JP2006036541A - パッケージ運送システム内の特別処理方法 - Google Patents

Abstract

【課題】パッケージの到着に先立って運送業者職員を準備し、このパッケージの特別処理に関する情報を荷受け人に通知する特別処理のために設計されたパッケージを処理する方法およびシステムの提供。
【解決手段】現在の発送のためのパッケージの詳細な情報は、荷送人から運送業者に電子的に送られ、分類された情報は、特別処理が適用され確認されるパッケージ処理センターにいる運送業者の職員に利用可能となる。パッケージの状況は、荷送人にＥメール、ページャー、又は保護万全なウェブサイトに掲示され伝送される。例外の解決策はシステムによって提供される情報のアクセス可能性によって促進される。運送業者管理は、リアルタイムと過去との両方でシステムの動作を容易にモニタすることができる。
【選択図】図２

Description

本発明は、パッケージの運送に関し、特に、特別処理のために指定されたパッケージを処理し、特別処理がこれらの指定パッケージに適用されるかどうか適切な相手に通知する方法及びシステムに関する。

ユナイテッドパーセルサービス等の荷物運送業者は、パッケージをトラッキングする目的でコンピュータ処理された荷物記録を維持している。一般的に、顧客は、電話し要請することにより顧客サービス代表者からトラッキング情報を入手するか、インターネットを介してパッケージ配送会社のウェブ・サイトに直接アクセスすることによってこの種の情報を入手する。顧客は荷送人か、または荷受人のいずれかである。「荷送人」は荷物運送業者によってパッケージを配送する顧客である。「荷受人」は、このパッケージの受取人である。荷送人と荷受人はトラッキング情報を受け取ることができるが、両者は特別処理が適用されているかどうかといったパッケージに関するより詳細な情報を得ることはできない。

「特別処理」は、種々の操作を包含しており、ある特定のパッケージが運送業者の搬送システム内の通常のパッケージ（ルーチン・パッケージ）とは異なって識別され、取扱われる。この種の特別な取扱（特別処理）には、例えば、運送システム内の指定された地点において受け取るようにパッケージを保持（ホールド）したり、デリケートなもの、危険なもの、毒性のあるものを特別な方法で運送したり、またその他の同様な顧客の要請等が含まれる。例えば、運送業者は、パッケージの通常の流れから、ある１つのパッケージを抜き取ることを要請し、荷受人により早朝にピックアップされる（即ち引き取られる或いは集荷される）ために、抜き取られたパッケージを特定のロケーション（場所）に保持（ホールド）する。あるいは、運送業者は、生物学的物体用の冷凍容器が、配送ルートの種々のポイントにおいて機能していることを保証するよう求められる。

「ピックアップのためのホールド」の一例として、例えば、製造業者は多数の多様な地域内に機器を修理するサービス代表者を有しており、これらのサービス代表者は、中央倉庫からの修理部品を即時必要としている場合がある。製造業者が部品を包含するパッケージの配送を「通常の夜間配送」として要請する場合、サービス代表者は昼近くまで修理部品を使用することができない。早朝配送オプションが利用できる場合、製造業者が頻繁に使用するためには高価過ぎる。従って、製造業者は、早朝にサービス代表者が引き取りに行けるよう、ジョブサイトから最も近い運送業者の統合整理ポイントにパッケージが保持されるよう要請する。この手段は、パッケージの早期受け取りと低価格との二重の利益を有する。これは、小さい車による運送業者の設備から荷受人への最終的配送は、パッケージの運送プロセスの中で高くつく部分だからである。

危険又はデリケートな内容物の場合、パッケージの輸送過程における保護容器の完全性は、荷受人によって使用される内容物の使用に決定的な制限を与える。

例えば、実験的または医学的使用のために必要とされるバイオロジカル・サンプル（生物学的サンプル）は、低温に継続維持されなければならず、運送業者は、細心の注意を払いパッケージを処理すること、又は配送ルートにおける集配地点でパッケージを調べ、継続生育性を確かめることが要求される。温度範囲または容器に関する他のモニタをチェックすることが要求される場合もある。運送業者は、内容物が危険である、又は特に壊れやすいときには保護パッケージの完全性をチェックする必要がある。

特別処理パッケージの荷受人は、パッケージが要求された特別処理を受けることを仮定して、パッケージの内容物の使用のために、わざわざ面倒な手間をかけて準備をする。保護ないし環境容器の未着または欠損は、荷受人側で多大な不便ないし損失を生じることになる。ピックアップのためのホールドの一例において、サービス代表者は集配地点に早く到着するように操作し、修理部品の適時の到着に備えて、特別な技術者を雇ったり、高価で特別な機器を手配したりといった特別な処置をとる。研究所で使用するためのバイオロジカル・サンプルの例では、予期された特別処理パッケージの安全な配送に基づき、限られた時間内において、その他の材料や装置を組み合わせるために、相当な時間と費用が必要とされる。医学的または獣医学的使用が計画された場合、荷受人は、設備と専門家の時間を押さえることになり、また患者も存在するように配慮される。現在の配送実態は荷受人にとって、運送業者によって許容される時間と荷受人による受領との間のパッケージの状態の確認ができない。

