JP2006036022A - オーバーヘッドコンソールモジュールおよびオーバーヘッドコンソールシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】 運転中でも安全に操作できてサンバイザーが邪魔にならないオーバーヘッドコンソールモジュールおよびオーバーヘッドコンソールシステムを提供すること。
【解決手段】 自動車の天井部1のフロントガラス2近傍で運転席の上方前部に取り付けられたサイドオーバーヘッドコンソールモジュール4は、複数の操作体42が配設された操作部と、該操作部の背面側に設けられてサンバイザー5を出没可能に収納する格納スペース44とを有しており、使用時にはサンバイザー5を格納スペース44から斜め下前方へ引き出せるようになっている。
【選択図】 図2
【解決手段】 自動車の天井部1のフロントガラス2近傍で運転席の上方前部に取り付けられたサイドオーバーヘッドコンソールモジュール4は、複数の操作体42が配設された操作部と、該操作部の背面側に設けられてサンバイザー5を出没可能に収納する格納スペース44とを有しており、使用時にはサンバイザー5を格納スペース44から斜め下前方へ引き出せるようになっている。
【選択図】 図2
Description
本発明は、自動車の天井部で運転席の上方前部に取り付けられるオーバーヘッドコンソールモジュールおよびオーバーヘッドコンソールシステムに関する。
近年、自動車の車室内には付加価値を高めるために各種の操作体(操作スイッチや操作つまみ等)が配設されるようになっているが、こうした操作体の数量が増すと、そのすべてを運転席や助手席の前方のインストルメントパネルに配設することが困難になってくる。そこで従来、自動車の天井部で運転席と助手席の間の上方にオーバーヘッドコンソール(センターオーバーヘッドコンソール)を取り付け、このオーバーヘッドコンソールに複数の操作体やアンテナ類を配設するという技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、この種のセンターオーバーヘッドコンソールに配設されている操作体を運転者が操作する場合、顔を助手席側の上方へ若干傾ける必要があるため、運転中に操作することは安全面の上から好ましくない。
運転者が運転中でも比較的安全に操作できる車室内の上部スペースとしては、運転席の上方前部で非使用時のサンバイザーが収納されている天井付近が好適であり、そこにオーバーヘッドコンソール(サイドオーバーヘッドコンソール)を取り付ければ、運転者は顔を正面に向けたままでも該オーバーヘッドコンソールに配設されている操作体を操作することができる。かかるサンバイザーの収納スペースを利用した従来技術としては、自動車の天井部に非使用時のサンバイザーが入り込む凹所を設けると共に、該凹所の上底部にカード類等の小物の収納や取り出しが行える袋状収納部材を取り付けるというヘッドライニング構造が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平11−208377号公報(第3−5頁、図1)
特開2002−240636号公報(第4−6頁、図1)
上述したようにサンバイザーの収納スペースにオーバーヘッドコンソールを取り付ければ、運転者は運転中であっても比較的安全に該オーバーヘッドコンソールを操作することが可能となるが、通常、サンバイザーの収納スペースは該サンバイザーによって覆い隠されているため、運転者はオーバーヘッドコンソールの操作時に、サンバイザーの位置をずらして該オーバーヘッドコンソールを露出させるという煩雑な作業を強いられる。そのため、サンバイザーの収納スペースにオーバーヘッドコンソールを取り付けただけでは良好な使い勝手は期待できず、操作性を向上するための特別な工夫が必要となる。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、運転中でも安全に操作できてサンバイザーが邪魔にならないオーバーヘッドコンソールモジュールおよびオーバーヘッドコンソールシステムを提供することにある。
上述した目的を達成するために、本発明のオーバーヘッドコンソールモジュールでは、複数の操作体が配設された操作部と、サンバイザーを出没可能に収納する格納スペースとを有するハウジングを備え、このハウジングが自動車の天井部のフロントガラス近傍で運転席の上方前部に取り付けられ、前記サンバイザーが前記格納スペースから前記フロントガラスの内面に沿って引き出せるように構成した。
