JP2006037790A - ガスヒートポンプの排ガス浄化装置及び排ガス浄化方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】
ガスヒートポンプ運転時に排出される炭化水素,一酸化炭素,窒素酸化物を浄化する。
【解決手段】
ガスヒートポンプ排気ガス流路2の途中に、排気ガス流路の上流からNOx吸着還元型触媒3が配置されて成るガスヒートポンプ排気ガス浄化装置である。
また、前記NOx吸着還元型触媒に流入する排ガスの温度,空燃比及び酸素濃度、またはガスヒートポンプがリーン運転を行っている時間等を計測し、上記計測された結果を元にNOx吸着還元型触媒に蓄積されているNOx量を演算し、前記NOx吸着還元型触媒に蓄積されているNOx量が一定値を超えた場合に燃焼タイミングを調整する手段または膨張行程または排気行程に通常の燃料噴射とともに燃料を噴射する燃料二次噴射手段を有するガスヒートポンプ排気ガス浄化装置である。
【効果】
ガスヒートポンプの排気ガスを効率良く浄化することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ガスヒートポンプの排気ガス浄化方法及び装置に係り、特に、排ガス中に含まれる炭化水素,一酸化炭素及び窒素酸化物を浄化せしめる排気ガス浄化方法及び装置に関する。
現在、天然ガス,都市ガスなどのメタン主成分ガスを燃料とする内燃機関を用いたガスエンジンヒートポンプ(略称GHP)はその優れた省エネルギー性・経済性などにより空調機等に使用され、市場に数多く普及している。GHPが設置される地域の大部分は大都市の密集地であり、ガスエンジンからの窒素酸化物(NOx)の排出が問題となっている。
現在、一般的に用いられているNOxの低減方法としては、ガソリンエンジンを搭載した自動車では三元触媒を使用する方法が広く用いられている。三元触媒は、理論空燃比で燃料を燃焼させ、排ガス中の一酸化炭素(CO),炭化水素(HC)および水素(H2 )などの還元性のガスと、NOxおよび酸素(O2 )などの酸化性のガスを三元触媒上で当量反応させ、一酸化炭素(CO),炭化水素(HC),NOxなどの有害成分を、二酸化炭素(CO2),水(H2O),窒素(N2 )などに無害化するものである。しかしながら、三元触媒は、排ガス中に過剰の酸素が残存しない理論空燃比の排ガスにしか適用できない。
また発電施設のガスタービン発電機などでは、アンモニア選択還元法が広く用いられる。このアンモニア選択還元法は、排ガス中のNOxと添加されたアンモニアとを触媒上で当量反応させ、NOxとアンモニアを窒素(N2)及び水(H2O)にして浄化するもので、三元触媒とは異なり酸素が多く存在する雰囲気中でもNOxを還元できるという利点がある。しかし、アンモニアは臭気が強く有毒であるため、アンモニア選択還元法では、
NOxの還元に用いられなかったアンモニアを大量に排出することはできない。
これに対して、特開平5−98954号公報(特許文献1)は、過剰の酸素が存在する酸化(すなわち空燃比リーン)雰囲気中では窒素酸化物をその触媒上に吸収し、還元(すなわち空燃比リッチ)雰囲気中では吸収した窒素酸化物を放出するとともに、その放出された窒素酸化物を水素や一酸化炭素,炭化水素などに還元する触媒であるNOx吸蔵還元型触媒を採用している。一方、GHPの排ガス中には硫黄酸化物(SOx)が存在する。NOx吸蔵還元型触媒はNOxの吸収作用を行うのと同様な作用で排ガス中のSOxを吸収してしまう。NOx吸蔵還元型触媒に吸収されたSOxは安定な硫酸塩を形成するので、NOx吸蔵還元型触媒の再生を行う温度である400℃程度ではリッチ雰囲気中においてもSOxは分解,放出され難い。特開平6−66129号公報(特許文献2)では、このようなSOx被毒と呼ばれる問題を解決するため、触媒を700℃程度の高温かつリッチ雰囲気下のSOx再生状態に置くことによりNOx放出と同様のメカニズムでNOx吸蔵還元型触媒からSOxを放出させる。
さらに他の分野である自動車内燃機関の排ガス浄化触媒(特開平10−263416号公報(特許文献3),特開平11−76831号公報(特許文献4))は、650℃のリッチ雰囲気でSOxの吸蔵,還元の効率を高める。ガソリンエンジンを搭載した自動車では、通常走行時および加速時などに対応してエンジン負荷が大きく変化し、加速時の高負荷時には、排ガスの温度は高くなり、SOx再生に適した触媒温度650〜800℃程度まで達する。したがってこれらの従来技術は、負荷が変動し、排ガス温度が650〜800℃程度まで達する内燃機関に関連して実施されるとき、触媒の再生作用を行うことができる。
特開平5−98954号公報 特開平6−66129号公報 特開平10−263416号公報 特開平11−76831号公報
