JP2006033023A - 撮像装置 - Google Patents

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健二 中村
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真一 藤井
Masahiro Kitamura
雅裕 北村
Yasuhiro Kingetsu
靖弘 金月
Masaru Shintani
大 新谷
Tsutomu Honda
努 本田
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Abstract

【課題】 撮像装置において、動画像を構成する各フレーム画像をピントの合った画像として、高画質な動画を取得できるようにすること。
【解決手段】 撮像装置11は、メモリカード9に記録される動画像の出力フレームレートよりも高速フレームレートで画像取得可能なように構成される。レンズ駆動回路16は、高速フレームレートで取得される画像ごとに、撮影レンズ10の位置を変化させ、撮像素子11に結像される画像のピント状態を変化させる。そして合焦評価部23が、高速フレームレートで取得される各画像のピント状態を評価し、画像生成部24が、その評価結果に基づき、高速フレームレートで取得される複数の画像のうちから比較的合焦状態に近い画像を選択することによって、出力フレームレートの動画像を生成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、デジタルカメラ等の撮像装置に関する。
従来の動画撮影においては、1秒間に30フレーム、すなわち30fpsでの撮影が行われる。また動画撮影中は、常に、被写体にピントが合った状態を保つことが必要であることから、継続的にオートフォーカス制御(AF)が行われる。動画撮影可能なデジタルカメラには、いわゆるコントラスト検出方式(山登り方式)のフォーカス制御を採用するものが多く、この種のデジタルカメラでは、撮影レンズ全体若しくは一部を光軸方向に沿って前後に移動させ、コントラストがピークを示すレンズ位置を探しだして、そのレンズ位置を合焦位置(ピントの合う位置)として特定し、レンズを移動させるように構成されている。
しかしながら、30fpsで動画撮影を行っているときに、撮影レンズを前後に移動させると、それによって被写体のピント状態が変化し、動画中には必ずピント状態の悪い画像が含まれることになる。そのため、従来は、動画像を構成する全てのフレーム画像を合焦状態の画像とすることができず、高画質な動画記録ができないという問題があった。
一方、近年では特許文献1に開示されるように、撮影時のフレームレートを変更することができるカメラも提案されつつある。
特開2001−358984号公報
本発明は、従来の問題点を解決するためになされたものであり、動画像を構成する各フレーム画像をピントの合った画像として、高画質な動画を取得できるようにした撮像装置を提供することを目的とするものである。
本発明にかかる撮像装置は、記録又は表示のための出力フレームレートよりも高速フレームレートで画像を取得可能な撮像素子と、前記高速フレームレートで取得される画像ごとに、撮影レンズの位置を変化させ、前記撮像素子に結像される画像のピント状態を変化させるレンズ駆動手段と、前記高速フレームレートで取得される各画像のピント状態を評価する合焦評価手段と、前記合焦評価手段の評価結果に基づき、前記高速フレームレートで取得される複数の画像のうちから比較的合焦状態に近い画像を選択することによって、前記出力フレームレートの画像を生成する画像生成手段と、を備えて構成される。
上記の撮像装置においては、前記画像生成手段が、前記撮像素子で連続的に取得される所定期間内の複数の画像のうちから最も合焦状態に近い一枚の画像を選択するように構成されることが好ましい。
また、上記の撮像装置においては、前記画像生成手段が、前記撮像素子で連続的に取得される所定期間内の複数の画像のうちから、所定レベルよりも合焦状態に近い画像を選択するように構成されることが好ましい。
この場合において、前記所定レベルよりも合焦状態に近い画像が前記所定期間内に複数フレーム存在する場合には、前記画像生成手段が、該複数フレームの画像のうち、前回選択した画像から前記出力フレームレートによって規定されるフレーム間隔に最も近いタイミングで取得された画像を選択するように構成されることがより好ましい。
また、その場合において、前記撮像素子で連続的に取得される前記所定期間内の複数の画像のうちに、前記所定レベルよりも合焦状態に近い画像が存在しない場合には、前記画像生成手段が、前記複数の画像のうちから最も合焦状態に近い一枚の画像を選択するように構成されることがより好ましい。
また、上記の撮像装置においては、前記所定期間が、前記出力フレームレートに対応して規定される期間であることが好ましい。
また、上記の撮像装置においては、前記撮影レンズが焦点距離を変化させる可変焦点レンズを備え、前記画像生成手段が、前記高速フレームレートで取得される複数の画像のうちから比較的合焦状態に近い画像を選択する際の選択基準を、前記可変焦点レンズの焦点距離によって変化させるように構成されることが好ましい。
