JP2006037529A - スライドバーの固定構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 スライドバーの汎用性を高めたり、スライドバーの施工上の自由度を高めることができる、スライドバーの固定構造を提供する。
【解決手段】 吐水具(例えば、シャワーヘッド40)を保持する保持部材(例えば、シャワーハンガー50)がスライド可能に装着されるスライドバー10を、複数の支持部材20、30を用いて固定部位(例えば、壁部1)に固定して構成されるスライドバーの固定構造Kである。少なくとも1個の支持部材30は貫通孔32c等で構成される貫通部を備え、貫通部にスライドバー10を挿通させた状態で固定部位に固定されている。
【選択図】 図2
【解決手段】 吐水具(例えば、シャワーヘッド40)を保持する保持部材(例えば、シャワーハンガー50)がスライド可能に装着されるスライドバー10を、複数の支持部材20、30を用いて固定部位(例えば、壁部1)に固定して構成されるスライドバーの固定構造Kである。少なくとも1個の支持部材30は貫通孔32c等で構成される貫通部を備え、貫通部にスライドバー10を挿通させた状態で固定部位に固定されている。
【選択図】 図2
Description
本発明は、スライドバーの固定構造に関し、具体的には、スライドバーの汎用性を高めたり、スライドバーの施工上の自由度を高めることができる、スライドバーの固定構造に関する。
水栓(水栓設備)においては、その水栓本体に接続された吐水用の配管の端末部(二次側の端部)に、シャワーヘッド等の吐水具を配置することがある。かかる水栓(水栓設備)においては、水栓(水栓設備)の周囲に吐水具を保持するための保持部材(ハンガー等)を配置することがある。そして、このような保持部材の中には、壁部等の固定部位に固定されたスライドバーに対してスライド可能に装着されるものがある。(特許文献1参照、以下、「従来例」という。)。尚、本出願において、「水栓本体」とは、元配管の端末部(水道配管の端末部や、給湯用配管の端末部)の2次側に接続されると共に、開閉弁や温度調節用の弁を内蔵する「水栓の本体部分」である。
特開2001−11915号公報
この従来例では、スライドバーの汎用性や施工上の自由度が低くなっている。つまり、この従来例に係るスライドバーにおいては、その両端部を略L字形状に屈曲させ、このスライドバーをバスユニットの壁部(固定部位の一具体例)に固定する際の「支持部」としている。つまり、スライドバーを、軸心を上下に向けて配置される本体部分(保持部材が実際にスライドする部分)と、この本体部分の両端で略水平に屈曲する支持部とで構成する。そして、この本体部分と一体の「支持部」をバスユニットの壁部に固定することで、スライドバーの固定が行われている。
ところで、この支持部をバスユニットの壁部に固定する際には、通常、ビス等の固定具を用いるが、支持部の固定対象部分としては、この壁部において十分な補強がさなれれた部分が選択される。つまり、バスユニットの壁部は、通常、剛性が低い素材(FRP製等の薄肉板等)を用いて構成されるため、この壁部において所定の間隔(ピッチ)をおいた部位を、その裏面側に配置される補強部材(厚肉部や高剛性の素材で構成される補強部材)で補強している。そして、このように補強された部位(以下、「裏面補強部」という。)を、支持部やその他の部材(照明器具、棚等)をビス止め等される固定対象部分としている。
一方、バスユニットは種々のメーカによって製造されているが、前記「裏面補強部」のピッチは各メーカ毎に設定されるのが一般的である。また、同一のメーカーのバスユニットにおいても、各製品(バスユニット)毎に、前記「裏面補強部」のピッチが異なることがある。つまり、バスユニットにおいて、前記「裏面補強部」のピッチ(例えば、1000mm、800mm、700mm、250mm等の多品種)が多様であるが、従来例に係るスライドバーにおいては、両支持部間のピッチを変更することができない。
このため、前記従来例に係るスライドバーを、「裏面補強部」のピッチが異なる種々の施工現場(固定部位)において汎用的に使用することができない。従って、このスライドバーや、このスライドバーを利用する「吐水具の昇降保持装置」を製造、販売するメーカにおいては、両支持部間のピッチが異なる種々の態様のスライドバーを用意することが必要となる。
また、既設若しくは新設のバスユニットに対して、スライドバーを新規に設置したり、既設のバスユニットに設置されているスライドバーを新たなものに交換するために、スライドバーの施工を行う場合、その施工上の自由度が低くなっている。即ち、スライドバーの施工を行う者(以下、「施工者」という。)は、前記「裏面補強部」のピッチを事前に、しかも、正確に確認し、このピッチと合致する全長のスライドバー(つまり、支持部の間隔が裏面補強部のピッチに合致するもの)を購入することが必要である。このため、施工者にとっては、スライドバーの施工上の手間が多く、施工を効率的に行うことができない。また、一般ユーザーにとっては、壁部の裏面側の「裏面補強部」のピッチを正確に確認することは困難なため、一般ユーザー自身でスライドバーの施工を行うことは特に困難である。
