JP2006039499A - 光伝送体アレイの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 特に細径プラスチックロッドレンズを用いた光伝送体アレイを、低コストで高精度に作製する製造方法を提供すること。
【解決手段】 本発明の光伝送体アレイ製造方法は、2枚の基板間に円柱状のプラスチック製ロッドレンズが並列配置されている光伝送体アレイの製造方法であって、プレス上盤10の表面に複数のロッドレンズ44を並列配置して仮留めする工程と、一方の面に接着剤46が所定の間隔をあけて塗布された基板42を接着剤が塗布された面が上方に向くようにしてプレス上盤の下方に配置する工程と、基板をプレス上盤に仮留めされたロッドレンズに押圧して基板をロッドレンズに接着させる工程と、を備えている。
【選択図】 図6

Description

本発明は、光伝送体アレイの製造方法に関し、より詳細には、2枚の基板間に円柱状のロッドレンズが並列配置されている光伝送体アレイの製造方法に関する。
微小レンズの一つとして、両端面が鏡面研磨された円柱状のロッドレンズが知られている。このようなロッドレンズは、単体で用いられる他に、多数のロッドレンズを一列に配列して一体化させたロッドレンズアレイ部品の形態とされ、複写機、ファクシミリ、スキャナ、ハンドスキャナ等で使用されるイメージセンサ用の光学部品として、あるいは、光源にLED(発光ダイオード)を用いたLEDプリンタ、液晶素子を用いた液晶プリンタ、EL素子を用いたELプリンタのような装置における書き込みデバイスとして用いられている。
このようなロッドレンズアレイの製造方法として、例えば、ロッドレンズが収まる多数の浅溝が一定間隔で平行に形成された型部材上にロッドレンズを配列し、型部材上に配列されたロッドレンズの上方に樹脂シートと第1の基板とを配置して樹脂シートを粘稠にした状態で上方から加圧することにより、ロッドレンズを樹脂シートに半埋設状態として型部材から第1の基板に転写してロッドレンズ配列体とし、さらに、このロッドレンズ配列体を反転させて、その上方に樹脂シートと第2の基板とを配置し、樹脂シートを粘稠にした状態で上方から加圧することにより、ロッドレンズを樹脂シートに完全埋設状態とすることによって、第1および第2の基板間にロッドレンズを樹脂で固定するロッドレンズアレイ製造方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−90105号公報
また、近年、普及してきている細径のロッドレンズを使用した光伝送体アレイでは基板材として樹脂板が用いられるが、樹脂製の基板を使用した場合、基板と樹脂シートの間にエアー溜りが形成され易く、また、樹脂シートの硬化工程で製品にソリが多発し、最終歩留が悪化するという問題がある。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、特に細径のロッドレンズを用いた光伝送体アレイを、低コストで高精度に作製する製造方法を提供することを目的としている。
本願発明の発明者は、樹脂製の基板は表面が平坦ではなく、表面に凹み部が存在しているため、型部材上に配列されたロッドレンズの上方に樹脂シートと基板を配置した状態で上方から加圧し、ロッドレンズを樹脂シートに半埋設状態にしようとすると、この凹み部にエアー溜りが形成されることを見出した。
そして、基板とロッドレンズを一体化させる接着剤として樹脂シートに代えて接着剤を使用し、接着剤が所定の間隔をあけて塗布された基板を接着剤塗布面が上方に向くように配置し、且つその上方にロッドレンズを配置した状態で、基板を下方からロッドレンズに押圧することにより、エアー溜まりの発生が防止でき、また、接着剤の硬化応力による製品のソリも低減できることを見出して本発明をなしたものである。
本発明によれば、2枚の基板間に円柱状のロッドレンズが並列配置されている光伝送体アレイ製造方法であって、プレス上盤の表面に複数のロッドレンズを並列配置して仮留めする工程と、一方の面に接着剤が所定の間隔をあけて塗布された基板を、該接着剤が塗布された面が上方に向くようにして、前記プレス上盤の下方に配置する工程と、前記基板を前記プレス上盤に仮留めされたロッドレンズに押圧して前記基板を前記ロッドレンズに接着させる工程と、を備えていることを特徴とする光伝送体アレイ製造方法が提供される。
このような構成によれば、上方の面に接着剤が所定の間隔をあけて塗布された基板を下方から、ロッドレンズに押圧する構成であるので、基板に凹部がある場合であっても、エアー溜まりが形成されにくく、また、接着剤の硬化応力によるソリが低減でき歩留まりが向上する。また、接着剤が基板の上面に塗布されているため、接着剤のたれ落ちが起こりにくく、低粘度の接着剤を使用することができる。
