JP2006036772A - コンディショニング界面活性製剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】 非常に良好な肌及び髪の手入れ作業性と合わせて優れた特性を有する、肌及び髪用のコンディショナーを提供する。
【解決手段】 (a)少なくとも1つのアニオン性、非イオン性又は両性界面活性剤 0.1〜30 重量%、(b)式(I):R1O(CH2CH2O)nH(I)[式中、R1 は、6〜22 個の炭素原子を含む直鎖又は分枝アルキル又はアルケニル基であり、n は、1〜50 の数である。]に相当するエトキシル化アルコールのα-ヒドロキシカルボン酸エステル 0.05〜20 重量%、(c)少なくとも1つのアルカリ土類金属イオン 0.005〜1.5 重量%及び(d)シリコーン化合物 0.1〜3 重量%を含む化粧品製剤。
【選択図】 なし

Description

本発明は、一般に、コンディショニング界面活性製剤、特にコンディショニング剤としての長鎖アルコキシル化ヒドロキシカルボン酸エステルの使用に関する。
肌及び髪のコンディショナーは、一般に、使用者の観点から肌及び髪の性質を向上する製剤と理解されている。これは、髪の手触り又は艶、並びに肌及び髪の柔軟性の向上を含む。肌及び髪を滑らかにすることは、特に望ましい。肌及び髪にこの効果を与えるカチオン性ポリマーを、一般に界面活性組成物中で使用する。例えば、米国特許第 6264931 号明細書は、カチオン性ポリマーと組み合わせたアニオン性界面活性剤を含む 2 イン 1 コンディショナーについて記載している。これらのカチオン性コンディショナーは、しばしば、生物分解性に乏しいという欠点を有する。更に、粉末状ポリマーは、しばしば、化粧品製剤中に均一に配合することが非常に困難である。
しかしながら、界面活性製剤はまた、肌及び髪に最小のストレスをかけると考えられている。それ故、欧州特許第 0371339 号明細書は、肌及び髪に比較的小さいストレスをかける、アルカリ土類金属イオンと組み合わせた脂肪アルコールエーテルスルフェート及び脂肪アルコールエーテルシトレートを含む、界面活性水性混合物について記載している。
米国特許第 6264931 号明細書 欧州特許第 0371339 号明細書
従って、本発明が解決しようとする問題は、非常に良好な肌及び髪の手入れ作業性と合わせて優れた特性を有する、肌及び髪用のコンディショナーを提供することである。更に、カチオン性コンディショナーの必要性はなくなるであろう。
本発明は、
(a)少なくとも1つのアニオン性、非イオン性及び/又は両性界面活性剤 0.1〜30 重量%、
(b)式(I):
R1O(CH2CH2O)nH (I)
[式中、R1 は、6〜22 個の炭素原子を含む直鎖又は分枝アルキル又はアルケニル基であり、n は、1〜50 の数である。]
に相当するエトキシル化アルコールのα-ヒドロキシカルボン酸エステル 0.05〜20 重量%、
(c)少なくとも1つのアルカリ土類金属イオン 0.005〜1.5 重量%及び
(d)シリコーン化合物 0.1〜3 重量%
を含む化粧品製剤に関する。
界面活性剤
本発明の化粧品製剤の成分(a)は、アニオン性、非イオン性及び/又は両性/双性イオン性界面活性剤から選ばれる。
アニオン性界面活性剤の典型例は、石鹸、アルキルベンゼンスルホネート、アルカンスルホネート、オレフィンスルホネート、アルキルエーテルスルホネート、グリセロールエーテルスルホネート、α-メチルエステルスルホネート、スルホ脂肪酸、アルキルスルフェート、脂肪アルコールエーテルスルフェート、グリセロールエーテルスルフェート、脂肪酸エーテルスルフェート、ヒドロキシ混合エーテルスルフェート、モノグリセリド(エーテル)スルフェート、脂肪酸アミド(エーテル)スルフェート、モノ-及びジ-アルキルスルホスクシネート、モノ-及びジ-アルキルスルホスクシナメート、スルホトリグリセリド、アミド石鹸、エーテルカルボン酸及びその塩、脂肪酸イセチオネート、脂肪酸サルコシネート、脂肪酸タウリド、N-アシルアミノ酸(例えばアシルラクチレート、アシルタートレート、アシルグルタメート及びアシルアスパルテート)、アルキルオリゴグルコシドスルフェート、アルキルグルコースカルボキシレート、タンパク質脂肪酸縮合物(特に、小麦系植物性の生成物)、並びにアルキル(エーテル)ホスフェートである。アニオン性界面活性剤がポリグリコールエーテル鎖を有する場合、通常の同族体分布を有し得るが、狭い同族体分布を有することが好ましい。
非イオン性界面活性剤の典型例は、脂肪アルコールポリグリコールエーテル、アルキルフェノールポリグリコールエーテル、脂肪酸ポリグリコールエステル、脂肪酸アミドポリグリコールエーテル、脂肪アミンポリグリコールエーテル、アルコキシル化トリグリセリド、混合エーテル及び混合ホルマール、場合により部分的に酸化されたアルキル(アルケニル)オリゴグリコシド又はグルクロン酸誘導体、脂肪酸-N-アルキルグルカミド、タンパク質加水分解物(特に小麦系植物性の生成物)、ポリオール脂肪酸エステル、糖エステル、ソルビタンエステル、ポリソルベート並びにアミンオキシドである。非イオン性界面活性剤がポリグリコールエーテル鎖を有する場合、通常の同族体分布を有し得るが、狭い同族体分布を有することが好ましい。