先に述べた特許文献1ではNOx吸蔵触媒を用いているため、NOxをNOx捕捉材内部に捕捉する必要がある。そのため、捕捉NOxの還元速度が遅く、排ガス雰囲気をストイキまたはリッチにする時間を長くしなければならないため、燃費の悪化や、GHPの運転効率が低下する場合がある。
また、特許文献2をそのまま、天然ガスまたは天然ガスが主成分である都市ガスを燃料とするGHPに適用することは困難である。その理由は、GHPからの排ガスの温度は、およそ300〜600℃の低温度であって、特殊な制御を行わない限りNOx吸着触媒のSOx再生に好適な触媒温度700〜800℃の高温にはなりにくいからである。また、GHPの燃料である都市ガスはメタン(CH4 )が主成分であるため、GHPの排気ガスを還元雰囲気とした場合にはHCとしてCH4 が排出される。CH4 は炭化水素の中では酸化されにくいため、不飽和な高級炭化水素を多く含むガソリンエンジンの排気ガスと比較して、GHPの排気ガスでは触媒の再生を行うことが難しい。したがって、より低温でのSOx分解,放出を行うことが可能なGHP用排ガス浄化システムが望まれている。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、GHP運転時に排出されるNOxを良好に浄化させる排ガス浄化方法及び装置を提供することである。
本発明者らは前記目的を達成すべく、上記課題について鋭意検討した結果、下記の排ガス浄化方法及び装置を見出した。即ち本発明はガスヒートポンプ排気ガス流路の途中に、排気ガス流路に窒素酸化物を還元浄化するNOx吸着還元型触媒が配置されることを特徴とする。図1にその概略図を示す。ガスヒートポンプ1から排出される排気ガスは排気ガス流路2を通過しNOx吸着還元型触媒3により浄化される。
本発明はNOx吸着型還元触媒が排ガス流路に配置されているため、排ガス中のNOxを捕捉することができる。また、NOx吸着還元型触媒は、NOxを捕捉材の表面に化学吸着させるため、NOx捕捉材内部に捕捉する吸収に比べて、捕捉NOxの還元速度が速くストイキまたはリッチにする時間を短くすることが可能である。そして、排気ガスを還元雰囲気にするためには、特別な還元剤添加装置を備えずとも、ガスヒートポンプでの通常の燃料噴射に加えて膨張行程または排気行程にエンジンシリンダ内に2回目の燃料を噴射する燃料2次噴射等を用いることで可能になる。
本発明においてNOxを還元浄化するためリーン運転時と比較して還元剤が多い状態を作るとともに、NOx吸着還元型触媒が十分に機能する温度になるよう排気ガス若しくはNOx吸着還元型触媒を加熱するタイミングは以下の各方法等によることができる。
・ ECU(Engine Control Unit) で決定される空燃比設定信号,エンジン回転数信号, 吸入空気量信号,吸気管圧力信号,速度信号,スロットル開度,排ガス温度等からリ ーン運転時におけるNOx排出量を推定し、その積算値が所定の設定値を超えたとき 。
・ 排気流路のNOx吸着還元型触媒上流または下流に置かれた酸素センサ(若しくはA /Fセンサ)の信号により累積酸素量を検出し累積酸素量が所定の量を超えたとき。
・ その変形態様として、リーン運転時の累積酸素量が所定の量を超えたとき。
・ 排気流路のNOx吸着還元型触媒上流に置かれたNOxセンサ信号により累積NOx 量を算出し、リーン運転時における累積NOx量が所定の量を超えたとき。
・ 排気流路のNOx吸着還元型触媒後流に置かれたNOxセンサの信号によりリーン運 転時におけるNOx濃度を検出し、NOx濃度が所定濃度を超えたとき。
本発明におけるリーン運転時と比較して還元剤が多い状態を維持する時間もしくは維持すべく投入する還元剤量は、前述のごとく、予めNOx吸着還元型触媒の特性,内燃機関の諸元と特性等を考慮して決めることができるが、これらは、燃料噴射弁のストローク,噴射時間及び噴射間隔等を調整して実現できる。
本発明においてNOx吸着還元型触媒に捕捉されているSOxを還元除去するため、リーン運転時と比較して還元剤が多い状態を作るとともに、SOxが脱離しはじめる温度になるよう排気ガス若しくはNOx吸着還元型触媒を加熱するタイミングは以下の各方法等によることができる。
・ ECU(Engine Control Unit) で決定される空燃比設定信号,エンジン回転数信号, 吸入空気量信号,吸気管圧力信号,速度信号,スロットル開度,排ガス温度等からリ ーン運転時におけるSOx排出量を推定し、その積算値が所定の設定値を超えたとき 。
・ 排気流路のNOx吸着還元型触媒上流または下流に置かれた酸素センサ(若しくはA /Fセンサ)の信号により累積酸素量を検出し累積酸素量が所定の量を超えたとき。
