス装置5について説明する。メンテナンス装置5は、液滴吐出装置1の非稼働時に、機能液滴吐出ヘッド3のノズル面28を封止してノズル27の乾燥を防止すると共に、機能液滴吐出ヘッド3のノズル27から増粘した機能液を吸引除去する保管・吸引ユニット32と、機能液滴吐出ヘッド3のノズル面28に付着する汚れを払拭するワイピングユニット33とを有している。これら両ユニットは、機台2上にX軸方向に延在するように載置された移動テーブル34上に搭載され、この移動テーブル34によってX軸方向に移動可能に構成されている。
保管・吸引ユニット32は、機能液滴吐出ヘッド3の捨て吐出を受けるフラッシングボックスの機能を兼ねる封止キャップ35と、封止キャップ35を昇降させるキャップ昇降機構36と、封止キャップ35に接続し機能液滴吐出ヘッド3を吸引する吸引ポンプやエジェクタ等の吸引機構(図示省略)と、吸引機構で吸引除去した廃液を回収する廃液タンク(図示省略)と、を有している。描画休止時には、機能液滴吐出ヘッド3は移動テーブル34上のメンテナンス位置に移動しており、封止キャップ35を機能液滴吐出ヘッド3から僅かに離れた位置で、機能液滴吐出ヘッド3のフラッシング(捨て吐出)を受けるようにしている。また、液滴吐出装置1の非稼働時には、封止キャップ35を完全に上昇させて機能液滴吐出ヘッド3のノズル面28に密着させる。これにより、機能液滴吐出ヘッド3の全ノズル27を封止し、各ノズル27における機能液滴の乾燥を防止する。そして、この密着状態から再稼動する際には、必要に応じ吸引機構を駆動して、ノズル27から増粘した機能液や充填のための機能液を吸引する。これにより機能液の増粘を抑制していわゆるノズル27詰りが防止される。この吸引作業は機能液を初期充填する際にも用いられている。
同図に示すように、ワイピングユニット33には、ワイピングシート33aが繰出し自在且つ巻取り自在に設けられており、繰り出したワイピングシート33aを送りながら、且つ移動テーブル34によりワイピングユニット33をX軸方向に移動させつつ、機能液滴吐出ヘッド3のノズル面28を拭き取るようになっている。このため、上記吸引動作等により機能液滴吐出ヘッド3のノズル面28に付着した機能液が取り除かれ、機能液滴吐出時の飛行曲がり等が防止される。なお、メンテナンス装置5として、上記の各ユニットに加え、機能液滴吐出ヘッド3から吐出された機能液滴の飛行状態を検査する吐出検査ユニット(図示省略)等を、搭載することが好ましい。
次に図3および図4を参照しながら、本実施形態のワークテーブル12について説明する。ワークテーブル12は、ワークWを吸着載置する吸着テーブル37と、吸着テーブル37を3点で支持する3点支持機構38(3本の支柱)と、3点支持機構38が立設される支持ベース41と、支持ベース41をZ軸廻りに回転自在に支持するθテーブル39と、支持ベース41に立設されワークWを吸着テーブル37から離接させるリフトアップ機構42と、吸着テーブル37の横ブレを規制する位置規制部材43と、吸着テーブル37にワークWを吸着させるエアー吸引装置44(図5(b)参照)と、エアー吸引装置44の吸引を解除するエアー供給装置45(図5(b)参照)と、を有している。
支持ベース41は、方形に形成した鉄製の板材で構成され、上記のθテーブル39の各構成を支持している。一方、支持ベース41自体は、ワークテーブル12の重心がθテーブル39の回転軸(すなわちθ軸)と略一致するようにθテーブル39の上面に固定されている。支持ベース41には、この重心と同心円上の等間隔の位置に3点支持機構38が立設されており、3点支持機構38を介して吸着テーブル37を支持するようにしている。また、支持ベース41の外周には、1辺に2個1組の位置規制部材43が各辺に(合計8個)が設けられており、吸着テーブル37が上下および左右にブレないようにしている。
3点支持機構38は、図4に示すように、3本のテーブル支持部材46(支柱)で構成され、これらが上面視略正三角形状に配置している。この正三角形は、上記したワークテーブル12の重心と合致しており、各テーブル支持部材46に略均等に吸着テーブル37の重量がかかって、安定して吸着テーブル37を支持できるようにしている。なお、この3点支持機構38は、吸着テーブル37の後述する各テーブル片58同士が接合する接合部を避けて、吸着テーブル37を支持している。
各テーブル支持部材46(支柱)は、その上面中央に吸着テーブルをねじ止めするための雌ねじが螺設された円柱状のテーブル支持部(図示省略)と、上端にテーブル支持部をフランジ形式で固定したテーブル高さ調整機構(図示省略)と、を有している。各テーブル高さ調整機構は、上下に微調整可能に構成されており、これらにより吸着テーブル37の水平面に対する平行度を精度よく調整できるようになっている。
θテーブル39は、上記したX軸スライダ15上に直接載置されている。このθテーブル39は、内蔵する多数のボールを有するベアリング状部材(図示省略)を介して、支持ベース41をZ軸廻りに回転可能に支持しており、図外のモータの駆動により、支持ベース41を適宜回転した状態で支持するようにしている。
リフトアップ機構42は、支持ベース41の中央に配設した第1リフトアップ機構51と、第1リフトアップ機構51の両脇に1基ずつ配設した第2リフトアップ機構55と、を有している。第1リフトアップ機構51は、20本のリフトアップピン49が立設された第1リフトアッププレート53と、第1リフトアッププレート53を昇降させるモータ駆動の第1昇降機構57とで構成され、第1リフトアッププレート53(リフトアップピン49)を昇降機構により昇降可能にしている。他方、第2リフトアップ機構55は、10本のリフトアップピン49が立設された第2リフトアッププレート56と、第2リフトアッププレート56を昇降させるモータ駆動の第2昇降機構54とで構成され、第2リフトアッププレート56(リフトアップピン49)を昇降機構により昇降可能にしている。これら、第1リフトアップ機構51および第2リフトアップ機構55は独立して昇降可能になっている。そうして、第1リフトアップ機構51の昇降に同期して第2リフトアップ機構55が昇降(第1リフトアップ機構51よりやや高い位置で)し、ワークWの左右の両側部を上側に反らせた状態で、ワークWを吸着テーブル37から離接できるようにしている。これにより、ワークWを離接させる際にワークWと吸着テーブル37との間に空気が残留しないようにしている。
そして、リフトアップ機構42によりワークWをリフトアップした状態で、図外の移載ロボットのロボットアームがこれに下側から臨み、ワークWの装置外からの搬入および装置外への搬出が行われる。また、支持ベース41には、ワークWの吸着および吸着解除のためのエアー吸引装置44およびエアー供給装置45が配設されている(図5(b)参照)。
図3、図5および図6を参照して吸着テーブル37について説明する。図3に示すように、吸着テーブル37は、焼成タイプのセラミックにより形成したテーブル片58を、縦横2枚計4枚を接合して、平面視略正方形に一体的に構成されている。