両性又は双性イオン性界面活性剤の典型例は、アルキルベタイン、アルキルアミドベタイン、アミノプロピオネート、アミノグリシネート、イミダゾリニウムベタイン及びスルホベタインである。
好ましい1つの態様では、アルキルエーテルスルフェート、アルキルアミドベタイン、アシル化アミノ酸、アルキル(アルケニル)オリゴグリコシド、アルキルグルコースカルボキシレート又はアルキルアンフォアセテートを、成分(a)として使用する。
本発明の製剤中、界面活性剤を 0.1〜20 重量%の量で、好ましくは 9〜20 重量%の量で使用する。
α-ヒドロキシカルボン酸エステル
α-ヒドロキシカルボン酸は、分子内に少なくとも 1 個の COOH 基に加えて、少なくとも 1 個の OH 基を含む有機酸である。1 個の OH 基を伴うものはモノヒドロキシカルボン酸として、2 個の OH 基を伴うものはジヒドロキシカルボン酸として、又は 2 個以上の OH 基を伴うものはポリヒドロキシカルボン酸として存在し得る。ヒドロキシカルボン酸は、COOH 基に対する OH 基の位置によって、α-、β-及びγ-ヒドロキシカルボン酸に分類される。本発明の目的に好ましいα-ヒドロキシカルボン酸は、酒石酸、マンデル酸、乳酸、リンゴ酸、クエン酸、並びにそれらの塩及び自己縮合生成物である。クエン酸が、本発明の目的に特に好ましい。
α-ヒドロキシカルボン酸エステルは、一般式(I):
R1O(CH2CH2O)nH (I)
[式中、R1 は、6〜22 個の炭素原子を含む直鎖又は分枝アルキル又はアルケニル基であり、n は、1〜50 の数である。]
に相当するエトキシル化 C6〜22 アルコールから誘導される。式(I)において、エトキシル化度 n は、1〜20、好ましくは 1〜10、より好ましくは 3〜8 の数である。式中の R1 が直鎖アルキル基である式(I)のエトキシル化アルコールから誘導されるヒドロキシカルボン酸エステルが、特に適している。
α-ヒドロキシカルボン酸エステルの典型例は、平均 1〜20 mol、好ましくは 1〜10 mol、より好ましくは 3〜8 mol のエチレンオキシドと、カプロンアルコール、カプリルアルコール、2-エチルへキシルアルコール、カプリンアルコール、ラウリルアルコール、イソトリデシルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、パルミトレイルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、エライジルアルコール、ペトロセリニルアルコール、アラキルアルコール、ガドレイルアルコール、べヘニルアルコール、エルシルアルコール及びブラシジルアルコール、並びにそれらの工業用混合物(例えば、脂肪及び油ベースの工業用メチルエステル又は Roelen のオキソ合成由来のアルデヒドを高圧水素化することによって、及び不飽和脂肪アルコールの二量化においてモノマー留分として得られる)との付加生成物である。1〜10 mol、より好ましくは 3〜8 mol のエチレンオキシドと、工業用 C12〜18 脂肪アルコール(例えば、ヤシ油、パーム油、パーム核油又は獣脂脂肪アルコール)との付加生成物が好ましい。
本発明の1つの態様では、式(I)の R1O は、C12 アルコール 65〜75 重量%、C14 アルコール 20〜30 重量%、C16 アルコール 0〜5 重量%、C18 アルコール 0〜5 重量%を含む脂肪アルコール混合物から誘導される。このアルコール混合物は、例えば、Cognis Deutschland GmbH & Co. KG 製 Lorol(登録商標) Spezial として商業的に入手できる。この脂肪アルコール混合物に基づくヒドロキシカルボン酸エステルは、好ましくは平均 4 のエトキシル化度 n を有する。
本発明のもう1つの態様では、式(I)の R1O は、C12 アルコール 45〜60 重量%、C14 アルコール 15〜30 重量%、C16 アルコール 5〜15 重量%、C18 アルコール 8〜20 重量%を含む脂肪アルコール混合物から誘導される。このアルコール混合物は、例えば、Cognis Deutschland GmbH & Co. KG 製 Lorol(登録商標)として商業的に入手できる。この選ばれた脂肪アルコール混合物に基づくヒドロキシカルボン酸エステルは、好ましくは平均 7 mol のエチレンオキシドでエトキシル化される(n = 7)。
本発明によれば、α-ヒドロキシカルボン酸は、完全に又は特に部分的にエステル化され得る。部分エステル化の場合、その化合物は少なくとも 1 個の遊離カルボキシル基をまだ含んでいる。従って、それらはそのエステル化生成物又は中和生成物であり得る。部分エステルは、好ましくはアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、アルキルアンモニウム塩、アルカノールアンモニウム塩及び/又はグルカンモニウム塩の形状で存在する。
