JP2006033153A - ミキサ構成をプログラム可能なディジタルミキサ、ミキサ構成編集装置、及び、ディジタルミキサの制御を行う制御アプリケーションプログラム - Google Patents

ミキサ構成をプログラム可能なディジタルミキサ、ミキサ構成編集装置、及び、ディジタルミキサの制御を行う制御アプリケーションプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】
音響信号処理部をプログラムに従って動作可能なプロセッサを用いて構成し、外部のPCを用いて編集したミキサ構成に基づいて音響信号を処理できるようにしたディジタルミキサにおいて、異なるミキサ構成に対応した異なるデータ構造のパラメータデータセット間であっても、所定の条件下で互換性を持たせることを目的とする。
【解決手段】
ミキサ構成を定義するミキサ構成データとそのミキサ構成データで使用する動作データセットとを読み込み、それらに従う音響信号処理を行うディジタルミキサにおいて、各動作データセット毎にそのデータ構造を示す属性情報を記憶するようにした。これにより、各動作データセットは、それぞれ異なるデータ構造を採ることができる。各動作データセットに属性情報を付しているので、動作データセットを使用する際にデータ構造の変換を行うことができ、動作データセットの汎用性が高まる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、音響信号を処理するミキサ構成をプログラム可能なディジタルミキサ、ミキサ構成編集装置、及び、ディジタルミキサの制御を行う制御アプリケーションプログラムに関する。
従来より、非特許文献1に記載されているようなミキサ構成をカスタムメイドできるディジタルミキサが知られている。これは、音響信号処理部を、プログラムに従って動作可能なプロセッサ(例えば、ディジタル信号処理装置(DSP))を用いて構成し、外部のPC(パーソナルコンピュータ)を用いて作成編集したミキサ構成(信号処理構成)に基づいて音響信号を処理できるようにしたものである。PC上でのミキサ構成の作成編集は、専用のミキサ制御プログラムにより行う。すなわち、PC上でミキサ制御プログラムを動作させてミキサ編集画面を表示し、該画面上で信号処理を行う部品となるコンポーネントを配置し、配置したコンポーネント間を結線でつないで入出力関係を規定して、ミキサ構成を作成編集する。作成したミキサ構成をディジタルミキサに転送して実行することにより、ディジタルミキサはそのミキサ構成の動作を実現する。
このようなディジタルミキサでは、ミキサ構成ごとに複数のシーンデータを利用することができる。シーンデータとは、そのミキサ構成で動作させるときに使用するパラメータのデータセットである。同じミキサ構成でもシーンごとにいろいろなパラメータ値で動作させたい場合があるので、複数のシーンデータを用意し、適宜呼び出してミキサを動作させる。
「DIGITAL MIXING ENGINE DME32 取扱説明書」、ヤマハ株式会社、2001年
ところで、従来技術では、シーンデータはミキサ構成に付随するデータであり、ミキサ構成が異なればシーンデータの構造も異なる。従って、異なるミキサ構成に対応した異なるデータ構造のシーンデータ間では互換性がない。このような互換性がないことにより、種々の場面で不都合が生じる。例えば、現在ミキサエンジンで実行しているミキサ構成をPCのミキサ制御プログラムで少しだけ編集し、編集したミキサ構成を該プログラムからミキサエンジンに転送して動作させることがある。この場合、その編集後のミキサ構成では、編集前のミキサ構成で使用していたシーンを呼び出すことができないという問題がある。また例えば、ミキサエンジンに複数の機種がある場合、一般的には各機種ごとにシーンデータの構造が異なるので、似たようなミキサ構成であっても別の機種のシーンを利用することができないという問題があった。
ミキサ構成を編集したときに、そのミキサ構成に対応するシーンデータの構造を適正に変更して、編集後のミキサ構成でも使用できるようにすることが考えられる。しかし、異なる構造のシーンデータ間では、読出し元のシーンデータのどのパラメータを書込み先のシーンデータのどこに書込めばよいのか、その対応関係が不明であるので、シーンデータの構造の変更は容易ではない。また、シーンメモリには多数のシーンデータが保存されている場合も少なくなく、ミキサ構成の変更に伴ってそれら全てのシーンデータを変更するのでは、データ変更に時間がかかるという問題がある。
この発明は、上記の問題を解決することを目的とし、特に音響信号処理部をプログラムに従って動作可能なプロセッサを用いて構成し、外部のPCを用いて編集したミキサ構成に基づいて音響信号を処理できるようにしたディジタルミキサにおいて、異なるミキサ構成に対応した異なるデータ構造のパラメータデータセット間であっても、所定の条件下で互換性を持たせることができるようにすることを目的とする。
この目的を達成するため、この発明では、ミキサ構成を定義するミキサ構成データとそのミキサ構成データで使用する動作データセットとを読み込み、それらに従う音響信号処理を行うディジタルミキサにおいて、各動作データセット毎に、その動作データセットのデータ構造を示す属性情報(その動作データを記録したときのミキサ構成データに関する情報)を記憶するようにした。すなわち、動作データセット記憶手段中の複数の動作データセットは、それぞれ異なるデータ構造を採ることができる。
処理対象のミキサ構成データが編集されたときは、処理対象であるカレントメモリ中の動作データセットのデータ構造を、編集前のミキサ構成データが示すデータ構造から編集後のミキサ構成データの示すデータ構造に変換する。当該ミキサ構成データが編集されたことにより、当該ミキサ構成データに対応する全ての動作データセットのデータ構造を変換する必要があるが、本発明では、各動作データセットに属性情報を付してあるので、後でデータ構造の変換を行うことができ、従ってミキサ構成データを編集したとしても、該ミキサ構成データに対応する動作データセットのデータ構造をその時点で全て変換する必要はない。
また、本発明では、動作データセットを動作データセット記憶手段からカレントメモリに呼び出すとき(リコールまたはロード時)、その呼び出す動作データセットのデータ構造を、対応する属性情報が示すデータ構造から処理対象のミキサ構成データが示すデータ構造に変換し、変換された動作データセットをカレントメモリに上書きする。
さらに、本発明では、カレントメモリ上の動作データセットを動作データセット記憶手段に保存するとき(ストアまたはセーブ時)、処理対象のミキサ構成データに基づいてカレントメモリ上の動作データセットのデータ構造を示す属性情報を生成し、該属性情報を該動作データセットに付与して動作データセット記憶手段に書き込む。
この発明によれば、ミキサ構成データで定義されるミキサ構成でディジタルミキサを動作させる際に必要な動作データセットに対し、各動作データセットにその動作データセットのデータ構造を示す属性情報を付しているので、種々の場面で動作データセットの互換性が高まる。動作データセットのデータ構造は、その動作データセットを使用するミキサ構成に応じたものであるので、従来技術と課題の欄でも述べたように、従来はミキサ構成の編集などにより動作データセットが使用できなくなる場面が多々あった。しかし、この発明によれば、動作データセットに属性情報を付しているので、動作データセットを使用する際にデータ構造の変換を行うことができ、動作データセットの汎用性が高まる。
特に、本発明に係るディジタルミキサによれば、記憶手段に種々のデータ構成の動作データセットが記憶されており、そのデータ構成が当該ディジタルミキサの音響信号処理のミキサ構成に対応したデータ構成と異なっていても、記憶手段に記憶された動作データセットのデータ構成を、対応する属性情報に基づいてデータ変換してカレントメモリに読み込むことができる。また、音響信号処理部は、選択されたミキサ構成データに対応するミキサ構成の音響処理を行い、それを制御する動作データセットがカレントメモリに記憶されるものである。動作データセット記憶手段に記憶されている複数の動作データセットには、それぞれ、その動作データセットのデータ構成を示す属性情報が付与されているので、動作データセット記憶手段に記憶されている動作データセットのデータ構成がカレントメモリのデータ構造とは異なっていても、その動作データセットをカレントメモリへ呼出すことができる。