4枚のテーブル片58は、紙面右上の第1テーブル片58aと、紙面右下の第2テーブル片58bと、紙面左下の第3テーブル片58cと、紙面左上の第4テーブル片58dとから成り、それぞれ平面視略正方形に形成されている。接合状態の吸着テーブル37は、処理可能な最大のワークWの長辺の長さに対応して一辺の長さが1850mmとなっており、縦置きおよび横置きのいずれの向きのワークWに対しても、これをセット可能に構成されている。
図5(a)に示すように、吸着テーブル37の表面には、上記したエアー吸引装置44に連なり、ワークWを吸着するための吸着溝が形成されている。吸着溝は、ワークWの主要部を吸着するための正方形の4重の主吸着溝61と、ワークWの周縁部を吸着するための一対の縦副吸着溝63および一対の横副吸着溝64から成る副吸着溝62と、を有している。主吸着溝61および副吸着溝62は、吸着テーブル37毎にそれぞれ形成されている。すなわち、第1テーブル片58aには、第1主吸着溝61aと第1縦副吸着溝63aと第1横副吸着溝64aとが形成され、同様に、第2テーブル片58bには、第2主吸着溝61bと第2縦副吸着溝63bと第2横副吸着溝64bとが、第3テーブル片58cには、第3主吸着溝61cと第3縦副吸着溝63cと第3横副吸着溝64cとが、第4テーブル片58dには、第4主吸着溝61dと第4縦副吸着溝63dと第4横副吸着溝64dとが、それぞれ形成されている。
第1ないし第4の各主吸着溝61は、吸着テーブル37の中心から外側にかけて等間隔に形成した、4重の上面視「L」字状の吸着溝で構成されている。また、第1ないし第4の各縦副吸着溝63は、各主吸着溝61の外側に縦方向に形成した吸着溝で構成され、第1ないし第4の各横副吸着溝64は、各主吸着溝61の外側に横方向に形成した吸着溝で構成されている。したがって、吸着テーブル37全体としては、主吸着溝61と副吸着溝62とにより、吸着テーブル37の中心から外側に向かって大きくなる(同心状の)5重の略正方形にパターニングされている。なお、ワークWの吸着は、主としてこれら各主吸着溝61により行い、縦置きでセットしたワークWの吸着には各横吸着溝が用いられ、横置きでセットしたワークWの吸着には各縦吸着溝が用いられる。
第1ないし第4の各主吸着溝61の折れ曲がり位置には、エアー吸引装置44に連なる吸着孔65が、それぞれ形成されている。同様に、第1ないし第4の各縦吸着溝および各横吸着溝の中間位置には、エアー吸引装置44に連なる吸着孔65がそれぞれ形成されている。すなわち、吸着孔65は、各主吸着溝61、各縦副吸着溝63および各横副吸着溝64の略中間位置にそれぞれ形成され、各吸着溝全体に均一に吸引力が及ぶようになっている。
エアー吸引装置44は、図5(b)に示すように、エアー吸引を行う真空ポンプ66と、吸着テーブル37の吸着孔65と真空ポンプ66とを配管接続する吸引配管部67と、を有しており、エアー吸引により、吸着テーブル37に載置されたワークWを不動に吸着セットするものである。吸引配管部67は、上記した吸着テーブル37の主吸着溝61に連通する主吸着系統68と、副吸着溝62の縦吸着溝に連通する縦吸着系統71と、副吸着溝62の横吸着溝に吸着孔65に連通する横吸着系統72と、を有している。これにより、ワークWのセット方向に応じて、系統毎にエアーを吸引できるようにしている。
主吸着系統68、縦吸着系統71および横吸着系統72は、真空ポンプ66に連なる個別エアー吸引チューブ69、70、73、と、各個別エアー吸引チューブ69、70、73を開閉する3個の吸引用開閉バルブ74と、をそれぞれ有している。また、主吸着系統68、縦吸着系統71および横吸着系統72は、各個別エアー吸引チューブ73を真空ポンプ66に接続するためのエアー吸引マニホールド75を共有している。また、各個別エアー吸引チューブ69、70、73には、ワークWの吸引圧力を検出するための圧力センサが介設されている。
主吸着系統68の個別エアー吸引チューブ73は、ワークテーブル12の略中央部において4本に分岐しており、これらは、第1主吸着溝61に連通する主吸着第1分岐チューブ73a、第2主吸着溝61に連通する主吸着第2分岐チューブ73b、第3主吸着溝61に連通する主吸着第3分岐チューブ73c、第4主吸着溝61に連通する主吸着第4分岐チューブ73dとなっている。また、縦吸着系統71(および横吸着系統72)の個別エアー吸引チューブ69(70)も同様に4本に分岐しており、第1副吸着溝62の縦吸着溝(横吸着溝)に連通する縦吸着第1分岐チューブ69a(横吸着第1分岐チューブ70a)、第2副吸着溝62の縦吸着溝(横吸着溝)に連通する縦吸着第2分岐チューブ69b(横吸着第2分岐チューブ70b)、第3副吸着溝62の縦吸着溝(横吸着溝)に連通する縦吸着第3分岐チューブ69c(横吸着第3分岐チューブ70c)、第4副吸着溝62の縦吸着溝(横吸着溝)に連通する縦吸着第4分岐チューブ69d(横吸着第4分岐チューブ70d)となっている。
したがって、例えば第1テーブル片58aには、4重の第1主吸着溝61およびこれに形成した4個の吸着孔65と、第1縦副吸着溝63およびこれに形成した吸着孔65と、第1横副吸着溝64およびこれに形成した吸着孔65とが形成され、第1テーブル片58aにおいて独立して吸着力が管理されるようになっている。その他各テーブル片58も同様に形成されており、テーブル片58毎に独立して吸着力が管理されるようになっている。このように、テーブル片58毎に吸着力を管理することで、吸着テーブル37の分割によるワークWの吸着力の減少が生じないようにしている。
また、主吸着系統68、縦吸着系統71および横吸着系統72の各吸引用開閉バルブ74には、大気開放マニホールド76を介して、図外の排気設備(大気開放)に接続されている。
エアー供給装置45は、同図に示すように、エアー供給を行う図外の圧空設備に連なるエアー供給マニホールド77と、圧空設備と各部とを配管接続するエアー配管部78と、を有している。エアー配管部78は、エアー吸引装置44の主吸着系統68、縦吸着系統71および横吸着系統72にそれぞれ接続するエアー供給チューブ81と、各エアー供給チューブ81を開閉する3個の供給用開閉バルブ82と、で構成されている。
そして、ワークWを吸着テーブル37に吸着する際には、エアー吸引装置44の真空ポンプ66が駆動を開始すると共に、吸引用開閉バルブ74が真空ポンプ66側に切り替えられ、真空ポンプ66の吸引力が主吸着溝61および副吸着溝62に伝達される。これにより、ワークWが吸着テーブル37に不動に固定される。一方、ワークWの吸着セットを解除する際には、まず、吸引用開閉バルブ74を排気側に切り替えて真空を解除し、供給用開閉バルブを「開」として各個別エアー吸引チューブ73に圧縮エアーを導入し、基板をいったん浮上させて、真空を解除するようにしている。