現在のところ、要請された特別処理をパッケージに適用しなければならない責任のある運送業者の職員（キャリア・パーソネル）は、パッケージを受領し、そのラベルを検査したときのみ、特別処理を行う必要性を知る。例えば、職員はピックアップのためのホールドパッケージか、特別に点検されるべき「オンザフライ」パッケージなのかを識別し、分離する。これは、特別処理の一貫性と、タイムリーな動きを提供することを困難にする。更に、荷受人は特別処理が、パッケージが受領されたときにのみ適正に適用されていたのかどうかを確かめることができる。結果として、パッケージが荷受人によって更なる特別処理を必要とする、もしくは、特別処理が適切に適用されていない場合、荷受人は、パッケージを受領する前に、パッケージ内容物の使用のための特別な準備（またはキャンセル）をタイムリーにすることができない。従って、特別処理を必要とするパッケージの受領に先立って、運送業者の職員に警告（警報）を発する必要があり、また、パッケージの受領前に、荷受人に対して特別処理の状況をチェックする方法を提供する必要がある。

米国特許第５，０３８，２８３号は、製品の有効な分配を容易にするための輸送方法を開示している。個々のコンテナとその内容物を識別するコンテナ・パッキング記録がコンテナ輸送仕向地に配備されたプログラム可能なコンピュータに送信される。コンテナが輸送仕向地で受領されると、輸送仕向地のコンピュータが、コンテナの読み取られたバーコードと対応するパッキング記録をデータベースで検索する。もし、顧客の注文を満たすのに必要とされる物品が受領コンテナ内に含まれていれば、コンピュータがオーダー・パッキング・エリアにコンテナを向かわせる出力を行う。輸送仕向地のコンピュータは更にこれまでに輸送されたコンテナの全ての受領確認、若しくは輸送中のコンテナの紛失リストのいずれかを出力する。しかし、米国特許第５，０３８，２８３号は商品の有効な分配を容易にする輸送方法を開示しているが、荷受人に対する特別処理状況の提供については開示していない。

米国特許第５，０３１，２２３号は、郵送システムを介する郵便物の流れの総計を分析し、次の日に各仕向地で分類し配達するのに必要な機器と職員を計画（準備）するのに必要な一覧表及びリソース割り当て情報を各仕向地に伝送する知識ベースプロセッサを開示している。この知識ベースのプロセッサは一覧表とリソース割り当て情報を電気通信リンクによって仕向地に伝送する。この情報には１通の郵便が郵送途中にあること、また、その１通の郵便を共用の受取人に自動的に分類し配送するのに必要なルーチン情報（配送経路情報）が含まれる。しかし、米国特許第５，０３１，２２３号は、内部使用のためのルーチン情報を提供するが、この情報のいずれも顧客には提供されない。

米国特許第５，０４３，９０８号は、メールが多重配送ステージを通過し、各ステージにおいて予想される到着時間のスケジュールを生成するセルフ・モニタ配送システムを開示している。１通のメールが時間通りに到着しなければ、システムは遅延又は不明なメールの検索を開始するよう警告するか、遅延メール配送促進等、その他の修正操作を行う。このトラッキング情報は内部使用だけを目的としており、顧客は配送途中にあるメールの状況をチェックすることができない。また、このシステムは、特別処理の検索又は確認、将来におけるシステムのパフォーマンス（性能）の分析のための相違又はエラーについてのデータの編集を提供しない。

米国特許第５，０７２，４０１号は、貨物輸送サービス（フレイト・サービス）提供者及びその輸送顧客（シッピング・カストマー）を含む多数の異なるタイプの独立ユーザ間におけるビジネス取引の相互対話型電気通信及び処理のためのシステムについて開示している。例えば、貨物輸送サービス提供者は、システムの掲示板上でユーザに対して貨物輸送サービスを競売することができ、ユーザは遠隔ターミナルからオンライン上で貨物輸送サービスを予約し、確認することができる。システム掲示板は、荷送人に対して、対象、仕向地、及び荷物の性質に関し詳記することを要求する。システム掲示板は、既に経路の途中にあるパッケージに関して、ステータス（状況）情報を顧客に提供しない。

これまでの検討に基づき、いずれのパッケージ統合整理ポイントにおいても、特別処理パッケージを点検し、その状況を明らかにし、荷送人のパッケージの特別処理状況を荷受人に通知することが必要とされている。従って、時間通りに、又は計画された条件で到着するパッケージを受領する前に、荷受人は、パッケージを受け取る前に、パッケージを受け取る準備又は修正操作を行うことにより、対処する機会を得ることができる。

また、パッケージ輸送システム内の運送業者職員に対して特別処理を必要とするパッケージの到着を事前に通知する技術も必要である。

最後に、分析とシステム性能の次の改善のためのパッケージ処理の相違またはエラーに関するデータを編集する方法及びシステムも必要である。

（発明の開示）
本発明は、パッケージの到着に先立って運送業者職員を準備し、このパッケージの特別処理に関する情報を荷受人に通知する特別処理のために設計されたパッケージを処理する方法及びシステムを提供することを目的とする。

本発明によれば、仕向地に輸送される際に、特別処理を受けるパッケージを、荷送人が指定する輸送システムにおいて、この目的は達成される。これらの指定から、輸送サービスプロバイダーは特別処理を必要とする荷送人のパッケージのリストを編集する。次に、このリストは輸送ハブまたは分配センター等の輸送システム内のパッケージ集配地点により分類される。荷送人のパッケージは選択されたパッケージ統合整理ポイントで点検され、特別処理を指示されたこれらのパッケージを識別する。職員は特別処理が適切に適用されているかどうか確認する。本発明の特別処理の一例は、パッケージ輸送システム内の特定の統合整理ポイントで荷受人によってピックアップされるようパッケージが保持（ホールド）されることである。