本発明の他の好ましい態様によれば、ロッドレンズの仮留めが、プレス上盤の表面に形成された複数の配列溝と、細孔からの吸引によって行われる。
また、本発明の他の好ましい態様によれば、配列溝のピッチが、ロッドレンズ平均直径より10μmから20μmより大きい値に設定されている。
また、本発明の他の好ましい態様によれば、接着剤は、前記所定の間隔が0.5mmから2mmの範囲に設定され、帯状に塗布されている。
このような構成によれば、接着剤の塗布部分間に形成された幅0.5mmから2mmの空間が、余剰な接着剤が逃げる「逃げ代」として機能し、エアー溜りの発生が抑制され工程が安定するとともに、接着剤硬化時の内部応力が分断され、ソリが低減でき最終製品の歩留が向上する。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記プレス上盤が回転機能を有し、前記ロッドレンズの配置・仮留め工程が、前記プレス上盤の表面を上方に向けた状態で行われ、前記接着工程では、前記プレス上盤の表面が下方に向けられた状態で行われる。
このような構成によれば、プレス上盤を回転させることでロッドレンズが配置されるプレス上盤の表面の向きが変えられるので、小さなスペースでロッドレンズアレイを製造することが可能となる。
このような構成によれば、特に細径のロッドレンズを用いた光伝送体アレイを、低コストで高精度に作製する製造方法が提供される。
本発明の好ましい実施形態のロッドレンズアレイ(光伝送体アレイ)の製造方法を図面に沿って詳細に説明する。まず、本発明の好ましい実施形態のロッドレンズアレイ製造方法によって製造されたロッドレンズアレイ1の構成を説明する。図1は、本発明の好ましい実施形態のロッドレンズアレイ製造方法で製造されたロッドレンズアレイ1の一部分を示す概略的な斜視図である。
図1に示されているように、このロッドレンズアレイ1では、2枚の基板2、4の間に、円筒状のロッドレンズ6が多数本、並列状態で配置されている。基板2、4と各ロッドレンズ6との間には接着剤8が充填され、各ロッドレンズ6は基板2、4間に固定されている。
基板2、4としては、カーボンブラック、染料等の遮光剤を含有させた、ベークライト(フェノール樹脂)、ABS樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂等の板が用いられる。
ロッドレンズ6は円柱形状を有し、並列状態で配置されている。ロッドレンズ6は、その円形断面の中心から外周部に向かって屈折率が連続的に低下する屈折率分布(GI)型のプラスチック製またはガラス製のロッドレンズである。
ロッドレンズを構成するプラスチック材料としては、ガラス転移温度Tgが60℃以上のものが好ましい。ガラス転移温度が低すぎると、ロッドレンズアレイ1の耐熱性が不十分となるおそれがあり、又、内部に充填する接着剤8の選択が難しくなる。
具体的には、ポリメチルメタクリレート、メチルメタクリレートと他の単量体との共重合体等が使用される。他の単量体としては、2,2,3,3−テトラフルオロプロピル(メタ)アクリレート、2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロペンチル(メタ)アクリレート、2,2,3,4,4,4−ヘキサフルオロブチル(メタ)アクリレート、2,2,2−トリフルオロエチル(メタ)アクリレート等のフッ素化アルキル(メタ)アクリレート(屈折率n=1.37〜1.44)、屈折率1.43〜1.62の(メタ)アクリレート類例えばエチル(メタ)アクリレート、フェニル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート、アルキレングリコール(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパン−ジ又はトリ−(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトール−ジ、トリ又はテトラ−(メタ)アクリレート、ジグリセリンテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、その他、ジエチレングリコールビスアリルカーボネート、フッ素化アルキレングリコールポリ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
次に、本発明の好ましい実施形態のロッドレンズアレイ1の製造方法を説明する。本実施形態のロッドレンズアレイ製造方法は、直径0.1mmから0.7mmの範囲のロッドレンズを用いたロッドレンズアレイの製造に適している。
