JP2006036147A - 自動変速機用電子制御装置 - Google Patents

自動変速機用電子制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006036147A
JP2006036147A JP2004222559A JP2004222559A JP2006036147A JP 2006036147 A JP2006036147 A JP 2006036147A JP 2004222559 A JP2004222559 A JP 2004222559A JP 2004222559 A JP2004222559 A JP 2004222559A JP 2006036147 A JP2006036147 A JP 2006036147A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
automatic transmission
housing
heat
substrate
electronic control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004222559A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4466256B2 (ja
Inventor
Naotaka Murakami
直隆 村上
Hiroyuki Masaki
宏幸 正木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin AW Co Ltd
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin AW Co Ltd filed Critical Aisin AW Co Ltd
Priority to JP2004222559A priority Critical patent/JP4466256B2/ja
Priority to DE102005034367A priority patent/DE102005034367B4/de
Priority to CN200510084931.5A priority patent/CN1727735A/zh
Priority to US11/187,861 priority patent/US7375966B2/en
Publication of JP2006036147A publication Critical patent/JP2006036147A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4466256B2 publication Critical patent/JP4466256B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/0003Arrangement or mounting of elements of the control apparatus, e.g. valve assemblies or snapfittings of valves; Arrangements of the control unit on or in the transmission gearbox
    • F16H61/0006Electronic control units for transmission control, e.g. connectors, casings or circuit boards
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R16/00Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for
    • B60R16/02Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements
    • B60R16/023Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements for transmission of signals between vehicle parts or subsystems
    • B60R16/0239Electronic boxes
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K5/00Casings, cabinets or drawers for electric apparatus
    • H05K5/0026Casings, cabinets or drawers for electric apparatus provided with connectors and printed circuit boards [PCB], e.g. automotive electronic control units
    • H05K5/0082Casings, cabinets or drawers for electric apparatus provided with connectors and printed circuit boards [PCB], e.g. automotive electronic control units specially adapted for transmission control units, e.g. gearbox controllers
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K7/00Constructional details common to different types of electric apparatus
    • H05K7/20Modifications to facilitate cooling, ventilating, or heating
    • H05K7/20845Modifications to facilitate cooling, ventilating, or heating for automotive electronic casings
    • H05K7/20854Heat transfer by conduction from internal heat source to heat radiating structure