更に、荷受人は特別処理が適切に適用されているかどうか通知を受ける。また、荷受人は、輸送プロバイダー（提供業者）のコンピュータシステムにアクセスして、特別処理を指示されたパッケージの状況とロケーション（場所）をチェックすることができる。

本発明の利点は、荷受人が特別処理を指示されたパッケージの状況の最新情報を容易に得ることができ、パッケージを受領する前にしかるべき計画ができることである。この情報を容易に得ることができるため、荷受人は適切な対応をとることができる。例えば、荷受人は輸送機関内のパッケージ統合整理ポイントにおいてピックアップのために保持（ホールド）されたパッケージをピックアップするよう通知を受ける。また、荷受人は危険物の受領のための特別輸送条件の通知も受けることができる。

本発明の別の実施形態において、システムは特別処理が適切な時間に適切に適用されたかどうか確認するためにモニタされる。本発明の本実施形態において、繰り返し特別処理の適用が失敗した場合に警告が発生される。

本発明による特別処理システムは、荷送人からパッケージの情報を受信し、特別処理を必要とするパッケージを同定し、パッケージの到着に先立って運送業者職員にそれらのパッケージの特別処理について情報を伝送するために必要なソフトウェア及びハードウェアを提供する。この事前警告ないし事前通知は、パッケージが到着したときに、統合整理ポイントの職員が、特別処理するパッケージを容易に識別し、点検し、特別処理が必要とされているか、それとも適切に適用されているかどうかを確認し、到来するパッケージを処理するようにリソースを割り当てる計画をたてることを可能にする。また、事前通知は荷受人にもなされる。

（好ましい実施形態の詳細な説明）
本発明は、特別処理を指示されたパッケージを処理し、特別処理が指定パッケージに適用されたかどうかを適切な相手に通知する新規なシステムと方法を提供する。概略説明すると、本発明の好ましい実施形態は、従来技術によって教示され図１に示したパッケージ運送業者の運送システム２内で機能する。米国特許第４，８３２，２０４号は、ハブとスポーク構造を備えたパケージ処理・分類システムを開示している。運送システム２は、パッケージ処理・分類装置のブランチシステムを含む多数の領域Ｒを含む。図１はこの種の運送システム２の部分図であって、領域Ｒ１とＲ２を含む。領域Ｒ１は、荷送人によって運送者に任せられたパッケージのための発送元、または荷受人に配送されるパッケージのための仕向け先であるサービスセンター３を含む。運送業者は搬送車両を使用して、パッケージをピックアップしてサービスセンターに運送するか、パッケージをサービスセンターから荷受人に配送する。

サービスセンター３は輸送手段（トラック、鉄道または航空機）によって地区ハブ（ディストリクト・ハブ）４とリンクされている。サービスセンターによってサービスされるエリアを越えて郵送されるパッケージは地区ハブ４へ搬送され、これらは全て一連のサービスセンターにサービス（奉仕）する。領域（リジョン）Ｒ１の地区ハブは、別のサービスセンター、あるいは領域ハブ（リジョナル・ハブ）５のいずれかに搬送するために、２またはそれ以上のサービスセンター３からのパッケージを分類し統合整理する。領域ハブ５は、異なる地域ハブ(ディストリクト・ハブ)４または、パッケージの仕向地に係わる異なる領域へ運送するために２またはそれ以上の領域ハブ５からのパッケージを分類しひとまとめにする中央ハブ（セントラル・ハブ）６のいずれかに運送するために、２またはそれ以上の地域ハブ４からのパッケージを分類し統合整理する。例えば、仕向地は領域Ｒ２である。別の方法として、パッケージが１つの領域ハブからもう１つの領域に直接輸送されることもある。

中央ハブは、領域Ｒ２にある仕向地宛のパッケージを領域ハブ７へ輸送する。領域ハブ７はこの種のパッケージをこのパッケージの仕向地に関連する複数の地区ハブ８の１つに輸送するために分類し、隔離する。そのパッケージのサブ・グループは、再度、輸送のためにパッケージの仕向地に関連する複数のサービスセンター９の１つに各々分類され、隔離される。各パッケージはそのサービスセンターから展開している各配送ルートのために分類されるか、荷受人によってピックアップされるために保持される。もちろん、これと同時に、サービスセンター９、区域ハブ８及び領域ハブ７が、サービスセンター３、区域ハブ４及び領域ハブ５に関連して上述したような方式で他の方向に流れるパッケージを分類し、統合整理する。

運送業者は、運送システム２によって通常処理できないパッケージを識別し処理することを目的とする例外センター１１も保有する。例外、即ち、パッケージ取り扱い中のエラー及び不一致が、天候遅延、分類ミス、仕向地住所の解読不良、必要とされる署名の欠落、または他の問題のために生じることがある。例外センターに属する職員はこのような問題を解決しようと試み、特に繰り返される例外の原因が識別できたときに、例外にもかかわらずパッケージの配送を促進させようとする。