図2は、本発明の一実施形態のロッドレンズアレイ製造方法で使用されるロッドレンズアレイ原板の製造装置の構成を示す模式的な斜視図であり、図3ないし図11は、図1に示すロッドレンズアレイ原板の製造装置を用いたロッドレンズアレイの製造工程を説明する模式的な斜視図である。
まず、本実施形態のロッドレンズアレイ製造方法で使用されるロッドレンズアレイ原板の製造装置の構成を説明する。図2に示されているように、本実施形態のロッドレンズアレイの製造方法で使用される製造装置は、直方体(四角柱)状の金属製のプレス上盤10を備えている。プレス上盤10は、長手方向に延びる4枚の外面のうち、反対方向を向いた一対の表面12、14が基板材取付け面とされ、他の一対の表面16、18がロッドレンズ材配列面とされている。即ち、本実施形態では、基板材取付け面12、14とロッドレンズ材配列面16、18とが、プレス上盤10の外側面に交互に配置されている。
基板材取付け面12、14は平坦面であり、複数の真空吸引孔20が形成されている。この真空吸引孔20は、真空ポンプなどの外部の真空吸引装置(図示せず)に連通され、真空吸引装置からの吸引によって、基板材取付け面12、14毎に、切断後に基板2(4)となる基板材を吸着できるように構成されている。
ロッドレンズ材配列面16、18には、幅方向に延びるリブ22が所定間隔で平行に配置され、このリブ22間に、切断後にロッドレンズ6となるロッドレンズ材が並列配置される複数のロッドレンズ材配列溝24が形成されている。なお、ロッドレンズ材配列溝24は、このような構成に限定されるものではなく、ロッドレンズ材配列面16、18の表面を加工することによって形成されたV溝、U溝等でもよい。
ロッドレンズ材配列溝24ピッチは、配列するロッドレンズ材の平均直径より10μm〜20μm大きい値に設定されている。したがって、ロッドレンズ材配列面16、18上に配列された各ロッドレンズ材の間に10μm〜20μmの間隙が形成される。そして、この間隙に接着剤が充填され、各ロッドレンズ6は、最終製品のロッドレンズアレイ1内で、厚さ(幅)10μm〜20μmの硬化した接着剤を介して固定されることになる。
ロッドレンズ材配列溝ピッチを、ロッドレンズ材の平均直径より10μm以上大きな値とすることにより、ロッドレンズ材配列面16、18上に配列されたロッドレンズ材の間隙を10μm以上にでき、ロッドレンズ材間への接着剤充填不良が発生しにくくなる。一方、溝ピッチを、ロッドレンズ材の平均直径より20μm大きな値以下とすることにより配列斑を発生しにくくするとともに、一定区間内に配置されるロッドレンズの数を確保でき、ロッドレンズアレイとして一定以上の光量を確保することができる。このため、溝ピッチは、上述した範囲の値に設定されている。前記溝ピッチはロッドレンズ剤の平均直径より10μm大きい値以上15μm大きい値以下とすることがより好ましい。
ロッドレンズ材配列面16、18には、ロッドレンズ材配列溝24に直交して延びる真空吸引溝26が複数本、形成されている。この真空吸引溝26も、真空ポンプなどの外部の真空吸引装置(図示せず)に連通され、真空吸引装置からの吸引によって、ロッドレンズ材配列面16、18毎にロッドレンズ材を吸着できるように構成されている。
プレス上盤10は、長手方向軸線Xを中心に沿って延びるシャフト28を中心に回転可能に構成されている。シャフト28内には、プレス上盤10の基板材取付け面12、14に形成された真空吸引孔20とロッドレンズ材配列面16、18に形成された真空吸引溝26のそれぞれを、外部の真空吸引装置に独立して連通させる4本の管路30が形成され、4本の管路30毎に独立して真空吸引装置からの吸引を行うことができるように構成されている。したがって、基板材またはロッドレンズ材のプレス上盤10への吸引により固定(吸着)および吸引停止による取り外し(吸着停止)を、基板材取付け面12、14およびロッドレンズ材配列面16、18毎に独立して行うことができる。
プレス上盤10の下方には、所定間隔をおいて、プレス下盤32が配置されている。プレス下盤32は、基板材を載置可能な寸法の上面を有する金属製の板状部材である。プレス下盤32の上面34には、複数の真空吸引孔36が形成され、図示しない真空ポンプ等の真空吸引装置によって、基板材をプレス下盤32上に吸着できるように構成されている。また、プレス下盤32は、昇降機構によって、プレス上盤10に向かって昇降可能とされ、上面34に吸着した基板材を、プレス上盤10のロッドレンズアレイ配列面16に吸着されているロッドレンズ材に向けて押圧(プレス)することができるように構成されている。
さらに、プレス下盤32はジャケット構造を有し、上面34に吸着している基板材を所定温度まで加熱または冷却できるように構成されている。
