JP2006032509A - 半導体発光素子及びそれを用いた光伝送システム - Google Patents

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Abstract

【課題】従来以上に長い距離での高速な光伝送を可能にする新たな半導体発光素子の提供と、その半導体発光素子を用いた新たな光伝送システムの提供とを目的とする。
【解決手段】本発明の半導体発光素子は、平行に向かい合う2つのへき開面のいずれか一方又は双方に、へき開面よりも低い反射率を有する反射層を形成するという構成を採る。この構成に従って、光共振器におけるゲインを下げることができることで、LEDと半導体レーザとの中間的な状態での発光を実現でき、これにより、ピーク幅が広く、比較的高さのそろった多波長のスペクトルと高速の直接変調とを両立させた半導体発光素子を実現できるようになる。そして、本発明の光伝送システムは、光送信部の光源として、このような特性を持つ半導体発光素子を用いることで、モードの分解・結合による干渉効果を抑え、従来以上に長い距離での高速な光伝送を実現できるようになる。
【選択図】図2

Description

本発明は、従来以上に長い距離での高速な光伝送を可能にする半導体発光素子と、その半導体発光素子を用いた光伝送システムとに関する。
インターネットの普及に伴い、光ファイバを用いた伝送システムも普及してきている。その中でも、ビル内や構内のLANでは、低価格な伝送装置が利用可能というメリットを持つマルチモード光ファイバが広く使用されている。
このようなマルチモード光ファイバでは、これまでは、1Gbit/s程度の伝送速度で用いるのが普通であったが、伝送容量の増加に伴い、10Gbit/sでの利用に対するニーズが増えている。
しかし、これまで用いられてきた、モード帯域が160〜500MHz・kmと低い一般的な1Gbit/s用のマルチモード光ファイバでは、モード間干渉のため、10Gbit/sの光信号をそのまま300m程度伝送することが出来ない。
これから、モード帯域が低いマルチモード光ファイバが用いられている場合に、それをそのまま利用して、できる限り遠方まで光信号を伝送できるようにする技術の構築が叫ばれている。
この技術を実現する1つの方法として、マルチモード光ファイバの光入射部にシングルモード光ファイバを接続することによって、マルチモード光ファイバの中で可能な限り単一のモードを励起して信号を伝送できるようにするという発明が開示されている(例えば、非特許文献1参照)。
一方、この技術を構築するにあたっては、高速に直接変調可能な光源を用いる必要がある。
従来技術では、高速に直接変調可能な光源として、ファブリーペローレーザやDFBレーザを用いるのが一般的である(例えば、非特許文献2参照)。
米国特許US6185346 沼居貴陽「半導体レーザー工学の基礎」(丸善,1996)
非特許文献1に記載されているように、モード帯域が低いマルチモード光ファイバが用いられている場合に、それをそのまま利用して、できる限り遠方まで光信号を伝送できるようにするために、マルチモード光ファイバの光入射部にシングルモード光ファイバを接続することによって、マルチモード光ファイバの中で可能な限り単一のモードを励起して光信号を伝送できるようにするという発明が開示されている。
さらに、本出願人は、先に出願した特願2003-296968 で、この構成に加えて、マルチモード光ファイバの出射部でもシングルモード光ファイバを接続することによって、伝送してくる途中で励起されてしまったいくつかのモードのうち、入射時に励起したのと同じ単一のモードだけを透過させることで、波形の劣化を最低限に抑えることができるようにするという発明を開示した。
これまでの従来技術に従うと、特願2003-296968 で開示した発明を実装する場合、高速に直接変調可能な光源として、ファブリーペローレーザやDFBレーザを用いることになる。
しかるに、このような干渉性の強い光源を用いていたのでは、シングルモード光ファイバを介して入射した光がマルチモード光ファイバを伝送する際に様々なモードに分離し、また、伝送途中にモード間で結合を起こし、最後にシングルモード光ファイバで一つのモードとして取り出されるときに、干渉を生ずることになる。