また、上記の撮像装置においては、パンニング動作の有無を検知する検知手段をさらに備え、前記検知手段がパンニング動作を検知しているときには、前記画像生成手段における選択動作を行わないように構成されることが好ましい。
本発明にかかる撮像装置によれば、動画像を構成する各フレーム画像が合焦状態に近い画像で構成される可能性が高くなり、各フレーム画像が従来よりもピントの合った画像として得られ、高画質な動画像を取得できるようになる。
特に、撮像素子で連続的に取得される複数の画像のうちから、所定レベルよりも合焦状態に近い画像を選択する場合において、その所定レベルよりも合焦状態に近い画像が複数フレーム存在する場合、該複数フレームの画像のうち、前回選択した画像から出力フレームレートによって規定されるフレーム間隔に最も近いタイミングで取得された画像を選択するように構成されることにより、ほぼ一定間隔ごとに抽出されたフレーム画像で動画像を構成することができ、なめらかな動画像が取得できる。
また、特に撮影レンズが焦点距離を変化させる可変焦点レンズを備えており、画像生成手段が、高速フレームレートで取得される複数の画像のうちから比較的合焦状態に近い画像を選択する際の選択基準を、可変焦点レンズの焦点距離によって変化させることにより、均一性のある良好な処理が実現される。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本実施形態における撮像装置1の構成を示すブロック図である。撮像装置1は、静止画撮影だけでなく、動画撮影を行うことも可能なように形成されたデジタルカメラである。この撮像素子1は、撮影レンズ10、撮像素子11、A/D変換器12、画像メモリ13、タイミングジェネレータ(TG)14、演算部15、レンズ駆動回路16、シャッタボタン17、メモリカード9、液晶ディスプレイ(LCD)18、電子ビューファインダ19及びマイクロコンピュータ20を備えて構成される。
撮影レンズ10は、光軸Lに沿って入射する被写体からの光を撮像素子11の受光面に結像させる光学系であり、レンズ駆動回路16の駆動によって光軸Lに沿った方向に移動する。レンズ駆動回路16は、撮影レンズ10を光軸Lに沿って移動させることにより、撮像素子11に結像される画像のピント状態を変化させるものである。レンズ駆動回路16が撮影レンズ10を駆動する際の駆動量および駆動方向は、マイクロコンピュータ20によって指示される。
撮像素子11は、光軸Lに垂直な受光面に多くの画素が二次元配列された光電変換素子であり、例えば露光によって各画素に蓄積された電荷を高速転送出力可能なCMOSセンサなどによって構成される。撮像素子11から出力される画像信号はA/D変換器12へと出力される。A/D変換器12は、画像信号を画素毎に例えば12ビットのデジタル信号に変換し画像メモリ13に出力する。画像メモリ13は複数フレーム分の画像信号を一時的に格納するための記憶手段であり、例えばSDRAMなどによって構成される。
タイミングジェネレータ(TG)14は、撮像素子11に対してタイミング信号を送出することにより、露光の開始及び終了、ならびに電荷転送を指示する制御回路である。タイミングジェネレータ14は、マイクロコンピュータ20からの指令によってタイミング信号の送出周期を変化させるように構成されており、その周期を変動させることによって撮像素子11で取得される画像のフレームレートを変化させる。
演算部15は、画像メモリ13に格納される画像から所定領域(通常は画面中央部)の画像成分を抽出して演算処理を行うことにより、所定領域に含まれる画像成分のコントラストをAF評価値として算出する。このAF評価値は、主としてオートフォーカス制御を行う際に用いられる評価値である。また、このAF評価値は、被写体の動きを検知するためにも使用される。
また演算部15は、画像メモリ13に格納される連続した2フレームの画像から、撮像素子1のパンニング動作の有無を評価するためのパンニング評価値をも算出するように構成される。例えば、前回の画像の所定領域における輝度分布と、今回の画像の所定領域における輝度分布との一致度合いを示す相関値がパンニング評価値として算出される。また、色分布などの一致度合いを示す相関値をパンニング評価値としてもよい。
演算部15はこれらの算出した評価値をマイクロコンピュータ20に出力する。
シャッタボタン17は撮像装置1に対してユーザが撮影を指示するための操作ボタンである。静止画撮影時にはユーザがシャッタボタン17の押下操作を行うと、それに応答して撮像装置1は静止画撮影を行い、動画撮影時にはユーザがシャッタボタン17の押下操作を継続している間、撮像装置1は動画撮影を行い、その間に撮影された動画像を記録する。
メモリカード9は、撮像装置1に着脱自在に設けられた画像記録媒体であり、撮影動作によって取得される静止画及び動画を記録するものである。
液晶ディスプレイ18及び電子ビューファインダ19は、ユーザに対して画像を表示するための表示手段であり、例えば撮像素子11によって取得される画像をリアルタイムで表示したり、メモリカード9に記録された画像の再生表示を行うように構成される。
