JP2006031655A - インターネット商品販売システム、プログラム - Google Patents

Abstract

【課題】 インターネットでのショッピングにおけるショッピングカートの内容をウェブブラウザにツールバーとして常に表示することにより、システムを利用し商品を購入するユーザの利便性を高める。
【解決手段】 商品販売システムはユーザの利用するウェブブラウザ１にショッピングカートの内容を常時表示するツールバー１１を表示することにより、ブラウズ画面１２で表示されているウェブコンテンツの内容に影響されずに買い物内容を常に確認でき、合計金額などを確認でき、また製品の詳細などを別のウェブコンテンツにて確認したのちツールバーを操作することで商品の購入サイトに戻ることが可能となり興味のある製品に関して十分な理解を得てから購入を判断することができる。
【選択図】 図１

Description

発明の詳細な説明

本発明はユーザがウェブブラウザを使ってインターネットを介して商品販売サーバに接続し商品を仮想の買い物カゴに入れながら商品購入を行うことを可能とする商品販売システムにおいて、商品購入の利便性を高めるためのツールバーをユーザのウェブブラウザ画面に表示する手段を備える商品販売システムおよびそのプログラムに関する。

従来インターネットでウェブブラウザを使用して商品購入を行う場合、仮想の買い物カゴに商品を入れながら買い物を行うことが知られている。一般的に商品を選択するためのウェブページと、買い物カゴの中身を確認するためのウェブページは別のページとなっている。

発明が解決しようとする課題

商品を選択するページと買い物カゴの内容を確認するページが別のページとなっているために、ユーザは商品購入のために両方のページを行き来する作業は操作が煩雑になりがちであり、購入商品の選択中に今まで買い物カゴにいれた商品を忘れてしまい必要でないものまで購入したり、あるいは買い忘れが生じたりしていた。また商品の詳細を調べるなどのために商品購入サイトから別のサイトに移動してしまうと、買い物が中断されてしまい商品購入サイトに戻るために面倒な作業が生じたり、全ての購入作業をやり直したりする必要が生じることがあった。

本発明はこのようなユーザにとっての煩雑な作業を軽減することにより、快適なオンラインショッピングを実現する商品販売システムの提供を目的としており、さらに現在またコンピュータをこのような商品販売システムとして機能させるためのプログラムの提供を目的とする。

課題を解決するための手段および効果

上述の目的を達成するために、本発明は商品販売サイトの利用の利便性を高めるための機能を有したツールバーをユーザが利用するウェブブラウザに常時表示し、そのツールバーに買い物カゴの状態を常時表示することを特徴とする商品販売システムを構成する。またツールバーはウェブブラウザとの結合を解除することで単体のウィンドウとして表示することも可能であり、ウェブブラウザの視認性を損なわずに利用が可能である。この機能により、ユーザは購入する商品について常に確認することができ、また商品写真を表示することにより、買い間違いなどを防ぐのに役立つ。

また本発明に含まれるツールバーは、買い物カゴにいれた物品の一覧を表示する他、送料手数料の表示、税金の表示、合計総額の表示など金額にかかわる表示のほか、商品購入により得られる割引ポイントの表示など購入にかかわる情報を表示することができる。この機能によりユーザは予算にあわせた商品の購入を行うことができ、安心して商品を選択することができる。

また本発明に含まれるツールバーは、買い物カゴにいれたそれぞれの商品の購入個数をユーザが任意に変更できるほか、それぞれの商品の購入を個別にあるいは一括して取り消す機能をもつことができる。

また本発明に含まれるツールバーは、買い物カゴにいれた商品の購入を決定し、注文情報を商品販売サイトに送信することができる。これらの機能により商品購入のための主な機能がツールバーに集約されるためユーザの利便性を増すことが可能である。

また本発明に含まれるツールバーは、買い物カゴに商品を追加する際に、商品の写真あるいは名称をツールバーの商品表示領域にドラッグする方法、商品の写真あるいは名称あるいは買い物カゴに追加等の表記をしたボタンをクリックする方法、の複数の方法を用いて追加する機能を備えることができる。この機能によりユーザは感覚的にわかりやすい操作でかつ迅速に商品を買い物カゴにいれることができる。

