JP2006041895A - カメラ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 輸送時の振動および衝撃による故障を好適に防止できるカメラ装置を提供する。
【解決手段】 カメラ装置1は、レンズ5と、レンズ5をチルト旋回する駆動部7と、駆動部7によるチルト旋回の旋回角度を制御する制御部9と、を備える。制御部9は、動作モード範囲でレンズ5を旋回させる動作モードに加えて、動作モード範囲の外の輸送位置へレンズ5を退避させる輸送モードで、レンズ5のチルト旋回を制御する。輸送モードでは、レンズの前部が筐体外面付近から離れて筐体内部に移動し、輸送時の衝撃等で生じる慣性力の負荷が小さくなる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、チルト旋回可能なレンズを備えたカメラ装置に関し、特に、輸送時にカメラ装置を保護する技術に関する。カメラ装置は例えば監視カメラである。
従来、監視カメラ等のカメラ装置は、レンズを旋回可能に備えている。精密機器であるカメラ装置は、輸送時に加わる振動や衝撃に耐える必要がある。
従来の監視カメラは、レンズの重量が比較的小さかったので、レンズを駆動する駆動メカニズムが十分な強度を有しており、輸送時の振動や衝撃にも十分に耐えることができていた。
しかし、最近は、犯罪の増加等の影響で高精度の画像が求められ、レンズの高倍率化が進んでいる。レンズの倍率の増加に伴い、レンズのサイズが増大し、駆動メカニズム部分も大きくなっており、輸送時の振動および衝撃に対するレンズや駆動メカニズムの強度が低下する傾向にある。例えば、駆動メカニズムが大きく変形し、レンズまたは駆動メカニズムが筐体等に干渉し、破損する可能性がある。
従来、輸送時の破損を防止するために、駆動部をロックする機構が提案されている。例えば、特許文献1では、駆動部がねじで固定される。また例えば、特許文献2では、駆動部がベルトで固定される。
特開2002−125142号公報(第5ページ、図3) 特開2003−322904号公報(第5、6ページ、図5)
しかしながら、従来のカメラ装置は、ロック用のねじまたはベルトを外部から操作するための孔を筐体に備える必要があった。そのため、防水性および気密性が要求される屋外用監視カメラのようなカメラ装置には、従来のロック機構が適していないという問題があった。
本発明は、従来の問題を解決するためになされたもので、その目的は、輸送時の故障を好適に防止できるカメラ装置を提供することにある。
本発明のカメラ装置は、レンズと、前記レンズをチルト旋回する駆動部と、前記駆動部によるチルト旋回の旋回角度を制御する制御部とを備え、前記制御部は、動作モード範囲で前記レンズを旋回させる動作モードに加えて、前記動作モード範囲の外の輸送位置へ前記レンズを退避させる輸送モードで、前記レンズのチルト旋回を制御するように構成されている。
この構成により、制御部が、輸送モードにて、駆動部を制御し、動作モード範囲の外の輸送位置へとレンズを退避させる。これにより、慣性の大きいレンズ前部を、通常動作では使用しないチルト範囲に移動できる。そして、レンズ前部を、振動および衝撃の影響が小さくなる場所へと移動して、レンズの慣性力による負荷を低減できる。したがって、輸送時の振動および衝撃に伴うレンズおよび駆動部の破損を防止でき、輸送時の故障を防止することができる。
また、本発明のカメラ装置において、前記制御部は、前記輸送モードでは、前記レンズの前部が筐体外面付近から離れて筐体内部に移動するように前記レンズを旋回させる。この構成により、輸送モードでは、重量の大きいレンズの前部が筐体外面付近から離れて筐体内部に位置するので、レンズの慣性力による負荷を低減し、輸送時の振動および衝撃に伴うレンズおよび駆動部の破損を防止でき、輸送時の故障を防止することができる。