マイクロコンピュータ20は、所定のプログラムを実行することによって撮像装置1の各部を統括的に制御するものであり、例えば、撮影制御部21、合焦制御部22、合焦評価部23、画像生成部24、記録処理部25及び表示処理部26として機能する。
撮影制御部21は、シャッタボタン17の押下操作に応答して、タイミングジェネレータ14に対し、フレームレートを指定した撮影指示を与える。また撮影制御部21は、露出制御(AE)やホワイトバランス制御(WB)を行う機能も有している。合焦制御部22はレンズ駆動回路16に対して撮影レンズ10の駆動指令を送出する。合焦評価部23は演算部15からのAF評価値を取得して画像のピント状態を評価するとともに、AF評価値に基づいて被写体の動き検出を行ったり、パンニング評価値に基づいてパンニング動作の有無を判断するように構成される。画像生成部24は、画像メモリ13に格納された複数フレームの画像のうちから記録用画像および表示用画像を選択して、記録処理部15および表示処理部26に送出するものである。ただし、これらの各機能部は明確に区別される必要はない。
本実施形態の撮像装置1は上記のように構成されている。この撮像装置1を用いて動画撮影を行うとき、記録処理又は表示処理のために画像生成部24から出力される画像の出力フレームレートは動画像として視覚的に違和感の生じないフレームレート(例えば、30fps)に設定され、撮像素子11はその出力フレームレートよりも高速なフレームレートで画像を取得するように制御される。そして高速フレームレートでの撮影動作の継続中は、常時、撮像装置1において被写体を合焦状態に導くためのフォーカス制御(フルタイムAF)が行われる。そのため、レンズ駆動回路16は高速フレームレートで取得される画像毎に撮影レンズ10の位置を変化させることができるように構成されている。
図2及び図3は本実施形態におけるコントラスト検出方式のフォーカス制御の概念を示す図である。
図2は、撮影レンズ10を光軸L方向に移動可能な全範囲を移動させることによってAF評価値(コントラスト)がピークを示すレンズ位置Pを特定する全域スキャンAFを示している。撮影レンズ10を最近接位置から無限遠方位置方向へ所定ピッチで段階的に移動させていくと、演算部15で求められるAF評価値は、図2の特性曲線C1のように変化する。画像が合焦状態にあるとき、その画像のコントラストはピークを示すことから、特性曲線C1がピークを示すレンズ位置Pが、被写体像の合焦状態を実現する合焦位置として特定される。一般に被写体は最近接位置から無限遠方までの範囲のどこかに位置すると考えられることから、図2に示すような全域スキャンAFを行うことによって、ほぼ確実に合焦位置Pが特定される。
ところで、動画撮影を行っているときでも、ユーザが撮像装置1を固定した状態であり、かつ、被写体に動きがない場合には、前回のフォーカス制御によって既に合焦状態が確立されているのであれば、繰り返しフォーカス制御を行う必要はない。これに対し、ユーザが撮像装置1をパンニング操作したり、または被写体が動いた場合には、ピントが暈けた状態になっている可能性が高い。そのため、本実施形態では、フルタイムAF時に、被写体の動き検出と、パンニング検出とを行うように構成される。
被写体動き検出は、例えば次のようにして行われる。合焦評価部23は、前回合焦位置Pを特定したときのAF評価値のピーク値を保持し、そのピーク値と、演算部15から逐次入力するAF評価値とを比較する。そして今回入力したAF評価値と、保持しているピーク値との差が所定値以上になると、被写体が動いたことを検知する。したがって、この場合、合焦評価部23は、演算部15から逐次入力するAF評価値を監視しておくことによって被写体の動きを検出できる。なお、この方法以外にも、種々の方法を採用することができ、例えば撮影レンズ10を光軸Lに沿って前後方向に数段階移動させ、合焦位置が変化したことを検知することによって被写体の動きを検出するようにしてもよい。
また、パンニング検出は、例えば次のようにして行われる。合焦評価部23は、演算部15から入力するパンニング評価値を所定値と比較する。そしてパンニング評価値の算出対象となった、前回の画像と、今回の画像との一致度合いが高いと判断される場合には、撮像装置1の姿勢が固定された状態であり、パンニング動作はないと判断される。一方、前回の画像と、今回の画像との一致度合いが所定レベルよりも低いと判断される場合には、撮像装置1の姿勢が変化しつつあり、パンニング動作中であると判断される。
一般に、撮像装置1の姿勢が固定されており、被写体が動いたことによって、合焦位置が変化した場合には、前回の合焦位置に比較的近いレンズ位置にあらたな合焦位置が存在すると考えられる。そのため、上記のようにして被写体の動きが検出されると、撮像装置1は、前回の合焦位置Pの近傍領域R1(図2参照)で撮影レンズ10をスキャンさせ、移動後の被写体に対して効率的にピントを合わせるためのフォーカス制御を行う。
