JP2006041367A - 半導体レーザ駆動制御装置、画像形成装置、及び半導体レーザ駆動制御方法 - Google Patents

半導体レーザ駆動制御装置、画像形成装置、及び半導体レーザ駆動制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 半導体レーザとして青紫色レーザを用いた場合のバイアス電流による弱露光の発生を防止する。
【解決手段】 画素クロックに同期して入力された画像信号に基づいて半導体レーザを駆動させる駆動信号を生成し、駆動信号よりも所定時間だけ早いタイミングで半導体レーザに対するバイアス信号を生成し、駆動信号の立ち上がりに同期してバイアス信号をオフにする。
【選択図】 図5

Description

本発明は、レーザプリンタ、デジタル複写機、通信装置等の画像形成装置に利用される半導体レーザの駆動技術に関する。
従来、半導体レーザの駆動方式として、無バイアス駆動方式と有バイアス駆動方式とが用いられている。ここで、無バイアス駆動方式は、半導体レーザのバイアス電流をゼロに設定し、入力信号に対応するパルス電流でレーザを駆動する方式であり、また有バイアス駆動方式は半導体レーザのバイアス電流を所定の閾値電流に設定し、常時バイアス電流を流しながら入力信号に対応するパルス電流をバイアス電流に加えてレーザを駆動する方式である。
一般に、半導体レーザを無バイアス状態から起動させる場合、入力信号に対応する駆動電流を半導体レーザに印加しても、レーザ発振が可能な濃度のキャリアが生成されるまでにある程度の時間を要するため、発光遅延が生じている。このため、高速に半導体レーザを駆動させたい場合には、所望のパルス幅より小さいパルスしか得ることができない。
そこで、レーザ発振までの遅延時間を小さくするために、予めバイアス電流として半導体レーザに発振閾値電流を流すものが提案されている。最近では、特にレーザプリンタ、デジタル複写機、DVD装置等において更なる高画質化が求められているため、650nmの赤色レーザや400nmの青紫色レーザを用いたシステムが実用化され始めている。
レーザプリンタやデジタル複写機等に適用される赤色レーザは、バイアス電流を流した状態における光出力が数十μW程度であるため、バイアス電流による地肌汚れ(かぶり)の影響は殆ど無視することができる。
ところが、青紫色レーザでは、バイアス電流時における光出力が1mW程度のものもあり、赤色レーザと比較して非常に高い。また、青紫色レーザのファーフィールドパターンの狭いものでは3mW程度の光出力で感光材料を露光させることが可能である。このため、感光材料上での露光電位と非露光電位との差が従来よりも小さくなり、トナーをのせるか否かの現像バイアスの設定範囲も狭く、レーザプリンタやデジタル複写機等に適用した場合、レーザの発光特性のばらつきによる地肌汚れ(かぶり)の原因となってしまう。
そこで、レーザプリンタやデジタル複写機等に青紫色レーザを用いる場合、無バイアス駆動方式を用いることが考えられるが、光通信の分野では、基本的に無バイアス駆動方式を用い、半導体レーザを発光させる駆動電流を流す直前に発振閾値電流(バイアス電流)を流すものが提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。つまり、これらの提案では、入力信号を所定時間遅延させる遅延回路を設け、その遅延回路の出力で駆動電流を「オン」するように構成されている。
特開平4−283978号公報 特開平9−83050号公報
しかしながら、上記特許文献1や特許文献2の構成をレーザプリンタやデジタル複写機等の画像形成装置に適用した場合、次のような問題が生じる。
通常、半導体レーザのレーザオフ区間が長い状態からレーザオンさせるには、実験結果から最低数ナノ秒の期間バイアス電流を流してからレーザオンさせた方が安定してレーザが立ち上がる。また、半導体レーザのレーザオフ期間が短い画像データの場合、ドライバの残留電荷の影響や半導体レーザの特性により、上述の時間より短い期間バイアス電流を流すだけで半導体レーザが応答する。
特許文献1、2では、入力信号に対して所定時間だけ遅延させた後に、半導体レーザの駆動を行っているため、例えば図11に示すように、オフ期間tが遅延時間τよりも短い画像データ(濃い画像)の場合は、オフ期間においてもバイアス電流がオフしないため、オフ区間、即ち、白画素においてバイアス電流による弱露光が発生してしまい、白画素にトナーが付着するという問題がある。