次に、図6を参照して各テーブル片58について説明する。各テーブル片58は、それぞれ正方形で略同形状に形成されている。しかしながら、第1テーブル片58aは、組み立てた状態の吸着テーブル37の核となるコア部を有しており、この点において他のテーブル片58の形状と異なっている。
同図(a)に示すように、各テーブル片58は、接合する2辺において一方の辺部(接合端面)に亘って形成した凸部83と、他方の辺部(接合端面)に亘って形成した凹部84と、有している。これら凸部83および凹部84には、ねじ止め用のねじ止め孔85がそれぞれ5箇所に形成されている。吸着テーブル37を組み立ては、1のテーブル片58の凸部83と、これに隣接する他のテーブル片58の凹部84とを、いわゆる合いじゃくり形式で係合させ、重なり合う凸部83および凹部84を上記したねじ止め孔85に挿通したねじによりでねじ止めすることにより行う。この凹部84および凸部83において上側に位置する部位には、そのねじ止め孔85にざぐり穴が形成され、ねじの頭が吸着テーブルの表面に突出しないようになっている。このようにして、吸着テーブル37が、一体的に形成される。なお、吸着テーブル37は、各テーブル片58にいわゆるさねはぎ形式の凸部83、およびこれに係合する凹部84を形成し、一体的に形成してもよい。
また、吸着テーブル37には、上記したリフトアップ機構の複数のリフトアップピンを貫通させるための縦4個×横10個、計40個の貫通孔86が形成されている。さらに、吸着テーブル37には、3点支持機構38にねじ止め固定するための固定穴87が3個、各テーブル片58の接合部を外れた位置に形成されている。これにより、接合部における応力集中が回避されている。この場合も、固定穴87は、固定ねじの頭部が吸着テーブル37の表面から突出しないようにざぐり穴で構成されている。
吸着テーブル37は、各テーブル片58同士を組んだ状態のまま、上記した3点支持機構38に載置し、液滴吐出装置1に搭載される。そうして、3点支持機構38に載置した状態において、各テーブル片58は、一体の吸着テーブル37として一括して研磨され、平面度を出すようにしている。これにより、3点支持機構38による位置決めと相まって、吸着テーブル37の表面は水平かつ平坦に精度良く調整される。
次に図7を参照して、吸着テーブルの第2実施形態について、主に上記した第1実施形態と異なる部分を説明する。この第2実施形態の吸着テーブル37は、4分割されたテーブル片58と、この4枚のテーブル片58を一括して支持するフレーム88とを有している。各テーブル片58は、略正方形に形成され、他のテーブル片58との接合端面が平面に形成されている。
フレーム88は、ステンレス等の金属材料により、平面視十字状の桟部91と、桟部91を支持する四周枠部92とを有し、全体として格子枠状に一体に溶接されている。この実施形態では、4枚のテーブル片58をその接合端面同士で突き合わせ、フレーム88に接着あるいはねじ止めにより載置固定するようになっている。
第2実施形態によれば、テーブル片58同士の接合部となる2辺をフレーム88の桟部91によって支持するようにし、また他の2辺を四周枠部92により支持するようにしているため、各テーブル片58を安定に支持することができ、吸着テーブル37が自重で撓むのを防止することができる。これにより、各テーブル片58同士が上下に位置ずれする等の、吸着テーブル37の分割による弊害を防止することができる。また、上記した一体の面材としての剛性とフレーム88による剛性とが相まって、全体として高い剛性を発揮させることができる。
次に図8を参照して、第3実施形態の吸着テーブル12について、主として上記実施形態と異なる部分について説明する。第3実施形態の吸着テーブル12は、第2実施形態と同様に形成した4枚のテーブル片58と、各テーブル片58を連結すると複数の連結板93とを有している。すなわち、各テーブル片58は、他のテーブル片58との接合端面が平面に形成されており、隣接するテーブル片58同士の接合端面を突き合わせるようになっている。
各連結板93は、短冊状に形成されており、ねじ止め用の固定孔94が四隅に形成されている。本実施形態では、この連結板93を、隣り合うテーブル片58同士の接合部に、下側から2枚あてがうことと共に、2枚の連結板93を介して、テーブル片58同士をねじ止め固定している。また、吸着テーブル37の中央部には、一枚の連結板93が配設され、これにより4枚のテーブル片58を連結固定するようにしている。これら複数の連結板93により、各テーブル片58が一体的に接合されている。なお、本実施形態では、複数の連結板93により、各テーブル片58同士を接合しているが、所定の形状(例えば、十字状)の一枚の連結板93により、各テーブル片58同士を接合するようにしてもよい。
第3実施形態によれば、隣接するテーブル片58同士の接合端面が突き合わされた状態で吸着テーブル37が接合されているため、簡単に連結板93でねじ止めするだけで、テーブル片58同士が一体の面材としての剛性を発揮し、十分な強度を持たせることができる。
次に、図9を参照して、第4実施形態のワークテーブル12について、上記実施形態と異なる部分について説明する。第4実施形態の吸着テーブル37は、第1実施形態のものと同形状のテーブル片58と、第2実施形態のものと同形状フレーム88と、により構成されている。
第4実施形態によれば、吸着テーブル37は、各テーブル片58同士を合いじゃくり形式で一体的に接合しているため、それのみでも十分な剛性を有して構成することができる。さらに、テーブル片58同士の接合部分をフレーム88により補強しているため、テーブル片58の自重による撓みを防止した、より一層剛性の高められた吸着テーブル37を構成することができる。
以上が本発明のワークテーブル12を適用した液滴吐出装置1の実施形態である。本実施形態によれば、セラミックを用いた軽量で高剛性の吸着テーブル37を形成することができ、X軸移動テーブル7の移動負荷を軽減できると共に、液滴吐出装置1全体の軽量化を図ることができる。また、吸着テーブル37を分割して大型のワークテーブル12を形成できるため、より大きなワークWに対しても対応することができる。また、吸着テーブル37は、合いじゃくり形式等の係合形式で一体的に接合されるため、テーブル片58毎に上下に位置ずれする等の、テーブルの分割による弊害が生じることがない。さらに、吸着テーブル37は、3点支持で搭載され厳密に平面度が調整されるため、これに載置されるワークテーブル12の平面度を高めることができる。
次に、本実施形態の液滴吐出装置1を用いて製造される電気光学装置(フラットパネルディスプレイ)として、カラーフィルタ、液晶表示装置、有機EL装置、プラズマディスプレイ(PDP装置)、電子放出装置(FED装置、SED装置)、更にこれら表示装置に形成されてなるアクティブマトリクス基板等を例に、これらの構造およびその製造方法について説明する。なお、アクティブマトリクス基板とは、薄膜トランジスタ、及び薄膜トランジスタに電気的に接続するソース線、データ線が形成された基板を言う。