プレス下盤32は、プレス上盤10の真下から側方に向かって延びる一対のリニアガイド38上を移動可能に配置された移動ステージ40上に固定されている。このような構成により、プレス下盤32は、プレス上盤10の真下の位置と、プレス上盤10からずれた位置との間を移動可能とされている。
次に、図3ないし図11を参照して、上述したロッドレンズアレイ原板製造装置を用いたロッドレンズアレイ製造方法を説明する。なお、図3ないし図11では、明確化のため、ロッドレンズ材の太さを誇張して極端に太く描いている。
本実施形態の製造方法では、プレス上盤10のロッドレンズアレイ材配列面16(18)に並列配置されたロッドレンズ材の一方の側に第1の基板材を接着して中間製品であるロッドレンズアレイ部品を製作(1次工程)し、次いで、ロッドレンズアレイ部品にロッドレンズ材の第2の基板材を接着して、図1に示すロッドレンズアレイが連続している状態であるロッドレンズアレイ原板を製作(2次工程)し、さらに、板状のロッドレンズアレイ原板を、ロッドレンズアレイ材の軸線に直交する方向に切断して、図1に示されているようなロッドレンズアレイを得る。
<1次工程>
以下、本実施形態の製造方法を具体的に説明する。まず、図3に示されているように、切断後に第1の基板2となる基板材42を基板材取付け面12上に配置し、さらに、真空吸引装置によって、基板材取付け面12の真空吸引孔20から吸引を行い、基板材42を基板材取付け面12に吸着させる。本実施形態では、基板材として、長さ250mm、幅170mm、厚さ0.42mmの黒色ベークライト板を使用する。このベークライト製の基板材42は、反り等を防止するため、使用時まで恒温恒湿室内で5kgwの重しを載せて静置して保管した。
次いで、シャフト28を中心に矢印A方向にプレス上盤10を90度回転させ、ロッドレンズ材配列面18が上方に向くように配置する。次いで、図4に示されているように、所定長に切断した多数本のロッドレンズ材44をロッドレンズ材配列面18に敷き詰め、真空吸引装置によってロッドレンズ材配列面18のロッドレンズ材吸引溝26から吸引を行いながら、全てのロッドレンズ材配列溝24内にロッドレンズ材44を配置し、ロッドレンズ材44をロッドレンズ材配列面18上に並列状態で吸着させる。
本実施形態では、ロッドレンズ材44として、円形断面の中心から外周部に向かって屈折率が連続的に低下する屈折率分布を有し、直径0.35mm、長さ166mm、中心屈折率1.497、屈折率分布定数0.865mm-1のプラスチック製ロッドレンズ材を645本配列した。また、配列溝ピッチは、0.365mmに設定した。
次に、プレス上盤10を、矢印A方向に更に90度回転させて、基板材42が吸着されている基板材取付け面12を下方に向ける。次いで、プレス上盤10の真下に配置されたプレス下盤32を上昇させ、プレス下盤32の上面34を、基板材取付け面12に吸着されている基板材42の下面に当接させる。この状態で、基板材取付け面12の真空吸引孔20からの吸引を停止すると同時に、プレス下盤32の上面34に形成されている複数の真空吸引孔36からの吸引を開始し、基板材42をプレス上盤10からプレス下盤32上の所定位置に移動させる。その後、プレス下盤32を降下させる(図5)。
次に、プレス下盤32および吸着されている基板材42をリニアガイド38に沿って矢印B方向に移動させ、プレス上盤10の真下からずれた位置に配置し、プレス下盤32の上面34に吸着されている基板材42の上面に接着剤46を塗布し、その後、プレス下盤32および吸着されている基板材42をリニアガイド38に沿って矢印C方向に移動させ、プレス上盤10の真下の位置に戻す。
本実施形態では、接着剤46として、ウレタン系湿気硬化型ホットメルト接着剤(商品名 エスダイン9607K セキスイ製)を使用した。また、本実施形態では、接着剤46は、5.5mmの塗布ピッチ、4.5mmの塗布幅、厚さ49μmで、1mmの間隔をあけ、帯状に、30条(図示は4条)塗布される。塗布方法は、特に限定されるものではないが、接着剤を塗布厚さ精度49μm±1.5μmで塗布できる方法が特に好ましい。また、帯状の塗布される接着剤46の間隔は、1mmに限定されるものではなく、0.5mmから2mmの範囲とされるのが好ましい。0.5mm以上とすることで接着剤の「逃げ代」を十分に確保でき、2mm以下とすることで、切断する位置が多少ずれたとしても、アレイ表面への未充填部分の露出を抑制できる。塗布される接着剤の厚みは、エアー溜り及び配列斑を抑制する点でロッドレンズの半径の1/10〜1/2が好ましく、1/5〜1/2がより好ましい。
一方、プレス上盤10の上方に向いている基板材取付け面14には、切断後に第2の基板となる基板材48が吸着される(図6)。