このように、画像形成装置に適用する場合、バイアス電流を入れる時間を生成する方法として、画像データを遅延させる方法でなく、バイアス電流をオンするタイミングを制御できることが要望されている。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、半導体レーザとして青紫色レーザを用いた場合のバイアス電流による弱露光の発生を防止することを目的とする。
本発明は、入力された画像信号に基づいて半導体レーザを駆動させる半導体レーザ駆動制御装置であって、画素クロックに同期して入力された画像信号に基づいて半導体レーザを駆動させる駆動信号を生成する駆動信号生成手段と、前記駆動信号よりも所定時間だけ早いタイミングで前記半導体レーザに対するバイアス信号を生成し、前記駆動信号に基づいてオフするバイアス信号生成手段とを有することを特徴とする。
また、本発明は、入力された画像信号に基づいて半導体レーザを駆動させる半導体レーザ駆動制御方法であって、画素クロックに同期して入力された画像信号に基づいて半導体レーザを駆動させる駆動信号を生成する駆動信号生成工程と、前記駆動信号よりも所定時間だけ早いタイミングで前記半導体レーザに対するバイアス信号を生成し、前記駆動信号に基づいてオフするバイアス信号生成工程とを有することを特徴とする。
本発明によれば、半導体レーザとして青紫色レーザを用いた場合のバイアス電流による弱露光の発生を防止することができる。
以下、図面を参照しながら発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
[実施形態1]
図1は、実施形態1におけるカラー画像形成装置の構成の一例を示す図である。図1において、1は転写ベルトであり、パルスモータ15の駆動が駆動ローラ42に伝達されることにより所定速度で矢印方向に移動される。2〜5はそれぞれ感光ドラムであり、順にマゼンタ(M),シアン(C),イエロー(Y),ブラック(BK)に対応する。各色の感光ドラム2〜5はそれぞれドラムモータ11〜14により回転駆動され、不図示の帯電ユニットにより一様に帯電される。各色の感光ドラム2〜5には、対応するレーザビームLM(L1),LC(L2),LY(L3),LBK(L4)がレーザスキャナユニット200(M),200(C),200(Y),200(BK)からそれぞれ発光される。尚、レーザスキャナユニット200については、図2を用いて更に後述する。
そして、レーザビームLM(L1),LC(L2),LY(L3),LBK(L4)の走査によって形成された静電潜像が不図示の現像器に収容されたトナーにより現像されて可視化される。各色の感光ドラム2〜5上に形成された画像は、不図示の給紙ユニットから給紙され、転写ベルト1上に静電吸着された転写紙上に所定のタイミングで転写され、パルスモータ15の駆動により図中の矢印方向に搬送され、不図示の定着ユニットにより定着された後、不図示の排紙トレイへ排紙される。このようにして、画像形成プロセスにより形成された画像が転写紙上に転写されて排紙される。
また、本画像形成装置は、マゼンタ(M),シアン(C),イエロー(Y),ブラック(BK)の各画像を重ね合わせるためのレジストレーション補正機能を有している。この補正機能は読取部(CCDセンサ)10やその制御を行うコントローラ部51などで実現される。尚、この読取部(CCDセンサ)10は、後述するレーザの立ち上がり遅延及び立ち下がり遅延の補正量を決定するためにも用いられる。
ここで、読取部(CCDセンサ)10を用いたレジストレーション補正の方法について説明する。尚、実施形態1では、上述の画像形成プロセスによりマゼンタ(M),シアン(C),イエロー(Y),ブラック(BK)のレジストレーション補正用パターンが転写ベルト1の搬送方向に直交する幅方向の所定位置に対向するように一対形成されるものとする。
図1に示すように、読取部(CCDセンサ)10は転写ベルト1の搬送方向に直交して一対設けられ、双方とも同様の照明ランプ6,7,集光レンズ8,反射ミラー9を備え、CCDで構成されるセンサ10a,10bなどを有し、パルスモータ15の駆動に従って移動する転写ベルト1上に形成されたレジストレーション補正用パターン(例えば、所定幅を有する十字マーク)を照明して得られる反射光をセンサ10a,10bに結像させることにより、レジストレーション補正用パターンの読み取りを行う。