この干渉の仕方は、マルチモード光ファイバにおける温度や、マルチモード光ファイバに加えられる力などによって、様々に変化してしまう。その結果として、出力側のシングルモード光ファイバから出射される光のパワー及び波形が大きく変動してしまうという問題がでてくることになる。
図10に、通常のへき開面を用いたファブリーペローレーザ(FP−LD)の特性を図示する。ここで、横軸は光共振器の持つ2つの端面の反射率R1,R2 の積を表し、縦軸は光共振器を往復したときのゲインg(電流を注入するにつれて上昇する特性を示す)を表す。
この図に示すように、通常のへき開面を用いたファブリーペローレーザでは、図中の斜め線ハッチで示す領域のように状態を変えていく。
すなわち、まず、非常に低い電流領域では、光共振器を往復するときのゲインは低く、自然放出光が支配的であり、図中の(a)に示すように、連続なスペクトルを有する。電流を増していくと、光共振器を往復したときにちょうど位相が合致する波長を持つモードのみがこの誘導放出の恩恵をより多く受けて強められ、図中の(b)に示すように、スペクトルに凹凸が生じることになる。より電流を増すと共に、各ピークの中心波長へ光パワーが集中する狭ピーク幅化が起こる。さらに電流を増して、往復したときのトータルのゲインgと両端面での反射率との積g×R1 ×R2 が1を超えると、図中の(c)に示すように、発振に達する。
一旦発振となると、電流の注入に伴って、強い強度を持つモードが、さらに強い光を誘導放出で発光するというポジティブフィードバックのために、各ピークの中でも1つのピークが成長する単一モード化が進行してくる。光共振器の間の活性層部のゲインが高いほどこの発振に至りやすいが、高い周波数で直接変調できるレーザでは、高速変調を可能にするため特にゲインが高く設計されていて、狭ピーク幅化・発振・単一モード化を起こしやすい。
以上のように、ファブリーペローレーザでは、低電流の状況では、連続スペクトル、離散スペクトルに関わらず、共に光パワーが弱すぎて伝送には使用できず、また、十分な光パワーが得られる発振が始まった状態では、単一のモードに多くの光パワーが集中してしまう。このようになると、上述したように、干渉効果が強くなってしまうという状況が生じてしまう。
従って、ファブリーペローレーザでは、電流が少ない場合・多い場合のいずれの場合も、干渉効果を抑圧し、かつ必要な光パワーを得るという条件を同時に満たすことができなかった。
これから、ファブリーペローレーザを用いていたのでは、既設のマルチモード光ファイバの光入射部と光出射部とにシングルモード光ファイバを接続することによって、従来以上に長い距離での高速な光伝送を図る場合に、それを十分実現できないという問題がある。
また、別の半導体発光デバイスとして、スーパールミネセンスダイオード(SLD)がある。
この半導体発光デバイスは、端面の反射係数を実質的に0にすることで、生じた光が光共振器で共振してフィードバックを起こすこと及びそれに伴う発振が起こらないように設計されているものであり、その結果、広いスペクトル帯域を持ち、かつスペクトルの凹凸も小さいという特性を持つ。
この半導体発光デバイスでは、広いスペクトル成分を持つために干渉効果の抑圧が可能であるものの、共振効果を利用していないため、十分な光パワーを得るためには比較的大きな素子サイズが必要となる。しかし、素子サイズを大きくすると、光子寿命が長くなり、数GHz以上の高速で直接変調することは困難である。現在では1GHz未満の直接変調が可能な程度である。
このように、既設のマルチモード光ファイバの光入射部と光出射部とにシングルモード光ファイバを接続することによって、従来以上に長い距離での高速な光伝送を図る場合に、ファブリーペローレーザに代えてスーパールミネセンスダイオードを用いても、それを十分実現できないのである。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであって、既設のマルチモード光ファイバなどを使って光伝送システムを構築する場合に、従来以上に長い距離での高速な光伝送を可能にする新たな半導体発光素子の提供と、その半導体発光素子を用いた新たな光伝送システムの提供とを目的とする。