先ず、液晶表示装置や有機EL装置等に組み込まれるカラーフィルタの製造方法について説明する。図9は、カラーフィルタの製造工程を示すフローチャート、図10は、製造工程順に示した本実施形態のカラーフィルタ500(フィルタ基体500A)の模式断面図である。
まず、ブラックマトリクス形成工程(S101)では、図10(a)に示すように、基板(W)501上にブラックマトリクス502を形成する。ブラックマトリクス502は、金属クロム、金属クロムと酸化クロムの積層体、または樹脂ブラック等により形成される。金属薄膜からなるブラックマトリクス502を形成するには、スパッタ法や蒸着法等を用いることができる。また、樹脂薄膜からなるブラックマトリクス502を形成する場合には、グラビア印刷法、フォトレジスト法、熱転写法等を用いることができる。
続いて、バンク形成工程(S102)において、ブラックマトリクス502上に重畳する状態でバンク503を形成する。即ち、まず図10(b)に示すように、基板501及びブラックマトリクス502を覆うようにネガ型の透明な感光性樹脂からなるレジスト層504を形成する。そして、その上面をマトリクスパターン形状に形成されたマスクフィルム505で被覆した状態で露光処理を行う。
さらに、図11(c)に示すように、レジスト層504の未露光部分をエッチング処理することによりレジスト層504をパターニングして、バンク503を形成する。なお、樹脂ブラックによりブラックマトリクスを形成する場合は、ブラックマトリクスとバンクとを兼用することが可能となる。
このバンク503とその下のブラックマトリクス502は、各画素領域507aを区画する区画壁部507bとなり、後の着色層形成工程において液滴吐出ヘッド3により着色層(成膜部)508R、508G、508Bを形成する際に機能液滴の着弾領域を規定する。
以上のブラックマトリクス形成工程及びバンク形成工程を経ることにより、上記フィルタ基体500Aが得られる。
なお、本実施形態においては、バンク503の材料として、塗膜表面が疎液(疎水)性となる樹脂材料を用いている。そして、基板(ガラス基板)501の表面が親液(親水)性であるので、後述する着色層形成工程においてバンク503(区画壁部507b)に囲まれた各画素領域507a内への液滴の着弾位置精度が向上する。
次に、着色層形成工程(S103)では、図10(d)に示すように、機能液滴吐出ヘッド3によって機能液滴を吐出して区画壁部507bで囲まれた各画素領域507a内に着弾させる。この場合、機能液滴吐出ヘッド3を用いて、R・G・Bの3色の機能液(フィルタ材料)を導入して、機能液滴の吐出を行う。なお、R・G・Bの3色の配列パターンとしては、ストライプ配列、モザイク配列およびデルタ配列等がある。
その後、乾燥処理(加熱等の処理)を経て機能液を定着させ、3色の着色層508R、508G、508Bを形成する。着色層508R、508G、508Bを形成したならば、保護膜形成工程(S104)に移り、図10(e)に示すように、基板501、区画壁部507b、および着色層508R、508G、508Bの上面を覆うように保護膜509を形成する。
即ち、基板501の着色層508R、508G、508Bが形成されている面全体に保護膜用塗布液が吐出された後、乾燥処理を経て保護膜509が形成される。
そして、保護膜509を形成した後、カラーフィルタ500は、次工程の透明電極となるITO(Indium Tin Oxide)などの膜付け工程に移行する。
図11は、上記のカラーフィルタ500を用いた液晶表示装置の一例としてのパッシブマトリックス型液晶装置(液晶装置)の概略構成を示す要部断面図である。この液晶装置520に、液晶駆動用IC、バックライト、支持体などの付帯要素を装着することによって、最終製品としての透過型液晶表示装置が得られる。なお、カラーフィルタ500は図10に示したものと同一であるので、対応する部位には同一の符号を付し、その説明は省略する。
この液晶装置520は、カラーフィルタ500、ガラス基板等からなる対向基板521、及び、これらの間に挟持されたSTN(Super Twisted Nematic)液晶組成物からなる液晶層522により概略構成されており、カラーフィルタ500を図中上側(観測者側)に配置している。
なお、図示していないが、対向基板521およびカラーフィルタ500の外面(液晶層522側とは反対側の面)には偏光板がそれぞれ配設され、また対向基板521側に位置する偏光板の外側には、バックライトが配設されている。
カラーフィルタ500の保護膜509上(液晶層側)には、図11において左右方向に長尺な短冊状の第1電極523が所定の間隔で複数形成されており、この第1電極523のカラーフィルタ500側とは反対側の面を覆うように第1配向膜524が形成されている。
一方、対向基板521におけるカラーフィルタ500と対向する面には、カラーフィルタ500の第1電極523と直交する方向に長尺な短冊状の第2電極526が所定の間隔で複数形成され、この第2電極526の液晶層522側の面を覆うように第2配向膜527が形成されている。これらの第1電極523および第2電極526は、ITOなどの透明導電材料により形成されている。
液晶層522内に設けられたスペーサ528は、液晶層522の厚さ(セルギャップ)を一定に保持するための部材である。また、シール材529は液晶層522内の液晶組成物が外部へ漏出するのを防止するための部材である。なお、第1電極523の一端部は引き回し配線523aとしてシール材529の外側まで延在している。
そして、第1電極523と第2電極526とが交差する部分が画素であり、この画素となる部分に、カラーフィルタ500の着色層508R、508G、508Bが位置するように構成されている。
通常の製造工程では、カラーフィルタ500に、第1電極523のパターニングおよび第1配向膜524の塗布を行ってカラーフィルタ500側の部分を作成すると共に、これとは別に対向基板521に、第2電極526のパターニングおよび第2配向膜527の塗布を行って対向基板521側の部分を作成する。その後、対向基板521側の部分にスペーサ528およびシール材529を作り込み、この状態でカラーフィルタ500側の部分を貼り合わせる。次いで、シール材529の注入口から液晶層522を構成する液晶を注入し、注入口を閉止する。その後、両偏光板およびバックライトを積層する。
実施形態の液滴吐出装置1は、例えば上記のセルギャップを構成するスペーサ材料(機能液)を塗布すると共に、対向基板521側の部分にカラーフィルタ500側の部分を貼り合わせる前に、シール材529で囲んだ領域に液晶(機能液)を均一に塗布することが可能である。また、上記のシール材529の印刷を、機能液滴吐出ヘッド3で行うことも可能である。さらに、第1・第2両配向膜524,527の塗布を機能液滴吐出ヘッド3で行うことも可能である。