51はコントローラ部であり、読取部(CCDセンサ)10によるレジストレーション補正用パターンの読み取りを制御すると共に、読み取られたパターンより各色のレジストレーションのずれ量を演算する。そして、コントローラ部51はその演算結果に基づいて主走査及び副走査の電気的画像書き出しタイミングと、レーザの光路長変化及び光路変化の補正量とを算出し、主走査の位置補正データを後述する主走査位置補正ユニットに送出し、また副走査の位置補正データを後述するレーザON/OFF信号生成ユニットに送出する。更に、コントローラ部51はレーザの光路長変化及び光路変化を補正するために、光路中に設けられた反射ミラーを駆動制御する不図示のパルスモータのパルスデータを、不図示のパルスモータドライバに供給する。
尚、コントローラ部51は、上述の制御を行うCPUと、そのCPUの制御プログラムや制御データを格納しているROMと、CPUが制御を実行時に使用する作業領域や各種テーブルなどの領域を含むRAMと、タイマーや通信インターフェースなどの周辺回路とで構成されている。
このようにして、マゼンタ(M),シアン(C),イエロー(Y),ブラック(BK)の各画像を重ね合わせるためのレジストレーション補正が行われる。
次に、図2を用いてレーザスキャナユニットの構成及び動作について説明する。カラー画像形成装置では、図2に示すレーザユニットをイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのそれぞれに1ユニットずつ、合計4ユニット搭載している。各色の主走査方向の相対的なずれ量を図1に示したコントローラ部51が読取部10によるレジストレーション補正機能により演算し、各色に応じた位置補正量を後述する各色の主走査位置補正ユニットに入力することで、各色の主走査方向のn分の1画素単位のずれを補正している。
図2は、実施形態1におけるレーザスキャナユニットの構成の一例を示す図である。図2において、201は主走査同期検出ユニットである。202は主走査位置補正ユニットであり、主走査同期検出ユニット201から出力された主走査同期信号211をコントローラ部51から位置補正量指定信号212で指示された遅延量だけ補正させる。203はクロック発生ユニットであり、原発クロック214を発生する。
204は主走査同期クロック生成ユニットであり、主走査位置補正ユニット202によって補正された主走査同期信号213とクロック発生ユニット203が出力する原発クロック214とを入力し、補正された主走査同期信号213に同期した画素クロック215を出力する。
205はPWM生成ユニットであり、主走査同期クロック生成ユニット204から出力される画素クロック215と後述する周波数逓倍ユニットから出力されるn倍のクロックとに基づいて不図示の画像処理部で所定の画像処理が施された画像信号217をパルス幅変調し、PWM信号(レーザON/OFF信号)216として後述するレーザ駆動回路へ出力する。
206は周波数逓倍ユニットであり、主走査同期クロック生成ユニット204から出力される画素クロック215をn倍のクロックに変換する。
207はバイアス信号生成ユニットであり、画素クロック215と、画像信号217と、n倍クロック218と、PWM信号216とに基づいてレーザ駆動回路のバイアス電流をオン/オフするバイアス制御信号219を出力する。尚、このバイアス制御信号219のタイミングについては図5を用いて更に後述する。
ここで、図3を用いて各色のレーザスキャナユニット200から出力されるPWM信号(レーザON/OFF信号)216とバイアス制御信号219とに基づいて半導体レーザを駆動するレーザ駆動回路の構成及び動作について説明する。
図3は、実施形態1におけるレーザ駆動回路の概略構成を示す図である。図3において、301は半導体レーザ、302は半導体レーザ301の発光光量を検出するレーザ光量検知手段としてのフォトダイオード、303,304はスイッチ回路、305はサンプルホールド回路、306は予め設定された基準電圧、307は誤差アンプ、308は調整用半固定抵抗、I1はバイアス電流源、I2は変調電流源である。また、実施形態1では、半導体レーザ201として青紫色レーザを用いるものとする。
