JP2006032509A - 半導体発光素子及びそれを用いた光伝送システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の半導体発光素子は、平行に向かい合う2つのへき開面のいずれか一方又は双方に、へき開面よりも低い反射率を有する反射層を形成するという構成を採る。この構成に従って、光共振器におけるゲインを下げることができることで、LEDと半導体レーザとの中間的な状態での発光を実現でき、これにより、ピーク幅が広く、比較的高さのそろった多波長のスペクトルと高速の直接変調とを両立させた半導体発光素子を実現できるようになる。そして、本発明の光伝送システムは、光送信部の光源として、このような特性を持つ半導体発光素子を用いることで、モードの分解・結合による干渉効果を抑え、従来以上に長い距離での高速な光伝送を実現できるようになる。
【選択図】図2
Description
米国特許US6185346 沼居貴陽「半導体レーザー工学の基礎」(丸善,1996)
上記の目的を達成するために、本発明の半導体発光素子は、平行に向かい合う2つのへき開面によって光共振器が構成されて、注入電流に応答してレーザ発振するという構造を採るときにあって、いずれか一方又は双方のへき開面に、へき開面よりも低い反射率を有する反射層(例えば、誘電体多層膜で構成されて5%よりも小さい反射率を持つ)が形成されて、レーザ発振で得られる発振波長の波長幅よりも大きな波長幅を持つ縦モードに分離された光を発光するという構成を採る。
〔2−1〕複数のマルチモード光ファイバがコネクタにより接続されることで構成される光伝送システム
上記の目的を達成するために、本発明の光伝送システムは、本発明の半導体発光素子を使って光信号を生成する光送信部と、光送信部に接続され、複数のマルチモード光ファイバがコネクタにより接続されることで構成されて、光送信部の生成した光信号を受信側に伝送する光伝送路とを備えるという構成を採る。
上記の目的を達成するために、本発明の光伝送システムは、本発明の半導体発光素子を使って光信号を生成する光送信部と、光送信部に接続され、光送信部の生成した光信号を入射して特定のモードを励起する第1のシングルモード型光伝送路と、第1のシングルモード型光伝送路に接続され、第1のシングルモード型光伝送路から出射される光信号を受信側に伝送するマルチモード光ファイバと、マルチモード光ファイバに接続され、マルチモード光ファイバを伝送されてくる光信号を入射して、第1のシングルモード型光伝送路が励起したモードの光信号を抽出する第2のシングルモード型光伝送路とを備えるという構成を採る。
上記の目的を達成するために、本発明の光伝送システムは、本発明の半導体発光素子を使って光信号を生成する光送信部と、光送信部に接続され、光送信部の生成した光信号を分波することで縦モードに分離された光の光信号を取り出す分波器と、分波器に接続され、分波器の取り出したそれぞれの光信号に対応付けて設けられて、分波器の取り出した光信号を受信側に伝送するシングルモード光ファイバとを備えるという構成を採る。
0.005×100×0.005×100=0.25
0.01 ×100×0.01 ×100=1
というように0.25〜1程度である。
0.033×10×0.3×10=1
0.05 ×10×0.3×10=1.5
である。すなわち、光が活性層を往復する際に得るゲインは1〜1.5となっている。
10 へき開面
11 へき開面
12 多層反射膜
13 多層反射膜
Claims (9)
- 平行に向かい合う2つのへき開面によって光共振器が構成されて、注入電流に応答してレーザ発振する構造を有する半導体発光素子であって、
いずれか一方又は双方のへき開面に、へき開面よりも低い反射率を有する反射層が形成されて、上記レーザ発振で得られる発振波長の波長幅よりも大きな波長幅を持つ縦モードに分離された光を発光するように構成されることを、
特徴とする半導体発光素子。 - 請求項1に記載の半導体発光素子において、
上記光共振器が、所定の伝送速度よりも速い伝送速度での直接変調を可能にする長さのもので構成され、
かつ、上記光共振器を往復するときのゲインをg、いずれか一方又は双方のへき開面に上記反射層が形成された場合の2つの端面の反射率をそれぞれR1,R2 で表すならば、g×R1 ×R2 の値が、上記レーザ発振で得られる発振波長の波長幅よりも大きな波長幅を持つ縦モードに分離された光の発光を実現することになる値の範囲にあることを、
特徴とする半導体発光素子。 - 請求項2に記載の半導体発光素子において、
上記光共振器の長さが0.5mmよりも小さいことを、
特徴とする半導体発光素子。 - 請求項2に記載の半導体発光素子において、
上記g×R1 ×R2 の値が0.1〜2の値の範囲に入ることを、
特徴とする半導体発光素子。 - 請求項2に記載の半導体発光素子において、
上記反射層の反射率が5%よりも小さいことを、
特徴とする半導体発光素子。 - 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の半導体発光素子において、
上記反射層として誘電体多層膜を用いることを、
特徴とする半導体発光素子。 - 平行に向かい合う2つのへき開面によって光共振器が構成されて、注入電流に応答してレーザ発振する構造を有して、いずれか一方又は双方のへき開面に、へき開面よりも低い反射率を有する反射層が形成されて、該レーザ発振で得られる発振波長の波長幅よりも大きな波長幅を持つ縦モードに分離された光を発光するように構成される半導体発光素子を使って光信号を生成する光送信部と、
上記光送信部に接続され、複数のマルチモード光ファイバがコネクタにより接続されることで構成されて、上記光送信部の生成した光信号を受信側に伝送する光伝送路とを備えることを、
特徴とする光伝送システム。 - 平行に向かい合う2つのへき開面によって光共振器が構成されて、注入電流に応答してレーザ発振する構造を有して、いずれか一方又は双方のへき開面に、へき開面よりも低い反射率を有する反射層が形成されて、該レーザ発振で得られる発振波長の波長幅よりも大きな波長幅を持つ縦モードに分離された光を発光するように構成される半導体発光素子を使って光信号を生成する光送信部と、
上記光送信部に接続され、上記光送信部の生成した光信号を入射して特定のモードを励起する第1のシングルモード型光伝送路と、
上記第1のシングルモード型光伝送路に接続され、上記第1のシングルモード型光伝送路から出射される光信号を受信側に伝送するマルチモード光ファイバと、
上記マルチモード光ファイバに接続され、上記マルチモード光ファイバを伝送されてくる光信号を入射して、上記第1のシングルモード型光伝送路が励起したモードの光信号を抽出する第2のシングルモード型光伝送路とを備えることを、
特徴とする光伝送システム。 - 平行に向かい合う2つのへき開面によって光共振器が構成されて、注入電流に応答してレーザ発振する構造を有して、いずれか一方又は双方のへき開面に、へき開面よりも低い反射率を有する反射層が形成されて、該レーザ発振で得られる発振波長の波長幅よりも大きな波長幅を持つ縦モードに分離された光を発光するように構成される半導体発光素子を使って光信号を生成する光送信部と、
上記光送信部に接続され、上記光送信部の生成した光信号を分波することで上記縦モードに分離された光の光信号を取り出す分波器と、
上記分波器に接続され、上記分波器の取り出したそれぞれの光信号に対応付けて設けられて、上記分波器の取り出した光信号を受信側に伝送するシングルモード光ファイバとを備えることを、
特徴とする光伝送システム。
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JP2004206755A JP2006032509A (ja) | 2004-07-14 | 2004-07-14 | 半導体発光素子及びそれを用いた光伝送システム |
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JP2004206755A Pending JP2006032509A (ja) | 2004-07-14 | 2004-07-14 | 半導体発光素子及びそれを用いた光伝送システム |
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2004
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