更に、前述の如く、「裏面補強部」のピッチが多様なため、施工者が欲する全長(施工対象のピッチと合致する全長)のスライドバーが市場に存在しないこともある。このような場合、施工者は、特注品のスライドバーを用意することが必要となったり、スライドバーの施工・交換を諦めざるを得ない場合もある。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、スライドバーの汎用性を高めたり、スライドバーの施工上の自由度を高めることができる、スライドバーの固定構造を提供すること目的とする。
請求項1の発明のスライドバーの固定構造は、
吐水具を保持する保持部材がスライド可能に装着されるスライドバーを、複数の支持部材を用いて所定の固定部位に固定して構成されるスライドバーの固定構造であって、
少なくとも1個の支持部材は貫通孔若しくは貫通状の切り欠きで構成される貫通部を備え、該貫通部にスライドバーを挿通させた状態で前記固定部位に固定されていることを特徴とする。
吐水具を保持する保持部材がスライド可能に装着されるスライドバーを、複数の支持部材を用いて所定の固定部位に固定して構成されるスライドバーの固定構造であって、
少なくとも1個の支持部材は貫通孔若しくは貫通状の切り欠きで構成される貫通部を備え、該貫通部にスライドバーを挿通させた状態で前記固定部位に固定されていることを特徴とする。
ここで、請求項1の発明の「スライドバーの固定構造」が備える「支持部材」の数は、2個以上であれば特に問わない。また、請求項1の発明の「スライドバーの固定構造」が、2個の「支持部材」を備える場合、双方の「支持部材」が貫通部を備えてもよいし、一方の「支持部材」のみが貫通部を備えてもよい。また、請求項1の発明の「スライドバーの固定構造」が3個以上の「支持部材」を備える場合にも、全ての「支持部材」が「貫通部」を備えても、貫通部を備える支持部材と貫通部を備えない支持部材と、が混在してもよい。
請求項1の発明の「スライドバーの固定構造」によると、スライドバーと別体される複数の支持部材を用いてスライドバーの固定を行うと共に、これらの支持部材のうちの少なくとも1個が、貫通部にスライドバーを挿通しつつ、固定部位に固定されている。つまり、貫通部を備える支持部材では、その施工時において、スライドバーの貫通部への挿通量を調節すれば、この支持部材のスライドバーへの取付位置を変更可能なため、スライドバーの汎用性と、スライドバーの施工上の自由度とを高めることができる。
つまり、スライドバーを固定部位に安定した状態で固定するためには、このスライドバーの全長方向に沿った2カ所を固定すればよい。そして、請求項1の発明では、この際、一方の支持部材、若しくは、両支持部材のスライドバーへの取付位置を変更可能とするため、施工者は、施工現場において、両支持部材間の間隔を調節できる。よって、請求項1の発明によると、個々の施工現場(固定部位)において、支持部材を固定すべき部分(例えば、前述の「裏面補強部」)のピッチ(以下、「施工ピッチ」という。)が異なっていても、この異なる「施工ピッチ」に対応して両支持部材間の間隔を調節できる。
従って、請求項1の発明によると、例えば、既設若しくは新設のバスユニットに対して、スライドバーを新規に設置したり、既設のバスユニットに設置されているスライドバーを新たなものに交換する際に、支持部材の間隔を「施工ピッチ」に的確に合致させることができる。また、このように、支持部材の間隔を「施工ピッチ」に的確に合致させられるため、支持部材を確実に固定対象となる部分(例えば、裏面補強部)に施工(例えば、ビス止め等)することができ、スライドバーの施工精度も向上する。更に、スライドバーの汎用性が向上し、これらのがマルチ仕様となるため、スライドバーの少品種生産(品番の統一、部品の統廃合)が可能となり、スライドバーの生産コストの低減等を図ることもできる。更に、2つの支持部材の間隔の間隔を現場施工によって調節することは一般ユーザにとっても簡単なため、スライドバーの施工を一般ユーザが積極的に行うことも可能である。
尚、請求項1の発明の「スライドバーの固定構造」が、3個以上の支持部材を備える場合に、全ての支持部材が貫通部を備えたり、1個を除く残り全ての支持部材が貫通部を備えると、「スライドバーの固定構造」を構成する全ての支持部材において、隣接する他の支持部材との間の間隔を「施工ピッチ」に適合させることができ、スライドバーのより安定的な固定を行うことができる。但し、3個以上の支持部材を備える場合においても、最低限1個の支持部材が、貫通部を備えれば、本発明の目的を達成できる。蓋し、1個の「貫通部を備える支持部材」と、何れか一個の支持部材(貫通部を備えるか否かを問わない。)のみとによっても、スライドバーの固定を行うことができるからである。
請求項2の発明のスライドバーの固定構造は、
吐水具を保持する保持部材がスライド可能に装着されるスライドバーを、該スライドバーの一端部を用いて構成される支持部と、