・ その変形態様として、リーン運転時の累積酸素量が所定の量を超えたとき。
また、排ガス雰囲気がリーン運転時と比較して還元剤が多い状態中に瞬間的にリーン運転する、若しくはNOx吸着還元型触媒に二次空気を導入することで排ガス中の酸素濃度を増加させ、雰囲気中若しくは触媒上に存在するCOやHCを燃焼させることにより触媒温度が上昇するため、NOx吸着還元型触媒のSOx再生を促進させることが可能となる。
S被毒回復時にリーンスパイクを入れるのは、触媒内部の温度を十分にS還元ができる温度(600℃以上)まであげることが目的である。ガスエンジンの排ガスは、還元剤を多くしようとすると酸素が少なくなり(リッチ)、酸素を多くしようとすると還元剤が少なくなる(リーン)。そのため、リッチ雰囲気中の触媒に一瞬(具体的には1秒以内)リーンガスを導入することにより、触媒上の酸化反応により還元剤を燃焼させ、その結果十分なS還元ができる程度に触媒内部の温度を上げ、直後にリッチ雰囲気ガスを導入することでS還元反応が効率よく進行することとなる。なお、この制御が目的とするところは燃費の低減である。
本発明におけるリーン運転時と比較して排気ガス温度若しくはNOx吸着還元型触媒の温度が高い状態を維持する時間は、前述のごとく、予めNOx吸着還元型触媒の特性,
GHPの諸元と特性等を考慮して決めることができるが、これらは、エンジン制御及び排気ガス若しくはNOx吸着還元型触媒の加熱手段等を調整して実現できる。
以上説明したように、本発明によれば、GHPより排出される排気ガス中の窒素酸化物をNOx吸着型還元触媒により還元浄化することができる。このときに生じるNOx吸着型還元触媒のSOx被毒を回復させる制御を行うことにより、安定した高効率なNOx浄化ができるGHP排気ガス浄化装置及びこれを用いた排気ガス浄化装置を提供することができる。
以下、図面及び表により本発明の実施形態について説明する。このガスヒートポンプ排気ガス浄化装置はガスヒートポンプ排気ガス流路の途中に、NOx吸着型還元触媒が配置されて成る。GHPから排出される排気ガスは排気ガス流路を通過し排気ガス流路の上流からNOx吸着型還元触媒により浄化される。
内燃機関で用いられる一般的なNOx捕捉方法は、貴金属上でNOがNO2 に酸化(式(1))された後、NOxを硝酸化合物としてNOx捕捉材に捕捉する吸収(吸蔵;式
(2))と、NOxをNO2 としてNOx捕捉材に化学吸着する吸着(式(3))とに分類される。なお、以下で単にNOx捕捉と記述した場合には、吸収と吸着を包含する。
NO+0.5O2 → NO2 (1)
2NO2+0.5O2+BaO → Ba(NO3)2 (2)
NO2+NOx吸着材 → NO2−NOx吸着材 (3)
NO2−NOx吸着材+HC,CO,H2
→N2+CO2+H2O+NOx吸着 (4)
吸収となるNOx捕捉材は、NOx吸収材(例えばBaO)と記載する。NOx吸収材としては、アルカリ金属とアルカリ土類金属がある。吸収によるNOx捕捉機構は、NO2 とBaOが反応してBa(NO3)2 の生成する式(2)となる。
吸着となるNOx捕捉材は、NOx吸着材と記載する。NOx吸着材としては、(イ)アルカリ金属とチタンから構成される特開平10−118458号公報に記載のもの、
(ロ)アルカリ土類金属とチタンの複合酸化物よりなる特開平10−10932号公報に記載のもの及び(ハ)K,Na,Mg,Sr及びCaから選ばれる一種以上の元素を成分の一部として含む特開平10−212933号公報に記載のNOx吸着材などがある。
吸着によるNOx捕捉機構は、貴金属上で生成したNO2 (式(1))を、NOx吸着材表面にNO2 として化学吸着する式(3)となる。
捕捉NOxはN2 に還元される。例えば、NOx吸着の場合、吸着NO2 は、ストイキまたはリッチにおいて、排ガス中のHC,CO,H2 等の還元剤によりN2 として還元浄化される(式(4))。ストイキまたはリッチに保持する時間は、数秒ないし数分間で十分である。
なお、NOxがNOx捕捉材の表面に吸着している化学吸着は、NOx捕捉材内部に
NOxを捕捉する吸収に比べて、捕捉NOxの還元速度が速いため、ストイキまたはリッチにする時間を短くすることが可能である。
ここで、NOx吸着還元型触媒とは、代表的には、貴金属を担持したアルミナのような高比表面積の耐火性無機材料に、K,Na等のアルカリ金属、Ca,Ba等のアルカリ土類金属、Ti,Mn,Fe,Cu等の遷移金属、La,Zr,Ce等の希土類金属、又はこれらの任意の組合せを添加して成るハニカム状モノリス型触媒を用いることができる。
〔実施例1〕
本発明のGHP排気ガス浄化装置の一実施形態を図2に示す。