本実施形態では、近傍領域R1として、図3に示すように、撮影レンズ10を前回の合焦位置Pを中心にして前後合計7点のレンズ位置に移動させ、各レンズ位置でのAF評価値から再度合焦位置を特定する7点近傍測距AFが行われる。そして7点近傍測距AFを2回繰り返し、前回の7点近傍測距AFで特定された合焦位置と、今回の7点近傍測距AFで特定された合焦位置との差が被写界深度の1Fδ(ただし、Fは撮影レンズ10のFナンバ、δは許容錯乱円)以内に収まっていないときには、依然として被写体が動いている状態であると判断する。この場合、直近の2回の7点近傍測距AFによって求められる合焦位置の差が1Fδ以内に収まるまで7点近傍測距AFを繰り返す。この繰り返しにより、迅速に被写体の動きに追随して、画像を合焦状態に保ち続けることができるようになる。
一方、撮像装置1がパンニングしていると判断された場合には、ユーザが被写体を探しているか若しくはフレーミングを決定しようとしている状態であると考えられ、この状態でフォーカス制御を行ったとしても、パンニング動作によるぶれの影響でAF評価値の特性曲線が乱れてしまい、合焦位置を特定することができない。したがって、本実施形態では、パンニング動作中はフォーカス制御を一時的に中断し、パンニング動作が終了した時点で上述の7点近傍測距AFを行うように構成される。
図4は、撮像装置1が動画撮影を行うモードに移行したときに、継続的に実行されるフルタイムAFのフローチャートである。
フルタイムAFが開始されると、まず、撮影レンズ10を最近接位置から無限遠方位置まで全域スキャンさせて合焦位置を特定するための全域スキャンAFが行われる(ステップS10)。全域スキャンAFによって合焦位置が特定されると、続いて露出制御(AE)及びホワイトバランス制御(WB)が行われる(ステップS11)。
そして上述したパンニング検出処理が行われ(ステップS12)、パンニングありと判断される場合はステップS14に進み、パンニングなしと判断される場合はステップS21に進む(ステップS13)。
パンニングなしと判断された場合には、被写体動き検出処理が行われる(ステップS21)。そこで被写体の動きが検出された場合(ステップS22にてYes)にはステップS23に進むことになる。反対に、被写体の動きが検出されなかった場合(ステップS22にてNo)には再びステップS11,S12に戻り、露出制御(AE)及びホワイトバランス制御(WB)が行われてから、パンニング検出や被写体の動き検出が繰り返される。
そしてステップS13にてパンニングありと判断された場合、露出制御(AE)及びホワイトバランス制御(WB)が行われた後(ステップS14)、再びパンニング検出処理(ステップS15)が行われる。そしてパンニング動作が継続される間はステップS14,S15の処理が繰り返され、フォーカス制御は一時的に中断される(ステップS16にてYesと判断されるループ)。
パンニング動作が終了した場合には、ステップS16にてNoと判断され、被写体動き検出処理が行われる(ステップS17)。そして被写体の動きが検出された場合にはステップS23に進み、被写体の動きが検出されなかった場合にはステップS19に進む(ステップS18)。ここで被写体の動きが検出されなかった場合には、パンニング終了後の最初のフォーカス制御となる7点近傍測距AFが行われる(ステップS19)。そして7点近傍測距AFで画像を合焦状態に導くことができた場合(ステップS20にてYes)には、ステップS11に戻ることになる。これに対し、7点近傍測距AFで画像を合焦状態に導くことができなかった場合(ステップS20にてNo)には、前回の合焦位置の近傍に現在の合焦位置が存在しないことになるので、ステップS10に戻って全域スキャンAFが行われる。ここで再び全域スキャンAFが実行されることにより、パンニング動作後のあらたな被写体に対してピントを合わせることができ、合焦状態の画像を取得できる。
一方、ステップS22及びS18において被写体の動きが検出された場合(Yesと判断された場合)には、その被写体の動きに追従させるために7点近傍測距AFが行われる(ステップS23)。この7点近傍測距AFで画像を合焦状態に導くことができなかった場合(ステップS24でNo)には、ステップS10に戻って全域スキャンAFが行われる。これにより、移動した被写体に対して確実にピントを合わせることができ、合焦状態の画像を取得できる。
ステップS23の7点近傍測距AFで画像を合焦状態に導くことができた場合(ステップS24でYes)には、ステップS25に進んで、露出制御(AE)及びホワイトバランス制御(WB)が行われる。そして再び7点近傍測距AFが行われ(ステップS26)、画像を合焦状態に導くことができたか否かが判断される(ステップS27)。
前回(ステップS23)に続き今回(ステップS26)も合焦状態を実現することができた場合(ステップS27にてYes)には、ステップS28に進み、前回の合焦位置と今回の合焦位置との差が被写界深度の1Fδ以内であるか否かが判断される。前回の合焦位置と今回の合焦位置との差が被写界深度の1Fδ以内であるということは、前回の7点近傍測距AFと今回の7点近傍測距AFとの間で被写体がほぼ静止した状態にあることを意味している。したがって、前回の合焦位置と今回の合焦位置との差が被写界深度の1Fδ以内である場合(ステップS28でYes)には、良好に画像を合焦状態に導くことができたことになり、ステップS11に戻って再度パンニングや被写体の動きが検出されるまで露出制御(AE)及びホワイトバランス制御(WB)が繰り返される。これに対し、前回の合焦位置と今回の合焦位置との差が被写界深度の1Fδ以内でない場合(ステップS28でNo)には、被写体が依然として動いている状態にあり、ステップS25に戻って、露出制御(AE)及びホワイトバランス制御(WB)と7点近傍測距AFとを繰り返すループ処理に入る。そして被写体が静止したと判断された場合に、このループを抜けることになる。