また本発明に含まれるツールバーは、ウェブブラウジング画面において商品販売サイト以外のサイトが表示されている場合であってもウェブブラウジング画面の表示を商品販売サイトの画面にユーザによる簡易な操作で遷移させる機能を備えることができる。この機能によりユーザは商品の購入中に他のウェブページ等で商品の詳細の調査を行ったり、価格の比較を行ったりしたあと、容易に商品販売サイトに戻って商品購入を継続することができる。またほかのウェブページを閲覧している間であっても、買い物カゴの内容を確認し、ユーザの操作により商品の購入を実行することが可能である。

また本発明に含まれるツールバーは、買い物カゴの中の商品の一覧表示の写真および名称あるいは詳細表示のボタンをクリックする操作により、ウェブブラウジング画面の表示を各々の商品の詳細表示ページに遷移させる機能を備えることができる。この機能により、ユーザが買い物カゴの中の商品の詳細を確認したいとき容易に商品の詳細表示ページを表示し内容を確認できる。

また本発明に含まれるツールバーは、単一の商品の写真あるいは名称をツールバーの特定の領域にドラッグする方法を用いて商品を買い物カゴに一時的に入れることなく決済処理手順に移行する機能を備えることができる。この機能によりユーザは感覚的にわかりやすい操作でかつ迅速に商品を購入することができる。

また本発明に含まれるツールバーは、商品の写真あるいは名称をツールバーの買い物カゴ表示領域とは別に用意された、ユーザ固有のお気に入り商品リスト表示領域にドラッグすることで、お気に入り商品リストに商品を登録する機能を備えることができる。また追加した商品を表示し、個別にリストから削除する機能を備えることができる。この機能によりユーザは気になる商品をリストアップしておくことで、十分に商品について検討してから購入するかどうかを決定することができる。

また本発明に含まれるツールバーは、今までに発注した商品の履歴を表示する機能を備えることができる。また発注した商品が取り消し可能期間内であれば、ユーザの操作により発注を取り消す機能を備えることができる。この機能により間違って注文してしまった商品を取り消すことが可能となり、操作ミスなどによる誤注文の際にもユーザが対処することができる。

また本発明に含まれるツールバーの機能はユーザのウェブブラウザの拡張機能として実行されるため、商品販売サーバと最低限の情報のやり取りで動作することが可能である。そのため多くの既存の商品販売システムに対して小さな変更で同等の機能を提供することが可能である。

以上の本発明に含まれるツールバーの機能と商品販売サーバの協調動作により、商品販売サイト利用の利便性を高め、ユーザにとって操作しやすくわかりやすい商品販売サイトの提供を特徴とする商品販売システムを構成する。

本発明であつかうツールバー１１とはユーザが商品販売サイトを利用するために用いるウェブブラウザ１の拡張機能として、サーバからダウンロードあるいは各種記憶媒体に記録された形でユーザの利用するコンピュータに対して読み込まれインストールされるプログラムであり、ウェブブラウザの一部に表示領域を確保し表示されるウェブブラウザ１の拡張機能である。ウェブブラウジング領域１２の表示状態を取得することでき、またユーザがウェブブラウジング領域に行った操作を取得することができる。このツールバー領域１１はウェブブラウザ１の外部に表示領域を確保し独立して表示する機能を備えることもできる。

ウェブブラウジング領域１２とはユーザがウェブブラウザ１に対して指定したインターネットに存在するウェブコンテンツを表示するための表示領域である。ユーザの操作により、本発明の商品販売システムの提供する商品販売サイトのコンテンツに制限されずに任意のコンテンツを表示することが可能である。

本発明で扱う買い物カゴとはインターネットでのショッピングにおいて、会計前の購入予定商品を格納しておくための仮想的な概念であり、実質的には製品一覧を一時的に保持するための記憶領域である。このデータにはツールバープログラム内に格納されているものと、サーバシステム内に格納されているものがある。主にユーザ側の操作において、買い物カゴに商品を追加することをカゴに入れる、買い物カゴの商品を削除することをカゴから出すと表現する場合がある。また本発明で扱うツールバープログラムを買い物カゴツールバーと呼称する。

本発明は図２で示される物品販売システムにおいて使用されるものである。図２は商品販売サーバ２３と商品販売データベース２４で構成された商品販売サーバシステム２５に、ユーザがクライアントコンピュータ２１を用いてインターネット通信網２２を介して接続する一般的な物品販売システムの利用環境を簡潔にあらわしたものである。実際の利用環境にあっては、複数のクライアントコンピュータ２１がインターネットを介して商品販売サーバシステム２５に同時に接続してもよい。また大規模な商品販売サイトにおいては複数の商品販売サーバ２３および複数の商品販売データベース２４を組み合わせたサーバ群で商品販売サーバシステム２５を構成してもよい。また通信網にインターネット通信網２２ではなくローカルエリアネットワークを使うことで社内物品調達用途に適用してもよい。