図12は、本実施形態において製造したカラーフィルタ500を用いた液晶装置の第2の例の概略構成を示す要部断面図である。
この液晶装置530が上記液晶装置520と大きく異なる点は、カラーフィルタ500を図中下側(観測者側とは反対側)に配置した点である。
この液晶装置530は、カラーフィルタ500とガラス基板等からなる対向基板531との間にSTN液晶からなる液晶層532が挟持されて概略構成されている。なお、図示していないが、対向基板531およびカラーフィルタ500の外面には偏光板等がそれぞれ配設されている。
カラーフィルタ500の保護膜509上(液晶層532側)には、図中奥行き方向に長尺な短冊状の第1電極533が所定の間隔で複数形成されており、この第1電極533の液晶層532側の面を覆うように第1配向膜534が形成されている。
対向基板531のカラーフィルタ500と対向する面上には、カラーフィルタ500側の第1電極533と直交する方向に延在する複数の短冊状の第2電極536が所定の間隔で形成され、この第2電極536の液晶層532側の面を覆うように第2配向膜537が形成されている。
液晶層532には、この液晶層532の厚さを一定に保持するためのスペーサ538と、液晶層532内の液晶組成物が外部へ漏出するのを防止するためのシール材539が設けられている。
そして、上記した液晶装置520と同様に、第1電極533と第2電極536との交差する部分が画素であり、この画素となる部位に、カラーフィルタ500の着色層508R、508G、508Bが位置するように構成されている。
図13は、本発明を適用したカラーフィルタ500を用いて液晶装置を構成した第3の例を示したもので、透過型のTFT(Thin Film Transistor)型液晶装置の概略構成を示す分解斜視図である。
この液晶装置550は、カラーフィルタ500を図中上側(観測者側)に配置したものである。
この液晶装置550は、カラーフィルタ500と、これに対向するように配置された対向基板551と、これらの間に挟持された図示しない液晶層と、カラーフィルタ500の上面側(観測者側)に配置された偏光板555と、対向基板551の下面側に配設された偏光板(図示せず)とにより概略構成されている。
カラーフィルタ500の保護膜509の表面(対向基板551側の面)には液晶駆動用の電極556が形成されている。この電極556は、ITO等の透明導電材料からなり、後述の画素電極560が形成される領域全体を覆う全面電極となっている。また、この電極556の画素電極560とは反対側の面を覆った状態で配向膜557が設けられている。
対向基板551のカラーフィルタ500と対向する面には絶縁層558が形成されており、この絶縁層558上には、走査線561及び信号線562が互いに直交する状態で形成されている。そして、これらの走査線561と信号線562とに囲まれた領域内には画素電極560が形成されている。なお、実際の液晶装置では、画素電極560上に配向膜が設けられるが、図示を省略している。
また、画素電極560の切欠部と走査線561と信号線562とに囲まれた部分には、ソース電極、ドレイン電極、半導体、およびゲート電極とを具備する薄膜トランジスタ563が組み込まれて構成されている。そして、走査線561と信号線562に対する信号の印加によって薄膜トランジスタ563をオン・オフして画素電極560への通電制御を行うことができるように構成されている。
なお、上記の各例の液晶装置520,530,550は、透過型の構成としたが、反射層あるいは半透過反射層を設けて、反射型の液晶装置あるいは半透過反射型の液晶装置とすることもできる。
次に、図14は、有機EL装置の表示領域(以下、単に表示装置600と称する)の要部断面図である。
この表示装置600は、基板(W)601上に、回路素子部602、発光素子部603及び陰極604が積層された状態で概略構成されている。
この表示装置600においては、発光素子部603から基板601側に発した光が、回路素子部602及び基板601を透過して観測者側に出射されるとともに、発光素子部603から基板601の反対側に発した光が陰極604により反射された後、回路素子部602及び基板601を透過して観測者側に出射されるようになっている。
回路素子部602と基板601との間にはシリコン酸化膜からなる下地保護膜606が形成され、この下地保護膜606上(発光素子部603側)に多結晶シリコンからなる島状の半導体膜607が形成されている。この半導体膜607の左右の領域には、ソース領域607a及びドレイン領域607bが高濃度陽イオン打ち込みによりそれぞれ形成されている。そして陽イオンが打ち込まれない中央部がチャネル領域607cとなっている。
また、回路素子部602には、下地保護膜606及び半導体膜607を覆う透明なゲート絶縁膜608が形成され、このゲート絶縁膜608上の半導体膜607のチャネル領域607cに対応する位置には、例えばAl、Mo、Ta、Ti、W等から構成されるゲート電極609が形成されている。このゲート電極609及びゲート絶縁膜608上には、透明な第1層間絶縁膜611aと第2層間絶縁膜611bが形成されている。また、第1、第2層間絶縁膜611a、611bを貫通して、半導体膜607のソース領域607a、ドレイン領域607bにそれぞれ連通するコンタクトホール612a,612bが形成されている。
そして、第2層間絶縁膜611b上には、ITO等からなる透明な画素電極613が所定の形状にパターニングされて形成され、この画素電極613は、コンタクトホール612aを通じてソース領域607aに接続されている。
また、第1層間絶縁膜611a上には電源線614が配設されており、この電源線614は、コンタクトホール612bを通じてドレイン領域607bに接続されている。
このように、回路素子部602には、各画素電極613に接続された駆動用の薄膜トランジスタ615がそれぞれ形成されている。
上記発光素子部603は、複数の画素電極613上の各々に積層された機能層617と、各画素電極613及び機能層617の間に備えられて各機能層617を区画するバンク部618とにより概略構成されている。
これら画素電極613、機能層617、及び、機能層617上に配設された陰極604によって発光素子が構成されている。なお、画素電極613は、平面視略矩形状にパターニングされて形成されており、各画素電極613の間にバンク部618が形成されている。
バンク部618は、例えばSiO、SiO2、TiO2等の無機材料により形成される無機物バンク層618a(第1バンク層)と、この無機物バンク層618a上に積層され、アクリル樹脂、ポリイミド樹脂等の耐熱性、耐溶媒性に優れたレジストにより形成される断面台形状の有機物バンク層618b(第2バンク層)とにより構成されている。このバンク部618の一部は、画素電極613の周縁部上に乗上げた状態で形成されている。
そして、各バンク部618の間には、画素電極613に対して上方に向けて次第に拡開した開口部619が形成されている。