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

【課題】 電子制御装置内の温度が雰囲気温度より高い場合に放熱効果を発揮するとともに、熱的オーバシュートによって雰囲気温度が電子制御装置内の温度より急に高くなった場合に断熱効果を発揮するように電子制御装置を構成することにより、電子回路の温度を従来の使用環境温度範囲にできるかぎり維持することにより、簡単な構成かつ安価に信頼性を維持することができる自動変速機用電子制御装置を提供する。
【解決手段】 ECU40は、自動変速機のケーシング内に収納されて熱伝導率の小さい材料で形成されて内部に基板46を液密に収納する筐体と、基板46に取り付けられて電子回路45を放熱するヒートシンク47とを備えている。ヒートシンク47を筐体41の内壁面に当接させて取り付けることにより、電子回路45にて発生する熱をヒートシンク47および筐体41を介して放熱する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、自動変速機のケーシング内に取り付けられる自動変速機用電子制御装置に関する。
従来から、この種の自動変速機用電子制御装置としては、自動変速機のケーシング内に取り付けられて同自動変速機を作動させる電子回路が構成された基板を備えたものが知られている(特許文献1参照)。特許文献1に記載の車両用電子制御装置は、自動変速機を制御するコントロールユニット33を搭載した絶縁シート24が上面に配置されるとともに、絶縁シート24上のコントロールユニット33を覆う位置に保護カバー34が取り付けられたブラケット11を、オイルパン2内に収容されるコントロールバルブ3に取り付ける構成となっている。ブラケット11は金属板等をプレス加工することによって形成され、保護カバー34は樹脂材料、金属材料等によって下向きに開口した略箱形状に形成されている。すなわち、コントロールユニット33はブラケット11および保護カバー34に包囲されることにより自動変速機内の潤滑油から保護され、潤滑油に含まれる金属磨耗粉等によってコントロールユニット33が短絡されるのを防止するようになっている。
特開2002−12097号公報(第3−6頁、図1−8)
しかしながら、上述した自動変速機用電子制御装置においては、ブラケット11および保護カバー34によってコントロールユニット33が包囲され同ユニット33の短絡を防止しているが、自動変速機の停止直後には、運転時の温度より高温である潤滑油がトルクコンバータ、オイルポンプなどの高温発熱部からオイルパン2に流入して電子制御装置の雰囲気温度が急上昇して熱的オーバシュートする場合がある。この場合、ブラケット11と保護カバー34によって形成されてコントロールユニット33が収容される空間内に雰囲気温度が熱伝導率の大きいブラケット11を介して伝導しその内部温度が急上昇しコントロールユニット33の温度も急上昇し、またコントロールユニット33とブラケット11との間には絶縁シート24は介在するものの雰囲気温度がコントロールユニット33に伝導して、コントロールユニット33の温度がその使用環境温度範囲を超えてしまい、電子制御装置が正常に動作しないおそれがあった。一方、運転時には、コントロールユニット33の温度が上昇し、電子制御装置の雰囲気温度より高くなる場合があり、この状況が続くと、コントロールユニット33の温度がその使用環境温度範囲を超えてしまい、電子制御装置が正常に動作しないおそれがあった。
本発明の目的は、電子制御装置内の温度が雰囲気温度より高い場合に放熱効果を発揮するとともに、熱的オーバシュートによって雰囲気温度が電子制御装置内の温度より急に高くなった場合に断熱効果を発揮するように電子制御装置を構成することにより、電子回路の温度を従来の使用環境温度範囲にできるかぎり維持することにより、簡単な構成かつ安価に信頼性を維持することができる自動変速機用電子制御装置を提供することにある。
上記の課題を解決するため、請求項1に係る発明の構成上の特徴は、自動変速機のケーシング内に取り付けられて該自動変速機を制御する電子回路が構成された基板を備えた電子制御装置において、熱伝導率の小さい材料で形成されて内部に基板を液密に収納する筐体をケーシング内に備え、電子回路にて発生する熱を筐体を介して放熱するように構成したことである。
請求項2に係る発明の構成上の特徴は、請求項1において、基板に取り付けられて電子回路を放熱する放熱部材をさらに備え、放熱部材を筐体の内壁面に当接させて取り付けることにより、電子回路にて発生する熱を筐体を介して放熱するように構成したことである。
請求項3に係る発明の構成上の特徴は、請求項1において、基板を放熱性を有する金属基板で構成し、かつ、基板を筐体の内壁面に当接させて取り付けることにより、電子回路にて発生する熱を筐体を介して放熱するように構成したことである。
請求項4に係る発明の構成上の特徴は、請求項2において、放熱部材と筐体の取付面との間に空間を形成したことである。
請求項5に係る発明の構成上の特徴は、請求項2において、放熱部材は筺体の取付面にインサート成形されていることである。
請求項6に係る発明の構成上の特徴は、請求項2、請求項4または請求項5において、放熱部材は熱伝導率の小さい材料で形成された部材を介装して筐体の取付面に固着されたことである。
請求項7に係る発明の構成上の特徴は、請求項2または請求項4において、放熱部材は熱伝導率の小さい接着剤により筐体の取付面に接着されたことである。
請求項8に係る発明の構成上の特徴は、請求項3において、基板は熱伝導率の小さい材料で形成された部材を介装して筐体の取付面に固着されたことである。
請求項9に係る発明の構成上の特徴は、請求項3において、基板は熱伝導率の小さい接着剤により筐体の取付面に接着されたことである。
請求項10に係る発明の構成上の特徴は、請求項1乃至請求項9の何れか一項において、筐体は、自動変速機の高温発熱部から温度的に離間した位置に配置されたことである。
請求項11に係る発明の構成上の特徴は、自動変速機のケーシング内に取り付けられて該自動変速機を制御する電子回路が構成された基板を備えた電子制御装置において、内部に基板を液密に収納する筐体をケーシング内に備え、筐体の内壁面に当接されるとともに基板に当接されて電子回路にて発生する熱を放熱するため放熱部を有し、筐体の熱伝導率が放熱部の熱伝導率よりも小さくなるように構成したことである。
上記のように構成した請求項1に係る発明においては、自動変速機を制御する電子回路が構成された基板が、熱伝導率の小さい材料で形成された筐体に液密に収納した状態でケーシング内に取り付けられるとともに、電子回路にて発生する熱を筐体を介して放熱するように構成されている。これにより、自動変速機の運転時、電子回路の温度が上昇して電子制御装置の雰囲気温度すなわちケーシング内温度より高くなる場合には、電子回路にて発生する熱は筐体を介して放熱されて電子回路の温度が上昇するのが抑制されて使用環境温度範囲を超えるのを防止する。一方、自動変速機の停止直後であって、運転時の温度より高温である作動油がトルクコンバータ、オイルポンプなどの高温発熱部から流入して電子制御装置の雰囲気温度が急上昇して熱的オーバシュートする場合には、電子回路は熱伝導率の小さい材料で形成された筐体で包囲されているので、筐体によって熱的オーバシュートが吸収され電子回路の温度が急上昇するのが抑制されて使用環境温度範囲を超えるのを防止する。したがって、電子回路の温度を従来の使用環境温度範囲にできるかぎり維持することにより、簡単な構成かつ安価に信頼性を維持することができる。
上記のように構成した請求項2に係る発明においては、請求項1に係る発明において、基板に取り付けられて電子回路を放熱する放熱部材をさらに備え、放熱部材を筐体の内壁面に当接させて取り付けることにより、電子回路にて発生する熱を筐体を介して放熱するように構成したので、簡単な構成により電子回路にて発生する熱を筐体を介してケーシング内の作動油に放熱することができる。
上記のように構成した請求項3に係る発明においては、請求項1に係る発明において、基板を放熱性を有する金属基板で構成し、かつ、基板を筐体の内壁面に当接させて取り付けることにより、電子回路にて発生する熱を筐体を介して放熱するように構成したので、より簡単な構成により電子回路にて発生する熱を筐体を介してケーシング内の作動油に放熱することができる。
上記のように構成した請求項4に係る発明においては、請求項2に係る発明において、放熱部材と筐体の取付面との間に空間を形成したことにより、放熱部材の熱は筐体だけでなく空間にも放出されるので、電子回路が雰囲気温度より高温である場合に電子回路をより効果的に放熱することができる。一方、筐体の熱は放熱部材を介して電子回路に伝導するものの空間によって断熱することができるので、電子制御装置の雰囲気温度が急上昇して熱的オーバシュートする場合に電子回路をより効果的に断熱することができる。