また、本発明に係るミキサ構成編集装置及び制御アプリケーションプログラムによれば、選択されたミキサ構成データは編集されると、それに応じてカレントメモリに記憶される動作データセットのデータ構成も変化する。動作データセット記憶手段に記憶されている複数の動作データセットには、それぞれ、その動作データセットのデータ構成を示す属性情報が付与されているので、動作データセット記憶手段に記憶されている動作データセットのデータ構成がカレントメモリのデータ構造とは異なっていても、その動作データセットをカレントメモリへ呼出すことができる。さらに、ミキサ構成データの編集直前にカレントメモリに記憶されていた動作データセットを、編集後のミキサ構成データの動作データセットとして引き継ぐことができる。
以下、図面を用いてこの発明の実施の形態を説明する。
図1は、この発明の一実施形態であるディジタルミキサのエンジンの構成を示す。このエンジン100は、中央処理装置(CPU)101、フラッシュメモリ102、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)103、PC入出力インターフェース(I/O)104、MIDI I/O105、その他I/O106、表示器107、操作子108、波形I/O109、信号処理部(DSP群)110、カスケードI/O111、及びシステムバス120を備える。
中央処理装置(CPU)101は、このミキサ全体の動作を制御する処理装置である。フラッシュメモリ102は、CPU101や信号処理部110のDSPなどが使用する各種のプログラムやデータを格納した不揮発性メモリである。RAM103は、CPU101が実行するプログラムのロード領域やワーク領域に使用する揮発性メモリである。PC I/O104は、外部のパーソナルコンピュータ(以下、PCと言う)130を接続するインターフェース(例えば、LAN、USB、シリアルI/Oなど)である。MIDI I/O105は、各種MIDI機器を接続するインターフェースである。その他I/O106は、その他の機器を接続するためのインタフェースである。表示器107は、このミキサの外部パネル上に設けられた各種の情報を表示するためのディスプレイである。操作子108は、外部パネル上に設けられたユーザが操作するための各種の操作子である。波形I/O109は、外部機器との間で音響信号をやり取りするためのインターフェースであり、例えば、アナログの音響信号を入力してディジタル信号に変換して信号処理部110に渡すA/D(アナログ・ディジタル)変換機能、ディジタルの音響信号を入力して信号処理部110に渡すディジタル信号入力機能、及び信号処理部110から出力されたディジタルの音響信号をアナログの音響信号に変換してサウンドシステムに出力するD/A(ディジタル・アナログ)変換機能などを実現する。信号処理部110は、幾つかのDSP(ディジタル・シグナル・プロセッサ)などからなる。これらのDSPは、CPU101の指示に基づいて各種のマイクロプログラムを実行することにより、波形I/O109経由で入力した波形信号のミキシング処理、効果付与処理、及び音量レベル制御処理などを行い、処理後の波形信号を波形I/O109経由で出力する。カスケードI/O111は、他のディジタルミキサとカスケード接続するためのインターフェースである。カスケード接続することにより、入出力チャンネル数やDSP処理力を増やすことができる。
本ディジタルミキサのエンジン100では、信号処理部110で実現するミキサ構成をカスタムメイドすることができる。そのミキサ構成は、PC130上で動作する所定のミキサ制御プログラム131によりPC130の画面上で作成編集することができる。作成したミキサ構成を複数集めたものをコンフィグレーションと呼ぶ。ミキサ制御プログラム131は、ユーザの画面上での操作指示に応じて、コンフィグレーションをメモリ上にコンフィグデータ132として生成する。コンフィグデータ132は、PC130から書込み可能な任意の記憶装置にファイルとして保存できる。また、PC130側のメモリまたはハードディスクなどの記憶装置上のコンフィグデータの各ミキサ構成は、コンパイル(エンジン100が解釈できる情報に変換すること)した後、エンジン100に転送できる。エンジン100は、PC130から転送されたコンフィグデータをフラッシュメモリ102に格納して保存しておくことができる。所定の操作によりフラッシュメモリ102に格納されたコンフィグデータ中の1つのミキサ構成をカレントとして指定することにより、そのミキサ構成に基づいてエンジン100が動作し、これにより当該ミキサ構成で規定されるミキサが実現する。
ミキサ制御プログラム131は、操作モードとしてオンラインモードとオフラインモードを有する。所定の操作により、それらのモードを切り換えることができる。オフラインモードは、PC130側のみで、コンフィグデータを作成編集するモードである。オンラインモードは、PC130のミキサ制御プログラム131からエンジン100をリアルタイムに制御するモードである。オンラインモードが指定されると、その時点でPC130のRAM上に展開されているコンフィグデータが(コンパイルの後)エンジン100に転送されてフラッシュメモリ102に格納され、これによりPC130とエンジン100とでコンフィグデータが一致する。また、PC130側でカレントとして指定されているミキサ構成の状態(パラメータ設定値など)がエンジン100に送られて、PC130とエンジン100とが完全に同期した状態となり、PC130からエンジン100を制御できるようになる。例えば、PC130のミキサ構成画面上に表示されたコンポーネントがフェーダを備えている場合、あるいは、あるコンポーネントの制御画面がフェーダを備えている場合、オンラインモードでは、そのフェーダをマウスを用いて操作するとその操作はリアルタイムにエンジン100に反映される。オンラインモードでは、PC130側でコンポーネントの構成と結線は変更できない。変更すると自動的にオフラインモードになる。
なお、PC130によりコンフィグデータを作成編集するユーザは、エンドユーザに限らず、業者の場合もある。例えば、ある会場にミキサが設置された場合、その会場に業者が出向いて、そのミキサにPC130を接続し、当該PC130からその会場に合わせたミキサ構成のコンフィグデータを作成編集し、そのコンフィグデータをフラッシュメモリ102に格納する。この場合、ミキサはノンプログラマブル(エンドユーザに対してミキサ構成の作成編集を許可せず、エンドユーザは業者が作り込んだミキサ構成を呼び出して利用するだけ)でもよい。エンドユーザは、パネル上の操作子108を用いてフラッシュメモリ102に格納されたコンフィグデータのミキサ構成を読出し、そのミキサ構成のミキサとして動作させることができるので、動作時にPC130を接続する必要はない。もちろん、PC130を接続し、オンラインモードとして、そのPC130からの操作でミキサを制御することは可能である。
図2(a)は、PC130のミキサ制御プログラム131が使用するP(プリセット)コンポーネントデータ(PCデータ)の構成を示す。Pコンポーネント(以下、単にコンポーネントと言う)は、ミキサ構成をカスタムメイドする際の基本単位部品となるブロックであり、例えば、オートミキサ、コンプレッサ、エフェクト、クロスオーバなどのオーディオプロセッサや、フェーダ、スイッチ、パン、メータなどの個々のパーツのコンポーネントが用意されている。ミキサ制御プログラム131によるミキサ構成の作成編集は、具体的には、PC130のミキサ構成画面上で、コンポーネントを配置して結線することにより行う。コンポーネント間に結線を引くことは、コンポーネント間の信号の入出力関係を定義することに相当する。
図2(a)に示す1つのPCデータは、1つのコンポーネントを規定する定義データであり、ミキサ制御プログラム131がアクセスできる任意の記憶手段に予め格納されている。PCデータはコンポーネントの種類毎に用意される。ここでは種類がNpc個あるものとする。Npc個のPCデータの全体に対して、コンポーネントセットのバージョンが付与されている。
1つのPCデータは、PCヘッダ、PC構成情報、PC処理ルーチン、及び表示編集処理ルーチンからなる。PCヘッダは、コンポーネントID(PC_ID)及びコンポーネントバージョン(PC_Ver)などからなる。PC_IDとPC_VerによりPCデータを特定することができる。PC構成情報は、そのコンポーネントがどのようなエレメントから構成されているかを示す情報(エレメントの順番も含む)であり、そのコンポーネントの制御画面(図4(b)で後述)などの表示データを含む。エレメントとは、コンポーネントを構成する部品に相当する構成要素を言う。さらにPC構成情報は、そのコンポーネントを構成する各エレメント毎のパラメータ項目構成情報(例えば、当該エレメントのパラメータが、単一の値、1次元配列、2次元配列のどのデータ形式であるかを示す配列情報、及び1要素のデータサイズなど)を含む。PC処理ルーチンは、PC構成情報に関する各種の処理を行なうためのプログラムである。ミキサ制御プログラム131がミキサ構成を処理する際には、コンポーネント毎のPC処理ルーチンを利用する。表示編集処理ルーチンは、CFデータを作成編集する際に用いるプログラム群である。