該スライドバーに装着された1個以上の支持部材と、を用いて所定の固定部位に固定して構成されるスライドバーの固定構造であって、
少なくとも1個の支持部材は貫通孔若しくは貫通状の切り欠きで構成される貫通部を備え、該貫通部にスライドバーを挿通させた状態で前記固定部位に固定されていることを特徴とする。
吐水具を保持する保持部材がスライド可能に装着されるスライドバーを、該スライドバーの一端部を用いて構成される支持部と、
該スライドバーに装着された1個以上の支持部材と、を用いて所定の固定部位に固定して構成されるスライドバーの固定構造であって、
少なくとも1個の支持部材は貫通孔若しくは貫通状の切り欠きで構成される貫通部を備え、該貫通部にスライドバーを挿通させた状態で前記固定部位に固定されていることを特徴とする。
ここで、本出願において、「支持部材」とはスライドバーとは別体に構成されつつ、スライドバーを固定部位に固定するための支持手段を指し、「支持部」とはスライドバーの一部を利用して構成されつつ、スライドバーを固定部位に固定するための支持手段を指す。そして、請求項2の発明は、スライドバーの一端部を用いて構成される支持部(つまり、スライドバーの一部を用いて構成される支持部)と、スライドバーと別体の支持部材とを用いて、スライドバーの固定部位への固定を行う点を除いて、請求項1の発明と同様である。つまり、請求項2の発明では、スライドバーの一端部を用いて構成される支持部(例えば、スライドバーの一端部をL字状等に屈曲させて構成される支持部)と、貫通部を備える支持部材との間隔を、「施工ピッチ」に対応して調節できる。
このため、請求項1の発明と同様に、スライドバーの汎用性と、スライドバーの施工上の自由度とを高めることができる。但し、請求項2の発明のスライドバーの固定構造が、複数の支持部材をスライドバーと別体で備える場合には、スライドバーの一端部を用いて構成される支持部を用いずに、2個以上の支持部材を用いることによってスライドバーの固定を行ってもよい。
ここで、請求項2の発明の「スライドバーの固定構造」が備える「支持部材」の数は、1個以上であれば特に問わないが、2個以上の「支持部材」を備える場合、全ての「支持部材」が貫通部を備えてもよいが、少なくとも1つの「支持部材」が貫通部を備えれば本発明の目的を達成できる。
各請求項の発明の「吐水具」としては、シャワーヘッド(例えば、浴室用、洗面用、キッチン用等)や、吐水ヘッド(例えば、キッチン用等)を例示できる。また、「保持部材」としては、吐水具を保持する「ハンガー」等を例示できる。更に、「固定部位」としては、壁部(例えば、浴室の壁部、特に、バスユニットの壁部)の他に、天井部(例えば、浴室の天井部、特に、バスユニットの天井部)、デッキ部(台部ともいう。)、カウンター部(例えば、カウンター部の上面部や前面部等)等を例示できる。
請求項3の発明のスライドバーの固定構造は、請求項1又は請求項2の何れかに記載のスライドバーの固定構造において、
前記スライドバーの端部が前記貫通部を貫通すると共に該貫通した端部にカバーが装着されていることを特徴とする。
前記スライドバーの端部が前記貫通部を貫通すると共に該貫通した端部にカバーが装着されていることを特徴とする。
請求項3の発明によると、「スライドバーの固定構造」の美観の向上を図ることを意図している。つまり、スライドバーの他端にカバーが装着されるため、スライドバーの固定構造の美観が向上する。
請求項4の発明のスライドバーの固定構造は、請求項1又は請求項2の何れかに記載のスライドバーの固定構造において、
前記スライドバーの端部が貫通部内に保持されると共に該貫通部にカバーが装着されていることを特徴とする。
前記スライドバーの端部が貫通部内に保持されると共に該貫通部にカバーが装着されていることを特徴とする。
請求項4の発明においても、「スライドバーの固定構造」の美観の向上を図ることを意図している。つまり、スライドバーの他端及び貫通部にカバーが装着されるため、スライドバーの固定構造の美観が向上する。
尚、請求項4の発明は、現場施工において、スライドバーの施工ピッチに応じてスライドバーの端部に切断加工を施し(カットし)、この加工後に新たに端部となった部分を貫通部内に保持する場合に特に有効である。つまり、現場施工によって、スライドバーの端部に切断加工を施すと、スライドバーの全長がスライドバーの施工ピッチに合致し、「スライドバーの固定構造」の美観が向上する。しかし、現場施工によって切断加工を行うと、切断面(加工後に新たに形成された他端面)にはバリ等を生じ、しかも、端部処理を十分に行うことができない場合もある。このような場合に、請求項5の発明によると、カバーによってこの切断面を被覆できるため、「スライドバーの固定構造」の美観の更なる向上を図ることができる。
請求項5の発明のスライドバーの固定構造は、
吐水具を保持する保持部材がスライド可能に装着されるスライドバーを、複数の支持部材を用いて所定の固定部位に固定して構成されるスライドバーの固定構造であって、
少なくとも1個の支持部材が、スライドバーに対してスライド可能な可動型支持部材とされることを特徴とする。