上記のように構成した請求項5に係る発明においては、請求項2に係る発明において、放熱部材は筺体の取付面にインサート成形されているので、放熱部材を筺体に取付ける労力、コストを削減することができる。
上記のように構成した請求項6に係る発明においては、請求項2、請求項4または請求項5に係る発明において、放熱部材は熱伝導率の小さい材料で形成された部材を介装して筐体の取付面に固着されるので、電子制御装置の雰囲気温度が急上昇して熱的オーバシュートする場合に筺体から放熱部材への熱伝導を低下させ、基板をより効果的に断熱することができる。
上記のように構成した請求項7に係る発明においては、請求項2または請求項4に係る発明において、放熱部材は熱伝導率の小さい接着剤により筐体の取付面に接着されるので、筐体から放熱部材への熱伝導を小さく維持した上で放熱部材を簡単に筐体に固着することができる。
上記のように構成した請求項8に係る発明においては、請求項3に係る発明において、基板は熱伝導率の小さい材料で形成された部材を介装して筐体の取付面に固着されているので、電子制御装置の雰囲気温度が急上昇して熱的オーバシュートする場合に筺体から放熱部材への熱伝導を低下させ、基板をより効果的に断熱することができる。
上記のように構成した請求項9に係る発明においては、請求項3に係る発明において、基板は熱伝導率の小さい接着剤により筐体の取付面に接着されているので、筐体から放熱部材への熱伝導を小さく維持した上で放熱部材を簡単に筐体に固着することができる。
上記のように構成した請求項10に係る発明においては、請求項1乃至請求項9の何れか一項に係る発明において、筐体は、自動変速機の高温発熱部から温度的に離間した位置に配置されているので、電子制御装置の雰囲気温度が急上昇して熱的オーバシュートが発生するのを抑えることができるため、筺体外周の過熱を緩和することができる。
上記のように構成した請求項11に係る発明においては、自動変速機を制御する電子回路が構成された基板が、熱伝導率が放熱部の熱伝導率よりも小さくなるように構成された筐体に液密に収納した状態でケーシング内に取り付けられるとともに、電子回路にて発生する熱を筐体を介して放熱するように構成されている。これにより、自動変速機の運転時、電子回路の温度が上昇して電子制御装置の雰囲気温度すなわちケーシング内温度より高くなる場合には、電子回路にて発生する熱は筐体を介して放熱されて電子回路の温度が上昇するのが抑制されて使用環境温度範囲を超えるのを防止する。一方、自動変速機の停止直後であって、運転時の温度より高温である作動油がトルクコンバータ、オイルポンプなどの高温発熱部から流入して電子制御装置の雰囲気温度が急上昇して熱的オーバシュートする場合には、電子回路は熱伝導率が放熱部の熱伝導率よりも小さくなるように構成された筐体で包囲されているので、筐体によって熱的オーバシュートが吸収され電子回路の温度が急上昇するのが抑制されて使用環境温度範囲を超えるのを防止する。したがって、電子回路の温度を従来の使用環境温度範囲にできるかぎり維持することにより、簡単な構成かつ安価に信頼性を維持することができる。
1)第1の実施の形態
以下、本発明による第1の実施の形態の自動変速機用電子制御装置を備えた自動変速機Aについて図面を参照して説明する。図1は、この自動変速機Aの模式図である。自動変速機Aは、車両に搭載されたエンジン10の出力を変速して駆動輪に伝達するものである。本実施の形態においては、自動変速機AはFR(フロントエンジン・リアドライブ)用自動変速機であり、エンジン10の後部に組み付けられている。なお、FF(フロントエンジン・フロントドライブ)用自動変速機に本発明を適用することも可能である。
自動変速機Aは車両に組み付けられるケーシング20を備えている。このケーシング20内には、作動機構30が配設されるとともにこの作動機構30の作動を確保する油液(ATF:オートマティック・トランスミッション・フルード、いわゆるオートマオイル)が注入されている。
作動機構30は、トルクコンバータ31、オイルポンプ32、変速機構33、油圧制御装置(バルブボディ)34から構成されている。トルクコンバータ31は、ATFを満たしたトルクコンバータハウジング21内に配設され、向かい合ったタービン(図示しない)が流体の力で回転することによりエンジン10の動力を後段の変速機構33に伝える装置である。一般にトルクコンバータ作動時はトルクコンバータ内で作動油が相対回転しているため、該相対回転によって作動油が高温となる。
変速機構33はプラネタリギヤおよび摩擦係合要素(クラッチ、ブレーキ)から構成されるものであり、入力軸(図示しない)からエンジン10の動力を入力して変速し出力軸(図示しない)から出力するものである。プラネタリギヤには必要に応じてクラッチおよびブレーキが設けられており、変速機構33はクラッチおよびブレーキの係合および離脱の組み合わせにより自動変速機の各変速段(例えば前進4段後進1段)を達成することができるようになっている。このような変速機構33はギヤケース22内に配設されている。
ギヤケース22の下部には、トルクコンバータ31、オイルポンプ32および変速機構33から流下するATFを受け止めて貯油するオイルパン23が取り付けられている。エンジン10の駆動中においては、トルクコンバータ31および変速機構33から流下するATFを受け、エンジン10の停止直後しばらくの間は、これらに加えてオイルポンプ32から流下するATFをさらに受け止める。
オイルポンプ32はエンジン10と連動するものであり、エンジン10の駆動によってオイルパン23に溜まったATFを吸入して油圧制御装置34に圧送するものである。このオイルポンプ32は、トルクコンバータハウジング21とギヤケース22の接合部付近に配設されている。
油圧制御装置34は、内部に油路が形成されその油路中に複数の電磁弁(図示省略)が配設されてなるものであり、電磁弁が制御されてオイルポンプ32から供給された油圧を調整しその調整された油圧をクラッチ、ブレーキおよびトルクコンバータ31に供給している。この油圧制御装置34はギヤケース22に取り付けられてオイルパン23内に収容されている。なお、各電磁弁はドレンをそれぞれ有しており、クラッチ、ブレーキなどに供給された油圧を排出する場合にその油路がドレンと連通するようになっている。
ケーシング20は、上述したトルクコンバータハウジング21、ギヤケース22、オイルパン23、およびギヤケース22の後部に取り付けられているデフケース24から構成されており、これらは内部で連通するように組み付けられている。
上述した油圧制御装置34の各電磁弁を制御して自動変速機Aを作動させる自動変速用電子制御装置であるECU(電子制御装置)40がケーシング20内に取り付けられている。本実施の形態においては、ECU40はオイルパン23内に収容されてギヤケース22に取り付けられている。ECU40は油圧制御装置34に近接して配置するのが好ましい。ECU40と油圧制御装置34を電気的に接続するケーブルを短くできるからである。さらに、ECU40は、自動変速機Aの高温発熱部であるトルクコンバータ31、オイルポンプ32から温度的に離間した位置に配置されるのが好ましい。具体的には、ECU40を高温発熱部から離間させた位置例えばオイルパン23内の後方位置に配置したり、高温発熱部との間に所定部材例えば変速機構33を介在させて配置したりすればよい。
ECU40は、図2に示すように筐体41を備えている。筐体41は上部が開放された箱状に形成された本体42と、この本体42の上部開口を覆蓋するカバー43を備えている。カバー43は本体42に溶着または接着されて固定されており、本体42の凹部42aとカバー43とによって基板46(後述する)が収納される収納室44が液密に形成されている。本体42およびカバー43は、熱伝導率の小さい材料(例えば耐熱樹脂材料(シリコン系樹脂材料))で形成されている。筐体41の熱伝導率は放熱部材であるヒートシンク47の熱伝導率より小さくなるようになっている。
本体42の凹部42aの底部には、油圧制御装置34の電磁弁を作動させて自動変速機Aを制御する電子回路45が構成された基板46が放熱部材であるヒートシンク47を介して取り付けられている。
電子回路45は、油圧制御装置34の電磁弁を通電・非通電して開閉作動する電磁弁駆動回路45aと、この電磁弁駆動回路45aに制御信号を送信して電磁弁を開閉制御する制御回路45bを備えている。電磁弁駆動回路45aは、各電磁弁への通電・非通電をそれぞれ切り換えるスイッチング素子45a1(例えばFET、トランジスタ)と、これらスイッチング素子45a1のオン(通電)・オフ(非通電)を切り替える駆動回路45a2からなる。制御回路45bは、駆動回路45a2に電磁弁の制御信号を送信して電磁弁を開閉制御するCPU45b1を備えている。
基板46は、高放熱性材料であるセラミックスで形成されており、上面(または/および下面)に電子回路45が実装されている。この基板46は、ヒートシンク47の上面に接着剤48によって固着されている。