一般に従来の商品販売システムでは商品販売サーバシステム２５はクライアントコンピュータ２１上で実行されるウェブブラウザ１を用いたユーザの要求に応じて、ウェブサーバの機能を提供しＨＴＴＰあるいはＨＴＴＰＳのプロトコルを利用して、商品販売に関する情報をクライアントコンピュータ２１に提供する機能を有する。前記機能にはユーザ登録、商品検索、商品一覧、商品詳細、買い物カゴの中身表示、購入商品確定、決済情報登録、注文情報確認、注文取り消しの画面情報を提供することが含まれる。クライアントコンピュータ２１は商品販売サーバ２３から得られた情報をウェブブラウジング領域１２に表示する。

本発明における商品販売システムでは商品販売サーバシステム２５は上記の機能に加えて、買い物カゴツールバー領域１１をウェブブラウザ１に表示するためのプログラムをインターネットを介してウェブブラウザ１に送信する機能を備える。さらにツールバーと協調動作して商品販売を行うための機能を備える。この機能にはＨＴＴＰ、ＨＴＴＰＳあるいは任意のインターネットプロトコルを利用して、買い物カゴの中身情報、各商品の基本情報および詳細情報、手数料情報、金額情報、ポイント情報を、買い物カゴツールバーに送信する機能と、買い物カゴツールバーから情報を受け取り購入商品の確定、注文の確定、注文の決済、履歴情報の送信、注文の取り消しを実行する機能を備える。なおこれらの機能は従来の商品販売システムに追加して配備することが可能であり、買い物カゴツールバーを使用しない場合でも従来の機能をそのまま利用可能である。なお本書中ではＨＴＴＰ、ＨＴＴＰＳあるいは任意のインターネットプロトコルを利用して、ＨＴＭＬ、ＸＭＬ、その他のテキストフォーマット、その他のバイナリフォーマットのデータを送信することを通知を送信すると表現し、またこのデータを受信することを通知を受信すると表現することがある。通信プロトコルおよびデータフォーマットは既存のシステムと適合する形で任意に選択してよい。

本システムは以下のようにウェブブラウザ１、買い物カゴツールバーおよび商品販売サーバシステム２５が協調して動作することにより実行される商品販売システムである。

ユーザはウェブブラウザ１を用いて接続した商品販売サイトにおいて、買い物カゴツールバーのインストールプログラムをクライアントコンピュータ２１にダウンロードし、実行することによりクライアントコンピュータ２１の補助記憶装置に保存し、ウェブブラウザの起動設定情報に買い物カゴツールバーの起動情報を追加する。

ウェブブラウザ１は起動時に自動的に買い物カゴツールバーのプログラムを実行し、買い物カゴツールバー領域１１を表示する。図３は買い物カゴツールバーの表示内容の一例である。図３の買い物カゴツールバーはユーザの操作により図４のように縮小表示可能としてもよい。また図４において表示領域に余裕がある場合は商品名や単価等の商品情報を買い物カゴ概要表示３２に併記あるいは置き換えて表示してもよい。

ウェブブラウザ１に買い物カゴツールバー３が表示されている状態でユーザは通常通りウェブブラウジング領域１２にてウェブコンテンツを閲覧可能である。

ユーザはツールバータイトル３１をクリックすることで、ウェブブラウジング領域１２に商品販売サイトの内容を表示することができる。

買い物カゴツールバーはウェブブラウジング領域に商品販売サイトのコンテンツが表示されているか否かを判断し、表示されている内容が商品販売サイトの場合、商品のドラッグおよびクリック操作を受け付ける。商品販売サイト以外のサイトが表示されている場合でも買い物カゴ内の商品に対しての確認や数量変更、取り消しの作業は行える。

従来の商品販売システムの商品一覧ページあるいは商品詳細ページ等の購入可能な商品を表示するページはＨＴＭＬで表現されており、ウェブブラウザによってＨＴＭＬタグが解釈されウェブブラウジング領域に表示される。本発明の商品販売システムでは、商品の写真画像および商品名テキスト、カゴに追加ボタンなどをあらわすＨＴＭＬタグの属性情報として商品コードを埋め込むことで、商品の判別を可能にする。この埋め込まれた商品コードは表示には影響を与えない。