上記機能層617は、開口部619内において画素電極613上に積層状態で形成された正孔注入/輸送層617aと、この正孔注入/輸送層617a上に形成された発光層617bとにより構成されている。なお、この発光層617bに隣接してその他の機能を有する他の機能層を更に形成しても良い。例えば、電子輸送層を形成する事も可能である。
正孔注入/輸送層617aは、画素電極613側から正孔を輸送して発光層617bに注入する機能を有する。この正孔注入/輸送層617aは、正孔注入/輸送層形成材料を含む第1組成物(機能液)を吐出することで形成される。正孔注入/輸送層形成材料としては、公知の材料を用いる。
発光層617bは、赤色(R)、緑色(G)、又は青色(B)の何れかに発光するもので、発光層形成材料(発光材料)を含む第2組成物(機能液)を吐出することで形成される。第2組成物の溶媒(非極性溶媒)としては、正孔注入/輸送層617aに対して不溶な公知の材料を用いることが好ましく、このような非極性溶媒を発光層617bの第2組成物に用いることにより、正孔注入/輸送層617aを再溶解させることなく発光層617bを形成することができる。
そして、発光層617bでは、正孔注入/輸送層617aから注入された正孔と、陰極604から注入される電子が発光層で再結合して発光するように構成されている。
陰極604は、発光素子部603の全面を覆う状態で形成されており、画素電極613と対になって機能層617に電流を流す役割を果たす。なお、この陰極604の上部には図示しない封止部材が配置される。
次に、上記の表示装置600の製造工程を図15〜図23を参照して説明する。
この表示装置600は、図15に示すように、バンク部形成工程(S111)、表面処理工程(S112)、正孔注入/輸送層形成工程(S113)、発光層形成工程(S114)、及び対向電極形成工程(S115)を経て製造される。なお、製造工程は例示するものに限られるものではなく必要に応じてその他の工程が除かれる場合、また追加される場合もある。
まず、バンク部形成工程(S111)では、図16に示すように、第2層間絶縁膜611b上に無機物バンク層618aを形成する。この無機物バンク層618aは、形成位置に無機物膜を形成した後、この無機物膜をフォトリソグラフィ技術等によりパターニングすることにより形成される。このとき、無機物バンク層618aの一部は画素電極613の周縁部と重なるように形成される。
無機物バンク層618aを形成したならば、図17に示すように、無機物バンク層618a上に有機物バンク層618bを形成する。この有機物バンク層618bも無機物バンク層618aと同様にフォトリソグラフィ技術等によりパターニングして形成される。
このようにしてバンク部618が形成される。また、これに伴い、各バンク部618間には、画素電極613に対して上方に開口した開口部619が形成される。この開口部619は、画素領域を規定する。
表面処理工程(S112)では、親液化処理及び撥液化処理が行われる。親液化処理を施す領域は、無機物バンク層618aの第1積層部618aa及び画素電極613の電極面613aであり、これらの領域は、例えば酸素を処理ガスとするプラズマ処理によって親液性に表面処理される。このプラズマ処理は、画素電極613であるITOの洗浄等も兼ねている。
また、撥液化処理は、有機物バンク層618bの壁面618s及び有機物バンク層618bの上面618tに施され、例えば4フッ化メタンを処理ガスとするプラズマ処理によって表面がフッ化処理(撥液性に処理)される。
この表面処理工程を行うことにより、機能液滴吐出ヘッド3を用いて機能層617を形成する際に、機能液滴を画素領域に、より確実に着弾させることができ、また、画素領域に着弾した機能液滴が開口部619から溢れ出るのを防止することが可能となる。
そして、以上の工程を経ることにより、表示装置基体600Aが得られる。この表示装置基体600Aは、図1に示した液滴吐出装置1のワークテーブル12に載置され、以下の正孔注入/輸送層形成工程(S113)及び発光層形成工程(S114)が行われる。
図18に示すように、正孔注入/輸送層形成工程(S113)では、機能液滴吐出ヘッド3から正孔注入/輸送層形成材料を含む第1組成物を画素領域である各開口部619内に吐出する。その後、図19に示すように、乾燥処理及び熱処理を行い、第1組成物に含まれる極性溶媒を蒸発させ、画素電極(電極面613a)613上に正孔注入/輸送層617aを形成する。
次に発光層形成工程(S114)について説明する。この発光層形成工程では、上述したように、正孔注入/輸送層617aの再溶解を防止するために、発光層形成の際に用いる第2組成物の溶媒として、正孔注入/輸送層617aに対して不溶な非極性溶媒を用いる。
しかしその一方で、正孔注入/輸送層617aは、非極性溶媒に対する親和性が低いため、非極性溶媒を含む第2組成物を正孔注入/輸送層617a上に吐出しても、正孔注入/輸送層617aと発光層617bとを密着させることができなくなるか、あるいは発光層617bを均一に塗布できない虞がある。
そこで、非極性溶媒ならびに発光層形成材料に対する正孔注入/輸送層617aの表面の親和性を高めるために、発光層形成の前に表面処理(表面改質処理)を行うことが好ましい。この表面処理は、発光層形成の際に用いる第2組成物の非極性溶媒と同一溶媒またはこれに類する溶媒である表面改質材を、正孔注入/輸送層617a上に塗布し、これを乾燥させることにより行う。
このような処理を施すことで、正孔注入/輸送層617aの表面が非極性溶媒になじみやすくなり、この後の工程で、発光層形成材料を含む第2組成物を正孔注入/輸送層617aに均一に塗布することができる。
そして次に、図20に示すように、各色のうちの何れか(図20の例では青色(B))に対応する発光層形成材料を含有する第2組成物を機能液滴として画素領域(開口部619)内に所定量打ち込む。画素領域内に打ち込まれた第2組成物は、正孔注入/輸送層617a上に広がって開口部619内に満たされる。なお、万一、第2組成物が画素領域から外れてバンク部618の上面618t上に着弾した場合でも、この上面618tは、上述したように撥液処理が施されているので、第2組成物が開口部619内に転がり込み易くなっている。
その後、乾燥工程等を行う事により、吐出後の第2組成物を乾燥処理し、第2組成物に含まれる非極性溶媒を蒸発させ、図21に示すように、正孔注入/輸送層617a上に発光層617bが形成される。この図の場合、青色(B)に対応する発光層617bが形成されている。
同様に、機能液滴吐出ヘッド3を用い、図22に示すように、上記した青色(B)に対応する発光層617bの場合と同様の工程を順次行い、他の色(赤色(R)及び緑色(G))に対応する発光層617bを形成する。なお、発光層617bの形成順序は、例示した順序に限られるものではなく、どのような順番で形成しても良い。例えば、発光層形成材料に応じて形成する順番を決める事も可能である。また、R・G・Bの3色の配列パターンとしては、ストライプ配列、モザイク配列およびデルタ配列等がある。