ヒートシンク47は、筐体41の内壁面である凹部42aの底部内壁面に当接されて取り付けられており、これにより、電子回路45にて発生する熱、特に作動によって高発熱するCPU45b1、スイッチング素子45a1の熱が筐体41特に本体42を介して放熱するようになっている。
具体的には、ヒートシンク47は、厚みのある平板状に形成されて上面に平板状の基板46が密着されて搭載される搭載部47aと、搭載部47aの下面に一体的に形成されて距離をおいて並設された複数の凸部47bを備えている。凸部47bは、その下面が筐体41(本体42)の内部底面に当接してヒートシンク47を筐体41に対して支えるとともに、その表面積を稼いで放熱効果を上げるものである。各凸部47b間に形成された凹部47cと本体42の内部底面との間には、空間49が形成されている。この空間49は収納室44と区画されておらず連通しており、筐体41内の気体は、ヒートシンク47の上方の空間内で対流したり、空間49内で対流したり、またはヒートシンク47の上方の空間と空間49との間で対流したりしている。これにより、ヒートシンク47の温度が空間49の温度より高い場合には、ヒートシンク47から空間49の気体に熱が放出されヒートシンク47が降温される。また、空間49の温度が昇温するとともに筐体41内の気体の対流によって筐体41内の温度も昇温し、最終的にはヒートシンク47の温度(または上述した高発熱電子部品の温度)で温度的に飽和する。なお、本実施の形態においては、筐体41内には気体として空気を充填しているが空気以外の気体を充填してもよい。また、より断熱性を向上させるために筐体41内を真空にしてもよい。ただしこの場合ヒートシンク47の放熱性は低下する。
なお、図3に示すように、ヒートシンク47の凸部47bは熱伝導率の小さい接着剤51により凹部42aの底部内壁面に固着されている。本明細書および特許請求の範囲においては、接着剤51を介してヒートシンク47(または金属基板154,基板246)と筐体41の本体42が接合される場合、および直接ヒートシンク47(または金属基板154,基板246)と筐体41の本体42が接合される場合を合わせて、ヒートシンク47(または金属基板154,基板246)が筐体41の内壁面に当接しているとする。
筐体41の本体42には、コネクタ52のハウジング53が一体的に形成されている。このコネクタ52は油圧制御装置34の電磁弁と電気的に接続されたハーネスのコネクタが接続されたり、ECU40への電圧を供給する電源(直流電源)に接続されたハーネスのコネクタが接続されたりするものである。コネクタ52は、一端が中継基板54に電気的に接続される(ハンダ付けなどにより)とともに他端がハウジング53内に突出されて配置された複数のピン(リード)55を備えている。ピン55はL字状に形成されており、中間部が本体42に埋設されている。
中継基板54は絶縁性材料である例えばガラスエポキシで平板状に形成されている。この中継基板54は収納室44に収容されており、本体42の段部42bの上面およびヒートシンク47の端部上面に跨って配置されて例えば接着剤によって取り付け固定されている。中継基板54の上面には、一端が各ピン55にハンダ付けされて接続されるとともに他端に各パッド56が形成されているパターン(例えば銅箔パターン)が設けられている。これら各パッド56は、基板46の上面に形成されて一端が電磁弁駆動回路45a、制御回路45bにそれぞれ接続された各パターンの他端にそれぞれ設けられた各パッド45cにワイヤ57(ワイヤボンディングによって接合される)によって電気的に接続されている。これにより、中継基板54を介してピン55と基板46の電子回路45とが電気的に接続されている。なお、中継基板54の各パッド55および基盤46の各パッド45cを電気的に接続する方法としては、上述したワイヤボンディング接合に代えて、ジャンパーリードを介して接続するジャンパーリード接合を採用するようにしてもよい。また、異方導電性接着剤を使用して接続する異方導電性接着剤接合を採用するようにしてもよい。この場合、各パッド55および各パッド45cが対向して接合するように中継基板54および基板46が構成されるのが好ましい。さらに、中継基板54を設けずにピン55を直接基板46のパッド45cに接合するようにしてもよい。この場合、ピン55の一端側に基板46の端部をパッド45cごと挟む機構を形成するのが好ましい。
なお、コネクタ52のピン55はコネクタ52内奥部に充填されたポッティング剤58によってATFからシールされている。ポッティング剤としては、シリコン系、エポキシ系のものがある。また、ポッティング剤を充填する場所は、ピン55をシールできる部分(ピン55が埋設されている部分)であればよく、例えば、図4に示すように、本体42の段部42bに設けた凹部42b1にポッティング剤58を充填しピン55ひいてはコネクタ52をシールしてもよい。また、図5に示すように、段部42bの上面に設けた凹部42b2にポッティング剤58を充填しピン55ひいてはコネクタ52をシールしてもよい。さらに、コネクタ52をシールする他の方法として、図6に示すように、コネクタ52のハウジング53の内周面に環状のシール部材59を設け、コネクタ52にケーブルのコネクタが装着されたときにシール部材59によってコネクタ52をシールするようにしてもよい。
上述のように構成された自動変速機Aが作動している場合であって、電子回路45の温度が上昇してECU40の雰囲気温度すなわちケーシング20内温度より高くなる場合には、電子回路45にて発生する熱は、基板46、接着剤48、ヒートシンク47、接着剤51および筐体41の本体42を介して放熱されて電子回路45の温度が上昇するのが抑制されて使用環境温度範囲を超えるのを防止する。また、ヒートシンク47の熱は筐体41だけでなく空間49にも放出されるので、電子回路45が雰囲気温度より高温である場合に電子回路をより効果的に放熱することができる。
また、エンジン10が切られて自動変速機Aの作動が停止するとその直後には、運転時の温度より高温であるATFがトルクコンバータ31、オイルポンプ32などの高温発熱部から流入してECU40の雰囲気温度が急上昇して熱的オーバシュートする場合がある。この場合、基板46ひいては電子回路45は熱伝導率の小さい材料で形成された筐体41で包囲されているので、筐体41によって熱的オーバシュートが吸収され基板46ひいては電子回路45の温度が急上昇するのが抑制される。また、ATFの熱は筐体41、接着剤51、ヒートシンク47、接着剤48および基板46を介して電子回路45に伝導するものの空間49によって断熱することができるので、電子制御装置の雰囲気温度が急上昇して熱的オーバシュートする場合に電子回路45をより効果的に断熱することができる。
上述した説明から明らかなように、本実施の形態においては、自動変速機Aを作動させる電子回路45が構成された基板46が、熱伝導率の小さい材料で形成された筐体41に液密に収納した状態でケーシング20内に取り付けられるとともに、電子回路45にて発生する熱をヒートシンク47および筐体41(本体42)を介して放熱するように構成されている。これにより、自動変速機Aの運転時、電子回路45の温度が上昇してECU40の雰囲気温度すなわちケーシング20内温度より高くなる場合には、電子回路45にて発生する熱はヒートシンク47および筐体41を介して放熱されて電子回路45の温度が上昇するのが抑制されて使用環境温度範囲を超えるのを防止する。一方、自動変速機Aの停止直後であって、運転時の温度より高温である作動油(ATF)がトルクコンバータ31、オイルポンプ32などの高温発熱部から流入してECU40の雰囲気温度が急上昇して熱的オーバシュートする場合には、電子回路45は熱伝導率の小さい材料で形成された筐体41で包囲されているので、筐体41によって熱的オーバシュートが吸収され電子回路45の温度が急上昇するのが抑制されて使用環境温度範囲を超えるのを防止する。したがって、電子回路45の温度を従来の使用環境温度範囲にできるかぎり維持することにより、簡単な構成かつ安価に信頼性を維持することができる。
また、基板46に取り付けられて電子回路45を放熱するヒートシンク47を備え、ヒートシンク47を筐体41の内壁面に当接させて取り付けることにより、電子回路45にて発生する熱をヒートシンク47および筐体41を介して放熱するように構成したので、簡単な構成により電子回路45にて発生する熱をヒートシンク47および筐体41を介してケーシング20内の作動油(ATF)に放熱することができる。
また、ヒートシンク47と筐体41の取付面である本体42の凹部42aの底面との間に空間49を形成したことにより、ヒートシンク47の熱は筐体41だけでなく空間49にも放出されるので、電子回路45が雰囲気温度より高温である場合に電子回路45をより効果的に放熱することができる。一方、筐体41の熱はヒートシンク47および基板46を介して電子回路45に伝導するものの空間49によって断熱することができるので、ECU40の雰囲気温度が急上昇して熱的オーバシュートする場合に電子回路45をより効果的に断熱することができる。