本発明の特に好ましい態様では、成分(b)を、クエン酸と式(I):
R1O(CH2CH2O)nH (I)
[式中、R1 は、6〜22 個の炭素原子を含む直鎖又は分枝アルキル又はアルケニル基であり、n は、1〜50 の数である。]
に相当するエトキシル化アルコールとのエステルによって形成する。
最も好ましいクエン酸エステルは、好ましくは、一般式(II):
Figure 2006036772
[式中、R'、R'' 及び R''' は、X 及び/又は式(I)で定義したエトキシル化アルキル基 R1 を表し、置換基 R'、R'' 及び R''' の分布は、モノエステルのジエステルへの重量比が 3:1〜10:1 の範囲であるようになされている。]
に相当する異性体化合物の混合物である。好ましい態様では、モノエステルのジエステルに対する重量比は、5:1〜8:1 の範囲である。
従って、本発明の好ましいクエン酸エステル混合物は、モノ-及びジ-エステルとして表わされ、混合物に基づいて好ましくは 50〜90 重量%、より好ましくは 60〜80 重量%の量で、モノ-及びジ-エステルを必然的に含む。この混合物は、100 重量%になるよう、トリエステル及び遊離クエン酸も含み得る。しかしながら、この混合物は、好ましくは、遊離クエン酸をほとんど含まず、好ましくは混合物に基づいて 10 重量%未満しか含まない。
従って、本発明の好ましいクエン酸エステルは、主に、少なくとも 1 個の遊離カルボキシル基をまだ含むクエン酸の部分エステルである。それ故、このエステルは、酸性エステル又はその中和生成物でもあり得、式(II)の X は、水素イオン又はカチオンであり得る。そして、部分エステルは、好ましくは、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、アルキルアンモニウム塩、アルカノールアンモニウム塩及び/又はグルカンモニウム塩(即ち、X は、アルカリ金属イオン、アルカリ土類金属イオン、アンモニウムイオン、アルキルアンモニウムイオン、アルカノールアンモニウムイオン及び/又はグルカンモニウムイオン)の形で存在する。
本発明の成分(b)のエトキシル化アルコールのα-ヒドロキシカルボン酸エステルは、化粧品製剤中、0.05〜20 重量%の量で、好ましくは 0.5〜10 重量%の量で、1つの特に好ましい態様では 0.5〜6 重量%の量で使用する。
成分(b)のエトキシル化アルコールのα-ヒドロキシカルボン酸エステルを、成分(a)としてのアルキルエーテルスルフェートと組み合わせて使用する場合、(a)の(b)に対する混合比が 1:10〜10:1 の範囲、より好ましくは 1:1〜10:1 の範囲で、この組成物のコンディショニング効果が特に著しいことが見出された。
本発明の化粧品製剤のコンディショニング特性は、特に成分(b)の存在に帰すると考えられる。それ故、式(I):
R1O(CH2CH2O)nH (I)
[式中、R1 は、6〜22 個の炭素原子を含む直鎖又は分枝アルキル及び/又はアルケニル基であり、n は、1〜50 の数である。]
に相当するエトキシル化アルコールのα-ヒドロキシカルボン酸エステルを、化粧品製剤中、コンディショニング成分として使用し得る。これに関連して、コンディショニングは、肌及び髪の手触り(感触)、櫛通り性、柔軟性、艶及び滑らかさへの影響を意味すると理解される。
本発明はまた、式(I):
R1O(CH2CH2O)nH (I)
[式中、R1 は、6〜22 個の炭素原子を含む直鎖又は分枝アルキル及び/又はアルケニル基であり、n は、1〜50 の数である。]
に相当するエトキシル化アルコールのα-ヒドロキシカルボン酸エステルの、化粧品製剤中での、肌及び髪の手触りを向上するための、髪の湿潤及び乾燥櫛通り性並びに帯電防止性を向上するための、肌及び髪の柔軟性を向上するための、肌及び髪の艶及び/又は滑らかさを向上するための、及び髪用保湿成分としての使用に関する。これらの効果は、本発明のエトキシル化アルコールのα-ヒドロキシカルボン酸エステルが、肌へのアルキルエーテルスルフェートの吸収を防止又は少なくとも軽減するため、実現される。従って、本発明はまた、式(I):
R1O(CH2CH2O)nH (I)
[式中、R1 は、6〜22 個の炭素原子を含む直鎖又は分枝アルキル及び/又はアルケニル基であり、n は、1〜50 の数である。]
に相当するエトキシル化アルコールのα-ヒドロキシカルボン酸エステルの、人肌へのアルキルエーテルスルフェートの吸収を防止又は軽減するための使用に関する。
アルカリ土類金属イオン