〔1〕本発明の半導体発光素子の構成
上記の目的を達成するために、本発明の半導体発光素子は、平行に向かい合う2つのへき開面によって光共振器が構成されて、注入電流に応答してレーザ発振するという構造を採るときにあって、いずれか一方又は双方のへき開面に、へき開面よりも低い反射率を有する反射層(例えば、誘電体多層膜で構成されて5%よりも小さい反射率を持つ)が形成されて、レーザ発振で得られる発振波長の波長幅よりも大きな波長幅を持つ縦モードに分離された光を発光するという構成を採る。
この構成を採るときに、光共振器が、所定の伝送速度(例えば、10Gbit/s)よりも速い伝送速度での直接変調を可能にする長さのもので構成され(例えば、0.5mmよりも小さいもの)、かつ、光共振器を往復するときのゲインをg、いずれか一方又は双方のへき開面に反射層が形成された場合の2つの端面の反射率をそれぞれR1,R2 で表すならば、g×R1 ×R2 の値が、レーザ発振で得られる発振波長の波長幅よりも大きな波長幅を持つ縦モードに分離された光の発光を実現することになる値の範囲(例えば0.1〜2)にあるという構成を採る。
このように構成される本発明の半導体発光素子では、へき開面に低反射率の反射層を形成することによって、単にへき開面を用いた場合と比較して、光共振器内部の往復で得られるゲインを下げることができる。このため、光共振器での共振点の各モードはどれも狭ピーク幅化・発振と単一モードへの光パワーの集中を起こしにくくなる。
発振前の状態においては、スペクトルに巨大な凹凸(リップル)を有するLEDやスーパールミネセンスダイオードに相当する状態となり、広い幅を有するピークが多数生じることになる。また、発振点に達した後でも、完全に発振していない発振直後の状態であるために、ピーク幅は通常の半導体レーザより広く、また、1つのピークが極端に他のピークより大きいという単一モードの光パワーの集中の状況にはならず、各ピーク強度がほぼそろった状態になる。
このように、本発明の半導体発光素子では、図1の斜め線ハッチで示す領域に動作領域があることで、発振前後にかかわらず、LEDと半導体レーザとの中間的な状態での多数モードでの発光が比較的高い電流即ち高光パワーまで持続する。さらに、多数モードであることに加えて、1つのピークの幅が広いことによって、干渉効果を抑圧することが可能になる。
また、もともとの素子が光共振器のサイズが小さいために小さく、これがために光子寿命が短く、さらにゲインが高いために、スーパールミネセンスダイオードと比較して、より高速での直接変調が可能となっているという特徴を有する。
このようにして、本発明の半導体発光素子によれば、ピーク幅が広く、比較的高さのそろった多波長のスペクトルと高速の直接変調とを両立させた半導体発光素子を実現できるようになる。
〔2〕本発明の光伝送システム
〔2−1〕複数のマルチモード光ファイバがコネクタにより接続されることで構成される光伝送システム
上記の目的を達成するために、本発明の光伝送システムは、本発明の半導体発光素子を使って光信号を生成する光送信部と、光送信部に接続され、複数のマルチモード光ファイバがコネクタにより接続されることで構成されて、光送信部の生成した光信号を受信側に伝送する光伝送路とを備えるという構成を採る。
複数のマルチモード光ファイバがコネクタにより接続されることで構成される光伝送システムでは、伝送途中にコネクタによる軸ずれが生じているので、光信号を伝送する際に、モードの分解・結合による干渉効果が生じ、光信号のパワーと波形の変動を招くことになる。
そこで、このような光伝送システムの光送信部に、干渉効果の抑圧を可能にする本発明の半導体発光素子を用いることで、この光信号のパワーと波形の変動を抑えることができるようになり、これにより、複数のマルチモード光ファイバがコネクタにより接続されることで構成される光伝送システムにおいて、従来以上に長い距離での高速な光伝送を実現できるようになる。