以上のようにして、画素電極613上に機能層617、即ち、正孔注入/輸送層617a及び発光層617bが形成される。そして、対向電極形成工程(S115)に移行する。
対向電極形成工程(S115)では、図23に示すように、発光層617b及び有機物バンク層618bの全面に陰極604(対向電極)を、例えば蒸着法、スパッタ法、CVD法等によって形成する。この陰極604は、本実施形態においては、例えば、カルシウム層とアルミニウム層とが積層されて構成されている。
この陰極604の上部には、電極としてのAl膜、Ag膜や、その酸化防止のためのSiO2、SiN等の保護層が適宜設けられる。
このようにして陰極604を形成した後、この陰極604の上部を封止部材により封止する封止処理や配線処理等のその他処理等を施すことにより、表示装置600が得られる。
次に、図24は、プラズマ型表示装置(PDP装置:以下、単に表示装置700と称する)の要部分解斜視図である。なお、同図では表示装置700を、その一部を切り欠いた状態で示してある。
この表示装置700は、互いに対向して配置された第1基板701、第2基板702、及びこれらの間に形成される放電表示部703を含んで概略構成される。放電表示部703は、複数の放電室705により構成されている。これらの複数の放電室705のうち、赤色放電室705R、緑色放電室705G、青色放電室705Bの3つの放電室705が組になって1つの画素を構成するように配置されている。
第1基板701の上面には所定の間隔で縞状にアドレス電極706が形成され、このアドレス電極706と第1基板701の上面とを覆うように誘電体層707が形成されている。誘電体層707上には、各アドレス電極706の間に位置し、且つ各アドレス電極706に沿うように隔壁708が立設されている。この隔壁708は、図示するようにアドレス電極706の幅方向両側に延在するものと、アドレス電極706と直交する方向に延設された図示しないものを含む。
そして、この隔壁708によって仕切られた領域が放電室705となっている。
放電室705内には蛍光体709が配置されている。蛍光体709は、赤(R)、緑(G)、青(B)の何れかの色の蛍光を発光するもので、赤色放電室705Rの底部には赤色蛍光体709Rが、緑色放電室705Gの底部には緑色蛍光体709Gが、青色放電室705Bの底部には青色蛍光体709Bが各々配置されている。
第2基板702の図中下側の面には、上記アドレス電極706と直交する方向に複数の表示電極711が所定の間隔で縞状に形成されている。そして、これらを覆うように誘電体層712、及びMgOなどからなる保護膜713が形成されている。
第1基板701と第2基板702とは、アドレス電極706と表示電極711が互いに直交する状態で対向させて貼り合わされている。なお、上記アドレス電極706と表示電極711は図示しない交流電源に接続されている。
そして、各電極706,711に通電することにより、放電表示部703において蛍光体709が励起発光し、カラー表示が可能となる。
本実施形態においては、上記アドレス電極706、表示電極711、及び蛍光体709を、図1に示した液滴吐出装置1を用いて形成することができる。以下、第1基板701におけるアドレス電極706の形成工程を例示する。
この場合、第1基板701を液滴吐出装置1のワークテーブル12に載置された状態で以下の工程が行われる。
まず、機能液滴吐出ヘッド3により、導電膜配線形成用材料を含有する液体材料(機能液)を機能液滴としてアドレス電極形成領域に着弾させる。この液体材料は、導電膜配線形成用材料として、金属等の導電性微粒子を分散媒に分散したものである。この導電性微粒子としては、金、銀、銅、パラジウム、又はニッケル等を含有する金属微粒子や、導電性ポリマー等が用いられる。
補充対象となる全てのアドレス電極形成領域について液体材料の補充が終了したならば、吐出後の液体材料を乾燥処理し、液体材料に含まれる分散媒を蒸発させることによりアドレス電極706が形成される。
ところで、上記においてはアドレス電極706の形成を例示したが、上記表示電極711及び蛍光体709についても上記各工程を経ることにより形成することができる。
表示電極711の形成の場合、アドレス電極706の場合と同様に、導電膜配線形成用材料を含有する液体材料(機能液)を機能液滴として表示電極形成領域に着弾させる。
また、蛍光体709の形成の場合には、各色(R,G,B)に対応する蛍光材料を含んだ液体材料(機能液)を液滴吐出ヘッド3から液滴として吐出し、対応する色の放電室705内に着弾させる。
次に、図25は、電子放出装置(FED装置あるいはSED装置ともいう:以下、単に表示装置800と称する)の要部断面図である。なお、同図では表示装置800を、その一部を断面として示してある。
この表示装置800は、互いに対向して配置された第1基板801、第2基板802、及びこれらの間に形成される電界放出表示部803を含んで概略構成される。電界放出表示部803は、マトリクス状に配置した複数の電子放出部805により構成されている。
第1基板801の上面には、カソード電極806を構成する第1素子電極806aおよび第2素子電極806bが相互に直交するように形成されている。また、第1素子電極806aおよび第2素子電極806bで仕切られた部分には、ギャップ808を形成した導電性膜807が形成されている。すなわち、第1素子電極806a、第2素子電極806bおよび導電性膜807により複数の電子放出部805が構成されている。導電性膜807は、例えば酸化パラジウム(PdO)等で構成され、またギャップ808は、導電性膜807を成膜した後、フォーミング等で形成される。
第2基板802の下面には、カソード電極806に対峙するアノード電極809が形成されている。アノード電極809の下面には、格子状のバンク部811が形成され、このバンク部811で囲まれた下向きの各開口部812に、電子放出部805に対応するように蛍光体813が配置されている。蛍光体813は、赤(R)、緑(G)、青(B)の何れかの色の蛍光を発光するもので、各開口部812には、赤色蛍光体813R、緑色蛍光体813Gおよび青色蛍光体813Bが、上記した所定のパターンで配置されている。
そして、このように構成した第1基板801と第2基板802とは、微小な間隙を存して貼り合わされている。この表示装置800では、導電性膜(ギャップ808)807を介して、陰極である第1素子電極806aまたは第2素子電極806bから飛び出す電子を、陽極であるアノード電極809に形成した蛍光体813に当てて励起発光し、カラー表示が可能となる。
この場合も、他の実施形態と同様に、第1素子電極806a、第2素子電極806b、導電性膜807およびアノード電極809を、液滴吐出装置1を用いて形成することができると共に、各色の蛍光体813R,813G,813Bを、液滴吐出装置1を用いて形成することができる。