一方、ステップS26の7点近傍測距AFで合焦状態を実現することができなかった場合(ステップS27にてNo)には、ステップS10に戻って全域スキャンAFが行われる。これにより、移動した被写体に対して確実にピントを合わせることができ、合焦状態の画像を取得できる。
本実施形態の撮像装置1では、動画撮影中に上記のフルタイムAFが行われることにより、常時、被写体に対してピントを合わせるようにして合焦状態の画像を撮影できるようになっている。特に、撮像装置1のパンニングや被写体の動きがあった場合には、効率的に合焦位置を特定することのできる7点近傍測距AFが適宜採用され、より迅速に画像を合焦状態に導くことができるようになっている。
ここで本実施形態において採用される7点近傍測距AFの詳細な動作について説明する。図5は7点近傍測距AFの動作を示すタイミングチャートであり、図6はそのときの撮影レンズ10の動作状態を示す図である。動画撮影中、撮像素子11には常に一定周期(高速フレームレートに対応する周期)でタイミング信号が与えられる。そのため7点近傍測距AFが実行中であるか否かにかかわらず、撮像素子11は常に露光動作を繰り返し行っており、撮像素子11からの画像信号の読出動作も上記露光動作と同じ周期で繰り返されている。
図6に示すように、現在の撮影レンズ10がレンズ位置P4にあるとすると、7点近傍測距AFを行うとき、撮影レンズ10をレンズ位置P1に移動させることが必要になる。そのため図5に示すように、7点近傍測距AFを開始してから撮像素子11が第1フレーム目の撮影を行うときには、撮影レンズ10を初期位置P1まで移動させるレンズ駆動V1が行われる。そして撮影レンズ10がレンズ位置P1に移動すると、7点のうちのはじめの1点目の露光を行うことができる状態になる。そこで、撮像素子11が第2フレーム目の撮影を行うときに、第1点目の露光が行われる(図5参照)。
第1点目の露光が終了すると、次に撮影レンズ10を1Fδ移動させ、第2点目のレンズ位置P2に移動させる。このレンズ駆動V2は、撮像素子11が第3フレーム目の撮影を行うときに実施される。そしてレンズ駆動後、レンズ位置P2での第2点目の露光が行われる。このとき同時に、第2フレーム目の露光で撮像素子11に蓄積された電荷(すなわち、レンズ位置P1における画像信号)の読出処理が行われる。
第2点目の露光及び画像信号の読み出しが終了すると、再び撮影レンズ10を1Fδ移動させ、第3点目のレンズ位置P3に移動させる。このレンズ駆動V3は、撮像素子11が第4フレーム目の撮影を行うときに実施される。そしてレンズ駆動後、レンズ位置P3での第3点目の露光が行われる。このとき、第3フレーム目の露光で撮像素子11に蓄積された電荷(すなわち、レンズ位置P2における画像信号)の読出処理が行われる。また更に、このとき第3フレーム目で読み出された画像信号(レンズ位置P1での画像)を取得してAF評価値を求める演算処理が実行される。
以後、7点近傍測距AFを開始してから撮像素子11が第8フレーム目の撮影を行うまで同様の処理がなされ、レンズ駆動、露光、画像読み出し、及びAF評価値の演算が繰り返される。そして第9フレーム目の処理では、第8フレーム目に露光されたレンズ位置P7での画像読み出しが行われ、第8フレーム目に読み出された画像信号(レンズ位置P6での画像)を取得してAF評価値を求める演算処理が実行される。
そして第10フレーム目の処理では、第9フレーム目に読み出された画像信号(レンズ位置P7での画像)を取得してAF評価値を求める演算処理が実行される。この時点で、前回の合焦位置近傍7点でのAF評価値が全て算出されたことになる。よって、この時点で合焦演算が行われ、7点のAF評価値からあらたな合焦位置の特定が行われる。例えば7点のAF評価値のうち、レンズ位置P5のAF評価値が最大値を示していたと仮定すると、ここでの合焦演算により、合焦位置はレンズ位置P5として特定される。
そして第11フレーム目の処理として、撮影レンズ10のレンズ位置を合焦位置に移動させるためのレンズ駆動V8が行われる。
本実施形態の撮像装置1では、上記のように7点近傍測距AFが行われ、全域スキャンAFに比較した場合、迅速に合焦状態を実現することができる。そして、上記の動作から明らかなように、本実施形態における7点近傍測距AFは、撮像素子11が11フレーム分の撮影動作を行う期間に1回行われる。換言すれば、撮像素子11が11フレーム分の撮影を行う期間が7点近傍測距AFの1サイクルに相当する。