また、ヒートシンク47は熱伝導率の小さい接着剤51により筐体41の取付面である本体42の凹部42aの底面に接着されるので、筐体41(本体42)からヒートシンク47への熱伝導を小さく維持した上でヒートシンク47を簡単に筐体41(本体42)に固着することができる。
また、筐体41は、自動変速機Aの高温発熱部から温度的に離間した位置に配置されているので、ECU40の雰囲気温度が急上昇して熱的オーバシュートが発生するのを抑えることができるため、筺体41外周の過熱を緩和することができる。
なお、上述した第1の実施の形態においては、ヒートシンク47に凹凸を形成するとともに本体42の凹部42aの底面を平面としてその底面にヒートシンク47の凸部47bの下面を当接させ、空間49を形成するようにしたが、ヒートシンク47の下面を平面とするとともに本体42の凹部42aの底面に凹凸を形成するようにし、その凸部の上面にヒートシンク47の下面を当接させ、空間49を形成するようにしてもよい。
また、上述した第1の実施の形態においては、ヒートシンク47は接着剤51を介して本体42の凹部42aの底面に固着されていたが、ヒートシンク47は熱伝導率の小さい材料で形成された部材を介装して筐体41の取付面である本体42の凹部42aの底面に固着されるようにしてもよい。これによっても、ECU40の雰囲気温度が急上昇して熱的オーバシュートする場合に筺体41からヒートシンク47への熱伝導を低下させ、基板46(ひいては電子回路45)をより効果的に断熱することができる。
2)第2の実施の形態
次に、本発明による第2の実施の形態の自動変速機用電子制御装置を図7および図8を参照して説明する。図7は、この自動変速機用電子制御装置(ECU)40の断面図であり、図8は、ヒートシンク147の上面図である。上述した第1の実施の形態においては、基板46と中継基板54を別体として設けるようにしたが、本第2の実施の形態においては、基板46と中継基板54を一体化した基板146を設けるようにしている。なお、第1の実施の形態と同一の部分については同一符号を付してその説明を省略し、異なる部分について説明する。
基板146はガラスエポキシで形成されており、基板46と同様に上面に電子回路45が実装されるとともに各ピン55がハンダ付けされており、電子回路45と各ピン55は基板146の上面に配設されたパターンによって電気的に接続されている。
ヒートシンク147は上述したヒートシンク47の凸部47bが削除されて搭載部47aのみで構成されるものである。このヒートシンク147は基板146より広く形成されており、上面に基板146が密着されて搭載されるようになっている。基板146は絶縁性接着剤によってヒートシンク147に接着するのが好ましい。このようなヒートシンク147は筐体41の本体42の凹部42aの底面に当接されて取り付けられている。ヒートシンク147は絶縁性接着剤によって本体42の凹部42aの底面(筐体41の取付面)に接着するのが好ましい。本体42の凹部42aの底面には凹部42cが形成され、この凹部42cとヒートシンク147とで空間49が形成されている。なお、ヒートシンク147は絶縁部材147aが圧入されており、この絶縁部材147aをピン55が貫通するような構成となっている。したがって、本第2の実施の形態によれば、上述した第1の実施の形態の作用・効果に加えて基板146を一体化することによりコストダウンをすることができる。
3)第3の実施の形態
次に、本発明による第3の実施の形態の自動変速機用電子制御装置を図9を参照して説明する。図9は、この自動変速機用電子制御装置(ECU)40の断面図である。上述した第1の実施の形態においては、ヒートシンク47は本体42の凹部42aの底面に当接されて接着剤51によって固着されているが、本第3の実施の形態においては、ヒートシンク247が筺体の取付面である本体42の凹部42aの底面にインサート成形されている。この場合ヒートシンク247は抜け防止用の突出部247aが形成されている。なお、第1の実施の形態と同一の部分については同一符号を付してその説明を省略し、異なる部分について説明する。この実施の形態によれば、ヒートシンク247を筺体41に取付ける労力、コストを削減することができる。
4)第4の実施の形態
次に、本発明による第4の実施の形態の自動変速機用電子制御装置を図10を参照して説明する。図10は、この自動変速機用電子制御装置(ECU)40の断面図である。本実施の形態も、第3の実施の形態と同様にヒートシンク247が筺体の取付面である本体42の凹部42aの底面にインサート成形されている。第3の実施の形態と異なる点は、基板46と中継基板54の代わりに第2の実施の形態で説明した基板146が本体42の段部42bとその段部42bの上面と面一に設けられたヒートシンク247の両上面に跨って配置されて例えば接着剤によって取り付け固定されている。なお、第3または第2の実施の形態と同一の部分については同一符号を付してその説明を省略し、異なる部分について説明する。この実施の形態によっても、ヒートシンク247を筺体41に取付ける労力、コストを削減することができる。
なお、上述した第3および第4の実施の形態においては、ヒートシンク247は熱伝導率の小さい材料で形成された部材(例えば薄いシート状の部材)を介装して筐体41の取付面である本体42の凹部42aの底面に固着されるようにしてもよい。これによれば、筐体41特に本体42からヒートシンク247への熱伝導率を小さく維持した上でヒートシンク247を簡単に筐体41(本体42)に固着することができる。
5)第5の実施の形態
次に、本発明による第5の実施の形態の自動変速機用電子制御装置を図11〜13を参照して説明する。図11は、この自動変速機用電子制御装置(ECU)40の断面図である。上述した第1の実施の形態においては、基板46の電子回路45をコネクタ52の各ピン55に電気的に接続するために、絶縁性材料であるガラスエポキシで形成された中継基板54を設けていたが、本第5の実施の形態においてはこの中継基板54に代えて金属基板154を設けるようにした。この金属基板154は、基材が金属製(例えばアルミニウム製)の板状部材である一般によく知られているいわゆる金属基板であり、このため基板の熱伝導性が良好でありよい放熱性を有しているので、放熱部材としても機能するものである。したがって、本第5の実施の形態においては、ヒートシンク47を削除することができる。
金属基板154は、図13に示すように、金属製の基材154aの上面および/または下面に必要に応じて絶縁層154bが形成され、絶縁層154bの表面にパターン154cが形成され、パターン154cの表面に絶縁層154dが形成されている。パターン154cは、中継基板54のパターンと同様に一端がパッド45cとワイヤ57を介して接続されるパッド156に接続され他端がピン55が挿入されるスルーホール154c1に接続されたものである。この金属基板154の上面の両端部には中継基板54に相当するパターン154cなどが設けられ、中央部には基板46が接着剤48によって固着されている。
この金属基板154は、筐体41の取付面である本体42の凹部42aの底面に当接している。金属基板154は絶縁性接着剤によって本体42の凹部42aの底面(筐体41の取付面)に接着するのが好ましい。本体42の凹部42aの底面には凹部42cが形成され、この凹部42cと金属基板154とで空間49が形成されている。なお、スルーホール154c1とピン55はハンダ付けされている。筐体41の熱伝導率は放熱部である金属基板154の熱伝導率より小さくなるようになっている。
本第5の実施の形態によれば、自動変速機Aを作動させる電子回路45が構成された基板46が、熱伝導率の小さい材料で形成された筐体41に液密に収納した状態でケーシング20内に取り付けられるとともに、電子回路45にて発生する熱を金属基板154および筐体41(本体42)を介して放熱するように構成されている。これにより、自動変速機Aの運転時、電子回路45の温度が上昇してECU40の雰囲気温度すなわちケーシング20内温度より高くなる場合には、電子回路45にて発生する熱は金属基板154および筐体41を介して放熱されて電子回路45の温度が上昇するのが抑制されて使用環境温度範囲を超えるのを防止する。一方、自動変速機Aの停止直後であって、運転時の温度より高温である作動油(ATF)がトルクコンバータ31、オイルポンプ32などの高温発熱部から流入してECU40の雰囲気温度が急上昇して熱的オーバシュートする場合には、電子回路45は熱伝導率の小さい材料で形成された筐体41で包囲されているので、筐体41によって熱的オーバシュートが吸収され電子回路45の温度が急上昇するのが抑制されて使用環境温度範囲を超えるのを防止する。したがって、電子回路45の温度を従来の使用環境温度範囲にできるかぎり維持することにより、簡単な構成かつ安価に信頼性を維持することができる。