本発明の製剤は、更に、0.005〜1.5 重量%、好ましくは 0.005〜1.0 重量%、より好ましくは 0.01〜1.0 重量%、最も好ましい態様では 0.01〜0.5 重量%のアルカリ土類金属イオンを含む。カルシウムイオン及び/又はマグネシウムイオンを好ましく使用する。これに関して、化粧品製剤の製造中に使用する水が、既に所望の濃度のイオンを含み得るという事実を考慮することが重要である。化粧品製剤中にこれらのイオンを使用することによって、式(I)に相当するエトキシル化アルコールのα-ヒドロキシカルボン酸エステルのコンディショニング効果が向上する。
シリコーン化合物
本発明の製剤は、更に、0.1〜3 重量%のシリコーン化合物を含む。本発明のシリコーン化合物は、特に、可溶性又は不溶性の、揮発性又は不揮発性のポリオルガノシロキサンであり、ポリアルキルシロキサン、ポリアリールシロキサン、ポリアルキルアリールシロキサン、シリコーンゴム、シリコーン樹脂及び化学変性ポリオルガノシロキサンを含む。特に好ましいポリアルキルシロキサンは、CH3-末端ポリジメチルシロキサンである。化学変性ポリオルガノシロキサンは、ヒドロキシ変性、チオール変性、アシルオキシアシル変性、ヒドロキシアシルアミノ変性、アミノ変性又はアルケニルオキシ変性であり得る。アミノ官能化及びヒドロキシ官能化ポリオルガノシロキサンが、本発明の目的に特に好ましい。
特に好ましい態様では、本発明の化粧品製剤は、
(a)少なくとも1つのアニオン性、非イオン性及び/又は両性界面活性剤 9〜20 重量%、
(b)式(I):
R1O(CH2CH2O)nH (I)
[式中、R1 は、6〜22 個の炭素原子を含む直鎖又は分枝アルキル及び/又はアルケニル基であり、n は、1〜50 の数である。]
に相当するエトキシル化アルコールのα-ヒドロキシカルボン酸エステル 0.5〜6 重量%、
(c)少なくとも1つのアルカリ土類金属イオン 0.01〜0.5 重量%及び
(d)シリコーン化合物 0.5〜3 重量%
を含む。
助剤及び添加剤
本発明の製剤は、更に、付加的な助剤及び添加剤として、油成分、乳化剤、真珠光沢ワックス、粘稠要素、増粘剤、過脂化剤、安定剤、ポリマー、脂肪、ワックス、レシチン、リン脂質、生物起源剤及び他の活性成分、UV 保護剤、抗酸化剤、フケ防止剤、フィルム形成剤、膨潤剤、ヒドロトロープ、可溶化剤、防腐剤、香油、染料などを含み得る。
油成分
適当な油成分は、例えば、6〜18 個、好ましくは 8〜10 個の炭素原子を有する脂肪アルコールベースのゲルベアルコール、直鎖 C6〜22 脂肪酸と直鎖又は分枝 C6〜22 脂肪アルコールとのエステル、分枝 C6〜13 カルボン酸と直鎖又は分枝 C6〜22 脂肪アルコールとのエステル、例えばミリスチルミリステート、ミリスチルパルミテート、ミリスチルステアレート、ミリスチルイソステアレート、ミリスチルオレエート、ミリスチルベヘネート、ミリスチルエルケート、セチルミリステート、セチルパルミテート、セチルステアレート、セチルイソステアレート、セチルオレエート、セチルベヘネート、セチルエルケート、ステアリルミリステート、ステアリルパルミテート、ステアリルステアレート、ステアリルイソステアレート、ステアリルオレエート、ステアリルベヘネート、ステアリルエルケート、イソステアリルミリステート、イソステアリルパルミテート、イソステアリルステアレート、イソステアリルイソステアレート、イソステアリルオレエート、イソステアリルベヘネート、イソステアリルオレエート、オレイルミリステート、オレイルパルミテート、オレイルステアレート、オレイルイソステアレート、オレイルオレエート、オレイルベヘネート、オレイルエルケート、ベヘニルミリステート、ベヘニルパルミテート、ベヘニルステアレート、ベヘニルイソステアレート、ベヘニルオレエート、ベヘニルベヘネート、ベヘニルエルケート、エルシルミリステート、エルシルパルミテート、エルシルステアレート、エルシルイソステアレート、エルシルオレエート、エルシルベヘネート、及びエルシルエルケートである。
他の適当な油成分の例は、直鎖 C6〜22 脂肪酸と分枝アルコール(とりわけ 2-エチルヘキサノール)とのエステル、C18〜38 アルキルヒドロキシカルボン酸と直鎖又は分枝 C6〜22 脂肪アルコールとのエステル(とりわけジオクチルマレート)、直鎖及び/又は分枝脂肪酸と多価アルコール(例えば、プロピレングリコール、二量体ジオール又は三量体トリオール)及び/又はゲルベアルコールとのエステル、C6〜10 脂肪酸ベースのトリグリセリド、C6〜18 脂肪酸ベースの液体モノ-/ジ-/トリ-グリセリド混合物、C6〜22 脂肪アルコール及び/又はゲルベアルコールと芳香族カルボン酸(とりわけ安息香酸)とのエステル、C2〜12 ジカルボン酸と 1〜22 個の炭素原子を有する直鎖又は分枝アルコール又は 2〜10 個の炭素原子及び 2〜6 個のヒドロキシル基を有するポリオールとのエステル、植物油、分枝第一級アルコール、置換シクロヘキサン、直鎖及び分枝 C6〜22 脂肪アルコールカーボネート(例えばジカプリリルカーボネート(Cetiol(登録商標)CC))、C6〜18 好ましくは C8〜10 脂肪アルコールベースのゲルベカーボネート、安息香酸と直鎖及び/又は分枝 C6〜22 アルコールとのエステル(例えば Finsolv(登録商標)TN)、各アルキル基に 6〜22 個の炭素原子を有する直鎖又は分枝の対称又は非対称ジアルキルエーテル(例えばジカプリリルエーテル(Cetiol(登録商標)OE))、エポキシ化脂肪酸エステルのポリオールによる開環生成物、シリコーン油(シクロメチコン、シリコンメチコンなど)、及び/又は脂肪族又はナフテン族炭化水素(例えばスクアラン、スクアレン又はジアルキルシクロヘキサン)である。
