JP2006035836A - サーマルプリントヘッド及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 平坦性の良い突起を形成し、且つ発熱素子近傍の小熱容量化を可能にし、小型で低消費電力のサーマルプリントヘッドを製造する。
【解決手段】 鏡面状の表面を有し且つ平坦性の良い微小な土手状突起、かまぼこ状の突起及び溝を備えたサーマルプリントヘッドガラス基板31と表面に微細な凹凸34を備えた保持板32への熱伝導を少なくし、サーマルプリントヘッド基板31と保持板32とを接合部の両端を接着剤42にて接着した。接着剤42は保持板32に設けられた溝33によって微細な凹凸34への進入が妨げられる。(図4A)
サーマルプリントヘッド基板31の電極をコモン側の電極も個別電極22bとし異方性導電接着剤35bにて各々個別電極22bをフレキシブル基板36と接続し、フレキシブル基板36の配線電極37bを短絡し共通電極41とする。(図4B)
【選択図】 図4

Description

本発明は、サーマルプリントヘッド及びその製造方法に関する。
サーマルプリントヘッドは、記録素子である発熱素子を多数有するものが比較的簡単に製造できることから、それを使用したプリンターは一度に大きな記録幅にて印刷が可能なため、高速印刷を可能とし業務用に広く採用されている。さらに、機構が簡単なため故障が少なく、小型・軽量化に適しており携帯用にもその用途が広がっている。
図6は従来の代表的なサーマルプリントヘッドの断面図である。平板状のセラミック61に部分グレーズド(焼成)ガラス62が形成された基板が使用されている。発熱素子21にて発熱された熱は保護膜23を通して印字媒体に伝熱される。1印字周期において、印字終了後の部分グレーズドガラス62に残った熱はセラミック61に放散され次の印字周期において発熱素子21に発熱される熱に影響しないような構造になっており、常に一様な印字濃度が得られるように工夫されているという利点はあるが、熱が無効に消費されていることは欠点であり、特に携帯用途ではバッテリーの負荷が大きいことが問題となっている。
このような問題を解決するため、既に本願発明者は図7に示すサーマルプリントヘッドを提案している(特開2004−175085)。0.03mmの厚さのガラス基板に発熱素子21、個別電極22及び共通電極39が形成されている。ガラス基板71は、発熱素子21の位置に半球状の凸部72が形成されるように成型したものである。凸部72はガラス基板の表面側に約0.03mmの高さで突起し、ガラス基板の凸部72の裏面側は凹状をなし空隙73が形成されている。このようにガラス基板上の発熱素子の部位に凸部72を形成したことにより、発熱素子にて発生する熱が効率良く紙などの印字媒体に伝熱される。
一方、ガラス基板71の発熱素子21の裏面側に空隙73が形成されているため、発熱素子21にて発生された熱は空隙74に遮られてサーマルプリントヘッド内部に伝熱されることが少ないため熱効率が良く、図6に示したような従来のセラミック基板61に部分グレーズドガラス62を施した基板を使用したサーマルプリントヘッドと比較して約1/3の印加エネルギーで同等の印字濃度を得ることができる。
また、熱転写効率を上げ低消費電力化を実現することも行われている。図8はその代表例のサーマルプリントヘッドの断面図を示している。図6の一般的なサーマルプリントヘッドと比較してグレーズドガラスの形状のみが異なっている。グレーズドガラス81はガラスペーストをスクリーン印刷し、焼成して形成された後さらに、エッチングにて先端を尖らせている。このため、印字媒体への当たりが良くなり転写効率が上がる。さらに、サーマルプリントヘッドと印字媒体の押さえ圧力を軽減しても安定して良好な印字品質を維持できるため印字媒体の搬送電力を低減できる。
特開2004−175085号公報
しかしながら、図7に示したサーマルプリントヘッドでは、空隙74により熱は遮断されるが、発熱素子21にて発生された熱は熱伝導の良い個別電極22及び共通電極39にて伝熱されガラス基板71、保持板74へと熱放散される。ガラスの熱伝導率は約1W/m・Kで電極材料のアルミニウムは200W/m・Kであり、ガラス基板71の厚みが30μでアルミニウムの個別電極22及び共通電極39の厚みがおよそ0.5μである。熱伝導率×厚みが熱の伝え易さの目安となるが、個別電極22及び共通電極39の方が熱を伝えやすい。よって電極を通して伝熱しており、この無効に消費される熱量を小さくする必要がある。