中央ハブだけでなく、各サービスセンター、地域ハブ及び領域ハブは、パッケージラベルからのアドレス情報を入手するラベル読み取りデバイスと、自動分類装置を備えているということが理解できる。これらの設備に備えられているこの種の装置の例は、米国特許第５，３８８，６８１号；５，４４１，１４１号５，４８９，０１７号；５，５４７，０６３号及び５，３２７，１７１号に開示されている。これらの設備は、パッケージがその輸送ルートと最終仕向地に基づいて分類、隔離されるパッケージ統合整理ポイントとして作用する。区域ハブと領域ハブは、荷送人から直接パッケージを受け取る、あるいは荷受人によりピックアップされるよう保持する設備を有する。

図２は本発明によるパッケージ輸送システムのための特別処理システム１０の代表的な実施形態のシステム構造を概略的に示す。以下に詳細に示すように、特別処理システム１０の機能は、荷送人のコンピュータシステム１７及び運送業者により操作されるイントラネット２０にリンクされた運送業者の中央コンピュータシステム１５を使用したパッケージの実際の処理と運送に関連するデータの通信を管理する。これらの要素間の通信は、特別処理を識別し、点検し、確認するような、指定パッケージの特別処理を調整し、管理するのに利用される。これらの要素間の通信は、指定されたパッケージの特別処理を識別し、点検し、確認する特別処理を調整し管理するのに利用される。上述したような特別処理の例には、ピックアップサービスのためのホールドを提供すること、デリケートまたは危険な物を処理するために特別な注意を払うこと、又は特定容器を点検しその完全性を確認することを含む。

運送業者の中央コンピュータシステム１５は、ネットワーク環境において、メインフレームコンピュータ、適切な形態のパーソナルコンピュータ、若しくはサーバとすることができる。コンピュータシステム１５は、当該技術において公知の方式によるシステムバス３０に接続された多数の要素を含む。これらの要素にはＣＰＵ３２、ディジタル記憶装置としてのハードドライブ３４、レポートジェネレータ３６、及びコンピュータシステム１５外部のデバイスと通信するために必要なハードウェアとソフトウェアを含むいくつかのインタフェースが含まれる。

Ｅメールインタフェース４０は、広域ネットワーク（ＷＡＮ）４２またはインターネットを介して荷送人コンピュータ１７に接続され、また構内ネットワーク（ＬＡＮ）４６を介して専用ＰＣ４４等の運送業者内の他のコンピュータに接続されている。当業者は、多数のルーチンシステムがＥメール用に存在すること及び、いかなるこの種のシステムも本発明に関連して使用できることを理解することができるであろう。

イントラネット・インタフェース４８は中央コンピュータシステム１５を、運送業者により操作されるイントラネット５０に接続する。イントラネット５０は、中央コンピュータによりアクセスすることができ、また、運送業者によって許容されたターミナルまたはＰＣによってもアクセスできるイントラネット・ウェブ・サイト５４を含む。これらは各領域ハブ５、７における領域ターミナル５６、各区域ハブ４、８における区域ターミナル５７、中央ハブターミナル５８、例外センターターミナル５９及び顧客ターミナル６０を含む。これらのターミナルの全ては、中央コンピュータシステム１５からアップロードされたパッケージ情報を得るために、イントラネット・ウェブ・サイト５４にアクセスでき、好ましくはどのインターネット・ブラウザを使用してもかまわない。

インターネット・インタフェース６２は中央コンピュータ１５をインターネットに接続し、また特に運送業者により保有されたトラッキング・ウェブサイト６５に接続する。運送業者は、パッケージのルートに沿った種々のポイントで各パッケージのトラッキング番号を読み取り、読みとられた場所と時間と共にトラッキング番号をトラッキング・ウェブサイト２５に送信することができる。パッケージラベルを読み取るためのデバイスの一例として、車両ドライバーが荷送人からパッケージがピックアップ（集荷）されたときにそれらをログインするのに使用されるデータ通信取得デバイス６６がある。情報はセルラーテレホン（携帯電話）接続によって運送業者（図示省略）が保有するコンピュータシステムに送信され、次にウェブサイト６５にアップロードされる。ウェブサイト６５を更新するためのその他の情報源には、輸送システム２の種々の統合整理ポイントにあるスキャナが含まれる。トラッキング番号を認識している荷送人と荷受人は、ウェブサイト６５を調査することによってパッケージの状況を得ることができる。

ページャー・インタフェース７０は中央コンピュータシステム１５を、顧客（荷送人または荷受人）によって保持されたページャー７２と、例外センター１１と関連する運送業者職員等によって保持されたページャー７４とに接続する。これらのページャーは英数字ページャーであることが好ましい。

従って、特別処理システム１０は、荷送人からパッケージ情報を受信し、特別処理を必要とする特定のパッケージを同定し、これらのパッケージの特別処理に関する情報をパッケージの到着に先立って運送業者職員に伝送するのに必要なハードウェア及びソフトウェアを提供することができる。この事前警告（事前警報）又は事前通知によって、統合整理ポイントにいる職員が、パッケージが到着したときに、特別処理パッケージを容易に識別し、到来するパッケージを処理するようにリソース（手段又は資源）を大体割り当てることができる。事前通知は荷受人にも通知される。