また、金属基板154を使用することにより別にヒートシンクを設けなくてすむので、コストダウンをすることができる。
6)第6の実施の形態
次に、本発明による第6の実施の形態の自動変速機用電子制御装置を図14を参照して説明する。図14は、この自動変速機用電子制御装置(ECU)40の断面図である。本第6の実施の形態は、前述した第5の実施の形態において放熱性のある金属基板154に基板46を一体化したものである。この一体化した基板246は、基板46と同様に上面に電子回路45が実装されるとともに各ピン55がハンダ付けされており、電子回路45と各ピン55は基板246の上面に配設されたパターンによって電気的に接続されている。
基板246は筐体41の本体42の凹部42aの底面に当接されて取り付けられている。基板246は絶縁性接着剤によって本体42の凹部42aの底面(筐体41の取付面)に接着するのが好ましい。本体42の凹部42aの底面には凹部42cが形成され、この凹部42cと基板246とで空間49が形成されている。筐体41の熱伝導率は放熱部である基板246の熱伝導率より小さくなるようになっている。
本第6の実施の形態によれば、自動変速機Aを作動させる電子回路45が構成された基板46が、熱伝導率の小さい材料で形成された筐体41に液密に収納した状態でケーシング20内に取り付けられるとともに、電子回路45にて発生する熱を基板246および筐体41(本体42)を介して放熱するように構成されている。これにより、自動変速機Aの運転時、電子回路45の温度が上昇してECU40の雰囲気温度すなわちケーシング20内温度より高くなる場合には、電子回路45にて発生する熱は基板246および筐体41を介して放熱されて電子回路45の温度が上昇するのが抑制されて使用環境温度範囲を超えるのを防止する。一方、自動変速機Aの停止直後であって、運転時の温度より高温である作動油(ATF)がトルクコンバータ31、オイルポンプ32などの高温発熱部から流入してECU40の雰囲気温度が急上昇して熱的オーバシュートする場合には、電子回路45は熱伝導率の小さい材料で形成された筐体41で包囲されているので、筐体41によって熱的オーバシュートが吸収され電子回路45の温度が急上昇するのが抑制されて使用環境温度範囲を超えるのを防止する。したがって、電子回路45の温度を従来の使用環境温度範囲にできるかぎり維持することにより、簡単な構成かつ安価に信頼性を維持することができる。
また、基板246を放熱性を有する金属基板で構成し、かつ、基板246を筐体41の内壁面である本体42の凹部42aの底面に当接させて取り付けることにより、電子回路45にて発生する熱を筐体41を介して放熱するように構成したので、より簡単な構成により電子回路45にて発生する熱を筐体41を介してケーシング20内の作動油(ATF)に放熱することができる。
また、基板246は熱伝導率の小さい接着剤により筐体41の取付面に接着されているので、筐体41から放熱部材である基板246への熱伝導を小さく維持した上で放熱部材である基板246を簡単に筐体41に固着することができる。
また、基板246を使用することにより前述した第5の実施の形態に比べてさらにコストダウンをすることができる。
なお、上述した第6の実施の形態において、基板246は熱伝導率の小さい材料で形成された部材を介装して筐体41の取付面に固着されるようにしてもよい。これによっても、電子制御装置40の雰囲気温度が急上昇して熱的オーバシュートする場合に筺体41から基板246への熱伝導を低下させ、電子回路45をより効果的に断熱することができる。
7)第7の実施の形態
次に、本発明による第7の実施の形態の自動変速機用電子制御装置を図15を参照して説明する。図15は、この自動変速機用電子制御装置(ECU)40の断面図である。本第7の実施の形態においては、上述した各実施の形態のようにピン(リード)55をケース水平方向(図2にて左右方向または紙面垂直方向)に延在させてコネクタ52を筐体41の側壁外面に設けるのではなく、リード155をケース垂直方向(図2にて上下方向)に延在させてコネクタ152を筐体41の本体42の底面(またはカバー43の上面)に設けるようにしている。なお、第1の実施の形態と同一の部分については同一符号を付してその説明を省略し、異なる部分について説明する。
コネクタ152は、本体42の底面に凹設されたものであり、その内部に各リード155の一端が突出するように配設されている。リード155は本体42をケース垂直方向に沿って貫設しており、一端がコネクタ152内に突出し他端側突出部は適当に曲げられて他端が各パッド45cに接合されて(例えばハンダ付けされて)電気的に接続されるようになっている。なお、リード155は図5に示すようなポッティング剤58によってATFからシールされている。また、上述した第1の実施の形態と比較して中継基板54を削除し、基板46を広くしている。
本第6の実施の形態によれば、自動変速機用電子制御装置(ECU)40とその他の電子部品(電磁弁)とを接続するための接続部(上述したコネクタ52)を筐体41のケース水平方向に設けなくてよいので、その分自動変速機用電子制御装置(ECU)40の設置スペースを小さくすることができる。
8)第8の実施の形態
次に、本発明による第8の実施の形態の自動変速機用電子制御装置を図16を参照して説明する。図16は、この自動変速機用電子制御装置(ECU)40の断面図である。本第8の実施の形態においても、第7の実施の形態と同様に上述した各実施の形態のようにピン(リード)55をケース水平方向(図2にて左右方向または紙面垂直方向)に延在させてコネクタ52を筐体41の側壁外面に設けるのではなく、リード255をケース垂直方向(図2にて上下方向)に延在させてコネクタ152を筐体41の本体42の底面(またはカバー43の上面)に設けるようにしている。なお、第7の実施の形態と同一の部分については同一符号を付してその説明を省略し、異なる部分について説明する。
リード255は本体42をケース垂直方向に沿って貫設しており、一端がコネクタ152内に突出し他端が収納室44内に突出している。この他端には、一端が各パッド45cにワイヤボンディング接合されたワイヤ57の他端が電気的に接合されている。
本第8の実施の形態によっても、自動変速機用電子制御装置(ECU)40とその他の電子部品(電磁弁)とを接続するための接続部(上述したコネクタ52)を筐体41のケース水平方向に設けなくてよいので、その分自動変速機用電子制御装置(ECU)40の設置スペースを小さくすることができる。
なお、上述した各実施の形態においては、筐体41を熱伝導率の小さい材料で一体成形することにより筐体41の熱伝導率を小さくするようにしたが、これに限らず、筐体41の表面処理、筐体41の構造変更などを施して筐体41の熱伝導率を小さくするようにしてもよい。
本発明の第1の実施の形態の自動変速機用電子制御装置を備えた自動変速機の模式図である。 本発明の第1の実施の形態の自動変速機用電子制御装置の断面図である。 本発明の第1の実施の形態の自動変速機用電子制御装置のヒートシンクを筐体の取付面に取り付けた取付部の部分拡大断面図である。 本発明の第1の実施の形態の自動変速機用電子制御装置のコネクタのピンのシール構造の部分拡大断面図である。 本発明の第1の実施の形態の自動変速機用電子制御装置のコネクタのピンのシール構造の部分拡大断面図である。 本発明の第1の実施の形態の自動変速機用電子制御装置のコネクタのピンのシール構造の部分拡大断面図である。 本発明の第2の実施の形態の自動変速機用電子制御装置の断面図である。 図7に示すヒートシンクの上面図である。 本発明の第3の実施の形態の自動変速機用電子制御装置の断面図である。 本発明の第4の実施の形態の自動変速機用電子制御装置の断面図である。 本発明の第5の実施の形態の自動変速機用電子制御装置の断面図である。 図11に示す金属基板の上面図である。 図11に示す金属基板にピンを接合した部分の拡大断面図である。 本発明の第6の実施の形態の自動変速機用電子制御装置の断面図である。 本発明の第7の実施の形態の自動変速機用電子制御装置の断面図である。 本発明の第8の実施の形態の自動変速機用電子制御装置の断面図である。
符号の説明
10…エンジン、20…ケーシング、21…トルクコンバータハウジング、22…ギヤケース、23…オイルパン、24…デフケース、30…作動機構、31…トルクコンバータ、32…オイルポンプ、33…変速機構、34…油圧制御装置、40…ECU(電子制御装置)、41…筐体、42…本体、43…カバー、44…収納室、45…電子回路、46,146,246…基板、47,147,247…ヒートシンク、48,51…接着剤、49…空間、52,152…コネクタ、53…ハウジング、54…中継基板、55,155,255…ピン(リード)、A…自動変速機。