本実施形態のGHP排気ガス浄化装置は、GHP1,エアフローセンサ4,スロットルバルブ5等を擁する吸気系,NOx吸着還元型触媒3,酸素濃度センサ(若しくはA/Fセンサ)6,排気温度センサ7及び8等を擁する排気系及び制御ユニット(ECU)9等から構成される。ECUは入出力インターフェイスとしてのI/O LSI,演算処理装置MPU,多数の制御プログラムを記憶させた記憶装置RAMおよびROM,タイマーカウンター等より構成される。
本実施形態のGHP排気ガス浄化装置で用いられるNOx吸着還元型触媒は以下の方法で得た。
アルミナ粉末とベーマイトを硝酸邂逅して得たバインダーとしてのアルミナゾルを混合し硝酸酸性アルミナスラリーを得た。該コーティング液にハニカムを浸漬した後速やかに引き上げ、セル内に閉塞した液をエアーブローして除去した後、乾燥、続いて600℃で焼成した。この操作を繰返しハニカムの見掛け容積1Lあたり190gから300gとなるようにアルミナをコーティングした。該アルミナコートハニカムに触媒活性成分を担持しハニカム状吸着触媒を得た。例えば、硝酸セリウム(硝酸Ce)及びチタニアゾル溶液との混合溶液をハニカムの見掛け容積1LあたりCeが16g/Lから27g/L、Tiが6.6g/L から11g/Lとなるように含浸し、乾燥後600℃で1時間焼成した。続いてジニトジアンミンPt硝酸溶液,硝酸ロジウム(硝酸Rh)溶液,ジニトジアンミンPd硝酸溶液,硝酸ナトリウム(硝酸Na),硝酸マグネシウム(硝酸Mg)及びチタニアゾル溶液との混合溶液をハニカムの見掛け容積1LあたりPtが2.7g/L から
3.6g/L、Rhが0.08g/Lから0.14g/L、Pdが0.9g/L から2.5g/L、Naが11g/Lから18.5g/L、Mgが1g/Lから1.8g/L、Tiが
2.4g/Lから4g/Lとなるように含浸し、同様に乾燥,焼成した。さらに硝酸ジルコニウム(硝酸Zr)及びチタニアゾル溶液との混合溶液をハニカムの見掛け容積1LあたりZrが6.6g/Lから11g/L、Tiが4.8g/Lから8g/Lとなるように含浸し、同様に乾燥,焼成した。以上により排ガス浄化触媒を得た。上記方法で得た触媒の成分は、ガスヒートポンプの仕様やコストによって異なるが、例えば、この中の一例として、本発明者らは、以下の重量比で各成分を含む触媒を作成し、検討を行っている。
(4.8Ti,6.6Zr)−(1.08Mg,11.1Na,2.4Ti,0.083Rh ,3.35Pt,0.9Pd)−(16.2Ce,6.6Ti)/190Al2
尚、Tiが多いとアルカリとより複合化しやすくなるため、吸着点の塩基性度が低下する。そのためSOxが吸着しにくく、S被毒を抑制することができる。
本実施形態のGHP排気ガス浄化装置では、GHP1から排出された排気ガスは、まずNOx吸着還元型触媒3に流入する。NOx吸着還元型触媒3はリーン運転時にNOを
NO2 に酸化した後化学吸着し、吸着されたNO2 がNOx吸着還元型触媒3のNO2 平衡吸着量に達する以前に排気ガスを還元雰囲気とし、吸着NO2 を窒素(N2 )に還元,浄化する。また、排気ガスを還元雰囲気にする手段としては、炭化水素濃度を増大させる手段(エンジンの燃料二次噴射等),酸素濃度を低減させる手段(吸気絞り等)等があるが、これらを同期させて行った。また、上記炭化水素濃度を増大させる処理及び酸素濃度を低減させる処理時には上記NOx吸着還元型触媒3の触媒温度を300℃,400℃,500℃として検討を行った。尚、NOx吸着還元型触媒3のNOx浄化能が高い範囲である250〜500℃でも同様の効果を得られると思われる。
〔実施例2〕
実施例1のGHP排気ガス浄化装置に、酸化触媒10を設置した本発明のGHP排気ガス浄化装置の一実施形態(実施例2)を図3に示す。また、本発明のNOx吸着還元型触媒は実施例1のものと同一である。
実施例1に記載されたGHP排気ガス浄化装置と同様、上記炭化水素濃度を増大させる処理及び酸素濃度を低減させる処理時には上記NOx吸着還元型触媒3の浄化能のよい触媒温度を250℃から500℃に制御する必要がある。
しかしながら、GHPは運転負荷が小さく、触媒温度が250℃に達しない場合がある。そこで、本発明においてはNOx吸着還元型触媒3の排ガス流路上流側に酸化触媒10を配置し、CO及び未燃HCを酸化燃焼させることによりガス温度を上昇させた。
本実施形態のガスヒートポンプ排気ガス浄化装置では、GHP1から排出された排気ガスは、まず酸化触媒10に流入した後、NOx吸着還元型触媒3に流入する。上記のような構成とすることによって、実施例1のGHP排気ガス浄化装置と比して、容易にNOx吸着還元型触媒の触媒温度をNOx浄化能が良好な温度領域に制御することができる。
このような酸化触媒としては、貴金属(Pt,Pdなど)を含む各種触媒、例えば、