また、図8に示したサーマルプリントヘッドの部分グレーズドガラス81は厚膜のスクリーン印刷により形成しているため、その先端の高さに数μの不均一な分布が生じ、サーマルプリントヘッドと印字媒体の押し圧に不均一分布が発生し印字濃度のバラツキの原因となっている。この影響を低減するためにある程度サーマルプリントヘッドの押し圧を上げる必要がある。よって、サーマルプリントヘッドの押し圧の低減に限界がある。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、従来以上の低消費電力化を実現し、低価格の携帯用プリンターに適したサーマルプリントヘッドとその製造方法を提供することを目的とする。
課題を解決しようとする手段
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載のサーマルプリントヘッド基板の製造方法は、鏡面状の表面を有する平板状のガラス基板を、エッチングにより、そのガラス基板の表面の一部分を長細い形状に残してその他の部分を削ることにより、そのガラス基板の表面に細長い土手状の突起部を形成する第1工程と、第1工程により表面に土手状の突起部を形成したガラス基板の表面を、エッチングにより、そのガラス基板の土手状の突起部を中心としてその近傍を残してその他の部分を削ることにより、そのガラス基板の表面にかまぼこ状の突起部を形成する第2工程と、第2工程により表面にかまぼこ状の突起部を形成したガラス基板を、そのガラス基板のかまぼこ状の突起部の部位の裏面をエッチングにより削って、ガラス基板の裏面に溝部を形成する第3工程と、を備えたことを特徴とするものである。
また、請求項2に記載のサーマルプリントヘッド基板は、請求項1に記載のサーマルプリントヘッド基板の製造方法により製造されたことを特徴とするものである。
また、請求項3に記載のサーマルプリントヘッドは、請求項2に記載のサーマルプリントヘッド基板の、土手状の突起部上に複数の発熱素子を形成したことを特徴とするものである。
また、請求項4に記載のサーマルプリントヘッドは、請求項3に記載のサーマルプリントヘッド基板の、複数の発熱素子の各々の両側に個別電極を備えたことを特徴とするものである。
また、請求項5に記載のサーマルプリントヘッドは、請求項4に記載のサーマルプリントヘッド基板の、個別電極の厚みを約0.5μとして、前記土手状の突起部の高さより低くなるように形成することにより、前記土手状の突起部上に形成された複数の発熱素子が前記個別電極より印字媒体に近い側に突出させたことを特徴とするものである。
また、請求項6に記載のサーマルプリントヘッドは、請求項5に記載のサーマルプリントヘッド基板の、個別電極を異方性導電接着剤にてフレキシブル基板の2対の配線電極に接続し、配線電極はフレキシブル基板にて短絡され共通電極になっていることを特徴とするものである。
また、請求項7に記載のサーマルプリントヘッドは、請求項6に記載のフレキシブル基板のサーマルプリントヘッド基板上及びその近辺の部位において、フレキシブル基板のポリイミドの厚みを約半分としたことを特徴とするものである。
また、請求項8に記載のサーマルプリントヘッドは、請求項3〜7のいずれかに記載のサーマルプリントヘッド基板を保持板の上面に乗せて接着したサーマルプリントヘッドであって、 保持板の上面の両端をサーマルプリントヘッド基板との接着部とし、保持板の接着部の内側の表面に微細な凹凸を設けるとともに、保持板の上面の両端の接着部とその内側の凹凸部の境界にそれぞれ溝を設けて、接着部に塗布した接着剤の凹凸部への侵入を防止したことを特徴とするものである。
発明の効果
本発明のサーマルプリントヘッドの製造方法によれば、サーマルプリントヘッド用基板としてかまぼこ状突起を備え且つ該かまぼこ状突起の中央に小さな土手状突起を容易に製造することができる。該土手状突起の表面は、鏡面で平坦な形状にすることができる。よって、サーマルプリントと印字媒体の当たりが良好になり、サーマルプリントヘッドの押し圧を低減しても均一な印字濃度が得られる。
本発明のサーマルプリントヘッドによれば、発熱素子が個別電極より前面に出た形状となっているため、発熱素子にて発生された熱は良好に印字媒体に転写される。
本発明のサーマルプリントヘッドによれば、発熱素子近傍とその外部、保持板及びフレキシブル基板との熱伝導が悪い構造となっているため、発熱素子近傍の熱容量が小さくなり、発熱素子で発生された熱はサーマルプリントヘッドの内部で不効率に消費されることを最小に留めることができ、そのほとんどの熱を有効に印刷媒体に使用することができる。