脂肪及びワックス
脂肪の典型例は、グリセリド、即ち、高級脂肪酸の混合グリセロールエステルから実質的になる、固体又は液体の植物性又は動物性生成物である。適当なワックスはとりわけ、天然ワックス、例えばカンデリラろう、カルナウバろう、木ろう、アフリカハネガヤろう、コルクろう、グアルマろう、ライスオイルろう、サトウキビろう、オウリカリろう、モンタンろう、蜜ろう、セラックろう、鯨ろう、ラノリン(羊毛ろう)、尾羽脂、セレシン、オゾケライト(地ろう)、ペトロラタム、パラフィンワックス、マイクロワックス;化学修飾ワックス(硬ろう)、例えばモンタンエステルろう、サソールろう、水素化ホホバろう、並びに合成ワックス、例えばポリアルキレンワックス及びポリエチレングリコールワックスである。脂肪以外に適当な他の添加剤は、脂肪様物質、例えばレシチン及びリン脂質である。レシチンは、脂肪酸、グリセロール、リン酸及びコリンからエステル化によって生成するグリセロリン脂質として専門家に知られる。即ち、レシチンはしばしば専門家にホスファチジルコリン(PCs)とも称される。天然レシチンの例はケファリンで、これはホスファチジン酸としても知られ、1,2-ジアシル-sn-グリセロール-3-リン酸の誘導体である。一方、リン脂質は一般的に、リン酸とグリセロールのモノエステル及び好ましくはジエステルであると理解され(グリセロホスフェート)、通常脂肪として分類される。スフィンゴシン及びスフィンゴ脂質も適当である。
真珠光沢ワックス
適当な真珠光沢ワックスは、例えば、アルキレングリコールエステル、とりわけエチレングリコールジステアレート;脂肪酸アルカノールアミド、とりわけヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド;部分グリセリド、とりわけステアリン酸モノグリセリド;多塩基性の(場合によりヒドロキシ置換した)カルボン酸と、6〜22 個の炭素原子を有する脂肪アルコールとのエステル、とりわけ酒石酸の長鎖エステル;脂肪化合物、例えば脂肪アルコール、脂肪ケトン、脂肪アルデヒド、脂肪エーテル及び脂肪カーボネート(少なくとも全部で 24 個の炭素原子数を含むもの)、とりわけラウロン及びジステアリルエーテル;脂肪酸、例えばステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸又はベヘン酸;12〜22 個の炭素原子を有するオレフィンエポキシドと 12〜22 個の炭素原子を有する脂肪アルコール及び/又は 2〜15 個の炭素原子及び 2〜10 個のヒドロキシル基を有するポリオールの開環生成物;並びにそれらの混合物である。
粘稠要素及び増粘剤
使用される粘稠要素は主として、12〜22 個(好ましくは 16〜18 個)の炭素原子を有する脂肪アルコール又はヒドロキシ脂肪アルコール、及び部分グリセリド、脂肪酸又はヒドロキシ脂肪酸である。このような物質を、同鎖長のアルキルオリゴグルコシド及び/又は脂肪酸 N-メチルグルカミド、及び/又はポリグリセロールポリ-12-ヒドロキシステアレートと組み合せて使用することが好ましい。
適当な増粘剤は、例えば、Aerosil(登録商標)タイプ(親水性シリカ)、多糖、とりわけキサンタンガム、グアー、寒天、アルギネート、チロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、比較的高分子量の脂肪酸ポリエチレングリコールモノエステル及びジエステル、ポリアクリレート(例えば Carbopols(登録商標)及び Pemulen タイプ[Noveon];Synthalens(登録商標)[Sigma];Keltrol タイプ[Kelco];Sepigel タイプ[Seppic];Salcare タイプ[Allied Colloids])、ポリアクリルアミド、ポリマー、ポリビニルアルコール及びポリビニルピロリドンである。特に効果を与える他の粘稠要素はベントナイト、例えば、シクロペンタシロキサン、ジステアジモニウムヘクトリート及びプロピレンカーボネートの混合物である、Bentone(登録商標)Gel VS-5PC(Rheox)である。他の適当な粘稠要素は、界面活性剤、例えばエトキシル化脂肪酸グリセリド、脂肪酸とポリオール(例えばペンタエリトリトール又はトリメチロールプロパン)とのエステル、狭範囲脂肪アルコールエトキシレート又はアルキルオリゴグルコシド、並びに電解質(例えば塩化ナトリウム及び塩化アンモニウム)である。ナトリウムポリナフタレンスルフェート、アクリレート/アミノアクリレート/C10〜30 アルキル PEG 20 イタコネートコポリマー及びポリアクリルアミドメチルプロパンスルホン酸もまた適当である。