Pt/アルミナ,Pt/ジルコニア,Pd/アルミナなどを例示できる。また、本実施例に用いる酸化触媒は酸化機能のみを持つ触媒に限定されず、酸化触媒に窒素酸化物還元機能を付与した三元触媒を用いてもよい。このような触媒としては、貴金属等(Pt,Pd,Rhなど)を担持させた触媒、例えばPt,Pd,Rh/アルミナなどがあげられる。例えば、三元触媒を用いた場合には、排ガスが還元雰囲気である場合に三元触媒においてもNOxの還元浄化が行われるため、より高効率なNOx浄化を行うことができる。
〔実施例3〕
実施例1のGHP排気ガス浄化装置に、酸化触媒10を設置した本発明のGHP排気ガス浄化装置の一実施形態(実施例3)を図4に示す。また、本実施例のNOx吸着還元型触媒は実施例1のものと同一のものとした。
実施例1の排ガス浄化装置においては、NOx還元時は排ガスが還元雰囲気であるため、NOx還元で消費されなかったCO及びHCがNOx吸着還元型触媒から流出する可能性がある。そこで、本発明においてはNOx吸着還元型触媒3の排ガス流路下流側に酸化触媒10を配置し、NOx吸着還元型触媒3で消費されずに排ガス中に含まれるHCや
COを酸化浄化した。
このような酸化触媒としては、実施例2と同様の酸化触媒を使用することが可能である。
〔実施例4〕
実施例1のGHP排気ガス浄化装置に、酸化触媒10,11を設置した本発明のGHP排気ガス浄化装置の一実施形態(実施例4)を図5に示す。また、本発明のNOx吸着還元型触媒は実施例1のものと同一である。
本実施例においては、実施例2及び3に記載された酸化触媒を両方使用した。つまり、NOx吸着還元型触媒3の排ガス流路上流側に酸化触媒10が、NOx吸着還元型触媒3の排ガス流路下流側に酸化触媒11が配置された装置となっている。
その結果、NOx吸着還元型触媒の触媒温度をNOx浄化能が良好な温度領域に制御しつつ、NOx吸着還元型触媒3で消費されずに排ガス中に含まれるHCやCOを酸化浄化することが可能となる。
〔実施例5〕
実施例1のGHP排気ガス浄化装置のNOx還元型吸着触媒の上流にSOx捕捉材12を配置した本発明のGHP排気ガス浄化装置の一実施形態(実施例5)を図6に示す。尚、本実施例のNOx吸着還元型触媒は実施例1のものと同一のものとした。
本実施形態のGHP排気ガス浄化装置では、GHP1から排出された排気ガスは、まずSOx捕捉材12に流入する。SOx捕捉材12は排ガス中に存在するSOxを捕捉するため、SOx捕捉材12下流の排ガス中のSOxはSOx捕捉材12上流側と比較して大幅に低下し、SOx捕捉材12下流のNOx吸着還元型触媒3のSOx被毒による活性低下を抑制することができる。
特に、SOx捕捉材を使用することにより、排ガス中のSOxを捕捉してリーンNOx触媒に流入させなくするため、リーンNOx触媒のS被毒が軽減され、S被毒からのリーンNOx触媒再生制御を行う頻度を減らすこととなり、燃費が良くなることとなる。
このようなSOx捕捉材としては、アルカリ金属,アルカリ土類金属,Mn若しくは
Zr等をアルミナ,シリカ,チタニア若しくはジルコニア等に担持させたものを例示できる。このSOx捕捉材のSOx捕捉量はNOx吸着還元型触媒の耐用年数を勘案し、その期間中NOx吸着還元型触媒が設計どおりのNOx浄化能を発揮できるように、望ましくは期間中にGHPから排出される全てのSOxを捕捉できるように決定される。
〔実施例6〕
実施例1から5においてGHPに供給される混合気の燃料濃度(以下空燃比)は次の様に制御される。図7に空燃比制御方法をブロック線図で示した。
運転負荷に応じた信号を出力する負荷センサ出力,エアフローセンサにより計量された吸気量の出力信号,クランク角センサにより検出されるエンジン回転数信号,排ガス温度信号,スロットル開度を検出するスロットルセンサ信号,エンジン冷却水温信号,スタータ信号等の情報からECU9は空燃比(A/F)を決定し、さらにこの信号は酸素センサからフィードバックされる信号に基づき補正され、燃料噴射量を決定する。なお、低温時,アイドル時,高負荷時等では各センサ及びスイッチの信号によりフィードバック制御を停止する。また、空燃比補正学習機能により空燃比の微妙な変化や急な変化にも正確に対応できるよう空燃比補正学習機能で対応する。
決定された空燃比が還元雰囲気のときECUの指示によりインジェクタの噴射条件が決定されリッチ運転が行われる。一方、リーン運転が決定された場合、NOx吸着還元型触媒のNOx吸着能の有無の判定を行い吸着能が所定の規定値(例えば、平衡吸着量の50%)以上であると判定された場合に指示通りのリーン運転を行うべく燃料噴射量が決定され、吸着能が所定の規定値未満であると判定された場合には空燃比を所定期間リッチシフトしてNOx吸着型還元触媒を再生する。