〔2−2〕マルチモード光ファイバにシングルモード型光伝送路が接続されることで構成される光伝送システム
上記の目的を達成するために、本発明の光伝送システムは、本発明の半導体発光素子を使って光信号を生成する光送信部と、光送信部に接続され、光送信部の生成した光信号を入射して特定のモードを励起する第1のシングルモード型光伝送路と、第1のシングルモード型光伝送路に接続され、第1のシングルモード型光伝送路から出射される光信号を受信側に伝送するマルチモード光ファイバと、マルチモード光ファイバに接続され、マルチモード光ファイバを伝送されてくる光信号を入射して、第1のシングルモード型光伝送路が励起したモードの光信号を抽出する第2のシングルモード型光伝送路とを備えるという構成を採る。
マルチモード光ファイバの入射部と出射部とにシングルモード光ファイバなどで構成されるシングルモード型光伝送路が接続されることで構成される光伝送システムでは、シングルモード型光伝送路から出射した光がマルチモード光ファイバを伝送する際に様々なモードに分かれて伝播し、伝送途中にその一部が元のモードに戻り、最後にシングルモード光ファイバを使ってそのモードを取り出すことから様々な干渉効果を引き起こし、伝送されてくる光信号のパワーや波形が環境などによって変動することになる。
そこで、このような光伝送システムの光送信部に、干渉効果の抑圧を可能にする本発明の半導体発光素子を用いることで、この光信号のパワーと波形の変動を抑えることができるようになり、これにより、マルチモード光ファイバの入射部と出射部とにシングルモード型光伝送路が接続されることで構成される光伝送システムにおいて、従来以上に長い距離での高速な光伝送を実現できるようになる。
〔2−3〕分波器とシングルモード光ファイバとを接続させることで構成される光伝送システム
上記の目的を達成するために、本発明の光伝送システムは、本発明の半導体発光素子を使って光信号を生成する光送信部と、光送信部に接続され、光送信部の生成した光信号を分波することで縦モードに分離された光の光信号を取り出す分波器と、分波器に接続され、分波器の取り出したそれぞれの光信号に対応付けて設けられて、分波器の取り出した光信号を受信側に伝送するシングルモード光ファイバとを備えるという構成を採る。
分波器とシングルモード光ファイバとを接続させることで構成される光伝送システムでは、通常、スーパールミネセンスダイオードを用いることになるが、スーパールミネセンスダイオードでは1Gbit/s程度の速度でしか直接変調をかけることができない。よって、この光伝送システムもその程度の速度に制限されることになる。
そこで、このような光伝送システムの光送信部に、高速での直接変調を可能にする本発明の半導体発光素子を用いることで、10Gbit/sまたはそれ以上の速度での光伝送システムの構築が可能になる。
以上説明したように、本発明の半導体発光素子によれば、干渉効果を抑圧可能とするピーク幅の広い、かつ比較的高さのそろった多波長のスペクトルを持つとともに、高速の直接変調を可能にする半導体発光素子を実現できるようになる。
そして、本発明の光伝送システムによれば、この特性を持つ本発明の半導体発光素子を用いることで、従来以上に長い距離での高速な光伝送を実現できるようになり、マルチモード光ファイバを用いる場合にも、10Gbit/sで300mの伝送が可能な光伝送システムを実現できるようになる。
以下、実施の形態に従って本発明を詳細に説明する。
先ず最初に、本発明を具備するファブリーペローレーザの構成について説明する。
図2に、本発明を具備するファブリーペローレーザ1の一実施形態例を図示する。
この図に示すように、本発明を具備するファブリーペローレーザ1は、光共振器の長さが約0.2mmと小さいことで10Gbit/sNRZ信号で変調可能な構造を有し、さらに、2つのへき開面10,11のそれぞれに、低反射率の多層反射膜12,13をコーティングするという構造を有している。
グレーティング自体に反射機能を有するDBRレーザやDFBレーザでは、低反射膜のコーティングが行われているが、グレーティングを持たないファブリーペローレーザでは低反射膜をコーティングする必要はないので、従来のファブリーペローレーザでは低反射膜をコーティングするようなことは行われていない。