買い物カゴツールバーはウェブブラウジング領域１２からのドラッグ操作について監視を行い、買い物カゴツールバー領域３にウェブブラウジング領域１２より商品コードが埋め込まれた商品写真および商品名がドラッグされると、買い物カゴツールバーはドラッグされたイベント情報から商品コード情報を取得し、商品販売サーバ２３に対して商品コード情報通知を送信する。商品販売サーバ２３は当該商品の商品情報を商品販売データベース２４より抽出し、買い物カゴツールバーに対して商品情報通知を送信する。商品販売サーバ２３から通知される商品情報は、商品コード、単価、手数料、解説、詳細ページのＵＲＬで構成される。買い物カゴツールバーが図３の通常表示の場合、買い物カゴツールバーは商品販売サーバ２３より受信した商品情報通知を元に、商品写真表示３４、商品名表示３５、商品単価表示３６、商品数量表示３７、購入取り消しボタン３８を買い物カゴ商品表示領域３３に表示する。買い物カゴツールバーが図３の縮小表示の場合、表示領域に余裕があれば商品名を買い物カゴ概要表示３２とともに表示する。また追加された商品情報にしたがって、買い物カゴ概要表示３２および集計領域３９内の金額、数量などを更新表示する。なお取得した商品コードの商品がすでに買い物カゴに存在する場合は、通信を行わずに商品数量入力３７に１を加えて表示する方法で実現してもよい。商品販売サーバ２３が購入代金に充当できるポイント等の付加情報を備える場合、商品販売サーバ２３が買い物カゴツールバーに通知を送信する際に通知データに付加情報を加えることにより、各商品概要欄および集計領域３９内にポイント情報などの不可情報を表示してもよい。

買い物カゴツールバーはウェブブラウジング領域１２中のクリック操作について監視を行い、ＨＴＭＬに埋め込まれた商品コード情報に対応付けられた写真画像、商品名、カゴに追加ボタンがクリックされたことを検知し、ドラッグによる追加と同様のステップで買い物カゴ商品表示領域３３に追加表示を行う。

買い物カゴツールバーは商品数量入力ボックス３７の数値をユーザが変更することにより、購入数量を任意に変更可能である。ユーザにより購入数量が変更された場合、集計領域３９の集計結果を再計算し、必要であれば商品販売サーバ２３に対して数量の変更通知を送信する。なお、数量が０に設定された場合、そのまま数量０としてリストに残すか、リストから削除するかはシステム毎に任意に設定可能としてもよい。商品数量入力ボックス３７は１つ追加ボタン、１つ削除ボタンを備え、簡易な操作で数量を操作できるようにしてもよい。

買い物カゴツールバーは購入取り消しボタン３８をユーザがクリックすることで、買い物カゴリストから商品を個別に削除可能である。ユーザにより購入数量が変更された場合、集計領域３９の集計結果を再計算し、必要であれば商品販売サーバ２３に対して商品削除の通知を送信する。

買い物カゴツールバーは購入ボタン４０をユーザがクリックすることで、現在買い物カゴリストに入っている商品の一覧通知を商品販売サーバ２３に送信し、ウェブブラウジング領域１２の表示を購入の確認および決済のページに遷移させる。

買い物カゴツールバーは買い物カゴ商品表示領域３３の商品写真表示３４、商品名表示３５あるいは詳細表示ボタン部分をクリックすることで、ウェブブラウジング領域１２の表示を該当する商品の詳細情報ページに遷移させる。

買い物カゴツールバーは、買い物カゴに購入する商品を入れるほか、購入検討中の商品をお気に入り商品として登録する機能を備えてもよい。図５はお気に入り商品の機能を備えた場合の買い物カゴツールバーの表示例である。通常の買い物カゴ表示とお気に入り表示を切り替えるための買い物カゴ切り替えタブ５１とお気に入り切り替えタブ５２が備えられており、このタブをクリックすることで商品表示領域の内容を切り替えることができる。またこの表示切り替えはポップアップメニューなどを用いて実現してもよい。お気に入りへ商品を追加する方法は、ウェブブラウジング領域１２より商品コードが埋め込まれた商品写真および商品名をお気に入り商品表示領域５４にドラッグしておこなう。買い物カゴにドラッグしたときと同様に、商品販売サーバ２３から商品データを取得して表示を行う。