また、本発明のカメラ装置は、前記輸送モードにて、前記レンズのチルト旋回に連動してカメラ内の当接箇所に当接し、前記駆動部を補強する補強手段を備えている。この構成により、レンズが輸送位置へ旋回すると、補強手段が駆動部を補強するので、輸送時の振動および衝撃に伴うレンズおよび駆動部の故障をさらに好適に防止できる。
また、本発明のカメラ装置において、前記補強手段は、回動可能なストッパー部材と、前記レンズの回動に応じて前記ストッパー部材を回動させて前記当接箇所に当接させるカム機構と、を備えている。この構成により、カム機構を利用して、レンズの旋回に補強手段を好適に連動させることができる。
本発明は、上記のように輸送モードにてレンズを動作モード範囲の外の輸送位置へ退避させることで、輸送時の振動および衝撃に伴うレンズおよび駆動部の破損を防止でき、輸送時の故障を防止することができるという効果を有するカメラ装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態のカメラ装置について、図面を用いて説明する。本実施の形態では、カメラ装置が監視カメラ装置である。
本発明の第1の実施の形態に係るカメラ装置を図1および図2に示す。カメラ装置1は、天井に下向きに設置されるドーム型カメラである。図1および図2において、カメラ装置1は、概略的には、筐体3と、筐体3内に旋回可能に備えられたレンズ5と、レンズ5を旋回させる駆動部7と、駆動部7を制御する制御部9とで構成されている。
筐体3は、円筒型のベース部11を有しており、ベース部11にドームカバー13が取り付けられている。ドームカバー13は透明な樹脂製であり、円筒と半球が組み合わされた形状を有している。
レンズ5は、ドームカバー13内に収容されており、カメラ15の一部として機能する。レンズ5は高倍率レンズである。レンズ5は鏡筒17を備えており、鏡筒17の前部には前玉レンズ19が取り付けられている。また、鏡筒17の後端には、CCD等の撮像素子が取り付けられている。そして、レンズ5と撮像素子によりカメラ15が構成されている。レンズ5を含むカメラ15は、レンズ支持部材21に固定されている。
次に、駆動部7について説明する。駆動部7は、レンズ5を旋回可能に支持する可動メカニズムである。駆動部7は、まず、メカシャーシ31を備えている。メカシャーシ31は、金属板であり、筐体3のベース部11に、パン方向に回転可能に備えられている。メカシャーシ31は、ドームカバー13の中心を通るパン軸を中心として回転する。
メカシャーシ31は、パン機構33によって回転される。パン機構33は、パンモータ35とパンギア37とを備えている。パンモータ35は、メカシャーシ31上に搭載されており、パンギア37は筐体3のベース部11に固定されている。そして、パンギア37が、パンモータ35の駆動ギアと噛み合っている。パンモータ35が回転すると、回転力がパンギア37に伝わる。そして、パンギア37からの反力で、パンモータ35がメカシャーシ31と共に回転する。パン機構33は、メカシャーシ31を360度以上の範囲で旋回させる。
メカシャーシ31は、シャーシ壁41を備えている。シャーシ壁41は、鉄板製であり、メカシャーシ31に立設されている。シャーシ壁41には、レンズ支持部材21が、チルト軸を中心として、チルト方向に回転可能に支持されている。
レンズ支持部材21は、レンズ5と共に、チルト機構43によって回転される。チルト機構43は、チルトモータ45とチルトギア47とを備えている。チルトモータ45は、シャーシ壁41上に搭載されており、チルトギア47はレンズ支持部材21の回転軸に固定されている。そして、チルトギア47が、チルトモータ45の駆動ギアと噛み合っている。チルトモータ45が回転すると、回転力がチルトギア47に伝わる。そして、チルトギア47が、レンズ支持部材21およびレンズ5と共に回転する。
ここで、チルト方向の旋回角度をチルト角といい、パン方向の旋回角度をパン角度という。チルト角度の基準は、真下(ドーム天頂)の方向である。すなわち、レンズ5が真下(ドーム天頂)を向いたときに、チルト角度が0度である。また、レンズ5が水平方向を向くと、チルト角度が90度である。そして、レンズ5が真上を向くとき、チルト角度が180度である。本実施の形態では、チルト機構43が、レンズ5を0度から180度まで旋回可能に構成されている。