本発明のサーマルプリントヘッドの基板は、鏡面状の表面を有し且つ平坦性の良い平板状のガラス基板の表面の一部を、長細い形状に残し他をエッチングにて削ることにより、土手状の突起部を形成することにより製造されるものである。
また、本発明のサーマルプリントヘッドの基板は、土手状の突起部を中心として土手状突起部をエッチングすることなく、かまぼこ状突起部をエッチングにて形成し、裏面に溝部をエッチングにて形成することにより製造されるものである。
また、本発明のサーマルプリントヘッドは、土手状の突起部上に発熱素子を形成し製造する。
また、本発明のサーマルプリントヘッドは、土手状突起の高さが、個別電極の厚みより高く、発熱素子台形状突起に形成される発熱素子が個別電極より前面に出るように製造する。
本発明のサーマルプリントヘッドの基板の製造方法を上記のように構成したことにより、先端に土手状突起を備えたかまぼこ状の凸部と該凸部の裏面に凹部溝を容易に形成することが可能となる。先端の土手状の突起の表面は鏡面状の表面を有し且つ平坦性の良い平板状のガラス基板の表面そのものであることから、平坦性の良い突起を容易に形成することを可能としている。該突起上に発熱素子が形成されることにより、ヘッドの最前面に位置しかつ平坦性の良いヘッドを作成することを可能としている。
また、本発明のサーマルプリントヘッドは、複数に形成された発熱素子の各々の両側に個別電極を備えており、前記サーマルプリントヘッドの個別電極を異方性導電接着剤にてフレキシブル基板の2対の配線電極部に接続し、配線電極はフレキシブル基板にて短絡され共通電極になっていることにより発熱素子にて発生された熱はフレキシブル基板に放熱されることが少なく、印字媒体へ有効に伝熱されることを可能としている。
また、本発明のサーマルプリントヘッドは、発熱素子近傍内部に空隙を備えたサーマルプリントヘッドにおいて、発熱素子基板とベース基板から構成され、ベース基板の表面に小さな凹凸を設けその両端に接着剤の侵入を防ぐ溝を設けているため、発熱素子にて発生された熱が保持板に放熱されることなくそのほとんどが有効に印字媒体に伝熱される。
本発明の代表的な実施例として、画像プリンター用サーマルプリントヘッドについて、図を参照して説明する。
図1は、本発明の土手状の突起、かまぼこ状突起及び溝を備えたサーマルプリントヘッド基板の構造を示す断面図である。図1Aは、第1工程により土手状の突起12を形成したガラス基板11の断面を示している。鏡面状の表面を有し且つ平坦性の良い平板状のガラス基板11にゴム系のレジストをおよそ150μの幅で長さおよそ50mm形成し、20%濃度のフッ酸でエッチングした。エッチング深さはおよそ2μとし、エッチング時間は20秒である。両サイドにおよそ20μのオーバーエッチングが発生したため、登頂の平坦な部分がおよそ100μで徐々に下に行くほど広がる台形的な断面形状となった。2μの高さの突起12が形成され、その表面(頭頂部)はガラス基板の表面であり、鏡面で且つ平坦性が良く凹凸は0.01μ以下である。ガラス基板は熱膨張の比較的大きなほうけい酸ガラスを採用し、厚み0.1mmを使用した。
図1Bは、第2工程により図1Aのガラス基板にさらに加工を加えたサーマルプリントヘッドの基板の断面を示したものである。ガラス基板11の裏面全体をゴム系レジストで覆い、さらにかまぼこ状突起部13の部位全体にゴム系レジストを形成し、20%のフッ酸にて深さ50μエッチングをおこなった。エッチング時間は8分である。このとき、かまぼこ状突起部13に形成したレジストのエッジよりフッ酸に侵されオーバーエッチングされるため、残った部分がかまぼこ状に中央がエッチングされないため高く(50μ)、端はほとんどエッチングされる。このとき、かまぼこ状突起部13の中央に位置する土手状突起部12は全くエッチングされない。その後、第3工程において基板の表面を全面ゴム系レジストで覆い、裏面は溝14以外の部分と、さらに、溝14の両エッジからおよそ0.25mm溝14側にもゴム系レジストを形成し、フッ酸にて深さ50μエッチングするがオーバーエッチングが発生し中央部が深く、両サイドが浅くなる溝形状が得られる(図3C)。