これに対して、本発明を具備するファブリーペローレーザ1では、2つのへき開面10,11のそれぞれに、低反射率の多層反射膜12,13をコーティングするという構造を持つことに、その特徴がある。
さらに、本発明を具備するファブリーペローレーザ1では、光共振器長が0.5mm以上になると10Gbit/sでの変調は困難になることが知られているので、光共振器長が0.5mmよりも小さくなるように設計されている。
本発明を具備するファブリーペローレーザ1は、例えば、InGaAlAs系で構成されており、MQW(multiple quantum well)構成を持ち、量子井戸の数は10個である。量子井戸の数が大きいほど、光が活性層を通過する際のゲインは大きくなるが、量子井戸の数が10個程度の場合には、電流を十分に注入した際に光が活性層を通過する際のゲインは20dB程度である。
活性層は一様で、DFBレーザのようなグレーティングは持たない。チップサイズは0.4mm幅×0.2mm長である。活性層は0.2mmの長さに沿って形成され、この0.2mm長さ方向の両端(へき開面10,11)に、反射率0.5〜1%程度の多層反射膜12,13が形成される。
通常のファブリーペローレーザで用いるへき開面の反射率は30%程度であることから、この多層反射膜12,13の反射率はへき開面より大幅に低い。光が通過する際のゲイン20dB(=100倍)をこの反射率に乗じると、この積の値は、
0.005×100×0.005×100=0.25
0.01 ×100×0.01 ×100=1
というように0.25〜1程度である。
光が往復したときに増幅されないとレーザ発振しないため、レーザ発振に至るためには、この積が1を超えることが必要条件である。これから、本発明を具備するファブリーペローレーザ1では、レーザ発振にぎりぎり至るか至らない程度の構造になっている。また、この積が低すぎると、活性層で発生した光はほとんど往復することなく出射するために、一定の電流に対して光パワーが非常に弱いことになるが、本発明を具備するファブリーペローレーザ1では、光パワーもかなりな大きさを持つことになる。
このような構造に従って、本発明を具備するファブリーペローレーザ1では、100mA程度の電流が注入されると、図3に示すような発光スペクトルを持つ光を出力するように動作することになる。
この図3に示すピークに相当するところは、活性層を往復してちょうど波長の整数倍になるような波長(縦モードの波長)であり、このときには、複数回往復する光が全て強めあうために、光パワーが強い。また、谷に相当する波長の光は、活性層を複数回往復するときに弱めあってしまうために光パワーは弱くなっている。
多層反射膜12,13の反射率が0のときは、この凹凸は存在せず、反射率が高いほどこの凹凸は大きくなる。また、発振に達していないために、このピークの中で特に1つのピークが成長することがない。
すなわち、本発明を具備するファブリーペローレーザ1は、発光スペクトルは大きな凹凸を有するが(谷の深さはへき開面を用いたものよりも浅い)、各ピークの強度が比較的そろって、かつそれぞれのピークの幅が通常のレーザに比べて広い発光スペクトルを持つ半導体発光素子を実現することになる。
さらに、本発明を具備するファブリーペローレーザ1は、光共振器長が0.5mmよりも小さいことで、10Gbit/sよりも高速な直接変調が可能になっている。
このようにして、本発明を具備するファブリーペローレーザ1によれば、ピーク幅が広く、比較的高さのそろった多波長のスペクトルと高速の直接変調とを両立させた半導体発光素子を実現できるようになる。
図4に、本発明を具備するファブリーペローレーザ1の他の実施形態例を図示する。
図2に示す実施形態例では、2つのへき開面10,11のそれぞれに、低反射率の多層反射膜12,13をコーティングするという構成を採ったが、この図4に示す実施形態例では、一方のへき開面10にだけ、例えば3.3〜5%という低反射率の多層反射膜12をコーティングするという構成を採っている。もう一方のへき開面11には多層反射膜がコーディングされておらず、その反射率は30%程度になる。