このようにサンバイザー用の格納スペースを有するハウジングは、非使用時のサンバイザーを格納スペース内に収納・保持しておくことができ、フロントガラスの上部を覆う日除けとして使用するときだけサンバイザーを該格納スペースからフロントガラスの内面に沿って引き出せばよいため、サンバイザーの使用状態に拘らず操作部を運転席の上方前部に常時露出させておくことができる。したがって、運転者は運転中であっても顔を正面に向けたままハウジングに配設された各操作体を操作することができ、かつ操作時にサンバイザーが邪魔になることもない。
上記の構成において、格納スペースを操作部の背面側に設けておき、該格納スペース内に板状のサンバイザーを出没可能に収納する構成にすれば、ハウジングの小型化が容易となって好ましい。また、サンバイザーを出没可能に支持する支持機構として、格納スペース内に伸縮可能なX字形に連結された一対のサンバイザー支持体を配設すると共に、これらサンバイザー支持体の端部とサンバイザーの後端部とをスライド可能に連結し、サンバイザー支持体の伸縮動作に伴ってサンバイザーが格納スペースに対して出没動作を行うように構成すれば、サンバイザーを円滑に出没させることができる簡素な構成の支持機構が得られるため好ましい。
また、上述した目的を達成するために、本発明のオーバーヘッドコンソールシステムでは、複数の操作体が配設された操作部を有するハウジングを自動車の天井部のフロントガラス近傍で運転席の上方前部に取り付け、前記天井部における前記ハウジングの取付箇所よりも前記フロントガラス側に長孔を設けると共に、自動車のルーフパネルと前記天井部との間にサンバイザーを出没可能に収納し、前記サンバイザーを前記長孔から前記フロントガラスの内面に沿って引き出せるように構成した。
このように構成されたオーバーヘッドコンソールシステムにあっては、各操作体が配設されたハウジング自体にサンバイザー用の格納スペースを設けてはいないが、ハウジングが取り付けられる自動車の天井部の適宜箇所に長孔を設けることによって、ルーフパネルと天井部との間に存する空間に非使用時のサンバイザーが収納できるようになっている。そして、サンバイザーを使用する際には、長孔からサンバイザーをフロントガラスの内面に沿って引き出せばよいため、サンバイザーの使用状態に拘らずハウジングの各操作部を運転席の上方前部に常時露出させておくことができる。したがって、運転者は運転中であっても顔を正面に向けたままハウジングの各操作体を操作することができ、かつ操作時にサンバイザーが邪魔になることもない。
また、上述した目的を達成するために、本発明のオーバーヘッドコンソールシステムでは、複数の操作体が配設された操作部を有するハウジングを自動車の天井部のフロントガラス近傍で運転席の上方前部に取り付けると共に、前記天井部における前記ハウジングの取付箇所よりも前記フロントガラス側に設置部を設け、この設置部に非使用時のサンバイザーを巻回状態で配置し、前記サンバイザーが前記設置部から巻回状態を解除しつつ前記フロントガラスの内面に沿って引き出せるように構成した。
このように構成されたオーバーヘッドコンソールシステムにあっては、各操作体が配設されたハウジング自体にサンバイザー用の格納スペースを設けてはいないが、ハウジングが取り付けられる自動車の天井部の適宜箇所に設置部を設け、この設置部に非使用時のサンバイザーを巻回状態で配置させている。そして、サンバイザーを使用する際には、その巻回状態を解除しながらサンバイザーをフロントガラスの内面に沿って引き出せばよいため、サンバイザーの使用状態に拘らず操作部を運転席の上方前部に常時露出させておくことができる。したがって、運転者は運転中であっても顔を正面に向けたままハウジングの各操作体を操作することができ、かつ操作時にサンバイザーが邪魔になることもない。
本発明のオーバーヘッドコンソールモジュールおよびオーバーヘッドコンソールシステムでは、複数の操作体が配設されたハウジングに格納スペースを設け、非使用時のサンバイザーを該格納スペース内に収納・保持したり、自動車の天井部とルーフパネルとの間、あるいは該天井部の段部に、非使用時のサンバイザーを収納・保持しておき、使用時に該サンバイザーをフロントガラスの内面に沿って引き出せるようになっている。したがって、本発明によれば、サンバイザーの使用状態に拘らずハウジングの操作部を運転席の上方前部に常時露出させておくことができ、その結果、運転者は運転中であっても顔を正面に向けたまま該各操作体を安全に操作することができ、操作時にサンバイザーが邪魔になることもない。