お気に入りリストに表示された商品は、この商品をカゴへボタン５５をクリックすることで買い物カゴ商品リストに個別に転記する機能を備えてもよい。また全てカゴへボタン５７をクリックすることでお気に入りリストに入っている全ての商品を一括して買い物カゴ商品リストに転記する機能を備えることができる。リストから削除ボタン５６をクリックすることでお気に入り内の商品を個別にリストから削除する機能を備えることができる。

買い物カゴツールバーは、単一の商品を購入する場合買い物カゴに商品を追加せずに直接決済手順に移行する手段を提供してもよい。図７は単一商品を直接決済する機能を備えた買い物カゴツールバー領域の表示例である。単一商品直接決済機能を備えた買い物カゴツールバー領域７は単一商品ドラッグ領域７１を備えることを特徴とする。単一商品ドラッグ領域７１にウェブブラウジング領域１２より商品コードが埋め込まれた商品写真および商品名がドラッグされると、買い物カゴツールバーはドラッグされたイベント情報から商品コード情報を取得し、商品販売サーバ２３に当該商品を直接決済する通知を送信し、商品販売サーバ２３は決済処理画面をＨＴＭＬデータとしてユーザのウェブブラウザに送信し、ウェブブラウザはＨＴＭＬデータを解釈しウェブブラウジング領域１２に決済処理画面を表示する。

買い物カゴツールバーは、以前に購入した商品の履歴リストを表示する機能を備えてもよい。図６は購入履歴表示機能を備えた場合の買い物カゴツールバーの表示例である。通常の買い物カゴ表示と購入履歴表示を切り替えるための買い物カゴ切り替えタブ５１と購入履歴切り替えタブ５３が備えられており、このタブをクリックすることで買い物カゴ商品表示領域３３と購入履歴表示領域６１の内容を切り替えることができる。買い物カゴツールバーは、購入履歴表示領域６１が表示されるとき、商品販売サーバ２３に購入履歴情報の要求通知を送信し、商品販売サーバ２３は買い物カゴツールバーに購入履歴情報を送信し、買い物カゴツールバーは購入履歴情報を元に購入履歴表示領域６１の内容を表示する。商品販売サーバ２３が送信する購入履歴情報には購入日時情報、購入品目情報、価格情報、発注状況情報、発注取り消し情報を含み、それぞれのデータは購入日表示６２、商品名表示６３、価格表示６４、発注状況表示６５、発注取り消し状況表示６６に対応する。データ転送量を軽減し動作を円滑に行うため、購入履歴情報の送受信は購入履歴表示領域６１を表示する際に行わず、あらかじめ送受信しておき、商品購入処理を行ったときに送受信する方法で実現してもよい。

買い物カゴツールバーは、購入履歴表示機能を備える場合、ユーザが以前に発注した商品の注文をキャンセルする機能を備えてもよい。この機能を備えるには購入履歴表示領域６１の表示を行う際その注文が注文の取り消し可能であるならば、発注取り消し状況表示６６を発注取り消しボタン６７に切り替えて出力する。ユーザにより発注取り消しボタン６７がクリックされると、買い物カゴツールバーは商品販売サーバ２３に当該注文のキャンセル通知を送信し、商品販売サーバ２３は通知を元に注文のキャンセル処理を行い、キャンセル処理の結果通知を買い物カゴツールバーに送信し、買い物カゴツールバーはキャンセル結果通知に従い購入履歴表示領域６１の表示を更新する。

本発明の機能の大部分は買い物カゴツールバーにより実現されており、商品販売サーバ２３は従来の商品販売システムに加えて買い物カゴツールバーとの連携通信機能を追加することで構成可能である。連携通信機能で行われる処理は、データの入出力形態以外は従来の商品販売システムで用いられていた機能と大きく異なることはなく、インターネットプロトコルとデータ形式は従来の実行形態にあわせて任意に設定可能であるため、本発明を従来の商品販売システムに追加して実施するのは容易である。

本発明のクライアント側表示イメージである。 本発明のシステム全体の稼動概要図である。 買い物カゴツールバー領域の表示例である。 買い物カゴツールバーを縮小表示した状態の表示例である。 リスト切り替えタブ付買い物カゴツールバー領域の表示例である。 購入履歴表示を行った買い物カゴツールバー領域の表示例である。 単一商品直接決済機能を備えた買い物カゴツールバー領域の表示例である。