そして本実施形態の撮像装置1では、上記のようにして7点近傍測距AFが行われたことにより、第10フレーム目の合焦演算でひとつの合焦位置が特定された場合、図1に示される画像生成部24が、その合焦位置にて取得された画像を、記録処理又は表示処理のための動画像を構成する1フレームの画像として選択する。したがって、7点近傍測距AFのために行われる11フレーム分の画像取得動作によって、動画像を構成する1フレームの画像が選択されることになる。
例えば、画像生成部24から出力される画像の出力フレームレートが30fpsである場合、上記のような選択動作を繰り返して良好な動画像を生成しようとすると、撮像素子11が画像を取得する際のフレームレートは、本実施形態の場合、330fpsとして設定されることになる。そして撮像素子11で取得される11フレーム毎に1フレームの画像が動画像を構成する画像として選択され、それらが時系列に沿って順次繋ぎ合わせられることにより、30fpsの動画像が生成される。
図7は、撮像装置1において動画撮影記録を行う処理シーケンスの一例を示すフローチャートである。なお、このフローチャートに基づく処理は、マイクロコンピュータ20において、図4のフローチャートに基づく処理と並行して行われる。
撮像装置1では、動画撮影を行うモードに入ると、撮像素子11が画像取得を行うフレームレートが30fpsから330fpsに設定変更される(ステップS40)。このように動画撮影モードに移行したときに画像取得フレームレートを高速フレームレートに切り替えることにより、動画撮影モード以外の低速フレームレートでの動作時(例えば、静止画撮影モード時)には電力消費を抑えることができるようになる。
そしてステップS40の高速フレームレートへの切り替えにより、画像生成部24では、画像メモリ13に順次格納される11フレーム毎に1フレームの画像を選択する処理が開始される。そして画像生成部24では、選択対象となる画像、すなわち表示又は記録用の画像を、11フレーム中の第6フレーム目に読み出される画像(図6のレンズ位置P4で取得される画像)にデフォルト設定する(ステップS41)。
そしてステップS42に進み、動画撮影記録を終了するか否かが判断され、終了する場合はステップS60に進む。これに対し、動画撮影記録を継続する場合にはステップS43に進む。
そして7点近傍測距AFが現在実行中であるか否かが判断され(ステップS43)、実行中である場合には、さらに現在のフレームが7点近傍測距AFの第10フレーム目の処理であるか否かが判断される(ステップS44)。ここで第10フレーム目でない場合には、合焦演算を行うことはできないので、ステップS42へ戻り、第10フレーム目であった場合には合焦演算(ステップS45)を行う。そしてステップS46では、その合焦演算によって画像の合焦状態を実現するための合焦位置を特定できたか否かが判断され、特定できた場合(ステップS46にてYes)には、画像メモリ13に格納された複数の画像のうちから、合焦位置として特定されたレンズ位置の画像を表示・記録用画像として選択する(ステップS47)。
また、合焦演算によって合焦位置を特定できなかった場合(ステップS46にてNo)には、デフォルト設定に従い、第6フレーム目に読み出された画像を表示・記録用画像として選択する。そしてステップS42に戻る。
一方、ステップS43において7点近傍測距AFが実行中でないと判断された場合には、ステップS50に進み、繰り返される11フレーム分の画像取得動作のうち、現在のフレームが第6フレーム目であるか否かが判断される。そして第6フレーム目であったなら、ステップS51に進んでデフォルト設定に従い、第6フレーム目に読み出された画像を表示・記録用画像として選択してステップS42に戻る。また、第6フレーム目でなかったなら、そのままステップS42に戻る。
そしてステップS42において、動画撮影記録が終了すると判断された場合には、記録処理部25が機能して、それまでに選択された1フレームごとの画像が順次に繋ぎ合わされて生成された、30fpsの動画像ファイルがメモリカード9に記録される(ステップS60)。
そして撮像素子11のフレームレートを、330fpsの高速フレームレートから30fpsの通常のフレームレートに設定変更して動画撮影モードを終了する(ステップS61)。
なお、上記ステップS47,S48,S51において選択された画像を表示する際には、画像生成部24が、選択した画像を画像メモリ13から取得して表示処理部26に出力する。これにより、液晶ディルプレイ18及び電子ビューファインダ19には11フレームごとに選択される画像が更新して表示される。
以上のフローチャートでは、7点近傍測距AFが行われて画像の合焦状態が実現された場合、その合焦状態の実現された画像が表示又は記録用の画像として選択されることになり(ステップS47)、撮像装置1はフルタイムAFを行っているにもかかわらず、表示又は記録することになる動画像のフレーム画像を、ピントの合った合焦画像とすることができる。したがって、本実施形態の撮像装置1によると、動画像を構成する各フレーム画像が合焦状態となる可能性が従来よりも高く、高画質な動画を取得できるものとなっている。