この実施形態例に従う本発明を具備するファブリーペローレーザ1もまた、例えば、InGaAlAs系で構成されており、MQW構成を持ち、量子井戸の数は8個である。量子井戸の数が8個程度の場合には、電流を十分に注入した際に光が活性層を通過する際のゲインは10dB(=10倍)程度である。
このような構造を持つ場合、活性層を往復する際に光が得る増幅率は、
0.033×10×0.3×10=1
0.05 ×10×0.3×10=1.5
である。すなわち、光が活性層を往復する際に得るゲインは1〜1.5となっている。
この実施形態例では、電流を十分に注入した際に、発振点をわずかに超えた程度の状態になる。従って、図5に示すように、発光スペクトルのピークの幅は図3に示すものよりも細く、また、ピーク強度も図3に示すものよりばらついているが、両端面にへき開面を用いた場合と比較してピーク幅は太く、また、光ピークの強度も単一モードに集中しておらず、谷の深さも浅い。
このようにして、この実施形態例に従う本発明を具備するファブリーペローレーザ1によっても、ピーク幅が広く、比較的高さのそろった多波長のスペクトルと高速の直接変調とを両立させた半導体発光素子を実現できるようになる。
本発明を具備するファブリーペローレーザ1は、高速の直接変調が可能で、光パワーも大きいという特徴を持つことに加えて、完全にレーザ発振した状態よりもスペクトル幅が広いことから可干渉性が低いという特性を持つ。
これから、この可干渉性が低いという特性を使うことで、従来の光伝送システムが持つ問題の解決を図って、従来以上に長い距離での高速な光伝送を実現できるようになる。
図6に、本発明の適用される光伝送システムのシステム構成を図示する。
この図に示す光伝送システムは、シングルモード光ファイバ50を使って光送信部20とマルチモード光ファイバ40とを接続するとともに、シングルモード光ファイバ51を使って光受信部30とマルチモード光ファイバ40とを接続することで、光送信部20の生成する光信号を光受信部30に伝送するという構成を採るものであり、マルチモード光ファイバ40の中で可能な限り単一のモードを励起して光信号を伝送できるようにするとともに、伝送してくる途中で励起されてしまったいくつかのモードのうち、入射時に励起したのと同じ単一のモードだけを透過させることで、光信号の波形の劣化を最低限に抑えることができるようにすることを実現している。
この光伝送システムに対して本発明を適用する場合、光送信部20の備える光源として、本発明を具備するファブリーペローレーザ1を用いるという構成を採る。
この光伝送システムでは、上述したように、コヒーレントな光源を用いると、入射側のシングルモード光ファイバ50から出射した光がマルチモード光ファイバ40を伝送する際に様々なモードに分かれて伝播し、伝送途中に一部が元のモードに戻り、最後に出射側のシングルモード光ファイバ51でそのモードを取り出すことから様々な干渉効果を引き起こし、光信号のパワーや波形が環境などによって変動するという問題があった。
これに対して、光送信部20の備える光源として、多波長・ピーク幅の広い光源である本発明を具備するファブリーペローレーザ1を用いるという構成を採ることで、干渉効果を緩和し、この変動を抑圧することができ、よって安定な光伝送システムを実現することができるようになる。
図6に示す光伝送システムでは、シングルモード光ファイバ50を使って光送信部20とマルチモード光ファイバ40とを接続するとともに、シングルモード光ファイバ51を使って光受信部30とマルチモード光ファイバ40とを接続するという構成を採ったが、図7に示すように、特定のモードを励起するシングルモード光ファイバ50に代えて、シングルモード光ファイバ50と同一の機能を有するシングルモード型光伝送路80を使って、光送信部20とマルチモード光ファイバ40とを接続するとともに、特定のモードを透過させるシングルモード光ファイバ51に代えて、シングルモード光ファイバ51と同一の機能を有するシングルモード型光伝送路81を使って、光受信部30とマルチモード光ファイバ40とを接続するようにしてもよい。