以上の構成において、レーザ駆動回路では、上述のレーザスキャナユニット200から出力されるPWM信号216によってスイッチ回路303をオン/オフし、半導体レーザ301を変調する。この半導体レーザ301に流れる電流値は、変調電流源I2によって制御される。また、半導体レーザ301のバックビームはフォトダイオード302で検出され、調整用半固定抵抗308に電流が流れることによってレーザ光量に比例した電圧が発生する。そして、調整用半固定抵抗308で発生した電圧は誤差アンプ307によって基準電圧306と比較され、その結果がサンプルホールド回路305へ出力される。
上述のフォトダイオード302を用いたAPC(Auto Power Control)動作時は、コントローラ部51のCPUから出力されるサンプル/ホールド信号によりサンプルホールド回路305がサンプル状態となり、誤差アンプ307の出力により変調電流源I2が制御され、半導体レーザ301に流れる電流値が変動する。また、APCを動作させない場合は、コントローラ部51のCPUから出力されるサンプル/ホールド信号によりサンプルホールド回路305がホールド状態となり、PWM信号216のLow/Highで画像イメージを形成する。スイッチ回路304は、バイアス制御信号219によって後述する所定のタイミングでオン/オフされる。
図4は、半導体レーザの電流−光出力特性を示す図である。図4において、Ithは閾値電流、Pthは閾値電流時の光出力、Iopは変調電流値、Po はそのときの光出力を表す。図4に示すように、光出力がPthに達するまでは、半導体レーザ301からは自然放出光がでているが、Pthを超えるとレーザ発振が起こる。
ここで、通常バイアス電流は閾値電流より少し小さい電流に設定するが、青紫色レーザでは、このバイアス電流を流した状態において、自然放出光のパワーが赤外レーザや赤色レーザよりも大きいため、感光体を弱露光してしまう可能性がある。
そのため、このバイアス電流を入れるタイミングを適切に制御する必要が生じる。以下図5を用いて実施形態1におけるレーザ駆動回路を制御する各信号のタイミングについて説明する。
図5は、実施形態1におけるレーザ駆動回路を制御する各信号のタイミングチャートである。図5において、画素クロック215は主走査同期クロック生成ユニット204から出力された1画素の周期でオン/オフするクロックである。実施形態1では、クロックの周波数は20MHzで、1画素は50ナノ秒に相当する。
逓倍クロック218は、画素クロック215が周波数逓倍ユニット206でn逓倍されたクロックで、実施形態1では、画素クロック215を8逓倍したクロックである。
尚、逓倍クロック218はバイアス信号生成ユニット207に入力され、バイアス信号のオン/オフを制御するバイアス制御信号219の生成や、PWM生成ユニット205に入力され、画像信号217に基づいて半導体レーザ301のオン/オフを制御するPWM信号216の生成に使用される。
画像信号217は、実施形態1では4ビットで、図中の数値は濃淡の割合を表し、具体的には1画素内でどのくらいの割合でレーザをオンするかを表している。例えば、数値が3の場合、1画素の中で3/8画素分だけレーザをオンすることを示している。また数値が0のところは1画素内レーザをオフすることを示している。
PWM生成ユニット205に入力された画像信号217は、画素クロック215の立ち上がりでデータが確定され、次の画素クロック215の立ち上がりでPWM生成ユニット205より出力される。例えば、図5に示す501の立ち上がりで取り込まれた画像信号217の数値が3の場合には、次の502の立ち上がりでPWM生成ユニット205よりPWM信号216が3/8画素分のパルス幅で出力される。
バイアス制御信号219は、バイアス信号生成ユニット207がPWM信号216より1/8画素分早いタイミングでオンし、PWM信号216のオンで、オフするように制御される。また、画像信号217が0の場合、バイアス制御信号219はオンしない。即ち、バイアス制御信号219は、バイアス信号生成ユニット207にて画素クロック215の立ち上がり501で画像信号217(0でない)が取り込まれると、次の画素クロック215の立ち上がり502よりも1/8画素だけ早くオンし、その画素クロック215の立ち上がり502でオフするように制御される。
一般的に、半導体レーザ301の特性として、発光濃度がピーク強度まで達するまでに数ナノ秒以上かかることからPWM信号216よりも1/8画素前にバイアス電流をオンしても、地肌汚れが発生することはない。また、バイアス電流を入れるタイミングは画素クロック215の周波数と半導体レーザ301の特性によって適宜設定しても良い。