荷送人から受信したパッケージ情報には、「パッケージレベルの詳細」又はＰＬＤと呼ぶれる高いレベルの詳細事項を含んでいることが好ましい。ＰＬＤデータにはパッケージの発送元アドレス又は郵便番号、参照番号又はトラッキングナンバー、最終仕向地アドレス及び郵便番号、パッケージ重量、パッケージに付加されるサービスのレベルとレート（度合）、内容物の価値、顧客コード又は内容物の詳細、危険物の識別、特別処理要件、及びパッケージに関する他の適切な情報が含まれる。これらの情報はいずれも伝送されるか、または下流の統合整理ポイントにいる職員、荷送人、及び荷受人に利用可能になっている。

図３は、ある特定の日の発送中に、荷送人により特別処理の指示がなされたパッケージを処理するための本発明の代表的な実施形態によって実行されるステップを示すフロー図である。特別処理の一例は、上述したように、ピックアップするために保持（ホールド）し、バイオロジカル・サンプルを特別に取り扱うこととする。

ステップ１００において、運送業者は荷送人から種々のパッケージを受け取るが、その内のいくつかは特別処理を必要とする。これらは、例えば夜中に種々の荷送人の所から受け取る場合がある。ステップ１０１において、コンピュータ１５は、その日に発送されたパッケージのために、荷送人のコンピュータ１７からのＥメール経由でＰＬＤ情報を受信する。この情報は１つまたはそれ以上の荷送人オフィスから送信され、１つまたはそれ以上のロケーションで運送業者によってピックアップされるべきパッケージに関連する。これらのＥメールメッセージは、種々の時間帯の中から、例えば午前１０時と真夜中の間に受信される。ステップ１０２において、データはハードドライブ３４に記憶される。ステップ１０３において、各荷送人から受信されたＰＬＤデータは集約され、領域特定ファイルに分類され、各々ファイルは地区及び仕向地郵便番号によって分類される。これらのファイルは、ここでは「事前警報ファイル」と呼ぶ。ステップ１０４において、事前警報ファイルはイントラネットインタフェース４８を介してイントラネットウェブサイト５４にアップロードされる。このステップは午前１時までに行われるのが好ましい。

事前警報ファイルには、本発明に係わる特別処理パッケージの処理を容易にする情報が含まれている。例えば、パッケージをピックアップするために保持される事前警報ファイルには、発送時間、パッケージが保管される場所、パッケージをピックアップする人の身元、荷送人の身元、及び内容物の状況が含まれる。デリケートなバイオロジカル・サンプルを含むパッケージのための事前警報ファイルには、同様の情報に付加して、実施される点検の内容、及び発送中に維持されなければならない温度等の条件を含むことができる。

ステップ１０５において、事前警報ファイルはアクセスされることが可能であり、領域ターミナル５６、区域ターミナル５７、中央ターミナル５８の１つまたはそれ以上にダウンロードされることが可能である。ダウンロードされた事前警報ファイルは、運送業者職員が、ある種の特別処理について、どれだけのパッケージがあるか予定すること、及びトラッキングナンバー等のパッケージの識別を容易にする情報を知ることを可能とする。更に、運送業者職員は、バイオロジカル・サンプルのためにクーラー又は冷凍車を用意するような特別処理を適用するための準備をすることができる。

荷送人または荷受人は、特別処理が適用された（或いは特別処理が行われた）かどうかを確認するためにアクセスすることも許可される。例えば、荷受人はパッケージが予定通りであるかどうか、或いは特定ロケーションにおいてそれが到着し、ピックアップのために保持（ホールド）されているかどうか、又は必要に応じて点検されたかどうかをチェックすることができる。もし例外が発生すれば、荷受人はイントラネット上のデータにアクセスし、荷受人は荷発送の計画が修正されるべきか、それともキャンセルされるべきかを決定することができる。

ステップ１０６において、早朝において、運送業者は仕向地センターに向けてそのルートに沿ってパッケージを輸送する。ステップ１０７において、パッケージが統合整理ポイントで処理される毎に、パッケージは読み取られ、事前警報ファイルは更新される。指摘されたいかなる例外と同様に、パッケージの到着、存在、及び発送がインターネットウェブサイト６５に掲示される。例外は、ピックアップのために保持（ホールド）されると想定された予定パッケージを識別することに失敗することであってもよい。例外は、ピックアップのために保持（ホールド）されるべきパッケージを識別し損じたことである場合もある。或いは、例外は、バイオロジカル・サンプルの温度を維持し、またはデリケートあるいは危険な物品を適切に保護する特定容器が損傷した場合もある。中央コンピュータ１５が、インターネットサイト６５からダウンロードされた情報でイントラネットサイト５４上の事前警報ファイルを更新する。

運送業者は、上述したように図１に示した輸送システムを介してパッケージを輸送する。ある場合において（時々）、全運送中、例えば、サービスセンター３から区域ハブ４，領域ハブ５まで、また中央ハブ６、他の領域ハブ７、区域ハブ８又はサービスセンター９までにおいて特別処理が適用される。これはバイオロジカル・サンプル（試料）またはデリケートな物の例に相当する。他の場合においては、特別処理は、ある特定の統合整理ポイントにおいてピックアップするためにパッケージを保持（ホールド）する、又は国際境界線において特定関税検査のためにある特定の物質を含むパッケージを迂路させるような、ワン・タイム・プロシージャー（一時手続き）である場合もある。

ステップ１０８において、パッケージはその仕向地センター３または９において、一般的に午前２時から午前５時の間に受け取られる。ステップＳ１０９において、到来するパッケージは、特別処理のための印があるかどうか点検される。