ここで、図7(a)に示す一例では、シングルモード型光伝送路80として、所定の導波路長を持つ励起用シングルモード平面光波回路60と、その励起用シングルモード平面光波回路60と光送信部20とを接続する接続用マルチモード光ファイバ70aとで構成されるものを用い、シングルモード型光伝送路81として、所定の導波路長を持つ透過用シングルモード平面光波回路61と、その透過用シングルモード平面光波回路61と光受信部30とを接続する接続用マルチモード光ファイバ71aとで構成されるものを用いる構成を採っている。
一方、図7(b)に示す一例では、シングルモード型光伝送路80として、所定の導波路長を持つ励起用シングルモード平面光波回路60と、その励起用シングルモード平面光波回路60と光送信部20とを接続する接続用シングルモード光ファイバ70bとで構成されるものを用い、シングルモード型光伝送路81として、所定の導波路長を持つ透過用シングルモード平面光波回路61と、その透過用シングルモード平面光波回路61と光受信部30とを接続する接続用シングルモード光ファイバ71bとで構成されるものを用いる構成を採っている。
図8に、本発明の適用される他の光伝送システムのシステム構成を図示する。
この図に示す光伝送システムは、コネクタで接続されるマルチモード光ファイバ90を使って光送信部20と光受信部30とを接続することで、光送信部20の生成する光信号を光受信部30に伝送するという構成を採るものである。
この光伝送システムでは、伝送途中にコネクタによる軸ずれが生じているので、光信号を伝送する際に、モードの分解・結合による干渉効果が生じ、光信号のパワーと波形の変動を招くことになる。
これに対して、光送信部20の備える光源として、多波長・ピーク幅の広い光源である本発明を具備するファブリーペローレーザ1を用いるという構成を採ることで、干渉効果を緩和し、この変動を抑圧することができ、よって安定な光伝送システムを実現することができるようになる。
図9に、本発明の適用される他の光伝送システムのシステム構成を図示する。
この図に示す光伝送システムは、光送信部20の出力する光信号を分波器100によって分波して、その分波した光信号のそれぞれを、n本のシングルモード光ファイバ200-i(i=1〜n)を使って、それぞれのシングルモード光ファイバ200-iに対応付けられる光受信部30-i(i=1〜n)に伝送するという構成を採るものである。
従来では、この光伝送システムを構築する場合、光送信部20の光源として、スーパールミネセンスダイオードを用いるという構成を採っているが、スーパールミネセンスダイオードでは1Gbit/s程度の速度でしか直接変調をかけることができない。よって、この光伝送システムもその程度の速度に制限されることになる。
これに対して、光送信部20の備える光源として、高速での直接変調を可能にする本発明を具備するファブリーペローレーザ1を用いるという構成を採ることで、10Gbit/sまたはそれ以上の速度での光伝送システムの構築が可能になる。
本発明の半導体発光素子の動作領域を示す図である。 本発明を具備するファブリーペローレーザの一実施形態例である。 本発明を具備するファブリーペローレーザの発光スペクトルの説明図である。 本発明を具備するファブリーペローレーザの他の実施形態例である。 本発明を具備するファブリーペローレーザの発光スペクトルの説明図である。 本発明の適用される光伝送システムのシステム構成を示す図である。 本発明の適用される光伝送システムのシステム構成を示す図である。 本発明の適用される光伝送システムのシステム構成を示す図である。 本発明の適用される光伝送システムのシステム構成を示す図である。 従来のファブリーペローレーザの特性を示す図である。
符号の説明
1 ファブリーペローレーザ
10 へき開面
11 へき開面
12 多層反射膜
13 多層反射膜

Claims (9)

  1. 平行に向かい合う2つのへき開面によって光共振器が構成されて、注入電流に応答してレーザ発振する構造を有する半導体発光素子であって、
    いずれか一方又は双方のへき開面に、へき開面よりも低い反射率を有する反射層が形成されて、上記レーザ発振で得られる発振波長の波長幅よりも大きな波長幅を持つ縦モードに分離された光を発光するように構成されることを、