次に、制御部9について説明する。制御部9は、CPUおよびメモリを搭載した基板からなるコンピュータである。CPUがROMに記憶されたプログラムを実行することで、制御部9が実現される。制御部9は、パン機構33およびチルト機構43を制御し、より詳細にはパンモータ35およびチルトモータ45への電力供給を制御し、これにより、レンズ5のパン角度およびチルト角度を制御する。制御部9は、所望のパン角度およびチルト角度を算出できる。また、制御部9は、パン方向およびチルト方向の動作範囲を制限することができる。
制御部9は、チルト旋回に関しては、動作モードと輸送モードで動作する。動作モードは、通常の撮影を行うときのモードであり、通常モードと呼んでもよい。これに対して、輸送モードは、カメラ装置1を輸送するときのモードである。
図3に示されるように、動作モードでは、制御部9は、レンズ5の動作範囲を、所定の動作モード範囲に制限する。本実施の形態では、動作モード範囲は、チルト角度が0度〜90度の範囲である。制御部9は、動作モード範囲内でレンズ5を旋回させる。
輸送モードでは、レンズ5の動作範囲が、動作モード範囲より広い輸送モード範囲に設定される。そして、制御部9は、レンズ5を、動作モード範囲から外れた所定の輸送位置へ旋回し、退避させる。
図3では、レンズ5が輸送位置にある。本実施の形態では、輸送モード範囲が、0度〜180度に設定されている。そして、輸送位置は、チルト角度が180度になる位置に設定されてる。したがって、輸送モードでは、チルト角度が180度になり、レンズ5がドーム天頂の反対を向いている。
このように、輸送モードでは、レンズ5は、撮影窓であるドームカバー13から離れて、筐体3の内部を向く。そして、レンズ5の前部(前玉レンズ19)は、ドームカバー13から離れて、筐体3の内部に移動し、カメラシャーシ5に近づく。また、レンズ5が輸送位置に達すると、制御部9により電源がオフにされる。
制御部9は、外部コントローラに通信可能に接続されており、外部コントローラに遠隔制御されて、駆動部7のパン機構33およびチルト機構43を制御する。そして、制御部9は、動作モードおよび輸送モードのチルト旋回制御も、外部コントローラの指示に従って行う。
すなわち、動作モード範囲(チルト角度0〜90)が外部コントローラから制御部9に書き込まれ、制御部9が動作モード範囲でチルト角度を制御し、これにより動作モードが実現される。また、輸送モード範囲(チルト角度0度〜180度)が外部コントローラから制御部9に書き込まれ、制御部9が動作範囲を拡張する。さらに、輸送位置(チルト角度180度)が外部コントローラから制御部9に指示され、制御部9が輸送位置へレンズ5を移動する。このようにして輸送モードが実現される。
また別の好適な制御構成例では、動作モードで起動する場合は、特に動作モード範囲が書き込まれる必要はない(書き込まれなくてもよい)。ノーマルでの動作範囲が0度〜90度に設定されていればよい。そして、輸送モードのときだけ、チルト角度が上記のように書き換えられる。初期動作で原点検出まで動けば問題ない。このような設定により、コントローラがない場合でも、動作モードでの動作が好適に行われる。
次に、図4を参照し、カメラ装置1の動作を説明する。ここでは、通常の動作モードから輸送モードまでの一連の動作を説明する。
カメラ装置1は、起動すると、まず、動作モードで動作する。動作モードでは、外部コントローラから制御部9に、チルト角度範囲として、動作モード範囲(0度〜90度)が書き込まれる(S10)。そして、制御部9は、原点サーチ動作を行う(S12)。ここでは、初期の回転動作をパン機構33およびチルト機構43が行い、チルト旋回およびパン旋回の原点が特定される。チルト旋回の原点は、チルト角が0度になるドーム天頂方向である。