これは事前警報ファイルにおいて同定されたトラッキングナンバーに対して手動又は読み取りにより行われる。ステップ１１０において、問題のセンターが、識別された特別処理パッケージの到着を確認する。もし、特別処理されるべきパッケージの全てが指定された時間、例えば午前５時、までに確認されなければ、午前８時３０分までに見当たらないパッケージを見つけるべく努力がなされる。パッケージに関する例外は、インターネットサイト６５またはイントラネットサイト５４に掲示される。ステップ１１１において、特別処理が前もって適用されているか、または今必要とするかどうかが各特別処理パッケージに対して判断される。特別処理が必要とされるこれらのパッケージは、ステップ１１２の処理へ進み、必要とされる特別処理が適用される。例えば、職員は荷受人によるピックアップのためにセンターにパッケージを保持（ホールド）し、これを特別顧客サービスエリアに分離（引き渡し）し、これを保持し、容器の状態をチェックし、あるいはパッケージを顧客に返送する等がなされる。この種のパッケージは、ステップ１１３の処理へ進む。特別処理が以前に適用されたパッケージに対しては、ステップ１１１でこのことが確認され、ステップ１１３の処理に直接進む。

センター職員がステップ１１３においてパッケージの状況を更新し、情報を直接イントラネット・ウェブ・サイト５４にアップロードするか、インターネットサイト６５に掲示することによって運送業者のメイン・トラッキング・システムへアップロードする。事前警告データは、仕向地センターでなされる読み取り、荷受人がパッケージを受け取った時になされる読み取り、及びいずれの例外的読み取りにより補われる。定期的に、中央コンピュータ１５はインターネットサイト６５からダウンロードされた情報でイントラネットウェブサイト５４上の事前警報ファイルを更新する。ダウンロードするための情報は、問題あるパッケージのトラッキングナンバーをウェブサイト６５に伝送することによって訂正される。パッケージの発送から処理を通じて定期的に実行されるステップ１１４において、例外センター１１が例外掲示のためにインターネットウェブサイト６５とイントラネットウェブサイト５４をモニタする。

ステップ１１５によって表されるように、昼間、運送業者の領域及び区域では、管理検討のため、それぞれターミナル５６及び５７のウェブブラウザを用いて、パッケージのステータスを見ることができる。また、荷送人及び（または）荷受人は顧客ターミナル６０を利用してウェブサイトにアクセスし、実際に処理がなされた時間とパッケージが特別処理を受けられたかとを調べることができる。

例えば、荷受人は、パッケージがピックアップのために保持されているかどうか、或いは、バイオロジカル・サンプルが生育容器内で統合整理ポイントに進めたかどうかを調べることができる。更に、特定のサービスセンターで、その従業員の１人によってピックアップされるために保持（ホールド）を要請する荷送人は、ピックアップするために保持されたロケーションにおけるパッケージの入手可能性をモニタでき、また従業員がパッケージをピックアップした実際の時間を得ることができる。また、ステップ１１６において、運送業者は、パッケージがピックアップ可能であるとき及び従業員がパッケージをピックアップしたとき、顧客に直接Ｅメールを送ること、又は顧客ページャー７２に発信することによって、通知することができる。従って、荷受人は荷物が予想通りの状態で予想通りに到着するかどうかを２つの方法、即ち、インターネット又はイントラネットサイトをチェックする、若しくは運送業者からの連絡を受け取ることにより見いだすことができる。

ステップ１１７において、例外センターの職員は特別処理に関係する例外のためにウェブサイトをモニタし、ステップ１１８において、予め定められた基準に基づき、要請された特別処理の適用を繰り返し失敗していないかどうかを調べる。もしそうであれば、警告がステップ１１９で発生され、例外センター１１において問題解決のための作業が開始される。警告は故障警告ページャー７４に発信され、しかるべき運送業者職員に送信される。

ステップ１２０において、プロセッサ３２が最終配送日、または過去の様々な期間に対して、特別処理に関する利用可能なデータを分析する。得られた分析はレポート発生装置３６に送られ、ここで荷送人及び運送業者管理に対するレポートが準備される。これらのレポートはプリンタ３８上でプリントされるか、または電子的に荷送人コンピュータ１７及び運送業者の専用コンピュータ４４にＥメールで送られる。別の方法として、このレポートは、権限のある人がアクセスできる保護が万全なインターネットまたはイントラネットサイト上に掲示される。ここでアクセスできる全てのウェブサイトは、パスワード及び個人識別番号（ＰＩＮ）コントロール等、当業者に知られている方式で提供される適切なセキュリティ・レベルが必要なことを理解しなければならない。

レポート発生装置３６によって発生された運送業者の内部レポートには、例えば、運送業者の売上高分析レポート、仕向地の売上高又はパフォーマンスに関するレポート、特定運送サービスの売上高又はパフォーマンスに関するレポート、及びこのような項目の過去の傾向に関するレポートが含まれる。荷送人のレポートは、パッケージの読み取り履歴、誰がパッケージにサインをしたのか、いつ受け取られたのかとをオリジナルＰＬＤデータとともに組み合わせることになる。