図2は、ガラス基板に土手状に突起部12とかまぼこ状の突起部13および溝部14を備えたサーマルプリントヘッド基板10に薄膜技術にて発熱素子21、個別電極22および保護膜23を形成したサーマルプリントヘッドの断面を示すものである。発熱素子21としてタンタル系金属薄膜を使用し、その厚みはおよそ0.05μであり、個別電極22としてアルミニウムを使用しておりその厚みはおよそ0.5μである。よって、土手状の突起12の厚みが2μあるのでその上に形成された発熱素子21は個別電極22より印字媒体側に突き出ている構造となっており、印字媒体との当たり及び転写効率が良くなり発熱素子21にて発生された熱は効率よく印字媒体に伝播される。また、直線状の突起12の幅が狭く且つ平坦性が良いため印字媒体との接触が良く、そのためヘッドの押し圧を従来のものと比較し3割以上小さくしても安定した印字濃度が得られる。
本発明の他の実施例として、熱容量を小さくしたサーマルプリントヘッドについて図を参照して説明する。図3は、個別電極22aから熱が外部に伝わりにくい構造となっており、さらにガラス基板31から保持板32に熱が伝わりにくい構造にして発熱素子まわりの熱容量を小さくしている。
図3Aは、サーマルプリントヘッドの断面図を示しており、図3Bは上から見た図であり、発熱素子の数は実際には数百素子以上あるが説明を容易にするため図では4素子としている。発熱素子21で発生された熱は保護膜23を通して印字媒体に有効に使用されるものと、ガラス基板31に伝熱されるもの、個別電極22aとコモン電極39を通して外部に伝熱され無駄に消費されるものがある。発熱素子21の近傍の基板厚みを50μ以下に薄くしガラス基板31への伝熱量を抑えているが、個別電極22aは導電性の良いアルミニウムを使用しているためガラスよりおよそ200倍熱伝導が良く、そのため、個別電極22aを通じて伝熱されている。この熱が外部に伝播しないように、熱伝導の悪い異方性導電接着剤35aにてフレキシブル基板36aの配線電極37aに接続している。異方性導電接着剤35aは接着剤に直径がおよそ4μの金メッキされた粒子が混ぜられており、圧力と熱により金メッキされた粒子がヘッドの個別電極22aとフレキの配線電極36aを点接合させ接着剤を固めさせる。金メッキされた粒子は点在している程度なので、接触面積が小さく端子前面のおよそ1/100となっておりあまり熱が外部に伝播しづらい構造となっている。フレキシブル基板のポリイミド38aの厚みは薄くても25μでありサーマルプリントヘッド基板31のかまぼこ状の突起部の高さが50μであり、その差が25μしかなく、印字媒体にあたることも予想される。本発明ではサーマルプリントヘッド基板31の近辺のポリイミド38aの厚みをおよそ半分にし余裕を持たせている。
また、本発明の一実施例のサーマルプリントヘッドには、サーマルプリントヘッド基板31とフレキシブル基板36および保持板32があるが、保持板32の表面はサンドブラストにて細かくエッチングされているためサーマルプリントヘッド基板31との接触面積が小さくなるように工夫されている。よって、サーマルプリントヘッド基板31から保持板32への熱の伝播が小さくなり、発熱素子21にて発生された熱は保持板32にへの伝熱が小さくなり無効に消費される熱が抑えられる。サーマルプリントヘッド基板31と保持板32は両端を接着剤42で固定している。接着剤を塗布し、貼り合わせるときに接着剤42が保持板32の細かな凹凸34に進入しないよう溝33を設け防いでいる。土手状突起部12及びかまぼこ状突起部13を形成し転写効率を上げることにより、また、発熱素子21の両端の電極を個別にし、異方性導電接着剤35にて接続する、あるいは保持板に32の表面に微小な凹凸を設けることで発熱素子21で発生された熱のほとんどを印字媒体に有効に使用されるようになった。セラミック基板に部分ガラスグレーズされた基板を使用したヘッドと比較して1/4の低消費電力化を実現した。
図4は、図3のサーマルプリントヘッド基板31のコモン電極39を発熱素子21毎に個別電極22bに分け電極の面積をおよそ1/3とし、発熱素子21にて発生された熱の伝播を低減するようにしている。フレキシブル基板36bに異方性導電接着剤35bで接続してからフレキシブル基板36bにて一つに結線し共通電極41としている。発熱素子21にて発生された熱が共通電極41から外部に伝播しにくい構造としている。
図5は、印字媒体がフレキシブル基板36の端に当たり搬送の妨害にならないようにフレキシブル基板の先端とサーマルプリントヘッド基板の間に樹脂51にて埋め印字媒体の搬送の障害にならないようにしたものである。