尚、PWM生成ユニット205やバイアス信号生成ユニット207は、ASICなどで構成し、高速に動作させることも可能である。
また、半導体レーザ301に流れる電流は、バイアス電流I1と変調電流I2の何れかとなり、図5に示すような電流波形となる。
実施形態1では、PWM信号216の立ち上がりとほぼ同時にバイアス制御信号219をオフしているが、厳密にPWM信号216の立ち上がりとバイアス制御信号219とを同時制御することは不可能なため、バイアス電流をPWM信号216がオンしている区間の途中でオフするように構成しても良い。その場合、バイアス制御信号219を生成する上で、逓倍クロック218の立ち下がりも利用すれば、1/8画素以下の単位でバイアス制御信号219のオフタイミングを設定することができる。
このように、実施形態1によれば、PWM信号の立ち上がりと同時にバイアス制御信号をオフに制御することで、バイアス電流時の地肌汚れ等を防止できる。
また、バイアス電流をオンする区間が最短になり、レーザの消費電力を低下させることができる。
[実施形態1の変形例]
実施形態1では、バイアス制御信号219のオフタイミングをPWM信号216のオンタイミングとしたが、APC制御をバイアス電流を含めて実施する場合は、以下のようにしても良い。
図6は、実施形態1の変形例のレーザ駆動回路を制御する各信号のタイミングチャートである。ここでは、実施形態1との相違点について説明する。
この変形例では、バイアス信号生成ユニット207がバイアス制御信号219をPWM信号216の立ち上がりよりも1/8画素前よりオンし、PWM信号216の立ち下がりと同時にオフするように制御する。
また、半導体レーザ301に流れるレーザ電流は、変調電流I2とバイアス電流I1との和になり、PWM信号216がオンしているときのレーザ電流はI1+I2となる。
この変形例によれば、バイアス制御信号219のオフタイミングをPWM信号216のオフタイミングとし、変調電流I2とバイアス電流I1を足し合わせた状態でAPC制御を行うことができる。
[実施形態2]
次に、図面を参照しながら本発明に係る実施形態2について詳細に説明する。実施形態2では、半導体レーザの応答性を向上させるために、微小バイアス電流を流しておくものである。
尚、実施形態2におけるカラー画像形成装置の構成は、図1を用いて説明した実施形態1と同様であり、その説明は省略する。また、レーザスキャナユニットの構成も、図2を用いて説明した実施形態1と同様である。
ここで、図7を用いて各色のレーザスキャナユニット200から出力されるPWM信号216とバイアス制御信号219とに基づいて半導体レーザを駆動するレーザ駆動回路の構成及び動作について説明する。
図7は、実施形態2におけるレーザ駆動回路の概略構成を示す図である。尚、図7に示す701〜708、I1及びI2は図3に示す301〜308、I1及びI2と同じものである。ここでは、相違点のみを説明する。
図7において、I3は第二のバイアス電流源であり、常時、バイアス電流源I1よりも小さい微小電流である第二のバイアス電流を流す電流源である。ここで、微小電流としては、半導体レーザ701のインピーダンスが小さくなる電流であれば良い。
また、第二のバイアス電流は微小電流であるため、地肌汚れが発生しないように、感光体(感光ドラム)の現像バイアスを設定する。
次に、図8を用いて実施形態2におけるレーザ駆動回路を制御する各信号(第二のバイアス電流を含む)のタイミングについて説明する。
図8は、実施形態2におけるレーザ駆動回路を制御する各信号のタイミングチャートである。図8に示すバイアス制御信号219は、バイアス信号生成ユニット207にて画素クロック215の立ち上がり801で画像信号217(0でない)が取り込まれると、次の画素クロック215の立ち上がり802よりも1/8画素だけ早くオンし、その画素クロックの立ち上がり802でオフするように制御される。
また、第二のバイアス電流I3は、常時流れているため、半導体レーザ701に流れるレーザ電流はPWM信号216がオンのときは、変調電流I2+第二のバイアス電流I3となる。