吐水具を保持する保持部材がスライド可能に装着されるスライドバーを、複数の支持部材を用いて所定の固定部位に固定して構成されるスライドバーの固定構造であって、
少なくとも1個の支持部材が、スライドバーに対してスライド可能な可動型支持部材とされることを特徴とする。
ここで、請求項5の発明の「スライドバーの固定構造」が備える「支持部材」の数は、2個以上であれば特に問わない。また、請求項5の発明の「スライドバーの固定構造」が、2個の「支持部材」を備える場合、双方の「支持部材」が可動型支持部材とされてもよいし、一方の「支持部材」のみが可動型支持部材とされてもよい。また、請求項5の発明の「スライドバーの固定構造」が3個以上の「支持部材」を備える場合にも、全ての「支持部材」が可動型支持部材とされても、可動型支持部材と、可動しない支持部材(固定型支持部材)と、が混在してもよい。
請求項5の発明の「スライドバーの固定構造」によると、スライドバーと別体される複数の支持部材を用いてスライドバーの固定を行うと共に、これらの支持部材のうちの少なくとも1個が、可動型支持部材とされる。つまり、可動型支持部材では、施工時において、スライドバーへの取付位置を変更可能なため、スライドバーの汎用性と、スライドバーの施工上の自由度とを高めることができる。よって、請求項5の発明によると、請求項1の発明と同様に、個々の施工現場(固定部位)において「施工ピッチ」が異なっていても、この異なる「施工ピッチ」に対応して両支持部材間の間隔を調節できる。
尚、請求項5の発明の「スライドバーの固定構造」が、3個以上の支持部材を備える場合に、全ての支持部材が可動型支持部材とされてり、1個を除く残り全ての支持部材が可動型支持部材とされると、「スライドバーの固定構造」を構成する全ての支持部材において、隣接する他の支持部材との間の間隔を「施工ピッチ」に適合させることができ、スライドバーのより安定的な固定を行うことができる。但し、3個以上の支持部材を備える場合においても、最低限1個の支持部材が、可動型支持部材とされれば、本発明の目的を達成できる。蓋し、1個の「可動型支持部材」と、何れか一個の支持部材(可動型支持部材であるか、固定型支持部材であるかを問わない。)のみとによっても、スライドバーの固定を行うことができるからである。
請求項6の発明のスライドバーの固定構造は、
吐水具を保持する保持部材がスライド可能に装着されるスライドバーを、該スライドバーの一端部を用いて構成される支持部と、
該スライドバーに装着された1個以上の支持部材と、を用いて所定の固定部位に固定して構成されるスライドバーの固定構造であって、
少なくとも1個の支持部材が、スライドバーに対してスライド可能な可動型支持部材とされることを特徴とする。
吐水具を保持する保持部材がスライド可能に装着されるスライドバーを、該スライドバーの一端部を用いて構成される支持部と、
該スライドバーに装着された1個以上の支持部材と、を用いて所定の固定部位に固定して構成されるスライドバーの固定構造であって、
少なくとも1個の支持部材が、スライドバーに対してスライド可能な可動型支持部材とされることを特徴とする。
請求項6の発明は、スライドバーの一端部を用いて構成される支持部(つまり、スライドバーの一部を用いて構成される支持部)と、スライドバーと別体の支持部材とを用いて、スライドバーの固定部位への固定を行う点を除いて、請求項5の発明と同様である。つまり、請求項6の発明では、スライドバーの一端部を用いて構成される支持部(例えば、スライドバーの一端部をL字状等に屈曲させて構成される支持部)と、貫通部を備える支持部材との間隔を、「施工ピッチ」に対応して調節できる。
このため、請求項5の発明と同様に、スライドバーの汎用性と、スライドバーの施工上の自由度とを高めることができる。但し、請求項6の発明のスライドバーの固定構造が、複数の支持部材をスライドバーと別体で備える場合には、スライドバーの一端部を用いて構成される支持部を用いずに、2個以上の支持部材を用いることによってスライドバーの固定を行ってもよい。ここで、請求項6の発明の「スライドバーの固定構造」が備える「支持部材」の数は、1個以上であれば特に問わないが、2個以上の「支持部材」を備える場合、全ての「支持部材」が可動型支持部材とされてもよいが、少なくとも1つの「支持部材」が可動型支持部材とされれば本発明の目的を達成できる。
以上のように、本各発明のスライドバーの固定構造によると、スライドバーの汎用性を高めたり、スライドバーの施工上の自由度を高めることができる。
次に、本各発明に係わる「スライドバーの固定構造」(以下、「固定構造」という。)の最良の形態(以下、「実施例」という。)を図面に従って詳細に説明する。
本実施例に係る固定構造Kは、図1〜図3に示すように、スライドバー10を2つの支持部材20、30を用いて、バスユニットBの壁部1に固定して構成されている。