Claims (11)

  1. 自動変速機のケーシング内に取り付けられて該自動変速機を制御する電子回路が構成された基板を備えた電子制御装置において、
    熱伝導率の小さい材料で形成されて内部に前記基板を液密に収納する筐体を前記ケーシング内に備え、
    前記電子回路にて発生する熱を前記筐体を介して放熱するように構成したことを特徴とする自動変速機用電子制御装置。
  2. 請求項1において、前記基板に取り付けられて前記電子回路を放熱する放熱部材をさらに備え、前記放熱部材を前記筐体の内壁面に当接させて取り付けることにより、前記電子回路にて発生する熱を前記筐体を介して放熱するように構成したことを特徴とする自動変速機用電子制御装置。
  3. 請求項1において、前記基板を放熱性を有する金属基板で構成し、かつ、前記基板を筐体の内壁面に当接させて取り付けることにより、前記電子回路にて発生する熱を前記筐体を介して放熱するように構成したことを特徴とする自動変速機用電子制御装置。
  4. 請求項2において、前記放熱部材と前記筐体の取付面との間に空間を形成したことを特徴とする自動変速機用電子制御装置。
  5. 請求項2において、前記放熱部材は前記筺体の取付面にインサート成形されていることを特徴とする自動変速機用電子制御装置。
  6. 請求項2、請求項4または請求項5において、前記放熱部材は熱伝導率の小さい材料で形成された部材を介装して前記筐体の取付面に固着されたことを特徴とする自動変速機用電子制御装置。
  7. 請求項2または請求項4において、前記放熱部材は熱伝導率の小さい接着剤により前記筐体の取付面に接着されたことを特徴とする自動変速機用電子制御装置。
  8. 請求項3において、前記基板は熱伝導率の小さい材料で形成された部材を介装して前記筐体の取付面に固着されたことを特徴とする自動変速機用電子制御装置。
  9. 請求項3において、前記基板は熱伝導率の小さい接着剤により前記筐体の取付面に接着されたことを特徴とする自動変速機用電子制御装置
  10. 請求項1乃至請求項9の何れか一項において、前記筐体は、前記自動変速機の高温発熱部から温度的に離間した位置に配置されたことを特徴とする自動変速機用電子制御装置。
  11. 自動変速機のケーシング内に取り付けられて該自動変速機を制御する電子回路が構成された基板を備えた電子制御装置において、
    内部に前記基板を液密に収納する筐体を前記ケーシング内に備え、
    前記筐体の内壁面に当接されるとともに前記基板に当接されて前記電子回路にて発生する熱を放熱するため放熱部を有し、
    前記筐体の熱伝導率が前記放熱部の熱伝導率よりも小さくなるように構成したことを特徴とする自動変速機用電子制御装置。
JP2004222559A 2004-07-29 2004-07-29 自動変速機用電子制御装置 Active JP4466256B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004222559A JP4466256B2 (ja) 2004-07-29 2004-07-29 自動変速機用電子制御装置
DE102005034367A DE102005034367B4 (de) 2004-07-29 2005-07-22 Elektronische Steuerungsvorrichtung für ein Automatikgetriebe
CN200510084931.5A CN1727735A (zh) 2004-07-29 2005-07-25 自动变速机用电子控制装置
US11/187,861 US7375966B2 (en) 2004-07-29 2005-07-25 Automatic transmission electronic control device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004222559A JP4466256B2 (ja) 2004-07-29 2004-07-29 自動変速機用電子制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006036147A true JP2006036147A (ja) 2006-02-09
JP4466256B2 JP4466256B2 (ja) 2010-05-26