第1素子電極806a、第2素子電極806bおよび導電性膜807は、図26(a)に示す平面形状を有しており、これらを成膜する場合には、図26(b)に示すように、予め第1素子電極806a、第2素子電極806bおよび導電性膜807を作り込む部分を残して、バンク部BBを形成(フォトリソグラフィ法)する。次に、バンク部BBにより構成された溝部分に、第1素子電極806aおよび第2素子電極806bを形成(液滴吐出装置1によるインクジェット法)し、その溶剤を乾燥させて成膜を行った後、導電性膜807を形成(液滴吐出装置1によるインクジェット法)する。そして、導電性膜807を成膜後、バンク部BBを取り除き(アッシング剥離処理)、上記のフォーミング処理に移行する。なお、上記の有機EL装置の場合と同様に、第1基板801および第2基板802に対する親液化処理や、バンク部811,BBに対する撥液化処理を行うことが、好ましい。
また、他の電気光学装置としては、金属配線形成、レンズ形成、レジスト形成および光拡散体形成等の装置が考えられる。上記した液滴吐出装置1を各種の電気光学装置(デバイス)の製造に用いることにより、各種の電気光学装置を効率的に製造することが可能である。
液滴吐出装置の平面模式図である。 液滴吐出装置の正面模式図である。 ワークテーブルの外観斜視図である。 (a)ワークテーブルの上面視図、(b)ワークテーブルの正面図である。 (a)吸着テーブルの説明図、(b)エアー吸引装置およびエアー供給装置の説明図である。 第1実施形態に係る吸着テーブルであり、(a)接合した吸着テーブルの外観斜視図、(b)分解した吸着テーブルの外観斜視図である。 第2実施形態に係る吸着テーブルの外観斜視図である。 第3実施形態に係る吸着テーブルであり、(a)接合した吸着テーブルの外観斜視図、(b)分解した吸着テーブルの外観斜視図である。 第4実施形態に係る吸着テーブルの外観斜視図である。 カラーフィルタ製造工程を説明するフローチャートである。 (a)〜(e)は、製造工程順に示したカラーフィルタの模式断面図である。 本発明を適用したカラーフィルタを用いた液晶装置の概略構成を示す要部断面図である。 本発明を適用したカラーフィルタを用いた第2の例の液晶装置の概略構成を示す要部断面図である。 本発明を適用したカラーフィルタを用いた第3の例の液晶装置の概略構成を示す要部断面図である。 有機EL装置である表示装置の要部断面図である。 有機EL装置である表示装置の製造工程を説明するフローチャートである。 無機物バンク層の形成を説明する工程図である。 有機物バンク層の形成を説明する工程図である。 正孔注入/輸送層を形成する過程を説明する工程図である。 正孔注入/輸送層が形成された状態を説明する工程図である。 青色の発光層を形成する過程を説明する工程図である。 青色の発光層が形成された状態を説明する工程図である。 各色の発光層が形成された状態を説明する工程図である。 陰極の形成を説明する工程図である。 プラズマ型表示装置(PDP装置)である表示装置の要部分解斜視図である。 電子放出装置(FED装置)である表示装置の要部断面図である。 表示装置の電子放出部廻りの平面図(a)およびその形成方法を示す平面図(b)である。
符号の説明
1 液滴吐出装置 3 機能液滴吐出ヘッド
12 ワークテーブル 37 吸着テーブル
38 3点支持機構 58 テーブル片
61 主吸着溝 62 副吸着溝
83 凸部 84 凹部
88 フレーム 91 桟部
92 四周枠部 93 連結板
W ワーク

Claims (12)

  1. ワークに対して、機能液を導入した機能液滴吐出ヘッドを相対的に移動させながら、前記ワーク上に機能液を吐出して描画を行う液滴吐出装置のワークテーブルであって、
    前記ワークを吸着載置するセラミック製の吸着テーブルを備え、
    前記吸着テーブルは、複数のテーブル片を相互に一体的に接合して形成されていることを特徴とする液滴吐出装置のワークテーブル。
  2. 支持ベースと、前記支持ベースに立設され前記吸着テーブルを支持する3本の支柱と、を更に備えると共に、前記吸着テーブルは、前記3本の支柱を介して3点で支持されており、
    前記3本の支柱は、前記テーブル片同士の接合部を外れた位置に配設されていることを特徴とする請求項1に記載の液滴吐出装置のワークテーブル。
  3. 隣接する前記テーブル片同士は、一方の前記テーブル片の接合端面に形成した凸部と、他方の前記テーブル片の接合端面に形成され前記凸部に係合する凹部と、を有し、
    前記凸部および前記凹部は、係合した状態でねじ止めされていることを特徴とする請求項1または2に記載の液滴吐出装置のワークテーブル。
  4. 前記凸部および前記凹部から成る接合部は、合じゃくり形式またはさねはぎ形式で接合されていることを特徴とする請求項3に記載の液滴吐出装置のワークテーブル。
  5. 複数の前記テーブル片は、その接合端面同士を突き合わせた状態で、前記テーブル片同士の接合部に対応する部位に桟を有する格子枠状のフレームに載置固定されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の液滴吐出装置のワークテーブル。
  6. 隣接するテーブル片同士は、その接合端面同士を突き合わせると共に、その接合部分に下側からあてがった連結板でねじ止め固定されていることを特徴とする請求項1または2に記載の液滴吐出装置のワークテーブル。
  7. 前記吸着テーブルには、これに載置した前記ワークを吸着するための複数の吸着溝と、前記複数の吸着溝に連通する複数の吸着孔と、が形成されており、
    前記複数の吸着溝と前記複数の吸着孔とは、前記テーブル片毎に独立していることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の液滴吐出装置のワークテーブル。
  8. 前記複数のテーブル片は、縦横2枚計4枚のもので構成されていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の液滴吐出装置のワークテーブル。
  9. 請求項1ないし8のいずれかに記載の液滴吐出装置のワークテーブルを備えたことを特徴とする液滴吐出装置。
  10. 請求項9に記載の液滴吐出装置を用い、前記ワークに前記機能液滴による成膜部を形成することを特徴とする電気光学装置の製造方法。
  11. 請求項9に記載の液滴吐出装置を用い、前記ワークに前記機能液滴による成膜部を形成したことを特徴とする電気光学装置。
  12. 請求項10に記載の電気光学装置の製造方法により製造した電気光学装置または請求項11に記載の電気光学装置を搭載したことを特徴とする電子機器。
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