ここで、バスユニットBの壁部1は固定部位の具体例を示すものである。そして、本実施例では、この壁部1を剛性に乏しい薄板(例えば、FRP製)で構成すると共に、壁部1の裏面において上下方向に所定の間隔(例えば、700mmの間隔等)を隔てた部位が、補強板1aによって補強されている。つまり、この壁部1は、上下方向に所定のピッチ(P)を隔てた部位(裏面を補強板1aで補強した部位)を、裏面補強部H1、H2としている。即ち、この壁部1においては、スライドバー10の施工ピッチ(P)が、上下の裏面補強部H1、H2の間隔に定められている。
スライドバー10は、図1〜図3に示すように、上下両端部で開口する筒状体によって構成され、軸心を上下に向けつつ、後述する「2つの支持部材20、30」を用いて壁部1に固定される。そして、本実施例では、このスライドバー10にスライドハンガー50が、スライドバー10の軸心方向に沿ってスライド可能に装着されている。
このスライドハンガー50は保持部材の具体例を示すものであり、シャワーヘッド40の基端部41を着脱自在に保持するものである(図2を参照)。尚、シャワーヘッド40は、吐水具の一具体例を構成している。このシャワーヘッド40は、その基端部41に接続されたホース(シャワーホース)44から供給される湯水を、その先端のシャワー吐水口43より吐水するものである。
スライドハンガー50は、図5及び図6に示すように、軸心を横に向けた略円筒状に構成されたスライド部材51と、このスライド部材51の一方の開口部側に取り付けられたフック部材52と、固定具53と、スライドブッシュ55と、パッキン56と、ハンドル57とを備える。
スライド部材51は、上壁部に挿通孔51aを備えると共に、下壁部に挿通孔51bを備えている。これらの挿通孔51a、51bは上下に同心状に並ぶと共に、スライドバー10をその軸心方向に沿って挿通可能なサイズとされている。また、このスライド部材51では、挿通孔51a、51bの形成部位を含む一端側を略円筒型の容器形状とし、固定具53を取り付けるための取付部51cを構成している。また、スライド部材51において、挿通孔51a、51bの形成部位よりも他端側を、フック部材52を取り付けるための取付部51dとしている。更に、スライド部材51の他端には、一端側の取付部51cの奥端に到達する取付孔51eが設けられている。
フック部材52は、シャワーヘッド40の基端部41を保持するための保持本体部52aと、スライド部材51に組み付けられる組付部52bとを備える。この組付部52bは、スライド部材51を嵌合させる略筒状の嵌合部52cと、嵌合部52cの開口方向に向かって突設された螺着部52dと、嵌合部52c及び取付部52dの間に形成された回動規制部57とを備えている。そして、嵌合部52cの開口側付近の内周面に係止用凹部52wが、周方向に沿って所定の間隔で複数個設けられている。更に、嵌合部52cの開口側付近では、付勢手段52zによって嵌合部52cの半径外側方向に付勢された剛球52fが配置され、この剛球52fと係止用凹部52wが、嵌合部52cの一つの半径に沿って位置合わせされると、剛球52fは係止用凹部52wに係止される。
フック部材52の嵌合部52cの内径は、取付部51dの外径よりも僅かに大きく形成されている。そして、嵌合部52cは、取付部51dに対して回動可能な状態に外嵌されている。尚、スライド部材51の他端の取付孔51eには、フック部材52の螺着部52dが挿入されている。更に、取付孔51eに挿入された螺着部52dには、そのネジ取付孔52gに向かってネジ52hが螺着されており、このネジ52hによってフック部材52がスライド部材51に対して回動可能に組み付けられている。
固定具53は、挿入部53aと、ハンドル装着部53bとを備えると共に、挿入部53aとハンドル装着部53bとの間にフランジ部53cを備える。このうち、挿入部53aは略箱状に構成され、フランジ部53cと共に、「スライド部材51の一端側の取付部51c」に挿入される。そして、この挿入部53aには、スライドバー10を挿通させるための挿通孔53dが上下に貫通する状態に設けられている。この挿通孔53dは略円形の横断面を備えると共にスライドバー10を僅かに余裕をもって挿入可能な内径を備える。
フランジ部53cは、挿入部53aをスライド部材51の一端側の取付部51cに挿入したときに、この取付部51cの開口部付近に形成された段部51rに嵌合される部分である。また、本実施例では、挿入部53a及びフランジ部53cをこの取付部51cに挿入し、フランジ部53cの一端面(露呈する側の面)と、スライド部材51の一端面(取付部51cが開口する側の端面)とを略面一な状態とすると、挿通孔53dと、その上下の挿通孔51a、51bとが略同心状に位置合わせされた状態となる。そして、スライドバー10は、この位置合わせされた3つの挿通孔51a、53d、51bに対して、僅かなクリアランスを維持した状態で、同心状に挿入される。
ハンドル装着部53bは、軸心を横方向に向けた略円筒形状に構成されると共に、略円柱状の内部空間53gの奥端を、挿通孔53dに連通させている。つまり、この内部空間53gは固定具53の一端部(「反」挿通孔53dの端部)で開放されると共に、他端部において挿通孔53dに開放されている。そして、この内部空間53gには、略円柱状のスライドブッシュ55と、略円柱状のパッキン56とが収容された状態となっている。このとき、パッキン56が内部空間53gにおいてスライドバー10に近接する部位に収容され、スライドブッシュ55が、スライドバー10と離間する部位に収容される。