上記の初期動作の後、通常動作が行われる(S14)。通常動作では、パン機構33およびチルト機構43が機能して、レンズ5が旋回する。パン機構33およびチルト機構43は、制御部9により指定された位置(パン角度およびチルト角度)にレンズ5を位置決めする。そして、カメラ15がレンズ5を通して被写体を撮影する。
通常モードにおいて、パン旋回の動作範囲はフリーであり、したがって、レンズ5は、360度の任意の方向を向くことができる。これに対して、チルト旋回の動作範囲は、動作モード範囲に制限されている。動作モード範囲は前述のように、チルト角度が0度〜90度の範囲である。カメラ装置1は天井等に下向きに設置されているので、レンズ5は、真下から水平方向の範囲で回動できる。
次に、輸送モードの動作について説明する。上記の通常動作中に、外部コントローラが制御部9に、通常状態では使用しないチルト角度範囲(90度〜180度)にレンズ5を向けられるようにチルト機構43の動作範囲を拡大する指令を出す。具体的には、外部コントローラから制御部9に、チルト角度範囲として、輸送モード範囲(0度〜180度)が書き込まれる(S16)。これにより、チルト旋回の動作範囲が拡大する。
次に、外部コントローラから制御部9に、輸送位置のチルト角度(180度)が書き込まれる。この指示に従い、制御部9が、チルト機構43のチルトモータ45を制御し、レンズ5を輸送位置へと移動させ、待避させる(S18)。レンズ5は、真上(ドーム天頂の反対)を向く。レンズ5が輸送位置へ移動すると、電源がオフにされる(S20)。これにより、レンズ5がが輸送位置に固定される。カメラ装置1は、この状態で天井から取り外され、輸送される。
ここで、輸送中にカメラ装置1が落下して、衝撃が加わったとする。本実施の形態では、重量の大きいレンズ前部(前玉レンズ19)がメカシャーシ31の近傍に位置している。したがって、メカシャーシ31にかかるレンズ5の慣性力が小さく、メカシャーシ31の変形も小さい。これにより、レンズ5や駆動部9などの筐体3との干渉を回避することができる。
以上に本発明の第1の実施の形態に係るカメラ装置1について説明した。本実施の形態によれば、制御部9が、輸送モードにて、駆動部7を制御し、動作モード範囲の外の輸送位置へとレンズを退避させる。これにより、慣性の大きいレンズ前部を、通常動作では使用しないチルト範囲に移動できる。レンズ前部を、振動および衝撃の影響が小さくなる場所へと移動して、レンズ5の慣性力による負荷を低減できる。したがって、輸送時の振動および衝撃に伴うレンズ5および駆動部7の破損を防止でき、輸送時の故障を防止することができる。
また、本実施の形態によれば、制御部9は、輸送モードでは、レンズ5の前部が筐体外面付近から離れて筐体内部に移動するようにレンズ5を旋回させる。これにより、輸送モードでは、重量の大きいレンズ5の前部が筐体外面付近から離れて筐体内部に位置するので、レン5ズの慣性力による負荷を低減し、輸送時の振動および衝撃に伴うレンズ5および駆動部7の破損を防止でき、輸送時の故障を防止することができる。
次に、図5および図6は、本発明の第2の実施の形態に係るカメラ装置を示している。第2の実施の形態のカメラ装置51は、第1の実施の形態のカメラ装置1に加えて、レバー53とカム機構55とを備えている。これらの構成は、以下に説明するように、駆動部7のストッパー機構として機能し、これにより駆動部7の補強手段として機能する。
なお、図5および図6では、図面を見やすくするために、部品が適宜省略されている。しかし、本実施の形態のカメラ装置51は、基本的に第1の実施の形態のカメラ装置1の全構成を備えており、さらに、図5および図6のレバー53とカム機構55とを備えている。
図5において、レバー53は、ストッパー部材であり、メカシャーシ31のシャーシ壁41に回動可能に取り付けられている。レバー53は、シャーシ壁41の壁面に沿って回動自在である。レバー53の回動中心は、チルト軸の横に設定されている。また、レバー53は、回動中心から、筐体3のベース部11内まで延びている。そして、レバー53の先端57は、ベース部11の内面に設けられた突当部59の近傍に位置している。レバー53が回動すると、後述するように、先端57が突当部59に突き当たり、レバー53が筐体3を押圧する。突当部59はストッパー部材の当接箇所に相当する。