第1工程により表面に土手状の突起部を形成したガラス基板の断面図(A)、第2工程によりかまぼこ状突起部を形成したガラス基板の断面図(B)、第3工程によりかまぼこ状突起部の部位の裏面に溝部を形成したガラス基板の断面図(C)である。 本発明のサーマルプリトヘッドの発熱素子近傍の断面図である。 本発明のサーマルプリントヘッドの一実施例の断面図(A)、および平面図(B)である。 本発明のサーマルプリントヘッドの他の実施例の断面図(A)、および平面図(B)である。 本発明のサーマルプリントヘッドの他の実施例の断面図である。 従来の一般的なサーマルプリントヘッドの断面図。 改良されたサーマルプリントヘッドの構造の一例を示す断面図。 改良されたサーマルプリントヘッドの構造の他の一例を示す断面図。
符号の説明
10・・・・サーマルプリントヘッド基板
11・・・・ガラス基板
12・・・・土手状の突起部
13・・・・かまぼこ状の突起部
14・・・・溝部(空隙)
21・・・・発熱素子
22・・・・個別電極
23・・・・保護膜
31・・・・サーマルプリントヘッド基板
32・・・・保持板
33・・・・溝
34・・・・凹凸
35・・・・異方性導電接着剤
36・・・・フレキシブル基板
37・・・・配線電極
38・・・・ポリイミド
39・・・・共通電極(サーマルプリントヘッド基板)
41・・・・共通電極(フレキシブル基板)
42・・・・接着剤
51・・・・封止樹脂
61・・・・セラミック基板
62・・・・グレーズドガラス
63・・・・駆動IC
71・・・・曲げ加工されたガラス基板
72・・・・凸部
73・・・・空隙
74・・・・保持板(凹凸なし)
81・・・・突起形成されたグレーズドガラス

Claims (8)

  1. 鏡面状の表面を有する平板状のガラス基板を、エッチングにより、そのガラス基板の表面の一部分を長細い形状に残してその他の部分を削ることにより、そのガラス基板の表面に細長い土手状の突起部を形成する第1工程と、
    第1工程により表面に土手状の突起部を形成したガラス基板の表面を、エッチングにより、そのガラス基板の土手状の突起部を中心としてその近傍を残してその他の部分を削ることにより、そのガラス基板の表面にかまぼこ状の突起部を形成する第2工程と、
    第2工程により表面にかまぼこ状の突起部を形成したガラス基板を、そのガラス基板のかまぼこ状の突起部の部位の裏面をエッチングにより削って、ガラス基板の裏面に溝部を形成する第3工程と、
    を備えたことを特徴とするサーマルプリントヘッド基板の製造方法。
  2. 請求項1に記載のサーマルプリントヘッド基板の製造方法により製造されたことを特徴とするサーマルプリントヘッド基板。
  3. 請求項2に記載のサーマルプリントヘッド基板の、土手状の突起部上に複数の発熱素子を形成したことを特徴とするサーマルプリントヘッド。
  4. 前記サーマルプリントヘッド基板の、複数の発熱素子の各々の両側に個別電極を備えたことを特徴とする、請求項3に記載のサーマルプリントヘッド。
  5. 前記サーマルプリントヘッド基板の、個別電極の厚みを約0.5μとして、前記土手状の突起部の高さより低くなるように形成することにより、前記土手状の突起部上に形成された複数の発熱素子が前記個別電極より印字媒体に近い側に突出させたことを特徴とする、請求項4に記載のサーマルプリントヘッド。
  6. 前記サーマルプリントヘッド基板の、個別電極を異方性導電接着剤にてフレキシブル基板の2対の配線電極に接続し、配線電極はフレキシブル基板にて短絡され共通電極になっていることを特徴とする、請求項5に記載のサーマルプリントヘッド。
  7. 前記フレキシブル基板のサーマルプリントヘッド基板上及びその近辺の部位において、フレキシブル基板のポリイミドの厚みを約半分としたことを特徴とする、請求項6に記載のサーマルプリントヘッド。
  8. 前記サーマルプリントヘッド基板を保持板の上面に乗せて接着したサーマルプリントヘッドであって、
    保持板の上面の両端をサーマルプリントヘッド基板との接着部とし、保持板の接着部の内側の表面に微細な凹凸を設けるとともに、保持板の上面の両端の接着部とその内側の凹凸部の境界にそれぞれ溝を設けて、接着部に塗布した接着剤の凹凸部への侵入を防止したことを特徴とする、請求項3〜7のいずれかに記載のサーマルプリントヘッド。
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