    特徴とする半導体発光素子。
  2. 請求項1に記載の半導体発光素子において、
    上記光共振器が、所定の伝送速度よりも速い伝送速度での直接変調を可能にする長さのもので構成され、
    かつ、上記光共振器を往復するときのゲインをg、いずれか一方又は双方のへき開面に上記反射層が形成された場合の2つの端面の反射率をそれぞれR1,R2 で表すならば、g×R1 ×R2 の値が、上記レーザ発振で得られる発振波長の波長幅よりも大きな波長幅を持つ縦モードに分離された光の発光を実現することになる値の範囲にあることを、
    特徴とする半導体発光素子。
  3. 請求項2に記載の半導体発光素子において、
    上記光共振器の長さが0.5mmよりも小さいことを、
    特徴とする半導体発光素子。
  4. 請求項2に記載の半導体発光素子において、
    上記g×R1 ×R2 の値が0.1〜2の値の範囲に入ることを、
    特徴とする半導体発光素子。
  5. 請求項2に記載の半導体発光素子において、
    上記反射層の反射率が5%よりも小さいことを、
    特徴とする半導体発光素子。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の半導体発光素子において、
    上記反射層として誘電体多層膜を用いることを、
    特徴とする半導体発光素子。
  7. 平行に向かい合う2つのへき開面によって光共振器が構成されて、注入電流に応答してレーザ発振する構造を有して、いずれか一方又は双方のへき開面に、へき開面よりも低い反射率を有する反射層が形成されて、該レーザ発振で得られる発振波長の波長幅よりも大きな波長幅を持つ縦モードに分離された光を発光するように構成される半導体発光素子を使って光信号を生成する光送信部と、
    上記光送信部に接続され、複数のマルチモード光ファイバがコネクタにより接続されることで構成されて、上記光送信部の生成した光信号を受信側に伝送する光伝送路とを備えることを、
    特徴とする光伝送システム。
  8. 平行に向かい合う2つのへき開面によって光共振器が構成されて、注入電流に応答してレーザ発振する構造を有して、いずれか一方又は双方のへき開面に、へき開面よりも低い反射率を有する反射層が形成されて、該レーザ発振で得られる発振波長の波長幅よりも大きな波長幅を持つ縦モードに分離された光を発光するように構成される半導体発光素子を使って光信号を生成する光送信部と、
    上記光送信部に接続され、上記光送信部の生成した光信号を入射して特定のモードを励起する第1のシングルモード型光伝送路と、
    上記第1のシングルモード型光伝送路に接続され、上記第1のシングルモード型光伝送路から出射される光信号を受信側に伝送するマルチモード光ファイバと、
    上記マルチモード光ファイバに接続され、上記マルチモード光ファイバを伝送されてくる光信号を入射して、上記第1のシングルモード型光伝送路が励起したモードの光信号を抽出する第2のシングルモード型光伝送路とを備えることを、
    特徴とする光伝送システム。
  9. 平行に向かい合う2つのへき開面によって光共振器が構成されて、注入電流に応答してレーザ発振する構造を有して、いずれか一方又は双方のへき開面に、へき開面よりも低い反射率を有する反射層が形成されて、該レーザ発振で得られる発振波長の波長幅よりも大きな波長幅を持つ縦モードに分離された光を発光するように構成される半導体発光素子を使って光信号を生成する光送信部と、
    上記光送信部に接続され、上記光送信部の生成した光信号を分波することで上記縦モードに分離された光の光信号を取り出す分波器と、
    上記分波器に接続され、上記分波器の取り出したそれぞれの光信号に対応付けて設けられて、上記分波器の取り出した光信号を受信側に伝送するシングルモード光ファイバとを備えることを、
    特徴とする光伝送システム。
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