ステップ１１０において、点検されたパッケージが特別処理を必要としない場合は、その仕向地へのルートにおける輸送のための分類を含む通常の処理がパッケージに施される。

これらの当業者は、上述の方法がウェブサイト上のファイル又はデータにアクセス又はモニタするステップを含んでいるときは、ブラウザを用いて情報にアクセスするターミナル又はＰＣは、サイトを定期的に調査し、調査結果を表示し、サイトへ手動でアクセスしパッケージの状況を定期的にチェックする必要性を除去するということが理解できるであろう。更に、アクセス機器は、受信したデータを分析し、注意を必要とする問題があれば、視覚的又は聴覚的な警告、自動Ｅメールメッセージ、又は自動ページャー信号を提供するようプログラムされている。

従って、本発明における特別処理手段には、ピックアップのための保持（ホールド）や、調整された薬剤の配送、温度調整された物質、危険物質、及び他の特定状況のために必要とされる特別処置を含む多数の適用例がある。更に、ここで説明したシステム及び手段は、運送業者職員に、取り扱われる必要のあるパッケージの種類や容量についてのリアルタイムな事前通知を提供することによって、通常パッケージの流通計画（ロジスティック・プランニング） を改善するのに用いることができる。この事前通知は、下流ロケーションの職員に対して輸送車両や適切なスタッフ等必要とされるリソースの配備を可能にする。

本発明のシステム及び方法は、荷送人からのＰＬＤ情報を統合し、特別処理が適用若しくは確認されなければならない輸送システムの統合整理ポイントにより分類されたリストを生成し、このような統合整理ポイントに到着したこのようなパッケージを識別及び点検し、パッケージの特別処理状況を確認し、必要なときに特別処理を適用し、特別処理パッケージの荷送人又は荷受人、或いはその双方に通知することによって進む前記実施形態において理解される。

本発明では、その好ましい実施形態を特に参照して詳細に説明したが、添付した本発明の特許請求の範囲に規定した範囲から逸脱することなく、改良及び変形例を実施できることが理解できるであろう。

従来技術において教示された輸送システムにおいて発送され取り扱われるパッケージの動きに対する運送地点（トランジット・ポイント）の関係を示すブロック図である。 本発明の代表的な実施形態のシステム構造を示すブロック図である。 本発明の代表的な実施形態において、特別処理を指示されたパッケージに関するステータス情報を提供し、適切な時に適切に特別処理が適用されたのかをモニタする処理手順を示すフロー図である。

Claims (34)