なお、レバー53は、その回動範囲でメカシャーシ31等に干渉しないように適当に屈曲している。また、レバー53の先端57には、ゴム等の弾性部材が備えられている。
カム機構55は、レンズ5のチルト旋回に連動してレバー53を回動させるように構成されている。カム機構55は、カムスリット61と従動突起63で構成されている。
カムスリット61(カム溝)は、チルトギア47に設けられている。カムスリット61は、チルトギア47の縁部に沿って設けられており、図示のように、チルト軸からの距離が場所によって変化する。従動突起63は、レバー53から突出しており、カムスリット61に挿入されている。レンズ5がチルト旋回すると、カムスリット61がチルト軸を中心に回転し、カムスリット61に案内されて従動突起63が移動し、レバー53が回動する。
ここで、本実施の形態のカム形状の設定について説明する。図5は、レンズ5のチルト角度が90度のときのカム位置およびレバー位置を示している。レンズ5のチルト角度が0度から90度の範囲では、チルト軸からカムスリット61までの距離が一定である。すなわち、カムスリット61は、半径が一定の円弧である。したがって、チルト角度が0度から90度の範囲では、カムスリット61が回転しても、従動突起63は動かず、レバー53も回動しない。そして、図5に示されるように、レバー53の先端57は、筐体3の内面の突当部59から離れている。
これに対し、レンズ5のチルト角度が90度から180度の範囲では、チルト軸からカムスリット61までの距離が短くなる。すなわち、カムスリット61は、螺旋の一部を描いている。したがって、チルト角度が90度から180度の範囲では、カムスリット61が回転すると、従動突起63がチルト軸に近づき、レバー53が回動し、レバー53の先端57が突当部59に近づく。図6はチルト角度が180度のときのカム位置およびレバー位置を示している。図示のように、チルト角度が180度に達したとき、レバー53が突当部59に突き当たる。
次に、本実施の形態のカメラ装置51の動作を説明する。図7は、通常の動作モードから輸送モードまでの一連の動作を示している。
図7において、動作モードでのカメラ動作(S10〜S14)は、第1の実施の形態と同様である。起動後に初期動作が行われ、そして、通常動作が行われる。このとき、チルト角度は0度から90度の範囲に制限される。この範囲では、上述したように、カム機構は、レバー53を同じ位置に保持する。レバー53は、チルト動作が阻害されないように、筐体3に干渉しない位置に保持される。
輸送モードでも、制御部9の制御下でのチルト機構43の動作は、第1の実施の形態と同様である。チルト動作範囲が、動作モード範囲から輸送モード範囲へ拡張され(S16)、レンズ5が輸送位置(チルト角度180度)へ移動される(S18)。
ただし、本実施の形態では、レンズ5の旋回に連動して、さらに、メカロック動作が行われる。ここでは、前述したカム設定に従い、レンズ5のチルト角度が90度を超えると、レバー53が回動する。そして、レンズ5のチルト角度が180度に達すると、レバー53の先端57が、筐体3の突当部59に突き当たる。このとき、レバー53の先端57に取り付けられた弾性部材により、動作ストロークの誤差が吸収され、レバー53と突当部59が確実に当接する。そして、レバー53が突き当たることで、レバー53が突張り部材として機能し、駆動部7のメカシャー31を補強し、メカシャーシ31の変形を抑制する。例えば、輸送時にカメラ装置1が落下したとしても、メカシャーシ31の変形が小さくてすみ、破損が回避される。
以上に本発明の第2の実施の形態に係るカメラ装置51について説明した。本実施の形態によれば、レンズ5が輸送位置へ旋回すると、補強手段が当接箇所に当接して駆動部7を補強するので、輸送時の振動および衝撃に伴うレンズおよび駆動部の故障をさらに好適に防止できる。