Family

ID=35731922

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004222559A Active JP4466256B2 (ja) 2004-07-29 2004-07-29 自動変速機用電子制御装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7375966B2 (ja)
JP (1) JP4466256B2 (ja)
CN (1) CN1727735A (ja)
DE (1) DE102005034367B4 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008146845A1 (ja) * 2007-05-28 2008-12-04 Aisin Aw Co., Ltd. 自動変速機用コントロールユニット冷却装置
JP2011506193A (ja) * 2007-12-19 2011-03-03 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 制御装置ハウジング
JP2013096438A (ja) * 2011-10-28 2013-05-20 Denso Corp 電子制御装置
KR20210079222A (ko) * 2019-12-19 2021-06-29 주식회사 코알라스튜디오 수상레저용 전동 이동기기

Families Citing this family (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20120296233A9 (en) * 2002-09-05 2012-11-22 Freeman Dominique M Methods and apparatus for an analyte detecting device
JP4374617B2 (ja) * 2004-09-29 2009-12-02 株式会社デンソー 自動変速機
JP4613564B2 (ja) * 2004-09-29 2011-01-19 株式会社デンソー 自動変速機
DE102005002813B4 (de) * 2005-01-20 2006-10-19 Robert Bosch Gmbh Steuermodul
DE102005003448B4 (de) * 2005-01-25 2015-08-20 Continental Automotive Gmbh Systemkomponente eines Steuergerätes und Steuergerät mit einer solchen Systemkomponente
JP2007010042A (ja) * 2005-06-30 2007-01-18 Denso Corp 車両制御システム
DE102005046826A1 (de) * 2005-09-29 2007-04-05 Robert Bosch Gmbh Steuergerät, insbesondere für ein Kraftfahrzeuggetriebe
DE102006028675B4 (de) * 2006-06-22 2008-08-21 Siemens Ag Kühlanordnung für auf einer Trägerplatte angeordnete elektrische Bauelemente
DE102006029977B3 (de) * 2006-06-29 2008-01-17 Siemens Ag Steuervorrichtung
JP4909712B2 (ja) * 2006-11-13 2012-04-04 日立オートモティブシステムズ株式会社 電力変換装置
DE102006054279A1 (de) * 2006-11-17 2008-05-21 Zf Friedrichshafen Ag Getriebesteuerung und Verfahren zur Montage einer Getriebesteuerung
JP4385058B2 (ja) * 2007-05-07 2009-12-16 三菱電機株式会社 電子制御装置
JP2009083573A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Aisin Aw Co Ltd 電気装置収納ユニット
DE102008000621A1 (de) * 2008-03-12 2009-09-17 Robert Bosch Gmbh Steuergerät
JP5384883B2 (ja) * 2008-08-29 2014-01-08 日立オートモティブシステムズ株式会社 電子油圧制御モジュール
DE102010005303B4 (de) * 2010-01-21 2016-12-29 Continental Automotive Gmbh Integriertes Steuergerät mit Kunststoffgehäuse
US8189336B2 (en) * 2010-01-22 2012-05-29 GM Global Technology Operations LLC Composite cover with integral heat sink
DE102010030170A1 (de) * 2010-06-16 2011-12-22 Robert Bosch Gmbh Steuergerät
JP5574172B2 (ja) * 2010-07-14 2014-08-20 株式会社ジェイテクト 制御装置
DE112011103017B4 (de) * 2010-09-09 2017-10-05 Autonetworks Technologies, Ltd. Elektronische Schaltkreiseinheit zur Anordnung an einem Automatikgetriebe eines Fahrzeugs sowie Herstellungsverfahren hierfür
CN102022523B (zh) * 2010-12-15 2013-06-26 同济大学 自动变速器电控单元及控制方法
DE102012215673A1 (de) * 2012-09-04 2014-03-06 Zf Friedrichshafen Ag Anordnung eines elektrischen Steuergeräts an eine Schaltplatte
DE102013010843A1 (de) * 2013-06-28 2014-12-31 Wabco Gmbh Elektrisches Steuergerät
US9826668B2 (en) * 2013-12-31 2017-11-21 Amogreentech Co., Ltd. Composite sheet and portable terminal having same
KR20150091886A (ko) * 2014-02-04 2015-08-12 삼성전자주식회사 방열부재를 구비하는 반도체 패키지
DE102016203718A1 (de) * 2016-03-08 2017-09-14 Zf Friedrichshafen Ag Steuergerät
JP6888434B2 (ja) * 2017-06-16 2021-06-16 株式会社オートネットワーク技術研究所 回路ユニット
US11272630B2 (en) * 2018-06-29 2022-03-08 Danfoss Power Solutions Ii Technology A/S Hydraulic system control module having improved housing features and method of manufacturing the same
DE102021212198A1 (de) * 2021-10-28 2023-05-04 Brose Fahrzeugteile SE & Co. Kommanditgesellschaft, Würzburg Elektronikgehäuse für ein Nebenaggregat

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3020902A1 (de) * 1980-06-02 1981-12-17 Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart Elektronisches steuergeraet, insbesondere fuer kraftfahrzeuge
JP2705368B2 (ja) * 1991-05-31 1998-01-28 株式会社デンソー 電子装置
KR100307465B1 (ko) * 1992-10-20 2001-12-15 야기 추구오 파워모듈
FR2742294B1 (fr) * 1995-12-11 1998-02-27 Valeo Electronique Assemblage electronique a drain thermique, notamment pour transformateur haute tension de lampe a decharge de projecteur de vehicule automobile
JP4121185B2 (ja) * 1998-06-12 2008-07-23 新電元工業株式会社 電子回路装置
DE19826588C1 (de) * 1998-06-15 1999-11-11 Siemens Ag Steuergerät für ein Kraftfahrzeug
DE19955437A1 (de) * 1999-11-18 2001-05-23 Zahnradfabrik Friedrichshafen Elektrische Steckverbindung
DE60135405D1 (de) * 2000-03-21 2008-10-02 Autonetworks Technologies Ltd Leistungsverteiler für ein Kraftfahrzeug und Verfahren zur Herstellung dazu
JP3814467B2 (ja) * 2000-06-28 2006-08-30 株式会社日立製作所 車両用電子制御装置
US6307749B1 (en) * 2000-10-23 2001-10-23 Delphi Technologies, Inc. Overmolded electronic module with underfilled surface-mount components
JP3910497B2 (ja) * 2002-07-03 2007-04-25 株式会社オートネットワーク技術研究所 電力回路部の防水方法及び電力回路部をもつパワーモジュール
DE10233836A1 (de) * 2002-07-25 2004-02-05 Robert Bosch Gmbh Elektronikgehäuse
JP2004221256A (ja) * 2003-01-14 2004-08-05 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 回路構成体及びその製造方法
JP4155048B2 (ja) * 2003-02-14 2008-09-24 住友電装株式会社 パワーモジュール及びその製造方法
JP4311243B2 (ja) * 2004-03-15 2009-08-12 株式会社デンソー 電子機器
US7149088B2 (en) * 2004-06-18 2006-12-12 International Rectifier Corporation Half-bridge power module with insert molded heatsinks

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008146845A1 (ja) * 2007-05-28 2008-12-04 Aisin Aw Co., Ltd. 自動変速機用コントロールユニット冷却装置
JP4877389B2 (ja) * 2007-05-28 2012-02-15 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 自動変速機用コントロールユニット冷却装置
US8248800B2 (en) 2007-05-28 2012-08-21 Aisin Aw Co., Ltd. Automatic transmission control unit cooling apparatus
JP2011506193A (ja) * 2007-12-19 2011-03-03 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 制御装置ハウジング
JP2014031169A (ja) * 2007-12-19 2014-02-20 Robert Bosch Gmbh 制御装置ハウジング
US8792242B2 (en) 2007-12-19 2014-07-29 Robert Bosch Gmbh Control unit housing
JP2013096438A (ja) * 2011-10-28 2013-05-20 Denso Corp 電子制御装置
KR20210079222A (ko) * 2019-12-19 2021-06-29 주식회사 코알라스튜디오 수상레저용 전동 이동기기
KR102497194B1 (ko) * 2019-12-19 2023-02-07 주식회사 코알라스튜디오 수상레저용 전동 이동기기

Also Published As

Publication number Publication date
US20060023426A1 (en) 2006-02-02
DE102005034367B4 (de) 2011-12-29
US7375966B2 (en) 2008-05-20
CN1727735A (zh) 2006-02-01
DE102005034367A1 (de) 2006-03-23
JP4466256B2 (ja) 2010-05-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4466256B2 (ja) 自動変速機用電子制御装置
JP4877389B2 (ja) 自動変速機用コントロールユニット冷却装置
US7749134B2 (en) Control module
JP3222140B2 (ja) 自動車用のトランスミッション制御系
JP6141064B2 (ja) 回路基板と筐体の接続方法
JP2012158228A (ja) ソレノイド制御装置
JP2002515106A (ja) 制御モジュール電子装置用abs弁体ヒートシンク
JP2006294754A (ja) 電子装置の放熱構造
US7983054B2 (en) Compact control device for a motor vehicle
CN105811640A (zh) 马达设施
JP2012195525A (ja) 電子制御装置
US7773379B2 (en) Module assembly having heat transfer plate
JP2006097778A (ja) 自動変速機
JP2005282715A (ja) 制御装置
JP2006054481A (ja) 電子制御装置
JP6354163B2 (ja) 回路基板および電子装置
CN107660089B (zh) 具有激光焊接密封壳体的电子控制器
US11338670B2 (en) Transmission with power electronics module
JP4374617B2 (ja) 自動変速機
JP4692210B2 (ja) 圧力センサ
JP6650978B2 (ja) 電子制御装置
JP2010040583A (ja) 電子回路装置
JP2006103562A (ja) ブレーキ制御装置の構造
JP2007281220A (ja) 電子装置及びそれを搭載したモータ駆動式絞り弁制御装置。
JP2007331674A (ja) 車両ブレーキ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070409

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090825

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090827

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091023

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100202

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100215

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130305

Year of fee payment: 3