ところで、上記においては7点近傍測距AF時のAF評価値が最大となる画像を選択して、表示・記録用画像とする場合を例示した。しかし、他の方法として、AF評価値が所定値以上のものを、表示・記録用画像として選択する方法も実現することができる。この場合、高速フレームレートで取得される複数の画像のうちから、比較的合焦状態に近いと判断される画像を選択することになる。またこの場合には、AF評価値が所定値以上を示す複数の画像が抽出されることが想定される。そのため、所定値以上の画像が複数存在する場合には、直前のフレーム画像との記録時間間隔を考慮し、前回選択した画像とのフレーム間隔が出力フレームレート(例えば1/30sec)に最も近い画像を選択するように構成することが好ましい。そうすることにより、ほぼ一定間隔ごとに抽出されたフレーム画像で動画像を構成することができ、なめらかな動画像を表示又は記録できるようになる。
また、AF評価値が所定値以上を示す画像が存在しない場合には、第1の選択方法として、所定値よりも小さいAF評価値のうちで最大値を示す画像を選択する方法がある。この場合、図7のフローチャートに基づく処理と同じ結果が得られることになり、高速フレームレートで取得される複数の画像のうちから最も合焦状態に近いと判断される画像を選択することになる。
また、AF評価値が所定値以上を示す画像が存在しない場合の、第2の選択方法として、直前のフレーム画像との記録時間間隔を考慮し、前回選択した画像とのフレーム間隔が出力フレームレート(例えば1/30sec)に最も近くなる画像を選択する方法がある。そしてこの場合においても、ほぼ一定間隔ごとに抽出されたフレーム画像で動画像を構成することができ、なめらかな動画像を表示又は記録できるようになる。
このように、表示・記録用の画像を選択する際の選択手法としては種々の態様が考えられる。そして、画像生成部24にて生成される動画像を、できる限りピントの合ったフレーム画像で構成するという観点からすれば、7点近傍測距AFによって合焦状態の画像若しくは合焦状態に近い画像を特定できる場合には、そのような画像を選択して、出力フレームレートの動画像を構成することが好ましい。
以上のように本実施形態の撮像装置1は、撮像素子11で取得される高速フレームレートの画像毎にピント状態を評価し、その評価結果に基づいて、高速フレームレートで取得される複数の画像のうちから比較的合焦状態に近い画像を選択して、高速フレームレートよりも低速となる出力フレームレートの動画像を生成するように構成されている。したがって、撮像装置1で生成される動画像は、比較的合焦状態に近い画像が多く用いられて構成された高画質な動画像になる。
また、画像生成部24が、撮像素子11で連続的に取得される複数の画像のうちから最も合焦状態に近い一枚の画像を選択するように構成されることにより、より高画質が動画像が得られることになる。
また、これまでは特に言及しなかったが、撮影レンズ10は、焦点距離を変化させることのできるズームレンズなどの可変焦点レンズであっても構わない。ただし、撮影レンズ10が可変焦点レンズの場合、同じ被写体を撮影し続けているとしても、焦点距離を変化させることに伴ってAF評価値は変化する。一般に、ワイド側の焦点距離ではAF評価値は高い値を示しやすく、テレ側では低い値を示しやすくなる。そのため、AF評価値が所定値以上のものを、表示・記録用画像として選択する方法を採用する場合において、撮影レンズ10が可変焦点レンズである場合には、高速フレームレートで取得される複数の画像のうちから合焦状態に近い画像を選択する際の選択基準(すなわち、上記の所定値)を、可変焦点レンズのその時点での焦点距離によって変化させることが好ましい。具体的には、ワイド側の焦点距離では所定値を高く設定し、テレ側の焦点距離では所定値を低く設定する。このように構成されることにより、撮影レンズ10として可変焦点レンズが採用されている場合であっても均一性のある良好な処理が実現される。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上述したものに限定されるものではなく、種々の変形例を適用し得るものである。
例えば、上述した撮像装置1は、静止画撮影と動画撮影との双方を行うことが可能である場合を例示したが、それに限定されるものではなく、動画撮影のみを行うものであっても構わない。
また、上記においては、画像生成部24が生成する動画像の出力フレームレートが30fpsであり、撮像素子11が画像取得する際の高速フレームレートが330fpsである場合を例示したが、これに限定されるものではない。特に上記実施の形態では、7点近傍測距AFが11フレーム分の画像取得動作の期間中に実施されることを例示したため、高速フレームレートは出力フレームレートの11倍になっているが、他の動作形態が採用される場合にはこの倍率は任意のN倍(ただし、N>1)となる。したがって、撮像装置1は、出力フレームレートのN倍の高速フレームレートで画像取得が可能なように構成され、ピント調整を行いながら合焦状態に近い画像を選択して、高速フレームレートの1/Nのフレームレートに低減した動画像を生成するものであればよい。