実施の形態を図面を参照して説明すると、図1は本発明の実施形態例に係るオーバーヘッドコンソールユニットの外観図、図2は該実施形態例におけるサイドオーバーヘッドコンソールモジュールおよびサンバイザーの取付構造を示す説明図、図3は該サイドオーバーヘッドコンソールモジュールの内部構造とコネクタ接合部を示す断面図、図4は該サイドオーバーヘッドコンソールモジュールのサンバイザー支持機構を示す説明図である。
図1に示すオーバーヘッドコンソールユニットは、自動車の天井部1でフロントガラス2の上縁の近くに取り付けられたセンターオーバーヘッドコンソールモジュール3とサイドオーバーヘッドコンソールモジュール4とによって概略構成されており、図示省略されているが、センターオーバーヘッドコンソールモジュール3はケ−ブルを介して車室外の制御装置と電気的に接続されている。また、図3に示すように、センターオーバーヘッドコンソールモジュール3に設けた第1のコネクタ部31に対して、サイドオーバーヘッドコンソールモジュール4に設けた第2のコネクタ部41が着脱可能であって、両コネクタ部31,41を直結するというコネクタ構造を採用しているため、サイドオーバーヘッドコンソールモジュール4はセンターオーバーヘッドコンソールモジュール3を介して前記制御装置と電気的に接続されている。さらに、運転席側のサンバイザー5がフロントガラス2の内面に沿ってスライド可能であって、このサンバイザー5がサイドオーバーヘッドコンソールモジュール4の内部に収納できるようになっている。なお、図中の符号6は自動車のルーフパネル、7はステアリングホイールを示している。
センターオーバーヘッドコンソールモジュール3は運転席と助手席の間の上方で天井部1に取り付けられており、センターオーバーヘッドコンソールモジュール3の前縁部はフロントガラス2の上縁部と重なり合う位置まで延びている。このセンターオーバーヘッドコンソールモジュール3には、各種の操作体(操作スイッチや操作つまみ)32やミラー33やルームランプ34等が配設されていると共に、扁平箱形のハウジング30の内部に回路基板35や第1のコネクタ部31や図示せぬCCDカメラおよびアンテナ等が配設されている。また、ハウジング30の前端近傍の側部には運転席側に向けて開口36が形成されており、第1のコネクタ部31が開口36内に配置されている。
サイドオーバーヘッドコンソールモジュール4は、センターオーバーヘッドコンソールモジュール3に比べるとかなり小型であり、運転席の上方前部で天井部1に取り付けられている。このサイドオーバーヘッドコンソールモジュール4のハウジング40は自動車の幅方向に沿って延びる横長形状に形成されており、ハウジング40の運転席と対向する面には長手方向に沿って一列に複数の操作体(操作スイッチ)42が配設されている。また、ハウジング40の内部には、回路基板43や第2のコネクタ部41等が配設されていると共に、回路基板43の背面側にサンバイザー5用の格納スペース44が画成されている。図4に示すように、この格納スペース44はフロントガラス2側が長孔状の開口端44aとなっており、格納スペース44内には開口端44aと閉塞端44bとの間で伸縮可能なX字形に連結された一対のサンバイザー支持体45,46が配設されている。なお、サンバイザー支持体45,46は、それぞれ閉塞端44b側の端部がハウジング40に固定されたピボットピン45a,46aによって回動可能に保持されている。また、サンバイザー支持体45,46どうしの連結部分では、一方の支持体45の連結ピン45bが他方の支持体46のガイド孔46bにスライド可能に支持されている。
さらに、サイドオーバーヘッドコンソールモジュール4のハウジング40の一側部には助手席側に向けて開口47が形成されており、第2のコネクタ部41が開口47内に配置されている。この第2のコネクタ部41はセンターオーバーヘッドコンソールモジュール3の第1のコネクタ部31に対して着脱可能であり、図3に示すように、開口36,47どうしを対向させて第2のコネクタ部41を第1のコネクタ部31に挿着させることによって、サイドオーバーヘッドコンソールモジュール4がセンターオーバーヘッドコンソールモジュール3に対して電気的に接続されると共に、サイドオーバーヘッドコンソールモジュール4がセンターオーバーヘッドコンソールモジュール3を介して前記制御装置と電気的に接続されるようになっている。また、こうして第1および第2のコネクタ部31,41どうしを結合させた後、図3に示すようにネジ8を用いてハウジング30,40どうしを固定することによって、サイドオーバーヘッドコンソールモジュール4はセンターオーバーヘッドコンソールモジュール3に対して機械的に強固に結合される。