過脂化剤
過脂化剤は、例えば、ラノリン、レシチン、ポリエトキシル化もしくはアシル化ラノリン及びレシチン誘導体、ポリオール脂肪酸エステル、モノグリセリド、及び脂肪酸アルカノールアミドのような物質から選択し得る。脂肪酸アルカノールアミドは、発泡安定剤としても機能する。
安定剤
安定剤として、脂肪酸の金属塩、例えばステアリン酸又はリシノール酸のマグネシウム塩、アルミニウム塩及び/又は亜鉛塩を使用し得る。
フィルム形成剤
標準のフィルム形成剤は、例えば、キトサン、微結晶キトサン、第四級化キトサン、ポリビニルピロリドン、ビニルピロリドン/酢酸ビニルコポリマー、アクリル酸系ポリマー、第四級セルロース誘導体、コラーゲン、ヒアルロン酸及びその塩、並びに同様の化合物である。
フケ防止剤
適当なフケ防止剤は、Pirocton Olamin(1-ヒドロキシ-4-メチル-6-(2,4,4-トリメチルペンチル)-2-(1H)-ピリジノンモノエタノールアミン塩)、Crinipan(登録商標)AD(Climbazole)、Ketoconazol(登録商標)(4-アセチル-1-{4-[2-(2,4-ジクロロフェニル) r-2-(1H-イミダゾール-1-イルメチル)-1,3-ジオキシラン-c-4-イルメトキシ]フェニル}-ピペラジン)、ケトコナゾール、エルビオール、二硫化セレン、コロイドイオウ、イオウポリエチレングリコールソルビタンモノオレエート、イオウリシノールポリエトキシレート、イオウタール蒸留物、サリチル酸(又はヘキサクロロフェンとの組み合わせ)、ウンデシレン酸、モノエタノールアミドスルホスクシネート Na 塩、Lamepon(登録商標)UD(タンパク質/ウンデシレン酸縮合物)、ジンクピリチオン、アルミニウムピリチオン、及びマグネシウムピリチオン/ジピリチオンマグネシウムスルフェートである。
膨潤剤
水相用の適当な膨潤剤は、モンモリロナイト、粘土鉱物、Pemulen、及びアルキル修飾 Carbopol タイプ(Noveon)である。
ヒドロトロープ
流動性を改善するために、更にヒドロトロープ、例えばエタノール、イソプロピルアルコール、又はポリオールを使用し得る。適当なポリオールは、好ましくは 2〜15 個の炭素原子及び少なくとも 2 個のヒドロキシル基を有する。ポリオールは、他の官能基(とりわけアミノ基)を有し得るか、又は窒素で修飾されていてもよい。ポリオールの典型例は、
・グリセロール;
・アルキレングリコール、例えばエチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ヘキシレングリコール、及び平均分子量 100〜1000 ダルトンのポリエチレングリコール;
・自己縮合度 1.5〜10 の工業用オリゴグリセロール混合物、例えばジグリセロール含量 40〜50 重量%の工業用ジグリセロール混合物;
・メチロール化合物、例えばとりわけ、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、トリメチロールブタン、ペンタエリトリトール及びジペンタエリトリトール;
・低級アルキルグルコシド(特に、アルキル基中に 1〜8 個の炭素原子を有するもの)、例えばメチル及びブチルグルコシド;
・5〜12 個の炭素原子を有する糖アルコール、例えばソルビトール又はマンニトール;
・5〜12 個の炭素原子を有する糖、例えばグルコース又はスクロース;
・アミノ糖、例えばグルカミン;
・ジアルコールアミン、例えばジエタノールアミン又は 2-アミノプロパン-1,3-ジオール
である。
活性成分
使用される活性成分は、タンパク質及びタンパク質誘導体、例えば、タンパク質縮合物又はタンパク質加水分解物であり得る。
防腐剤
適当な防腐剤は、例えば、フェノキシエタノール、ホルムアルデヒド溶液、パラベン、ペンタンジオール又はソルビン酸、及び Surfacine(登録商標)の名称で知られている銀複合物である。
香油及び香料
適当な香油は、天然及び合成香料の混合物である。天然香料は、下記植物の抽出物を包含する:花(ユリ、ラベンダー、バラ、ジャスミン、ネロリ、イラン-イラン)、茎及び葉(ゼラニウム、パチョリ、プチグレン)、果実(アニス、コリアンダー、キャラウェー、ビャクシン)、果皮(ベルガモット、レモン、オレンジ)、根(ナツメグ、アンゼリカ、セロリ、カルダモン、コスタス、アヤメ、ショウブ)、木(マツ、ビャクダン、グアヤク、シーダー、シタン)、草(タラゴン、レモングラス、セージ、タイム)、針葉及び枝(トウヒ、モミ、マツ、低木マツ)、樹脂及びバルサム(ガルバヌム、エレミ、ベンゾイン、ミルラ、乳香、オポパナクス)。動物性原料、例えばシベット及びビーバーを使用してもよい。