次に、プレス上盤10を矢印A方向に更に90度回転させて、基板材48が吸着されている基板材取付け面14が側方に、ロッドレンズ材44が吸着されているロッドレンズ材配列面18が下方を向くように配置する。次いで、接着剤46が塗布されている基板材42を吸着しているプレス下盤32を上昇させ、プレス下盤32上の基板材42の接着剤46が塗布されている上面を、ロッドレンズ材配列面18に吸着されているロッドレンズ材44に押圧し密着させ(図7)、ロッドレンズ材44に基板材42を接着する。
この時、プレス下盤32を50℃〜100℃に加温しておき、基板材42に塗布された接着剤46を適正な粘度にして、ロッドレンズ材44と基板材42間の隙間を無くし、完全に密着させる。続いて、プレス下盤32の温度を約20℃まで下げ、接着剤46を冷却する。
プレス下盤32をプレス上盤10に押し付けるプレス圧力は、0.1MPa/cm2〜0.5MPa/cm2の範囲が好ましい。更に好ましくは、0.25MPa/cm2〜0.4MPa/cm2の範囲がよい。
また、この状態で、プレス上盤10の上方を向いているロッドレンズ材配列面16に、図7に示されているように、所定長に切断した多数本のロッドレンズ材50をロッドレンズ材配列面16に敷き詰め、全てのロッドレンズ材配列溝26内にロッドレンズ材50を配置する。このとき、真空吸引装置によって、ロッドレンズ材配列面16の真空吸引溝26から吸引しておき、ロッドレンズ材50をロッドレンズ材配列面16上に並列状態で吸着させておく。なお、ロッドレンズ材50は、ロッドレンズ材44と同じものである。
次に、プレス下盤32の真空吸引を停止した後、プレス下盤32を下降させる。このとき基板材42は、ロッドレンズ材44に接着されているので、ロッドレンズ材44を介してプレス上盤10側に付着されている。
次いで、プレス上盤10を矢印A方向にさらに90度回転させ、ロッドレンズ材配列面16、18が側方に、基板材取付け面14が下方を向くように配置する。次いで、プレス下盤32を上昇させ、真空吸引の切り換えによりプレス上盤10の基板材取付け面14に吸着されていた基板材48をプレス下盤32に移動させ、この基板材48の上面に接着剤52を塗布する。なお、接着剤52として、上述した接着剤46と同じものを使用し、基板材42に塗布したのと同様に基板材48に塗布する。この工程は、図6に沿って説明した工程と同様の作業による。さらに、プレス上盤10の上方を向いている基板材取付け面12には、別の基板材54を吸着させる(図8)。
次に、プレス上盤10を、矢印A方向にさらに90度回転させて、図9に示すように、接着剤で基板材42が接着されたロッドレンズ材44の列が吸着されているロッドレンズ材配列面18が上方に、また、ロッドレンズ材50が吸着されているロッドレンズ材配列面16が下方に向くように配置する。
この状態で、プレス下盤32を上昇させプレス上盤10に向けて押圧し、プレス下盤32に吸着されている基板材48を、プレス上盤10のロッドレンズ材配列面16に吸着されているロッドレンズ材50に接着剤52で接着する。
一方、このプレス作業中に、プレス上盤10の上方を向いているロッドレンズ材配列面18の真空吸引を停止して、ロッドレンズ材配列面18から、接着剤46で一体化されたロッドレンズ材44と基板材42とから成るロッドレンズアレイ部品56を取り外す。この時、ホットメルトタイプである接着剤46は、十分冷却されているので、ロッドレンズ材44の配列は乱されない。
取り外されたロッドレンズアレイ部品56を、好ましくは温度10℃〜40℃、湿度20%RH〜85%RHの環境下、更に好ましくは室温15℃〜25℃、湿度30%RH〜60%RHの環境下に放置して、接着剤46を十分に硬化させるのが良い。
<2次工程>
次いで、ロッドレンズアレイ部品56からロッドレンズアレイ原板を製造する2次工程を説明する。まず、図3ないし図6に沿って説明した工程と同様に、プレス下盤32に基板材58を吸着させこの基板材に接着剤60を塗布する。
すなわち、まず、プレス上盤10を基板材取付け面12を上方に向けて配置し、切断後に第2基板4となる基板材58を基板材取付け面12に吸着する。次いで、プレス上盤10を、シャフト28を中心に矢印A方向に180度回転させ、基板材58が吸着されている基板材取付け面12を下方に向ける。
次いで、プレス上盤10の真下に配置されているプレス下盤32を上昇させ、プレス下盤32の上面34を、基板材取付け面12に吸着されている基板材58の下面に当接させる。この状態で、基板材取付け面12の真空吸引孔20からの吸引を停止すると同時に、プレス下盤32の上面34に形成されている複数の真空吸引孔36からの吸引を開始し、基板材58をプレス上盤10からプレス下盤32上の所定位置に移動させる。さらに、プレス下盤32を降下させる。