図2(b)は、PC130において、ミキサ制御プログラム131によって処理されるRAM上のコンフィグデータの構造を示す。210がRAM上に展開されたコンフィグデータであり、複数のCFデータ1〜Ncf及びシーンメモリから構成される。このコンフィグデータ210の全体が1ファイルとして任意の記憶装置(例えば、PC内のハードディスクなど)に格納できる。逆に任意の記憶装置から読出したコンフィグデータをPC130のRAM上に210のような形式で展開することができる。CFデータ1〜Ncfにおいて、1〜Ncfの番号をコンフィグ番号(CFナンバ)と呼ぶ。コンフィグ番号によりCFデータ(あるいはそのCFデータが格納されている領域)を指定することができる。カレントポインタは、処理対象のCFデータを指すポインタである。カレントポインタが指すCFデータが、図4(a)で後述するミキサ構成画面に表示される。カレントポインタが指すCFデータを「現コンフィグ」と呼ぶ。
1つのCFデータは、1つのミキサ構成を規定するデータであり、CFヘッダ、PC用CADデータ、及びNps個のプリセットからなる。CFヘッダは、コンフィグID(CF_ID)、コンフィグバージョン(CF_Ver)、及びシステムバージョン(SYS_Ver)などからなる。CF_IDとCF_Verにより、CFデータを特定することができる。PC用CADデータは、当該CFデータのミキサ構成がどのようなコンポーネントをどのように結線して構成したものかを定義するデータであり、そのミキサ構成の構成要素として使用するコンポーネントを指定するデータであるCデータ及びそれらのコンポーネント間を結ぶ結線データからなる。PC用CADデータは、後述する図4(a)のミキサ構成画面などの表示用データも含む。PC用CADデータ内のCデータは、コンポーネントを指定するコンポーネントID(C_ID)、コンポーネントバージョン(C_Ver)、ユニークID(U_ID)、及びその他のデータ(例えば、プロパティなど)などからなる。CデータのC_IDとC_Verとしては、図2(a)のPCデータのPC_IDとPC_Verを指定してコンポーネントを特定する。
上記Cデータ中の「その他のデータ」は、当該Cデータにより特定されるPCデータのバリエーション情報Variを含む。上述したように1つのPCデータはミキサ構成の1つの部品となるコンポーネントを示すものであるが、例えば、オートミキサであれば入力数と出力数について幾つかのバリエーションがあるし、フェーダであればチャンネル数について幾つかのバリエーションがある。従って、C_IDとC_VerによりPCデータが特定されたとしても、実際にそのPCデータのコンポーネントが動作する際には、上記のようなバリエーション情報が指定されている必要がある。CデータはC_IDとC_Verとともにバリエーション情報Variも含むので、それにより特定されるPCデータのコンポーネントは当該バリエーション情報Variに基づいて動作できる。なお、バリエーション情報を指定する必要のないPCデータもあり、そのようなPCデータを指定する場合は、Cデータの「その他のデータ」中にバリエーション情報Variは不要である。
上記Cデータ中のユニークID(U_ID)について説明する。U_IDは、CFデータのミキサ構成を順次編集していく際に(この場合、CF_IDは同じものを引継いでいくようにする)、その系列内においてCデータを特定するためのIDである。例えば、初めにCFデータを新規作成する場合、Cデータを新規追加(コンポーネント追加)する毎に新たなU_IDの値がそのCデータに付けられる。Cデータを削除したときは、そのCデータのU_IDの値は空きとなり、その後、当該CFデータの系列内ではU_IDとして使われることはない。空きのU_IDの値があったとしても、それ以後新規に追加されるCデータに対しては新たなU_IDの値が付けられる。これにより、CFデータのCADデータが編集されていきCデータの追加や削除がなされ、その編集の途中の任意の段階でCFデータが保存されたとしても、その系列(すなわち同CF_IDのCFデータの集まり)内において、U_IDの値が一致するCデータは同じCデータであると判別できる。なお、ここで「同じCデータ」というのは、C_IDとC_Verが同じでバリエーション情報Variが異なるものを含む。
次に、CFデータ中のプリセットについて説明する。1つのCFデータは複数のプリセットを含み(その数は任意である)、それら複数のプリセットをまとめて当該CFデータのライブラリと呼ぶ。プリセット1〜Npsにおいて、1〜Npsの番号をプリセット番号と呼ぶ。プリセット番号によりCFデータ中のプリセット(あるいはそのプリセットが格納されている領域)を特定することができる。プリセットは、それが含まれるCFデータのPC用CADデータのミキサ構成で使用する具体的なパラメータ値の組データを示す。上述したPC用CADデータによって1つのミキサ構成が規定されるが、実際にそのミキサ構成でディジタルミキサが動作する際には各コンポーネントに所定のパラメータを設定する必要がある。例えば、オートミキサであれば入力レベルと出力レベルなど、フェーダであればそのレベルなどのパラメータ値を設定する必要があるということである。プリセットは、そのような各コンポーネントが実際に動作する際に使用するパラメータ値のデータセットである。
1つのプリセットは、ヘッダ及び任意の数のC(コンポーネント)シーンからなる。プリセット中のCシーンの部分をパラメータデータセットと呼ぶ。パラメータデータセットのCシーンの並びの順序は、PC用CADデータ中のCデータの並びと対応している。図では、CデータAで特定されるコンポーネントのパラメータがCシーン3A、CデータBで特定されるコンポーネントのパラメータがCシーン3B、…である。1つのCシーンは、エレメントシーンの並びからなる。各コンポーネントはそれぞれ幾つかのエレメントから構成されているが、Cシーンを構成する各エレメントシーンは、そのコンポーネントを構成する各エレメントにそれぞれ設定するパラメータセットを示す。エレメントシーンの並びは、そのコンポーネント(図2(a)のPCデータ)のPC構成情報により規定される。例えば図2(b)のCFデータ2のプリセット3のCシーン3Bは4つのエレメントシーンE3B1,E3B2,E3B3,E3B4から構成されているが、この構造は、Cシーン3Bのコンポーネント(CデータBで特定されるコンポーネント)のPCデータのPC構成情報により規定される。
各エレメントシーンは、単一の値、1次元配列、または2次元配列の何れかのデータ形式を取る。例えば、エレメントシーンE3B1やE3B4はデータサイズ1の単一のパラメータ値からなるエレメントシーンである。E3B2は、要素数が8の1次元配列からなり、その1要素のデータサイズは16である(要素E3B2[1]は、E3B2[1]1〜E3B2[1]16からなる)。E3B3は、2次元配列のデータ形式を持つエレメントシーンである。各エレメントシーンのデータ形式(配列要素数を含む)と1要素のデータサイズは、対応するPCデータのPC構成情報、及び対応するCデータのその他データとして格納されているバリエーション情報Variにより、規定される。エレメントシーンのデータ構造にバリエーション情報Variが関係するのは、例えば、コンポーネントの1つであるオートミキサであれば、入力数と出力数について幾つかのバリエーションがあるので、そのバリエーションに応じてエレメントシーンのデータ形式(配列要素数を含む)や1要素のデータサイズが決定される、ということである。
以上をまとめると、プリセット中のパラメータデータセットのデータ構造は、
(1)PC用CADデータのCデータの個数と並び順から、Cシーンの個数と並び順が決定され、
(2)各Cシーンのエレメントシーンのデータ構造(エレメントの順番、及び各エレメントシーンのデータ形式(配列要素数を含む)と1要素のデータサイズ)は、対応するPCデータのPC構成情報、及び対応するCデータのその他データとして格納されているバリエーション情報Variにより、決定される、
ことになる。