典型的な合成香料化合物は、エステル、エーテル、アルデヒド、ケトン、アルコール及び炭化水素型の生成物である。エステル型香料化合物の例は、ベンジルアセテート、フェノキシエチルイソブチレート、p-t-ブチルシクロヘキシルアセテート、リナリルアセテート、ジメチルベンジルカルビニルアセテート、フェニルエチルアセテート、リナリルベンゾエート、ベンジルホルメート、エチルメチルフェニルグリシネート、アリルシクロヘキシルプロピオネート、スチラリルプロピオネート、及びベンジルサリチレートである。エーテルは例えば、ベンジルエチルエーテルを包含し、アルデヒドは例えば、8〜18 個の炭素原子を有する直鎖アルカナール、シトラール、シトロネラル、シトロネリルオキシアセトアルデヒド、シクラメンアルデヒド、ヒドロキシシトロネラル、リリアール及びブルゲオナールを包含する。適当なケトンは例えば、イオノン類、α-イソメチルイオノン及びメチルセドリルケトンである。適当なアルコールは、アネトール、シトロネロール、オイゲノール、イソオルゲノール、ゲラニオール、リナロール、フェニルエチルアルコール及びテルピネオールである。炭化水素は主として、テルペン類、バルサム類を包含する。しかしながら、共同で快い香を発する種々の香料化合物の混合物を使用することが好ましい。
他の適当な香油は、芳香成分として用いられることの多い比較的揮発性の低い精油である。その例は、セージ油、カモミール油、丁子油、メリッサ油、ミント油、シナモン葉油、ライム花油、ジュニパーベリー油、ベチベル油、乳香油、ガルバヌム油、ラブダヌム油及びラバンジン油である。下記のものを単独で、又は混合物として使用することが好ましい:ベルガモット油、ジヒドロミルセノール、リリアール、リラール、シトロネロール、フェニルエチルアルコール、α-ヘキシルシンナムアルデヒド、ゲラニオール、ベンジルアセトン、シクラメンアルデヒド、リナロール、ボイサムブレンフォルテ(Boisambrene Forte)、アンブロキサン(Ambroxan)、インドール、ヘジオン(hedione)、サンデリス(sandelice)、シトラス油、マンダリン油、オレンジ油、アリルアミルグリコレート、シクロベルタル(cyclovertal)、ラバンジン油、クラリー油、β-ダマスコン、ゼラニウム油バーボン、シクロヘキシルサリチレート、バートフィックスクール(Vertofix Coeur)、イソ-イー-スーパー(Iso-E-Super)、フィクソリド NP(Fixolide NP)、エベルニル、イラルデイン(iraldein)ガンマ、フェニル酢酸、ゲラニルアセテート、ベンジルアセテート、ローズオキシド、ロミラト(romillat)、イロチル(irotyl)及びフロラマト(floramat)。
適当な香料は、例えば、ペパーミント油、スペアミント油,アニス油、シキミ油、キャラウェー油、ユーカリ油、ウイキョウ油、シトラス油、ウインターグリーン油、丁子油、メントールなどである。
染料
適当な染料は、化粧用に適当で承認された物質である。その例は、コチニールレッド A(C.I. 16255)、パテントブルー V(C.I. 42051)、インジゴチン(C.I. 73015)、クロロフィリン(C.I. 75810)、キノリンイエロー(C.I. 47005)、二酸化チタン(C.I. 77891)、インダントレンブルー RS(C.I. 69800)、及びマダーレーキ(C.I. 58000)を包含する。蛍光染料としてルミノールも存在し得る。これらの染料は通常、混合物全体に基づいて 0.001〜0.1 重量%の濃度で使用される。
Figure 2006036772
Figure 2006036772
官能評価
2 つの界面活性剤混合物のコンディショニング特性を、官能評価によって、互いに比較した。試料組成物を肌に完全に吸収させた後、圧力をかけずに、処理した前腕の内側に中指及び人差し指の表側をゆっくりと移動させた。肌表面に摩擦がないと感じた場合、これを滑らかな肌触りとした。
図1より、ラウレス-7 シトレートで処理した肌は、コカミドプロピルベタインで処理した肌より滑らかであると感じられることが分かるであろう。
半頭髪試験
訓練された専門家によって、10 人のボランティアに対し各試験を行った。頭髪の半分を各々、予め洗浄し、その後、対応する組成物で処理した。試験の間、肌触りのような性能特性をまず評価し、続いて櫛通り性、風合い、艶及びボリュームのような要素を評価した。
図2より、α-ヒドロキシカルボン酸エステルを含む製剤が、標準界面活性剤のみを含む製剤より、明らかに優れたコンディショニング特性を有することが分かるであろう。この毛髪は、乾燥状態及び湿潤状態いずれにおいても、はるかに良好に櫛でとかすことができ、手触り特性もまた、標準製剤で処理した毛髪の特性より明らかに優れていることが分かる。
図3は、α-ヒドロキシカルボン酸エステルを含む製剤が、乾燥毛髪の櫛通り性を向上し、毛髪の手触りを良くすることを、明らかに示している。
吸収性
図4は、本発明の式(I)のエトキシル化アルコールのα-ヒドロキシカルボン酸エステル(ラウレス-7 シトレート)が存在する場合、ナトリウムラウリルエーテルスルフェートの吸収が、他の共活性剤(ココグルタメート)を伴う場合より明らかに有効に防止されていることを示している。