サンバイザー5はスライド移動可能な板状体からなる。このサンバイザー5には後端側の両隅部にガイドピン51,52が突設されており、これらのガイドピン51,52がサンバイザー支持体45,46の開口端44a側のガイド孔45c,46cにスライド可能に支持されているため、このサンバイザー5をサイドオーバーヘッドコンソールモジュール4の格納スペース44内に出没可能に収納することができる。すなわち、サンバイザー5を使用しないときには、サンバイザー支持体45,46を扁平なX字形に畳んだ状態にしておくことにより、サンバイザー5を格納スペース44内に収納・保持しておくことができる。そして、運転者が日除けのためにフロントガラス2の上部をサンバイザー5で覆いたいときには、図2と図4に示すように、サンバイザー5を格納スペース44内からフロントガラス2の内面に沿って斜め下方へ引き出すことができ、このときサンバイザー支持体45,46のX字形は徐々に扁平ではなくなり、ガイド孔45c,46cが開口端44aに近付いていく。また、使用後にサンバイザー5を再び格納スペース44内へ収納する場合は、サンバイザー5をフロントガラス2の内面に沿って斜め上方へ押し込んでいけばよい。
このように本実施形態例に係るオーバーヘッドコンソールユニットは、サイドオーバーヘッドコンソールモジュール4の第2のコネクタ部41をセンターオーバーヘッドコンソールモジュール3の第1のコネクタ部31に直結して両コンソールモジュール3,4を電気的に接続しており、サイドオーバーヘッドコンソールモジュール4は専用のケ−ブルを配線することなく車室外の制御装置との電気的接続が図れるため、センターオーバーヘッドコンソールモジュール3にサイドオーバーヘッドコンソールモジュール4を追加したシステム構成ではあっても配線作業は煩雑化せず、車室内の美観が損なわれる心配もない。また、互いに対向して配置される第1および第2のコネクタ部31,41どうしを直結するというコンパクトなコネクタ構造を採用しているため、サイドオーバーヘッドコンソールモジュール4を追加してもシステム全体がむやみに大型化する心配はない。そして、このサイドオーバーヘッドコンソールモジュール4は運転席の上方前部に配置されているため、運転者は運転中であっても顔を正面に向けたままサイドオーバーヘッドコンソールモジュール4の各操作体42を安全に操作することができる。なお、これらの操作体42は自動車の幅方向に沿って一列に配設されているので、運転者は片手を横に移動させるだけで各操作体42を容易に操作することができる。
また、本実施形態例に係るオーバーヘッドコンソールユニットにあっては、サイドオーバーヘッドコンソールモジュール4に設けた格納スペース44内に非使用時のサンバイザー5を収納・保持しておくことができ、フロントガラス2の上部を覆う日除けとして使用するときだけサンバイザー5を格納スペース44から斜め下前方へ引き出せばよいため、サンバイザー5の使用状態に拘らずサイドオーバーヘッドコンソールモジュール4の各操作体42を運転席の上方前部に常時露出させておくことができる。つまり、各操作体42が非使用時のサンバイザー5に覆い隠されることがないため、これら操作体42の操作時にサンバイザー5が邪魔にならず、安全性や操作性に配慮したサイドオーバーヘッドコンソールモジュール4となっている。しかも、サイドオーバーヘッドコンソールモジュール4は各操作体42が配設されている操作部の背面側に格納スペース44が設けてあり、この格納スペース44内に板状のサンバイザー5が出没可能に収納されるようにしてあるため、スペースファクタが良好でサイドオーバーヘッドコンソールモジュール4の小型化が図りやすくなっている。
なお、上記実施形態例では、センターオーバーヘッドコンソールモジュール3の第1のコネクタ部31とサイドオーバーヘッドコンソールモジュール4の第2のコネクタ部41とを直結させているが、図5に示すように、一端部が第1のコネクタ部31に接続可能で他端部が第2のコネクタ部41に接続可能な連結コネクタ9を用いてもよい。すなわち、この場合、サイドオーバーヘッドコンソールモジュール4は連結コネクタ9を介してセンターオーバーヘッドコンソールモジュール3と電気的に接続されることになる。
図6は本発明の他の実施形態例におけるサイドオーバーヘッドコンソールシステムの説明図であり、図2に対応する部分には同一符号を付してあるため、重複する説明は適宜省略する。