プリセットのヘッダは、そのプリセットに含まれるコンポーネントの数を示す情報と、コンポーネント毎のヘッダ情報であるCヘッダからなる。例えば、図2(b)のCFデータ2のPC用CADデータは4つのCデータA〜Dで構成されているので、プリセット3のヘッダもそれらの各コンポーネントに対応する4つのCヘッダ3A〜3Dから構成されている。Cヘッダの並びの順序は、PC用CADデータのCデータの並びの順序(すなわちプリセット内のパラメータデータセットのCシーンの順序でもある)に対応している。1つのCヘッダは、コンポーネントID(C_ID)、コンポーネントバージョン(C_Ver)、ユニークID(U_ID)、エレメント数、及び各エレメントシーンのデータサイズと配列情報などを含む。CヘッダのC_ID,C_Ver,U_IDは、対応するCデータに含まれるC_ID,C_Ver,U_IDと同じデータである。エレメント数は、対応するCデータで特定されるコンポーネントのエレメント数を示す。各エレメントシーンのデータサイズと配列情報は、当該コンポーネントの各エレメントシーンの1要素のデータサイズ及びエレメントシーンのデータ形式(配列要素数を含む)を示す。
例えば、Cシーン3Bのコンポーネントは4つのエレメントから構成されているので、対応するCヘッダ3Bの「エレメント数」には「4」が設定される。第1のエレメントシーンE3B1はデータサイズ1の単一のパラメータ値からなるので、Cヘッダ3Bの第1のエレメントシーンのデータサイズは「1」、配列情報は(1,1)と設定される。(1,1)はデータ形式が単一の値であることを示す。第2のエレメントシーンE3B2は、1要素のデータサイズが16である1次元配列で、その要素数は8であるので、Cヘッダ3Bの第2のエレメントシーンのデータサイズは「16」、配列情報は(8,1)と設定される。(8,1)はデータ形式が1次元配列で要素数が8であることを示す。第3のエレメントシーンE3B3は8行2列の2次元配列であるので、Cヘッダ3Bの第3のエレメントシーンの配列情報は(8,2)と設定される。
基本的にプリセット中のパラメータデータセットのデータ構造は上述の(1)(2)の方法で決定される。しかし、各プリセットは上記のようなヘッダを備えているので、このヘッダを見れば、上記(2)の手順は不要である。従って、PCデータのPC構成情報やCデータ中のバリエーション情報Variを参照せずに、プリセット中のパラメータデータセットのデータ構造を取得できる。
次に、シーンメモリについて説明する。シーンメモリにはNs個(個数は任意)のシーン1〜Nsが格納される。1〜Nsの番号をシーン番号と呼ぶ。シーン番号で、各シーンが格納されている領域あるいはその領域に格納されたシーンを特定することができる。1つのシーンは、コンフィグ番号とプリセット番号を備える。ユーザは、シーン番号を指定してシーンを呼び出す(これをシーンのリコールと言う)ことができる。シーンのリコールが指示されると、当該シーンのコンフィグ番号のCFデータが現コンフィグとなるようにカレントポインタがセットされ、当該CFデータが後述するミキサ構成画面(図4(a))に表示され、当該シーンのプリセット番号のプリセットが読み込まれてカレントシーン(図2(c)で後述)にセットされる。逆に、ユーザは、現コンフィグ及び現カレントシーンを、シーン番号を指定してシーンメモリに保存することもできる(これをシーンのストアと言う)。
図2(c)は、PC130においてミキサ制御プログラム131によって処理されるRAM上のその他データの構造を示す。カレントシーンは、現コンフィグのミキサ構成で設定されているパラメータデータセット、すなわち現コンフィグの各コンポーネントの現在のパラメータ値(カレント値)を示す。カレントシーンのアクセスルーチンは、カレントシーンへのアクセス機能を提供するメソッドである。ミキサ制御プログラム131に含まれる各モジュールプログラムがカレントシーンにアクセスする際には、このアクセスルーチンを用いる。プリセットのところで説明したのと同様に、カレントシーンのデータ構造は現コンフィグのPC用CADデータの内容に依存するので、該PC用CADデータに変更があったとき(例えば、新たなコンポーネントの追加や既存のコンポーネントの削除など)には、カレントシーンのデータ構造も変更する必要がある。そのため、カレントシーンを保持する記憶領域はPC130のRAM上に動的に設けるようにし、現コンフィグのPC用CADデータに変更があったときには、新たにそのPC用CADデータの構成に合ったデータ構造のカレントシーンの領域を用意し、またそのカレントシーンのアクセスルーチンを用意し、前のカレントシーンのデータを新たなカレントシーンにコピーする。
図2(c)のエンジン用CADデータ形成バッファは、CFデータをコンパイルしたとき、PC用CADデータからエンジン用CADデータを生成するバッファである。
図3(a)は、ミキサエンジン100内のフラッシュメモリ102に予め格納されているコンポーネントデータ(PCデータ)の構成の一部を示す。ミキサエンジン側のPCデータは、図2(a)に示したPC側のPCデータの構成とほとんど同じであり、図2(a)における説明もそのまま適用できるので、図3(a)では異なる部分のみを示した。すなわち、エンジン100側では、図2(a)の表示編集処理ルーチンの部分が、図3(a)のPCマイクロプログラムに置き換わる。エンジン100では、ミキサ構成画面や制御画面の表示はできないので、その表示編集のための表示編集ルーチンは不要である。その代わり、エンジン100では、エンジン用CADデータのミキサ構成に応じたマイクロプログラムを形成してDSP群に送る必要があるため、図3(a)のような各コンポーネント対応のPCマイクロプログラムが必要である。PCマイクロプログラムは、バリエーション情報Variによって指定される入出力数のバリエーションで使用されるマイクロプログラムが全て用意されている。図示しないが、PC処理ルーチンは、エンジン中で各構成情報を処理するための各種のプログラムであるものとする。
図3(b)は、エンジン100のフラッシュメモリ102上のコンフィグデータの一部を示す。このデータは、図2(b)に示したPC内のコンフィグデータの構成とほとんど同じであり、図2(b)における説明もそのまま適用できるので、図3(b)は異なる部分のみを示した。すなわち、エンジン100側では、図2(b)のPC用CADデータの部分が、図3(b)のエンジン用CADデータに置き換わる。エンジン用CADデータは、ミキサ構成画面で示されるようなミキサ構成を表すデータである点はPC用CADデータと同じだが、エンジン内では表示のためのデータは不要であり、またデータ量を少なくするため、表示データを含まずバイナリ形式で表現されている。エンジン用CADデータは、コンパイルにより図2(c)のエンジン用CADデータ形成バッファ上に生成されたものである。エンジン100側もカレントポインタを有し、カレントポインタが指すCFデータが「現コンフィグ」である。
図3(c)は、エンジン100のRAM103上のその他データを示す。カレントシーンは、エンジン側で、現コンフィグのミキサ構成に設定されているパラメータデータセットであり、図2(c)に示したPC側のカレントシーンと同様のデータである。図2(c)のカレントシーンの説明は、図3(c)のエンジン側のカレントシーンにも適用できるものである。図3(c)では図示していないが、アクセスルーチンを用意する点も同じである。マイクロプログラム形成バッファは、ミキサ構成に応じたマイクロプログラムを形成するために使用するバッファである。カレントポインタが切り換えられると、新たに現コンフィグとなったCFデータのエンジン用CADデータのミキサ構成を実現するマイクロプログラムがマイクロプログラム形成バッファ上に展開され、そのマイクロプログラムが信号処理部110に転送される。これにより、信号処理部110のDSP群は現コンフィグのCADデータのミキサ構成の動作を実現する。また、新たにカレントシーンが読み込まれたとき、あるいはカレントシーンが変更されたときには、自動的に、当該カレントシーンが信号処理部110に転送される。信号処理部110は、転送されたカレントシーンをDSP群の係数メモリに展開する。信号処理部110のDSP群は当該係数メモリの係数を使用して上記転送されたマイクロプログラムを実行し、これにより信号処理部110は、現コンフィグのエンジン用CADデータのミキサ構成で、かつカレントシーンのパラメータデータセットでの動作を実現する。
エンジン100のフラッシュメモリ102に図3(b)で説明したようにコンフィグデータを格納する方法は任意であるが、通常はPC130にてオンラインモードを指定することにより行う。PC130でオンラインモードを指定すると、図2(b)に示したRAM上のコンフィグデータ210の各CFデータがそれぞれコンパイルされてエンジン100に転送され(CADデータは、コンパイルの結果、エンジン用CADデータ形成バッファに形成されたエンジン用CADデータが転送される)、さらにシーンメモリの内容もエンジン100に転送される。エンジン100では、転送されてきたCFデータとシーンメモリの内容を図3(b)で説明したようにフラッシュメモリ102に格納する。これにより、PC130とエンジン100とでコンフィグデータが一致した状態となる。さらに、オンラインモードでは、図2(c)のPC130側のカレントシーンが転送されて、図3(c)のエンジン100のカレントシーンに格納され、そのアクセスルーチンが準備される。以上のようにして、オンラインモードでは、PC130とエンジン100とが完全に同期した状態となり、PC130側のカレントシーンが変更されるとその変更がエンジン100のカレントシーンに反映される。