次に、プレス下盤32および吸着されている基板材58をリニアガイド38に沿って矢印B方向に移動させてプレス上盤10の真下からずれた位置に配置し、基板材58の上面に接着剤60を塗布し、次いで、プレス下盤32および吸着されている基板材58をリニアガイド38に沿って矢印C方向に移動させてプレス上盤10の真下の位置に戻す。なお、接着剤60として、上述した接着剤46と同じものを使用し、厚さを45μmとした以外は基板材42に塗布したのと同様に基板材58に塗布する。
次いで、図10に示すように、上方に向けられたプレス上盤10の基板材取付け面14に、一次工程で製作され接着剤硬化が完了したロッドレンズアレイ部品56を、基板材42が下方に向けられた状態で吸着させる。次いで、図11に示すようにプレス上盤10を180度回転させ、ロッドレンズアレイ部品56のロッドレンズ材44が下方を向くように配置し、さらに、プレス上盤10の真下に配置されているプレス下盤32を上昇させ、プレス下盤32に吸着されている基板材58をロッドレンズ材44に密着させ、基板材58を接着剤60によってロッドレンズ材44に接着する。
このとき、基板材58に塗布された接着剤60およびプレス下盤32の温度を50℃〜100℃に加温し、接着剤を適正な粘度にしておく。このときのプレス圧力は0.1MPa/cm2〜0.5MPa/cm2の範囲が好ましい。更に好ましくは、0.25MPa/cm2〜0.4MPa/cm2の範囲がよい。この結果、ロッドレンズ材44と基板材58との隙間が無くなり、これらが完全に密着させられる。その後、プレス下盤32の温度を20℃まで下げ、接着剤60を冷却する。
ロッドレンズ、接着剤、基板材には、各々、レンズ直径斑、塗布厚さ斑、基板厚さ斑が存在する。このため、基板材全面に接着剤を塗布、若しくは接着機能を有する樹脂シートを配置すると、接着剤若しくは樹脂シートの厚さが薄い場合には凹み部分にエアー溜りが発生し、また厚い場合には凸部分からは余剰分が、はみ出して工程不良を引き起こし、歩留を悪化させてしまう。
本実施形態では、接着剤は1mmの間隔で30条に分けて塗られているので、1mmの間隙が余剰分の「にげ代」となり、エアー溜りの発生が抑制され工程も安定する。また、1次工程のロッドレンズアレイ部品中の接着剤は硬化が完了しているので、再加熱されてもレンズ配列の乱れは生じない。
このようにして得られたロッドレンズアレイ原板は、5.3mm(5.5mmの切断ピッチ、切断代0.3mm)に切断後、好ましくは温度40℃〜70℃、湿度50%RH以上の環境下、更に好ましくは室温55℃〜65℃、湿度70%RH以上の環境下に放置され、接着剤を完全に硬化させることが好ましい。この時、ロッドレンズアレイ内部では接着剤の「にげ代」が機能し、硬化応力が分断されソリの発生を抑制できる。
本実施形態の製造方法によって得られたロッドレンズアレイでは、最大で0.8mm程度の接着剤未充填部分が存在する場合もある。この未充填部分は、後工程である鏡面切削によって、完成したロッドレンズアレイ内に埋設されることになるので、仮に切断が多少ずれたとしても、アレイ表面に未充填部分が露出することは無い。
このようにして5.2mmの切削前ロッドレンズアレイを作製した。この5.2mmの切削前ロッドレンズアレイの切断面を、鏡面切削して4.4mmに仕上げ、1枚のロッドレンズアレイ原板から、29本のロッドレンズアレイを作製した。
上記実施形態のロッドレンズアレイ製造方法によれば、プレス上盤を回転させながらロッドレンズアレイ原板を製造していくので、小さなスペースでロッドレンズアレイ原板を効率よく生産できる。
本発明は前記実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された技術事項の範囲内で種々の変更又は変形が可能である。
例えば、上記実施形態は、内部にロッドレンズが1列(1段)になって配置されたロッドレンズアレイの製造方法であったが、本発明は、基板間にロッドレンズが2列以上(多段構造)になって配列されたロッドレンズアレイの製造にも適用可能である。
例えば、2段構造のロッドレンズアレイの製造では、まず、上述した1段構造のロッドレンズアレイの製造方法と同様に、基板材をプレス上盤10の基板材取付け面12に吸着させた後、プレス上盤10のロッドレンズ材配列面12に第1段目のロッドレンズを配列して、図4に示す状態とする。さらに、第1段目のロッドレンズ材の配列体上に複数のロッドレンズ材を密接状態で並列配置して敷き詰める。このとき、第2段目のロッドレンズ材は、第1段目のロッドレンズ材の配列体に対して俵積み状になるよう配置される。第2段目のロッドレンズ材は、第1段目のロッドレンズ材の間の微細な隙間から吸引され、ロッドレンズ材配列面12に吸着される。