また、本実施の形態によれば、補強手段がストッパー部材とカム機構とで構成されており、カム機構が、レンズ5の回動に応じてストッパー部材を回動させて当接箇所に当接させる。したがって、カム機構を利用して、レンズ5の旋回に補強手段を好適に連動させることができる。
なお、上述の説明では、カムスリット(カム溝)が、チルトギアに設けられていた。しかし、カムスリットは、レンズ5と共に回動する任意の他の部材に設けられてもよい。カムスリット61は、例えば、レンズ支持部材21に設けられてもよい。また、カムスリット61は別の円板等に設けられてもよい。
また、上述の説明では、ストッパ機構が、アクチュエータとしてカムを備えていた。これに対して、リンクやモータなどの他の種類のアクチュエータが備えられてもよい。そして、他の種類のアクチュエータにより、ストッパーの位置が切り替えられ、駆動メカが保持されてもよい。例えば、モータがストッパー部材を動かして筐体に突き当ててもよい。
また、上述の実施の形態では、1つのストッパー部材(レバー53)が備えられた。これに対して、ストッパー部材は2つでもよく、さらに多くてもよい。これにより、補強効果を増大できる。
また、上述の第1および第2の実施の形態では、パン機構33およびチルト機構35が、ギヤを備えていた。これに対して、ベルトなどの他の駆動機構が設けられてもよい。
また、本発明は監視カメラ装置に限定されず、他の種類のカメラ装置に適用されてもよい。
その他、本発明は上述の実施の形態に限定されず、当業者が本発明の範囲内で上述の実施の形態を変形可能なことはもちろんである。
以上のように、本発明にかかるカメラ装置は、輸送時の振動および衝撃による故障を好適に防止できるという効果を有し、監視カメラ装置等として有用である。
本発明の第1の実施の形態におけるカメラ装置の断面図 本発明の第1の実施の形態におけるカメラ装置の断面図 動作モード範囲および輸送モード範囲を示す図 本発明の第1の実施の形態におけるカメラ装置の動作を示すフロー図 本発明の第2の実施の形態におけるカメラ装置の断面図 本発明の第2の実施の形態におけるカメラ装置の断面図 本発明の第2の実施の形態におけるカメラ装置の動作を示すフロー図
符号の説明
1 カメラ装置
3 筐体
5 レンズ
7 駆動部
9 制御部
11 ベース部
13 ドームカバー
15 カメラ
19 前玉レンズ
21 レンズ支持部材
31 メカシャーシ
33 パン機構
35 パンモータ
37 パンギア
41 シャーシ壁
43 チルト機構
45 チルトモータ
47 チルトギア

Claims (4)

  1. レンズと、
    前記レンズをチルト旋回する駆動部と、
    前記駆動部によるチルト旋回の旋回角度を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、動作モード範囲で前記レンズを旋回させる動作モードに加えて、前記動作モード範囲の外の輸送位置へ前記レンズを退避させる輸送モードで、前記レンズのチルト旋回を制御することを特徴とするカメラ装置。
  2. 前記制御部は、前記輸送モードでは、前記レンズの前部が筐体外面付近から離れて筐体内部に移動するように前記レンズを旋回させることを特徴とする請求項1に記載のカメラ装置。
  3. 前記駆動部に設けられ、前記輸送モードにて、前記レンズのチルト旋回に連動してカメラ内の当接箇所に当接し、前記駆動部を補強する補強手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のカメラ装置。
  4. 前記補強手段は、回動可能なストッパー部材と、前記レンズの回動に応じて前記ストッパー部材を回動させて前記当接箇所に当接させるカム機構と、を備えたことを特徴とする請求項3に記載のカメラ装置。
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