なお、フラッシュメモリ102は不揮発性であるので、格納されたコンフィグデータはエンジンの電源がオフされても保持される。一旦、コンフィグデータをフラッシュメモリ102に格納した後は、PC130をエンジン100に接続しなくても、エンジン100単独で、シーン番号を指定してシーンを呼び出したり(これによりカレントのミキサ構成(CFデータ)を切り換えることができる)、カレントシーンのパラメータ値を変更したり、カレントのミキサ構成とカレントシーンを任意のシーン番号を指定してそこに保存することができる。
次に、図1〜図3で説明した本実施形態のシステムでミキサ制御プログラム131が動作する際の画面例を説明する。
図4(a)は、ミキサ構成(カレントポインタが指している現コンフィグのCFデータ)の編集画面(CAD画面)の例を示す。このミキサ構成画面400では、現コンフィグのCFデータに基づいて、構成要素であるコンポーネントが配置され、各コンポーネント間が入出力関係を規定する結線で結ばれている。401,402は、このミキサ構成への入力端子を表す要素である。406は、このミキサ構成からの出力端子を表す要素である。403〜404は、それぞれコンポーネントを示す。これらのコンポーネントは、現コンフィグのCFデータのPC用CADデータのCデータ(図2(b))で特定されるコンポーネントであり、それぞれ図2(a)のPCデータに対応している。
ユーザは、このようなミキサ構成画面上で所定の操作(メニュー選択や右クリックなど)を行うことにより、コンフィグデータに対して以下のような編集操作を行うことができる。
指定したコンフィグデータのファイルを開くことができる。開かれたコンフィグデータが、図2(b)の210に示すようにRAM上に展開される。RAM上に展開されているコンフィグデータを、任意のファイル名で保存することができる。RAM上に展開されているコンフィグデータに対して、シーンのリコールなどにより現コンフィグを切り換えることができる。その場合、ミキサ構成画面は、新たに現コンフィグとなったCFデータのミキサ構成を示す画面に切り換わる。
ユーザは、ミキサ構成画面上で、各種のコンポーネントを呼び出して配置し結線を行うことができる。呼び出すことができるコンポーネントは、当該PC130の記憶装置に記憶されている図2(a)のPCデータのコンポーネントである。ミキサ構成画面上のコンポーネントの削除、結線の削除や変更などの編集も可能である。これらの操作は、現コンフィグのCFデータに反映される。なお、新規作成したCFデータには新たなCF_IDが付けられる。既存のCFデータを元にして(必要に応じて編集を施し)別のコンフィグ番号のCFデータとして書込むこともでき、その場合は、CF_IDは同じとし、カウントアップされたCF_Verが付けられる。
また、ユーザは、ミキサ構成画面に表示されている現コンフィグのCFデータのコンパイルを指示することができる。407は、このミキサ構成がコンパイルされていないことを示すメッセージである。コンパイルが実行されると、メッセージ407は、Compiledとなる。またミキサ構成画面でオンラインモードとオフラインモードの切換えを行うことができる。
図4(b)は、コンポーネントの制御画面の例を示す。この制御画面410は、図4(a)のミキサ構成画面400で何れかのコンポーネントをダブルクリックしたり、右クリックで「制御画面を開く」を選択することにより、表示される。コンポーネントの制御画面410は、当該コンポーネントの各種のパラメータ項目の値を設定変更するための操作子412や、現時点のパラメータ値を表示するためのメータやグラフなどの表示要素411,413などを備えている。操作子(つまみ)412を操作することにより、そのパラメータ値を変更することができる。制御画面におけるパラメータ値の変更は、図2(c)のカレントシーンに反映される。また、オンラインモードのときは、図3(c)のエンジン100のカレントシーンにも反映される。
さらに、図4(a)のミキサ構成画面において、シーン番号を指定してシーンをリコールまたはストアすることができる。シーンのリコールが指示されると、当該シーンのコンフィグ番号のCFデータが現コンフィグとなり、そのミキサ構成画面が表示される。また、当該シーンのプリセット番号のプリセットが読み込まれてカレントシーンにセットされる。なお、本実施形態では、シーンのリコールによって現コンフィグの切り換えを行うものとする。ユーザはコンフィグ番号などで直接CFデータを指定してそのCFデータを現コンフィグに設定することはできない。ただし、コンフィグ番号によって現コンフィグのCFデータを切り換える機能をユーザに解放してもよい。その場合は、各CFデータ毎にカレントシーンのバックアップ領域を用意しておき、例えば第1CFデータから第2CFデータに現コンフィグが切り換えられたら、切り換える前のカレントシーンを第1CFデータに対応するバックアップ領域に退避し、第2CFデータに対応するバックアップ領域のデータをカレントシーンに読み込むようにする。
次に、本実施形態のミキサ制御プログラム131による動作を説明する。
図5(a)は、図4(a)のようなミキサ構成画面上で所定の操作により新たにコンポーネントを呼び出して画面上に配置する操作を行ったときの処理の流れを示す。呼び出されたコンポーネントはC_IDにより特定される。なお、厳密に言えばコンポーネントはC_IDとC_Verで特定されるが、ここでは1台のPC130には同じC_IDで別バージョン(C_Ver)のPCデータを持たないことを仮定し、C_IDのみでコンポーネントを特定できるものとして説明する。コンポーネントを呼び出すときには、例えば入力ch数や出力ch数などのバリエーション情報Variも指定するものとする。もちろん、バリエーション情報Variを指定する必要のないコンポーネントではVariの指定はない。
ステップ501で、現コンフィグのPC用CADデータに、呼び出されたコンポーネントを特定するCデータを追加する。このとき新たにU_IDを付与するものとし、バリエーション情報Variが指定されている場合は、それも当該Cデータ中に含める。ステップ502で、PC用CADデータの各コンポーネントに対応する新カレントシーンの領域を確保する。ステップ503で、当該PC用CADデータに基づいて新カレントシーンのアクセスルーチンを構成する。上述したようにカレントシーンのデータ構造は、現コンフィグのPC用CADデータに依存するため、各プログラムモジュールがそのデータ構造を意識しなくてもカレントシーンにアクセスできるようにアクセスルーチンを準備しておくものである。次に、ステップ504で、旧カレントシーンのデータを新カレントシーンに異コンフィグ間コピーする。コンポーネントを新たに追加する前と後とでPC用CADデータのデータ構造が異なるため、旧カレントシーンから新カレントシーンへのコピーは異コンフィグ間コピーとなる。異コンフィグ間コピーについては、後に詳しく説明する。
上記では新たにコンポーネントを呼び出す例を説明したが、コンポーネントを削除する場合も同様の手順で行えばよい。
図5(b)は、ミキサ構成画面上で所定の操作により結線を編集したときの処理の流れを示す。ステップ511で、結線変更の操作指示に基づいて、現コンフィグのPC用CADデータ中の結線データを変更する。
なお、オンラインモードにあるときに、PC130でCADデータの編集(例えば、図5(a)や図5(b))を行うと、PC130のCADデータとエンジン100のCADデータの内容が同期の取れていない状態(非同期)になるため、自動的にオフラインモードに移行するものとする。
図5(c)は、ミキサ構成画面でコンパイルが指示されたときの処理の流れを示す。ステップ521で、現コンフィグのPC用CADデータをコンパイルする。これにより、現コンフィグのPC用CADデータに対応するエンジン用CADデータが、図2(c)に示したエンジン用CADデータ形成バッファに生成される。なお、コンパイルは、ミキサ構成画面上で作成したPC用CADデータのエラーチェックのために行うものであり、エラーがあれば、エラーメッセージを表示してユーザに知らせるものとする。コンパイルによりエンジン用CADデータ形成バッファ上に生成したエンジン用CADデータは使用しない。コンパイルにより生成したエンジン用CADデータをエンジン100に転送するのは、次の図6(a)のオンラインモードの処理による。また、念のために、ステップ521の後に図5(a)のステップ502〜504と同様の処理を行ってもよい。