実施形態2では、PWM信号216の立ち上がりとほぼ同時にバイアス制御信号219をオフしているが、厳密にPWM信号216の立ち上がりとバイアス制御信号219とを同時制御することは不可能なため、バイアス電流をPWM信号216がオンしている区間の途中でオフするように構成しても良い。その場合、バイアス制御信号219を生成する上で、逓倍クロック218の立ち下がりも利用すれば、1/8画素以下の単位でバイアス制御信号219のオフタイミングを設定することができる。
このように、実施形態2によれば、バイアス電流よりも微小電流である第二のバイアス電流を常時流すことで、半導体レーザの応答性を向上させることができる。
[実施形態2の変形例]
実施形態2では、バイアス電流よりも微小電流である第二のバイアス電流を常時流し、バイアス制御信号219のオフタイミングをPWM信号216のオンタイミングとしたが、APC制御をバイアス電流を含めて実施する場合は、以下のようにしても良い。
図9は、実施形態2の変形例のレーザ駆動回路を制御する各信号のタイミングチャートである。ここでは、実施形態2との相違点について説明する。
この変形例では、バイアス信号生成ユニット207がバイアス制御信号219をPWM信号216の立ち上がりよりも1/8画素前よりオンし、PWM信号216の立ち下がりと同時にオフするように制御する。
また、第二のバイアス電流I3が常時流れているため、レーザ電流はPWM信号216がオンのとき、変調電流I2+バイアス電流I1+第二のバイアス電流I3となる。
この変形例によれば、変調電流I2とバイアス電流I1、更に第二のバイアス電流I3を足し合わせた状態でAPC制御を行うことができる。
[実施形態3]
次に、図面を参照しながら本発明に係る実施形態3について詳細に説明する。実施形態3では、実施形態1の変形例のように、バイアス制御信号のオフタイミングをPWM信号のオフタイミングとしたときに、画像信号における白画素のバルス幅が1/8画素の場合と、それ以外の場合とで画像信号に先立ってバイアス電流を入れるタイミングを変更するものである。
尚、実施形態3におけるカラー画像形成装置の構成は、図1を用いて説明した実施形態1と同様であり、その説明は省略する。また、レーザスキャナユニットの構成も、図2を用いて説明した実施形態1と同様である。更に、レーザ駆動回路の構成も、図3を用いて説明した実施形態1と同様である。
ここで、図10を用いて実施形態3におけるレーザ駆動回路を制御する各信号のタイミングについて説明する。
図10は、実施形態3におけるレーザ駆動回路を制御する各信号のタイミングチャートである。図10に示すように、PWM信号216のオフ区間(1003)は1/8画素である。この場合、バイアス制御信号219を上述した実施形態と同じように、PWM信号216より1/8画素前からオンすると、バイアス制御信号219をオフする区間がなくなってしまう。つまり、バイアス電流I1がオンのままになってしまう。
従って、PWM信号216のオフ区間が1/8画素の場合、バイアス制御信号219をPWM信号216のオンのタイミングより1/16画素前よりオンするように制御する。即ち、バイアス信号生成ユニット207が画像信号217の濃淡の割合に応じて、PWM信号216に先立ってバイアス制御信号219をオンするタイミングを適宜選択する。
一般的に、半導体レーザの特性や残留電荷の影響により、レーザオフ区間が短い場合、次のレーザの立ち上がりまでの遅れ時間が短い傾向があるため、レーザオフ区間が1/8画素の場合には、バイアス制御信号をオンするタイミングを1/16画素前からとしても半導体レーザの応答性は低下しない。また、レーザオフした後に、必ずバイアス電流オフ区間がはいるため、地肌汚れなどの問題を回避することができる。
尚、本発明は複数の機器(例えば、ホストコンピュータ,インターフェース機器,リーダ,プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置など)に適用しても良い。
また、本発明の目的は前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(CPU若しくはMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
この場合、記録媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
このプログラムコードを供給するための記録媒体としては、例えばフロッピー(登録商標)ディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMなどを用いることができる。