さらに、上述した1段構造のロッドレンズアレイ製造方法と同様に、基板材をプレス下盤32に転写し、基板材の上面に接着剤を多条塗布する。このとき、接着剤の厚さは、75μmとする。
さらに、上述した1段構造のロッドレンズアレイの製造方法と同様に、プレス下盤32を上昇させ、基板材をプレス上盤10に吸着されている2段のロッドレンズ材に押圧する。プレス条件は、上述した1段構造のロッドレンズアレイの製造方法と同様とする。
この時、接着剤は、まず、基板材と第2段目のロッドレンズ間に充填され、次いで、第2段目のロッドレンズ間の微細な隙間をすり抜け第1段目のロッドレンズまで到達し、基板と第2段目及び第1段目のロッドレンズ間を完全に充填する。
このようにして得られた2段構造のロッドレンズアレイ部品も、1段構造のロッドレンズアレイ部品と同様に、好ましくは温度10℃〜40℃、湿度20%RH〜85%RHの環境下、更に好ましくは室温15℃〜25℃、湿度30%RH〜60%RHの環境に放置され、接着剤が硬化させられる。
その後、上述した1段構造のロッドレンズアレイ製造方法と同様の工程を経て、ロッドレンズアレイとされる。
上記実施形態では、基板材取付け面とロッドレンズ材配列面とが交互に隣接して配置されたプレス上盤を使用したが、全面がロッドレンズ材配列面であるプレス上盤を使用し、基板材のプレス下盤への供給は、他の手段で行う構成でもよい。このような構成によれば、三角柱、五角柱等の奇数の角柱状のプレス上盤を使用することも可能となる。
また、上記実施形態では、同一のプレス下盤で加熱、冷却を行う構成であるが、加熱用プレス下盤と冷却用プレス下盤とを準備し、接着剤の加熱と冷却とを別々のプレス下盤で行い、プレス下盤の温度変更に要する時間を削り、処理時間を短縮する構成でもよい。即ち、加熱用プレス下盤で接着剤等を加熱しながらプレスを行い、このプレス完了後に、加熱用プレス下盤によるプレスを解除して加熱用プレス下盤を別の場所に移動させ、次いで、冷却用プレス盤で基板材等を冷却しながらプレスを行い、接着剤を冷却硬化させる構成でも良い。
上記実施形態では、ロッドレンズアレイ部品56を作製する1次工程と、ロッドレンズアレイ原板を製造する2次工程を同じ装置を用いる構成であるが、各工程別に専用装置を用いる構成にすれば、生産性は更に向上する。この場合、2次工程のプレス上盤は、ロッドレンズを配列する必要がないので、基板材を吸着する複数の真空吸引孔を配置した平坦面のみから構成されたものでよく、対向する2つの主表面を基板材取り付け面とする板状体で構成したものでもよい。
次に、本発明の一実施形態の製造方法によって作製したロッドレンズアレイの評価に用いたMTF測定装置について説明する。
図12に、MTFの測定装置を示す。この測定装置は、順次に配置した光源60、波長フィルタ62、拡散板64、格子(テストチャート)66、及びCCDラインセンサ68から構成される。また、格子66とCCDラインセンサ68とは、ロッドレンズの所定の共役長だけ離れている。また、本実施例では、空間周波数12(ラインペア(Lp)/mm)の格子66を使用した。空間周波数とは、透明ラインと遮光(黒)ラインとの組み合わせを1ラインとし、1mm幅中のライン数を示す。測定対象のロッドレンズアレイ1は、格子66とCCDラインセンサ68の間に配置される。
結像面に設置したCCDラインセンサ68によって、格子66の画像の光量を測定し、図13に示すような測定光量の最大値(iMAX)と最小値(iMIN)を測定し、MTFを下記の式により求めた。
MTF(%)=((iMAX−iMIN)/(iMAX+iMIN))×100
次に、本発明の一実施形態の製造方法によって作製したロッドレンズアレイの評価に用いたソリ測定装置について説明する。
図14にソリ測定装置の構成を示す。このソリ測定装置は、レーザ変位計70(例えば、キーエンス社製LK−085)から測定用レーザ光72を、測定対象のロッドレンズアレイ1の基板2に照射することによって、ロッドレンズアレイ1のソリ(δ)を検出する。詳細には、矢印Dで示される、ロッドレンズアレイ1のロッドレンズ6が延びる方向に直交する方向に沿って、ロッドレンズアレイ1の基板2の表面を測定用レーザ光72で走査し、得られたデータを、データ収集器74(例えば、NR−2000)で処理することにより、ロッドレンズアレイ1のソリδを測定する。
(実施例1)
本発明の一実施形態の製造方法によって作製した1段構造のロッドレンズアレイの測定結果、及びMTF=65%以上、ソリ0.5mm以内の歩留を以下に示す。
格子精度(空間周波数)=12Lp/mm
測定波長 =525nm
MTF =78.0%
歩留 =89.0%
ソリ歩留 =99.6%
(実施例2)