図6(a)は、ミキサ構成画面でオンラインモードが指示されたときの処理の流れを示す。ステップ601で、図2(b)の210に示したようにRAM上に展開されている各CFデータについて、PC用CADデータを順番に全てコンパイルし、ミキサエンジン100に転送する。ステップ602で、各CFデータ(コンフィグ)のライブラリをエンジンに転送する。ステップ603で、カレントシーン(必要ならエンジン100が解釈できるデータ形式に変換する)をエンジン100に転送する。ステップ604で、コンフィグデータ210内のシーンメモリをエンジン100に転送する。ステップ605では、PC130とエンジン100とで転送したデータの一致を確認し、確認できたらPC130およびミキサエンジン100をオンライン状態へ移行する。なお、エンジン100は、ステップ601,602,604で転送されたコンパイル済みのデータをフラッシュメモリ102にコンフィグデータ(図3(b))として格納し、ステップ603で転送されたカレントシーンをRAM103内に設定して(図3(c))そのアクセスルーチンを準備する。
図6(b)は、図4(b)で説明したようなコンポーネントの制御画面上でつまみ操作が行われたときの処理の手順を示す。ステップ611で現在オンラインモードであるときは、ステップ612で、そのつまみ操作に応じたつまみ操作イベントをミキサエンジン100に送出する。ステップ613で、カレントシーン中の当該コンポーネントの当該つまみに対応するパラメータ値を変更する。なお、制御画面上の他の操作子の操作が行われた場合も同様に処理すればよい。
図6(c)は、ステップ612で送られたつまみ操作イベントを受信したミキサエンジン100側の処理を示す。ステップ621で、エンジン側のカレントシーン中の当該コンポーネントの当該つまみに対応するパラメータ値を変更する。ステップ622で、該パラメータをDSP110に送り、DSP110が該パラメータに応じて動作するように制御する。他の操作子の操作イベントの場合も同様である。
図7(a)は、図4(a)のようなミキサ構成画面においてシーンのストアが指示されたときの処理手順を示す。シーンのストアは、現時点のミキサ構成画面上のミキサ構成(現コンフィグ)及び設定されているパラメータ群(カレントシーン)を、1つのシーンとして、シーンメモリに保存するものである。ここではシーンj(シーンメモリ中のシーン番号がjの領域)に保存する指示が為されたとする。
ステップ701で、シーンjに現コンフィグのコンフィグ番号を保存する。なお、後のステップ704で使用するために、ステップ701を実行する前のシーンjが、何もコンフィグ番号が格納されていない状態か、あるいは格納されている状態かの区別、及び、格納されているならそのコンフィグ番号をバックアップしておく。ステップ702で現在オンラインモードであるときは、ステップ703で、エンジン100にシーンjの保存命令を送出する。これにより、エンジン100側でも本処理と同様のシーンのストアが実行される。ステップ704で、指示されたシーンのストアが、新規シーンの保存か、または異コンフィグ間での保存かを判定する。「新規シーンの保存」とは、ステップ701を実行する前の状態において、保存先のシーンjの領域に未だ何も保存されていなかった場合を言う。「異コンフィグ間での保存」とは、ステップ701を実行する前の状態において、保存先のシーンjの領域に既にシーンデータが保存されており、かつ、そこに保存されていたコンフィグ番号とステップ701で書込んだコンフィグ番号とが異なる場合を言う。ステップ704の判定でYESの場合は、ステップ705で現コンフィグのライブラリに新規プリセットの領域を作成し、ステップ706でシーンjにその新規プリセットを示すプリセット番号を保存する。ステップ704の判定でNOの場合は、シーンjに既に保存されていたコンフィグ番号とステップ701で書込んだコンフィグ番号とが同じということであるから、シーンjに既に保存されているプリセット番号はそのままとしてステップ707に進む(プリセットの上書きとなる)。
ステップ707では、現コンフィグのPC用CADデータに基づいてプリセットのヘッダを生成する。このとき、ヘッダ中のコンポーネント数は、PC用CADデータ中のCデータの数とする。ヘッダ中のCヘッダの並びは、PC用CADデータ中のCデータの並び順に応じて決定する。各CヘッダのC_ID,C_Ver,U_IDは、対応するCデータに含まれるC_ID,C_Ver,U_IDと同じとする。エレメント数及び各エレメントシーンのデータサイズと配列情報は、当該コンポーネントのPCデータのPC構成情報と、対応するCデータ中のバリエーション情報Variとから、決定する。次に、ステップ708で、カレントシーンに該ヘッダを付与して、現コンフィグのライブラリのシーンjのプリセット番号が示すプリセットに保存する。
図7(b)は、図4(a)のようなミキサ構成画面においてシーンのリコールが指示されたときの処理手順を示す。ここではシーンjから呼び出す指示が為されたとする。
ステップ711で現在オンラインモードであるときは、ステップ712で、エンジン100にシーンjの呼出命令を送出する。これにより、エンジン100側でも本処理と同様のシーンのリコールが実行される。ステップ713では、シーンjのコンフィグ番号を読出す。次にステップ714で、読出したコンフィグ番号が現コンフィグのコンフィグ番号と異なるか否か判定する。異なるときは、ステップ715で、カレントポインタを設定変更して前記読出したコンフィグ番号のCFデータが現コンフィグになるようにし(ミキサ構成画面も変更する)、その現コンフィグのPC用CADデータに合ったデータ構造の新たなカレントシーンの領域を用意し、当該カレントシーンのアクセスルーチンを準備する。ステップ714で同じコンフィグ番号のときは、カレントポインタは変更せずに、カレントシーンだけ変更すればよいから、そのままステップ716に進む。ステップ716では、現コンフィグのライブラリからシーンjのプリセット番号が示すプリセットを読出してカレントシーンに書込む。この処理において、読出し元のプリセットのデータ構造は、そのヘッダを参照して特定することができる。また、書込み先のカレントシーンについては、そのデータ構造に沿ったアクセスルーチンを準備してある。従って、プリセットの動作データセットを、そのヘッダ情報が示すデータ構造から現コンフィグのCADデータに対応したデータ構造に変換しつつ、カレントシーンに設定できる。
図8は、ステップ716のカレントシーンへの書込みの処理手順を示す。前提として、現コンフィグのコンフィグ番号と、読出すべきプリセット番号が与えられている。ステップ801で、現コンフィグのCF_IDを取り込む。ステップ802で、取り込んだCF_IDと書込み先のカレントシーンに対応するCF_IDとを比較する。カレントシーンは現コンフィグのパラメータデータセットを格納しているので、カレントシーンに対応するCF_IDとは現コンフィグのCF_IDそのものであり、ステップ802では必ずYESに進む。なお、ステップ802は、図8の処理を一般化する場合に意味を持つものであり、これについては後述する。
ステップ803でカレントシーンをプロテクトし、他の処理から書込むことができないようにする。ステップ804で最初のU_IDのコンポーネントを準備する。これは、読出し元のプリセットのヘッダを参照してU_ID=1のCシーンを求め、書込み先のカレントシーンに対応するCFデータ(現コンフィグ)のPC用CADデータからU_ID=1のコンポーネントを求め、カレントシーン内の当該コンポーネントに対応するCシーンを求める処理である。なお、図2(b)のU_IDの説明からも分かるように、CF_IDが一致している2つのコンフィグ間ではU_IDが一致しているコンポーネント同士が対応しており、そこで本処理では、U_IDをカウントアップしながら対応するコンポーネント間のCシーンのコピーを順に行うようにしている。
次にステップ805で、読出し元のプリセット側で準備したCシーンのC_ID(対応するCヘッダから取得する)と書込み先のカレントシーン内のCシーンのC_ID(PC用CADデータのCデータから取得する)とを比較する。一致していたら、ステップ806〜809で、上記読出し元のプリセット側で準備したCシーンから上記書込み先のカレントシーン内のCシーンへとパラメータデータを読出し及び書込む処理を行う。すなわち、ステップ806で最初のエレメントを準備し、ステップ807でそのエレメントシーンの読出し及び書込み処理を行い、ステップ808で次のエレメントを準備し、エレメントがあればステップ809から807に戻る。全てのエレメントについてコピーしたらステップ809に進む。