図8に空燃比制御のフローチャートを示した。ステップ1002で各種の運転条件を指示するあるいは運転状態を検出する信号を読み込む。これらの信号に基づきステップ1003で空燃比を決定、ステップ1004では決定された空燃比を検出する。ステップ1005で決定された空燃比と理論空燃比との大小を比較する。ここでの比較対象となる理論空燃比は、正確にはNOx吸着還元型触媒においてNOxの接触還元反応の速度が吸着による捕捉速度を上回る空燃比であり、予めNOx吸着還元型触媒の特性を評価して決定されるもので、理論空燃比近傍の空燃比が選定される。ここで、設定空燃比≦理論空燃比の場合ステップ1006に進みNOx吸着還元型触媒の再生操作を行うことなく指示通りの空燃比運転を行う。設定空燃比>理論空燃比の場合ステップ1007に進む。ステップ1007ではNOx吸着量の推定演算を行う。推定演算方法については後述する。続いてステップ
1008で推定NOx吸着量が所定限界量以下であるか否かを判定する。限界吸着量は予め実験等によりNOx吸着還元型触媒のNOx捕捉特性を評価して、また排気ガス温度やNOx吸着還元型触媒温度等を考慮して、排ガス中のNOxが十分に浄化できる値に設定される。NOx吸着能がある場合にはステップ1006に進み、NOx吸着還元型触媒の再生操作を行うことなく指示通りの空燃比運転を行う。NOx吸着能がない場合にはステップ1009に進み、空燃比をリッチ側にシフトする。ステップ1010ではリッチシフト時間をカウントし、経過時間Trが所定の時間(Tr)cを超えればリッチシフトを終了する。
NOx吸着能の判定は次のように行うことができる。
図9はリーン運転時の各種運転条件からNOx排出量を積算し判定する方法である。ステップ1007−E01で排気ガス温度等のNOx吸着還元型触媒の作動条件に関する信号と排ガス中のNOx濃度に影響する各種の機関運転条件に関する信号とを読み込み単位時間に吸着するNOx量EN を推算する。ステップ1007−E02でEN を積算し、ステップ1008−E01で積算値ΣEN と吸着量の上限値(EN)c との大小を比較する。ΣEN≦(EN)cの場合は積算を継続し、ΣEN>(EN) の場合ステップ1008−E02で積算を解除しステップ1009に進む。
図10はリーン運転の積算時間で判定する方法である。ステップ1007−H01でリーン運転時間HL を積算し、ステップ1008−H01で積算値ΣHL と積算時間の上限値(HL)c との大小を比較する。ΣHL≦(HL)cの場合積算を継続し、ΣHL>(HL)cの場合ステップ1008−H02で積算を解除しステップ1009に進む。
図11はリーン運転時の酸素センサ信号で判定する方法である。ステップ1007−
O01でリーン運転における酸素量Q0 を積算し、ステップ1008−O01で積算値
ΣQ0と積算酸素量の上限値(Q0)cとの大小を比較する。ΣQ0≦(Q0)cの場合積算を継続し、ΣQ0>(Q0)cの場合ステップ1008−O02で積算を解除しステップ1009に進む。
図12はリーン運転時のNOx吸着還元型触媒入口で検出したNOx濃度センサ信号で判定する方法である。ステップ1007−N01でNOx濃度センサ信号に基づきNOx吸着還元型触媒入口におけるNOx量QN を積算する。ステップ1008−N01で積算値ΣQNと積算NOx量の上限値(QN)cとの大小を比較する。ΣQN≦(QN)cの場合積算を継続し、ΣQN>(QN)cの場合ステップ1008−N02で積算を解除しステップ1009に進む。
図13はリーン運転時のNOx吸着還元型触媒出口で検出したNOx濃度センサ信号で判定する方法である。ステップ1007−C01でNOx濃度センサ信号に基づきNOx吸着還元型触媒入口におけるNOx濃度CN を検出する。ステップ1008−C01で
N とCN の上限値(CN)cとの大小を比較する。CN≦(CN)cの場合検出を継続し、CN>(CN)cの場合ステップ1009に進む。
実施例1から5における排気ガスの温度(以下排気温度)は次の様に制御される。図
14に排気温度制御方法をブロック線図で示した。運転負荷に応じた信号を出力する負荷センサ出力,エアフローセンサにより計量された吸気量の出力信号,クランク角センサにより検出されるエンジン回転数信号,排ガス温度信号,スロットル開度を検出するスロットルセンサ信号,エンジン冷却水温信号,スタータ信号等の情報からECU9は排気温度を決定し、さらにこの信号は排気温度センサからフィードバックされる信号に基づき補正され、GHP1から供給される熱量を決定する。なお、低温時,アイドル時,高負荷時等ではセンサ及びスイッチの信号によりフィードバック制御を停止する。また、排気温度補正学習機能により排気温度の微妙な変化や急な変化にも正確に対応できるよう排気温度補正学習機能で対応する。