本発明の一実施形態の製造方法によって作製した2段構造のロッドレンズアレイの測定結果、及びMTF=65%以上、ソリ0.5mm以内の歩留を以下に示す。
格子精度(空間周波数)=12Lp/mm
測定波長 =525nm
MTF =79.2%
MTF歩留 =91.2%
ソリ歩留 =99.0%
(比較例)
次に比較例について説明する。
特開平9−90105号公報に示された製造方法でロッドレンズアレイを作製した。但し、ロッドレンズ材は、前記実施例と同一材料を使用した。また、前記公報記載の樹脂シートに替えて、前記実施例と同一の接着剤を使用し、塗布方法は、基板全面に一様に塗布した。また、基板はレンズ面に上方から配置し、同様に上方からプレスした。この製造方法で作製したロッドレンズアレイを前記実施例と同じ方法にて、MTFを測定した結果、及びMTF=65%以上、ソリ0.5mm以内の歩留を以下に示す。
格子精度(空間周波数)=12Lp/mm
測定波長 =525nm
MTF =69.4%
MTF歩留 =25.2%
ソリ歩留 =76.3%
比較例として作製したロッドレンズアレイには、基板とレンズ間、若しくはレンズ間に、接着剤の未充填部分が数多く見受けられ、配列乱れが発生し、最終的にソリの発生も多くロッドレンズアレイを精度よく低コストで製造することが困難であることがわかる。
本発明の好ましい実施形態のロッドレンズアレイ製造方法で製造されるロッドレンズアレイの一部分の概略的な斜視図である。 本発明の実施形態の製造方法で用いるロッドレンズアレイ原板製造装置の構成を模式的に示す斜視図である。 本発明の実施形態のロッドレンズアレイ製造方法を説明する図面である。 本発明の実施形態のロッドレンズアレイ製造方法を説明する図面である。 本発明の実施形態のロッドレンズアレイ製造方法を説明する図面である。 本発明の実施形態のロッドレンズアレイ製造方法を説明する図面である。 本発明の実施形態のロッドレンズアレイ製造方法を説明する図面である。 本発明の実施形態のロッドレンズアレイ製造方法を説明する図面である。 本発明の実施形態のロッドレンズアレイ製造方法を説明する図面である。 本発明の実施形態のロッドレンズアレイ製造方法を説明する図面である。 本発明の実施形態のロッドレンズアレイ製造方法を説明する図面である。 本発明の実施例で用いたロッドレンズアレイの解像度(MTF)の測定装置の概略構成図である。 格子画像の橋梁の測定結果を示すグラフである。 本発明の実施例で用いたロッドレンズアレイのソリの測定装置の概略構成図である。
符号の説明
1:ロッドレンズアレイ
2、4:基板
6:ロッドレンズ
8:接着剤
10:プレス上盤
12、14:基板材取付け面
16、18:ロッドレンズ材配列面
20:真空吸引孔
22:リブ
24:ロッドレンズ材配列溝
26:真空吸引溝
28:シャフト
30:管路
32:プレス下盤
34:プレス下盤上面
36:プレス下盤真空吸引溝
38:リニアガイド
40:移動ステージ
42、48、54、58:基板材
44、50:ロッドレンズ材
46,52,60:接着剤
56:ロッドレンズアレイ部品

Claims (5)

  1. 2枚の基板間に円柱状のロッドレンズが並列配置されている光伝送体アレイの製造方法であって、
    プレス上盤の表面に複数のロッドレンズを並列配置して仮留めする工程と、
    一方の面に接着剤が所定の間隔をあけて塗布された基板を、該接着剤が塗布された面が上方に向くようにして、
    前記プレス上盤の下方に配置する工程と、
    前記基板を前記プレス上盤に仮留めされたロッドレンズに押圧して前記基板を前記ロッドレンズに接着させる工程と、を備えている、
    ことを特徴とする光伝送体アレイ製造方法。
  2. 前記ロッドレンズの仮留めが、プレス上盤の表面に形成された複数の配列溝と、細孔からの吸引によって行われる、
    請求項1に記載の光伝送体アレイ製造方法。
  3. 前記配列溝のピッチが、ロッドレンズ平均直径より10μmから20μm大きい値に設定されている、
    請求項1または2に記載の光伝送体アレイ製造方法。
  4. 前記接着剤は、前記所定の間隔が0.5mmから2mmの範囲に設定され、帯状に塗布されている、
    請求項1ないし3のいずれか1項に記載の光伝送体アレイ製造方法。
  5. 前記プレス上盤が回転機能を有し、
    前記ロッドレンズの配置・仮留め工程が、前記プレス上盤の表面を上方に向けた状態で行われ、
    前記接着工程では、前記プレス上盤の表面が下方に向けられた状態で行われる、
    請求項1ないし4のいずれか1項に記載の光伝送体アレイ製造方法。
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