官能評価結果を示す図である。 半頭髪試験(シャンプー対ポリマー無添加標準品)結果を示す図である。 半頭髪試験(シャンプー対ポリマー添加標準品)結果を示す図である。 ナトリウムラウリルエーテルスルフェートの肌への吸収を示す図である。

Claims (13)

  1. (a)少なくとも1つのアニオン性、非イオン性及び/又は両性界面活性剤 0.1〜30 重量%、
    (b)式(I):
    R1O(CH2CH2O)nH (I)
    [式中、R1 は、6〜22 個の炭素原子を含む直鎖又は分枝アルキル又はアルケニル基であり、n は、1〜50 の数である。]
    に相当するエトキシル化アルコールのα-ヒドロキシカルボン酸エステル 0.05〜20 重量%、
    (c)少なくとも1つのアルカリ土類金属イオン 0.005〜1.5 重量%及び
    (d)シリコーン化合物 0.1〜3 重量%
    を含む化粧品製剤。
  2. 成分(a)として、アルキルエーテルスルフェート、アルキルアミドベタイン、アシル化アミノ酸、アルキル(アルケニル)オリゴグリコシド、アルキルグルコースカルボキシレート又はアルキルアンフォアセテートを使用することを特徴とする、請求項1に記載の製剤。
  3. 式(I):
    R1O(CH2CH2O)nH (I)
    [式中、R1 は、6〜22 個の炭素原子を含む直鎖又は分枝アルキル又はアルケニル基であり、n は、1〜50 の数である。]
    に相当するエトキシル化アルコールのクエン酸エステルを、成分(b)として使用することを特徴とする、請求項1又は2に記載の製剤。
  4. 成分(c)としてカルシウムイオンを含むことを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の製剤。
  5. 成分(c)としてマグネシウムイオンを含むことを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の製剤。
  6. 成分(d)としてアミノ官能化及びヒドロキシ官能化ポリオルガノシロキサンを含むことを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の製剤。
  7. 式(I):
    R1O(CH2CH2O)nH (I)
    [式中、R1 は、6〜22 個の炭素原子を含む直鎖又は分枝アルキル又はアルケニル基であり、n は、1〜50 の数である。]
    に相当するエトキシル化アルコールのα-ヒドロキシカルボン酸エステルの、化粧品製剤中での、コンディショニング成分としての使用。
  8. 式(I):
    R1O(CH2CH2O)nH (I)
    [式中、R1 は、6〜22 個の炭素原子を含む直鎖又は分枝アルキル又はアルケニル基であり、n は、1〜50 の数である。]
    に相当するエトキシル化アルコールのα-ヒドロキシカルボン酸エステルの、化粧品製剤中での、肌及び髪の感触を向上するための使用。
  9. 式(I):
    R1O(CH2CH2O)nH (I)
    [式中、R1 は、6〜22 個の炭素原子を含む直鎖又は分枝アルキル又はアルケニル基であり、n は、1〜50 の数である。]
    に相当するエトキシル化アルコールのα-ヒドロキシカルボン酸エステルの、化粧品製剤中での、髪の湿潤及び乾燥櫛通り性並びに帯電防止性を向上するための使用。
  10. 式(I):
    R1O(CH2CH2O)nH (I)
    [式中、R1 は、6〜22 個の炭素原子を含む直鎖又は分枝アルキル又はアルケニル基であり、n は、1〜50 の数である。]
    に相当するエトキシル化アルコールのα-ヒドロキシカルボン酸エステルの、化粧品製剤中での、肌及び髪の柔軟性を向上するための使用。
  11. 式(I):
    R1O(CH2CH2O)nH (I)
    [式中、R1 は、6〜22 個の炭素原子を含む直鎖又は分枝アルキル又はアルケニル基であり、n は、1〜50 の数である。]
    に相当するエトキシル化アルコールのα-ヒドロキシカルボン酸エステルの、化粧品製剤中での、肌及び髪の艶及び滑らかさを向上するための使用。
  12. 式(I):
    R1O(CH2CH2O)nH (I)
    [式中、R1 は、6〜22 個の炭素原子を含む直鎖又は分枝アルキル又はアルケニル基であり、n は、1〜50 の数である。]
    に相当するエトキシル化アルコールのα-ヒドロキシカルボン酸エステルの、化粧品製剤中での、髪用保湿成分としての使用。
  13. 式(I):
    R1O(CH2CH2O)nH (I)
    [式中、R1 は、6〜22 個の炭素原子を含む直鎖又は分枝アルキル又はアルケニル基であり、n は、1〜50 の数である。]
    に相当するエトキシル化アルコールのα-ヒドロキシカルボン酸エステルの、人肌へのアルキルエーテルスルフェートの吸収を防止又は軽減するための使用。
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