決定された排気温度がNOx吸着還元型触媒のSOx再生開始温度のとき、ECUの指示によりGHP1による熱量供給条件が決定され排気の加熱が行われる。同時に空燃比をリッチ側にシフトし、リッチシフト時間が所定の時間を超えればリッチシフトを終了する。また、リッチシフト中に排ガス雰囲気を瞬間的にリーンシフトする、若しくはNOx吸着還元型触媒に二次空気を導入することで排ガス中の酸素濃度を増加させ、雰囲気中若しくは触媒上に存在するCOやHCを燃焼させることにより触媒温度が上昇するため、NOx吸着還元型触媒のSOx再生を促進させることが可能となる。一方、NOx吸着還元型触媒再生のための昇温制御を行わない運転が決定された場合、NOx吸着還元型触媒のPM捕捉能の有無の判定を行い、捕捉能が所定の規定値(例えば、飽和捕捉量の50%)以上であると判定された場合に指示通りのNOx吸着型還元触媒再生のための昇温制御を行わない運転を行い、捕捉能が所定の規定値未満であると判定された場合には排気温度を所定期間上昇させてNOx吸着型還元触媒を再生させる。
図15に温度制御のフローチャートを示した。ステップ2004では排気温度を検出する。ステップ2005で排気温度とSOx再生開始温度との大小を比較する。ここでの比較対象となるSOx再生開始温度は、NOx吸着還元型触媒においてSOxの還元脱離の速度が捕捉速度を上回る温度であり、予めNOx吸着還元型触媒の特性を評価して決定されるものである。ここで、排気温度≧SOx再生開始温度の場合ステップ2006に進みNOx吸着還元型触媒の再生操作を行うことなく指示通りの運転を行う。排気温度<SOx再生開始温度の場合ステップ2007に進む。ステップ2007ではSOx捕捉量の推定演算を行う。推定演算方法については後述する。続いてステップ2008で推定SOx捕捉量が所定限界量以下であるか否かを判定する。NOx吸着還元型触媒はSOx捕捉量の増大とともにNOx捕捉能が低下するため、SOx限界捕捉量は予め実験等によりNOx吸着還元型触媒のSOx捕捉特性を評価して、また排気ガス温度等を考慮して、排ガス中のNOxが十分に浄化できる値に設定される。NOx捕捉能がある場合にはステップ2006に進み、NOx吸着還元型触媒の再生操作を行うことなく指示通りの運転を行う。NOx捕捉能がない場合にはステップ2009に進み、ガスヒートポンプ1の供給熱量を決定し、排気温度を上昇させる。ステップ2010では排気温度上昇時間をカウントし、経過時間Thが所定の時間(Th)cを超えれば排気及びNOx吸着型還元触媒の加熱を終了する。
SOx捕捉量の判定は以下のように行うことができる。図16はリーン運転時の各種運転条件からSOx捕捉量を積算し判定する方法である。ステップ2007−D01で排気ガス温度等のNOx吸着型還元触媒の作動条件に関する信号と排ガス中のSOx濃度に影響する各種の機関運転条件に関する信号とを読み込み単位時間に吸着するSOx量DN を推算する。ステップ2007−D02でDN を積算し、ステップ2008−D01で積算値ΣDNと捕集量の上限値(DN)cとの大小を比較する。ΣDN≦(DN)cの場合は積算を継続し、ΣDN>(DN)cの場合ステップ2008−D02で積算を解除しステップ2009に進む。
図17はNOx吸着還元型触媒再生のための昇温制御を行わない運転の積算時間で判定する方法である。ステップ2007−I01でNOx吸着還元型触媒再生のための昇温制御を行わない運転時間IL を積算し、ステップ2008−I01で積算値ΣIL と積算時間の上限値(IL)c との大小を比較する。ΣIL≦(IL)cの場合積算を継続し、ΣIL
(IL)cの場合ステップ2008−I02で積算を解除しステップ2009に進む。
本実施例のようにGHPの運転を行い、またはそれが可能となる手段を有するGHPによって、SOx被毒を回復させる運転を行うことにより、安定した高効率なNOx浄化ができる。
本発明のガスヒートポンプ排気ガス浄化装置の一実施形態を示す概略図である。 本発明のガスヒートポンプ排気ガス浄化装置の一実施形態を示す概略図である。 本発明のガスヒートポンプ排気ガス浄化装置の一実施形態を示す概略図である。 本発明のガスヒートポンプ排気ガス浄化装置の一実施形態を示す概略図である。 本発明のガスヒートポンプ排気ガス浄化装置の一実施形態を示す概略図である。 本発明のガスヒートポンプ排気ガス浄化装置の一実施形態を示す概略図である。 空燃比の制御方法を示すブロック線図である。 空燃比制御のフローチャートである。 図8のフローチャートにおけるNOx量推算部分である。 図8のフローチャートにおけるNOx量推算部分である。 図8のフローチャートにおけるNOx量推算部分である。 図8のフローチャートにおけるNOx量推算部分である。 図8のフローチャートにおけるNOx量推算部分である。 排気温度の制御方法を示すブロック線図である。 排気温度制御のフローチャートである。 図15のフローチャートにおけるSOx量推算部分である。 図15のフローチャートにおけるSOx量推算部分である。