ここで、スライドブッシュ55の長さ(内部空間53gの軸心方向に沿った長さ)は以下のように定められている。つまり、パッキン56の他端部(スライドバー10側の端部)を、内部空間53gの「挿通孔53d側の開口部」に位置合わせしたときに、スライドブッシュ55の一端部(「反」スライドバー10側の端部)が、内部空間53gの「反挿通孔53d側の開口部」から突出するように定められている。
ハンドル装着部53bには、略円筒容器形状のハンドル53mが回動可能に装着されている。つまり、ハンドル装着部53bの外周面に雄ネジ部53nが設けられており、この雄ネジ部53nに、ハンドル53m内周壁の雌ネジ部53pを螺合させている。これにより、ハンドル53mは、ハンドル装着部53bに螺合された状態で、ハンドル装着部53bの軸心方向に螺進可能となっている。
このハンドル53mを一方向に回転し、スライドバー10側に螺進させると、ハンドル53mの底壁面53rがスライドブッシュ55の一端部(「反」スライドバー10側の端部)を押圧する。このとき、スライドブッシュ55の他端部(スライドバー10側の端部)がパッキン56の一端部(「反」スライドバー10側の端部)を押圧し、パッキン56の他端部が挿通孔53dに僅かに進入する。これにより、パッキン56の他端部(スライドバー10側の端部)は僅かに圧縮変形しつつ、スライドバー10の外周面に当接し、スライドバー10の外周面に摩擦力を与える。これにより、スライドハンガー50のスライドバー10に対する相対移動(スライド)が禁止され、スライドハンガー50が固定状態となる。
一方、このハンドル53mを前記「一方向」と逆の方向に回転し、スライドバー10と離間する側に螺進させると、ハンドル53mの底壁面53rのスライドブッシュ55の一端部への押圧が解除される。このとき、「スライドブッシュ55の他端部」の「パッキン56の一端部」への押圧が解除されるか、「スライドブッシュ55の他端部」から「パッキン56の一端部」へ加わる押圧力が弱くなる。そして、「パッキン56の他端部」からスライドバー10の外周面に加わる摩擦力が除荷されるか、この摩擦力が弱くなるため、スライドハンガー50のスライドバー10に対する相対移動(スライド)が可能となる。
尚、このスライドハンガー50では、フック部材52を回転することができるが、その際、剛球52fが係止用凹部52wに係止される。このため、使用者には、この剛球52fが係止用凹部52wに嵌り込む際の感触(クリック感)が伝達される。
本固定構造Kが、2つの支持部材20、30を備えている。このうち、下方側の裏面補強部H1に配置される支持部材20は、スライドバー10の下端部に対して、固定的に(スライドバー10への取付位置を変更不可能な状態に)装着される。
この支持部材20は、図4(a)に示すように、取付本体21と、支持部材本体22とを備えている。このうち、取付本体21は略板状に構成されると共に裏面を下方側の裏面補強部H1に当接させつつ、壁部1に固定されている。また、取付本体21は、表裏を貫通する状態の取付孔21aを備えている。更に、表面側(使用者の側を向く面の側)に係止部21bを突出させている。
支持部材本体22は、軸心を横方向に向けた有底円筒型の略容器形状を備えており、開口部22aを取付本体21に連結し、底部22bを使用者側に向けた状態に配置される。この支持部材本体22は、底部22b寄りの側面上方側に挿入口22cを開口させ、挿入口22cの直下に略円柱状の収容空間22dを形成している。
この支持部材本体22は、開口部22a寄りの内壁に係止部21hを備えている。また、支持部材本体22は、上下に分割される2つの分割片22e、22fを有底円筒型の略容器形状に組み合わせて構成されている。そして、下方の分割片22fにおいては、支持部材本体22の開口部22a寄りの内壁から、支持部材本体22の半径内側方向に取付片22kを突出させ、この取付片22kには、その表裏を貫通する取付孔22mを備える。尚、この支持部材本体22を一体品で構成することもできる。
この支持部材20は、以下の手順で下方側の裏面補強部H1に配置される。つまり、取付本体21の取付孔21aと、下方の分割片22fの取付孔22mを位置合わせしつつ、係止部21b及び係止部21hを係止して、取付本体21及び下方の分割片22fを一体化する。そして、取付孔22mの前方から、下方側の裏面補強部H1にビス21nを螺入し、取付本体21及び下方の分割片22fを裏面補強部H1に固定した後、下方の分割片22fに上方の分割片22eを連結すると、支持部材20の裏面補強部H1への取付を完了する。
上方側の裏面補強部H2に配置される支持部材30は、スライドバー10への取付位置を変更可能な支持部材である。この支持部材30も、図4(b)に示すように、取付本体31と、支持部材本体32とを備えている。このうち、取付本体31は略板状に構成されると共に裏面を下方側の裏面補強部H2に当接させつつ、壁部1に固定されている。また、この取付本体31も、表裏を貫通する状態の取付孔31aを備えている。更に、表面側(使用者の側を向く面の側)に係止部31bを突出させている。