図6に示す実施形態例では、サイドオーバーヘッドコンソールモジュール4にサンバイザー5用の格納スペースが設けられていないため、このサイドオーバーヘッドコンソールモジュール4は前述した実施形態例におけるサイドオーバーヘッドコンソールに比べて薄型になっている。そして、本実施形態例においては、天井部1のフロントガラス2側の端面に長孔1aを設け、この長孔1aを介して、ルーフパネル6と天井部1との間に板状のサンバイザー5が出没可能に収納できるようになっている。すなわち、本実施形態例では、非使用時のサンバイザー5を自動車のルーフパネル6と天井部1との間に存する隙間10内に収納・保持できるようにすることにより、サイドオーバーヘッドコンソールモジュール4とサンバイザー5との干渉を回避しており、フロントガラス2の上部を覆う日除けとしてサンバイザー5を使用するときには、長孔1aを介してサンバイザー5が隙間10から斜め下前方へ引き出せるようになっている。したがって、本実施形態例においても、サンバイザー5の使用状態に拘らずサイドオーバーヘッドコンソールモジュール4の各操作体42を運転席の上方前部に常時露出させておくことができ、それゆえ運転者は運転中であっても顔を正面に向けたまま各操作体42を安全に操作することができて、操作時にサンバイザー5が邪魔になることもない。
図7は本発明のさらに他の実施形態例におけるサイドオーバーヘッドコンソールシステムの説明図であり、図6に対応する部分には同一符号を付してあるため、重複する説明は適宜省略する。
図7に示す実施形態例では、巻き取り可能なスクリーン状のサンバイザー50を用いているが、サイドオーバーヘッドコンソールモジュール4に該サンバイザー50用の格納スペースが設けられていないため、図6に示す実施形態例と同様に、サイドオーバーヘッドコンソールモジュール4が薄型になっている。そして、本実施形態例においては、天井部1のフロントガラス2側の端部が非使用時のサンバイザー50を巻回状態で配置させるための段部1bとなっており、フロントガラス2の上部を覆う日除けとしてサンバイザー50を使用するときには、巻回状態を解除しながらサンバイザー50が段部1bから斜め下前方へ引き出せるようになっている。したがって、本実施形態例においても、サンバイザー50の使用状態に拘らずサイドオーバーヘッドコンソールモジュール4の各操作体42を運転席の上方前部に常時露出させておくことができ、それゆえ運転者は運転中であっても顔を正面に向けたまま各操作体42を安全に操作することができ、操作時にサンバイザー50が邪魔になることもない。なお、本実施形態例では、非使用時のサンバイザー50を巻回状態で段部1bに露出させているが、かかる巻回状態のサンバイザー50を収納するための格納スペースをサイドオーバーヘッドコンソールモジュール4に設け、非使用時のサンバイザー50が外部からはほとんど見えない構造にしてもよい。
1 天井部
1a 長孔
1b 段部
2 フロントガラス
3 センターオーバーヘッドコンソールモジュール
4 サイドオーバーヘッドコンソールモジュール
5,50 サンバイザー
6 ルーフパネル
7 ステアリングホイール
9 連結コネクタ
10 隙間
31 第1のコネクタ部
41 第2のコネクタ部
42 操作体
44 格納スペース
44a 開口端
44b 閉塞端
45,46 サンバイザー支持体
1a 長孔
1b 段部
2 フロントガラス
3 センターオーバーヘッドコンソールモジュール
4 サイドオーバーヘッドコンソールモジュール
5,50 サンバイザー
6 ルーフパネル
7 ステアリングホイール
9 連結コネクタ
10 隙間
31 第1のコネクタ部
41 第2のコネクタ部
42 操作体
44 格納スペース
44a 開口端
44b 閉塞端
45,46 サンバイザー支持体
Claims (5)
- 複数の操作体が配設された操作部と、サンバイザーを出没可能に収納する格納スペースとを有するハウジングを備え、このハウジングが自動車の天井部のフロントガラス近傍で運転席の上方前部に取り付けられ、前記サンバイザーが前記格納スペースから前記フロントガラスの内面に沿って引き出せるように構成したことを特徴とするオーバーヘッドコンソールモジュール。
- 請求項1の記載において、前記格納スペースが前記操作部の背面側に設けられており、該格納スペース内に板状のサンバイザーを出没可能に収納するようにしたことを特徴とするオーバーヘッドコンソールモジュール。