ステップ810では、ステップ804と同様にして、次のU_IDのコンポーネントを準備する。当該U_IDのコンポーネントがあればステップ805に戻って処理を続ける。コンポーネントがないときは、ステップ812でカレントシーンのプロテクトを解除し、ステップ813で書込みできなかったコンポーネントやエレメントを表示して、処理を終了する。
上記ステップ807において、一般的には読出し元のエレメントシーンと書込み先のエレメントシーンとでデータ構造が一致しているとは限らない。CF_ID、U_ID及びC_IDがそれぞれ一致しているので、両エレメントシーンでデータ形式(単一値か一次元配列か二次元配列か)が一致していることは保証される。ただし、配列要素数と1要素のデータサイズは変更されている可能性がある。読出し元あるいは書込み先のエレメントシーンのデータ構造(配列要素数と1要素のデータサイズ)は、そのエレメントシーンがプリセット内データであればヘッダを参照することにより分かり、カレントシーンであればPCデータのPC構成情報やバリエーション情報Variから求めることができる。従って、ステップ807では、データ構造の変換も行いつつパラメータデータセットのコピーを行うことができる。なお、カレントシーンのアクセスルーチンを構築する際に、PC構成情報やバリエーション情報Variを参照して、具体的な配列要素数や1要素のデータサイズまで意識したアクセスルーチンを構築しておけば、カレントシーンにアクセスするときにPC構成情報やバリエーション情報Variを参照せずに済ますことも可能である。
上記図8は、ステップ716の詳細な手順として説明したが、一般化して任意の2つのパラメータデータセット間のデータコピーにも適用できる。例えば、任意の2つのプリセット間、あるいは図5(a)のステップ504や図5(c)のステップ524の異コンフィグ間でのパラメータデータセットのコピーは、図8と同様の手順で行えばよい。一般化した場合は、ステップ802でCF_IDの一致をチェックする意味がある。CF_IDが一致していれば、U_IDで対応するコンポーネントが把握できるので、それら対応するコンポーネント間ではパラメータデータセットをコピーできる。
図9は、ステップ807におけるエレメントシーンの書込み処理の例を示す。上述したようにこのエレメントシーンの書込みでは、エレメントシーンのデータ形式については一致するが、配列要素数と1要素のデータサイズが異なる可能性がある。これらの相違に応じた書込みのルールは、以下のとおりである。
図9(a)は、エレメントシーンが単一の値から成る場合である。901は書込むデータEx、902は書込み先のデータEoを示す。エレメントシーンの書込み処理により、903に示すように、書込み先のデータがExに書き替わる。
図9(b)は、エレメントシーンのデータ形式が一次元配列の場合である。911は書込むエレメントシーンのデータを示す。このデータの要素数は4である。書込み先のエレメントシーン912の要素数が6のとき、書込み処理により、913に示すように書込み先のエレメントシーンの先頭から4番目の要素までが書込むデータE[1]xからE[4]xに書き替わる。元からあるE[5]oとE[6]oは変化しない。一方、書込み先のエレメントシーン914の要素数が2のときは、915に示すように2つの要素が書き替わり、E[3]xとE[4]xは無視される。
図9(c)は、エレメントシーンのデータ形式が二次元配列の場合である。書込むエレメントシーンのデータ921は、行要素数が4、列要素数が3の形式である。書込み先のエレメントシーン922は、行要素数が6、列要素数が2である。書込み処理により、923に示すように、重なる部分のみが書き替えられ、その他は無視される。
以上のように、エレメントシーンが配列であるときは、書込み元と書込み先とで、要素の添字が一致する要素は書き替え、書込み元のみに存在する添字の要素は無視し、書込み先のみに存在する添字の要素はそのままとされる。
図9(d)は、1要素のデータサイズに関し書込み先領域が書込み元より大きい場合である。書込むデータEx931に対し書込み先領域932が大きいので、933に示すようにデータExがサイズアップされて書込まれる。図9(e)は、1要素のデータサイズに関し書込み先領域が書込み元より小さい場合である。書込むデータEx941に対し書込み先領域942が小さいので、943に示すようにデータExがサイズダウンされて書込まれる。
なお、エンジン100側でシーンのストアやリコールを行う場合も、上記図7から図9で説明したのと同様に処理しているものである。
上記実施形態によれば、各プリセットにヘッダを設けてC_IDや各エレメントのデータ形式の情報などを保持しているので、PCデータのPC構成情報及びCFデータ中のバリエーション情報Variを参照しなくても、ヘッダを参照するだけで、プリセット中のCシーンのデータ構造は取得できる。従って、PC用CADデータの変更に応じてプリセットのデータ構造も変更する必要が生じたとしても、直ぐにそれを行う必要はない。例えば、CADデータに新たにコンポーネントを追加したり既存のコンポーネントを削除した場合や、CADデータ中のあるコンポーネントのバリエーション情報(例えば入力数や出力数など)を変更した場合、関連するプリセットのデータ構造を変更する必要があるが、直ぐにそれを行う必要はない。プリセットのデータが必要になったタイミング、例えばシーンリコールでプリセットを読出すときなどに、読出し元と書込み先とでCF_IDの一致を確認し、U_IDが一致するコンポーネント同士でパラメータデータセットのコピーを行えばよい。この際、プリセットのヘッダから、当該プリセット内のデータ構造が分かるので、他のデータを参照せずに、当該プリセットを再利用できる。
なお、ヘッダは、対応するCADデータに含まれる各コンポーネントに関する情報を保持するようにすればよいが、例えば、以下のような情報でもよい。
(例1)U_ID、C_ID
(例2a)U_ID、C_ID、C_Ver
(例2b)U_ID、C_ID、コンポーネントの各エレメントのデータサイズ
(例3a)U_ID、C_ID、バリエーション情報Vari
(例3b)U_ID、C_ID、コンポーネントの各エレメントの配列情報
(例4a)U_ID、C_ID、C_Ver、Vari
(例4b)U_ID、C_ID、コンポーネントの各エレメントのデータサイズと配列情報
上記実施形態は上記(例4b)に相当する。上記(例1)のように、ヘッダには少なくともU_IDとC_IDを含めれば意味がある。コンポーネント間の対応関係が分かるからである。
C_VerとVariは、それぞれプリセットの汎用性を高めるために付与されているのであって、ヘッダに必須の要素ではない。すなわち、C_Verを加えることにより、コンポーネントをバージョンアップした場合でも、同じC_IDを付与してバージョン前のコンポーネントのプリセットを利用することができる。また、Variを加えることにより、基本構成が同じで規模だけが異なるコンポーネントを同じC_IDで管理することができ、異なる規模のコンポーネントでプリセットを相互利用することができる。
また、各エレメントのサイズ&配列情報は、C_VerやVariの代わりに使用できるデータである。「コンポーネントバージョンを変えるとき、各エレメントのプリセットを追加のみ可で、既にあるプリセットの変更や削除は不可」というルールを設けることにより、エレメントのサイズはバージョンの代わりになる。また、エレメントの配列情報は、そのままVariが示すコンポーネントの規模に対応する。
ヘッダにC_VerやVariを記憶する場合、プリセットのアクセス時にそのC_VerやVariでPCデータを参照してエレメントのサイズや配列情報を得なければならないが、エレメントのサイズ&配列を記憶していれば、プリセットのアクセス時にそのままパラメータとして使用できる。
プリセットは、何らかのCADデータに対応するデータ構造をもった動作データの組であればよく、必ずしもシーンメモリに記憶されるシーンには限定さない。例えば、各ミキサエンジンのライブラリのプリセットデータ(各ミキサエンジンで実行するCADデータに対応したデータ構造を有する)や、カスタムコンポーネントのライブラリのプリセットデータ(カスタムコンポーネントのCADデータに対応したデータ構造を有する)であってもよい。カスタムコンポーネントとは、複数のプリセットコンポーネント(本実施形態におけるPCデータで特定されるコンポーネント)を組合わせて1つのコンポーネントとして取扱うことができるようにしたものである。
この発明の一実施形態であるディジタルミキサのエンジンの構成図 PC上の各種データの構成図 エンジン上の各種データの構成図 ミキサ構成画面と制御画面の例を示す図 新たにコンポーネントを配置した場合の処理などのフローチャート図 オンライン指示イベント処理などのフローチャート図 シーンリコール処理及びストア処理のフローチャート図 カレントシーンへの書込み処理のフローチャート図 エレメントシーンの書込み処理の例を示す図