符号の説明

１ ウェブブラウザ
１１ 買い物カゴツールバー領域
１２ ウェブブラウジング領域
２１ クライアントコンピュータ
２２ インターネット通信網
２３ 商品販売サーバ
２４ 商品販売データベース
２５ 商品販売サーバシステム
３ 買い物カゴツールバー領域
３１ ツールバータイトル
３２ 買い物カゴ概要表示
３３ 買い物カゴ商品表示領域
３４ 商品写真表示
３５ 商品名表示
３６ 商品単価表示
３７ 商品数量入力ボックス
３８ 購入取り消しボタン
３９ 集計領域
４０ 購入ボタン
４ 縮小表示した買い物カゴツールバー領域
５ リスト切り替えタブを備えた買い物カゴツールバー領域
５１ 買い物カゴ切り替えタブ
５２ お気に入り切り替えタブ
５３ 購入履歴切り替えタブ
５４ お気に入り商品表示領域
５５ この商品をカゴへボタン
５６ リストから削除ボタン
５７ 全てカゴへボタン
６ 購入履歴表示を行った買い物カゴツールバー領域
６１ 購入履歴表示領域
６２ 購入日表示
６３ 商品名表示
６４ 価格表示
６５ 発注状況表示
６６ 発注取り消し状況表示
６７ 発注取り消しボタン
７ 単一商品直接決済機能を備えた買い物カゴツールバー領域
７１ 単一商品ドラッグ領域

Claims (13)

1. ユーザがウェブブラウザを用いてインターネットを介して商品販売サーバに接続し商品を仮想の買い物カゴに入れながら商品を選別し商品購入を行うことを可能とする商品販売システムにおいて、買い物カゴに入れた商品の一覧を商品の名称、説明、写真、金額および数量の一部あるいは全部の項目に関して表示するツールバーをユーザのウェブブラウザ画面に表示する手段を備える商品販売システム。
2. 上記ツールバーにおいて、上記買い物カゴに入れた商品の送料、手数料、税額、および合計金額を表示する手段を備えた商品販売システム。
3. 上記ツールバーにおいて、上記買い物カゴに入れた商品の購入数量をユーザが変更し、あるいはユーザが購入を取りやめる手段を備えた商品販売システム。
4. 上記ツールバーにおいて、上記買い物カゴに入れた商品の注文をユーザが確定し、サーバに対して注文情報を送付する手段を備えた商品販売システム。
5. 上記ツールバーにおいて、購入金額に充当することができるポイントやクーポンなどを表示し、合計金額に反映させる手段を備えた商品販売システム。
6. 上記ツールバーにおいて、商品販売サイトに表示された写真、タイトル、あるいは買い物カゴに追加するためのボタンを商品販売サイトよりツールバーまでドラッグするか、商品販売サイト上でクリックすることにより買い物カゴに商品を追加させる手段を備えた商品販売システム。
7. 上記ツールバーにおいて、ユーザの操作によりウェブブラウジング画面の表示内容を他のウェブサイトの表示から商品販売サイトの表示に遷移させる手段を備えた商品販売システム。
8. 上記ツールバーにおいて、ユーザの操作によりウェブブラウジング画面の表示内容を買い物カゴの中のそれぞれの商品の詳細情報ページに遷移させる手段を備えた商品販売システム。
9. 上記ツールバーにおいて商品販売サイトに表示された写真、タイトルのいずれかをツールバーの特定の箇所までドラッグすることで、商品を買い物カゴに入れずに直接購入手続きの手順に進む手段を備えた商品販売システム。
10. 上記ツールバーにおいて、商品販売サイトに表示された写真、タイトルのいずれかをツールバーの特定の箇所までドラッグすることで、商品を買い物カゴとは別に用意された参照用のリストに追加、表示、削除する手段を備えた商品販売システム。
11. 上記ツールバーにおいて、最近購入した商品の履歴を表示する手段を備え、発注の取り消し可能な期間内であればユーザの操作により商品の注文を取り消すことを可能とする手段を備えた商品販売システム。
12. 従来の商品販売システムに、上記ツールバーの機能の追加および上記ツールバーとの通信を行い、請求項１〜９の商品販売システムと同等の機能を持たせた商品販売システム。
13. サーバコンピュータおよびクライアントコンピュータを請求項１〜１０のいずれかに記載した商品販売システムとして機能させるためのプログラム。

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