- 請求項2の記載において、前記格納スペース内に伸縮可能なX字形に連結された一対のサンバイザー支持体を配設すると共に、これらサンバイザー支持体の端部と前記サンバイザーの後端部とをスライド可能に連結し、前記サンバイザー支持体の伸縮動作に伴って前記サンバイザーが前記格納スペースに対して出没動作を行うようにしたことを特徴とするオーバーヘッドコンソールモジュール。
- 複数の操作体が配設された操作部を有するハウジングを自動車の天井部のフロントガラス近傍で運転席の上方前部に取り付け、前記天井部における前記ハウジングの取付箇所よりも前記フロントガラス側に長孔を設けると共に、自動車のルーフパネルと前記天井部との間にサンバイザーを出没可能に収納し、前記サンバイザーを前記長孔から前記フロントガラスの内面に沿って引き出せるようにしたことを特徴とするオーバーヘッドコンソールシステム。
- 複数の操作体が配設された操作部を有するハウジングを自動車の天井部のフロントガラス近傍で運転席の上方前部に取り付けると共に、前記天井部における前記ハウジングの取付箇所よりも前記フロントガラス側に設置部を設け、この設置部に非使用時のサンバイザーを巻回状態で配置し、前記サンバイザーが前記設置部から巻回状態を解除しつつ前記フロントガラスの内面に沿って引き出せるようにしたことを特徴とするオーバーヘッドコンソールシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004218855A JP2006036022A (ja) | 2004-07-27 | 2004-07-27 | オーバーヘッドコンソールモジュールおよびオーバーヘッドコンソールシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004218855A JP2006036022A (ja) | 2004-07-27 | 2004-07-27 | オーバーヘッドコンソールモジュールおよびオーバーヘッドコンソールシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006036022A true JP2006036022A (ja) | 2006-02-09 |
Family
ID=35901479
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004218855A Withdrawn JP2006036022A (ja) | 2004-07-27 | 2004-07-27 | オーバーヘッドコンソールモジュールおよびオーバーヘッドコンソールシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006036022A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008131053A1 (en) * | 2007-04-19 | 2008-10-30 | Johnson Controls Technology Company | Overhead console |
JP2009529459A (ja) * | 2006-03-14 | 2009-08-20 | ベーオーエス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディトゲゼルシャフト | 自動車用のヘッドライナモジュール |
US8103405B2 (en) * | 2007-11-12 | 2012-01-24 | Ford Global Technologies, Llc | Operator control unit for devices in a motor vehicle |
-
2004
- 2004-07-27 JP JP2004218855A patent/JP2006036022A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009529459A (ja) * | 2006-03-14 | 2009-08-20 | ベーオーエス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディトゲゼルシャフト | 自動車用のヘッドライナモジュール |
WO2008131053A1 (en) * | 2007-04-19 | 2008-10-30 | Johnson Controls Technology Company | Overhead console |
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