この支持部材本体32も、軸心を横方向に向けた有底円筒型の略容器形状を備えており、開口部32aを取付本体31に連結し、底部32bを使用者側に向けた状態に配置される。この支持部材本体32は、底部32b寄りの上下を貫く貫通孔32cを備えている。尚、貫通孔32cは、請求項1の発明の「貫通部」の具体例を構成している。
この支持部材本体32も、開口部32a寄りの内壁に係止部31hを備えている。また、支持部材本体32は、貫通孔32cの前後に分割される2つの分割片32e、32fを有底円筒型の略容器形状に組み合わせて構成されている。そして、後方(壁部1寄り)の分割片32fにおいては、支持部材本体32の開口部32a寄りの内壁から、支持部材本体32の半径内側方向に取付片32kを突出させ、この取付片32kには、その表裏を貫通する取付孔32mを備える。尚、この支持部材本体23を一体品で構成することもできる。
この支持部材30は、以下の手順で下方側の裏面補強部H2に配置される。つまり、取付本体31の取付孔31aと、後方の分割片32fの取付孔32mを位置合わせしつつ、係止部31b及び係止部31hを係止して、取付本体31及び下方の分割片32fを一体化する。そして、取付孔32mの前方から、上方側の裏面補強部H2にビス31nを螺入し、取付本体31及び後方の分割片32fを裏面補強部H2に固定した後、後方の分割片32fの前端にスライドバー50を配置し、スライドバー10の前方から、後方の分割片32fに前方の分割片33eを装着し、一体化すると、支持部材30の裏面補強部H2への取付を完了する。
つまり、この支持部材30においては、裏面補強部H2の位置に適合するように、スライドバー10への取付位置を変更しつつ、裏面補強部H2に固定される。換言すると、支持部材30の固定を完了すると、貫通孔32cに挿通されたスライドバー50の一部が貫通孔32cの上方に突出する。このとき、スライドバー50における「貫通孔32cの上方への突出量」を調節することによって、支持部材30と、スライドバー50との相対位置(スライドバー50の軸心方向に沿った相対位置)を調節すると、支持部材30を裏面補強部H2に対して的確に固定できる。
更に、本実施例では、スライドバー50の上端部に、カバー80が装着されている。このため、固定構造Kの美観が向上している。
以上のように、本固定構造では、スライドバー50と別体される2つの支持部材20、30を用いてスライドバー50の固定を行うと共に、これらの支持部材20、30のうちの1個が、貫通孔32cにスライドバー50を挿通しつつ、壁部1に固定されている。つまり、貫通孔32cを備える支持部材30では、施工時において、スライドバー10への取付位置を変更可能とされるため、スライドバー50の汎用性と、スライドバー50の施工上の自由度とを高めることができる。
つまり、本実施例では、2つの支持部材20、30を用いてスライドバー10を壁部1に固定するが、一方の支持部材30と、スライドバー50との相対位置を変更可能とするため、施工者は、施工現場において、両支持部材20、30間の間隔を調節できる。よって、個々の施工現場において、裏面補強部H1、H2の「施工ピッチP」が異なっていても、この異なる「施工ピッチP」に対応して両支持部材間20、30の間隔を調節できる。
従って、本実施例によると、例えば、既設若しくは新設のバスユニットBに対して、スライドバー50を新規に設置したり、既設のバスユニットBに設置されているスライドバー50を新たなものに交換する際に、支持部材20、30の間隔を「施工ピッチP」に的確に合致させることができる。また、このように、支持部材20、30の間隔を「施工ピッチP」に的確に合致させられるため、支持部材20、30を確実に裏面補強部H1、H2に施工することができ、スライドバー50の施工精度も向上する。
更に、スライドバー50の汎用性が向上し、これらのがマルチ仕様となるため、スライドバー50の少品種生産(品番の統一、部品の統廃合)が可能となり、スライドバー50の生産コストの低減等を図ることもできる。更に、2つの支持部材20、30の間隔の間隔を現場施工によって調節することは一般ユーザにとっても簡単なため、スライドバー50の施工を一般ユーザが積極的に行うことも可能である。
尚、本各発明の範囲は前記各実施例に示す具体的な態様に限定されず、本各発明の範囲内で種々の変形例を例示できる。即ち、本実施例では、スライドバー10とは別体の「2つの支持部材20、30」を用いて、このスライドバー10を壁部1固定する態様を例示したが、図7の変形例に示すように、スライドバー10一端部を略L字状に屈曲して構成される支持部28と、貫通孔32cを備える支持部材30とを用いて、スライドバー10を壁部1固定してもよい。また、スライドハンガー50の形状、構成も、図7の変形例に示すように種々変更可能である。