符号の説明
100…エンジン、101…CPU、102…フラッシュメモリ、103…RAM、104…PC I/O、105…MIDI I/O、106…その他I/O、107…表示器、108…操作子、109…波形I/O、110…信号処理部(DSP群)、111…カスケードI/O、120…システムバス、130…パーソナルコンピュータ(PC)、131…ミキサ制御プログラム、132…コンフィグ(CF)データ。

Claims (11)

  1. プログラムに従って動作可能なプロセッサを用いて音響信号処理部を構成し、所定のミキサ構成データに応じたプログラムを前記音響信号処理部で動作させることにより、該ミキサ構成の音響信号処理動作を実現するディジタルミキサであって、
    前記ミキサ構成データに対応するデータ構造の動作データセットを記憶するカレントメモリと、
    前記カレントメモリに記憶された動作データセットに基づいて前記音響信号処理部の音響信号処理動作を制御する手段と、
    複数の動作データセットを、それぞれ、その動作データセットのデータ構造を示す属性情報とともに、記憶する動作データセット記憶手段と、
    前記動作データセット記憶手段の記憶する前記複数の動作データセットの1つを選択する手段と、
    選択された動作データセットを、当該動作データセットに対応する属性情報の示すデータ構造から、前記ミキサ構成データに対応するデータ構造に変換し、前記カレントメモリに呼出す手段と
    を備えたことを特徴とするディジタルミキサ。
  2. プログラムに従って動作可能なプロセッサを用いて音響信号処理部を構成し、所定のミキサ構成に応じたプログラムを前記音響信号処理部で動作させることにより、該ミキサ構成の音響信号処理動作を実現するディジタルミキサであって、
    前記ミキサ構成を規定するミキサ構成データを複数記憶するミキサ構成データ記憶手段と、
    前記複数のミキサ構成データの1つを選択する手段と、
    選択されたミキサ構成データに対応するデータ構造の動作データセットを記憶するカレントメモリと、
    前記選択されたミキサ構成に準じたデータ構造を持ち該ミキサ構成の音響信号処理に用いる動作データセットを、該動作データセットのデータ構造を示す属性情報とともに、複数記憶する動作データセット記憶手段と、
    前記複数の動作データセットの1つを選択する手段と、
    前記選択された動作データセットを、該動作データセットの属性情報の示すデータ構造から、前記選択されたミキサ構成データに対応するデータ構造に、変換して、カレントメモリに呼出す手段と、
    前記選択されたミキサ構成データに応じたプログラムを前記音響信号処理部に供給し、該ミキサ構成データに対応するミキサ構成の音響処理動作を行わせる手段と、
    前記カレントメモリ上の動作データセットを、前記音響信号処理部に対し、当該音響信号処理部で実行している前記音響処理動作を制御するデータとして供給する手段と
    を備えたことを特徴とするディジタルミキサ。
  3. 請求項2に記載のディジタルミキサにおいて、
    前記カレントメモリ上の動作データセットを編集する手段と、
    前記カレントメモリ上の動作データセットを、前記選択されたミキサ構成に対応するデータ構造を示す属性情報を付して、前記動作データセット記憶手段に書込む手段と
    を、さらに備えたことを特徴とするディジタルミキサ。
  4. プログラムに従って動作可能なプロセッサを用いて音響信号処理部を構成し、所定のミキサ構成に応じたプログラムを前記音響信号処理部で動作させることにより、該ミキサ構成の音響信号処理動作を実現するディジタルミキサにおいて使用するデータを編集するミキサ構成編集装置であって、
    前記ミキサ構成を定義するミキサ構成データを複数記憶するミキサ構成データ記憶手段と、
    前記複数のミキサ構成データの1つを処理対象として選択する手段と、
    選択されたミキサ構成データに対応するデータ構造の動作データセットを記憶するカレントメモリと、
    前記選択されたミキサ構成に準じたデータ構造を持ち該ミキサ構成の音響信号処理に用いる動作データセットを、該動作データセットのデータ構造を示す属性情報とともに、複数記憶する動作データセット記憶手段と、
    前記複数の動作データセットの1つを処理対象として選択する手段と、
    前記選択された動作データセットを、該動作データセットの属性情報の示すデータ構造から、前記選択されたミキサ構成に対応するデータ構造に、変換して、カレントメモリに呼出す手段と、
    前記選択されたミキサ構成データを編集する手段と、
    前記カレントメモリ上の動作データセットを編集する手段と
    を備えたことを特徴とするミキサ構成編集装置。
  5. 請求項4に記載のミキサ構成編集装置において、さらに、
    前記選択されたミキサ構成データが編集されたとき、前記カレントメモリ上の動作データセットを、前記編集後のミキサ構成データに対応するデータ構造に変換する手段を備えたことを特徴とするミキサ構成編集装置。
  6. 請求項4に記載のミキサ構成編集装置において、さらに、
    前記カレントメモリ上の動作データセットを、前記選択されたミキサ構成に対応するデータ構造を示す属性情報を付して、前記動作データセット記憶手段に書込む手段を備えたことを特徴とするミキサ構成編集装置。
  7. 請求項4から6の何れか1つに記載のミキサ構成編集装置において、さらに、
    前記ミキサ構成データ記憶手段に記憶されたミキサ構成データ及び前記動作データセット記憶手段に記憶された動作データセットを、前記ディジタルミキサが解釈できる形式に変換して前記ディジタルミキサに転送する手段を備えたことを特徴とするミキサ構成編集装置。
  8. プログラムに従って動作可能なプロセッサを用いて音響信号処理部を構成し、所定のミキサ構成に応じたプログラムを前記音響信号処理部で動作させることにより、該ミキサ構成の音響信号処理動作を実現するディジタルミキサにおいて使用するデータを、コンピュータ上で編集するための制御アプリケーションプログラムであって、
    該コンピュータを、
    前記ミキサ構成を定義するミキサ構成データを複数記憶するミキサ構成データ記憶手段と、
    前記複数のミキサ構成データの1つを処理対象として選択する手段と、
    選択されたミキサ構成データに対応するデータ構造の動作データセットを記憶するカレントメモリと、
    前記選択されたミキサ構成に準じたデータ構造を持ち該ミキサ構成の音響信号処理に用いる動作データセットを、該動作データセットのデータ構造を示す属性情報とともに、複数記憶する動作データセット記憶手段と、
    前記複数の動作データセットの1つを処理対象として選択する手段と、
    前記選択された動作データセットを、該動作データセットの属性情報の示すデータ構造から、前記選択されたミキサ構成に対応するデータ構造に、変換して、カレントメモリに呼出す手段と、
    前記選択されたミキサ構成データを編集する手段と、
    前記カレントメモリ上の動作データセットを編集する手段と
    を備えたミキサ構成編集装置として機能させることを特徴とする制御アプリケーションプログラム。
  9. 請求項8に記載の制御アプリケーションプログラムにおいて、
    前記コンピュータを、
    前記選択されたミキサ構成データが編集されたとき、前記カレントメモリ上の動作データセットを、前記編集後のミキサ構成データに対応するデータ構造に変換する手段を備えたミキサ構成編集装置として機能させることを特徴とする制御アプリケーションプログラム。
  10. 請求項8に記載の制御アプリケーションプログラムにおいて、
    前記コンピュータを、
    前記カレントメモリ上の動作データセットを、前記選択されたミキサ構成に対応するデータ構造を示す属性情報を付して、前記動作データセット記憶手段に書込む手段を備えたミキサ構成編集装置として機能させることを特徴とする制御アプリケーションプログラム。
  11. 請求項8から10の何れか1つに記載の制御アプリケーションプログラムにおいて、
    前記コンピュータを、
    前記ミキサ構成データ記憶手段に記憶されたミキサ構成データ及び前記動作データセット記憶手段に記憶された動作データセットを、前記ディジタルミキサが解釈できる形式に変換して前記ディジタルミキサに転送する手段を備えたミキサ構成編集装置として機能させることを特徴とする制御アプリケーションプログラム。
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