1. 特別処理を指定された複数のパッケージを含む多数のパッケージを荷送人から受け取り、
   特別処理を指定された前記パッケージを説明する情報と、要求された前記特別処理の性質及び前記パッケージの仕向地を含む前記情報とを前記荷送人から受け取り、
   運送システムにおいて、前記パッケージが選択的に収集される複数の統合整理ポイントに前記パッケージを運送し、
   特別処理を必要とする前記パッケージを識別するリストを記憶し、
   統合整理ポイント により前記リストを分類し、
   前記リストから分類した情報を前記統合整理ポイントへ提供し、
   前記統合整理ポイントにおいて前記指定されたパッケージを識別する
   ことを含むことを特徴とする多数パッケージの処理方法。
2. 前記指定されたパッケージに特別処理を適用するステップを更に含むことを特徴とする請求項１に記載の多数パッケージの処理方法。
3. １又はそれ以上の前記パッケージの特別処理状況を荷受人に通知するステップを更に含むことを特徴とする請求項２に記載の多数パッケージの処理方法。
4. 前記指定されたパッケージを点検し、前記指定されたパッケージに特別処理が適用されたかどうか確認し、前記指定されたパッケージの特別処理状況を荷受人に通知するステップとを更に含むことを特徴とする請求項１に記載の多数パッケージの処理方法。
5. 前記荷受人へ通知するステップが、
   アクセス可能なオンラインサイトに通知を掲示することを含むことを特徴とする請求項４に記載の多数パッケージの処理方法。
6. 前記荷受人へ通知するステップが、
   前記荷受人に通知を送ることを含むことを特徴とする請求項４に記載の多数パッケージの処理方法。
7. 前記特別処理が、前記荷受人によってピックアップされるために、選択された統合整理ポイントにおいて前記指定された各パッケージを保持することを含むことを特徴とする請求項４に記載の多数パッケージの処理方法。
8. 特別処理適用の失敗がどれだけ頻繁にあるのかをモニタするステップを更に含むことを特徴とする請求項１に記載の多数パッケージの処理方法。
9. 前記リストは、前記運送システムにおいて、前記パッケージの発送前に、前記荷送人から受信されることを特徴とする請求項１に記載の多数パッケージの処理方法。
10. 前記リストは、前記荷送人から受信された多数のメッセージから統合されることを特徴とする請求項９に記載の多数パッケージの処理方法。
11. 前記リストは、前記運送システム内で、セントラル・ロケーションにある統合整理ポイントで分類されることを特徴とする請求項１に記載の多数パッケージの処理方法。
12. 前記リストが、前記統合整理ポイントに配置された職員にアクセス可能であることを特徴とする請求項１１に記載の多数パッケージの処理方法。
13. 特別処理を指定された複数のパッケージを含む多数のパッケージを荷送人から受け取り、
    運送システムにおいて、前記パッケージが選択的に収集される複数の統合整理ポイントに前記パッケージを運送し、
    特別処理を必要とする前記パッケージを識別するリストを記憶し、
    統合整理ポイントにより前記リストを分類し、
    前記リストから分類した情報を前記統合整理ポイントへ提供し、
    前記統合整理ポイントにおいて前記指定されたパッケージを識別し、
    前記統合整理ポイントにおいて前記指定されたパッケージを点検し、特別処理が適用されたのかを確認し、
    特別処理が適用されたのかを荷受人に通知する
    ことを含むことを特徴とする多数パッケージの処理方法。
14. 特別処理適用の失敗がどれだけ頻繁にあるのかをモニタするステップを更に含むことを特徴とする請求項１３に記載の多数パッケージの処理方法。
15. 特別処理適用の失敗が繰り返されたとき警告を発生するステップを更に含むことを特徴とする請求項１３に記載の多数パッケージの処理方法。
16. 前記統合整理ポイントにおいて前記指定されたパッケージを点検し、特別処理が適用されるかどうかを確認する前に、前記指定されたパッケージに特別処理を適用するステップを更に含むことを特徴とする請求項１３に記載の多数パッケージの処理方法。
17. 前記リストは、前記運送システムにおいて、前記パッケージの発送前に、前記荷送人より受信されることを特徴とする請求項１３に記載の多数パッケージの処理方法。
18. 前記リストは、前記運送システム内で、セントラル・ロケーションにおいて、統合整理ポイントで分類されることを特徴とする請求項１３に記載の多数パッケージの処理方法。
19. 前記リストは、前記統合整理ポイントに配置された職員にアクセス可能であることを特徴とする請求項１８に記載の多数パッケージの処理方法。
20. 特別処理が前記荷受人によってピックアップされるために、選択された統合整理ポイントで前記指定された各パッケージを保持することを含むことを特徴とする請求項１３に記載の多数パッケージの処理方法。
21. 特別処理を指定された複数のパッケージを含む多数のパッケージを荷送人から受け取り、
    運送システムにおいて、前記パッケージが選択的に収集される複数の統合整理ポイントに前記パッケージを運送し、
    前記統合整理ポイントにおいて前記指定されたパッケージを識別し、 前記統合整理ポイントにおいて前記指定されたパッケージを点検し、特別処理が適用されたのかを確認する
    ことを含むことを特徴とする多数パッケージの処理方法。
22. 前記統合整理ポイントにおいて前記指定されたパッケージを点検し、特別処理が適用されるかどうかを確認する前に、前記指定されたパッケージに特別処理を適用するステップを更に含むことを特徴とする請求項２１に記載の多数パッケージの処理方法。
23. 特別処理適用の失敗がどれだけ頻繁にあるのかをモニタするステップと更に含むことを特徴とする請求項２２に記載の多数パッケージの処理方法。
24. 特別処理適用の失敗が繰り返されたとき警告を発生するステップを更に含むことを特徴とする請求項２３に記載の多数パッケージの処理方法。
25. 前記リストは、前記運送システムにおいて、前記パッケージの発送前に、前記荷送人より受信されることを特徴とする請求項２１に記載の多数パッケージの処理方法。
26. 特別処理が前記荷受人によってピックアップされるために選択された統合整理ポイントで前記指定された各パッケージを保持することを含むことを特徴とする請求項１６に記載の多数パッケージの処理方法。
27. 特別処理のために設計され、複数の混在輸送点に運送されるパッケージをモニタするコンピュータシステムであって、
    特別処理を要する指定されたパッケージのリストを編集するステップ、前記リストを電子的に中央コンピュータに送信するステップとを含む命令を実行する形態のプロセッサを伴う第１のコンピュータと、
    前記中央コンピュータと、アクセス可能なイントラネットサイトと、複数のパーソナルコンピュータとを結合するイントラネットと、
    特別処理を必要とする指定されたパッケージの前記リストを記憶するステップ、統合整理ポイントにおいて前記リストを分類するステップ、前記リストから分類した情報を前記イントラネットサイトに掲示するステップとを含む命令を実行するように形成されたプロセッサを含む前記中央コンピュータと、
    前記イントラネットサイトにアクセスするステップ、前記統合整理ポイントに前記指定されたパッケージを識別する情報をダウンロードするステップとを含む命令を実行するように構成されたプロセッサを備えて各統合整理ポイントに配置される前記パーソナルコンピュータと、
    指定された各パッケージ毎に特別処理が適用されたか否かを示す入力データを受信し、前記入力データを処理するように構成された第２のコンピュータと
    を含むことを特徴とするパッケージをモニタするコンピュータシステム。
28. 前記第２のコンピュータが、
    特別処理適用の失敗がどれだけ頻繁にあるのかを決定するために前記入力データを処理するステップを含む命令を実行するように構成されていることを特徴とする請求項２７に記載のコンピュータシステム。
29. 特別処理適用の失敗が繰り返されたとき前記第２のコンピュータによって警告が発生されることを特徴とする請求項２８に記載のコンピュータシステム。
30. 運送システム内の前記パッケージを運送する前に、前記第１のコンピュータが前記リストを前記中央コンピュータに伝送することを特徴とする請求項２８に記載のコンピュータシステム。
31. 前記中央コンピュータは前記第２のコンピュータであることを特徴とする請求項２８に記載のコンピュータシステム。
32. 指定されたパッケージの特別処理の状態について荷受人に通知するための通信システムを更に含むことを特徴とする請求項２８に記載のコンピュータシステム。
33. 英数字ページャーを更に含むことを特徴とする請求項３２に記載の通信システム。
34. 携帯電話を更に含むことを特徴とする請求項３２に記載の通信システム。

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