また、本実施例及び変形例と異なり、スライドバー10において、貫通孔32cの上方に突出する部分を切断する。そして、この切断により、新たに形成されるスライドバー10の上端部を、貫通孔32c内に保持されると共に、この貫通孔32cにカバーが装着されてもよい。この場合、新たに形成されるスライドバー10の上端部、つまり、切断部にバリ等を存在しても、カバーによってこの切断部を被覆できるため、固定構造の美観の更なる向上を図ることもできる。
更に、本実施例及び変形例と異なり、スライドバー10への取付位置を変更可能な支持部材30を下方に配置し、スライドバー10への取付位置を変更不可能な支持部材20や支持部28を上方に配置してもよい。また、スライドバー10が更に長尺状等となる場合には、スライドバー10を3つ以上の支持部材、若しくは、「1つの支持部と2つ以上の支持部材」とで、固定部位に固定してもよい。更に、スライドバー10への取付位置を変更可能な支持部材においては、この支持部材をスライドバー10に沿ってスライドさせ、この取付位置の変更を行ってもよい。また、本実施例及び変形例では、スライドバー10の軸心を上下方向に向ける態様を例示したが、この軸心は、横方向、傾斜方向等の他の方向に向けられてもよい。更に、本実施例及び変形例では、直線状の軸心を備えるスライドバー10を例示したが、このスライドバー10の軸心は円弧状等の他の形状とされてもよい。
本発明は、例えば、水栓の製造、販売、施工、加工等を行う分野で利用可能である。
K;固定構造、
1;壁部(固定部位)、
10;スライドバー、
20;支持部材
28;支持部、
30;支持部材;
32c;貫通孔(貫通部)、
50;スライドハンガー(保持部材)。
1;壁部(固定部位)、
10;スライドバー、
20;支持部材
28;支持部、
30;支持部材;
32c;貫通孔(貫通部)、
50;スライドハンガー(保持部材)。
Claims (6)
- 吐水具を保持する保持部材がスライド可能に装着されるスライドバーを、複数の支持部材を用いて所定の固定部位に固定して構成されるスライドバーの固定構造であって、
少なくとも1個の支持部材は貫通孔若しくは貫通状の切り欠きで構成される貫通部を備え、該貫通部にスライドバーを挿通させた状態で前記固定部位に固定されていることを特徴とするスライドバーの固定構造。 - 吐水具を保持する保持部材がスライド可能に装着されるスライドバーを、該スライドバーの一端部を用いて構成される支持部と、
該スライドバーに装着された1個以上の支持部材と、を用いて所定の固定部位に固定して構成されるスライドバーの固定構造であって、
少なくとも1個の支持部材は貫通孔若しくは貫通状の切り欠きで構成される貫通部を備え、該貫通部にスライドバーを挿通させた状態で前記固定部位に固定されていることを特徴とするスライドバーの固定構造。 - 前記スライドバーの端部が前記貫通部を貫通すると共に該貫通した端部にカバーが装着されていることを特徴とする請求項1又は請求項2の何れかに記載のスライドバーの固定構造。
- 前記スライドバーの端部が貫通部内に保持されると共に該貫通部にカバーが装着されていることを特徴とする請求項1又は請求項2の何れかに記載のスライドバーの固定構造。
- 吐水具を保持する保持部材がスライド可能に装着されるスライドバーを、複数の支持部材を用いて所定の固定部位に固定して構成されるスライドバーの固定構造であって、
少なくとも1個の支持部材が、スライドバーに対してスライド可能な可動型支持部材とされることを特徴とするスライドバーの固定構造。 - 吐水具を保持する保持部材がスライド可能に装着されるスライドバーを、該スライドバーの一端部を用いて構成される支持部と、
該スライドバーに装着された1個以上の支持部材と、を用いて所定の固定部位に固定して構成されるスライドバーの固定構造であって、
少なくとも1個の支持部材が、スライドバーに対してスライド可能な可動型支持部材とされることを特徴とするスライドバーの固定構造。
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JP2004219629A JP2006037529A (ja) | 2004-07-28 | 2004-07-28 | スライドバーの固定構造 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR200459153Y1 (ko) * | 2010-12-30 | 2012-03-22 | 홍기 | 높낮이 조절과 샤워헤드의 각도 조절이 가능한 샤워장치의 고정홀더부재 |
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JPH01164352U (ja) * | 1988-05-09 | 1989-11-16 | ||
JPH0397939U (ja) * | 1990-01-25 | 1991-10-09 |
-
2004
- 2004-07-28 JP JP2004219629A patent/JP2006037529A/ja active Pending
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