また、上述した7点近傍測距AFでは、11フレーム分の画像取得期間によって行われるが、合焦状態に近い画像を選択する際には、その期間中に得られた11フレームの画像全てが選択対象とはなっていない。しかし、それら11フレームの画像の全てを選択対象としてもよく、上記のように出力フレームレートのN倍の高速フレームレートで画像取得を行う場合には、Nフレームの画像のうちから1枚の画像を選択するように構成すればよい。
また、上記(例えば図1)においては、CMOSセンサなどによって構成される撮像素子11が、A/D変換器12やタイミングジェネレータ14とは別に構成される場合を例示しているが、撮像素子11、A/D変換器12及びタイミングジェネレータ14を含む一体的な素子として構成してもよい。それらを一体的な素子とすることにより、部品数が少なくなり、撮像装置の小型化や低コスト化が図られる。
また、図7のフローチャートでは、ステップS60において動画像の記録を行うように構成される場合を例示しているが、これに限定されるものではなく、ステップS47,S48,S51における画像選択の直後に記録するように構成してもよい。また、ある程度の量の一連のフレーム画像が蓄積されたときに記録するように構成してもよい。このような構成とすることにより、最後に一括して動画記録する場合(図7の場合)に比してバッファメモリの容量を少なくできる。
本実施形態における撮像装置の構成を示すブロック図である。 コントラスト検出方式のフォーカス制御の概念を示す図である。 7点近傍測距AFの概念を示す図である。 フルタイムAFのフローチャートである。 7点近傍測距AFの動作を示すタイミングチャートである。 7点近傍測距AFにおける撮影レンズ10の動作状態を示す図である。 撮像装置において動画撮影記録を行う処理シーケンスの一例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 撮像装置
9 メモリカード
10 撮影レンズ
11 撮像素子
13 画像メモリ
15 演算部
16 レンズ駆動回路(レンズ駆動手段)
18 液晶ディスプレイ
20 マイクロコンピュータ
21 撮影制御部
22 合焦制御部
23 合焦評価部
24 画像生成部
25 記録処理部
26 表示処理部

Claims (8)

  1. 動画記録又は表示のための出力フレームレートよりも高速フレームレートで画像を取得可能な撮像素子と、
    前記高速フレームレートで取得される画像ごとに、撮影レンズの位置を変化させ、前記撮像素子に結像される画像のピント状態を変化させるレンズ駆動手段と、
    前記高速フレームレートで取得される各画像のピント状態を評価する合焦評価手段と、
    前記合焦評価手段の評価結果に基づき、前記高速フレームレートで取得される複数の画像のうちから比較的合焦状態に近い画像を選択することによって、前記出力フレームレートの画像を生成する画像生成手段と、
    を備える撮像装置。
  2. 請求項1に記載の撮像装置において、
    前記画像生成手段は、前記撮像素子で連続的に取得される所定期間内の複数の画像のうちから最も合焦状態に近い一枚の画像を選択することを特徴とする撮像装置。
  3. 請求項1に記載の撮像装置において、
    前記画像生成手段は、前記撮像素子で連続的に取得される所定期間内の複数の画像のうちから、所定レベルよりも合焦状態に近い画像を選択することを特徴とする撮像装置。
  4. 請求項3に記載の撮像装置において、
    前記画像生成手段は、前記所定レベルよりも合焦状態に近い画像が前記所定期間内に複数フレーム存在する場合、該複数フレームの画像のうち、前回選択した画像から前記出力フレームレートによって規定されるフレーム間隔に最も近いタイミングで取得された画像を選択することを特徴とする撮像措置。
  5. 請求項3又は4に記載の撮像装置において、
    前記画像生成手段は、前記撮像素子で連続的に取得される前記所定期間内の複数の画像のうちに、前記所定レベルよりも合焦状態に近い画像が存在しない場合、前記複数の画像のうちから最も合焦状態に近い一枚の画像を選択することを特徴とする撮像装置。
  6. 請求項2乃至5のいずれかに記載の撮像装置において、
    前記所定期間は、前記出力フレームレートに対応して規定される期間であることを特徴とする撮像装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載の撮像装置において、
    前記撮影レンズは焦点距離を変化させる可変焦点レンズを備え、
    前記画像生成手段は、前記高速フレームレートで取得される複数の画像のうちから比較的合焦状態に近い画像を選択する際の選択基準を、前記可変焦点レンズの焦点距離によって変化させることを特徴とする撮像装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれかに記載の撮像装置において、
    パンニング動作の有無を検知する検知手段をさらに備え、
    前記検知手段がパンニング動作を検知しているときには、前記画像生成手段における選択動作を行わないことを特徴とする撮像装置。
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