符号の説明
1…ガスヒートポンプ(GHP)、2…排気ガス流路(排気管)、3…NOx吸着還元型触媒、4…エアフローメータ、5…スロットルバルブ、6…酸素濃度センサ(若しくはA/Fセンサ)、7,8…排気温度センサ、9…ECU、10,11…酸化触媒、12…SOx捕捉材。

Claims (10)

  1. 排気ガス流路に、リーン運転時にはNOxを吸着し、リーン運転時と比較して排気ガス中に還元剤が多い雰囲気ではNOxを還元浄化せしめるNOx吸着還元型触媒が配置されることを特徴とするガスヒートポンプ排気ガス浄化装置。
  2. 排気ガス流路に、リーン運転時にNOxを吸着し、リーン運転時と比較して排気ガス中に還元剤が多い雰囲気でNOxを還元浄化せしめるNOx吸着還元型触媒が配置されているガスヒートポンプ排気ガス浄化装置であって、
    前記NOx吸着還元型触媒に流入する排ガスの温度,空燃比及び酸素濃度、またはガスヒートポンプがリーン運転を行っている時間のうち少なくともいずれかを計測し、上記計測された結果を元にNOx吸着還元型触媒に蓄積されているNOx量を演算する手段を有し、
    予め設定された前記NOx吸着還元型触媒の最大蓄積量と、前記NOx吸着還元型触媒に蓄積されているNOx量とを比較する手段を有し、
    前記NOx吸着還元型触媒に蓄積されているNOx量が一定値を超えた場合に燃焼タイミングを調整する手段または膨張行程または排気行程に通常の燃料噴射とともに燃料を噴射する燃料二次噴射手段を有すること、
    を特徴とするガスヒートポンプ排気ガス浄化装置。
  3. 請求項1または2において、
    排ガス浄化装置は排ガス温度計測装置,排ガス温度判定手段,排ガス空燃比計測装置,排ガス空燃比判定手段及びNOx吸着還元型触媒へのSOx捕捉量演算手段を備え、
    該SOx量の演算値が予め決められた所定の捕捉量を超えた場合に排ガスを所定温度以上に加熱する過熱手段と、加熱後の排ガスの空燃比が予め定められた所定空燃比以上となった場合に空燃比を低下させる手段とを有し、
    該NOx吸着還元型触媒に捕捉されたSOxを還元除去することを特徴とするガスヒートポンプからの排ガス浄化装置。
  4. 請求項3において、SOx還元除去時に空燃比を1秒間以内の時間で増大させることにより酸素をNOx吸着還元型触媒に供給し、NOx吸着還元型触媒上で還元剤を燃焼させることにより触媒温度を上げ、SOxを還元除去することを特徴とするガスヒートポンプ排ガス浄化装置。
  5. 請求項3において、SOx還元除去時に空気を1秒間以内の時間で導入させることにより酸素をNOx吸着還元型触媒に供給させ、NOx吸着還元型触媒上で還元剤を燃焼させることにより触媒温度を上げ、SOxを還元除去できることを特徴とするガスヒートポンプ排ガス浄化装置。
  6. ガスヒートポンプ排気ガス流路の途中に、排気ガス流路の上流から酸化触媒,NOx吸着還元型触媒が上記の順番で配置されることを特徴とするガスヒートポンプ排気ガス浄化方法。
  7. ガスヒートポンプ排気ガス流路の途中に、排気ガス流路の上流からNOx吸着還元型触媒,酸化触媒が上記の順番で配置されることを特徴とするガスヒートポンプ排気ガス浄化方法。
  8. ガスヒートポンプ排気ガス流路の途中に、排気ガス流路の上流から酸化触媒,NOx吸着還元型触媒,酸化触媒が上記の順番で配置されることを特徴とするガスヒートポンプ排気ガス浄化方法。
  9. 請求項1乃至8のいずれか一項において、NOx吸着還元型触媒の排気ガス流路上流側にSOx捕捉材を具備することを特徴とするガスヒートポンプ排気ガス浄化装置。
  10. 排気ガス流路に設置された触媒により、リーン運転時にはNOxを吸着し、リーン運転時と比較して排気ガス中に還元剤が多い雰囲気ではNOxを還元浄化せしめるガスヒートポンプ排気ガス浄化装置の制御方法であって、
    NOx吸着還元型触媒に流入する排ガスの温度,空燃比,酸素濃度及びリーン運転を行っている時間を計測し、
    計測結果よりNOx吸着還元型触媒に蓄積されているNOx量を推定し、
    蓄積されたNOx量が飽和に達する前にエンジンシリンダ内に2回目の燃料を噴射して、該排ガスの温度をNOx還元浄化に十分な温度まで高め、かつ還元剤である燃料を排ガス中に供給すること、
    を特徴とするガスヒートポンプ排気ガス浄化装置の制御方法。
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