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
更に、記録媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
実施形態1におけるカラー画像形成装置の構成の一例を示す図である。 実施形態1におけるレーザスキャナユニットの構成の一例を示す図である。 実施形態1におけるレーザ駆動回路の概略構成を示す図である。 半導体レーザの電流−光出力特性を示す図である。 実施形態1におけるレーザ駆動回路を制御する各信号のタイミングチャートである。 実施形態1の変形例のレーザ駆動回路を制御する各信号のタイミングチャートである。 実施形態2におけるレーザ駆動回路の概略構成を示す図である。 実施形態2におけるレーザ駆動回路を制御する各信号のタイミングチャートである。 実施形態2の変形例のレーザ駆動回路を制御する各信号のタイミングチャートである。 実施形態3におけるレーザ駆動回路を制御する各信号のタイミングチャートである。 従来のバイアス電流による白画素にトナーが付着する問題を説明するための図である。
符号の説明
1 転写ベルト
2 感光ドラム(M)
3 感光ドラム(C)
4 感光ドラム(Y)
5 感光ドラム(BK)
6 照明ランプ
7 照明ランプ
8 集光レンズ
9 反射ミラー
10 CCDセンサ
11 ドラムモータ(M1)
12 ドラムモータ(M2)
13 ドラムモータ(M3)
14 ドラムモータ(M4)
15 パルスモータ(M5)
42 駆動ローラ
51 コントローラ部

Claims (12)

  1. 入力された画像信号に基づいて半導体レーザを駆動させる半導体レーザ駆動制御装置であって、
    画素クロックに同期して入力された画像信号に基づいて半導体レーザを駆動させる駆動信号を生成する駆動信号生成手段と、
    前記駆動信号よりも所定時間だけ早いタイミングで前記半導体レーザに対するバイアス信号を生成し、前記駆動信号に基づいてオフするバイアス信号生成手段とを有することを特徴とする半導体レーザ駆動制御装置。
  2. 前記バイアス信号生成手段は、前記駆動信号の立ち上がりに同期して前記バイアス信号をオフにすることを特徴とする請求項1に記載の半導体レーザ駆動制御装置。
  3. 前記バイアス信号生成手段は、前記駆動信号の立ち下がりに同期して前記バイアス信号をオフにすることを特徴とする請求項1に記載の半導体レーザ駆動制御装置。
  4. 前記バイアス信号生成手段は、前記バイアス信号の電流値より小さい電流値のバイアス信号を常時前記半導体レーザに対して生成することを特徴とする請求項1に記載の半導体レーザ駆動制御装置。
  5. 前記半導体レーザは、青紫色レーザであることを特徴とする請求項1に記載の半導体レーザ駆動制御装置。
  6. 前記所定時間は、前記画素クロックを逓倍したクロックに基づく時間であることを特徴とする請求項1に記載の半導体レーザ制御駆動装置。
  7. 前記所定時間は、前記画素クロックの周波数と前記半導体レーザの特性とによって設定されることを特徴とする請求項1に記載の半導体レーザ制御駆動装置。
  8. 前記所定時間は、前記駆動信号の濃淡の割合に応じて決定される時間であることを特徴とする請求項1に記載の半導体レーザ制御駆動装置。
  9. 請求項1に記載の半導体レーザ駆動制御装置により画像形成プロセスにおける潜像形成を行うことを特徴とする画像形成装置。
  10. 入力された画像信号に基づいて半導体レーザを駆動させる半導体レーザ駆動制御方法であって、
    画素クロックに同期して入力された画像信号に基づいて半導体レーザを駆動させる駆動信号を生成する駆動信号生成工程と、
    前記駆動信号よりも所定時間だけ早いタイミングで前記半導体レーザに対するバイアス信号を生成し、前記駆動信号に基づいてオフするバイアス信号生成工程とを有することを特徴とする半導体レーザ駆動制御方法。
  11. 請求項10に記載の半導体レーザ駆動制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  12. 請求項11に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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